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2018年10月27日(土) | ♯496 江別の新スポットへ!小麦がテーマの“ゆめちからテラス”とは編
2018年10月27日(土) | JAと企業がタッグを組んだ!
>>

2018年10月27日(土) |  ♯496 江別の新スポットへ!小麦がテーマの“ゆめちからテラス”とは編

2万3千681円! 2万9千957円!
これは何の数字かというと?!

1世帯あたりにおける、
米とパンの年間支出金額なんです!
米よりも消費が上回っているパン!

パンの原料は小麦!
小麦の生産量・全国1位は北海道!

そんな小麦王国北海道が誇る
生産地のひとつ・江別に、
小麦をテーマにした、
新たなスポットが誕生しました!

そこでしか味わえないパンを求める、
お客さんの声を聞いてみると?!

インタビュー パンのお味は?
「おいしい!江別産の小麦を使ってるのもある!」
「食べたらすごくモチモチで美味しかった!
 何回かリピートして買いにきてます!」
「モチモチしてるよね。サクサクもして…」
「やみつきになっちゃった!」

お客さんは病み付き!リピーターが続出! 
小麦産地が作る、モチモチのパンとは?

今回のあぐり王国ネクストは、
道産小麦をより身近に感じられる、
新たなスポットに潜入します!

森結有花アナウンサー
江別市野幌にやってきました」

森崎博之リーダー
「江別と言えば小麦でしょう!
 もうもう製粉所がすごいから!」

森アナ
「ということで私たちが今いる建物が
“ゆめちからテラス”!

森崎リーダー
「“ゆめちから”なんて
 まさに小麦の名前ですよおお。
 あぐり王国が始まってから
(ゆめちからが)デビューしました!って
 取材したんですよ」 

森「じゃあ割と新しい…」

■ゆめちからテラス
 江別市西野幌107-1

森崎リーダー
「そうですよ~
 それがもう建物の名前になるなんて…
 売れてるなあ~ゆめちから。
このオレを越えて行った感がある!」

森アナ
「『このオレを』って所がちょっと引っかかる…」

今年の5月にオープンした、ゆめちからテラス。

 

「ゆめちから」とは、北海道産の小麦の名前。
施設の名前になるほどの
「ゆめちから」の魅力とは?

森アナ
「今回は小麦がテーマということで
 パンが大好きなあぐりっこに来てもらいました」

今回は、お父さんの仕事はシェフ、
小学5年生の北條貴亜徠(キアラ)ちゃんと、
パンはもちろん、うどんも大好きな小学3年生、
太田瑞稀(ミズキ)君の二人です!

森崎リーダー「パンは好きですか?」

あぐりっこ「はい!」

リーダー「どれくら好きですか?」

あぐりっこ「えっ…(動揺)」

森「リーダーが熱すぎるんだと思います」

リーダー「小麦の品種で知ってるのある?」

キアラ「知らない!」

リーダー「お米の品種だったら?」

キアラ
「“ゆめぴりか”とか“ななつぼし”とか
 “ふっくりんこ”とか…」

リーダー
「すごいよく知ってるね~
 お米と同じように小麦にも品種があるので
 それを覚えていきましょう」


「ちなみに2人は小麦って聞くと
 パン以外に…」

ミズキ「うどん!!」

リーダー「麺類ねえ」

ミズキ「米!?」

リーダー
「えっ?米って言った??
米ノンノンノンノン…」

ということで、小麦を学ぶべく、
早速ゆめちからテラスへ!


2018年10月27日(土) |  JAと企業がタッグを組んだ!

森「うわ~いい香りしますねえ」

ゆめちからテラスには、
江別市野幌の生産者自らが運営する
「のっぽろ野菜直売所」、
道産ミルクを使ったソフトクリームなどが食べられる、
軽食コーナー「プチキッチンogiogi」、
そして、すべてのパンに北海道産小麦を使用した、
焼きたてのパンを提供するベーカリーと、
3つのコーナーがあります。

そんなゆめちからテラスの営業前にお邪魔した、
あぐりメンバー。
JA道央の吉尾和久さんに案内して頂きます。

吉尾さん
「ゆめちからテラスとは
“ゆめちから”が小麦の品種になっていて
 この“ゆめちから”を通じて
 JA道央敷島製パンさんがタッグを組んで
 誕生したのが、この施設です」

