今月9日午前9時に札幌上空1500mで観測された気温が―24.4℃。これは、1957年からの観測開始以来、最も低い気温だった。これが、連日”最強寒気”と報道された根拠である。そのあとも、非常に強い寒気が残ったので”寒波”とも呼ばれた。 この日の札幌の最高気温は―10.1℃。−10℃以下は40年ぶり。しかも、未明の観測だった。日中は―12℃前後の極寒状態がつづき、今日ドキッ!放送中に用意した濡れたジーンズもビールもあっという間に凍ってしまった。
しかしながら、強い冷え込みのおかげで、各地の冬のイベントは盛り上がった。写真の小樽運河も珍しく薄氷が張り、雪あかりの路はいつになくロマンチックだった。 このように、短期的にいつもと違う場所に寒気の中心が移動することで北海道などいつもより寒くなったところは一時的にはあったわけだが、地球の温暖化は進行中であることには変わりないので、情報の受け取り方には注意が必要だ。
今週は最高気温がプラスになるところが多く3月並み。ほっとしている方も多いことでしょう。写真は春を手招きしているかのような我が家の飼い猫の肉球です。