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2018年02月10日(土) |  札幌ディープ96 和み処 ちどり
 
鎌田 強

亀さんと出会ったのは1990年代初めだったと思う。まだまだバブルの余韻があり大型ホテル系列の新ホテルが建設中だった。その建設現場監督が、なんとわたしの実家の隣の家の長男で、秋田県人会で出会い仲良くさせていただいていた。その現場の近くに高級な郷土料理店「くろさわ」があった。なかなか一介のサラリーマンが気軽に行ける店ではなかったが、そこはバブル期のことだ。いろいろあって、何度かおじゃました。

その「くろさわ」にいた亀さんにいろいろ料理のことなど教えてもらった。そのご亀さんは独立し自分の名前を冠した店を開いたが、いまは「和み処ちどり」で腕を振るっている。

亀さんの料理は正真正銘料亭仕込みだ。しかし気取っているわけでなく庶民的な印象だ。料理人の料理からお客様の料理へと考え方を変えたのだという。

例えば油あげの巾着にゆで卵を入れ煮込んだ料理。連れの30代の知人がひとくち食べるなり「これは美味いわ〜」と声にした。

たこまんまはこの時期の珍味。たこの卵巣は少々生臭いが亀さんはお手製の三升漬けをからめて出してくれた。

これだと若い人にも抵抗が無い。

タラ汁に
お刺身

ポテトサラダにはタルタルソース。
考えたことのない組み合わせだ。

そして、酒は国稀の特 別本醸造「千石場所」。わたしは増毛の蔵とここでしか見たことがない。

この辛口は肴のうまみを引き立てる。

カウンターに座れば亀さんと話ができる。料理ことと思い出話は面白い。

料亭の味を居酒屋感覚で・・・あまり懐を気にすることもない。

和み処 ちどり

札幌市中央区南4条西3丁目だ第2グリーンビル6階

電話 011-511-5788



2018年01月17日(水) |  札幌ディープ 95 味の巣円山
 
鎌田 強
 円山はコジャレた飲食店が多い印象だけれど庶民的でほっとできる店もくさんある。味の巣円山もそんなひとつだ。となりに億ションができるのではと噂されるこの土地で、この味と価格を維持するのに並み大抵の努力ではないと思う。しかも午前11時の開店から午後9時(日祝は午後3時)の閉店まで通しで営業しているから思い立ったときに昼飲みもできる。
 もともとは狸小路にあった蕎麦屋だった。だからそばは大看板だ。二八の細麺は香り高い手打ち。田舎そばもある。
 居酒屋でクオリティの高い蕎麦が食べられると表現していいのか、つまみが豊富な飲める蕎麦屋と解していいのか迷うほど一品料理があり、つまみがないと酒がすすまないわたしにはうってつけなのだ。
 一合徳利風のチロリと通しが絵になる。
 この季節はカキフライ。これで400円。
 だしまき玉子、カツとじ。他刺身などを含めつまみは多数。定食もある。パフェやおしるこもある。カウンター、テーブル席、個室もある。
 以前珍しくレモンサワーを飲んだことがあった。わたしはサワーやウィスキーの水割りに氷を入れない。味の巣円山のサワーは氷無しでもたっぷりとサワーが出てきた。わたしの経験からこんな店は絶対にいい店だと断言できる。

 最近は場所柄外国人客も多いという。HBCラジオのリスナーでもある店長の工藤さんが英語で対応していた。外国人観光客も必ず和みあるこの店を気に入ってくれるはずだ。


味の巣 円山
札幌市中央区大通西28丁目 円山公園ビル
電話 011-642-9638

2017年12月24日(日) |  札幌ディープ 94 粋幸庵
 
鎌田 強

 鉄板焼き粋幸庵は友人のなじみの店だ。その店内は、わたしには大阪の風格ある居酒屋さんのたたずまいに感じる。女将さんの如才ない応対や、親父さんのきびきびした調理姿をみていると、それだけで満足な気分になる。

