今月
2020年10月
123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
       
アーカイブ
2021年03月
2021年02月
2021年01月
2020年12月
2020年11月
2020年10月
2020年09月
2020年08月
2020年07月
2020年06月
2020年05月
2020年04月
2020年03月
2020年02月
2020年01月
2019年12月
2019年11月
2019年10月
2019年09月
2019年08月
2019年07月
2019年06月
2019年05月
2019年04月
2019年03月
2019年02月
2019年01月
2018年12月
2018年11月
2018年10月
2018年09月
2018年08月
2018年07月
2018年06月
2018年05月
2018年04月
2018年03月
2018年02月
2018年01月
2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年09月
2017年08月
2017年07月
2017年06月
2017年05月
2017年04月
2017年03月
2017年02月
2017年01月
2016年12月
2016年11月
2016年10月
2016年09月
2016年08月
2016年07月
2016年06月
2016年05月
2016年04月
2016年03月
2016年02月
2016年01月
2015年12月
2015年11月
2015年10月
2015年09月
2015年08月
2015年07月
2015年06月
2015年05月
2015年04月
2015年03月
2015年02月
2015年01月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年09月
2014年08月
2014年07月
2014年06月
2014年05月
2014年04月
2014年03月
2014年02月
2014年01月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年09月
2013年08月
2013年07月
2013年06月
2013年05月
2013年04月
2013年03月
2013年02月
2013年01月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年09月
2012年08月
2012年07月
2012年06月
2012年05月
2012年04月
2012年03月
2012年02月
2012年01月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年09月
2011年08月
2011年07月
2011年06月
2011年05月
2011年04月
2011年03月
2011年02月
2011年01月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年09月
2010年08月
2010年07月
2010年06月
2010年05月
2010年04月
2010年03月
2010年02月
2010年01月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年09月
2009年08月
2009年07月
2009年06月
2009年05月
2009年04月
2009年03月
2009年02月
2009年01月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
ページ内検索

   表示:2020年10月(21件)
<<
2020年10月31日(土) | ♯590 新十津川町 スマート稲作編
2020年10月31日(土) | 効果抜群!体力温存&仕事量もアップアップ♪
2020年10月31日(土) | ここまで来た!収穫しながら味が分かるコンバイン!
>>

2020年10月17日(土) |  哺育名人!森アナ登場!
そんな、北海道産牛肉の消費拡大を願いつつ、
今金和牛の飼育の様子を見せて頂きます。

リーダー「いますねえ~」

森アナ
「生後2か月半までの子牛がいる牛舎にきました」
リーダー「カワイイ~~♪まつ毛が長い!」

森アナ「目がクリクリですねえ」

リーダー
「お腹すいてるのかな?
 この子たちはまだミルクですか?」

佐藤さん「ミルクです!」
リーダー
「うちは哺乳名人がいるんですよ!」

佐藤さん
「これはもう欲しがっていますね」

リーダーが指をだすとチュパチュパ吸い付きました!

リーダー「うおおお。吸ってます(笑)」
牛が小さい時期に、
いかに丈夫な体に育てられるかが、
その後、肥育期と言われる体を大きくする時期の
健康に影響します。
佐藤さんの牧場では、母牛の母乳と哺育用のミルクを
バランスよく与えています。
本来はこのように、
枠の外にセットして哺乳をしていますが、
今回、自称哺乳名人・森アナのため、特別に…

佐藤さん「中に入って!」
森アナ
「私、哺乳名人なので大丈夫ですよ!」
さあバケツを叩いて子牛を呼び寄せます。

一気に吸い付く子牛たち。

リーダー「2頭いっぺん。すごいですね」
と思いきや…
森アナ。牛の勢いに押されます。

リーダー
「なんでこっち来るの?なんで?
 危ない危ない!!」

森アナ
「どこまでもどこまでも追いかけてきますよ」
とうとう壁際に追い込まれた森アナ!!!

