もうじき訪れる、 日本の伝統行事…節分! 江戸時代、季節の分かれ目である 節分の時期には鬼が現れることから、 その鬼を滅するために豆(=魔滅)を投げつけ、 無病息災を願ったのが始まりと言われています。
豆をまいた後は、年の数だけ拾って食べる 恵方を向いて、無言で太巻きを食べる…などなど。 今でも、全国各地に様々な風習がある節分。 ところで、道民の皆さんが、 豆まきに使う豆は何ですか?
街頭インタビュー(道内の方) 「生まれた時からずっと家では落花生! 殻につつまれているから 外にまいた豆も食べられるから!?」 「落花生しか頭に無かったな… スーパーに売ってる豆も落花生が多かった」 「(落花生は)掃除しやすい!」 「殻を割ったら食べられるから!」
なんとも合理的な考えで、 節分には落花生をまくという道民の皆さん。 ちなみに、道外の方にも聞いてみると…?
街頭インタビュー(道外の方) 「横浜に引っ越してからは大豆です。 鬼の仮面と大豆がセットで売られています」 「京都ですが大豆です! 節分は大豆しかありえないですよ!」
そうなんです!北海道や東北では、 節分に落花生をまくのに対し、 関東より南の地域では、 大豆をまくのが一般的なんです!
大豆の生産量は、全国トップなのですが、 なぜか節分には落花生をまく習慣がある北海道…。 そこで!今週のあぐり王国ネクストは- 一風変わったイベントを開催する、 十勝の「豆のまち」に注目します。
森結有花アナウンサー 「十勝の本別町にやって来ましたー」
森崎リーダー 「展望台に来てるんですが…展望がありません。 農業番組ですからね色々な天候条件で 取材をしなくてはいけませんね!」
森 「そしてこちらにはあぐりっこも 来てもらってます」
リーダー「みんなはどう?」
カイト「節分は普通の日だと思う」
リーダー「豆まきしない?」
カイト「うん」
リーダー 「減ってるんだってね、豆まきするご家庭は」
森「恵方巻きも食べないの?」
するとここでめぐちゃんが…
メグミ 「節分は…誕生日」
リーダー・森「えええええっ!」
リーダー・森 「おめでとう!何このめでたいの!!」
森 「えっ!?どうしてるの? 節分と誕生日が一緒だと…」
メグミ 「恵方巻き食べて、 豆まいて… ケーキ食べる!!」
リーダー「全部だ!!全部やっちゃう!」
それぞれの家庭で、 それぞれの楽しみ方がある節分ですが、 ここ本別町では、豆の町ならではの 節分を行っているということで、 まずは、豆が生産されている畑へと 行ってみることに…。
リーダー「何て書いてある?」
メグミ 「鬼退治専用大豆育成地??」
リーダー「なんだこれ?」
若林さん 「節分に使う豆まき用の大豆を ここで作っています!」
リーダー「そんなのあります?」
若林さん 「子供たちと一緒に大豆を生育させる 種まきからスタートしまして みんなで育てた大豆を使って豆まきをして 豆の町・本別町をPRできればと 思っています」
リーダー「ステキ♪」
若林さん 「約2トン! 2トンの大豆を使って豆まきをします!」
リーダー 「2トンもまくんですか??」
森「2トンってどのくらい?」
リーダー 「トラックでドーンと積めるくらいじゃない?」
森 「1トントラックの2台分ってこと…??」
そうなんです!本別町では、 「ほんべつ豆まかナイト」と呼ばれる、 節分イベントを行っているんです。
今年で4回目となる「豆まかナイト」は、 豆の町でありながら、 豆をテーマにしたお祭りが無かったことから、 地元の商工会青年部と、 JA本別町青年部が主体となって始めたんです。
町内外から、およそ500人のお客さんが集まり、 本別町産の大豆2トン、 粒にしておよそ650万粒を使って、 節分を盛り上げているんです!
若林さん 「日本一の豆まきを目指そう!と」
リーダー「素晴らしい!」
若林さん 「ということで今日はみなさんに どういうイベントをやっているのか 体験して頂ければと思います」
リーダー 「今日も2トンあるんですか?」
若林さん 「今日は2トンまでは準備できてないです…」
森 「まけないですよ。私達4人じゃ(笑)」
リーダー 「でも2トン見たかったんだよ…」
豆まきに使う大豆は、 地元の子ども達が種をまいて育成し、 自分達で収穫したものを使います。
こちらの畑では、150キロほどの大豆が生産され、 残りは町内の生産者から寄付されたものや、 これまでのイベントで使った大豆を キレイにし再利用。
そうすることで、 合計2トンもの大豆が集まるんです。
カイト 「ダメ…切れない…うううううう」
若林さん「なかなか難しいでしょ」
リーダー 「抜けたんじゃないか?(笑) 抜けた-!」
森アナウンサーも挑戦しますが…
リーダー 「抜けましたあー」
メグミちゃんはなんとか切れましたが… リーダー 「今のは…手折りって感じですね(笑)」
雨のため土がやわらかくなり、 根元から抜けてしまう大豆ですが、 今では、こうした手刈りで収穫することはなく、 すべて機械で行われます。
しかし、節分へ向けた大豆を育てる取り組みでは、 昔ながらの方法で汗をかき収穫することで、 豆をまく時に、 生産の楽しさや苦労を 思い出してほしいという願いもあるんです。
何度か挑戦してみると あぐりっこも出来るようになりましたよ。
メグミ「出来ると楽しい♪」
リーダー 「森アナ!できると楽しいみたいだよ?」
すると… 森「あっ!できた!できると楽しいね♪」
森 「収穫した大豆が山積みになってますが…」
若林さん 「これはニオ積みと言いまして 天日に当てて、風を通して 大豆を乾燥させてる段階になります。 昔は豆の収穫はニオ積みにして 乾燥させるのが当たり前だったんですけど やはり今は規模が大きくなっていったり 機械体系になりましたので コンバインで一瞬で終わらせてしまうのが 多くなってはいるんですけど 豆本来の味とか風味っていうのは このニオで乾燥させるものには敵わないですね」
リーダー 「豆ってすごいんだよ。 ニオを経て オニを倒すんだよ!!」
ニオ⇒逆さ言葉…オニ(鬼)!!