 そんな粋幸庵が映画「探偵はBARにいる3」に出てきてびっくりした。いや出てきたといっても明かりがついていない看板のみだ。ただその看板がラスト前のパートで探偵と助手の横でいやに長く映っていた。
 鉄板焼きとお茶漬けの粋幸庵は開業68年になる。はじめ南5西4にあったというが先代のときにいまの場所に移ったという。奥には4人掛けのテーブルも2卓あるのだができればカウンターがいい。カウンターにある鉄板のサイズがいい。もし熱くなければほほずりしたくなるほど可愛い。これぞマイ鉄板といえるのではないか。さて、ここで問題。目玉おやじが入るお風呂のようなものは何だろう。目玉おやじは茶碗風呂だっか・・・かつてお客がこのお湯で鉄板焼きの肉をしゃぶしゃぶにしたという逸話があるが。
 それはちがう。ほんとうの使い方はこうだ。ちろりに350年の歴史がある清酒菊正宗をいれ燗をつける。適当に暖まったら冷めないように置いておく。酒飲みの心情を見事にくみ取っているではないか。
 親父さんが職人らしく、しかし愛嬌のある面持ちで鉄板焼きをつくる。
 冬はやっぱり牡蠣ですよ。キャベツとバターとたまごと牡蠣。この絶妙のハーモニーは他にない。
 そして、鉄板焼きの素材は当然新鮮そのもの。こちらは自分の好みで焼く。
 さらに、しめは親父さんの卵焼きダブル。これがバターを使っているのにさっぱりとしている。出汁の具合をこの作り方に合わせているんだろうね。
 ほんとに、粋で幸せな気分になっちゃいました。でも鉄板焼きだと値段が気になりますよね。まあ思い切って入ってみたら・・・
鉄板焼きとお茶漬 粋幸庵

札幌市中央区南6条西3丁目
電話 011-511-7474

2017年11月30日(木) |  札幌ディープ 93 味覚園ススキノ本店
 
鎌田 強
 いつも気なっているがなかなか入れない店がある。この店もそのひとつだった。すすきのが毎日お祭りのようだったバブル期から、行きたいと思っていたが機会がなかった。隣のビルにあるクラブに行く度に気になって、今度行こうと思うのだがいつの間にか忘れてしまう。そして店の前を通る度に思い出す。そんな店だった
 秋口だったか、友人S君と中華で昼飲みをしていて、豚サガリが食べたいということになった。わたしの知っている豚サガリの名店に行こうと思ったが、S君が昔から通っている焼き肉屋があるという。
それがこの店だった。なんという感動的な出会いだろう。バブル期からの願望がついに叶ったのだ。味覚園すすきの店は創業44年になる。同じ名前のチェーン店とは関係なく独立系だという

 明るい店内に心がはずむ。戦後の闇市のような雰囲気も悪くはないが肉の色がはっきり見える方がいい。焼き肉の王道、七輪に炭。金属製の皿に肉の色が美しく映えている
チリチリ焼けるお肉を見ながらもビールがすすむ。
 豚サガリも美味いけれどジンギスカンもいい。
しかし、肉以外にこの店の名物がまだまだあるらしい。肉を焼きすぎて焦がしてしまう客に、店主が「焼きすぎでござりまする」と注意するらしい。レミーやヘネシーといったメニューにはない不思議な飲み物があるらしい。店主が素手で網をとりかえるらしい。なんと、まだ他のお客がいない開店まもない時間に、二度しか行っていないわたしは、それらをまだ目撃していない。かくて肉の園の探訪がしばらく続くことになる。
味覚園ススキノ本店
札幌市中央区南5条西2丁目
電話 011-531-5752


2017年11月06日(月) |  札幌ディープ 92 かるいち
 
鎌田 強
 鍋物の季節になった。どこかへ行きたい。魚か肉か、洋風か和風か迷うところだ。そういえば、先月東京に行って人形町の鳥料理の老舗玉ひででランチの親子丼を食べながら、今度は水炊きを食べたいねと家人と話したことを思い出した。 

 残念ながらわたしは札幌で水炊きを食べたことがない。もっぱら関西や九州だった。迷った末に決めたのは以前醤油だしの軍鶏鍋を食べたことのある「かるいち」だった。

 「かるいち」はすすきのから近代美術館近くに移ってから7年目になるという。残念ながらススキノ時代は知らないけれど古民家をリノベーションしたその佇まいは否が応にも興味をそそられる。
 「かるいち」の水炊きはわたしの想像とは違った。水炊きは骨付き肉のぶつ切りが一般的なのだがここのは切り身だ。軍鶏はとても弾力があるのでもしかしたらこの方が食べやすいのかもしれない。
 目の前でお店の方が手間をかけてくれる。軍鶏肉は煮すぎると硬くなるからとはじめ四切れだけ入れてくれた。この辺がいい。あとは自分勝手にしていいけれど煮すぎないことだ。水炊きにはポン酢がよく合う。だから老舗はみな自家製ポン酢にこだわっている。しかし「かるいち」の水炊きは柚子胡椒がよく似合っていた。
この日もよく食べた。レバー焼きたれ、ハツ塩
シーザーサラダ
たまご焼き
こんな日本酒も飲んだ
 ちなみにこんなお通しが出る。結構なボリュームだ。そして靴を脱いで上がるテーブル席はゆったりさせてくれる。
本格焼酎 軍鶏鍋 焼鳥 かるいち
札幌市中央区北2条西17丁目1−20
 