森アナ「痛い!股痛い!!!」

バケツのミルクは空っぽですが
子牛たちは吸い付く吸い付く(笑)。

森アナ「もう無いんだってばああああ」
ということで、ハプニングアナウンサーとして
名高い森アナにしては無事に哺乳完了。

リーダー「どうでしたか?」

森アナ「壮絶でした(笑)」

佐藤さん「すごい名人です…」

森アナ「哺乳名人です♪(ニコッ)」

2020年10月17日(土) |  エサにお米を与える??
肉牛生産の多くの場合、
子牛を生ませる牧場、
ある程度育った牛をより大きな体にする牧場、
といったような、
段階ごとの専門的な牧場があります。
今金和牛を生産している佐藤さんの牧場では…
牛が生まれてから出荷されるまで
全ての過程を飼育管理しています。
続いては、牛を大きく育てる時期、
肥育期の牛を見せて頂きます。
リーダー
「うわあ大きくなったよ。
 ツノもあるから迫力あるねえ」

森アナ
「生後10か月から28か月の牛がいる牛舎です」
リーダー「このあたりは…?」

佐藤さん「もうそろそろ出荷…」

リーダー
「そう聞くとちょっと切なくなりますね」
佐藤さん
「食べさせるものは自家産の物がほとんどで
 粗飼料については100%自家飼料で育ててます」
佐藤さん
「配合飼料はそのままつかうけど
 粗飼料については全部うちでとれたものでやる!」
森アナ
「エサはデントコーンや牧草を使っているんですか?」

佐藤さん
「牧草と…稲サイレージ!
 米のサイレージ!!」

リーダー
「ん?米のサイレージ?
 米を牛にあげるんですか?」
佐藤さん「米を牛にあげる!」

リーダー「はあ?」

森アナ「あははは」

佐藤さん
「米をサイレージにして、あげる!」

リーダー
「サイレージっていうのは
 牧草を発酵させて
 漬け物のように保存効かせてあげるものですよ。
 牧草ですよ!サイレージは!」

佐藤さん
「それが…米のサイレージ!」
リーダー「米?」
あぐり王国13年目のリーダーもビックリ。
米のサイレージとは?

2020年10月17日(土) |  エサの米から育てている、こわだりぶり!
森アナ
「大きな牧草ロールのようにも見えますが…」

リーダー
「絶対牧草ロールですよ。これは!」

佐藤さん
「稲発酵粗飼料という
 ホールクロップサイレージです!」

リーダー「中身は稲なんだ…」
このビニールをはがして頂くと中から…

リーダー「あっ!!稲だ稲だ」
森アナ「お米ついてる!」

リーダー
「発酵している!乳酸発酵の香りしますね」

森アナ「ツンとした匂いがしますね」
森アナ「牛が集まってきてますね!」

リーダー
「うわ~群がってる!!
 牛が稲食べているのを初めて見ます!」

森アナ「喜んでる~!!」

リーダー
「すごい吸い付きがいい!!
 この稲を食べている牛たちが
 全国的な評価を受けたということは
 米サイレージはいいんですよ!!」
森アナ「味には影響あるんですか?」

佐藤さん
「影響あると思うね。美味しい牛肉になる!
 オレイン酸という数値が高くなるデータは
 出ています!」

リーダー
「すごいな…ごはんに合う牛肉になりそう!」
 
森アナ
「このサイレージ用にお米を作っているんですか?」

佐藤さん
「そうです!サイレージ用の米を作っています」

リーダー
「まさか田んぼも会長のところのですか?」

斎藤さん「当然、自分の田んぼです!!」
こちらが佐藤さんの田んぼ。
牛のエサ専用として米を作っています。
この日は収穫作業。
普通のお米と違い、
稲がまだ緑がかった状態で収穫します。

収穫機械の前方で刈った稲が、
後ろからロール状の束になって出てきます。

ロールはビニールで巻かれて、密閉されます。

これがやがて発酵してサイレージとなり、
牛のエサとなります。
リーダー
「普通のお米だったらしっかり乾燥させて
 水分をぎゅっと下げるんですよ。
 これはそのままですね」

