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2010年12月25日(土) | ♯125 北海道米がアツい!酒米&もち米 編
2010年12月25日(土) | 酒蔵探訪 日本伝統の酒造り
2010年12月25日(土) | 北海道のお酒にこだわり続ける!
>>

2010年12月25日(土) |  ♯125 北海道米がアツい!酒米&もち米 編
粘り強く、つややか! 
北海道米のエースゆめぴりか!
日本トップクラスのおいしさが評判となり、
全国で話題となりました。
ここ数年ゆめぴりかをはじめとする
北海道のお米の実力がアップ。
しかも注目を集めているのは、
お茶碗で食べるお米だけではないんです。

今回ご一行がやってきたのは
大雪山のふもと、米どころ旭川です。

佐々木
「みなさんこんにちは、あぐり王国です。
 今回は車の中からご挨拶です。
 すでにあぐりっこもいますよ」

森崎
「あぐりっこ、よろしく~」

佐々木
「さてここでクイズです。
 ここに漢字がかいてありますが、わかりますか?」

あぐりっこ
「???」

みなさん、わかりましたか?
この漢字の読み方は
「吟風(ぎんぷう)」「彗星(すいせい)」。

年末年始お祝い事には欠かせない、
あの飲み物を作るお米の品種ですよ~~

早速バスを降り
とある場所にやって来ました。

佐々木
「“吟風”“彗星”とは一体何なのか?
 その答えはコチラです!」

森崎
「どーん!
 そう、みんな大好き、お酒!」

佐々木
「みんなはまだですよ…
 今日は高砂酒造という所にやって来ましたよ」

創業111年、旭川の老舗酒蔵「高砂酒造」。
お酒の原料「酒米」は今までは
本州産が中心でしたが、
最近は事情が変わってきたのだとか…
伝統の酒蔵で起こっている
「お米革命」について、
総合企画課の山崎浩一さんに
教えてもらいましょう。

早速中にはいると-
森崎
「すごい湯気!お米がありますね」

佐々木
「まさに炊きたてみたい!」

森崎
「うーん、イイ香り。
 コレは何をしてるんですか?」

総合企画課 山崎さん
「“蒸米”と言いまして
 お米を今、蒸しているトコロなんです」

森崎
「お米をお酒にする場合、
 炊くんじゃなくて“蒸す”んだって!」

「食べる」ご飯はふっくらとなるよう
炊きあげますが、日本酒を作る場合は、
お米の周りが固いまま、
芯まで火が通っていることが重要。
そのため高温で蒸して使うのです。

森崎
「普通のお米と比べてどうだろう」

あぐりっこ
「ちっちゃい!」

藤尾
「普通のお米と比べて半分くらいですよ!」

山崎さん
「お米を削っているんです!」


2010年12月25日(土) |  酒蔵探訪 日本伝統の酒造り
「削る」とは、お米を精米すること。
普段私たちが食べるお米は、
玄米の外側を10%ほど削っているのですが、
日本酒造りの場合は、
30%以上も削っているのです。

せっかくなので蒸したての酒米を
いただいてみました。

佐々木
「弾力がありますね!」

山崎さん
「酒米はそうなんですよ」

ホノカちゃん
「(お菓子の)グミみたい」

森崎
「グミキャンディね!酒米グミ!」

山崎さん
「分かりやすい発想ですよね~」

ちなみにお米の削る量が多くなるほど、
お酒の値段は高くなります。
「大吟醸」に使われるお米は、
半分以上を削ってしまうのです。

さて吟風と彗星とは何だったのか?

森崎
「あっ見つけましたよ!
 “吟風”って漢字が書いてありますよ」

“吟風”“彗星”は北海道の酒米なんです。

手にとって見てみると-

あぐりっこ
「うわー真っ白」

森崎
「ただお米の場合はもう少し
 透明な部分がありますよね?」

山崎さん
「透明な部分はタンパク質で
 コレはもう真ん中のデンプンの部分だけなんです」

お米を削る理由、
それは日本酒造りの妨げになる
外側のタンパク質や脂肪などを取り除き、
おいしさの元となる中心部分のデンプンの
割合を高くするためなのです。

森崎
「酒米の実力はどうなんでしょう?」

山崎さん
「どんどん品種改良して良くなっていています!
 ウチの蔵でも三年ぐらい前から、
 北海道米でつくるお酒が半分を超えています。
 どうせなら、地元の“お米”“お水”“人”で
 作ったお酒じゃないとね!」

