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2017年02月18日(土) | ♯419 足寄JA直営ナチュラルチーズ工房に注目編
2017年02月18日(土) | JAあしょろ直営のチーズ工房!
>>

2017年02月11日(土) |  ギューッ 機械以上のチカラで縛る?

一番大変な充填作業です。

ぐるぐると紐で肉を縛っていきます。

森崎「音、聞いて…」

ググッ…ググッ

森崎
「ぎゅうぎゅうぎゅう…
 こんなに絞っていくんだ…
 すごい力ですよ!!
 痛くないですか?」

岡崎さん
「手は痛いですね…。
 手が痛いので軍手を3枚重ねて行います」

あぐり一行「え~3枚!!」

この作業は3重にした軍手で行わなければ、
手のひらの皮が剥けてしまうほどの
力仕事なんです!

憧れ
「すごく固く縛ってますよ。
 まったくズレないですね」

森崎「これが充填!」

岡崎さん「そうです」

森崎「やってみようか?」

マナ「無理!無理だよ」

森崎
「やっぱりこれはみんなには無理だから
 代表して金井アナウンサーがやろう!!」

なんとなく…結果は見えますが(笑)
あぐりメンバーを代表して、
金井アナが挑戦してみることに!

憧れ「うっ!!うっ!」

縛る度に、なぜか唸り声が…

憧れ
「なんか…
 目が回ってきた!!」
森崎
「すっごい大変なんだね。ハムづくりって。
 みんなこんな風に作っているのかな?」
岡崎さん
「手で巻いているのは
 この工場だけだと思います」

岡崎さん
「機械で締めると、ゆるくてくっつかないので
 機械以上の力
 締めこまないといけない!」

憧れ
「機械より手作業の方が強いってことですか?」

岡崎さん「強いですね!」

オホーツククリーンミートのベーコンとハムは、
こうした昔ながらの手間暇をかけた製法によって、
手作りならではのおいしさが楽しめるのです。

2017年02月11日(土) |  あまりのベーコンの美味しさに…

豚肉に塩をすり込むベーコンの塩漬作業と、
塩漬を終えた豚肉を紐で縛って整形する、
ハムの充填(じゅうてん)作業を体験し、
4時間ほど燻製をかけた、
完成間近のベーコンを見学させていただくことに!

森崎「香りが…」

あぐり一行
「キャー」「うわ~」「大好き♪」

岡崎さん
「これでベーコンの燻煙(くんえん)
 行っています」

森崎「開けていいの?」

岡崎さん「どうぞ」

森崎「せーのっ!オープン!」

あぐり一行
「うわ~」「きゃああー」
「すごーい」

憧れ「すごく良い香り!!」

森崎
「すごい…気持ちいい~!
 燻すというか、ファイヤーですね」

岡崎さん
「そうですね。下から直接火を焚いて
 炙っていくやり方です」

桜のチップの香ばしい香りに包まれたベーコン…
今回は特別に
出来立てを試食させていただけることに!

森崎「きれいだあ~」

マナ「きやああ」

ミユ「いい香りする~」

もうみんな大興奮なんです(笑)

だって脂が滴っております…

森崎
「ビューティフル!いただきます♪
 うーん!なまらうまい!」

あまりの美味しさにみんな大感激!

美香さん
「すごい…すごい!
(美味しすぎて、なぜか怒っている)」

美香さん
味が濃いですね~!!
 こんな味、食べたことないですね」

智子さん
「うま味が口の中に充満しますね!」

森崎
「ちゃんと理由がありますね。
 時間と手間をしっかり、かけている。
 素材のうま味を出す調理法をしている!」

じゃじゃん、もんすけです!
旨味が凝縮された豚肉の加工品。
そのルーツと原料にどうして豚肉が使われるのか
専門家の先生に聞いてみたよ。

北海道大学応用食品科学研究室
若松潤一准教授
「肉はとても腐りやすい食べ物なので
 保存する技術が必要になってきます。
 ハムやソーセージなどは塩漬けをして
 腐らないようにしたのが
 食肉製品の始まりと言われています。
 冷たいまま食べる時に
 脂が味に非常に重要です。
 豚肉の脂は口の中の温度と近いので
 食べた時にスーッと溶けて
 おいしさを感じると言われています」

そのほか、豚は出産頭数が多くて
飼育期間も短い!という生産性の高さも、
加工品に向いている理由なんだって!


