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2019年07月27日(土) | ♯532 札幌・ほうれん草ポーラスター(1)
2019年07月27日(土) | ポーラスターの始まりとは…
>>

2019年07月20日(土) |  ミルクはなぜ白い?
森アナ
「では2時間目の授業をはじめま~す。
 樋口豪紀先生です!」
樋口教授
「いま日本に乳牛が何頭いるか?」 

リーダー
「北海道に何頭いるって予想したっけ。
 2000頭と3500頭だっけ?」

日本では現在
およそ130万頭の乳牛が飼われています。
では、北海道だけだと?
樋口教授
「北海道は全体の60%が飼われています!」

森アナ「北海道ってこんなにいるんですか?」

リーダー
「79万頭いるんですか!!2000頭どころじゃないよ」
樋口教授
「そういうことで
 北海道は日本一の酪農王国なんです!!」
 
樋口教授
「では牛乳の話です。
 乳牛1頭が1年間につくるミルクの量は?
 三択です。
 ①85キロ(牛乳1リットルパック85本分)
 ②850キロ(牛乳1リットルパック850本分)
 ③8500キロ(牛乳1リットルパック8500本分)」

シオリ「2番!」

キアラ「3番!」
樋口教授
「答えは③の8500キロ!
 多い牛だと1万キロ以上のミルクを出します。
 平均で8500キロくらいです」

リーダー
「1頭の牛が1年間で
 1リットルパックを8500本も作ってくれる!
 すごい働きですねえ」
その、たくさんのミルクを作るのに、
重要な働きをするのが、胃。

4つある胃のうち、一番大きいのは
「ルーメン」と呼ばれる1番目の胃。その大きさは?
樋口教授
「ルーメンの大きさは約150リットル!
 バスタブ1個分くらいのものが入る!」

リーダー「すげー入る」

樋口教授
「人の胃の約100倍!
 人が約1.5リットルくらいですよね」

リーダー
「だいたい牛の体重は成人男性の10倍くらいだけど
 胃は100倍というのは
 胃の占める割合がほとんどなんですね」

樋口教授
「たくさんの草を食べないといけない!ということで
 胃がすごく発達しているんですね。
 草を食べる動物ならではの仕組みですね」
樋口教授
「第一胃の中で草から栄養をしっかり取り出す!
 その栄養というのは最終的にルーメン(第一胃)から
 血液を通って乳房に運ばれます」
樋口教授
「そして乳房の中で栄養かたミルクが作られる!
 だから最初入ってくる時は緑色ですけど
 胃の中で消化されているうちに
 緑色はほとんど消えてしまうんです。
 そして栄養素だけが流れてきて
 白いミルクが作られるんです」
牛乳に含まれる栄養は、
タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラル。
タンパク質と脂質に光が反射して白く見えています。
それらを取り出すと、完全に透明な水になるそうです!

2019年07月20日(土) |  マジック?牛乳が透明に!
森アナ
「白いミルクがどうやったら透明になるのか?
 ここからは実験をしていきましょう」
樋口教授
「まず最初に温めた牛乳(約60℃)に
 これを入れてみてください!」

リーダー「何ですか、これは?」

樋口教授
「牛乳を固める薬ですね。
 軽くかき混ぜてみてください」
リーダー「あれ?固まってきた?」

樋口教授
「カゼインというたんぱく質が固まっているんです」

リーダー「薬の正体は何なんですか?」

樋口教授
「これは“酸”です!
 レモンとか酢とかでも同じことができます」

リーダー「家庭にあるお酢でも?」

樋口教授「同じ状態になります!」
これをガーゼでこすと…

樋口教授「下をみてください!」

リーダー「透明感あるねえ」
樋口教授
「水分を絞ると…牛乳の白さを決める
 カゼインというタンパク!
 これが牛乳の白さの秘密です!」

リーダー「真っ白!美味しそうじゃない?」

樋口教授
「これは食品でいうとカッテージチーズ!」
樋口教授
「これで白い色は無くなりましたけど
 まだ濁っていますよね。
 この中にはカゼイン以外の
 ほかの栄養素がまだたくさん入っている!
 ビタミン・ミネラルも入ってます」