リーダー
「敷島製パンというのはパンメーカーです。
 そことタッグを組んだんですね」

「Pasco(パスコ)」のブランド名で知られる
国内大手のパンメーカー敷島製パンとJA道央が、
ゆめちからという小麦を通じて結ばれたのが、
このゆめちからテラスなんです。

森アナ
「ゆめちから自体はこの道央で
 たくさん使われているんですか?」

吉尾さん
「そうですね。JA道央管内では
 秋まき小麦のうち約98%
 ゆめちからです」

リーダー
98%!もうそうなったんですか?
 ほぼゆめちからに変わったんですね」

森アナ
「北海道を代表する!だし、
 日本を代表するって言ってもおかしくない」

リーダー
「まだデビューして10年未満ですよね」

吉尾さん
「まだ10年未満なんですが、
 こうやって企業さんとタイアップすることで
 どんどん広げていくことに成功しました」

そんなすごい小麦ゆめちからが
生み出すパンとは?
いざ、ベーカリーコーナーへ!

リーダー
「すさまじいパンの香り!」

森「おなかすいてきますよね」

100種類ほどのパンを扱うというこのお店。
Pasco札幌事業者の磯村久美さんに
その魅力を紹介してもらいます。

リーダー
「北海道のゆめちから率直にどうですか?」

磯村さん
モッチリとした食感のでる小麦粉で
 北海道の皆さんはモッチリとした食感が
 好みの方が多いなっと感じているんですが…」

磯村さん
「そのみなさんの好みに合った
 モチモチの食パン・菓子パン類がたくさん作れて
 本当に言い小麦だなと思っています」

リーダー
「北海道ってもっちりした食感が好きって
 データがあるんですか?」

磯村さん「感覚です!」

リーダー
「聞いてみましょう。
 みんなモッチリしたパンが好き?
 パサッパサのパンが好き?」

あぐりっこ「モッチリしたパン!」

リーダー「そうだよなあ」


リーダー!
 その2択ならモッチリしかないと思います」


2018年10月27日(土) |  フワフワなのにモッチリ!その訳は?

リーダー
「特徴的なパンありますか?」

磯村さん
「当店1番人気の『超熟』食パン

リーダー「超熟って知ってる!」

森「人気ナンバー1って書いてますね」

磯村さん
日本で一番売れていると言われています」

リーダー
「1日どれくらい売れるんでしょう?」

磯村さん
1日平均70万斤!

リーダー
70万斤!このサイズが1斤。
 これが1日に70万袋売れるんだって!」

あぐりっこ「…」

リーダー
「ものすごくてピンときてない感じ。
 700くらいの方がピンときたかもね…」


「ラベルに北海道のマークがついてますね」

リーダー「本当だ!」

磯村さん
「北海道産の小麦を使用した
 北海道限定版の超熟です!」

ゆめちからをはじめとする道産小麦をブレンドした、
人気食パン「超熟(ちょうじゅく)」の、
北海道限定バージョン。その味は?

キアラ「いいにおいする!」

リーダー「持った感じは?」

キアラ「フワフワ!」

リーダー「では食べてみましょう」

ミズキ
「おいしい!フワフワッ!」

キアラ
「フワフワもしてるけどモチモチもしてる」

そのモチモチ感は、
ゆめちからの特性が生み出しているようです。

磯村さん
「ゆめちからは超強力粉という部類。
 食パンや菓子パン類は強力粉を使います」
磯村さん
「それよりも更に強い小麦粉を使ってます。
 その特徴がよくでてます」
磯村さん
「あとはパスコ独自の超熟製法!
 小麦粉を熱湯でこねまして
 アルファ化といいますけど
 炊きたてのご飯がもっちりするように
 小麦粉ももっちりした食感をだせるようになり
 その特徴がゆめちからにより
 よく出ていると思います」

