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2018年12月01日(土) |  山林を守り育て、次世代につなぐ

急斜面を登ること10分。
植林を行う作業員のもとに到着です。

板橋さん
「一息ついたところでやってみませんか?」

ということで、まずはゲストの鈴井さんから。

鈴井さん「はい!」
リーダー「誰より慣れてる(笑い)」

続いては、森アナ!ですが…

まったく登れない(笑)

鈴井さん
「森さん!そんな面白いこと
 やんなくていいですよ。
 アナウンサーなんだから!」

このあと、何とか無事に終え、
ラストは、リーダーが。

リーダー
「よし!なんか…
 あぐり王国放送500回の記念植樹って
 感じですね。
 これからも500回1000回…
 1万回くらいいけば、この木が切れますかね?」

板橋さん「そうですかね!」

植林をして、間伐をし、伐採する…。

このサイクルを50年から60年という
歳月をかけて守ることで、
健全な自然環境や水資源を育み、
組合員だけではなく、地域、農業、漁業など、
様々なものを豊かにしているのです。

リーダー「林業の魅力とは何ですか?」

板橋さん
「私たちは今植えたものの
 育った結果というのは見れないんですけど
 今、私たちが切っている木は
 先代・先々代が植えたもの
 収穫しているので…

 感謝の気持ちを込めながら作業をして
次代に繋いでいく!」

リーダー
「切っているものをバトンで
 繋いでいるんですね」

林業ならではの魅力を体感した一行は、
最後に、下川町森林組合の木材加工工場にも、
お邪魔させていただきました。

2018年12月01日(土) |  林業も農業も繋がっている!

リーダー
「ヌーディーな木が見えますよ」

板橋さん
「ある程度、細い木を機械で削って
 丸い状態にします!」

リーダー「あ~皮なしに変わってる!」

鈴井さん「あ~まじだあああ」

加工工場では、
伐採した木を特殊な機械で円柱状に削り、
看板の支柱や土木資材として使われる
材木を加工したり…

乳牛の寝床などに用いられる、
ウッドチップも生産しています。

そしてさらに、コチラでは、
木材から、ある特殊な農業資材も
加工しているということで、
その施設内を覗かせて頂くことに。

リーダー
「うわ~なんか出てますよ!」

鈴井さん「熱いんですか?」

板橋さん「非常に熱いです」

中を見てみると…

森「あ~中が黒い!!」

木材から作られる農業資材の原料とは、
「粉炭」と呼ばれるもの。
円柱加工をする際に出る木クズを
炭化させて作るもので、
田畑の土壌改良剤や融雪剤などとして
活用されているのです。

板橋さん「燻している…」

リーダー
「中の木クズは炭になっているってこと?」

板橋さん「そうですね」

板橋さん
「完全に燃やしてしまうと燃えてしまうので…」

鈴井さん「灰になっちゃうよね」

板橋さん
「なので完全に燃やさないように
 消しながら…
 空気を混ぜないようにして…」


「これって火を使う作業じゃないですか?
 放っておいていいんですか?」

板橋さん
「これは24時間体制
 火の管理をして…」

鈴井さん「ええええええ」

鈴井さん
「夜中でも誰かいるってことですか?」

板橋さん
「そうです。夜勤の方がいらっしゃいます」

組合員の山林を守り、育てるのはもちろん、
木材加工を通して、農業の手助けも行う
下川町森林組合。

そんな第1次産業同士のつながりについて、
どのように感じているのでしょうか。

板橋さん
「私たちの目的としては
 森林所有者さんの利益を
 最大限にするのが目的ですが…」

板橋さん
農業林業漁業
 それぞれの協同組合という組織で
 お互い助け合いの精神をもっているので
 共存共栄というのでしょうか。
 お互いにいい影響をしあえるのは
 大変うれしいです」

リーダー
互助の精神ですよね」

鈴井さん
「いいんだよ。いいんだよ… 
 君が汚れそうになったら
僕が汚れてあげるよ!」

リーダー「いや別に!何ですか?これ」

鈴井さん
「いいよいいよ… 
 全部キミたちの尻拭いは僕がするよ!」

リーダー
「重たいなあ…」


2018年12月01日(土) |  士幌町で馬鈴薯収穫!