森アナ
「(潰してみると)白い粉が出てきました」

リーダー
「僕らが食べてるお米とはちょっと違うね。
 生米のようなバリバリした感触ではないんだね」
リーダー
「やわらかくて、ほんのりあま味を感じるようね…」

佐藤さん
「ちょっとすっぱい味がする!」

リーダー
「いやビックリ…こんなに見たことない!」

ここで、あぐり王国13年目のリーダーが、
今度は周りがビックリのまさかの行動に…
リーダー
「牛が食べるもの何でも食べてるから…
 では米サイレージ食べてみます!
 …すっぱい!!!
 ヨーグルトの固まったところ!
 でもうま味はあるわ。
 噛んでるうちにあま味も感じてくるし…オツ!」

森アナ「はまってるじゃないですか」
リーダー
「君ら良い物食べてるなあ~
 なんかうまいぞ、コレ!
 これもっと企業秘密にしましょう!」

佐藤さん
「はい!してください」

リーダー「これは放送を差し控えましょう!」

2020年10月17日(土) |  今金和牛&今金男しゃくいただきま~す!
森アナ
「さあ今金パーティー!!」

今金和牛の生産者・佐藤弘一さんと、
JA今金町の佐藤貴弘さんに、
和牛と今金男しゃくを鉄板で焼いて頂きます。
森アナ
「ダブル佐藤さん…親子です!!」

リーダー
「えっっ!!!
 なに今日は親子で出てるってこと?
 本当に親子ですか?」

ダブル佐藤さん「はい」「はい!」

リーダー「どっちが親ですか?」

森アナ「それは分かりますよ!!」
リーダー
「目の前にすごいのがあるんですけど」

佐藤さん(父)
「我が家で育った和牛のヒレの部分です。
 1頭の牛に2本しかありません」

リーダー「高級な部位じゃないですか!」

佐藤さん
「だいたい10キロから12キロ!
 カットはここいきます!
 シャトーブリアン!!」

森アナ「シャトーブリアン!!」

佐藤さん「サトウブリアンじゃないよ」

リーダー「分かったって(笑)」
佐藤さん「よいしょ…」

リーダー「うわああああ。すげー」

佐藤さん「この部分だけがシャトーブリアン」
この超希少高級部位シャトーブリアンのステーキと、
リブロースのステーキ…
そして和牛を焼き終えて残った牛脂を使って、
今金男しゃくを焼いて頂きました。
更には、今金町の女性生産者から
肉ジャガの差し入れもあり
豪華今金パーティーのスタートです!!
いただきま~す!!

リーダー
「フォークがシュクッと入ったよ…
 よく見ます…おいしそう。いただきます!
 (パクッ)うわうわうわ・・・・うまい!」
リーダー
「歯を入れた時に噴き出してくる
 コクのある、したたる肉汁の旨み!
 すごいですねえ~~」
森アナ
「うおおおお~あははは!
 ひと噛み目から、すごい肉汁ですね。
 やわらかいですもんね。すごい柔らかい!!!」
続いてはリブロースのステーキをいただきます。
リーダー
「こっちはしっかりとした噛み応え。
 ひと噛みごとにぎゅっぎゅっぎゅと
 口の中にほとばしるうま味!!うま味!!」

森アナ「あはは。2回言いましたね」
リーダー
「いもステーキ!!滑らかな舌触り…
 今金男しゃくなら
 煮ようが焼こうが何だって美味しいですね。
 本当に滑らか…」

森アナ
「私も肉じゃがいきますね。
 肉の旨みがすごい溶け出てる!
 男しゃくも煮込んだことで
 トロトロっと柔らかくって甘味が増してる!」

リーダー
「これを毎日食べているんだって!
 町民のみなさんは…!!」

森アナ「とんでもないマチですね!」
JA今金町 佐藤さん
「JA今金町としても今金和牛をブランド化して
 みなさんにお届けしたいと思ってますので
 今後の今金和牛にぜひご期待下さい!」

