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2021年03月27日(土) | 【1時間スペシャル】北海道ブランドを探せ!⑤生産者に救われた一言…
2021年03月20日(土) | ♯609 三石・花編①
2021年03月20日(土) | ♯609 三石・花編②
2021年03月20日(土) | ♯609 三石・花編③
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2021年03月13日(土) | ♯608 新生活を応援!お弁当作りに挑戦編③詰めるポイント!
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2021年03月06日(土) | ♯607 十勝・砂糖編②名物館長が伝えたいこと…
2021年03月06日(土) | ♯607 十勝・砂糖編③砂糖のチカラ&おいしく食べよう!
2021年02月27日(土) | ♯606 栗山町・こうじ編①

[+10] >>

2020年09月12日(土) |  タマネギ集出荷場に潜入!
ということで、料理人・青山さんの
「あぐり王国的・社会見学」。
まずは、タマネギの選果場へおじゃまします。

森アナ
「美幌広域連玉ねぎ選果場にお邪魔しています。
 浅野さんにご案内いただきます」
 
JAびほろの浅野純一さんに、
畑から集まったタマネギが出荷されるまで、
順を追って見せて頂きます。
リーダー
「後ろにスゴイ数のタマネギ~!!
 青ちゃん、この数、どうですか!!」

青山さん「すごい量ですね!」

リーダー
「でもこれほんの一部ですよね。
 このコンテナがどれくらい集まりますか?」
浅野さん
「年間5万~6万基くらい集まります」

青山さん「えへへへへ(笑っちゃうんです)」

森アナ「重さだとどれくらい?」

浅野さん
「このコンテナ1つで1300キロくらいあるので…」

リーダー「1300キロ×5万基???」

浅野さん「計算できませんけれど、すぐ…(笑)」
浅野さん
「美幌・津別・女満別・オホーツク網走。
 4つのJAからタマネギがここに集まります」
リーダー
「ちょっと前ですけどオホーツクで 
 大きなタマネギの集出荷場をみましたよ」

浅野さん
「JAきたみらいさんの施設だと思うんですけど、
 あれができるまでは日本一の処理能力でした!」

リーダー
「ここがそうだったんだ!
 なんかちょっと…悔しいですね」

浅野さん「悔しいですね(笑)」
リーダー
「でも1位と2位を独占するくらい
 北海道のこのエリアってすごいタマネギ産地だよね」
この施設では、年間でおよそ7万トンのタマネギを集出荷し、
1日におよそ300トンもの選別処理ができます。
美幌のお隣、北見エリアも含むオホーツク地方が、
日本のタマネギ生産を大いに支えているのです。

2020年09月12日(土) |  最先端の技術と人の目で全国へ!
さて、畑から集まった玉ねぎは、
まず乾燥させたあと選別レーンに乗せられます。
最初に手作業で明らかな規格外品を取り除き、
そのあとは、驚きの自動作業が待っています。
リーダー「すごいすごい!」

浅野さん
「向こうからタマネギの原料が流れてきまして
 整列をして皮を吸ったりしてるんです。
 よくみてるとファンに吸われてます」

リーダー「(皮を)吸い取ってる!」
浅野さん「次はカメラで撮影してます」

リーダー「何のために?」

浅野さん
「カメラで大きさを見て、規格分けをしてます。
 最終的には10規格に分けられます」
浅野さん「規格ごとのレーンに乗ります」

リーダー「たまに落ちてるよ!」

浅野さん
「自動的にカメラで判別して、
 そのレーンに来たら勝手に落ちるようになってる!」

リーダー
「すごくない!大きさでレーンから落とされるんだ」

森アナ「あっという間に選別されていくんですね」

リーダー
「落ちても柔らかいクッションになってるから
 タマネギは安全に仕分けられてるね」

自動作業により大量のタマネギをスピーディーに規格分け。
そのあと再び、手作業に入ります。
浅野さん
「規格が間違えてないか?
 最終的にチェックしているところです」

リーダー
「穴のあいた板にタマネギが通るかどうか?
 お母さん方がやってますね」

浅野さん
「あれがタマネギの規格の大きさになっているので
 あの穴を通ればその規格になる。
 そこで最終チェックしてます」

リーダー「通らないものを上に放ってますね」

浅野さん「これはまた違うレーンにいきます」
浅野さん
「最後は人の目がかかるということです」

リーダー
「でもこれすごい集中力ですよ。
 たくさん流れてくるものを、
 手が休むことなくすごい動いている!
 ずっと動いているもん。
 テレビに映ってますよ~
 手を振ってもらっていいですか~」

森アナ「邪魔しないでください!」

ところが手を振ってくれました!

