森崎 「あぐり王国in美唄! 美唄ということで焼き鳥ですか」
佐々木 「有名ですよね、でも違うんです。 美唄で何をやるか? それはあぐりっこが来てから 紹介しましょう!」
一斉に駆け出す あぐりっこ隊&河野
「イエーーイ!」
河野 「思いのほかの坂ですよ、ここ」
佐々木 「河野さん、なんか雪まみれですよ」
森崎 「あぐりでは 良くあることなんです」
河野 「4月なのに雪まみれです!」
佐々木 「美唄で取り上げる野菜のヒントです」
ヒント(1) 日本では北海道と長野県で盛んに栽培。
ヒント(2) 18世紀後半にオランダから日本に やってきました。 ヒント(3) 旨み成分【アスパラギン酸】が豊富-
あぐりっこ 「ハイ!わかった」
森崎 「じゃあみんなで…」
あぐりっこ 「アスパラガス!」
佐々木 「正解~」
森崎 「アスパラ好きな子いたね!」
アイラちゃん 「大好き!」
森崎 「あっ、みんなだ」
ユウトくん 「イヤだ!」
佐々木 「1つ目のキーワードは 【雪どけアスパラ】」
森崎 「どういうアスパラなんだろう。 気になるよね」
佐々木 「では雪どけアスパラを みなさんで調べに行きましょう」
一同 「わあー もうアスパラが育っている!」
あぐりっこ 「でかーい」
河野 「ふっとーい」
森崎 「まだ雪降ってるのに もうこんなに育っているんですね」
グリーンアスパラ生産者 西川 芳勝さん 「実は雪どけ水で育っているんです」
雪どけアスパラとは 雪解け水で育った 美唄産アスパラのこと。 2月下旬、 冬を越したアスパラの畑を除雪して ビニールハウスを設置して温めます。 そして雪が溶けてアスパラが成長。 この栽培方法によって 通常よりも一足早い三月下旬から 出荷することが出来るのです。
西川さん 「根っこの養分と雪どけ水で育っていて、 肥料はまだ何も入ってません」
早速収穫してみると… アスパラから溢れ出す水分!
森崎 「アスパラの涙~!」
河野 「わー したたるうー」
雪どけアスパラの特徴は そのやわらかさ。 今回は特別にそのまま食べると-
あぐりっこ 「すっごい甘い」
森崎 「さっきユウト アスパラ嫌いって言わなかった?」
ユウトくん 「甘くておいしい」
河野 「ずいぶんあっさりと克服したなあ!」
佐々木 「さて2つ目のキーワードは 【こもれび栽培】!?」
西川さん 「美唄市のアスパラの作り方を こもれび栽培といっています。 一般的には 立茎(りっけい)栽培と 言われています」
西川さん 「伸びた茎が光合成をして 根に養分を蓄え、 夏に新芽が出てくるんだよ」
こもれび栽培の長所は その出荷時期。 通常の露地栽培が終了した後の 7月上旬から9月下旬まで 出荷が可能なのです。
佐々木 「そして最後のキーワードは 【雪蔵美人】。 これは一体何でしょうか」
あぐりっこ 「???」
佐々木 「じゃあ 会いに行きましょう!」
「イエーイ!!」 勢いよく手を上げて ハウスに手が当たってしまった…
その瞬間
ハウス内側の結露の水滴が ザバーっと雨のように…
河野 「ビシャビシャだあー」
村井さん 「今は雪をコンテナに入れて 倉庫の中にいれる作業を していますよ」
一同 「わー入ったあー」
森崎 「迫力あるねー」
こうしてコンテナに詰めた雪は 倉庫の中へ運ばれていきました。 あぐりっこ隊も追跡潜入!
森崎 「すごい!コンテナが 積み上げられてる」
村井さん 「積んでいるコンテナの数は 約50個。トン数にして 50~55トンぐらいありますよ」
村井さん 「アスパラは水分が95% ぐらいあります。 ここの予冷庫は湿度が 85~90%なんです」
河野 「ってことは雪で冷やすと 湿度たっぷりだから イイんですね!」
森崎 「花嫁修行みたいなモノだね」
村井さん 「ここに入ることによって みなさん、 キレイになって出て行きます」
森崎 「河野くんのお姉ちゃんが まだ独身なので一回 ここに入れてもらってイイですか?」
河野 「ボクのお姉ちゃん大阪なのに わざわざここに来るんですか? ただ若干、 ボクと似ているんですよね」
村井さん 「入れる期間、 長いかもしれないですね!」
一同 「かわいい~~」
西川農場 西川 崇徳さん 「サフォークという品種です。 肉質が良いサウスダウン種と どんな気候に適応しやすい ノーフォーク種の かけ合わせた羊です」
森崎 「アスパラの一部分が 集まってくると聞いて ココに来たんですが…」
西川さん 「美唄のアスパラ選果場から アスパラの根元の部分を頂いてきて 羊たちにあげているんです」
森崎 「羊たちってアスパラ 食べるんですか?」
西川さん 「食べるんですよ」
森崎 「羊って紙を食べるんじゃ ないんですか!?」
西川さん 「ソレはヤギ!」
河野 「根本的に間違えていますよ」
エサのアスパラを羊に あたえるあぐりっこ- 「かわいい~」
森崎 「すごい勢い!」
西川さん 「年間で5tぐらい 食べているんですよ」
河野 「イイコトずくめですね! ちなみにこの羊たちは 何という名前ですか?」
西川さん 「アスパラひつじ!」
森崎 「ホントに?今作ったんじゃなくて?」
【アスパラひつじ】 ご購入はこちら- 株式会社 西川農場 TEL:0126-63-3801 HP: http://nishikawaf.free.makeshop.jp