2017年02月11日(土) |  ドイツの家庭料理でいただきます♪

森崎
「この地域の豚がいいんですか?」

岡崎さん
「そうですね!品質も安定しています」

岡崎さん
「食べてもらって分かると思うんですが
 食べた時にジューシーさというか
 脂肪のおいしさとあま味を感じると思います」

森崎「北海道内のみの販売ですか?」

岡崎さん
「日本全国で販売しています」

森崎「全国からの人気がすごいんでしょ?」

岡崎さん「おかげさまで!」

憧れ
「食べた~い。
 いくつ今日買われますか?」

美香さん
「どうしようかな?
 値段も高いですよね…
 でも値段には変えられないですよ!
 ここのは!」

森崎
「えっなに?一人漫談???」

【おこっぺハム】
ホームページ http://okoppeham.jp/

さてここからは、ハムやソーセージの本場、
ドイツで親しまれている家庭料理を作ります!
教えていただく先生は、札幌を拠点に、
道産食材の魅力を独自のスタイルで発信している、
ドイツ出身のフードプロデューサー、
マーカスボスさん。
定期的に主催する札幌の野菜市場メイマルシェや、
食材を活かしたオリジナリティ溢れるレシピ本など、
食に関する様々な取り組みが、
全国から注目を集めています。

マーカスさん
「今回紹介する料理はとてもシンプルです!
 家庭料理で人気があるハムとベーコンを使って
 2品を作りますよ」

詳しい作り方はレシピコーナーをご覧ください!
本当に簡単ですよ~♪

ではいただきま~す♪
ロースハムとザウワークラウトの煮込みは?

ミユ「おいしい~」

智子さん
「ザウワークラウトの味が強くて
 爽やかな感じがしますね」

森崎
「これはうまいわ。
 ハムはしっかりとした歯ごたえがあって
 その上にザウワークラウトが
 ホロホロとほどけるけど
 口の中では一体感があるね」

続いて芽キャベツとベーコンのソテー。

マナ「ん!ん~ふ~(美味しい)」

美香さん
「芽キャベツがすごい柔らかい」

憧れ
「おいしい!ベーコンの味が染みてますね。
 芽キャベツの芯を十字に切ることで
 やわらかく味も染み込むんですか?」

マーカスさん
「柔らかくなるからソースも染み込んで
 味がとても良くなると思います」

森崎
「今の北海道の豚肉加工技術はどうですか?」

マーカスさん
「本当にすごいと思います!
 味は本場ドイツに似ています。
 あともう少し種類が増えるととても嬉しい」

憧れ「何種類くらいあるんですか?」

マーカスさん
「スーパーには必ず100種類ある!!」

あぐり一行「えええええ」

美香さん
「そんなにあっても
 食べきれないですよね!」

森崎
「別に…全種類
食べなくても良いですから。
 好きなのを選べば…(笑)」

本当においしいベーコン・ハムでした!
ちょっと手を加えると
また美味しさが深まりましたよ。
ぜひご家庭でもお試しくださいね。

みなさん、こんにちは。
今日は「くるるの杜の雪まつり」のお知らせだよ!

毎年開催されている
「くるるの杜の雪まつり」では、
大きな雪の滑り台や雪中宝探し、
そして雪だるま作りも体験できたり、
イチゴを収穫してデザートを作る調理加工体験や、
オリジナルのスイーツ販売もあるよ。
調理加工体験は事前の予約が必要だから
忘れないでね!

今月25日(土)と26日(日)は、
くるるの杜に行ってみてね!

以上「もんすけの週刊あぐりニュース」でした。

【くるるの杜の雪まつり】
期間:2月25日(土)・26日(日)
場所:くるるの杜 
   北広島市大曲377-1
問い合わせ:011-377-8700

2月4日のクイズ
「斎藤先生が体験したホームステイの
 名前は何だったかな?」

正解は「農村ホームステイ」でした!