2017年09月20日(水) |  札幌ディープ 90 座忘庵
 
鎌田 強
 閑静な住宅街にあるこの店にいつもたくさんの人が訪れる。特にランチタイムのにぎやかさは格別だ。たしかに居心地のいい店内にお値打ちのランチセットとくれば人気が出ないはずはないが、わたしはどちらかというと店内に柔らかい灯りがともり、落ち着きをとりもどした夜のほうが好きだ。
 座忘庵。わたくしのようなものにはなかなか座忘の神髄には至ることができないけれど、この店で飲んでいると座っていることさえ忘れてしまうぐらい時間の経過がはやく楽しい。
 大通西24丁目にあったころはうどん店としてながらく有名だった。10年前に今の場所に移転したのをきっかけに中国料理を始めた。もともとご主人の渡辺さんは中国料理出身なのだ。それがどうしてうどん店を始めたのかは説明を省略するがいまではうどんと中国料理の名店として人気が高い。 
 季節の素材を取り入れたうどんもおいしいけれど座忘庵の中国料理には渡辺さんの作る喜びがあふれていると思う。根菜の酢漬けたまご焼き巻がアクセントになっている前菜の盛り合わせ。
 ふくふくした春巻きと少し甘めの牛肉とピーマン炒め
 もっちりとしたエビチリソース
 れんこんとしいたけがはいった酢豚。ビールも紹興酒もすすむなあ。

 座忘庵には三つのエリアがある。入ってすぐの明るい禁煙席。奥の小上り、厨房の脇を通って照明をぐっと落とした一番奥の部屋。たしかこの部屋を渡辺さんは酔夢孤堂といっていたはず。いろんなシーンに安心して使える円山の店だ。

座忘庵
札幌市中央区南2条西24丁目1−8
電話 011-615-9989


2017年08月04日(金) |  札幌ディープ 88 まねき屋はなれ
 
鎌田 強
昼ベロという言葉を知った。昼間から酒を飲んでべろべろになることをいうらしい。ちょっと前なら不謹慎きわまりない自堕落なダメ人間のレッテルを貼られそうな酔っぱらいのイメージだが今や昼ベロは文化ともいえる。昼のみする人がそれほど増えたのだろう。
明るいうちから一杯飲むのは格別な感がある。いい酒場であればさらに幸福感が増すというものだ。
まねき屋はなれは午後3時に開店する。すすきのビルの地下一階にあるカウンターだけの居酒屋だ。じつは地下鉄すすきの駅から直結の地下二階に本店もあるのだけれど、なぜかそこには行ったことがない。地下一階のまねき屋の方が少し明るくて、大阪でよく行っていた居酒屋に似た雰囲気があるからかもしれない。
たしかにまねき屋はなれは串揚げがさくさくして美味い。しかも本場と同じでソースは二度づけ禁止。ソース入れにも書いてある。そして寒い季節には大鍋のおでんがおいしい。
大きな飲食チェーンの別形態の店だがこんな大衆酒場を作ってくれてありがとうといいたい。
ある日の午後4時。お客の90パーセントが女性だった。男も女もそれなりの年齢になればこんな雰囲気を求めている。ホッピーを飲みながら貧乏学生時代を思い出した。
まねき屋はなれ
札幌市中央区南5条西3丁目すすきのビルB1

2017年06月21日(水) |  札幌ディープ 86 かふぇばるゆう
 
鎌田 強
 かつてこの辺りで仕事をもっていた友人は「ここはギョーザが食べられる喫茶店だったはず」と言った。それは何年前のことかわからないけれど確かにかふぇばるゆうのギョウーザは美味しい。しかも居心地がいい。
 