佐藤弘一さん
「北海道産の牛肉は安全で安心して食べられますので
 みなさんに食べていただきたいです!」

リーダー
「今日は本当にありがとうございました」
みなさん、こんにちは!
今日はJAグループ北海道から、
大学生向けインターンシップ開催のお知らせだよ。

これから就職活動を行う大学生向けに、
北海道農業の概要や、
JAグループ北海道の取り組みを説明したり、
グループ討議を行ったりするんだって~!
業界研究を行う時の参考にもなるし、
道内JAの情報が丸分かりだよ~!
素敵な農畜産物のプレゼントもあるから、
気軽に参加してみてね~!

以上、もんすけの週刊あぐりニュースでした!

-----------------------------------

10月10日のクイズ
「今金町特産のジャガイモの、
ブランド名はなんていったかな?」

正解は「今金男しゃく」でした。
----------------------------------

2020年10月10日(土) |  ♯587 今金町・今金男しゃく編
森結有花アナウンサー
「今金町(いまかねちょう)にやってきました!!」

森崎博之リーダー
「久しぶりに来たな!
 畑作・稲作・酪農・畜産まで何でもあります!
 道南の農業の1つの拠点と言ってもいいでしょう!」
森アナ
「今金町でとれるものは、どれも高品質で
 全国的にも今金ブランドとして高い評価を得ています!
 今回はその中でも特に有名で
 さらに国からのお墨付きをもらっている
 ある野菜に注目します!!」
リーダー
「今金といえば…アレかなと思いますけど…」

森アナ「どうでしょうね?」

リーダー
「予想はしておりますけど…(笑)」

※リーダーの物まねは「森崎男爵!?」

ということで今回のあぐり王国ネクストは、
今金町特産!全国的にも名高いブランド野菜に注目します!
森アナ
「では今日注目する野菜は何なのか?
 JA今金町の佐藤さんに教えてもらいましょう!
 こちらへどうぞ!」

リーダー「なんか…ユニークなキャラですよね」

森アナ「見るからにいいキャラだって、分かります」

JA今金町 佐藤貴弘さん
「どうぞよろしくお願いします」
リーダー「変わったいで立ちですねえ」

森アナ
「このジャージの中に今回注目する野菜のヒントが
 隠されています!」

リーダー
「IMOJA(イモジャ)??」

どんな野菜を取材するのか?
もはや丸わかりですが、
あえて、ちょっとしたセレモニー的に発表します!
の、はずが…
森アナ
「まずは何の野菜か教えてもらいましょう。
 今回注目する野菜を教えて下さい!」

佐藤さん「今金男しゃくです!」

???

目の前に赤布で隠され野菜があるのですが…
リーダー
「これあるんですよ!これを開けて欲しいんですよ!
 今、言っちゃいましたけど…
 この布を開けて見せてほしいんです!
 何かあるでしょ!ここに!!気になるものが…
 段取り聞いてますよね??
 いま、口頭で言っちゃったけど?」

さて、気を取り直しまして…
さあ、まいりましょう!

佐藤さん
「(布オープン)どん!!!」
佐藤さん
「今金男しゃくです!!!」

森アナ
「今回は今金町の今金男しゃくに注目です!」

リーダー「キレイだねえ~ばえるイモ!ですね」
森アナ
「キレイですし、私、初めて見たんですけど
 もちろん食べるのも初めてです!」

リーダー
「じゃあ見たのは…今かね??」

森アナ「あはははは!!そうです!」

リーダー
「すみません。
 これは今金町に来るたび毎回やってます…」

2020年10月10日(土) |  イモジャーでPR活動!?
今金(いまかね)男しゃく。
全国的にも良く知られるブランドジャガイモです。
かねてから有名なのですが、
最近でも広報活動には余念がないようで…
森アナ「このジャージは何ですか?」

佐藤さん
「これはJA今金町青年部が広報活動の一環として
 『イモ、上等。』というフレーズを作りまして
 イモ臭く、大地と向き合おうと…!!」
佐藤さん
「そのコンセプトでイモジャーを作りました!」

