早いもので今年も4分の1が終わりました。
なんだか年齢を重ねるごとに、やれ「1年の1/4が終わった…」だの、「今年ももうあと半分か…」だの、「この前年賀状書いたと思ったのに、もう書かなきゃ…」だの、月日の流れについて、嘆きというか、文末に「…」をつけなきゃいけない感じの言葉が頻繁に出てくるようになったと感じます。
そりゃ〜、たとえば10代・20代の頃は未来が燦然と輝き待っていた(少なくとも待っていると無意識に思っていた)はずで、そこには月日の流れに対して「…」はなかったのでしょう。しかし、人生も後半戦に入れば「輝く未来」への期待というよりは、「輝いていた過去」への懐かしさや、時には「キラキラしていた昔の自分」への嫉妬のような気持ちが大きくなり、結果、言葉にならない「…」につながっているのではと思うのです。
さて、そんな寂しい話はさておき、アッという間に1/4が過ぎ去った2016年=申年、年末に振り返った時におそらくは「最も申年に相応しい出来事」の1つになるだろうと思われるのが、ロックバンド「ザ・イエロー・モンキー」の復活ではないでしょうか(あまりに唐突ですみません)。
それこそ20代の頃、けっこう聴いていたなぁ。当時は今と違ってカラオケにも度々行っていて、歌ったこともあったなぁ。
そして何より、僕のアナウンサー人生の「支え」になってくれているんだよなぁ、あの曲。
そう、あの曲とは…「JAM」。
1996年に発売され大ヒットした名曲中の名曲。おそらく一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
そんな曲の中で、アナウンサーとしての僕の心の“よりどころ”となっている部分は、
♪外国で飛行機が〜〜〜日本人はいませんでした♪
のパートです(思いっきりベタですが…)。
まぁ、これまで一度も自分のことを「ニュースキャスター」と思ったことはないですし、もちろん何かの事件・事故のニュースで日本人に被害がなかったことだけに心を向け「嬉しそうに」ニュースを読んだこともありませんが、この曲のあの一節を聞くと毎回、「お前は今、どんな思いでニュースを読んでいるんだ?」と問いかけられる気がします。謙虚さや冷静さを求められているように感じるのです。
「JAM」が発売された20年前の2月は奇しくも、HBC入社のため僕が札幌に引っ越してきた時期。この春でアナウンサー生活も21年目に入りました。
僕にとって節目の年。新たなスタートの年。
「おだてられても木に登る」ようなことがないよう、ん…???これは基本的に猿ではなく豚についてのことわざだな…。失礼!
「猿に冠」ということわざ(外見は立派だけど中身が伴わないこと)がありますが、アナウンサーという肩書に恥じることのないようこれからも日々勉強の気持ちで放送に臨んでいきます。あらためましてHBCともどもよろしくお願い致します。
写真は、新青森を出た「本州からの一番列車」はやて91号が初めて青函トンネルを抜けて北海道にやってきた瞬間。 ほかに、「東京発の一番列車」が初めて北海道にやってきた瞬間・「新函館北斗発の一番列車」が初めて青函トンネルに入っていく瞬間をお伝えしました。 どれも、歴史的瞬間。「時間通り来る」と分かっていても、実際に立ち会うと興奮しました。
今日ドキッ!メンバーに加わり、新しい生活がスタートしました。 ブラボースポーツのコーナーを担当することになり、スポーツの現場にも足をはこんでいます。 先日は、ファイターズの応援で、グッチーさんと千葉のQVCマリンフィールドへ行ってきました。
3月26日午前6時35分。
JNNニュース内で全国に向けて新函館北斗駅から北海道新幹線の上り1番列車「はやぶさ10号」が発車する模様をリポートしました。
朝日に照らされ光り輝く車体が加速していく姿は、美しかったです・・・。
乗車前のあるお客さんのインタビューでは「北海道から新幹線に乗るという子供の頃からの夢がかなった」と涙を流しながら答えてくれました。
昨年末、青函トンネルの掘削工事の元作業員にお話を伺った際は「いつか北海道に新幹線を迎える」と命がけの作業にあたったと話してくれました。
2016年3月26日は、数十年の時を経て、様々な思いが結実した日でもあるのだと感じました。
開業前まで114回にわたって“新幹線がやって来る”と題して「今日ドキッ!」内のニュースで新幹線関連の話題を取り上げてきました。
開業後の月曜日から“新幹線がやって来た”と変更してリスタートを切りました。
2次交通や乗車率、青函トンネルの維持費など、北海道新幹線の抱えている課題は多々あります。
課題を乗り越え、開業効果をいかに持続できるのか、これからも新幹線の行方に注目したいと思います。
そういえば、当日の午前3時過ぎから午後3時まで、新幹線特番のために現場にいたのですが、新幹線の写真を撮ることをすっかり忘れていました。
そのため、同日に新函館北斗駅で除幕式があった「北斗の拳」のケンシロウの銅像と記念撮影をしました。
新函館北斗駅を訪れた際はぜひ同じポーズを!