リーダーも食べてみると-

リーダー
「う~ん!フワフワ!何も塗ってないのに
 ほのかなあま味を感じる。
小麦のあま味が!あま~い

磯村さん
「小麦粉本来のあま味です!」

リーダー
「何か…ふわ~っと
 小麦畑を風がかけ抜けた感じ…
 小麦の穂がカサカサ音を立ててゆれてます」

森「そんな効果はこのパンにはないかな…」

リーダーの想像力を大いに刺激した
「超熟」の美味しさ。
その源、小麦畑をのぞいてみることに。


2018年10月27日(土) |  冬を耐え忍ぶ秋まき小麦の強さ

吉尾さん
「こちらが“ゆめちから”のほ場になります」

リーダー「どうなってる?」

キアラ
「なんか全体が緑!小さい草がたくさん!」

こちらが秋まき小麦・ゆめちからの畑、
10月上旬の姿。
冬を目前に、まだ芽吹いたばかりの状態です。

リーダー
「まもなく雪が降るんだぞ」


「雪に耐えられるとは思えない!
 冬を越すんですよね?」

リーダー
「雪が降ったらどうなると思う?」

キアラ「ええ~潰れちゃう」

リーダー
「雪の重みで?潰れてどうなる?」

キアラ「潰れて…なくなる?」

リーダー
「なくなるんじゃないかと!
 だよね。雪降ったら大変じゃないですか」

吉尾さん
「この辺は一面雪になるんですけど
 その雪の下で小麦たちは冬眠をして
 春を迎えるという品種特性になっています」

森「冬眠するんですか?」

吉尾さん
「そうですね。雪の中でいったん冬眠して
 成長を一度止めて、春になって雪が解けたら
 また成長を始めます」

こちらが北海道の小麦の栽培スケジュール。
秋まきと春まきでは、収穫時期はほぼ一緒。
なぜ種まきの時期が違うのでしょう。

吉尾さん
「4月は雪解けと同時に農繁期が重なるので
 その際に種まき作業が困難になってくる所を
 作業の軽減のために秋にまく!
 これが主流になっています」

リーダー
「農家さんの負担が軽減されるのが大きな特徴」

リーダー
「ミズキ。これ見て1番の違いは何?」

ミズキ
「緑色(生育)の長さが違う!」

リーダー「長さ違うね。どっち長い?」

ミズキ「秋まきが長い!」

リーダー
「秋まきが長いよね。
 生育期間がすごく長い!
 生育期間が長いと小麦にはどんな影響が?」

吉尾さん
「生育期間が長い方が
 収量にも影響してきて
 秋まき小麦の方が収穫量が全然多く
 JA道央管内では約98%が秋まき小麦に
 なっています」

リーダー
「こちらの地域ではほぼゆめちから!
 やっぱり良いんですか?」

吉尾さん
「そうですね。今まで作っていた品種よりも
 病気に強く品質も非常に良いので
 生産者さんはとても喜んでいます」

リーダー
「やっぱり品質が良いものを食べたいし
 こうやって北海道の小麦が
 全国のメーカーに認められるっていうのが
 すごく嬉しいことだよね!」


「まだ今は小さいですけど
 収穫の時期が楽しみですね」

リーダー
「これから厳しい冬を越すんですよ…
 冬~春と耐えて秋の収穫まで大変だな。
 長い道のりだ!
 頑張ってもらうためにエールを送りましょう。
 
 今年の寒い冬も…」

みんなで
「がんばってくださ~い」


2018年10月27日(土) |  パン工房で職人の技術に触れる!
道産秋まき小麦、ゆめちからを学んだ
あぐりメンバーは、改めてゆめちからテラスへ。

森「工房の中にお邪魔しました」

リーダー
「ここに来るまで大変でしたよ。何した?」

キアラ
「エアシャワー!コロコロ…
 手を洗って消毒して…」

リーダー「大変でした。宇宙服みたいな感じ」


「ここからは特別にパン製造工程を
 見せていただきます」

この道30年以上のベテラン職人、
大塚伸泰さんに超熟の製造工程を
見せて頂きます。
ゆめちからなど道産小麦をブレンドして、
独自の製法で練り上げた生地が
超熟になるのですが、
そこには機械作業と職人技の融合が!