このジャージは非売品ですが、
広告物のビジュアルとして、
確かなインパクトを残していますね。
そのほか、こんな取り組みも…
佐藤さん
「5年前から湖池屋さんと一緒に作っている
 今金男しゃくを使ったポテトチップスです」

リーダー
「ほー!でも男しゃくってポテトチップスに
 なりづらいんじゃなかった??」

佐藤さん
「湖池屋さんの高い技術で期間限定でお届けしてます」

森アナ
「インターネットで注文しようと探すんですけど
 人気ですぐ売れちゃうんですよ!」 

毎年、ジャガイモの収穫シーズンである秋から、
期間限定で販売されるポテトチップス。
例年、予約開始から1か月ほどで完売する人気商品です。
このように、そもそもあったブランド力に
あぐらをかくことなく、
認知度や付加価値の向上に努めるなどしたところ…
森アナ
「GI登録という国からのお墨付きをもらっているんです」

地理的表示GI(じーあい)保護制度。
生産方法や環境など地域の特性が、
品質の特性と結びついている産品の名称を、
国が保護する制度。
去年9月、今金男しゃくがこの制度に登録されました。
森アナ
「そのGI登録のメリットをみていきましょう」

佐藤さん
「ブランド産品として差別化が図られます。
 そして品質を守るものだけ市場に流通するので
 消費者に安心を届けられます。
 そして、生産者にも今金男しゃくの価値を
 感じてもらえます」

リーダー
「そうか…作っている人が“作り甲斐”があって
 すごく誇らしいものを私は作ってるぞって
 思えますもんね!そういうメリットがあるんだ」
森アナ
「そのGI登録がどれだけスゴイことか?
 こちらにまとめてみました。
 GI登録されている農産物の例です」

佐藤さん
「北海道では夕張メロン、十勝川西長いもにつぐ
 3件目です!
 ジャガイモで言うと、
 静岡県の三島ばれいしょに次ぐ2件目です!」

リーダー
「うわ~すごいですね!
 なんか今さらですけど…おめでとうございます!
 遅ればせながら、あぐり王国でも
 今金男しゃくについてしっかりと改めて
 学びなおしたいと思います!」
この今金男しゃく。
厳格な基準を満たしたモノだけが、
今金男しゃくを名乗れます。
まずは、その鉄の掟を探るため、
選果場へおじゃまします。

2020年10月10日(土) |  チェックにチェックを重ねて品質管理!
森アナ
「JA今金町の馬鈴薯集出荷貯蔵施設に来ています」
リーダー
「なんかこの倉庫…
 今は照明をつけていますがちょっと暗いですね」

佐藤さん
「緑化してしまうので
 光に当てないようにしています」
ここで照明を消してもらいました。

リーダー
「薄暗い!!
 ジャガイモが悪くならないように
 これで保存してくれている!」

森アナ「中にも工夫がされているんですね」
さて、箱詰めされたこの状態に至るまで、
生産者から受け入れたジャガイモは、
どのような工程を辿るのでしょう。
佐藤さん
「一度、5日間程度乾かしてから選別しています」

リーダー
「5日間乾かすと、どうなるんですか?」
佐藤さん
「表皮が硬くなります!」

リーダー
「ジャガイモの皮が硬くなっていくんだ」
佐藤さん
「なので機械で選別しても傷がつきにくくなります」

リーダー
「なるほどなるほど…
 硬い皮にするために5日間、置いておくんですね」

森アナ
「まずジャガイモを強くして、
 そこからどうするんですか?」

佐藤さん
「選別機にかけていきます」
 
佐藤さん
「まずJA今金町では2回の手選別!」
佐藤さん
「それからセンサーを使った空洞検査」
佐藤さん
「そのあと仕上げに手選別をかけます!」
佐藤さん
「最後は出来上がったものが
 本当に今金男しゃくとしてふさわしいか?
 抜き打ちでチェックしながら
 品質管理にこだわっています」

