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2017年02月22日(水) |  札幌ディープ 81 炭火焼肉かみふらの
 
鎌田 強
 わたしは小路が好きだ。たぶん男性は皆が好きだと思う。前回紹介した居酒屋くっちゃんも小路にある。冬の小路は美しい。雪に映るサイン看板がいかにも暖かく思える。しかし、小路はビルの中にも出現する。ビル内小路は見た目には季節の移り変わりが無いように思えるがやはり空気感が違う。わたしはこの季節のビル内小路が好きだ。さあ、すすきの第3グリーンビル地下小路にある炭火焼肉かみふらのの暖簾をくぐろう。
 この店は北見出身の友人に紹介してもらった。北見はいわずと知れた焼肉の街。市内の店の90%は七輪で焼肉を提供する。北見の人は焼肉の味を知り尽くしているといっていい。しかも彼とは名物となった北見厳寒の焼肉まつりを立ち上げた仲だ。そんな友人が紹介してくれる店だから間違いないのだがわたしは暖簾をみてさらにシンパシーを感じたのだ。「豚さがりとふらのワインの店」とある。豚さがりとふらのワインの組み合わせがなんともいいではないか。豚さがりがメインですという店も初めてだし、ふらのわいんがメインボトルですという店も札幌にはなかなかないだろう。なんだかウキウキして来ないだろうか。
肉が出てきて、さらにウキウキが増してくる。これがかみふらの地養豚との初めての出会いだ。肉の厚みがいい。しかも全部生でしょう!。さあ召し上げれと云わんばかりに行儀よく並んでいる。いとしさがつのってくる。
 タレは二種類。塩は肉の味を確かなものし、醤油は肉の味と絡まりあい新しい味を創造する
 道産野菜にもウキウキが増す。ここまで肉や野菜をフォトジェニックに魅せられるのは料理人の素材にたいする深い愛情のあらわれと思う。たんなるテクニックとはちがう温かみを感じる。
 さて、ワインだ。わたしはシャトーふらのやツヴァイゲルトレーベを試したかったが残念ながら入荷待ちだという。醸造元でも売り切れというものもあるらしいので楽しみは来シーズンまでとっておこう。しかし、嬉しいことに豚さがりにはレギュラーのふらのワインがよく似合う。これでいいのだ。
 わたしは久しぶりに焼肉を堪能した気分になった。上着にはしばらくいいにおいが残ったが・・・
炭火焼肉かみふらの
札幌市中央区南4条西3丁目 第3グリーンビル地下1階
電話 011-596-6757

2017年01月05日(木) |  札幌ディープ 79 秘密の和食屋
 
鎌田 強
明けましておめでとうございます。
今年も札幌ディープをよろしくお願いいたします。さて、今年最初のディープは読者の皆さんの探求心を刺激する和食店をご紹介しよう。
というのも、その店の店主からは決して店名
を載せてくれるなと厳命されているからだ。
確かにカウンター8席のみで店主一人で仕入れから仕込み接客までこなすとなると大変な労力を使うことは間違いない。いわば大谷翔平選手と同じく、それは見事な二刀流といえまいか。さらに店主には「自分の腕はまだまだ」という遠慮も感じられる。そのキャリアを持ってして奥ゆかしくあり続ける店主のファンは多い。
この店のメニューは4000円のお任せのみ。酒は瓶ビールと日本酒一種だけ。ワインが飲みたければ持ち込むしかないが、持ち込みを乞うにはそれなりの信頼関係を築かなくてはならないだろう。けっこうハードルは高いかもしれない。当然サワーなんて飲み物は無いのでご注意願いたい。
わたしはこの店で初めての食材、懐かしい食材に出会った。その一部をご紹介しよう。秋には、松茸よりも高価といわれる黒皮茸をさっ炙って。アイヌ語でベカンベと呼ばれる菱の実。湯がいたい部分は栗のようだ。かつて釧路放送局勤務時代何度か食べたことがありなつかしい。
北海道ではあまり食べないマトウダイ。きのうの
造りは天然鯛、鰊、からすみを振ったかじかだった。
冬には、あん肝にあんこうの白子。丸いのはなんだと思ったらすっぽんの卵。ぷちっとした触感はイクラどころではない。そしてあんこうの肝の唐揚げはとても濃厚だった。
あちこちの四季を舌で感じることのできるこの店のヒントは地下鉄西28丁目駅界隈。この階段の先。