これがいわゆるホエーと呼ばれる液体。
そのホエーを、
ごく細かい網目で時間をかけて濾すと…
樋口教授
「先端から透明の液体が落ちてるの見えるでしょう」

リーダー
「すごい透明だあ!これ牛乳なんですか?」
シオリ
「白だったのに透明になった!」
樋口教授
「最初に牛乳があって、
 白い成分カゼインを抜き出すと
 ホエーができる!
 この中の成分を全部取り除くと
 お水だけになっちゃう!」
リーダー
「牛乳からは色んなものができるもんね!」
リーダー
「加工原料としても性能のいい
 すごい良いものが北海道にあるだなあ!!」

2019年07月20日(土) |  動物のお医者さんになってみよう
森アナ
「3時間目を始めます!
 我々は牛舎の前にやってきました」

リーダー
「子供たちのいでたちがスゴイですね」
お次は牛のお医者さんについて!
森アナ
「教えて下さるのは
 菅野先生と看護師の森さんです!」
牛のお医者さんは病気や怪我への対応はもちろん、
例えば、妊娠している牛の、健康診断なども行います。
今回は、その様子を見せて頂きます。
菅野教授「触ってみよう!」

キアラ「あっ!あったか~い」
リーダー「何度だっけ?」

あぐりっこ「38~40℃」

リーダー「おおおお」

菅野教授「もう獣医さんになれるね!」
触診や聴診、体温測定などを行い、
妊娠に耐えられる体調であるかを確認します。
また、お腹の中にいる赤ちゃんの様子を診る時は、
エコー検査を行います。人間の診察と同じように、
お医者さんを看護師さんがフォローしながら、
丁寧に診察します。
森アナ
「牛って言葉な話せない分、
 細かく獣医さんとかが診断して
 健康状態を保つことが
 私たちが飲む牛乳に繋がっているんですね」

リーダー
「大事ですねえ。
 1つ1つ心を込めてるんですね」
こうして、乳牛やミルクについて、
いろいろ学んだあぐり一行。続いては…

※実はしっかり直腸検査をしております!

2019年07月20日(土) |  美味しい乳製品には愛がある!
森アナ
「みなさん1日勉強お疲れ様でした。
 ここからは給食タイムです!」

リーダー「やったー」

森アナ
「2時間目にお世話になった樋口先生に
 お話を伺いながら乳製品を頂きましょう」  
リーダー
「酪農学園で乳製品や加工品ということは…?」
樋口教授
「ここにある牛乳が原料になるんですが
 この牛乳を使ってチーズ2種類を作っています」

リーダー「メイドインここ(酪農学園)!」
酪農学園大学では、大学の農場で生産した牛乳を、
学内の加工場で製品化。
牛乳・チーズ・バターなどに加え
ハムやベーコンなどオリジナルの加工品を、
学内で販売しています。
ではいただきま~す。
シオリ「(牛乳が)甘くておいしい!」

キアラ「(チーズ)味が濃くて美味しい!」

アイスは…
森アナ
「美味しい!ミルクの感じもしますけど
 あっさりしてます。食べやすい!!」

リーダー
「うわ~うまい!
 飲み終わった後の飲み口!!うわ~~」
リーダー
「飲みやすさ、フレッシュな香り…
 残った香りが好き♪」
さて乳牛を学んでみて…

キアラ
「心臓の音を聞くなんて普段できなから
 すごい貴重な体験ができてよかったです!
 そういうことをきちんと勉強したから
 もっと美味しく感じた!」

森アナ
「将来獣医になりたいでしょ。どうだった?」

シオリ「動物とたくさん触れ合って仕事したい!」
リーダー
「おおおお~
 (森アナが挑戦した直腸検査)出来ます?」

シオリ「いや…あれは…」
樋口教授
「いま動物福祉という言葉があります。
 私達に牛乳を提供してくれている牛たちにも
 やはり快適な環境で過ごしてほしい!
 そのためにはどういう牛の管理をして
 私達獣医師は何を牛たちに提供すればいいのかを
 研究していくのが
 これからの大学の大きな課題になると思う!」
リーダー
「実際に牛に触れる酪農家の方々、
 研究をしている学生のみんなだけじゃなく
 私達消費者も酪農家さんや牛に目を向けて
 感謝をこめられたら
 もっと牛乳が美味しくなりそうですね」

樋口教授「そうですね!ありがとうございます」
みなさん、こんにちは!
今日は、夏休みの自由研究に役立つ、
食育イベントのおしらせだよ!

8月5日(月)~14日(水)まで
JR札幌駅近くの北農ビルで開催される
「こどもみらいフェス2019」!

牛乳やタマネギのはなし、
ドローン体験や牛が動き出す3D未来体験など、
色々なワークショップに参加できるんだって!