リーダー「手を振ってくれた!振ってくれた」

森アナ「ありがとうございま~す」
 
浅野さん
「さてこちら側ですが、
 箱にタマネギを詰める作業です」

リーダー
「箱の角度が変わっていって
 ちゃんと上まで上手に入っていく!!」
浅野さん
「(タマネギと箱の)落差をつかないように
 箱が迎えに行く感じです」

リーダー
「安全ですね。タマネギが傷ついたりしないね」
森アナ
「ここで箱詰めされて出荷されていくんですか」

浅野さん
「そうです!九州や名古屋・静岡が主として多いですが
 日本全国に出荷しています!
 当然、札幌にも出荷してます!」

リーダー「遠くまで行くんですねえ」

2020年09月12日(土) |  直接コンテナへ!タマネギ列車は今日も行く!
森アナ
「選果の様子を見せていただきました。
 こちらの倉庫には箱詰めされたタマネギが
 たくさんありますね」
 
リーダー
「青ちゃん、ご覧になってどうでしたか?」

青山さん
「箱を開けるといつも同じ大きさのタマネギが
 入っているので気にしていなかったのですが
 こんなに手間をかけて選別してくれているとは
 思わなかったです」

リーダー「そうですよね…」
リーダー
「タマネギが箱に入りました。
 さらに箱が部屋に入っているように見えますが…」
浅野さん
「JRコンテナ(通称:タマネギ列車の貨物)です!」

リーダー
「貨物ですよね!線路でどこまで行くんですか?」
浅野さん
「遠くは九州まで行きます!」

リーダー
「そんなに行くの???」
森アナ
「全国に出荷しているとなると
 今年は新型コロナウイルスの影響を受けているのでは?」

浅野さん
「外食関係が外出自粛の影響で消費が鈍ってしまった…」
 
浅野さん
「例年と比較しますと
 低い単価での販売となってしまったので 
 生産者打撃が非常に大きかったです…」
リーダー
「でもずっとこれからも食料を生産して
 供給していかなければならないという
 責任と義務が北海道にはありますから
 ここから何とか取り戻したいですね!」

浅野さん「何とか取り戻したいと思ってます!」
リーダー
「どうですか?令和2年の今年のタマネギは?」

浅野さん
「非常に生育も良かったですし
 良い玉ねぎになっています。
 丹精込めて育てた今年のタマネギを
 たくさんの消費者に食べて頂けたらと思ってます」
リーダー
「農家さんの想い!
 集出荷場のみなさんの想いを乗せて
 タマネギ列車は今日も行く!!」

浅野さん「今日も行きます!!」

2020年09月12日(土) |  タマネギ畑へ!根切り作業とは?
さて、選果場で見たタマネギは、
どのように育てられているのか。
続いてタマネギ畑におじゃまします。
諏訪智紀さんは、8ヘクタールの畑で、
年間480トンものタマネギを生産しています。
諏訪さん
「今は収穫直前なんですが
 雨が降っていなければ収穫できます」

リーダー「雨…降っちゃいましたね…」

諏訪さん「あいにく…」

森アナ「収穫は難しいってことなんですかね」

諏訪さん
「そうですね。
(雨が降ると)汚れなどで物が悪くなるんです」

この日、畑に来る前に雨が降ってしまったため、
残念ながら収穫作業は見学できず。
タマネギの収穫は、機械でタマネギを拾い、
茎を切りながら進められます。
茎が乾燥して切りやすい状態、
土が乾いてタマネギを汚さないことなどが条件で、
このような晴れた日に収穫作業は行われます。
リーダー
「今まだお盆開けた時期ですけど
 (収穫時期は)早いですよね?」