2016年12月12日(月) |  札幌ディープ 78 家庭料理 大助
 
鎌田 強
 駅前通り南8条あたりは鴨々川が
東西に流れ、京都河原町の高瀬川
沿いに似た風情がある。鴨々川も高
瀬川も運河だし、春には桜が美しい。
願わくば鴨々川沿いにはもっと桜並
木が欲しいところだ。
 
 この橋のたもとに家庭料理大助が
ある。大助といえばすすきのの名店
で著名人がたびたび訪れることでも
有名な店である。その大助が家庭料
理の店をだした。来年の一月でまる
二年になるという。
 以前は蕎麦屋だったがその蕎麦屋
も大助の系列だった。なぜ蕎麦屋が
家庭料理になったかはいろいろ事情
もあるらしいが、わたしにとってはいま
のほうが入りやすい。

 まず、しいちゃんがいい。いらっ
しゃいの声が明るい。自然な腹式
呼吸から発せられるその声は高く
もなく、低くも無く、家庭料理屋とし
て酔客を受け入れる矜持をも感じ
させる。

 そして、もう一人のお姉さんが
こうして料理を盛り付けている姿は
まさに家庭料理屋の原風景といえ
まいか。
 目の前の美味しそうな料理に危う
く箸をつける衝動をこらえて、お姉
さんに頼もう。ホテルのビュッフェ
とは違いお姉さんが「はい」といっ
てとってくれるのだ。女性の給仕っ
っていいよね。年齢なんて関係ない。
すなわち従順な面持ちで客のニーズ
によりそう気持ちがわたしには必要
なのだ。それがわが家庭に不足して
いるとうことはこの際関係ない。
 島義武判官は京都に似せて札幌
を造った。しかし札幌は札幌だ。その
良さがたんまりと息づいている。
 京都河原町高瀬川界隈にやや似た
鴨々川のほとりでしみじみこの街に
住んでよかったと思う。
 ただし大雪の時はその気持ちも簡
単に変わるけれど・・。
家庭料理 大助(おおすけ)
札幌市中央区南8条西3丁目
電話 011-531-7497

2016年10月25日(火) |  札幌ディープ 76 味ごころ たけだ
 
鎌田 強
 一年に何度か文化と居酒屋を求めて
お江戸に旅をする。デトロイト美術館展
修復を終えた上野東照宮。築地でテリー
伊藤さんのお兄さんがやっている玉子
焼も食べた。
 ディープな居酒屋にも行く。今回は
北千住の老舗居酒屋が秀逸だった。
いつか折りをみて紹介したい。
 さて、札幌ディープだ。ここは初めて
おじゃましたときから書かずにはいら
れない衝動に駆られた店だ。
 作家は衝動に駆られて作品を生み
出すと聞いたことがある。とすればま
さにこの店こそわたしにとって書かず
にはいられない店といっていい。
 その店は北一条通りの第一鳥居
近くにある。入口ははっきり言って
雑然としている。
 急な階段を上った三階にある。
 入口も開けるのをためらわせる。
 店内はほの暗い。
 しかし、その料理は京の香りを漂わせた
渾身のメニューなのだ。
 40から50種類の素材を使っている
お膳はランチしか食べられない。いや、
たけだは昼しかやっていない。
しかもこれで1080円!!
どうだどうだ、書く衝動に駆られるだろう。
 メニューはこのおまかせ膳と天丼の
二種類。ただ、おばんざいの持ち帰り
ができるので家でゆっくりおばんざい
で晩酌でもいいかな。
 しかし、わたしはここで飲みたい。
美味そうな酒がある。ただ、わたしは
一人飲みが出来ない。
 どうか誰か一緒に昼酒してくれ。
この日記を書き終え、書きたい衝動は
おさまったけれど、たけだで飲みたい
衝動はさらに増してきた。
味ごころ たけだ
札幌市中央区北1条西27-3-20アンクルビル3F 
電話 011-616-0058

2016年10月01日(土) |  札幌ディープ 75 野菜炒めなのだ
 
鎌田 強
以前から交流を続けている琉球チムドン楽団とのご縁でイラストレーターのSatoさんにお会いした。Satoさんは根室出身で今は沖縄を中心に活動をしているのだが北海道にも活躍の場を広げたいと考えている。それは身体の不自由な子どもたちと一緒に作品をつくり、少しでも自立を助けようというものだ。すこしづつ彼女に共感する人達の輪が広がっている。わたしもその輪に加わった。

さて、今回も札幌ディープいってみよう!!