ワークショップに参加してくれたみんなには、
もれなくお土産をプレゼント!

「パスコ夢パン工房」で人気のパンや
ホクレンくるるの杜の野菜直売所もあるから、
家族みんなで楽しめるよ!
参加者の応募受け付けは、今月31日(水)まで。
くわしくは『こどもごはん』で検索!
 
みんなもお友達と一緒に参加してね!
以上、もんすけの週刊あぐりニュースでした!

---------------------------------- 
7月6日のクイズ
「今回取材した、夏イチゴを作っているマチは
 どこだったかな~」

正解は「様似町」でした。


2019年07月06日(土) |  ♯530 様似町~ケーキを彩る美イチゴ編
みんな大好きショートケーキ!
その頂きに、赤く燦然と輝くイチゴ!

実はこのイチゴ、
ケーキのトッピングに向けて作られているって、
知っていました?
今回のあぐり王国ネクストは
様似町のイチゴに注目!
森結有花アナウンサー
「様似町にやってきました」

森崎博之リーダー
「天気悪っ!
 珍しいですよね、あぐり王国で…」

森アナ
「そうですよね~ 
 お天気続いてましたからね~」
森崎リーダー
「延期します??」

森アナ
「だめです!
 こういう時でも農家さんは
 頑張っているので
 私たちも取材しましょう」
森アナ
「さて様似町とお隣の浦河町と合わせて
 近年イチゴ生産に力を入れているんです!」

森崎リーダー
「いやそうなんですってね!
 ちょっとイメージが海産物、
 あとは軽種馬サラブレッドですね…
 馬と海のイメージでした」
森崎リーダー
「イチゴってのはビタミンCが豊富というのは
 みなさんご存知かと思いますけど
 レモンよりずっとビタミンCが豊富なんです。
 同じ量だとレモンの2倍!
 イチゴは隠れたうんちくがたくさんある!
 今日はおじさん…しゃべりたい!!」
 
森アナ「リーダーのうんちくにも乞うご期待!」
では一緒に学んでくれるあぐりっこです。

あぐりっこは頑張り屋の小学6年生、
松宮一加(イチカ)ちゃんと、
活発で表情豊かな4年生、
八島凛來(リラ)ちゃんの2人です!

森崎リーダー「今日イチゴだって!」

あぐりっこ「いえ~い」

リーダー「イチゴ好きですか?」

あぐりっこ「好き!」

リーダー「どうやって食べるのが好き?」

イチカ
「ショートケーキに乗ってるイチゴが大好き」

リラ
「アップルパイの上にのせて食べるのとか…」

リーダー
「それもはやイチゴパイだな。
 アップルパイなのにイチゴ乗せるんだ!
 お店で買うんじゃなくて…」

リラ「家でわざと乗せる!」
リーダー
「ショートケーキでもアップルパイでも 
 イチゴを食べたい?」

あぐりっこ「はい♪」

リーダー
「知ってた?レモンよりもビタミンC豊富だって?」

あぐりっこ「知らなかった」

リーダー「それ聞いたらレモンとイチゴどっち行く?」

あぐりっこ「イチゴ!!」
リーダー
「だいたい約5個ほど食べれば
 1日の摂取量はバッチリです」

森アナ「そうなんですか!そんなに…」
リーダー
「ちなみに春夏秋冬。
 いつ頃イチゴがとれると思う?」

イチカ「春!」

リラ「夏!」

リーダー
「そうか!
 実は一般的には冬のイメージがあるんですって。
 冬ほら…イチゴが売れることがあるじゃない」

リラ「クリスマス!!」
リーダー
「そうそう。クリスマスってイチゴたくさん使う。
 なので冬によくとれる果物なんだけど
 北海道の涼しい夏の間にイチゴがとれるので
 全国から需要があるんです!
 夏もケーキ食べたい。じゃあどこのイチゴ?
 北海道のイチゴが欲しいって。
 全国がイチゴを欲しがってる。
 北海道が担っているんですね!
 今日はそういうことを学んでいきましょう。
 夏イチゴです!!
 言いたいことは言いました!!!」
全国的には主に、
冬から春に収穫の季節を迎えるイチゴ。
そんな中、6月から11月に採れるイチゴを、
夏イチゴと呼んだりします。
ここ北海道は夏イチゴの一大生産地。
中でも、様似町と浦河町は、
特に生産が盛んな地域です。
このビニールハウス群は、
町やJAが整備したイチゴ生産の拠点。

