叶えたい夢
成し遂げたい目標
かけがえのない仲間との出会い
将来設計の基礎を築く大切な高校生活。
生徒一人一人の内に秘めた思いをカタチに!を 合言葉に“農業”と“食”を通じた“ あるプロジェクトに取り組み、 進路決定率100%の実績を誇る 高校があるんです。
そのプロジェクトが…
志(こころざし)プロジェクト!
今回のあぐり王国ネクストは、 生徒が中心となって取り組む “志(こころざし)プロジェクト”で 学校全体で生徒の夢をサポートする、 十勝の“ある高校”が舞台です。
森結有花アナウンサー 「十勝の士幌町にやってきました」
森崎リーダー「景色素晴らしいなあ」
森アナ 「この場所は… これから訪れる高校の敷地なんです」
森崎「すごいなあ~」
森アナ 「さらに“志プロジェクト”という ものをやっているらしいですよ…」
森崎 「こんな広大なキャンパスで 広大な夢を追うというのは… たまらんね!」
森アナ 「リーダー、圧が強すぎます!!」
学校を案内してくれるのは、 音更町出身の2年生大西杏奈さんと、 帯広出身の3年生稗田智将くんの二人。
まずはそれぞれが学んでいることについて 教えてもらいます。
稗田君 「アグリビジネス科3年の稗田です。 作物や葉菜などを栽培して 家畜の飼育管理も行っています」
大西さん 「フードシステム科の大西です」 リーダー「食・加工品を勉強してるんだ」
士幌高校は稗田くんが学ぶアグリビジネス科と、 大西さんが学ぶフードシステム科の2学科があり、 農業と食、それぞれの分野における 様々な知識や技術を習得。
また、2年生からは「専攻班」と呼ばれる プロジェクト学習が行われ、 各班ごとに課題を設け、 その調査や研究、課題解決など、 生徒主体の実践教育にも取り組んでいます。
森 「士幌高校では“志プロジェクト”が 行われているというお話ですが何ですか?」
稗田君 「生徒自身の夢や目標を応援 してくれるプロジェクトです」
リーダー 「私の手元に“志ブランド申請書”があってね、 オリジナルの商品を作って そのプランを立てた後、 例えば道の駅で売りましょう…とか ふるさと納税に利用できないか…とか。 これ全部生徒たちが計画たててるの?」
大西さん「そうです!」
リーダー「へえええ」
稗田君「で、バッジがもらえて!!」
リーダー「バッジがもらえる?」
稗田君「このバッジです!」
森 「志プロジェクトは生徒さん みんなやっていることなんですか?」
稗田「みんなです!」
リーダー 「夢や目標は1個しかダメなの?」
稗田君 「何個でもいいんです! 夢を多い方がいい!」
リーダー「稗田くんんは何個?」
稗田くん「1個っす…」
リーダー 「夢は多い方がいいって言って 1個って何なの???(笑)」
明確な「志」を持ち、 生徒同士が認め合うことで、 自ら掲げた課題に挑戦する心や達成感を 仲間と共有する「志プロジェクト」!
士幌高校の生徒たちは、 一体どんな課題に取り組んでいるのでしょうか。
ではここからは 「畑作専攻班」というグループの授業を、 覗かせていただきます。
リーダー 「麦畑ですね…ピシッと並んでますね。 こんなキレイに並んでる麦は見た事ない!」
歩いていくと今度はイモ畑が。 生徒たちが何か作業していますよ。
リーダー・森「おはようございます!」
畑作専攻班が行なっていたこの日の実習は、 ジャガイモ畑の草取り。
生徒 「農薬や肥料を一切使わないとか 一番自然に近い方法で栽培しています」
森「何で自然農法を始めたんですか?」
生徒 「一般の農家さんは農薬や肥料を使って 栽培しているので 農薬や肥料を使っているのと使ってないので どこまで違いが出るのかを勉強しています」
ドローンを使った、先進の農業実習も 行なっているということで、 その様子を見せていただくことに!