諏訪さん
「これは中早生(なかわせ)の品種なので
 早生の中で少し遅い品種です」

リーダー
「早生の中にも真ん中があるんですね」
諏訪さん
「そちらの畑はもうないんですけど
 早生の早い品種(極早生)があった畑です!」

リーダー「早生早生ですね」

森アナ「早生中のワセ!」
収穫適期のタマネギを見せてもらいましょう。

諏訪さん
「根っこも切っているので弱っていますが…」

リーダー「根切りしている?」

諏訪さん「根切りしています」
森アナ「根切りってどういうものなんですか?」

諏訪さん
「タマネギの生命活動を絶って
 色のりと葉の枯れこみを促進する作業です」
収穫のおよそ10日前に根を切ることで、
生長しすぎて形が悪くなってしまうことを防いでいます。

また茎が枯れて切りやすくなり
収穫の効率を上げる効果もあります。
ということで、
根切りをする前の畑を見せて頂くことに…

森アナ
「ここは茶色で…奥の方は緑の畑が広がっています」
諏訪さん
「(緑の方は)まだ根切りをしていないので
 根切りしてあげると、こちらのように白くなり
 タマネギの色っぽくオレンジになります」

リーダー「色っぽく??」
リーダー
「少し根っこ、切ってあげましょうか?」

森アナ「確かに!色っぽくなるかな?」

2020年09月12日(土) |  収穫体験&タマネギ料理をいただこう!
では根切りをする前の畑を見せていただくことに…

リーダー
「根切りをしていないタマネギです。
 拾ってみます。
 おっっ…
 ブチブチッて…
 スッて持ち上げられるものではなく
 かなりの抵抗を感じました」
青山さんがやってみると…

青山さん「あっ!」すぐ取れました。

リーダー「どんだけチカラ持ちなんだ」

青山さん「たまたま…ちょうどよかった…」

リーダー
「俺、非力みたいじゃん…
 これ根切りしてませんか?」

諏訪さん「してないです!」
リーダー
「これを切るんですね。
 根を切って土とタマネギを離してあげる?」

諏訪さん「そうです!」
通常、根切り作業は、このような機械を使って行われます。
リーダー
「うわ~土をスライスするような…
 ギリギリを行ってます!」

森アナ「タマネギに当たってないのかな?」

リーダー「もこもこと1列ずつ盛り上がっていますよね」
リーダー
「もう繋がっていない!軽い~!!
 まだ白い根っこがしっかりしてますけど
 ちゃんとカッターで切られてます」
森アナ
「ちょうどいい所で切ってましたよね。
 玉を傷つける事もなく!」

諏訪さん
「(玉を)切ってしまうと商品価値がゼロなので…」
リーダー
「料理人として生産者の苦労や集出荷場の仕事など見て
 何か変わりますか?」

青山さん
「変わりますね!やっぱりこのタマネギに
 どれだけの人の手がかかっていて
 それを最後、口に運ぶ手前が僕の仕事になるので
 絶対思いを無駄にしてはいけない!
 おいしくしてあげようという気持ちが
 さらに強くなりました」

リーダー
「この後はタマネギ料理!期待できますね」
森アナ
「というこでここからは
 青山さんにタマネギを使った
 簡単料理を教えて頂きます」

青山さん
「タマネギを切る時に涙が出たり
 切るのが面倒などがあるので
 今回はあまり切らずに涙も出さずに…」

リーダー「そんなのあります???」

青山さん「うふふふ(笑)」

リーダー
「タマネギと言えば涙でしょ。絶対泣きますよ」

青山さん「今日は涙が出ない料理です!」

※詳しいレシピはこちら

さあお料理が完成しました!

リーダー「ではいただきま~す」

まずは生産者の諏訪さんがステーキをパクリ!