大塚さん
「手ごろな大きさに切る機械です」

森「塊りが機械の中に入っていきました」

リーダー
「おっ!もう切れてる切れてる。
 切ったものの重量を計って調整して…」


「こっちで形を整えてますね。
うわ~早い!早い!
 もう両手で形を!」

リーダー
「うわうわ1個やりたい!」

大塚さん「1個どうぞ!」

パンの生地を手に取ってみると…

リーダー
「うわっ!やわらかい!
あ~!すっごい気持ちいい~♪
 たまら~ん!
 すごいです。ふわふわ」

リーダーもまるめてみましたが…

大塚さん「こっち触ってみて!」

リーダーがまるめたものと
職人さんがまるめたものを触ってみると…

キアラ「職人の方がやわらかい!」

ミズキ「くっつかない!」

リーダー
「僕がやったほうはくっついてます」


「リーダーの方はフニャ。
 大塚さんの方は生地が戻ってくる感じ!」

大塚さん
「強すぎても柔らかすぎてもいけない。
 パンの生地にキツイような
ストレスを与えないようにしています」

森「でも形はしっかり」

大塚さん「表面をキレイに!」

リーダーのパンをみて…

大塚さん
「ふふ…ストレス入ってますね…

リーダー
「めっちゃストレス入ってる!
 いやすごいわ~
 製法うんぬんもそうですけど
 まずやっぱり技術です。
 技術がすばらしいんだなあ~!」

生地を分割して丸めたあとも、
随所で職人の技術と魂がパンに注ぎ込まれ、
超熟が完成するのです。
大塚さん
「お客様に美味しいものを提供するのが
我々の使命!
 特に北海道産の小麦を使った超熟は
 北海道だけですので
 北海道で大人気な食パンになるように
 常に思ってお客様に提供しています」

2018年10月27日(土) |  美味しいパンをいただきます!

森「私達の前には美味しそうなパンが…」

リーダー
「焼き上がりましたねえ。
 …立派に成長した我が子を見守るような
 満足そうな目をしていましたねえ」

大塚さん「確かにそうですね」

小麦畑やパン工房を見せて頂いた上で、
改めて焼きたての超熟を味わいます!

リーダー
「今日は小麦の畑をみました。
 あそこからどんどん力強く伸びていく!
 そして“ゆめちから”をパン職人さんが
 焼いてくださった!感謝をこめていただきましょう」

キアラ
「すごく柔らかくてモチモチしてて
 すごい美味しい」
 
リーダー
「トーストして焼いているのに
 モチモチ感が残る歯触り…
 そこは目指したところですか?」

大塚さん
「もちろんですね。
 ゆめちからの超強力粉のモッチリさが
 現れていると思います」
リーダー
「うわっ!サクッモチッフワッ!
 全部ありますね。小麦の力ですね。
 うま~い!
 ゆめちからっていう小麦がうまい!
 あとは技術ですね」
続いて、ゆめちからテラスの人気メニュー、
パンペルデュもいただきます!

「おいしい!さっきのモチモチ感と違って
 プリンみたいな滑らかさになる!」

リーダー
「そうだ。プリンだプリンだああ
いいプリンだ~」

あまりの押しの強さに…


「何を言おうとしたか忘れてしまった…」

リーダー
「すみません感想泥棒で…」

ちょっと間があって…

リーダー「これってやっぱり…」
「あの…」

同時に会話が正面衝突!(笑)

さて最後に-

リーダー
「こういう複合ショップの店名に
 小麦の品種名がつくなんて 
 そうそうないと思います。
 どんなメッセージを込めていますか?」

吉尾さん
「ゆめちからはPascoさんと繋がれたきっかけの
 品種でもあるので大切にしていきたいですし
 また生産者さんも小麦が商品になる姿は
 なかなか見ることができないんですよね。
 なので消費者の皆さんに喜んで頂いた時の
 その笑顔がまた生産の励みに繋がると思います」

リーダー
「企業との繋がりで
 みんなが集える素敵な場所ができたのは
 我々道民にとっても喜びになります」

みなさんこんにちは!
今日は、先月行われたイベントを紹介するよ!

9月29日~30日に行われた
「第8回ニッポン豆腐屋サミットin札幌」!
全国から200人を超える豆腐関係者が集まり、
いろんな意見を交わしたよ!
30日には森崎リーダーも講演に参加し、
北海道の大豆生産者の奮闘ぶりなどを熱く語ったよ。
みんなにももっと豆腐を食べてもらえたら嬉しいな♪

以上、もんすけの週刊あぐりニュースでした!

----------------------------------
10月13日のクイズ
「白いダイヤとも呼ばれる、
 忠類の特産品は何だったかな?」
 
正解は「ゆり根」でした。


2018年10月13日(土) |  ♯495 ゲスト企画 幕別町忠類の“ゆり根”に触れる編

全国の各都道府県が誇る、農作物の数々…。
例えば、全体の9割を群馬県が生産する
「こんにゃくいも」や、
8割を生産する高知県の「ミョウガ」、
6割を占める青森県の「にんにく」など。
そして、ここ北海道にも、
全体の99%を生産している食材があるんです。

それは…「ゆり根」!

