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2016年12月12日(月) |  札幌ディープ 78 家庭料理 大助
 
鎌田 強
 駅前通り南8条あたりは鴨々川が
東西に流れ、京都河原町の高瀬川
沿いに似た風情がある。鴨々川も高
瀬川も運河だし、春には桜が美しい。
願わくば鴨々川沿いにはもっと桜並
木が欲しいところだ。
 
 この橋のたもとに家庭料理大助が
ある。大助といえばすすきのの名店
で著名人がたびたび訪れることでも
有名な店である。その大助が家庭料
理の店をだした。来年の一月でまる
二年になるという。
 以前は蕎麦屋だったがその蕎麦屋
も大助の系列だった。なぜ蕎麦屋が
家庭料理になったかはいろいろ事情
もあるらしいが、わたしにとってはいま
のほうが入りやすい。

 まず、しいちゃんがいい。いらっ
しゃいの声が明るい。自然な腹式
呼吸から発せられるその声は高く
もなく、低くも無く、家庭料理屋とし
て酔客を受け入れる矜持をも感じ
させる。

 そして、もう一人のお姉さんが
こうして料理を盛り付けている姿は
まさに家庭料理屋の原風景といえ
まいか。
 目の前の美味しそうな料理に危う
く箸をつける衝動をこらえて、お姉
さんに頼もう。ホテルのビュッフェ
とは違いお姉さんが「はい」といっ
てとってくれるのだ。女性の給仕っ
っていいよね。年齢なんて関係ない。
すなわち従順な面持ちで客のニーズ
によりそう気持ちがわたしには必要
なのだ。それがわが家庭に不足して
いるとうことはこの際関係ない。
 島義武判官は京都に似せて札幌
を造った。しかし札幌は札幌だ。その
良さがたんまりと息づいている。
 京都河原町高瀬川界隈にやや似た
鴨々川のほとりでしみじみこの街に
住んでよかったと思う。
 ただし大雪の時はその気持ちも簡
単に変わるけれど・・。
家庭料理 大助(おおすけ)
札幌市中央区南8条西3丁目
電話 011-531-7497

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