 たぶんそれはオーナーのゆりこさん(写真中央)やりえちゃんの雰囲気が醸し出しているのだと思う。昼どきともなれば女性客95%の店内はせわしなく感じるはずなのだけれど、ゆりこさんだって慌ただしく料理をつくり接客したりもしているのだけれど、なんだかわたしには時間がゆっくりと流れているように感じてしまう。
 かふぇばるゆうがオープンしたのは3年前。ゆりこさんがOLから一転オーナーになった。その前ここはやっぱりギョーザランチが美味しいといわれていた喫茶店だったようだ。そのレシピを受け継いでいるという。友人の記憶は正しかった。 
 昼飲みもいいけれど、となりでランチしているOLさんの横でぐいぐい日本酒をあおるのもちぃと気がひけるのでやっぱりわたしは夕方からにしよう。日本酒も充実しているし。
 お酒のあてはいっぱいあって、まずはギョーザ。甘めの皮に餡がたっぷりと詰まってジューシーだ。
 ムール貝ハーブ煮
 野菜サラダはドレッシングが別だからうれしい。
 そういえばランチに食べた野菜チャンポン。あっさり味で美味しかったなあ。だから酒のしめにいいんじゃない。夜は酒のあとの炭水化物を食べないようにしているわたしだけど・・・。そうだやっぱり昼飲みにしよう。この際となりのOLさんには申し訳ないけど日本酒をぐいぐいやってチャンポン食べて帰ろう。昼ならいいんじゃない。
かふぇばる ゆう
札幌市中央区大通西11丁目大通り藤井ビルB1
電話011-272-3123

2017年05月29日(月) |  札幌ディープ 85 クレープリー月
 
鎌田 強
 バブル期の後半、わたしは時々締めガレット&シードルをした。今は締めパフェが女子の間で流行っているようだけれど、この年になるとさすがに締め〇〇は無理かと思う。脳は欲してもその後の身体への仕打ちが恐ろしい。とはいえガレットとシードルは懐かしい思い出。もしすすきのの帰りにそんなサイン看板を見たらふらふらと入ってしまうに違いない。
   南三条通りに美味しいガレットとシードルが中心の店を見つけた。クレープリー月。駐車場の向こうに小さく見えるサイン看板がわたしを呼んだ。クレープリーとは聞きなじみのないネーミングだけれど最近はこんなカフェが全国あちこちにできているという。古民家をリノベーションしたクレープリー月は今年4月にオープンしたばかりという。
 蕎麦粉のガレットはまだまだ一般的ではないけれど、シードルとの相性は抜群だ。昼飲みもいい。わたしは必ずガレットを折りたたんだ角のあまり具が入っていないところから食べ始める。こうすると蕎麦生地の焼き具合や塩加減がわかるし、二つの味がミックスされた時のほんのりとしたブルーチーズのような香りが好きだからだ。
 それにしてもここのスモークサーモンはおいしい。いちどマリネしてスモークしているという。いくらの香りがする。昼下がり、しばらくこんなにリッチな気持ちになったことがなかったなあ。
 スープやサラダ、それに甘いクレープのランチセットもある。この日は大人っぽいビターなチョコレートがかかった大きなクレープだった。
二階からは女性グループの楽しそうな声が聞こえる。
クレープリー月
札幌市中央区南4条西20丁目1-43
電話 011-839-4489

2017年05月06日(土) |  札幌ディープ 83 札幌焼肉 網の雫
 
鎌田 強
 今シーズンはいい花見ができた。函館五稜郭、柏木町桜通り、札幌円山公園と天候に恵まれ満開の桜に出会えた。花見の風景は平和の象徴だと思う。いつまでものんびりと花見ができる日本であってほしい。
 さて、今回のディープは焼き肉ですよ。わたしは「焼き方」です。「焼き方」というのは「鍋奉行」と同じように焼肉を取り仕切りたがる人たちだ。しかし自分勝手ではいけない。周りの信頼があってこそ「焼き方」といえる。そんな「焼き方」にとって焼きがいのある肉に出会うことは大きな喜びである。琴似に5月中旬オープン予定の網の雫はそんな焼き方を満足させてくれる店だ。先月プレオープンにお邪魔させていただいた。
 まずこの牛タン。タン先、タン中 タン元の三種類の牛タン盛り合わせ。味も違えば厚さも違う。それぞれをどのくらい火を通すか「焼き方」の腕が鳴る。
 さらにサガリとカルビ。脂が多いけれど少しでも焦げ目がつかないように焼きたい。しかも中まで熱が通るように…。味はもう写真をみていただいたらわかるだろう。
 オリジナリティあふれる、冷麺や石焼ピビンバもそろっている。
 焼き方」も「食べ方」も、お腹も懐も十分満足させてくれる焼き肉屋さんの誕生だ。しかも店内が明るくおしゃれだ。きっと琴似に飲み行く機会が増える。オープンが待たれる。
札幌焼肉 網乃雫(5月中旬オープン予定)
札幌市西区琴似1条5丁目3−18
電話 011-590-1229

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