料亭など、関西を中心に扱われる
高級食材のユリ根ですが、
実は、北海道だからこそ生産できる
意外な理由をご存知ですか?

今回のあぐり王国ネクストは…、
価格にも納得!「白いダイヤ」と呼ばれる
ゆり根を生み出す、ある産地へ!

森結有花アナウンサー
幕別町忠類にやってきました」

森崎博之リーダー
「忠類と言えばこちらですね~」

森アナウンサー「ナウマンゾウです」

森崎リーダー
「戦いたいですね。ちょっといいですか?
ファイッ!!!」

森アナウンサー「リーダー違います!」

森アナウンサー
「このナウマンゾウと言えば
 待ち合わせにピッタリの場所だと思いますが
 どうしてこの場所を選んだかというと
 道外のゲストをお招きして
 北海道の食材に触れてもらう…
 あのゲスト企画です」

リーダー
「なるほど。ここで待ち合わせしてるんですね。
 これは目立つ目立つ!!」

これまでにも様々なジャンルの方が、
北海道の食の魅力に触れてきた「ゲスト企画」!
今回、忠類にお招きしたゲストとは…?

森アナウンサー
「そろそろ来るはずなんです…」

『リーダー!森さ~ん』

リーダー
「あっ!いらっしゃった!
 こんにちは~ご無沙汰してます」

森アナウンサー
「料理家の栗原友さんです!」

リーダー
「よろしくお願いします。
 よかったね~♪
 今回は北海道いい季節で!」

栗原友さん
「前回ね…ホワイトアウト!みたいな」

あははは♪
(本当にスタッフも遭難一歩手前でした笑)

東京を拠点に活動する料理家、栗原友さん。
人気料理家・栗原はるみさんを母に持ち、
世界中で出会った料理を、
日本風にアレンジしたレシピの提案など、
料理教室や料理本などを通じ、
食の魅力を伝えています。

今年2月には、
猛吹雪の比布町で「千本ネギ」に触れ、
生産者も驚く、アイデア料理を
披露していただいたんです!

森アナウンサー
「ゆり根って普段お料理に使いますか?」

栗原さん
使います!大好きです!
 ただお安いものではないので
 大事にいただくような食材ですよね。
 かき揚げにしたり、ポタージにしたり
 パスタやみそ汁に入れたり」

リーダー「みそ汁にも?スゲー」

森アナウンサー
「生産現場って見た事ありますか?」

栗原さん
ないですないです!
 正直北海道で一番とれているっていう事も
 知らなかった…」

りーだー
「なんと!!もうほぼ北海道ですよ!」

栗原さん
「そうなんですよね。失礼しました(笑)」

食材としてはよく使うものの、
その生産方法までは知らないという
栗原さんと一緒に、
早速、忠類のユリ根畑へ…。

森アナウンサー
「畑にやってきました!」

森崎リーダー
「広い畑だわ~これです。これですよ」

森「えっ?これゆり根ですか?」

栗原さん
「すごいですね。ビッシリ!」

リーダー
「見た事ないですもんね!
 色々ききましょう」

こちらがゆり根農家の2代目・大坂崇士さん。
生産開始から54年になる、
忠類ユリ根の生産について教えてもらいます!

2018年10月13日(土) |  大きくなるまで6年?その不思議を探ろう

大坂さん「まずは掘ってみて…」

リーダー
「掘っていいんですか?
 どうなっているのか知らない人たちに
 掘らせていいんですか?」

大坂さん「いいんです♪大丈夫ですよ」

リーダー
「なってるからね。下に!」

「あ…下…なんだ…」

リーダー
「お前どこだと思ってんだよおおお」

森「だって分からないから!」

リーダー
「下以外どこにあんだよーー」

そうこうしているうちに
栗原さんはフォークで土ごとすくって
土の塊をふるってみます。

リーダー「よいしょよいしょ…」

栗原さん「バキッてやっていいんですか?」

大坂さん
「どうぞ!1本ずつはがしてみて下さい」

栗原さん
「あっ!白い!出てきた!すご~い」

その白さから「白いダイヤ」とも呼ばれる、
忠類産のユリ根。
大坂さんを含む、14軒の生産者で、
年間およそ83トンが生産され、
北海道有数のユリ根産地なんです。

大坂さん
「その大きさになるまでに
 約6年間くらいかかります」


「6年??6年かけて
 ここまでにしかならないんですか?」

大坂さん
「そうですね。
 とてもデリケートな作物なんで!」

大坂さん
「次の新しい準備をした畑に
 移動してあげないと
 病気になってしまったり、
 形の悪いものになってしまったり…。
 畑も使い終わったら、
 次に使う用に養分を蓄えるようにして…」


6年植えっぱなしにしちゃダメ なんですか?」

リーダー
「ダメなんです。毎年毎年植え替えるんです!」

栗原さん
「どうやって?えっ!?
すごいと思う。
えっどうしてですか?
どうやって…(笑)」

リーダー
「もう疑問が止まりません!」

実はゆり根は出荷までに、
6年もの歳月を要するんです!