美唄のとれたて アスパラを頂きます! ご紹介いただくのは JAびばい 女性部 高橋 志津子さん 「茹でるのが一番おいしいです。 塩を入れたお湯に 半分に切った下のほうを 先に入れて茹でます」
茹で上がったら 冷水にいれてます-
早速試食してみると-
ユウトくん 「オイシイ」
河野 「ユウト アスパラ嫌いじゃなかった?」
お次は アスパラのラム巻き
森崎 「みんなさっき羊みたね。 かわいかったね。 けど僕らその羊を食べちゃうんだよ。 でも僕らはお肉を食べて 生きているワケだ! 羊さんに感謝を込めて もう一回いただきますをして 食べましょう」
あぐりっこ 「いただきまーす」
河野 「ラムのイイ脂が アスパラを包み込んで アスパラにその脂がしみ込んで うまみがダブルハーモニーになって おし寄せてきます」
あぐりっこ 「羊さんに感謝しなきゃ!」
JA北海道中央会 「バケツ稲作り事務局」に ハガキかファクスに 必要事項を明記の上、 お早めに申し込みください。 申し込み先は- JA北海道中央会 バケツ稲作り事務局
〒060-0004 札幌市中央区北4条西1-1 FAX 011-222-3598
※郵便番号・住所・ 名前(団体や学校などは 名称と担当者名)、 電話番号・希望セット数を 明記して申し込んでください。
佐々木 「こんにちは! あぐり王国北海道に 仲間入りします! よろしくお願いします!」
森崎 「では早速ですが今日は一体 どんなテーマですか」
佐々木 「今回のテーマは、 【農業の未来を支える研究所】です!」
佐々木 「実はみんなに美味しく 食べてもらうため 品種改良もして 工夫しているのが 研究所なんです。 どんどん農業は今、 進化しているんです!」
森崎 「今週からのお姉さん 語りがアツイです!」
農業の未来を支える研究所- 一行が向かったのは ホクレン農業総合研究所。
佐々木 「みなさん目の前にあるジャガイモ よ~く見てください」
一同 「(じいーー)」
佐々木 「実は全て農業総合研究所で 品種改良された ジャガイモの品種なんです」
氏家 「春まき小麦の品種改良も 行っています。 【春よ恋】って品種はご存知ですか?」
森崎 「春まき小麦の 道内主力品種でシェアが 9割以上ですよね」
氏家 「主にパン用に使われる 北海道の主力品種ですが、 これも私たちが 開発した品種なんです!」
佐々木 「しかも品種改良 だけではないんです」
氏家さん 「全体で3つの仕事をしてます。 まず【作物生産研究】ですが、 長沼町や恵庭市にも 研究農場がありまして、 品種改良や栽培に関する 試験研究を行っています」
【食料研究】 適切な貯蔵方法や、 それぞれの品種に適した 調理や加工方法を研究して 食品の付加価値向上を目指す分野。
【食品検査分析】 食品の安全性を確保する分野。
食味試験コーナーに 入ってみると-
森崎 「スゴイ雰囲気! 区切られていて一人ずつ 座るようになってます。 ちゃんとお箸もあります」
早速一人ずつ席に座り 小窓をオープン! AとBに分かれた おイモを食べ比べます。
あぐりっこ 「Bのほうが甘い!」
森崎 「Bは黄色みがかってるよ」
氏家さん 「この試験を 10人~15人で何サイクルか 繰り返し行います。 今回は味だけでしたが 普段は【くずれる】【粘る】 などの食感なども みているんですよ」
森崎 「いつでも来ますんで 呼んでください!」
続いては貯蔵方法についてお勉強-
森崎 「みんな袋になんて書いてある?」
あぐりっこ 「よく ねた いも ??」
森崎 「えっ!! そのキャビンアテンダント 貯蔵によって-」
藤尾 「そのCAじゃないでしょ! どっか飛んで行っちゃう じゃないですか」
ジャガイモが甘くなるCA貯蔵。 その試験装置を見に行くと-
森崎 「なんか大きいのがあるよ」
藤尾 「貯蔵庫って書いてある」
森崎 「そもそもCAって何ですか」
ホクレン農業総合研究所 山下耕一郎さん 「英語のControlled Atmosphereと 言いまして-」
森崎 「あーなんだ。コントロールド アトムスフェアかあ」
藤尾 「んな知ってる訳ないでしょ! キャビンアテンダントって 言ってた人があ!」
森崎 「人間で言うとチョット 息苦しい状況ですよね。 わざとそういう状況に ジャガイモを置くことで?」
山下さん 「ジャガイモの芽が 出にくくなって、 糖分を蓄積して甘くなりますよ」
続いて一行が訪れた 岩見沢の中央農業試験場は 北海道の主力品種 “ななつぼし”が誕生した研究施設。 施設を覗いてみると…
森崎 「あれ~まだ外には雪があるのに」
藤尾 「ここ秋じゃないですか!?」
1つ目の品種は-
あぐりっこ 「モチモチして甘い!」
中央農業試験場 木下 雅文さん 「こちら“きらら397”です。 普通にスーパーでも 売られていますが、 牛丼屋でも使われてます。 一粒一粒がしっかりした お米なのでこういった 料理に合うんですよ」
あぐりっこ 「かたーい」
森崎 「イチバン硬い!」
藤尾 「粘ってこないですね」
森崎 「もしやコレは… 食べるお米じゃない!?」
佐々木 「おいしく食べるために 研究に研究を重ねている-。 美味しくしようという 研究者の人がいる限り 美味しく食べなきゃと思いました」
森崎 「見事にしめるなあ~」
藤尾 「まさかのリーダー要らずですか~!」