お祝いの言葉や贈り物を下さった皆さん、 友人も家族も、サンキュウでした。
いい加減年齢相応の仕事ができるよう、研鑽して参りたく存じます。 はぁー…(この時期は後悔や反省から毎度このテンション)
ある日、朝1番のニュースを読んでいた私は、 本番中にハッと気づきました。
このライト…もしや切れそうなのでは…??!!
問題のライトがこちら。 正式名称は知りませんが、私はアナ1年生の時に先輩から「モナリザライト」と教わりました。
スタジオのメインライトは正面上方にある全体を明るく照らす照明。 これだけだと、前髪や頬の下などに深い影ができてしまうので、正面下方からもライトを当てるのです。 なくても放送自体に支障はありませんので、いうなればアナウンサーの自意識のためにある照明です(そのせいかアナ用ライト、とか美人ライトと呼ぶ人も…)。 好みで使わない人もいますが、肌を綺麗に見せてくれますから、早朝のサンキュウにとっては是非活用したい明かりです。 ちなみにあまり近すぎたり強すぎたりすると顔が真っ白に飛ぶので、やりすぎ寄せすぎ厳禁。
アラフォーの勇気あるアオリ。 でもLEDのおかげで肌がとても明るく見えます。
あ、その日の午前中には、ライト交換がすみました。
さて、この12月、私は気温差40度の大移動をしました。
はじめに訪れたのは沖縄。 沖縄にしても季節外れに暖かく、滞在中の気温は25、6度もありました。
帰れない故郷が目の前にある辛さ。 それでも離れがたい気持ち。
数年前、自分が子どもの頃住んでいた家がなくなっていることに気付いた時、ぽっかり穴が開いたような寂しい気持ちになったことを思い出しました。それでも私は、変わっていく故郷のようすを、その気になればいつでも知ることができるし、帰ることができる。 頻繁に思い返すこともないのは、だからこそなのでしょう。
元島民の皆さんは、休みとなれば募金活動やパレードや講演に参加し、何かあれば私たちの取材に応じて下さり、そして日露に大きな動きがある度に期待しては、それが叶わないということを繰り返していらっしゃる。 人生には、何もなくとも苦しいことや辛いことはいくらでもあるのに、70年、このことから離れずに生きているのです。
本当に僭越ではあるのですが他に言葉が見つからずに 「大変な人生ですね」、と申し上げたら、 元島民のおひとりは、じっと考えた後、「宿命だよ」と仰いました。