2017年02月04日(土) |  ♯417 ドキュメンタリー企画第三弾 農村ホームステイ編
あぐり王国北海道NEXT。
今回は厚岸町の太田小学校にお邪魔しています。

授業の様子を、そっ~と覗いてみると…

先生「席をくっつけてやってみてね」

児童「これ分かんなかったよ~」

教室では1年生の授業、
そしてその反対側では2年生の授業が
なんと同時に行われていました。

この教室は生徒が3人。
小学校2年生の山本蒼太くん、
そして同じく2年生の和田隼人くん。
2人に背を向けて座っているのは、
1年生の井出葵ちゃんです。

太田小学校は全校生徒19名。
人数は少ないですが、
みんな仲良く日々勉強しています。

今回のお話の主人公は、そんな子供たちの担任、
斎藤 鉄也先生です。
千葉県出身の43歳。4年前に赴任してきました。

斎藤先生
「自分はずっと都会育ちだったので
 北海道の田舎の小さい学校での勤務は
 ずっとでした!」

ディレクター「では今の状況は?」

斎藤先生
「もう理想の学校ですね。
 毎日が楽しいですね」

うわ~いいですね。
厚岸で充実した毎日を送っているんですね。
あっそういえば先生、
これからある体験をすると
お聞きしたんですけども…???
斎藤先生
「はい!これから…
 農村ホームステイを体験してきます」

北海道農協青年部協議会が取り組む
農村ホームステイは
学校の先生を対象に2013年から始まりました。

先生たちがJA青年部のメンバーの家に宿泊し、
農村を体験するというもので
子供たちに「食と農業」への魅力
より深く伝えてもらうことを目的として
企画されました。

その活動が評価され、
2016年には日本協同組合学会で受賞、
学校での「食農教育」の充実に貢献しています。

森崎
「今回のあぐり王国北海道NEXTは
 ドキュメンタリー企画です。
 学校の先生が地元の農家にホームステイ。
 その体験を通じて
 子供たちに何を伝えるのか?
 厚岸町で行われた
 農村ホームステイに密着しました」

2017年02月04日(土) |  先生が酪農家さんのお仕事を体験!
道東の「厚岸町」。
この町には開校127年の歴史ある学校があります。
「厚岸町立太田小学校」。
全校児童、わずかに19人の小さな学校です。
斉藤先生が担任する教室は、
1年生と2年生あわせて3名の学級です。

学芸会では、子供たちがこぶた役、
斎藤先生がオオカミ役に扮した
「3匹のこぶた」を披露!
チームワークもバッチリで大好評だったそうです。

ねぇみんな、斎藤先生ってどんな先生?

山本蒼太くん(2年生)
「斎藤先生は遊んでくれる時は
 楽しく遊んでくれる良い先生です」

井出葵ちゃん(1年生)
「いろいろ楽しいウソをついてくれたりする
 先生です(笑)」

和田隼人くん
「一生懸命…勉強を教えてくれる先生です」

子供達からの信頼も熱い斎藤先生。
さて翌日から、地元の酪農家さんに
1泊2日の宿泊体験をする
農村ホームステイ」が始まりますが、心境は?

斎藤先生
「酪農地帯の学校の教員なので
 まず教師が地域の仕事
 酪農の実態を知らなきゃ 
 いけないということで
 酪農家さんがどういう想いで仕事をしているか
 どういう苦労があるか…などを
 知れたら良いなと思っています」

森崎
「学校の先生が地元の酪農家さんの家に
 宿泊して仕事を体験するという
 農村ホームステイ。
 ちょっと面白くて珍しい取り組みですよね。
 学校の先生はこの体験で
 一体、何を感じ取ってくれるんでしょうか?
 厚岸町の農村ホームステイ。
 いよいよ始まります!」
斎藤先生
いよいよやってきました。

ピンポーン♪

斎藤先生
「太田小学校の斎藤です。宜しくお願いします。
 全く…何も…分からないのですが…」

こちらが受け入れ先の大野牧場。

大野尋人(ひろと)さんは
厚岸生まれ、厚岸育ちの32歳。
ご両親とともに搾乳牛を
およそ170頭も飼育しています。

家族経営の牧場では、
厚岸町で一番大きな規模の牧場だそうです。
2歳になる長男・陽琉(ハル)くんも
自慢のトラクターでお手伝い。
家族みんなで力を合わせ、
牛を大切に育てています。

2017年02月04日(土) |  酪農家さん一日の仕事とは?

