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2013年01月12日(土) |  初日の出中継なのに肝心の天気が・・・
 
近藤 肇

大晦日から元日にかけて、去年最後の、また、今年最初の出張が、襟裳岬でした!

で、襟裳岬なんですが、ご存知のように、風の強い場所でして、全国900箇所以上あるアメダスの中でも、年間通じて最も風の強い場所であろうと思われます。この写真を撮った31日の時点で、瞬間風速は28メートルありました。

今回の出張の目的は、元旦の”初日の出中継”だったのですが、本番直前に瞬間風速が34メートルを超え、危険なレベルに達したため、カメラマンの命や機材を守るために、さまざまな変更が発生しました。

私も、まっすぐに走れないような強い風を体験したのは、札幌市内の街路樹がバタバタと倒れた2004年9月の台風15号以来のことです。

結局、本番中はぶ厚い雪雲にさえぎられて、太陽の姿を見ることはできなかったのですが、番組が終わって15分後に突然、雲が消えて、強い日差しが!まあ、予想通りの展開ではあったのですが、前日から強風の中苦労してスタンバイをし、リハーサルを重ねてきた16人のスタッフは当然、悔しがっていました。

この雪辱は・・・・・・つづきは、2014年1月1日午前6時50分前後にテレビの1チャンネルで見られる”はず”です。


2012年12月18日(火) |  ひとつの県のサイズと北海道のサイズ
 
近藤 肇
先日も、海外からのお客様がウェザーセンターに見学にいらっしゃいました。今回のメンバーも、雪を見るのは初めてという方が多く、迎える側としてもうれしいものです。

話の中で、北海道という広い土地の天気予報を一人で担当していることに、ビックリされました。でも、確かに道外の事情を考えると、北海道よりも狭い九州であっても、それぞれの県にそれぞれの放送局があって、各局の予報士さんが、その”県だけ”の予報をされているわけで。そう考えると、北海道の予報士って・・・。

私よりちょっぴり色黒のお客様から「それだけ、ギャラはいいんだろぉ〜?(ジェスチャー付きで)」とからかわれましたが、そんなことはありません!なにより、北海道の予報には、お金にはかえがたい魅力があるのですから・・・と日記には書いておこう^^;

2012年11月23日(金) |  初雪クイズ当選者は・・・
 
近藤 肇
ことしのHBC北海道NEWS1特別企画「さっぽろ初雪クイズ」、正解は、11月18日午前9時20分でした。ことしは、時刻まで的中した方はいらっしゃいませんでしたが、40分違いで一番正解に近い予想をされた室蘭の女性に、10万円分の旅行券を贈らせていただきました。

さあ、初雪の次はこれ。ホワイトイルミネーションです。22日にはじまりました。星空・夜景の眺めが大好きな私の大好物でもあります。
ことしの大通会場の電力は、いままで捨てていた天ぷら油などを回収して、それをエネルギーに発電したものだそうで、3丁目に発電機がありました。

大通会場だけで、駅前通会場も含めた全体の半分の電力を使っているので、これだけで、電力会社に払う電気代は去年のだいたい半分になるそうです。

”もったいない”精神が実現した、美しさ。ことしは、灯りの源に思いをめぐらせながら、この輝き鑑賞してみてはいかがでしょう。

2012年10月30日(火) |  紅葉橋が文字通り”紅葉”橋でいられる日数は?
 
近藤 肇

いろんな町にあるのではないでしょうか?

紅葉橋

通勤途中にもあり、ここ数日、まさに、紅葉がきれいな場所に作られている橋なのだなぁ・・・と、実感しています。ところで、1年365日のうち、”紅葉橋”が本領を発揮できる日数はいったい何日なのでしょうか?

調べてみました。気象庁では、”紅葉”と”落葉”の日の記録をとっているので、カエデに関するデータについて、引き算をしてみました。

すると、北へ行くほど見ごろが短い傾向になっていて、札幌は、8割以上色づいてから落葉まで、30年平均で9日しかないことがわかりました。つまり、365日のうち、紅葉橋”らしく”なれるのは、10日にも満たない・・・ということのようです。

それにしても、紅葉が3週間も楽しめる四国の高知・・・ちょっと、うらやましいですよね^^

2012年10月05日(金) |  パシフィック”ゆうしょう”!
 