レバニラもいい。チンジャオロースもいい。しかし、わたしは野菜炒めが好きだ。あちこちの中国料理店でおいしい野菜炒めを食べてきたが、ふとラーメン屋の野菜炒めが食べたいと思った。
わたしの学生時代はラーメン屋といっても専門店は少なくラーメン屋でレバニラ炒めや野菜炒めを食べさせてくれた。モヤシが野菜の中心で、ざく切りのキャベツ、少々の人参と玉ねぎのバランスが利いたラードの香りがぷ〜と漂う逸品。スープ(つゆ)は決して多くなく、しっとり仕上がっているのがいい。

ここ二ヶ月ほどわたしは機会があるたびに野菜炒め定食を食べてきた。円山の隠れ家的中華ではメニューに無いのにつくってもらったり、小樽ではあんかけ焼きそばが有名な店で野菜炒め定食を食べた。北大に近い人気の中華の野菜炒めはボリュームもあり美味かった。
全国チェーン店にも行った。
しかし、もうひとつわたしの今望む味とはやや違っていた。わたしは、あくまでも東京の学生時代、ラーメン屋で食べた野菜炒め定食を食べたいのだ。
そんなわたしの行動を心配してくれた友人が教えてくれた。東京と名前がついた中華料理屋ならいいんじゃないかと…。
そうだ、そうだった。昔からあるじゃないか。
東京五十番。サンデパートの時代から、イエス、ドンキホーテとビルの名前が変わっても、変わらず愛され続けている大衆中華料理店、東京五十番。わたしは心踊らせながらのれんをくぐり、野菜炒め定食を注文した。ハイテンションだったため小ラーメンつきのセットを頼んでしまった。キャー!!

ノスタルジーを感じる店内、そして野菜炒めの有様とも
なかなか腑に落ちる風景だ。
そして、その味は・・・ムムッ・・・近い
記憶の中の野菜炒めに最接近した東京五十番なのだ。

中華料理 東京五十番 大通り本店
札幌市中央区南二条西3-8 ドンキホーテ B1F


2016年09月06日(火) |  札幌ディープ 74 バールメンタ
 
鎌田 強

 このところ資生館小学校近くにある白い
バールが気になっていた。夜、その前を通
ると硝子戸の向こうに電球の明かりに照ら
された店内がくっきりと浮かびあがる。
ずっと店前にいて観察していたわけでは
ないがキビキビと動く料理人の姿に「ここ
は良い」と直感させられた。しかし何しろ
一人飲みができないわたしなので諦めてい
た。なぜかこのバールの前を通るときは一
人なのだ。ところが最近急速に仲良くなっ
た友人がその店の常連とわかり同行しても
らうことができた。

 バールメンタは開業5年を迎える。奥に
長い楕円形に近いカウンターの右に5、6
人。左の奥に3、4人。入り口近いカウン
ターは立ち飲みのスペースだという。わた
したちは一度目は奥の通りから顔が見えな
いところで、二度目は右に座った。
 カウンターの中でキビキビろ動いていた
のは智子さんと雪子さん。二人は料理専門
学校の同級生だという。それぞれ違う飲食
店で腕を磨き二人でメンタを立ち上げた。
 手元や具材をすべて見せるカウンター席
にぐるりと取り囲まれ調理する彼女たちは
さぞ気を使うことだろう。それは常に緊張
感をもって客に接する覚悟のようなものだ
と思う。かといって味はとても優しい。

 ソムリエの雪子さんチョイスの辛口ワイ
ンでまずは前菜の盛り合わせ。カレー風味
の小魚やたまごのピクルスが面白かった。
 ドレッシングが決め手の人参サラダ。
 トマトとチーズを抱きピンと尾が跳ね上
がったイワシ。
 こんな笑顔にもなるさ。
 バールメンタ
 札幌市中央区南3条西7丁目
 エステラス南3条B棟1F
 電話 011-211-5541