大野さん
「お願いしまーす。どっから行こうかな」

午後4時。いよいよ仕事の始まりです。

ではここで、酪農家・大野さんの
一日のスケジュールをご紹介。

搾乳は1日2回。朝と夕方に行われます。

その他にも牛舎の清掃やエサやり、
牧草の管理など作業内容は多岐にわたります。

斎藤先生には、
夕方からの作業に参加してもらいます。

大野さん
「ここが牛のクラスとしては小学校くらい」

モウ~モウ~

大野さん
「これはまだ新しい草なので
 全部与えます。
 これだと足りないので…
(牧草を)引っ張ってきて
 だいたいこのくらい(山盛り)与えます」

斎藤先生
「あれ?ちょっとしか取れないですね…」

斎藤先生の最初の仕事は「エサやり」。
この牧草、軽そうに見えますが、
水分を含んでいるので重さがあり
慣れていない人にとって、
かなりの重労働なんです。

斎藤先生「はあ…はあ…」

息を切らしていると-

大野さん
「ここまで全部やっちゃいます!」

斎藤先生「あっ!はい!」

大野さん「はいOKです。そしたら…」

大野さん
「これを食べている間に次の仕事をします!」

小走りしなが大野さんについていく斎藤先生。

ああ先生、疲れていますね~
でも休んでいる暇はありませんよ!
お腹を空かせている牛はまだまだいます。
えさやりが終わると、次は牛舎の清掃です。
いや~大変!
気がつくと、
あたりはもう暗くなっていました。

2017年02月04日(土) |  いよいよ搾乳作業!うーん大変だあ

大野さん「では搾乳を教えます」

斎藤先生「はい!」

大野さん
「うちでの作業手順なんですけど
 まず前しぼりをして…5回手でしぼります。
 それでこのプレディッピングと言って
 ヨウ素液です。これをつけます」

乳房を清潔にしてからの搾乳作業。
この作業は牛乳の品質に係わる
大切な行程だそうです。
斎藤先生もさっそくチャレンジ。

斎藤先生
「(牛乳が)出ない!!」

私もこの搾乳の経験は何度もありますけど
「前搾り」は簡単そうに見えて…
日は難しいんですよね。

大野牧場のミルキングパーラーは
16頭を同時に搾乳できます。
牛たちは時間になると、
自らミルキングパーラーに入ってくるので
170頭の搾乳を終えるためには
スピーディーに作業を進めなければいけません。

午後5時から8時までの3時間です!
この作業が休憩無しでひたすら続くんです。

斎藤先生
「あー取れちゃった…」
「あ~ダメだった…」

大野さん
「今のペースでやっていると、
 何時間あっても終わらないです!」

斎藤先生
「あーはい…」

大野さん「あはははは(笑)」

しばらくやっていると…

斎藤先生「あー出た!!」

悪戦苦闘していた斎藤先生ですが
だいぶ慣れてきたようですね。
でも…

大野さん「はいOKです!」

安堵する斎藤先生。

大野さん
「で!今、この回で56頭終わりました」

ディレクター
(小声で)「あと何頭ですか?」

斎藤先生
「ははは…あと~~
 100頭以上いますね…」

斎藤先生
手が動かない!
 指を動かしたいんだけど…」

ディレクター
「これを毎日やっている大野さんは?」

斎藤先生
「いやーすごいですよね。
 休みなしですからね」

搾乳作業を終えたあと、
ミルキングパーラーの清掃をして
今日の作業は終了となりました。

大野さん「お疲れ様でした」

斎藤先生
「ありがとうございました。
 これは一回経験しなきゃダメですね。
 子供たちの前でエラそうに喋れないですね。
 あははは」

大野さん「思ってたのと違いますか?」

斎藤先生
「全然違いますね!あははは」


2017年02月04日(土) |  酪農家と教師。熱く語り合う

斎藤先生
「うわ~お正月にしか食べないような
 すごいごちそうだね」

午後9時。遅い夕食になりました。
えっ?いつもこのくらいの時間なんですか?