リーダー
「厳しいですね~
 人間の目で見て、手選別があって、
 機械でチェックして、
 もう1回手選別して、さらに最後に抜き打ち検査!
 いやすごいすごい。やってますわあ」

森アナ
「それだけの審査を経て消費者に届いているんですね」

リーダー
「だから私たちは今金男しゃくへの信頼感って
 消費者としても大きいですもん!!」
厳重な選別により
品質管理が徹底されている今金男しゃく。
JA今金町ではさらにジャガイモの味に直結する、
ある重要な検査も行っています。

2020年10月10日(土) |  でんぷん量も測定します!
佐藤さん
「やはり今金男しゃくの特徴は味!
 最高の味をとどけるための検査をしています。
 ライマン測定検査と言いまして
 ジャガイモのでんぷん量を測る検査です」
佐藤さん
「でんぷん質が多いとおいしい!とされているので
 その基準を13.5%以上と決めまして
 これをクリアしていないと
 収穫・出荷できないということで
 生産者さんに努力頂いているところです」
 
JA今金町では、ジャガイモを収穫する前に、
各生産者の畑からサンプルを取り寄せ、
デンプン含有率を検査。
基準を満たしていない畑は、
収穫が出来ないというルールがあります。

リーダー
「13.5%というのが
 どれくらい厳しい基準なのか?
 分からないんですけど…かなり厳しい?」

佐藤さん
「僕らの調べによりますと
 11~12%が平均なので
 13.5%は低くない基準です」

リーダー「すごいことですよね!」
そのデンプンを測る検査「ライマン検査」の
デモンストレーションを見せて頂きます。

リーダー
「ここにイモを入れて沈める?」

佐藤さん
「そうです!サンプルでもらったイモを洗って
 ここに入れます!」
リーダー
「重さが出てます…1805gですね」
これを水の中に入れます。
リーダー
「今度は水の中で重さを測りました。148g」

佐藤さん
「この比重でライマン価(でんぷん量)を測定します。
 こちら15.9%がライマン価です」

リーダー
「これが先ほど言っていた13.5%をクリアしたから
 これはOKですね」

佐藤さん
「生産者の組織している部会と一緒になって
 高い品質の物を作るように努力しています」
生産者とJAが一丸となり、
高い品質が守られている今金男しゃく。
実は生産者も、畑で栽培するだけではなく、
自らが収穫したジャガイモに対して
厳しい目を向けています。
徹底的な品質管理がなされている、今金男しゃく。
生産者が各自行っている取り組みとは
どのようなものでしょうか?

2020年10月10日(土) |  生産者さんも徹底したこだわりを貫く!
森アナ
「さあ私たちは今金男しゃくを生産しています
 『農事組合法人ぴりかファーム』の倉庫に
 来ています。生産者の西さんにお話しを伺います」

西政明さんは今金男しゃく作って55年!
大ベテランの生産者です。

リーダー
「今金男しゃくがGI登録された時は
 どういうお気持ちでしたか?」

西さん「嬉しい反面…守っていかないと…」

リーダー
「そうですよね。ブランドになったことよりも
 それを守り続けていく、これからが大変!」
森アナ
「そして私達の後ろにはジャガイモがいっぱい入った
 コンテナが山積みになってますけど、
 今ジャガイモは何をしている状態なんですか?」

西さん
「乾燥している状態です。
 風乾と言って約1週間熱をとり
 選別作業の時に皮むけがおきないようにしています」

リーダー
「あれでも待ってください。
 この話、さっき聞きましたよね?
 JAで集めてから5日間、
 乾燥させると言ってましたが…、
 西さんもう乾かしているよ!って
 話が繋がらないじゃないですか?」
佐藤さん
「そこがまたうちの厳しいところで
 特に収穫直後は熱をもっているので
 そのまま選別すると土がついていて
 腐敗や色の悪いものが見つけられないので
 よく乾かして出荷してもらっています」
佐藤さん
「ですので大変な時間と手間がかかります」