「広大な畑が広がる十勝の士幌町に
 やってきました」
士幌町で学ぶ「協同組合」は、
JA・農業協同組合。
実は、今では当たり前となっている、
農産物をJAが加工して付加価値をつける…
という仕組みの礎を築いた場所なんです。
その農産物加工で最初に取り入れた農作物が、
畑で収穫中とのことで、
お邪魔させていただきました。

森「さてその農作物の畑にやってきました」

リーダー「もうわかっちゃうねえ」

生産者 高橋晶広さん
馬鈴薯の収穫をしております」

高橋さん
「これはホッカイコガネと言いまして
 加工用の品種になっております。
 フライとかに使われています」

士幌町では、およそ1930haの畑で
ジャガイモが作付けされ、
年間およそ8万トンを生産。

近隣の町を含めたこのエリアでは、
加工用ジャガイモの生産が
盛んに行われています。

せっかくなので、
あぐりメンバーも収穫機に乗せていただき、
その作業を体験させていただきました。

リーダー「でてきた!」

鈴井さん
「すごいね。どれだけ埋まってるの?」

森「思ったより辛いです…」

鈴井さん
「これでポテトフライ食べるときにも
 ありがたく食べられますね」

収穫したジャガイモは、
収穫機からコンテナに移され、
トラックで町内にある巨大な選果施設へと
運ばれるということで、
お邪魔させていただきました。

リーダー
「でかいね~ここに来ているのは
 全部士幌町のジャガイモなんですか?」

JA士幌町 宇井康介さん
「士幌町を含めて5農協から送っていただき
 ちらで管理しています」

リーダー
「近郊の農協から一度集まるわけだ」

畑から運ばれてきた大量のジャガイモは、
汚れなどを水洗いで落としたあと、
傷や形などの品質チェックや選別が行われます。

この施設では、ピーク時に、
1日最大、150トンものジャガイモが
処理されているのです。

リーダー
「ここではじかれたものはどうなるの?」

宇井さん
デンプンの原料として使われます」

リーダー「無駄にはならないんですね」

コチラでは6品種の加工用ジャガイモの貯蔵。
その貯蔵されたジャガイモは、
JA士幌町の食品工場などに運ばれ…

ポテトチップス、フライドポテト、
コロッケ、ポテトサラダといった
様々な用途に加工されるのです。


「農作物を加工して付加価値をつける取り組みは
 士幌町から始まった…とお聞きしました。
 それってきっかけがあったんですか?」

宇井さん
「十勝では有名な方なんですが
 JA士幌町の元組合長
 農民の暮らしをラクにしたい
 という考えから
 こういった加工事業が始まりました」


2018年12月01日(土) |  北海道の農業界の偉人とは…

十勝・士幌町で、
JAが行う農産物加工を学んでいる一行が、
続いて訪れたのは、町内のとある施設。


「偉人と言われている方を
 よく知っている鈴木さんです」

元士幌町議会 議長 鈴木洋一さん
「よろしくお願いします」

森「この場所は?」

鈴木さん
JA士幌町農業記念館です」

リーダー
「そういう記念館があったんですね」

士幌町農協記念館は、
地域で行われている農業の歴史や
生産している農産物に関する
様々な情報が展示されています。

さらに、その偉人の記念室があるということで、
案内していただきました。

鈴木さん
「ここが太田寛一さんの展示スペースです」


「この方が士幌町で加工品などを作り始めた方」

士幌町のみならず、
北海道農業の発展に尽力した人物、
太田寛一(おおたかんいち)。

記念室には、彼が行った取り組みの足跡や
功績などを伝える、
様々なものが展示されています。

さっそくジャガイモからスタートしたと言われる、
JAによる農産物加工のルーツについて
教えていただくことに…。

鈴木さん
「あのね太田さんはね…
 農協の職員をしながら農業の実情を見たときに
 生活が成り立たないことを見て
 何とかしなきゃならん!ということで…」
鈴木さん
「士幌町にはたくさん小さなデンプン工場が
 あったんですよ。そのデンプン工場を買い取って
 農協でやってみよう!と…」