諏訪さん
「うわすごいな…すごくおいしいです!
 丸ごとうま味が凝縮されて美味しい!」
リーダーはカレーを…

リーダー
「うわ…すっと切れる…
 うま~い!!甘い!!」

青山さん
「まるごとタマネギの旨みを閉じ込めた!」

さてステーキのお味は?
リーダー
「うまい!諏訪さん!いいタマネギだね。
 うまいよ。あま味がすごい!」

諏訪さん
「やっぱり早生品種なんで甘いですね」

リーダー「すっごく美味しいタマネギですね」

諏訪さん
「ありがとうございます。
 その言葉が我々農家は一番嬉しい!」
青山さん

「今まで料理人人生の中でタマネギは
 何トン皮をむいてきたか分からないくらい
 食材の中で一番使っていると思いますが
 知らない事がいっぱいでした」

リーダー
「また他の野菜も勉強しましょう」
諏訪さん
「今日も思ったんですけど…
 美味しいって幸せを感じると思うんです。
 食べてくれている皆さんが美味しいって
 幸せを感じていただけたら…と思います」

リーダー
「最盛期大変だと思いますが
 全国で美味しいタマネギ待ってますので
 頑張ってください!」

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9月5日のクイズ
「今回取材した、真っ赤っな野菜は、
 なんて名前だったかな~?」

正解は「レッドビート」でした。

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2020年09月05日(土) |  ♯584 北海道の新たな特産物・レッドビート編
世界3大スープの一つと言われる、ボルシチ。

ウクライナの伝統料理で、
ロシアなど東欧諸国に広く普及しています。
そのボルシチで使われている
重要な具材「レッドビート」。

この野菜が今、北海道の新たな特産物として
歩み始めています。

今回のあぐり王国ネクストは、
北海道産野菜!
期待のニューカマー、レッドビートに注目します!
森結有花アナウンサー
「あぐり王国始まりました!
 今回は番組13年目にして初めて注目する野菜です!」

森崎博之リーダー
「初登場の野菜ですか?
 うわああああああ~い」
森アナ
「レッドビートです!」

森崎リーダー
「レッドビートだ…最近すごい注目を集めていますよ。
 札幌のレストランではコース仕立てのフレンチなどで
 出てきているんです。
 シェフってすごいアンテナ張っているから!」
リーダー
「この間、食べましたよ…う~うまかった!」

森アナ
「レッドビートはボルシチのイメージしかないんです。
 リーダーはどのように食べましたか?」

リーダー
「僕はね…塩釜焼き!!
 シェフが丁寧に塩釜を作ってくださって
 じっくり2時間以上熱を通してくださった…
 というレッドビート!!
 甘くておいしかった…いいでしょう~」
 
レッドビート。
北海道産が国内シェア100%を誇る、
砂糖の原料・ビートの仲間。

「ビーツ」「テーブルビート」などとも呼ばれています。
北大とJAグループ北海道が連携して、
レッドビートの色素などを研究したことをキッカケに、
北海道の新たな特産品になることを目指し、
様々な取り組みが行われています。
ということで、江別市にある、
レッドビートの試験栽培をしている農場へー。

リーダー
「新登場のレッドビート。期待に胸躍ります!」

森アナ「あちらに生産者さんがお待ちです!!」
農場主の富永政博さんに、
レッドビートについて詳しく教えて頂きます。
リーダー
「これがレッドビートですか?
 はじめまして~~♪」
リーダー
「なんか赤軸ほうれん草のような…」

富永さん
「ほうれん草と同じアカザ科なんです」
 
リーダー
「これ…こんな茎まで赤いんですね」

富永さん「その通りです!」

リーダー
「もちろんビートは根菜なので
 土の中に赤い実がある!」
富永さん「こんな感じです!」

リーダー
「あー見えてる!ポコポコと!可愛いです」

2020年09月05日(土) |  まさに手探りで挑戦中!
森アナ
「1つ掘り出してもらっていいですか?」

富永さん「はい!」

スイッ

リーダー
「掘る…というより拾いましたね」

富永さん「拾いましたね」

リーダー「シュッと取れましたね」
リーダー「収穫は手作業ですか?」

富永さん
「そうですね。ホクレンさんとの共同作業の中で
 今はまだ手採り作業ですが、ゆくゆくは機械化も
 視野に入れて考えたいと思っています」
 
リーダー
「僕たちが今まで見てきたビート(てん菜)と比べると
 2~3まわりくらい小さいですね」
富永さん
「今、収穫適期なんですが大きさはバラバラです!」

リーダー「大きいのもあるの?」

富永さん
「あります500gを超えるのもあるし
 これでだいたい300g前後ですかね」
富永さん
「これからどうやって販売していくのかを含め、
 頃合いのサイズが消費者にとってどの辺か?
 探りながら作っているところです」