大野さん
「ここからがボクの唯一の時間なんですけど
 11時から12時の間くらいには寝たいかな」

ところで大野さん、
酪農という忙しい仕事を続けながら
農村ホームステイを受け入れるのは
何故なんですか?

大野さん
「僕はこの仕事を知ってもらうことが
 一番大事だと思っていて…
 僕らの周りにはいっぱい仕事があるんですよ。
 獣医さんとかしか頭に浮かばないかも
 しれないですけど
 農機具メーカーさんもそうですし
 運送会社の人たちも僕らには必要なんですよ。
 だからそれらの仕事は厚岸町で 
 人が足りていないんですよ」
大野さん
「だから僕が子供たちに言ってきてるのは
 『厚岸に帰って来てくれ』ということ!
 どの町に行ってもいいから
 札幌行ってもいいから
 東京行ってもいいから
 何かを掴んで厚岸に帰ってきてくれ。
 厚岸で仕事始めていいからって!」
地元への熱い愛情を持つ酪農家・大野さんの
お話を聞いて先生は?
 
斎藤先生
「学校で地域学習をちゃんとやらないと
 いけないと思うのは、そこなんですよね!
 点数ばかりをあげて、良い大学に行って
 良い会社に行って…って行ったら
 どんどん地域を捨てて都会に行ってしまう。
 でもちゃんと地域を子供にみせて
 見せた地域に自分たちが生きていくって姿
 見えるような学習を学校でやるってことが
 都会に行ったとしても、また厚岸に戻って、
 こういう仕事で厚岸で生きていくんだって
 思いを持てていれば帰ってくると思います。
 そのためには何回も言いますけど
 教師が地域を知らなければいけない。
 僕も色んな所に行って酪農のことを
 勉強してきたつもりだったけども
 こんなにもね、大変な仕事だっていう
 そこは体験してみないと分からない。
 そのことを体験するのとしないのとでは
 子供に酪農の仕事の魅力や思いを伝える時に
 やっぱりそこは弱くなりますよね」
酪農家と教師。
立場は違えど「厚岸」を愛する者同士が
熱く語りあった夜でした。
農村ホームステイ2日目。
早朝5時から仕事が始まります。
この日の斉藤先生の仕事は、
子牛にミルクを飲ませることからスタート。
育ち盛りの子牛たち、良い飲みっぷりです。