そこに生産者が通ってイチゴを育てる、
というシステムが出来上がっています。

2019年07月06日(土) |  あれれ…酸っぱいイチゴだ!
そんな、夏イチゴの生産現場にお邪魔します。
早速ハウスの中をのぞいてみると…

あぐりっこ「うわ~なってるうう!」

リーダー
「すごいね!お邪魔しま~す」
柵木(ませき)聡さんに、
夏イチゴを詳しく教えてもらう、その前に…

森アナ
「柵木さんですがご出身が北海道ではないんです」

柵木さん「大阪からやってきました!」

リーダー「なんでまた北海道に?」

柵木さん
「妻が北海道に住みたい!ということで
 一緒にくっついてやってきて!」
リーダー「じゃあ農業は?」

柵木さん
「北海道に来てから出会った感じになるんです」

リーダー
「はあ?じゃあ大阪では何やってはったん?」

柵木さん「色んな商売を…」

リーダー「色んな商売?儲かりまっか?」

柵木さん
「自分で作ったものを
 誰かに送り届けるという仕事をしてみたくて
 北海道だったら農業だと思ったので
 この世界に飛び込んでみました」
柵木さんは、8年ほど前に北海道へ移住。
2016年に就農。
その際、設備が整っている、
様似町のイチゴ生産を選びました。
その整った設備と言えば、このハウス。
地面ではなく、大人のおへそくらいの高さの棚で、
イチゴを育てています。
柵木さん
「高設(こうせつ)栽培というんですけど
 従来の地面に植える土耕栽培よりも
 高さある分、収穫の際、腰をかがめなくてすむので
 だいぶ労力的には助かるんです!」
リーダー
「それはラクですよね。
 あと衛生的な感じもありますね」

柵木さん
「地面に植えていると土ぼこりをかぶりやすいけど
 高い位置にあるので土にも触れず
 衛生的な管理ができるのが特徴的です」
さて、ここで1粒いただいてみましょう。

柵木さん「それは熟れ熟れですね」

リーダー「うーんいい香りです!いただきます」

パクッ…

リーダー
「ギュンとした酸味がまず来ます。
 でも・・・あま味もありますね。
 でも正直言っていいですか、酸っぱい!」

リラ「ちょっとすっぱくて噛み応えがある」

イチカ「甘い!…けどちょっと酸っぱい」

酸っぱい…というのがみんなの感想。
これにはあるワケが…
森アナ「品種は何ですか?」

柵木さん
「“すずあかね”と言います。
 森崎さんが行った通り、酸味が特徴です。
 ケーキとかの上にのせるのが
 主な目的のイチゴになってますので
 甘い生クリームと一緒に食べたときに
 あま味と酸味がよく絡み合って美味しくなります」

リーダー
「ショートケーキと一緒に食べる!
 食べた時に爽やかさを感じるようなイチゴなんだ」
酸味のほか、硬くて日持ちが良い、
という特徴もある「すずあかね」。

JAひだか東では、
生産する品種を「すずあかね」に統一して、
8割以上を首都圏に出荷しています。
その輸送の間に熟していくので、
本来であれば、赤くなる前に収穫します。

2019年07月06日(土) |  夏イチゴの栽培スケジュール
リーダー
「どれくらいで収穫するのでしょうか?」

柵木さん
「例えば…これくらいの色!」

リーダー
「え~これくらいで出荷しちゃうの?
 じゃあ森さん食べて!」

森アナ「え~私だって赤いの食べたい」

まあものは試しに食べてみると…
森アナ
「うん…あーすっぱい…」
さてここからは夏イチゴの栽培スケジュールを
教えてもらいましょう。

柵木さん
「2月中旬~3月中旬の間で定植をします」
柵木さん
「5月の上旬くらいで花が咲いて、
 ミツバチを使った受粉が始まります」

森アナ
「ミツバチを使った受粉?
 ミツバチをわざわざ入れて
 あっち行けよーとかやるんですか?」

柵木さん
「あっち行けよーという指示は出しません(笑)」
柵木さ
「ミツバチは花が好きで、
 蜜を集めたり、花粉を集めたりするので
 自然と指示をださなくても 
 花のところに行きます」
リーダー
「ハチのおかげなんです。
 イチゴを食べられるのは!」

森アナ
「そうなんだ~
 感謝しなくてはいけないですね!」

リーダー
「そうですね…
 ここでこんなつまずくとは思いませんでした」

森アナ
「ごめんなさい…でここで開花と受粉が
 行われるんですね」

リーダー
「ずっとですよね。
 次々と花が咲いたら受粉させて…」
開花と受粉が絶えず行われ、
それに並行して、冬の初めまで収穫が続きます。
リーダー
「なかでも最盛期ってどこですか?」