近藤 肇

10月2日、ファイターズがパ・リーグで”優勝”しましたね。

実は、気象の、といいますか海象の世界にも”ゆうしょう”という言葉があるんです。しかも、この海の”ゆうしょう”は、今回のファイターズの優勝よりも3日ほど前に、起きていたのです。

海での”ゆうしょう”は”湧昇”と書きます。そしてこれは、台風によって発生します。

台風の真下の海の上では、台風の中心から外側に向けて海水が移動することが知られています。これは、中心よりも外側の風が強く吹くことに起因しています。中心付近では、表面の暖かい海水が薄くなるので、そこを埋め合わせるように、深いところから、より冷たい海水が湧きあがって来ます。これが”湧昇(ゆうしょう)”です。
実際に台風で検証してみましょう。18号は、9月の29日から30日にかけて、日本の東の太平洋上を北上していきました。ちなみに、本州に上陸して、各地に被害を与えていったのは、そのあとでやってきた17号の方でした。

これが、18号が通過する前の9月28日の海面水温の平年差です。北海道近海が真っ赤です。平年より5℃前後も高いという異常なレベルです。








(画像:気象庁HPより)

そして、こちらが、台風通過後の10月1日の海面水温です。どうでしょう。台風のコースに沿って、水温が平年並みに近づいていることがわかります。台風の”湧昇”効果が大きく海面付近の水温低下に貢献したと思われます。もちろん、強い風による”かきまぜ”効果もあったはずですが。高すぎる水温を嫌っていたサケたちが戻ってくる日も近いかもしれません。

このように、パシフィック・リーグにも、パシフィック(太平洋)にも適度な”ゆうしょう”は必要なのだと思う、秋の一日でした。

2012年09月07日(金) |  この夏一番の思い出!
 
近藤 肇

久しぶりに、私のミーハー心が目覚めた瞬間です。なんてったって、あのさんまさんですから。

なぜか、天気予報を、さんまさんをはじめとするお笑いの方々を前に伝えるという・・・おそらく、人生で最初で最後の経験でした。この模様は、大阪では、先月放送されたようですが、北海道では、今月の11日深夜(24時56分)に放送されるようです。番組名は、”痛快!明石家電視台”。


2012年08月12日(日) |  夏休みをいただきまして・・・
 
近藤 肇
ことしは、自宅を拠点に日帰りで遊びに行ってきました。

夏といえば、海ははずせません。ですが、たいていガイドブックなどにのっているビーチは、”海水浴場”つまり泳げる浜辺です。ですが、ことしは、あえて、泳げなくてもいけれど、水がきれいで、小さな動物がいる”磯”遊びにこだわりました。地元の友人に「小さい頃、ヤドカリやカニとたわむれた岩場を教えて」と聞くと、見事にうってつけの場所を教えてくれました。
当初の目的だった、カニもヤドカリも小さな貝、それから小魚も泳いでいるのが見られて満足できました。

ハリガネの先にイカの足を切ったのをさしてカニを釣る・・・これが初めてのことかどうか思い出せないのがちょっと残念ですが、どちらにせよ、久しぶりの体験をしました。娘も喜んでいました。

※捕獲したカニは帰る際、海に逃がしてきました。
ただ、この日は真夏日。炎天下で何時間も娘たちを遊ばせていたせいか、3歳の娘が、就寝後、40度を超える高熱を出してしまいおおあわて!帰宅後3、4時間もたっていたので、何が原因なのか、さらに、これが”熱中症”なのかどうかさえ、はじめはわからずオロオロしてしまいました。熱中症は、簡単にかかってしまう。しかも、それが発症するまで、こんなに時間がかかることもあるのだということを身をもって知った夏休みでもありました。みなさんも、暑い日はお気をつけくださいね。

2012年07月17日(火) |  時はめぐり・・・
 
近藤 肇

あれから1年以上もたってしまいましたが、なかなか行くことができなかった場所へ行ってきました。私が行ってもなにも状況は変わらないのですが、私が変わるかもしれない。4年ぶりの飛行機で東北へ向かいました。

仙台空港はきれいになっていて、何事もなかったかのように機能していましたが、ロビーの柱には、津波が到達した高さ、3メートル2センチが表示されていて、そこに立つことによって、こんなことが起きるなんて!と、起きたことのスケールの大きさを初めて実感たような気がしました。

石巻では、海からの津波と、あふれた川によって挟み撃ちにあった地域もありました。2階にいてもだめなので、電信柱につかまるしかなかった人も大勢いたそうです。

高台から現場を見下ろしました。案内してくれた地元の友人が、「1年以上たって、なんにもなかったところに草がはえてきちゃって、被災した場所がわかりにくくなってきている」と教えてくれました。確かに、家のないところは、最初から空き地だったのかどうか、初めて来た人にはわかりません。
高台から下におりると、草むらの間に家の土台が見えました。壊れた自転車・・・乗っていた子は、家族はどうなってしまったのかな。