北海道米を使った日本酒作り。
ここからは酒造りの最高責任者、
杜氏(とうじ)の森本さんに
教えていただきましょう。

杜氏
森本 良久さん
「今はお酒の命とも言える“酒母(しゅぼ)”を
 つくっているんですね」

酒母(しゅぼ)とは酵母つまり微生物の集まり。
この酵母は糖分をアルコールに
変える役割をしますが、
酒母づくりはお酒の出来を左右する
大切な行程なのです。

あぐりっこ
「泡がいっぱいある!」

森崎
「泡が出たり消えてりしているよね」

森本さん
(タンクの中の酒母を混ぜる)
「下の方から引っ張り揚げるようにまぜます」

リーダーもやってみますが…

森崎
「あんまり回してる感触がないなあ」

温度を一定に保ち、数時間ごとに様子をみます。
こうした手作業が2週間、
休むことなく続けられるのです。
そしていよいよ、本仕込みと呼ばれる工程へ-

2010年12月25日(土) |  北海道のお酒にこだわり続ける!

藤尾
「急に天井が近くなりましたね!」

森崎
「さあタンクの上にいるよ!」

タンクの中を覗いて見ると-

森崎
「登別地獄谷か?っていうくらい
 泡がボコボコ出ていますよ」

森本さん
「仕込んで8日目ぐらいの“もろみ”です」

森本さん
「酒母をタンクに移して、“麹(こうじ)”と
 蒸したお米、水をさらに入れて仕込みます。
 だいたい30日くらいかかります」
森本さん
「北海道では10年チョット前までは
 “酒米”は全然とれなかったんですよ。
 ココ10年ぐらいのことなんです。
 “吟風”だとか“彗星”をボクらが
 使えるようになったのは!
 ソレからは状況が一変したんですよね。
 “大吟醸”も北海道米
 つくれるようになりましたしね!」
 
森崎
「知識と歴史とイロイロ必要になってくるんですね」

お次は“搾り機”の前にやって来ました。

森崎
「これで搾っているんですか~
 これでようやくお酒が誕生するんですね」

ろ過を経てタンクに流れてきたお酒をみると-

森崎
「みんな見て!さっきは白かったけど
 透明になってきているよね!」

山崎さん
「これは搾りたて!できたてです。
 ちょっと飲んでみますか?」

森崎
「うわ~香りがスゴイ!
 濃いですねえ~
 けどさわやかなフルーティーな甘味が残ります」
搾られた原酒は低温に管理された倉庫で
半年ほど寝かし熟成。
こうすることで酒の旨みが引き出され、
まろやかになるのです。
そして残った「しぼりかす」が、
今健康食と注目される【酒粕(さけかす)】なんです。

こちら高砂酒造さんでは
北海道米の“吟風”“彗星”で作られた日本酒、
栄養価が高く美容にも効果が高いと注目される
酒粕を使ったお菓子がズラリ。
さらに、ちょっと変った甘酒もあります。

山崎さん
「麹というお米を55度の温度で8時間
 保温しただけなんです。そうするとお米が勝手に
 柔らかくなって甘くなるんです。
 これはお酒じゃないですよ」

早速飲んでみると-
ウランちゃん
「ジュースみたいな甘さ!」

ユウマ君
「とにかく甘い!」

山崎さん
「本州からやって来たお客様には
 やっぱり北海道のお酒を飲んで
 いただきたいですよね。
 北海道のおいしいものと一緒に!」

森崎
「そうですね!」

■高砂酒造の商品のお問い合わせは-
電話:0166-23-2251
HP:http://www.takasagoshuzo.com/
※通販も可能です


2010年12月25日(土) |  真っ白でもっちもちの新エース登場!

じゃーん!もんすけです。
みなさんは、「酒チェン!」って言葉、
聞いたことあるかな?
酒チェンとは北海道産の美味しいお酒を造り、
地産地消で地域を元気にしていこう
という取り組みのことなんです!