森 「あっうまい!確かに!そういう事なんですか?」
リーダー「違うよっっ!!」
若林さん 「今日はみなさんに “殻竿(からざお”という道具を使って 手作業で脱穀体験をしてもらおうと思います」
今ではほとんど見かけない、 豆や麦などを脱穀するための農具「殻竿」。 一体どのように使うのか、教えてもらいます。
リーダー 「まずニオ積みしたものを広げていきます」
若林さん 「この鉄の部分で大豆を叩いていきます」
パチンッ カサッ パチンッ カサッ パチンッ カサッ
森「すごい!豆が飛んでくる!」
リーダー 「乾燥したサヤが割れていくんだな」
森「下のほうみてみましょうか…」
リーダー 「うわあああ!いっぱい出てる!!」
先端についた重さ3キロほどの鉄を回転させ、 サヤに打ちつけることで、 中の大豆が飛び出てくるという脱穀作業。 乾燥し硬くなっているので、 大豆が傷つくことがないんです。 早速、あぐりメンバーも体験してみることに。
若林さん 「せーのっ!ぐるっと回して叩く」
パチンッ カサッ
若林さん「1人でやってみる?」
すると鉄が重くて回転しません…
カイト「ううううう…」
メグミちゃんも1人で挑戦してみますが…?
メグミ 「うわあ…ういやあ…」
リーダー「メグミ。そんな声だっけ?」
さて改めて力をいれますが… メグミ「ういどあああ!!」
リーダー「何を言ってるの??(笑)」
全然持ちあがりません!!
リーダーが持ってみると…
リーダー「あっ!重いわ…」
と言いつつも
パチンッ カサッ パチンッ カサッ
森「すごい!うまいリーダー!」
感心してる森アナに 若林さん「森さんも…」
リーダー 「森アナダメですよ!! 出来るわけないでしょ。森さんに!」
しかし森アナに凶器が渡されました…
リーダー 「みんな5メートルくらい下がろう 」
するとブンブン振り子のように 前後に鉄を降り出す森アナ。
どんな技が飛び出すか?と思いきや
カサッ
ぶ…ぶつかっただけ?
リーダー 「森さん!ちょこっとだけ 当たっただけだったけど! 振り落とすのよおおお」
若林さん 「皆さんで拾ってもらった大豆を 本別町の体育館に移動して 節分まではちょっと早いですが 『豆まかナイト』を体験して頂ければ…」
リーダー 「そうか… せっかく拾ったから まくの嫌なんですけど…(笑)」
森「本別町の体育館にやってきましたよ」
すると… 「本別町 豆まかナイトへようこそ~!!! いえええええ」
パチパチパチ…
大勢のみなさんでお出迎えです!(感動)
若林さん 「今日はみなさんに プレ豆まかナイトを体験して頂きます!」
本別町の節分イベント「ほんべつ豆まかナイト」。 実際は、来週土曜日に行われるのですが、 その楽しさをあぐりメンバーにも 事前に体験してほしいと、 本別町民の皆さんが集まり、 本番さながらに準備していただいたんです!
一体どんなプログラムがあるのか、 商工会青年部部長の池田圭吾さんに 案内してもらいます。
カイト「出てきた…!!」
まずは煎った大豆の石臼挽き体験ができる 「きな粉もち」。挽きたてなので、 香り豊かなきな粉が味わえるんです!
ガブリ…
カイト「おいしいです!!」
管理栄養士 谷口まどかさん 「子供たちに色んな食べ方を提案したいなと 思ってまして… 世界の料理に目を向けると広げると 色んなバリエーションがあるので ぜひ食べてみてください!」
子ども達でも親しみやすいようにと、 管理栄養士の谷口さんが 工夫を凝らした豆料理! ピザ、シュウマイ、巻き寿司、コロッケなど、 もちろん豆はすべて本別町産を使って いるんです!