リーダー
「そうか。まだこれからの野菜なんですね」

富永さん「これからです!」
リーダー「何年目になるんですか?」

富永さん
「3年目になるんですよ。正直言って…
 3年目でようやく世間様にお見せ出来る格好になります」

リーダー「そうなの!!?」

レッドビートは、まだ試験栽培中の新たな作物。
今年は、1ヘクタールの広さで
20トンの出荷を予定していますが、
これまでに様々なハードルがあり、
試行錯誤の連続だったようです。
富永さん
「1年目は(作付面積が)20アールだったんですけど
 種が発芽しづらい品種ということで
 深くまきすぎて全然生えなかったんです。
 その中でも生えてきたのがあって、
 それを見て、これはいい野菜だなって思ったんです」
富永さん
「2年目は当然植えつける深さを変えると
 うまく生えました…ところがですね
 (レッドビートは)農薬の登録がないので
 無農薬栽培なんですよ」

リーダー
「新登場の野菜にはつきものの問題があるんですね」
森アナ「認可がないと農薬は使えないんですか?」

富永さん
「そうです!
 今はトレーサビリティがしっかりしているので
 日本の食材の安全性を担保するという意味において
 非常に重要なことなんですけど…」
富永さん
「葉っぱなんか、コレ!
 ほとんど虫に食われてますよね」

リーダー
「確かに!
 農薬使ってないと葉は食われてしまう!
 これは病気ではなく自然に起こることですね」

2020年09月05日(土) |  レッドビートの生育過程とは…
農薬を使わないということもあり、
除草作業が、種まきから収穫まで続きます。
葉や茎が小さい時は機械で、
大きくなったら手作業で行われます。
森崎リーダー
「また大変じゃないですか…
 放っておいたらワサッて生えるのが
 自然の雑草です!
(除草は)何日に1回やるんですか?」
富永さん
「天候にもよりますが1週間に1回やります」
リーダー
「今日みたいな30度越えの日もある訳で…
 こういう日は植物もガンガンくるじゃないですか?」

森アナ
「新しい特産品が生まれるのはワクワクしましたが
 こんなに大変なことなんですね」
リーダー
「能天気に喜んでいられない!
 苦労してるんだよ!生産者は…(笑)」
そんなレッドビートの生育過程を見ていきましょう。
まずは、シーダーテープという道具を使って種まきをします。

森アナ「そして発芽直後ですね」

富永さん「発芽1週間後ですね」

リーダー「もう美味しそうですね」

富永さん「ベビーリーフでも出してます!」

森アナ
「確かに見たことありますね。
 レッドビートだと思ってなかった!」

リーダー
「それは赤軸ほうれん草だったり
 色んな野菜だったりの中に、
 このレッドビートも入っている?」

富永さん「はい!赤い色がそうです」
 
森アナ「そして30日後…」

富永さん
「(発芽約30日後は)全然小さい!!」
 
富永さん
「こんなぐらいになるまで、あと50~60日は必要!」

リーダー
「ここから50日かけて収穫…」
 
富永さん
「このころはまだ虫食ってないですよね…」

リーダー
「でも美味しいんでしょうね…」
 
リーダー
「葉が成長したものは食べない。
 しっかり光合成させて根に栄養を蓄え
 それがレッドビートになっていく!」
さて、一通りのお勉強が終わったところで、
あぐり王国の恒例行事へー

2020年09月05日(土) |  鮮やかな赤に感動!!
リーダー「食べてみたい!」

森アナ「これってこのまま…???」
富永さん
「生でも皮をむいてマヨネーズや
 ドレッシングをかけて食べられます!」

リーダー「サラダ的に?」

富永さん「そうです!」
さて、掘りたてのレッドビートを生でいただきますが、
まずは出荷する状態を見せてもらいます。
富永さん
「まず尻尾を切ります」

そして茎を切り落とすと…
 
森アナ「うわあああああ~」

リーダー「うわっ!真っ赤!!」

森アナ「濃いですね」

リーダー「ショッキングピンクというか!!」
リーダー
「なかなかここまで色のある野菜はないですよね」

森アナ
「だからスープとかにすると、
 この色一色になるんですね~!」
皮をむいてもらい一口サイズに切ってもらい、
いただきま~す!と思いきや…
富永さん
「で、このまんま、ガブッといきますよね」