ホクレン 米穀事業本部
熊川 貴士さん
「JAグループでは道内の蔵元・生産者の
 《地元・北海道のお米で地場のお酒をつくりたい》
 との想いに応えるために、
 お酒づくりに適した酒米の栽培を開始しました。
 2009年からは“酒チェン”と銘打って、
 北海道酒造組合などと連携し、各種イベントなどで
 北海道産のお酒をPRしておりおます。
 北海道の酒米を使用したお酒は、
 全国のお酒のおいしさを競う全国新酒鑑評会で
 次々金賞を受賞するなど
 実力が認められてきています。
 
 是非おいしい北海道産のお酒を
 味わっていただきたいと思います」

現在、札幌市内の飲食店で
道産酒をご注文された方に抽選で
プレゼントが当たる、
「北海道のお酒にチェンジ!」
キャンペーンを実施中!
どんどん美味しくなっている
北海道産のお酒、
これからが楽しみだねえ~!

■北海道のお酒にチェンジ!キャンペーン
 期間:2011年3月31日(木)まで

さてお次の注目をあつめるお米とは…

新しいもち米【きたゆきもち】。
寒さにとても強い品種で、
このお米から作ったおもちは、
色が白くて粘るのが特徴!
次世代のエースとして期待されているのです。

訪れたのは大福を作り続けて86年の老舗、
一久大福堂(いちきゅうだいふくどう)。
こちらは多くのリピーターが足を運ぶ人気のお店。
実はこれから【きたゆきもち】を使った
試作品作りをするところなのです。
もち米の新エースの実力やいかに!?

佐々木
「これが【きたゆきもち】です」

森崎
「わーツヤツヤでキレイ」

こちらを使って“おもち”を作りました。

粘りが特徴とのことですが…

森崎
「すごいすごい、
 伸びる伸びる伸びる~~~」

藤尾
「何ですか??コレ!!どこまで行くの?」

佐々木
「チーズみたい!」

さてお味はどうでしょうか?

佐々木
「甘い!」

森崎
「あんこも何もつけていない餅ですよ、
 こんなに甘いなんて!」

試作品は美瑛産の黒豆を使った「黒豆大福」。

プロの技さく裂!
1分間に40個もの速さで次々と
豆大福が作られて行きます。

【きたゆきもち】の出来立て黒豆大福を
いただきました。

ホノカちゃん
「おいしい!」

リク君
「もちもち感が違う!」

森崎
「もう商品化しちゃって
 全然イイんじゃないですか?」

食品開発担当 高橋里子さん
「社内でも研究を重ねて、とても評価が高いので
 コレからは積極的に使用していきたいです」

森崎
「今後楽しみですね~酒米ももち米も!
 北海道から新しいスターが誕生していますよ!」


2010年12月25日(土) |  餅に真剣な町内会で餅つき大会!

さあ「きたゆきもち」を使って“もちつき大会”です!
やって来たのは旭川春光。
こちらでは、地域の活性化を目的に、
年末になると餅つきを行っているのです。

ということで町内会の方々がお手伝いに
来てくれました!

森崎
「うおーおもむろに始まったよ~」

佐々木
「早い早い」

佐々木
「ねじり鉢巻しているのが会長ですよ」

森崎
「何の会長なんですか?」

春光中央町内会 会長
吉川 元さん
(質問に関係なく答える)
「私は“見てるだけ”ね!」

早速あぐりっこたちも餅つきにチャレンジ。

最後はリーダーも手伝って
おもちが出来上がりました。

つきたてのお餅を調理しましょう!

ここからはお母さん達の出番!
あぐりっこにマンツーマンでじっくり指導です。

佐々木
「一生懸命ですね」

森崎
「そうですね。こちらの町内会のみなさんは
 “おもち”に向き合う姿勢がスゴイ!
 スゴイです。もちに夢中!」

森崎
「何でこんな子供たちにね、
 一生懸命もちつき教えてくれるんですか?」

町内会のお母さん
「今のお子さんね、あんまりね、
 もちつき、こういうのしたコト
 ないですもんね!」

吉川会長
「孫からお年寄りから、みんな楽しく集う!
 そういう場を作りたかったんです」

森崎
会長、すばらしいよ~」と抱きつく!

すると会長もリーダーを羽交い絞めするように
抱きついてくる!

藤尾
ちょっとちょっと何なの?何なの!!」

こうして世代を超えて作ったお餅が完成!

吉川会長
「これ全部食べたらスゴイよ」

森崎
「みんなのつくった“あんこもち“”きなこもち”
 そして納豆もちもあります!食べましょう!」

リク君
「おいしい!」

藤尾
「粘りが全然ちがいますね!」

ウランちゃん
「作るときは楽しかったし、
 食べたらおいしくて、
 やってみたいな!家でも」

2010年12月25日(土) |  なまはげ登場で厄払い!来年も良いお年を!