かつて輸送費が多くかかるような遠隔地の農家や、
貧しく力のない農家などは、
収穫した農産物の買い取りを
満足にしてもらえませんでした。

このため、農家ごとの収入格差が激しく、
貧しい農家は貧しいままでした。

そんな現状を目の当たりにした太田寛一は、
士幌町で盛んだったジャガイモでん粉作りに着目。
民間のでん粉工場をJAが買収。
原料のジャガイモを
全ての農家と対等な価格で取引した上で、
無駄なく活用し、
その利益を農家に還元したのです。

鈴木さん
「今から60年前はね
 そんなこと考える人誰もいなかったから
 大改革ですよね」

リーダー
「すごい、その後も影響を与えてますよね」

太田寛一は、デンプン工場に次いで、
よつ葉乳業の設立にも着手。

現在、道内各地で当たり前のように行われている、
JAが各酪農家から生乳を一括して集め、
乳業メーカーへ販売するという仕組み。
これもまた、
生産者の不平等をなくすために確立させた、
太田寛一の功績だったのです。

鈴木さん
「北海道農業を語る上で
 太田さんを知らなければダメですよ」
鈴井さん
「今日の北海道農業はなかった訳ですから
 そうなったら
 農業タレントなんて存在しなかった!
 太田さんのおかげでこの番組に出演できる」
リーダー
「本当だ…太田さ~ん

2018年12月01日(土) |  協同組合を学んでみて…
じゃじゃん、もんすけです!
現在、北海道では、
108のJA35万人以上の組合員が
いるんだけど、
その先駆けとなったJAが、
美唄市にあるJAみねのぶなんだよー!
どんな歴史があるのか、
北海道大学農学部の小林国之准教授に、
聞いてみたよー!

北海道大学農学部 小林国之准教授
「1913年(大正2年))に大凶作があって
 産業組合というものを自分たちで作って
 今年の農業をやるために資材を買ったり
 お金を集めたりしましょう…と、
 特に小林篤一という方がですね
 リーダーシップを発揮して
 地域の仲間を募ってまとめて
 生活を作っていくには協同するしかない!と。
 今から想像しても
 最初の人達の決意・熱意がすごいものが
 あったんだろうなと思います」

こうした先人たちの苦労と情熱で確立した
協同組合の動きは、
「JA士幌町」や「JAみねのぶ」だけではなく、
全道各地に広まって、
日本の食料基地!農業王国・北海道!が
築き上げられたんだよー

そんな北海道農業を支えるJAは今、
世界から注目されているんだ!

開発途上国の支援をしている
JICA(国際協力機構)は
10年ほど前からJAの運営方法を
中央アジアの国々の人たちに教えていて、
そのノウハウは、現地の農業発展のヒントに
なっているんだって!

鈴木さん
「僕ね今心配しているのはね…」
鈴木さん
「昔から見たらね…
 昔のアメリカに匹敵するような
 農業システムになっているけど
 自分ひとりで農業経営ができていると
 錯覚がおきてしまってね…」
鈴木さん
農協(協同組合)の精神
 次世代に伝わってきていない感覚がある…
 そういうのは太田さんが
 悲しむのではないかと思うんですね…。
 そういうところは我々が伝えなければ
 いけないかなと思っています」

かくして「協同組合」をテーマに学んだ、
放送500回スペシャル。

ラストは、感謝の思いを込め、
リーダーから視聴者の皆さんへメッセージを…

リーダー
「500回も続けさせていただいて
 たくさん応援してくださる皆様と
 北海道農業の従事者、
 北海道農業のおかけです。

 いつもありがとうございます」

リーダー
「これからもますます北海道の奥行き深い
 まだ見ていない農業がたくさんあると思うので 
 1000回、2000回と繋がっていく
 番組ですから」

鈴井さん
「繋がっていくっていうのがいいですよね。
 農業生産者の思い・苦労を
 番組が受け取って、
 それを視聴者の皆さんにつなげていく!
 この【繋がり】が大切ですよね。
 頑張ってください」
リーダー
長寿番組目指して頑張ります!
 これからも頑張っていこう!
 鈴井さんもまたいらしてください!」
鈴井さん「ヤダ!!(笑)」

リーダー
「二度と呼ばないで!!」

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11月24日のクイズ
「2016年にユネスコ無形文化遺産に
  登録された組織は何だったかな?」

正解は「協同組合」でした。




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