ガブリ…

と、富永さん、先に食べちゃう(笑)
 
リーダー
「まさかのご自身が行く…まさか!ですね…」

スタッフも大爆笑♪
リーダー
「食べた後の歯が、昔の磨き残し検査薬みたい」

森アナ「あ~あの赤いやつ!」
リーダー
「ではレッドビート!いただきます!
 うんカリカリ…
 あま~い!甘みが強い!」

森アナ「ビートだからか?」

リーダー
「ビートを生でかじった…よりチョイ芳醇かも」
森アナ
「甘いっ!あま味が濃い!!」
じゃじゃん!もんすけです!
真っ赤っか~な野菜、レッドビート!
主にどんな成分が入っているのか、
札幌保健医療大学栄養学科の
荒川教授に詳しく聞いてみたよ~!

札幌保健医療大学栄養学科 荒川義人教授
「レッドビートは食べる輸血と言われるくらい、
 昔は薬として利用されていたり
 奇跡の野菜と呼ばれたりしていました。
 成分の特徴としては、
 ミネラルで言うと、カリウムが多い。
 ビタミンで言うと、葉酸が多い。
 そして食物繊維が多く含まれている。
 レッドビートの赤い色素はベタニンという色素。
 これは抗酸化性という働きが強くて、
 例えば動脈硬化の予防につながって
 それが生活習慣病の予防にもつながっている!
 ベタニンの働きをいかそうとすると
 水に溶けやすい成分なので
 煮物としてレッドビートだけ食べると
 煮汁の方に溶けだしてしまうので
 ボルシチというスープで使うのが有名ですが
 スープもすべて食べるので理にかなっていて
 ベタニンをそのまま食べることができるので
 絶対スープがお勧めです!」
 
ボルシチの作り方を
一流シェフにあとで教えてもらうよ~!

2020年09月05日(土) |  収穫体験!
さて、話はレッドビート畑に戻りまして、
続いては、収穫を体験させてもらいます。
富永さん
「まずは茎を引っ張り、土を取って…」
富永さん
「根の先を切っていただく…  
富永さん
「そして持ち替えて、茎を取る!
 ノコ鎌だから引くようにやってください」

森アナ「シュッ!」
リーダー
「大丈夫?
 うまくなんて出来なくて当たり前なんだから」

森アナ「なんでそんなにやる気を下げるんですか?」

リーダー「出来っこないんだから!」

森アナ「やめてくださいよ!」
レッドビートを抜くのは簡単です!
問題は茎の部分…

富永さん
「レッドビートをがっちり持って
 ノコ鎌だから、押す!!」

森アナ「分かりました…」

富永さん「押忍(おっす)!」

森アナ「押忍(おっす)!」

気合十分ですが…
富永さん
「押す!前に出す!前に押し出す!!」

丁寧に指導をうけますが…

リーダー「どうしてできないんだ…」

富永さん「もうちょい!」
リーダー「汚い…」

あはははは…
通常は人数をかけて速やかに収穫をしています。
とはいえ手作業なので、
現時点では生産規模に限界があります。

収穫したレッドビートは、
富永さんの倉庫で箱詰めされ、ホクレンに出荷。
「くるるの杜 農畜産物直売所」などで買うことが出来ます。
ところでこちらは、レッドビートの仲間、
「ビート」の収穫風景。
もし、このような規模でレッドビートを生産する日が来たら、
北海道農業は新たな時代を迎えるかも知れません。
富永さん
「北海道農業は面積も広くて
 輪作体系でやっているから…
 もちろん販売価格にもよりますけど
 新たな北海道農業の1つの作付けツールに
 なる可能性が高い名と思います」
富永さん
「収穫も含めて機械化することを
 ホクレンさんと一緒に検討してやっているので
 誰もが取り組める野菜になればいいと思う。
 そしてお客様に健康的で付加価値の高い
 レッドビートをスーパーで他の野菜と同じように
 手に取ってもらいたいです」

リーダー
「ここに色んな研究だとかシェフが手掛けてくれる。
 そして今度は私たち消費者が今後のレッドビートに
 期待しておりますので、よろしくお願いします」



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