2016年08月12日(金) |  札幌ディープ 73 喜蔵
 
鎌田 強
 何事にも冷静な友人はわたしのことを
酒を飲むと小学生以下になるねと呆れ加
減にいう。別に駄々をこねたり、これ見
よがしに女性に甘えるわけではない。た
だ顔に細工をしたり、誰かがトイレに立
った隙にさきいかでその人の名前をテー
ブルに書いたりするだけだ。しかも皆が
笑ってくれるのだからいいじゃないか。
最近は賛同してくれる友人も男女問わず
増えてきたので今後の展開が楽しみだ。
 しかし、こんなことは限られた仲間の
限られた空間でしかできない。それだけ
にそんな仲間はありがたい存在だ。
 そんな友人の一人から紹介された店へ
たてつづけに行った。6人座ればいっぱ
いのL字型のカウンターに腰かけ、出来
立てのおばんざいを選びながらビールを
飲んでいると「わたしはこんな小料理屋
のような店をさがしていたんだ」と気が
ついた。
 小料理屋といえばテレビドラマ寺内貫太
郎一家に登場した篠ひろ子さんや相棒の
花の里の高樹沙耶さんのような女将が居
て会話がなくとも居心地がよさそうなそ
んな店。それもすごくいいけれど緊張し
て酒に酔えそうもない。たぶんこの年に
なってもそうだ。わたしは誰が何と言お
うと人見知りなのだ。だから気兼ねなく
過ごせるこんな小料理屋を渇望していた
のだと思う。
 女将のヨシエさんの気遣いがほんとに
嬉しい。客の我儘につきあってくれる。
気に入った日本酒が無ければすぐに酒屋
に電話して届けてくれる。しかもお勘定
が手ごろだ。なるほど開店から20年も支持
されている訳がある。

 じつはもう一つこの店に行きたい理由
があるのだ。「きょうも行列だね、ご苦
労さん」と呟きながら超人気のジンギス
カン屋の手前のビルに躊躇せずに入って
いく自分が好きだからだ。わたしは根っ
からの皮肉屋なのだ。

呑みくい処 喜蔵(よしくら)
札幌市中央区南5条西4丁目寿ビル2階
電話011-512-2566


2016年07月18日(月) |  札幌ディープ 72 酒菜家 漁(いさり)
 
鎌田 強
 この店とつきあって何年になるのだろう。
たしか、わたしが北見放送局勤務から札幌に
戻ってきた次の年だから2002年だったと
思う。とすれば足かけ15年にもなる。
NTT北見支店長をされていた高橋さんが
自分と同じ道南出身の店主なんだと紹介し
ていただいてからの付き合いだ。
なんとも、お客に料理に実直に向き合う
マスターに共感した。
 それから、店主は札幌市中央区伏見に
新しい店を出店し、「いさり」のマスターは
何人か替わったけれどわたしは依然とし
てこの店が好きだ。
 蛸の柔らか煮の底にはほうれん草
 そっと出してくれた鯛の酒盗
 鮎の塩焼に添えた蓼酢と葉わさび
 お刺身盛りもオシャレで豪快だ。
 この日は沖縄から来た「琉球チムドン楽団」
ボーカルのベルさぁちぃさん(左)の歓迎会で
札幌のヴァイオリニスト杉田知子さんなど
仲間で楽しくすごした。友人にも評判がいい。
なにしろ紹介したわたしより通っているのが
いるくらいだ。
 なんとその「いさり」が午後4時から開い
ている。あのクオリティーに明るいうちから
出会えるのは何とも幸せだ。
 友よ、行こう。抜け駆けは許さんよ。
酒菜家 漁(いさり)
札幌市中央区南7西3セブンビル一階
電話 011-551-7733

2016年06月23日(木) |  札幌ディープ 71 東屋本店
 
鎌田 強
 室蘭のラーメン大王に行ってきた。
基本的に、何かを食べに行くために
遠出することがなくなったわたしに
ありがたいことに友人が声をかけて
くれたのだ。室蘭のカレーラーメン
は約25年前に食べたことがあるけ
れどあまりいい印象がなかった。
しかし、ここのは違う。美味い。
カレーラーメンはこうあるべきとい
う妥協なき信念が感じられる。
いつまでも室蘭の元気を発信する店
であってほしい。