森崎
「やっぱりお餅に味に色んな
 バリエーションがあっていいね」

と突然、会場に響き渡る太鼓の音

ドドドドドドド…

一同「うわああああ~」

遠くからは何やら叫び声が-
「こらああああ~~」

会場に飛び込んできたのは・・
「いじめっこはいねぇが!」

「親の言うコトをきかねぇ子はいねぇが!」

「うちの手伝いもしねえで、 
 ゲームばっかりしている子はいねえが!」

なまはげでした

藤尾
「ココは北海道ですよ~~」

春光中央町内会のもちつき大会には
毎回“なまはげ”が登場するのがお約束なのです。

さあリーダーもあぐりっこも
なまはげに怯えていると-
立ち上がったのは吉川会長!

吉川会長
「まあまんず座って
 ゆっくりしてたもれ!」
となまはげに促しました。

なまはげ
「親父、悪い子はいねえが?」

吉川会長
「ハイなまはげ様、
 私の町内の子供達は、
 みんなイイ子でいじめっ子もいねえし、
 よく働いておりますだよ」

吉川会長
「お願いがあるだあ。
 みんなの健康と幸せを願って
 お払いをお願いしますだ」

森崎
「お願いします~」

なまはげ
「カゼを引かないように!良い子になれよ!
 無病息災 家内安全 五穀豊穣

吉川会長
「なまはげ様 
 ありがとうございました」

吉川会長
「なまはげ様に約束したように
 イイ子になってくださいね!」

パチパチパチ…

一同
「ありがとうございました!」

森崎
「スゴイなあ~なまはげショーまで!」

佐々木佑花の週刊あぐりニュース。

こんにちは!週刊あぐりニュースの時間です。
きょうは農家のお母さん達がモデル?
そんなこの番組にふさわしい
ファッションショーの話題です。

旭川のとなり美瑛町で行われたのは
農作業着のファッションショーです。

今までのイメージを覆す23作品が、
ステージの上に登場しました。
モデルも農家のお母さんたちが中心です。

こちらは種巻き用の農作業着。
オシャレなデザインに加え、
膝から下は防水素材を使うなど、
作業を考えた機能性も加えられています。

手袋を脱がなくても時間が確認できるよう、
腕時計用の窓をつけた作業着や、
ご主人のシャツを再利用した
カラフルな腕抜きも登場しました。
                                        
こうしたデザインは農家や農作業を体験した
専門学校の生徒が考えたもの。
こんなオシャレな農作業着なら、
仕事も楽しくなりそうですね。
                    
オシャレなつなぎ、うらやましい~
どんどん増えるといいですね!

では来年またお会いしましょう!


次回の放送は来年1月8日(土)からです。
これからもあぐり王国北海道を
よろしくおねがいします!


2010年12月18日(土) |  ♯124 サンタの町は食育カルタの町だ 編

森崎
「きれいなイルミネーションですねえ」

佐々木
「ロマンチックですね」

森崎
「なまらロマンチックなところに来たね」

佐々木
「みなさん、少し早いですが
 メリークリスマス! 

森崎
メリークリスマス!!

佐々木
「今回はこの季節に
 ピッタリの場所に来ましたよ~
 アレ??  」

佐々木
「サンタさん??」

ドタドタ階段を下りてくるサンタさん。
少しずつ勢いがついてスピードアップ!

森崎
サンタさん??
 えっ何か怖いな!サンタさん!」

ダダダダダッーーーと駆け寄るサンタ

森崎
怖いよ!怖いよ!サンタさん怖い

河野
「メリークリスマス!」

森崎
「サンタさん、ちょっと気持ち悪いなあ~」

佐々木
「河野サンタだあ」

河野
「わがサンタランドへ ようこそ!」

15万球のイルミネーションがきらめく
広尾町の「サンタランド」。
こちらではサンタさんからのメッセージカードを
国内外の子供たちへ送り届けています。
さらに訪れる人を取り囲むサンタクロースグッズ。
ここは一年中クリスマスが楽しめる場所なのです。

■ひろおサンタランド
住所:広尾町西4条7丁目1
電話:01558-2-0177

佐々木
「サンタさんは毎年プレゼントを
 子供達に配りますよね。
 実はここ広尾町では酪農家のお母さん方が
 未来の子供たちに
 ある贈り物をしているんです」
森崎
「サンタさんだけじゃなく?
 酪農家が贈り物を??」

訪れたのは広尾町。
サンタさんの故郷である
北欧 ノルウェーのオスロ市から
日本で唯一サンタランドとして認められた町です。

さて酪農家のお母さん達から送られる
楽しいプレゼントとは一体何なのか?