柵木さん
「7月に最盛期がきて
 9月10月に再び最盛期がくる!」

森アナ「なんで2ヤマくるんですか?」
柵木さん
「7月8月が暑くて株の体力が消耗するので
 一休みさせた後、
 9月10月は盛り返してたくさんできる!」  
暑さが苦手なイチゴ。
涼しい北海道は、希少価値が高い夏イチゴの、
重要な産地なのです。

2019年07月06日(土) |  イチゴうんちく!種ってどこ?
と言ったところで、
オススメのイチゴうんちくをいくつか!
リーダー
「イチゴのどの部分を食べていると思いますか?」
イチカ「実!!」

リーダー
「イチゴの実を食べていると思うよね。
 食べている部分はどこなんでしょうか?」
柵木さん
「この花の中心の黄色い球体…
 花托(かたく)と言うのですが
 この部分を食べています!」

リラ「えっ!この小さいの?」
イチゴの食べる部分は、
花托(かたく)と呼ばれる花の付け根。
これが成長して、大きくなり赤くなったものを、
私たちは食べているのです。

では、イチゴの実ってどこにあるの?
リーダー
「イチゴってツブツブがあるよね。
 ツブツブって何だと思ってた?」

リラ「種!」
リーダー
「種じゃないんですよね。
 ツブツブ1つ1つがイチゴの実なんです」

キョトーン…

リーダー
「キョトーン。あははは」
このツブツブが、イチゴの果実。
ちなみに種は、この果実の中に入っています。

以上、うんちくコーナーでした~!!
リーダー
「これがイチゴうんちくですね」

森アナ
「ありがとうございます。イチゴ先生」

リーダー「いや~いいんだいいんだあ」
リーダー
「イチゴのことを色々教えてもらいましたが
 ここまでの感想教えて下さい」

イチカ
「北海道が活躍してるなあ~って思った!」

リーダー
「そうだねえ。夏場は北海道のイチゴが
 大活躍!大人気ですよ!どんな気持ち?」
イチカ「うれしい!」

リーダー「嬉しいよね!!」
道民として、とても誇らしい様似町の夏イチゴ。
どのように全国へ届けられるのでしょうか?

2019年07月06日(土) |  スピード勝負!選果場に潜入!
柵木さん
「共同で出している選果場がありまして
 朝の9時までという門限がありまして…」
リーダー
「ということは9時に間に合わせるために
 何時から作業をしているんですか?」

柵木さん
「多い時だったら朝4時台くらいから収穫とか…」

リラ「起きれない!!」
さて、あぐり一行がやってきたのは、
様似町にあるイチゴ専用の選果場。

JAひだか東の川越太郎さんにお話しを伺います。

リーダー「なんか新しいですね!」
川越さん
「以前は隣町の浦河町にしかなかったんですが
 新規就農者の増加に伴って
 生産量が上がってきた!!
 浦河町の選果場のみでは対応できなくなったので
 2年前に様似町にも整備しました」

リーダー「うわ~」

川越さん
「1日に処理できる量が
 2か所に分けられましたので
 処理量は大幅にあがりました」
最新の設備が導入されているこの選果場。
生産者が、朝の9時までに運んできたイチゴを、
まずは冷蔵庫に入れ、そこから順次、
選別レーンにかけられます。
イチカ「イチゴ乗せてる!」

リーダー
「イチゴがぴったりと収まっています」

川越さん「イチゴ専用のトレイですね」

森アナ
「多いときではどれくらいの量ですか?」
川越さん
「ピーク時で1トンくらい!」

リーダー
「イチゴ1トンってどんなだよ!」

川越さん
「粒換算したことないんで…
 ただ今年の計画でいうと
 JAひだか東全体で2千万粒を扱う予定です」

リーダー「2千万粒!!!」

そんな大量のイチゴを選別する機械の性能に、
このあと驚きの連続!
リーダー
「すごい量です!!
 うわっ!これ何してるかわかる?」

リラ「重さを計っている?」

川越さん
「1個1個記録されているんですよ!」

森アナ「この速さでですか??」

凄まじいスピードで1個ずつ計量。
それぞれのトレイに重さのデータがインプットされて、
次へ進みます。
リーダー「うわっ何か光ってる!」

イチカ「写真を撮ってる?」

川越さん
「1個1個、イチゴの形を見るために
 写真を撮っています!」
レラ「これもすごい速い!!」

川越さん
「曲がっている、先が尖ってないとかを
 カメラで判別しているんです!」

リーダー「
何のためですか?」

川越さん

「洋菓子メーカーがこだわるのは
 大きさと形なんです!