つづいては「牛舎」へ行きますよ。

大野利春さん
「これでフン押しをしてください」

斎藤先生「はい!」

牛舎の清掃です。
搾乳中に170頭分すべてのベッドを
掃除しなければいけません。
氷点下に達する気温の中、
この作業は2時間以上も続きました。

2017年02月04日(土) |  命をつなぐ大切なこと…

とここで-

利春さん
「先生、たまたま発情中の牛いるわ。
 あの茶色いの!」

利春さん
「ああやって騒ぐんですよ。
 あとで人工受精師さんを呼んで
 受精してもらう」

斎藤先生「そうなんですか」

利春さん
「表面すっごく汗かいてますよ」

斎藤先生「そうなんだ。へえ~」

撮影時、ちょうど発情中の牛がいたため、
急きょ、人工授精の様子を見学させて
頂くことになりました。

家畜人工受精師の中村綾那さんは
慣れた手つきでチェックしていきます。

ただただ見つめる斎藤先生。

中村綾那さん
「こういう棒なんですけど…
 ここに(先端)精液を入れて
 押し出す仕組みなんですね」

斎藤先生「へ~~」

大野さん
「これが酪農で一番大事な仕事になります」

淡々と冷静に人工受精が行われました。
終ったあとは、みんな笑顔です。

斎藤先生
「こういうところ…話には聞きますけどね。
 なかなか見たことないので
 間近で見せて頂けて…貴重な経験ですね」

午前8時。
綺麗になったベッドに牛たちが戻りました。

これにて斉藤先生の農村ホームステイは
終了となります。

大野さん
「終了です。お疲れ様でした」

斎藤先生
「ありがとうございました…
 いや~面白かったですね!
 こんなに色々な仕事があるんだなと!」

大野さん
良かった!それを経験してもらって
 児童に伝えてもらえれば!」

いよいよお別れです。

大野さん
「また何かあれば宜しくお願いします!」

斎藤先生
「こちらこそ!お願いします。
(ハル君と)バイバーイ」


2017年02月04日(土) |  先生が子供たちに伝えたコト…
斎藤先生
「本当に大変でしたね…
 体じゅうパンパンですね!
 あんな大変な作業を毎日やっているって事を
 実際に体験できたのが良かったですね。
 大野さんは若いのにスゴイ熱い思いを
 持っていますよね!
 太田の地域は熱い想いを持って
 仕事をしている人がいっぱいいるんですよね。
 そういう人の所にどんどん出ていって
 話を聞かなければと改めて思いましたね」

森崎
「農村ホームステイを終えた斎藤先生。
 翌日その経験を子どもたちに伝える
 特別授業を行いました」

斎藤先生
「先生が昨日とおととい行ってきた場所は
 大野さんのお家です」

斎藤先生
「そこで2日間、酪農のお仕事
 させて下さいって
 お家にお泊りをして…
 本当に酪農家さんはすごい!
 すごいお仕事をしてるんだなって思いました。
 牛乳を飲むときも大事に飲まなきゃって
 思いました」

斎藤先生は写真を見せながら
酪農業のお仕事を説明していきます。

斎藤先生「これが大変だったんですよ」

隼人くん
「うわっ、これ機械ハイテクだなあ」

斎藤先生
「最初に5回手で絞らないといけないですね。
 きゅっきゅって。
 それから機械をしゅぽしゅぽって
 はめていくんですけど、出てこないの!」

斎藤先生
「それで乳搾りするうちが何頭いると思う?」

子ども「う~~ん??」

斎藤先生「176頭」

こども「うええええええ」

斎藤先生が子供たちに伝えたこと。

それは、おいしい牛乳を生産するために
酪農家は毎日大変な作業をしている、
ということ。

ねぇみんな、お話を聞いてみてどうだった?

井出葵ちゃん
「そんな大変な仕事をやっているなんて
 すごいなあと思いました」

山本蒼大くん
色々な体験を頑張ってきて
 良いと思いました」

和田隼人くん
「自分も(両親の)牛舎仕事を
 お手伝いするんだけど
 こんなにも難しいそうな事をしているのは…
 知らなかったです」

さあ楽しい給食の時間。

斎藤先生
「おいしい太田の牛乳。
 味わって飲んでくださいね」

葵ちゃん「あー美味しい」

蒼大くん
「キワミルクって結構飲んでないなあ~」

葵ちゃん「そうだね」

斎藤先生「どうですか?」

蒼大くん「おいしっ!」

給食に出された牛乳は
「あっけし極(きわ)みるく65」。

J地元の美味しい牛乳を飲んで欲しいという
酪農家たちの想いから誕生しました。

先生の話を聞いて、
改めて飲む牛乳のお味は?

蒼大くん
「“きわみるく”は太田の新鮮な牛乳の味がして
 とても良い味だと思います」

葵ちゃん
「いつ飲んでも美味しいと思いました」

斎藤先生
「酪農家のみなさんの仕事・地域に対する
 熱い思いを聞くことができて
 こうした熱い思いに支えられて
 この牛乳ができているんだなあという事が
 よく分かりました。
 学校で子供たちと学習を進めていくうえでも
 子供たちには
 この地域の熱い想いに出会わせて
 そして子供たち自身も
 この地域での生き方について
 想いを持って生きていって欲しいなと
 思いました」

森崎
「一泊二日の農村ホームステイ。
 酪農家の仕事はどれも大変なものばかりです。
 でも斎藤先生が目にした
 あの町の若き酪農家の
 格好良くて、たくましい姿!
 これもきっと子供たちに受け継がれたはずです。
 よしっ!
 おれも乳、搾ってきます」

1月28日のクイズ
「八雲町でつくられるブランドネギの名前は、
 何だったかな?」

正解は「ユーラップネギ」でした




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