リーダー「飛んだ~!!」
リーダー「カメラに映っているよ」
小野 隆裕教諭 「空撮をして畑の写真を撮るのが第一段階」
小野教諭 「その後に生徒たちが土のサンプリングという 土を取ってきます。 それをどれくらい肥料が入っているかを データ化したものを写真と合わせると こうなります。 赤い部分が窒素の肥料が高い部分なので 逆に青い部分は窒素が少ないので これをトラクターに送ることで 自動で施肥してくれるんです」
リーダー「すごい!」
リーダー「すごい事やってるわ」
小野教諭 「最先端の技術を取り入れた授業は 士幌町からも補助を受けていて すごく恵まれた環境で 生徒たちは学んでいます」
リーダー「恵まれてますねえ」
お次は酪農専攻班が実習を行なっている 牛舎にお邪魔させていただきました!
稗田君 「乳牛の飼育管理や搾乳学んで 生乳を出荷したりしています」
中に入っていくと-
森「大きい~」
リーダー 「すごいキレイ! 毛刈りをシッカリしていて 肌ツヤがキレイで美しい」
リーダー「今、何をしていたの?」
アグリビジネス科 畜産専攻班 前多 由衣さん 「ブラッシングで手入れしていました。 体格審査があるので 牛を洗ったり・毛を刈ったり ブラッシングをしています」
森「すごい!すごい!」
リーダー 「すごいね。他の牛とは明らかに違うよね… 体格審査までとは、初めて聞きました」
リーダー 「前多さんのテーマは何だったんですか?」
前多さん 「オーガニックの牛乳を目標に 有機酪農を目指して申請しました」
乳牛の飼育をしながら、 さらなる高みを目指して取り組む酪農専攻班。 そしてさらに、牛舎の隣には、 士幌高校ならではの動物も 飼育されているということで、 見学させていただくことに…
森「うわ~立派!」
リーダー「カワイイこの子!」
森 「この子たちは大会に出すために 育ててるんですか?」
セラピー馬とは、乗馬を通じて、 体の不自由な方の運動機能や 精神機能の向上を目的として調教される馬。
士幌高校では、その飼育管理や調教実習のほか、 十勝管内にある特別支援学級の小学生を対象とした、 乗馬教室も開催しているのです。
リーダー 「確かに乗馬ってそういう効果ある…。 目線が高くなって馬の体温が伝わって ゆるやかな震動で…。馬に乗れますか?」
前多さん「乗れます!」
ということで、 森アナがセラピー馬の乗馬に挑戦! 人生初めての乗馬ということですが
生徒「自転車にまたがる感じで…」
足をかけますが…ゴロン♪
リーダー 「森さん!!待って!もう落ちたけど。 乗馬前に落馬するの止めてください」
なんとか乗馬すると…
森 「うわ乗ってる!たか~い! 気持ちいい~♪ 風をうけてる感じがすごく気持ち良いです」
リーダー「さっき乗馬に失敗したのは?」
森「もうなかったことになってます!」
リーダー「さあ着替えましたよ」
森 「士幌高校の中にある、 ある施設の中にやってきました」
お邪魔しているのは、士幌高校の敷地内にある 「士幌町食品加工研修センター」という施設。
ここでは、食品の製造技術や衛生管理など、 フードシステム学科の生徒たちによる 実践学習が行われています。
リーダー 「クリームのような… 何をつくっているの?」
生徒「ヌプカの雪解けです」
生徒「こちらです!」
リーダー「レホロン??」
生徒「シホロンです!!」
リーダー 「そんな小さい字で書いたらダメ。 45歳を越えたら、小さい字は読めない」
士幌高校のイメージキャラクター、 「シホロン」がパッケージに描かれた デザート「ヌプカの雪解け」。 校内で搾られた生乳を原料に、 プレーン味のほか、地元産ハスカップや シーベリーのジャムをのせたものなど、 3種類の商品を販売しています。
■ヨーグルト風味の新食感デザート… ≪ヌプカの雪解け≫各75g 188円(税込)
阿部楓さん 「4年前から作っているんですけど 先輩から代々受け継がれているものを いまは私達が作って販売しています」
リーダー 「これは4年前の先輩の 志プロジェクトだったわけですか」
阿部さん「はい!」
リーダー「すげえ」
「ヌプカの雪解け」は、 ヨーグルトの水分をしっかり取り除いたものに、 裏ごししたクリームチーズ、砂糖、メレンゲを 加えてかき混ぜます。 その際、アガーと呼ばれる凝固剤を加えることで、 独特の食感を生み出しているそうなんです。
じゃじゃん、もんすけです! 学校全体で取り組む志プロジェクトのもと、 それぞれのグループが農業と食に関わる様々な 目標に挑戦している士幌高校!
