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キャスター日記“ここだけの話”



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2013年04月18日(木) |  本屋さん
2013年04月18日13時12分29秒更新
堀 啓知(よしとも)

先日の「もうひとホリ」のコーナーで、札幌の駅前通りの「マチの本屋さん」が次々と姿を消す、という話題をお伝えしました。
取材中に、小中学校時代によく通っていた本屋を思い出しました。
地元の目抜き通りにあり、駐輪場の敷地も広かったので、学校から帰宅後に友人と待ち合わせするのにちょうど良い場所でした。
明らかに集合場所としての目的が多かったのですが、時折本も購入しました。
友人より先に着いたときは、決まって好きな戦国武将関連の書棚に向かいました。
好きだったのは、図解付きでカラーページの多かった本。
武将の容姿が現実より端麗に誇張されているであろう、その絵が好きでした。
ひと月のお小遣いでは買えない金額だったので、貯まった時にどの本を買おうかと、「下調べ」という名の「立ち読み」をしていました。
待ち合わせは、これから友人と遊ぶ楽しみとともに、数か月後には自宅の本棚に並ぶことを想像する、密かな楽しみも含まれていました。

今回取材した書店は、近くに大型書店の進出、さらに2年前に地下歩行空間が完成し人の流れが奪われたことが、決定的な閉店の理由になりました。
大型店とは違う、個性的な本のコーナーを設け、一冊からでも配達するきめ細かいサービスで地域に愛されてきました。
店長は「専門書など特徴的な本を見ると、常連客の顔が思い浮かぶ」そうです。
大手より入荷量が少ないため、貴重な本が入った場合、真っ先に常連客に連絡するそうです。
連絡を受けたお客の中には、本の中身を確かめることなく信頼して購入してくれる方もいるとのことでした。
そんな「対話」を土台に、親子二代で通ってくれる関係性にまで築きあげてきました。
65年続いた3代目の店長は「無念です・・・」と噛みしめるように語ってくれました。

全国の書店の数は、25年前は2万8千を超えていましたが、今では約半分にまで減っています。
活字離れ、インターネット通販と電子書籍、中古書店の大型チェーン化など、様々な要因が挙げられます。
一方で、書店の売り場面積は広くなっています。
出版不況で新刊の発行部数が少ない分、種類を多く出版する、当然、書店の面積を増やすことにつながる。
大型対大型の時代の中で、中小が埋もれていく構図になっています。
他の業種でも、そんな話をよく聞くような気がします・・・。

数年前、久しぶりに実家に帰省した際、本屋の前を通りました。
店頭には「DVD、GAMESOFT」の文字が掲げられていました。
書籍も扱っていましたが、店名も雰囲気も様変わりしていました。
時代のニーズが変われば、提供するサービスも変わる。
分かっているのですが、どうしても思い出に浸ってしまいます。
閉店する書店の常連さん達は、長年連れ添った相棒がいなくなるような心境なんでしょうか。
6月いっぱいで、また一つ書店が姿を消します。





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