NEWS1

キャスター日記“ここだけの話”



アーカイブ
羽二生キャスター(158)
加藤キャスター(130)
2021年04月
2021年03月
2021年02月
2021年01月
2020年12月
2020年11月
2020年10月
2020年09月
2020年08月
2020年07月
2020年06月
2020年05月
2020年04月
2020年03月
2020年02月
2020年01月
2019年12月
2019年11月
2019年10月
2019年09月
2019年08月
2019年07月
2019年06月
2019年05月
2019年04月
2019年03月
2019年02月
2019年01月
2018年12月
2018年11月
2018年10月
2018年09月
2018年08月
2018年07月
2018年06月
2018年05月
2018年04月
2018年03月
2018年02月
2018年01月
2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年09月
2017年08月
2017年07月
2017年06月
2017年05月
2017年04月
2017年03月
2017年02月
2017年01月
2016年12月
2016年11月
2016年10月
2016年09月
2016年08月
2016年07月
2016年06月
2016年05月
2016年04月
2016年03月
2016年02月
2016年01月
2015年12月
2015年11月
2015年10月
2015年09月
2015年08月
2015年07月
2015年06月
2015年05月
2015年04月
2015年03月
2015年02月
2015年01月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年09月
2014年08月
2014年07月
2014年06月
2014年05月
2014年04月
2014年03月
2014年02月
2014年01月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年09月
2013年08月
2013年07月
2013年06月
2013年05月
2013年04月
2013年03月
2013年02月
2013年01月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年09月
2012年08月
2012年07月
2012年06月
2012年05月
2012年04月
2012年03月
2012年02月
2012年01月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年09月
2011年08月
2011年07月
2011年06月
2011年05月
2011年04月
2011年03月
2011年02月
2011年01月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年09月
2010年08月
2010年07月
2010年06月
2010年05月
2010年04月
ページ内検索

RSS
『RSSで最新投稿を配信中!』
関連リンク
HBC News-i
HBC Weather
携帯はこちら
   表示:2012年08月(9件)
<<
2012年08月27日(月) | 新キャップランプ(4)「消費者は末端にあらず」
2012年08月21日(火) | 語らずして語る
2012年08月20日(月) | 感激!
2012年08月17日(金) | 癒し系
2012年08月16日(木) | この時期になると・・・
2012年08月13日(月) | 

>>

2012年08月27日(月) |  新キャップランプ(4)「消費者は末端にあらず」
2012年08月27日21時23分12秒更新
須田 浩
▽「末端の消費者、お客様の手元にある可能性も…」。食中毒を引き起こした食品会社の幹部が神妙な面持ちで、各家庭に注意を呼び掛ける説明をしていた。が、聞いた瞬間、何か違和感を覚えた。なんだろう。まもなくもう一度同じ表現が繰り返された。違和感の原因が解った。「末端のお客様には一部冷蔵庫に保管されている可能性…」。そうか、「お客様」は「末端」なのか…。

▽犠牲者は高齢者と幼児あわせて7人、発症者は110人以上。札幌の食品会社が作った白菜の「浅漬け」によるO157の集団食中毒は、発生から3週間以上たってもまだ収束していない。道内で起きた食中毒事案としては、過去に例をみない最悪の広がりようだ。

▽第一に食中毒を起こした食品会社の、衛生管理の杜撰さが問われている。消毒の記録もきちんと残していない。製造量もあいまいで出荷先の特定にも時間がかかった。問題の漬物を漬け込んだ日は土曜日で、日曜日分も入れて平日の倍の量を処理していた。このために、消毒液の濃度が低くなって、O157菌を死滅させることが出来なかった可能性も指摘されている。「現場の従業員の経験や勘で…」。会社側の苦しい説明は、製造工程そのものがブラックボックスになっていることを浮き彫りにした。これでは、原因究明は進まない。

▽概ね5日以内に食べないといけないような急速に劣化する食品に表示が義務付けられているのが消費期限だ。「浅漬け」もこの類で、問題の商品も消費期限は5日だった。しかし、食中毒を起こした「浅漬け」は、同じ7月28日に漬け込まれたにも関わらず、消費期限は出荷日によって3日間(8月2、3、4日)にわたっていた。聞くと、消費期限の起算日は製造した会社の判断に任せられていて、法的に定めがある訳ではないという。食品業界では常識なのだろう。なんとも、腑に落ちない。検査や試験などを行って科学的・合理的な根拠を得たものになっているのだろうか。でなければ、消費期限は作る側の都合だけで決められているのでは、と勘繰りたくもなる。

▽食の安全を脅かす事件はこれまで何度も繰り返され、その都度問題点が指摘されてきた。今回も、生産・製造から販売・消費という流れの中で、最悪の結果を防ぐためのポイントはあったろう。食品会社の衛生管理は言うに及ばずだが、国や行政の検査・指導のありかた、高齢者施設での給食管理や医療との連携などなど、どこかで未然に最小限に防ぐ手立てはなかったのかと思う。

▽だからこそ、お客様=消費者は「末端」でなく「ど真ん中」でなければならない。最後に口に入れる消費者が「末端」に置きざりにされる社会なら、またいつか同じ禍が繰り返される。
 




TOP(全件表示)