と書いたところで急にカレー南蛮蕎麦
が食べたくなってきた。思い出にある
最上のカレー南蛮蕎麦は釧路の「休み
坂下東屋」だ。こくのあるカレールーと
きりっとした出汁が混然一体となった
見事なカレー南蛮蕎麦だった。
店主がご高齢で店じまいしてしまった。
わたしが釧路放送局勤務をしていた
ころだから30年以上も前のことになる。

 わたしが選んだのは東屋本店だ。
たまに友人と昼飲みしたり、近く
の映画館に行った時には立ち寄る
蕎麦屋だ。

大正8年に釧路の東屋総本店竹老園
から暖簾分され釧路で分店として開店
札幌の今の場所に進出し たのが昭和
24年だという。
 東屋本店は美味い。特に出汁が
いい。わたしは(友人も)あったかい
蕎麦、たねものが美味い蕎麦屋こそ
美味い蕎麦屋という信念がある。
経験上たねものが美味い蕎麦屋は
せいろも美味い。せいろが美味い蕎
麦屋が、たねものが美味いとは限ら
ないという不文律がわたしの中に出
来上がっている。
濃いそばつゆはごまかしがきいても
それをのばしたたねもののつゆは
ごまかしがきかないと思っている。

大ぶりのホタテ天ぷらが二個入った
ホタテ天ぷら

揚げたてごぼう天そば

鍋焼きうどんも美味い
だがここは以前から気になっていた
5種類の野菜が入ったカレー南蛮を
頼む。思わず笑みがこぼれてしまう。
これってご主人の顔?
老舗の暖簾に胡坐をかかず
常に新メニューに挑戦するその
姿勢には感心させられる。
 さて、お腹もいっぱいになった
ことだし、となりに映画を見にい
こう。「帰って来たヒットラー」
ジョークと風刺の効いた話題
の作品だ。
こんなカレー南蛮を食べた後には
ピッタリな映画だね。 
東屋本店
札幌市中央区南4条西1丁目6-1


2016年05月29日(日) |  札幌ディープ 70 札幌四川飯店
 
鎌田
  最近時間に余裕が出てきた。我が家に
早く帰らねばならぬ家庭の事情も特にあ
るわけではない。したがって昼飲みに目
覚めた。早朝出勤が明けた午後は昼飲み
にうってつけだ。しかもランチ客が引い
た午後一時半頃からがいい。それも陽の
光をたっぷり感じながら飲むのが好きだ。
だから四川飯店がいい
 札幌駅前のESTA10階にある四川飯店
からの眺めはダイナミックだ。高層ビル
の合間に手稲連峰を望む。駅前の北4条
通りは人や車がひっきりなしに行きかう。
わたしはそれらを眺めながら生ビールを
あおる。
 四川飯店を選ぶには他にも理由がある。
まず、大箱なのでほぼ座れる。休み時間
がない。料理や飲み物が比較的安い。
接客がしっかりしている。チャイナ服の
お姉さんが居る
などだ。しかし、やはり
美味いから足が向く。四川飯店は日本に
四川料理を定着させた陳健民氏の流れ
をくむ。だから辛いものは辛い。まずは
前菜の三種盛りから始めたい。
 クラゲの冷菜に棒棒鶏、合鴨にはハム
も挟まっているではないか。もうこれで
充分な気がするが最近疲れを感じるので
レバニラをオーダーする。この濃い味付
けでビールがすすむ。ニラレバかレバニ
ラかで迷うことがあるが韮菜肝片と書い
てるからニラレバだなどど確認したりし
て昼飲みを楽しむ。
 そしてついにこれだ。激辛四川マーボ
ドーフ。わたしの友人は食べるたびにお
腹に激変が起るらしいが懲りずに注文す
る。なんとも病み付きになる味だ。四川
飯店名物といってもいい。
 ここで白飯にいかなければ次はこれだ。
五目汁そば。すこし細いストレート麺に
濃いめの味付け、海産も入った餡がたっ
ぷりかかってボリューム満点だ。
これほどの種類を食べるのは二人では
無理かもしれない。三四人がいいだろう。
 高齢化社会という。おやじが怪気炎を
あげながら昼飲みを楽しめることは健全
な高齢化社会といえるのではないか。
 だからわたしは健全な社会を醸成する
ためにも昼飲みを続けよう。
札幌四川飯店
札幌市中央区北5条西2丁目
ESTA10F
電話 011-213-2606

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