しばらくすると、こういった家の土台が、いくつも並んでいることがわかりました。「ここは、普通の住宅街じゃないか!」思わず叫びました。でもそこには、人がいません。家という家が圧倒的な力ではがされてしまっていたのです。いまは全く車の通らない道路に「一時停止」の白い文字がむなしくみえます。道端には、泥だらけの携帯電話が転がっていました。そんな、身近な小さなものがいくらでもありそうでした。

がれきという言葉が嫌いでした。戦後の日本人が経験したことのない津波災害なのに、本当は、誰も見たことのないスケールの物体の集合体のはずなのに、それを一目みて「がれき」と、反射的に呼んでしまっていることに抵抗がありました。

実際に、その山を目にして考えましたが、がれきに代わるふさわしい言葉は見つかりませんでした。それを構成しているひとつひとつのものがそれぞれ元々の意味があって、それが、たった一度の津波で、場所さえ意味さえ失ってしまったことを感じるだけでせいいっぱいでした。

私にとって、足を運ぶことしかできませんでしたが、とにかく見てみないとわからないことがあるよという声を多くの方から聞いてここまで来ました。私が見たのは被災された地域の、ほんの一部です。ただ、少なくとも、自分がこのことをどう受け止めるのか、どう伝え、どう生きていくのか、その一歩になったと思います。


2012年06月21日(木) |  教科書にのせたい!
 
近藤 肇
先日、TBS教科書にのせたい!の取材カメラが、HBCウェザーセンターにやってきました。世界遺産の知床の魅力を知りたがっていました。私は久しぶりにインタビューを受けて、顔がひきつりました。ちなみに放送は、おととい19日でした。

番組を見て、オードリーの春日さんが、エゾシカやキタキツネに新鮮に驚いている様子がほほえましかったです。ただ、今回、さすがの春日さんも空振りでしたが、この時期の知床沖ではシャチの群れに遭遇できるチャンスがあるんです。実は、シャチについては、私もまだこの目で見たことがないのです。獰猛なイメージがありますが、実際は、家族の絆を大事にしながら暮らす平和主義者なのだそうです。いつまでも、そんな動物たちと共存できる知床であってほしいと思います。

2012年05月25日(金) |  18年後のキンカン日食は道内で!
 
近藤 肇

あの日、北海道で見られた日食を、大通公園で再現実験してみたのが、この写真である。ちなみに、これらの画像は、実際に、「グッチーの今日ドキッ!」の”そらリサーチ”のコーナーで放送されたものである。

このオレンジの円盤と、緑の球体はそれぞれ、太陽と月の7億分の1スケールの模型であって、実際に、これらをスタジオに持ち込むと、太陽の方はこの写真のように、直径は2メートルの大きな円盤で・・・

月はというと、太陽のちょうど400分の1の大きさなので、直径5ミリ。つまり、指の爪よりも小さいことがわかる。これだけ、サイズが大きく異なるものが、地球上からはほぼ同じ大きさに見えている・・・その理由は、この2つの天体と、地球との間にある謎めいた関係にある。

例えば、大きさが2倍のものであれば、2倍の距離に置けば同じ大きさに見えるのは自明の理。で、400倍だ。400倍離せば同じ大きさに見えますよ・・・って、誰かが、置く場所を選べるならそうするのかもしれない。しかし、”選ぶ”主体はどこにもいないのだ。さらには、地上から、同じ大きさに見える必然性はまったくない。月は、この実験では、214mの間の、1mの位置であっても、10mの位置であってもおかしくない。それが53.5センチなのだ。しかも、プラスマイナス3センチ以内の位置を離れようとしない。こんな偶然あるだろうか?実は、学生時代にこのことを”習ってはいる”のだろうが、このことの不思議さに”気づいた”のは、最近のことである。

次回は、18年後の6月1日。日本列島の中では、北海道でしか見ることができない。しかも、あの美唄焼き鳥で有名な美唄では、ちょうど、まん丸なリング状の日食を見ることができるはず。その日は夕方という時間帯もあって、美唄では焼き鳥片手に日食を楽しむ人もいるかもしれない。そう、美唄焼き鳥といえばもつ串。その中でもひときわ目立つ具の通称も、”キンカン”だ。


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