早速ヒントを探しに行ってみると-


2010年12月18日(土) |  手作り人形劇で食育?!

とある体育館にやって来たリーダー。
すでにあぐりっこも待っていました。

そして何か始まりそうです…

豊栄会 山本和美さん
「私たちは広尾町内で牛のミルクを
 絞っている酪農家で
 豊栄会というグループのメンバーです」

広尾町で人気!?
酪農家のお母さんグループ豊栄会が
行っている手作り人形劇。
あぐりっこ隊は地元の皆さんと
鑑賞させていただくことに。

山本さん
「《子牛のちっちゃな大冒険》の
 はじまりはじまり~~」

この劇は子牛が「ミルクはどこから来るのか?」
という疑問を解くため、
いたずらカラスと冒険に出かけ
「命の大切さ」を学んでいくというストーリー。

牛乳は牛の「命の営み」の中から
から生み出されていることや、
「体の中でミルクが作られる仕組みなど」を
ユーモアを交えながら分かりやすく
伝える内容になっています。

山本さん
「《食べるものにはすべて命があります》って
 言いました。牛乳はお母さん牛が自分で産んだ
 赤ちゃん牛のために、
 自分の身を削って出しているモノです。
 それを私たち人間は分けていただいています。
 
 牛乳はまさに
 命の恵みをいただきます!ですよね」

大人も子供も思わず見入ってしまう
素晴らしい劇。
どんな人たちが演じていたのか、
セットの裏側にお邪魔しました。

河野
「コレ全部手作りですか?」

山本さん
「全部手づくりです!みんなで作りました」

森崎
「この花がね…ビックリしたの!」

実は手元にヒモがついていて
ソレを引っ張ると口が開いて
笑顔のようになるんです!

一斉に「スゴイ~~」

みなさん酪農家ですが
この活動を通して
どんなことを伝えたいのでしょうか?

山本さん
「私達は酪農家ですから 
 やはり牛乳のコトを知ってもらいたいです。
 牛乳がどうやってできるか?とか。
 ソレが一番伝えたかったコトです」

森崎
バンバン伝わってきたよね!」

リョウ君
「伝わった!」

クルミちゃん
「すごい面白かったし分かりやすかった」

ヒカル君
ビンビンきたもん!」

「命の恵み」を多くの人に伝えたいという
豊栄会の活動は人形劇だけではないんです。

さあ、みなさんが何かを床に
ばら撒きはじめましたよ…

森崎
「全部の絵に何か描いてあるよ」

あぐりっこ
「牛だ~!」

山本さん
「実はこれ“らくのうかるた”です。
 酪農のコトや自然のコトが
 描いてあるんです」

一年半もの試行錯誤の末、
ようやく完成した“らくのうかるた”。
こちらにも酪農家からのメッセージが
たっぷりと込められているのです。

それでは“らくのうかるた”で
遊びながら学んでいきましょう!
あぐりっこVSひろおっこチームによる
ガチンコらくのうカルタ大会スタート!


2010年12月18日(土) |  遊びながら学ぶ“らくのうかるた”

豊栄会 お母さん
の切り つめ切り
 キレイに ちょっきん!」

ピーッ

「つ」から始まる絵札を探して猛ダッシュ!

河野
「あった~~」

最初にゲットしたのはひろおっこチーム。

森崎
「あぐりっこ残念!」

豊栄会 お母さん
たごちゃん 
 重い 耳標(じひょう)に 耳がたれ!」 

お次もひろおっこチームがゲット!

森崎
「一目散です!ひろおっこ!」

ちなみに耳標(じひょう)とは、
牛の耳に付ける名札のこと。
カルタを通じて酪農の知識を
得ることも出来ます。

豊栄会は二年前から
食育をテーマに活動をスタート。
十勝管内の幼稚園や保育所に
“らくのうかるた”を配ったり、
劇を公演するなどの活動を
精力的に行ってきました。
こうした取り組みは北海道にも認められ、
「女性・高齢者チャレンジ活動」の
優秀賞も贈られました。

接戦となったカルタバトル。
1点差で勝ったのはひろおっこチームでした!