畑作、畜産、加工品製造のほかにも、 食用として活用される草花を栽培したり、 安全安心な農法の世界基準でもある、 グローバルギャップ認証を、 道内の高校で初めて取得したり… 幅広い分野で即戦力となる人材育成が 行われているんだよ。
農場長 中島綾子教諭 「士幌高校の卒業生の進路は 進学が5割、就職が5割となっています。 それぞれ夢や目標に向かって取り組んでいて 進路実現率は100%です。 生徒ひとりひとりが心に持っている 夢や思いを表現するチカラ、 発信していくチカラ、 そしてそれを実現していくチカラを この3年間で身に付けて欲しいと思います。 最終的には世界にも通用するような グローバルな人材に育ってほしいです」
明確な目標を持って高校生活が過ごせるなんて、 素晴らしいよねー。 僕も士幌高校で学んでみたいな~
士幌高校で製造販売する商品「ヌプカの雪解け」。 ひんやり冷たい新食感デザートは、 いったいどんな美味しさなのでしょうか…
リーダー 「うん??? ふわっと消えたって言いたかったけど まだまだ残っている。 こんなにスローリーに口の中で消えていく 食べ物は味わったことがない! 初食感!!!」
八鍬教諭「ありがとうございます」
プレーンタイプに続いて、 ハスカップとシーベリーも!
森「あああ♪」
リーダー「どうした歯にしみた?」
ちがいますよおおお
森 「ジャムおいしいですね! ハスカップの味が濃い! 実を直接食べてるくらい」
リーダー 「シーベリー風味ではなくて がっつりシーベリーですね。 ボク大好きですね」
森「おいしいです」
リーダー「みんなは食べてるんだよね」
女子「はい」
稗田君「食べてないです…」
リーダー「稗田は食べた事ないの?」
稗田君「はい」
八鍬教諭 「なかなか食べさせられるくらい余裕がない。 (女子は)作っているので… それでも1回2回、味見程度…」
リーダー 「そうなんだ。稗田、どんな気持ち?」
稗田君「すごく不愉快です!!」
(大爆笑)
リーダー 「お前ずいぶん正直になったなあ」
森 「志プロジェクトをやることで 意識的に変わった事はありますか?」
阿部さん 「人との繋がりが多くなって 色んな人からたくさんの事を教わって 士幌町が大好きになったので 士幌町で働きたいなって 思うようになりました」
リーダー 「トップスクールみたいな そういう養成学校みたいですね」
八鍬教諭 「やっぱり志を持っている事が大切で 自分たちの気持ちの中に志を持ち続けて 士幌町を全国に広めてほしいです」
リーダー 「すげー高校ですね 素晴らしい思いをたくさんもらいました… じゃあ…」
リーダー 「稗田、ヌプカの雪解け、食べるか? 残りちょっと食べてみるか?」
稗田君 「えっ!いいんですか?」
リーダー「いいよっ(笑)」
お・ま・け
森 「体格審査のために気を使っている事は?」
前多さん 「汚れないようにキレイに!ってことを 心がけています」
リーダー「うんこしたらどうするんですか?」
リーダー 「あなたはもうちょっとしたら ボクのお尻拭いてもらいますから」
森 「やだあああ~ それはいくつになってもやだあああ」
リーダー「相方ですから!」 ----------------------------------- 7月8日のクイズ 「愛別町で生産されている、 夏野菜の名前は何だったかな?」
正解は「米ナス」でした。