リーダー 「金時豆と野菜のコロッケ。どうですか?」
メグミ「豆とコロッケが意外に合う!」
お次はピザ。
カイト「おいしい!」
リーダー「どんな味するの?」
カイト「ジャガイモの味がする」
谷口さん 「ジャガイモは入ってないんだよ!」
カイト「えっ(ビックリ)」
谷口さん「それもお豆なの!!」
カイト「えっ!」
谷口さん 「白い金時豆なんだよ」
リーダー 「ジャガイモに感じる ホクホクの食感がお豆なんだって!」
カイト 「この白い金時豆が意外とおいしい!」
リーダー 「美味しい!良かった良かった」
さらに、グルメだけではなく、 豆の産地ならではのプログラムも!?
「お銭湯をご用意させて頂きました!」
リーダー「なになに?」
池田さん「豆風呂ということ…」
こちらが、砂風呂ならぬ豆風呂! 一体どう楽しむのか、 デモンストレーションを見せてもらいます!
「どうぞどうぞ」 「すごい~」「すごい~」
リーダー 「かけちゃうの?何がすごいか教えて下さい」
「服ごしにイソフラボンがすごいです! すごい~すごいです~」 上手い事、言います。大爆笑です。
なんだか楽しそうな豆風呂。 あぐりメンバーからは、カイトくんが体験! 「いらっしゃいませえええ」
カイト「お…重い!!」
ほかにも…? メグミ「もっと背が大きくなりたい」
すると…
ザバアアアアアー
豆が頭上から落ちてきました!
こちらは、願いごとを言って、叶う願いには、 豆が降ってくるという「豆浴び」!
リーダー 「豆がいっぱいでてきました。 ということは、この願いは…?」
池田さん 「叶…います!!!」
ヤッター
パチパチパチ
リーダー 「そりゃ叶うでしょ。背は伸びるでしょ(笑)」
豆を身近に感じてほしい! そんな思いが詰まった「豆まかナイト」は、 来週土曜日に開催。 豆の町ならではの節分体験を、ぜひ本別町で!
【ほんべつ豆まかナイト2018】 日時:1月27日(土)午後3時~ 会場:本別体育館 問い合わせ:本別町商工会 ℡0156-22-2529
入場無料です!ぜひお越しください!
若林さん 「地元の小中学生と今回は 種まきからスタートしたので 大豆をしっかり食べていただいて 大豆を使ったアトラクションで 大豆についてたくさん知って頂きたい!」
森 「そのくらい斬新なイベントで…」
バンッ!!!
「……」
みんなビックリして固まります。
いざ鬼登場!!
池田さん 「みんなで退治しましょう!! さあどうぞ」
森「え?何?なに?」
リーダー「退治???」
池田さん 「鬼退治ですよ! 豆まきですから」
池田さん 「豆まいちゃってください!」
森「きゃああああ」
さていよいよスタートしました 「激」豆まき パラパラパラ…パラパラパラ…
最初は様子をみながら豆をまいてましたが…
「鬼はーそとー」
野太い声が響きます。 バシッバシッ バシッバシッ
ザアアアアアアアア
みんな猛烈に豆をまき始めました(笑)
バシッバシッ
リーダー 「鬼がいなくなったぞー!」
会場のみんながガッツポーズ♪ 素晴らしい一体感です。
豆まきで会場が1つになりました♪
リーダー 「いや~すごいすごい。 童心に帰りました」
森「楽しかったですねえ~♪」
リーダー「じゃあ…」
リーダー 「片づけるかあ…」
池田さん 「片付けましょう! 宜しくお願いします!」
さて最後にもう一度!
【ほんべつ豆まかナイト2018】 日時:1月27日(土)午後3時~ 会場:本別体育館(入場無料) 問い合わせ:本別町商工会 ℡0156-22-2529
今までに体験したことがないような 豆まきが体験できます! ぜひ遊びに来てくださいね!
みなさんこんにちは! 週刊あぐりニュースのお時間です。 今日は、去年の12月に行われた 「クリスマス交流キャラバン」の様子を紹介!
JAバンクのマスコットキャラクター「ちょリス」が、 札幌近郊の様々な幼稚園で行われたクリスマス会に 参加したんだよ。
地域貢献の一環として行われている このイベントでは、 サンタクロースに扮した「ちょリス」が 「野菜あてクイズ」などの レクリレーションをしたり、 クリスマスプレゼントを贈ったりして、 子ども達もとっても喜んでたよ。
お・ま・け
大豆の生育段階について説明するリーダー。
リーダー 「ちなみに2人は分かってたか? これもともと枝豆だったんだよ」
カイト「えっ?えっ?」
リーダー 「いいなカイト良い反応だなあ これ早いうちに取ったら枝豆だったの」
カイト「えっ緑の?」
リーダー「そう…」
カイト 「早くとればよかったのに…」
リーダー 「いや違うの。違うのカイト! 枝豆も美味しいけど 乾燥して大豆にして食べるの!」 ---------------------------------- 1月13日のクイズ 「ゆめぴりか甘酒に使われる米の品種は、 “ゆめぴりか”ともうひとつ なんだったかなー?」
正解は「ななつぼし」でした。