先日、何年ぶりになるでしょうか、フラッとさっぽろテレビ塔に行ってきました。いや、実際には「フラッと」ではなく、かといって「ブラっと」でも「プラッと」でもなく、しっかりと目的を持って行きました。
その目的とは…「階段登り」!
地上およそ90メートルのところにあるというテレビ塔の展望台。普段は“文明の利器”エレベーターで一気に昇ります。しかしその日は、「普段は開放されない、地上から展望台までの外階段を登っていこう!」…というイベントです。前からずっとやりたいと思っていたのですが、今回、子どもと一緒にチャレンジしてきました。
外階段の段数は、なんと453段!我が家の1階と2階を結ぶ階段は15段ですので、単純計算でおおよそ30階分。けっこうな数です。
最初は「子どもはちゃんと登れるかな?フレ〜、フレ〜!ガンバレ〜!」などと思っていましたが、心配ご無用。それどころか、「わ〜っ、車、ちっちゃいね〜!」「人がアリみたいに小さく見える!」などなど、階段を登るにつれてテンションも急上昇!それはそれは楽しそうでした。
一方、僕の方は…高所恐怖症につき、次第に足元が「ぶるっ…」。それでも父としての威厳を保たねばと平気なフリをして、「おっ、この“黒い壁”はきっと電光掲示板の裏側だね。」などと、今まで見たことのない“景色”を堪能しました。
そして、登ること15分くらいでしょうか。無事にゴール!
さぁ、久しぶりの展望台。のんびり景色を眺めて、エレベーターに乗って帰りましょう!
…と、一息つこうかと思ったその瞬間、我が家のプリンセスの口から思わぬ言葉が…
「帰りも階段で降りよう!」
「えっ!?帰りはムリしなくてもいいんだよ…。」と一応の説得を試みましたが、往復でおよそ900段、フルマラソンならぬ“フル階段登り降り”という気持ちにブレは生まれず…。
地上についた際に足がプルプルッときたのはいう間でもありません。