2018年10月13日(土) |  毎年植え替える!手間をかける!
まず、滝川にある
「ゆり根原種センター」という施設で、
タネとなる無菌状態のりん片がつくられます。
次の年、それを各生産者が畑に植え、
3年目には、
出荷できるほどのサイズになるのですが…
大坂さん
「イモみたいに一個植えて
 5~6個取れるという作物ではないので…
 3年経ってこうなったゆり根の
 “りん片(ぺん)”を剥がします。
 これを温度管理すると
 このりん片にゆり根が2個3個ついてきます。
 ここで一気に増やします」
大坂さん
「それを4年目、畑にまいて
 また植え替えて、
 6年目になってやっとこの大きさのものに
 なっています」


「やめたいと思う事あります?」

大坂さん「う~ん、ないですけどね」

栗原さん「愚問!!」

リーダー
「ゲストに愚問って言われてるよ」

そもそも高温多湿が苦手で、
涼しい気候を好むユリ根。
それに加え病気に弱いため、
収穫に至るまでの生育は
毎年畑を植え替える必要があります。
涼しい気候、そして広大な土地が、
栽培する上での絶対条件でもあるんです。

リーダー
「これに加えて他にも
 たくさん畑がないとダメですよね?」

大坂さん
「そうですね。畑は14ヘクタールくらい
 全部でありますね」


「それだけの土地の広さがないといけないから
 北海道で99%ゆり根が作られているんですね」

リーダー
「ゆり根がお高いって話あったじゃないですか。
 これ聞いたらどうですか?」

栗原さん「納得!!」

リーダー「納得ですよね」


2018年10月13日(土) |  箱入り娘のようなゆり根の収穫!

6年がかりで育てられたユリ根、
その収穫をお手伝いすることに!

リーダー
「これ耕運機ですよね。
 畑を耕すためのものですよね?
 でもこれを収穫に使うんだ」

ガタガタガタガタガタ…

耕運機が動きだしました。

リーダー
「フォークが斜めになって土に入って
 土がどんどんひっくり返っています!」

一般的な根菜と違い、
皮がないユリ根は、キズが付かないよう、
まず土ごと掘り起こして反転させます。
そこから、ひとつひとつ
手作業で取り出す必要があるんです。

大坂さん
「この茎を持ってひねると崩れやすいかな…」

リーダー
「なるほど!大事なことは
 ゆり根には触らないということですね」

栗原さん「なるほど!」

リーダー
「いきますよ!
 (バリバリバリ…)」

栗原さん
土が重くて…はあはあはあ…」

このゆり根をほぐすのがとっても大変!

バリバリ…

栗原さん「できた…」

栗原さん「はあはあイテテ…」

足が痛くなった?
立ち上がって体を伸ばす栗原さん。

森「疲れてる…」

リーダー
「段ボールを引きちぎってる感じ!」

栗原さん
「そうですね。週刊少年ジャンプとか…」

リーダー「ジャンプ?ちぎることあります?」

栗原さん「昔やりませんでした?」

最盛期であるこの時期は、
早朝から陽が落ちるまで続くという収穫作業。
1日およそ2500個ものユリ根を、
家族総出で収穫するのだとか…。さらに?
大坂さん
「こういう太陽の光とかにすごく弱くて
 それが当たったまんまだと
 だんだんピンク色になってきてしまいます」

それを聞いて焦って日光を遮る3人。

リーダー「いけないいけない!」

大坂さん
「なのでコンテナが黒いビニールで 
 遮光されています。
 こういうものにゆり根を逆さまに
 入れていきます」

リーダー「優しい~♪」

こうして栽培から収穫まで、
丹精込めて育てられた忠類のユリ根。
一体どんなおいしさなのか、
試食させていただくことに…!




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