リーダー
「ですよね。
 このような資材も必要になりますし
 場所だって、管理だって必要になりますよ」

佐藤さん
「なのでこのような収穫に必要なコンテナ類は
 JAでリースをする形で対応させてもらってます」

リーダー&森アナ「なるほどねえ」
生産者は出荷する前に必ず1週間程度、
JAに出荷された後にも5日間以上、
ジャガイモを乾かすための貯蔵期間を設けるのが、
今金男しゃくのルール。

生産者が貯蔵する際も、
光に当てないよう遮光カーテンを用いたり、
巨大な換気扇で、ジャガイモが発する熱を逃がすなど、
収穫直後から徹底して品質保持に努めているのです。
今金男しゃくの栽培はまず、
3月末か4月初めから種イモをハウスで発芽させます。

その種を5月の上旬に畑に移植して、
そこから秋の収穫まで気の抜けない作業が続きます。
西さん
「雨が降ったら水切りをやったり、
 草が生えたら除草したり
 とにかく圃場をきれいにしておかないといけない!」
佐藤さん
「実は6~7月にかけて圃場検査というのを
 全圃場、畑作部会の役員で行っています!」

リーダー「全圃場ですか?」

佐藤さん
「今年の作付面積だと
 230ヘクタール(札幌ドーム約46個分)くらい!」

リーダー「えええええ」
佐藤さん
「小さいものや大きすぎるものは
 畑で均等に育たないので抜き取る!
 大変ご苦労いただいている作業の1つです」
リーダー
「やってるんですか…イヤじゃない?」

西さん「使命ですから!!」
品質のバラつきが無いよう、
丁寧に栽培されたジャガイモ。
畑ごとのサンプルでデンプン値を測り、
基準を満たした畑から収穫が始まります。

8月下旬から9月下旬にかけて、
天気の良い日にだけ収穫作業をします。
リーダー「収穫が終わるまでずっと大変?」

西さん「そうですね」

リーダー「収穫が終わったら?」

西さん「遊びに行きたいけど来年の準備が…」

リーダー「ずっと大変だ…」

森アナ
「1年中、今金男しゃくのことを考えているんですね…」

西さん「そうだね!頭から離れませんね」

2020年10月10日(土) |  生産者とJAが協力してブランドを守る!
森アナ
「さて私たちは乾かすところまで見ましたが
 この後も作業はあるんですか?」

西さん「選別作業があります!」

リーダー「選別もやるんですか?」

森アナ「さっき選果場で選別するって言ってましたよ…」
今金男しゃくは、
生産者がJAへ出荷する前に予め選別されます。
つまり収穫した後、生産者が乾かしてから選別。
それをJAに出荷。
JAが再び乾かしたうえで、
より厳密な選別をしているのです。
リーダー

「すごい。これは1つのコンテナを
 ぐわんと持ち上げているんですよ。
 その中のイモをおろすんです」
森アナ
「うわ~ゴロゴロ今金男しゃくが!!!」

リーダー「大きいの小さいの色々あります!」
リーダー
「手選別を終えたものは
 この上に登っていって、
 こちらのコンテナに入る!
 このコンテナは農協に行く!!」
森アナ
「ちなみに…これ何を見ているんですか?」

西さん
「これは青(色の悪いもの)や傷を見ていて
 青は加工品にまわしています」

リーダー「何に加工されるんですか?」

西さん「でんぷんです」

リーダー
「片栗粉やペンキ・口紅などに使われてますよね」

西さん「水あめにもなります!」
こちらでは、正規品と規格外品、小さいモノと加工用、
あわせて4つの種類に仕分けがされています。
森アナも手選別をやってみますが…

森アナ「これ?分からない!!」
森アナ「ここの青っぽいところですか?」

西さん「青はすべてダメですから!!」
各生産者が行う選別で、この厳密さ。

いかに選りすぐりのモノだけが、
今金男しゃくとして食卓に届くのか、
お分かりいただけたでしょうか。



TOP(全件表示)