勝敗はともかく大いに盛り上がったカルタ大会。

リョウ君
「普通のカルタよりワクワク感があって
 スゴク楽しかった!」

ユウナちゃん
「カルタが大きくて楽しいから
 もう一度やりたい気分!」

素朴で温かな豊栄会の劇やカルタ。
子供たちがイキイキした表情になるのは
ある思いが込められているからなんです。

山本さん
「今メンバーは11人ぐらいです。
 道外から来た人が8割~9割いるんです。
 北海道への憧れとか、酪農に対する熱い想いを
 持ってきているモノだから、
 牧場の楽しさとか農村生活の素晴らしさを
 伝えたい!という想いがイッパイあるんです」

森崎
「北海道の酪農の魅力を
 道外出身のみなさんから
 改めて教えていただけました」

佐々木
「(カルタを通じて)
 ひろおっことあぐりっこが
 すっかり仲良くなっちゃって!」

河野
「いいですね~~」

森崎
「オレも入れろ~!」

河野
「イヤちょっと!」

佐々木
「リーダー待って~~!」


2010年12月18日(土) |  牛の気持ちを学ぶ牧場
お次は“実際に牛を観察してみよう!”
ということで
《ゼンキュウファーム》にやって来ました。
こちらは酪農教育ファームの認定を受け、
地元の小学生に「牛と触れ合う」体験をさせたり
農業を学ぶ大学生が実習を受けたりと
「食育」を学べる牧場なのです。

佐々木
「牛さんに会う前に大切なコトは?」

ゼンキュウファーム
久保 悦子さん
「イチバン大事なコトは
 牛は体はスゴク大きいのですが、
 気持ちはみんなよりも気弱です!
 まずビックリしないように
 そーっと牛舎に入るコトと、
 牛に触るときには“今から触りますよ”って
 合図をすることです」

牛は意外と臆病! 
そ~っと牛舎にお邪魔しま~す…

まずは搾乳する際の手順を教えてもらいました。

久保さん
「まず牛の体に軽く触って合図します。
 お隣さんの牛にも一応合図をしますよ。
 そしていきなりオッパイに触れるのでなく
 背中やお腹など順番に触っていきます。
 そうすると牛も
 “これからオッパイさわられるんだな”って
 気持ちの準備ができます」

牛がミルクを絞らせてくれる気分に
なったところで搾乳開始。
まずはミルクが問題なく出るかどうか、
手で絞って確認していきます。
その後、搾乳機(ミルカー)をつけるんです。

準備も整い搾乳機もセット完了です。

久保さん
「さあスイッチを入れました。
 みなさん、この音聞こえますか?」

♪カッコン カッコン カッコン~

森崎
「なんかカコカコ言ってる」

久保さん
「これが子牛が牛乳の飲むリズムなんです」

河野
「そのペースで子牛は牛乳を
 飲んでいるんですか?」

久保さん
「そうなんです」

では搾乳にチャレンジです。
まじかで牛の見るのは初めてのあぐりっこ。
おっかなびっくりながらも、まずはご挨拶です。

ヒカル君
「搾るよ~」

ペシペシペシペシ…ペシペシペシペシ…
(両手で牛に触れるヒカル君)

森崎
「イッパイさわってる!
 メッチャさわってる!」

手で搾ってみると…

河野
「出た出た出た~~」

ヒカル君
「うお~すごーい!」

森崎
「どんな気分だった?」

ヒカル君
「子牛になった気分!」

1日二回の搾乳は牛と交流する大切な時間。
声を掛け、触れながら、
牛の健康状態などを観察します。
それがおいしい牛乳を生み出す秘訣です。

久保さん
「買って飲んでいる牛乳がどうやって
 できているのか?とか
 ソレができるまでにどんなコトが
 あるのかなっていうのを、
 牛乳を飲む時にチョットだけ
 思い出してもらえたらイイなって」

搾乳を終えた後は自由時間!

牧草地に呼んで誘導してあげると
寝ちゃう牛もいれば
草を食べる牛もいて
自由気ままな時を過ごします。

というコトで…
森崎リーダー、牛を牧草地へ誘導することに。

久保さん
べ~!って呼んで
 人間が先導してみてください!」

果たして牛さんに反応はあるのでしょうか?




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