 私たちが扱っているイチゴが
 ショートケーキの上にのるような
 業務用のイチゴを扱っているので
 見た目が重要視されるんです。」
リーダー
「何種類くらいの規格に分けてますか?」

川越さん「21規格あります!」

リーダー「すげー」

川越さん
「ショートケーキの上に乗るイチゴ、
 タルトになってまんべんなく
 散りばめられるイチゴ…」
機械によって21のカテゴリーに分けられたイチゴ。
最後は人の目によって検品、
そして手作業で箱詰めします。
と、ここで気になることが…


2019年07月06日(土) |  イチゴのショートケーキいただきます!
リーダー
「ここって糖度は計ってます??」

川越さん
「ここの施設は糖度を計ってません」

リーダー「忘れたんですか?」

川越さん「忘れてないです!」
リーダー
「なんで糖度を計らないんですか?」

川越さん
「大きさ・形にこだわっていますので
 多少酸味が強くても、
 生クリームと一緒に食べるとなると
 糖度がそこまで重要視されない!
 スーパーに並んでいる
 生食用のイチゴは糖度を重要視されますが
 業務用は糖度より形・大きさを重視します」
こうして、徹底的に見た目にこだわった、
美しいイチゴたちが、
主に首都圏の洋菓子メーカーへと、
飛び立っていきます。
森アナ
「さて地元のお菓子屋さんに
 すずあかねのショートケーキを
 作っていただきました」

リーダー
「うわ~ケーキだケーキだ~!!
 うれしい~~~
 あぐりっこもおじさんもみんな嬉しい♪」


森アナ「人一倍おじさん喜んでる!」
ではいただきま~す!!

リラにっこにこ♪

リラ
「なんかあま
味と酸味があって美味しい!」

イチカ「おいしい~♪」
リーダー
「ぼくはこんなにいっちゃうもんね~
 いただきま~す」

かなり大きい口を開けてパクリ…
誰も何も言いませんが…

リーダーの口にクリームが。

森ちゃんもクスクス。

なんとなく場の空気を読んだリーダー。

リーダー「えっ?なに?」

森アナ
「口にクリーム…イヒヒ(笑)
 子供か…イヒヒ(笑)
 いやいや…どうぞ!」
リーダー
「ケーキが大好きで中でもショートケーキ!
 すごいおいしい!!
 甘いイチゴじゃなくて酸味のあるイチゴだから
 ここまでケーキと合うんでしょうね。
 食感もしっかりしていて
 すずあかねの良さがケーキになっても残ってる!」

と、ここでも場の空気を読んだリーダー。
リーダー
「みなさん。
 私の目を見て話しを聞いて下さい!!」

川越さん「あはは、すみません…」

リーダー「どこみて話聞いてるんですか!!」

森アナ
「口のクリームが気になっちゃって…
 全然、話が入ってこない(笑)」
さて最後に―

川越さん
「そもそも夏イチゴの栽培というのが
 基幹産業が軽種馬産業になっていて
 2003年頃から転換作物として推奨してきました。
 そこから町・国の補助金を活用して
 イチゴ栽培ハウスのリースなどを整備した結果
 柵木さんのような新規就農者が増えて、
 作付面積・生産量の増加につながりました。
 この様似地区で言いますと
 19軒の生産者のうち14軒が新規就農者です」
リーダー「ええええええ。ほぼ!」
 
川越さん「8割くらいです」
リーダー
「家族で引っ越されて
 ここで生活基盤がしっかりあるんですよね」

柵木さん
「普段、生産ばっかりしてますので
 食べて美味しいというのを目の当たりにすると
 非常に嬉しい気持ちになりますね!」
リーダー
「目の前でおじさんがイチゴのケーキ食べてましたけど
 かわいいですか?」

柵木さん「うん…どうかな??…(笑)」

リーダー
「これからもクリスマス・誕生日!
 美味しいケーキ食べていきましょう」

来週の放送は特別番組のために
お休みとなります。
次回の放送は「7月20日」です!
お間違えなく!

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6月29日のクイズ
「おにぎりに合う北海道米は、
 ゆめぴりかと何のブレンドだったかな?」

正解は「ふっくりんこ」でした。



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