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2018年06月07日(木) |  お薦めです。
 
管野暢昭
皆さんに是非読んで欲しい本があります。若竹千佐子さんの「おらおらでひとりいぐも」。芥川賞を受賞した作品です。夫に先立たれ、子供とも疎遠な74歳の老女が、一人暮らしの生活の中から「老いの境地」を語ってくれます。その言葉が岩手弁。タイトルがまさにそうです。 「私はひとりで行く」。標準語でないからこそ、伝わってくる暖かさ、悲しさがあります。実は私の義母が岩手の出身。北海道に来て50年以上になるのに、会話の中に岩手の言葉がいまも入り混じっています。本を読み進むうちに義母の様子が気になって、気になって。声を出して読むと、物語の主人公と義母が重なってしまっていました。そして読み終わると会いたくなるのは何故でしょうか?さらに改めて思ったのが北海道方言との共通性。「心地悪い」ことを岩手弁では「いずい」、「浸す」ことを「うるがす」、そして「くすぐる」ことを「こちょがす」と言います。岩手弁は北海道方言のルーツかもしれません。

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