こちらが蝦夷富士と称される羊蹄山、1898m。 ひと月ほど前、6月半ばの姿、まだ雪が 残っていた。 この山、後方羊蹄(こうほうようてい)とも 言うそうで、 前方羊蹄のうしろに後方羊蹄が一直線上に 並んで見えるスポットがあるそうだ。 旅をしなければ一生知らなかったことかも しれない。 いつかは二つの山が一直線に並んだ姿を 見たいと思う。
先日、HBCアナウンス部のOB、大先輩である、村井裕子さんの朗読会に行って来ました。 朗読会が行われたのは、中島公園内にある北海道立文学館の地下ロビー。 恥ずかしながら、中島公園そのものもゆっくり回って見たことがないわたしは、このような施設があることも知らず、この日は、文学館まで中島公園内をゆっくり散歩しながら向かいました。 会場は、地下から1階までつながる大きなガラスの壁が特徴的で、開放感たっぷり。 どんな朗読が聞けるのかと、すごく楽しみにしていました。
「グランドスラム」とは、スポーツの世界で主要な大会をすべて制覇した者にだけ与えられる名誉である。
1年のうちに成し遂げた場合には「年間グランドスラム」、生涯で達成した場合には「キャリアグランドスラム」という呼び方をするのだが、いずれにしても偉業・快挙であることに違いはない。
たとえば、ゴルフ界でそれを成し遂げた選手はこれまでの長い歴史を振り返っても数えるほどしかいない。また、テニスの4大大会すべてを制したプレーヤーは過去にどれだけいただろうか?
繰り返そう。「グランドスラム」とは、限られた者にだけ与えられる名誉なのである。
そんな中、僕も先日、ついにグランドスラムを達成した。とはいっても、もちろんゴルフやテニスではない(言うまでもないか…)。「“アナ”界のキャリアグランドスラム」達成である。
それでは、その達成までの軌跡をご紹介しよう。
まず初めは、あれは入社1年目だったか…「口」だ。次は、その数年後…ちょっと書くのが恥ずかしいところ(前方)だ。その後、去年、3つ目のタイトルとなる「鼻」をクリア。そしてこの度、またまた書くのが恥ずかしいところ(後方)を経験。ついに「キャリアグランドスラム達成」に至ったのである。
…もう、お分かりですよね。そうです、僕が達成したのは「“穴”界のキャリアグランドスラム」と呼ばれている「4大(?)内視鏡検査」完全制覇なのであります。
最初の「口」はいわゆる胃カメラです。たしかお医者さんに「飲み込むの、上手だね〜」と褒められた記憶があります。やはりその頃からグランドスラムを達成する素質が見え隠れしていたのかもしれません(!?)。
その数年後、健康診断の尿検査(尿潜血)でひっかかり、再検査で膀胱の内視鏡検査を受けることになりました。これはなかなか困難を極めましたが戦い抜きました。ちなみに、昨年末の尿路結石の手術、ならびに術後の処置と、生涯で通算3勝、いや“3傷”をあげています。
3つ目は鼻から入れる胃カメラ。実は数年前の健康診断の胃部レントゲン検査でバリウムを飲んだところ発疹が出て、それ以来、内視鏡検査をお願いしているのです。去年・今年と「経鼻内視鏡検査」でV2です。
そして…。ついに…。
「決して手が届くことはないだろう」と考えていた、僕にとって“穴界”最後のタイトル。1カ月ほど前から下腹の調子がいまひとつで病院に行ったところ、先生から「一度中を見てみましょうか?」と勧められ、いわゆる「大腸カメラ」を体験することになったのです。
正直なところ、4つのうちこれが一番大変だったかな〜。なにせ体の中を入口から出口まで完全に空っぽにしなければなりませんので…。胃カメラは「胃を空っぽにしさえすればいい」、つまり1食抜けばいいわけですが、大腸カメラは「“ゴール”までキレイにしなければならない」のです。これは想像した以上にしんどかったです。 しかし、考えようによっては、一度体の中をリセットできたわけで…。ここ数年ちょっとしたブームになっている「プチ断食」を経験したようなものだと(無理やり?)理解しています。
そんなこんなでついに達成した「“穴”界のキャリアグランドスラム」!
ですが…これからの人生、あまりタイトルの数は増やしたくないものです(…)。
もともと、出かけることや食べること、体を動かすことも大好きなので、取材に行ける日々が嬉しく、楽しみながら臨んでいますよ。 大雪山の黒岳に登った時は、初めて雪渓を登る体験をさせていただきました。 最初はビビりながらでしたが、一歩一歩進んでいくことで、最後には頂上にたどり着ける達成感、頂上からの絶景に感動しましたよ。 登って良かったー!