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2017年06月03日(土) |  ♯432 東京の老舗寿司職人が“ひまわりライス”に触れる第一弾編

今日は大通公園からスタートです。

森崎リーダー
「大通公園にライラックが咲きほこる頃、
 あー春になったなあ~って思ったら、
 急にガンって気温が下がる。
 今日は寒いです!!」

森結有花アナウンサー「寒いです」

リーダー「上着ほしっす!」

森アナウンサー
「今日は東京からゲストをお呼びしました」
 
様々なゲストを招いて、
北海道の農業や食の魅力に触れていただく、
ゲスト企画!
果たして今回、
あぐり王国に参加していただくのは!?

森アナウンサー
「東京から超豪華な料理人
 お呼びしています。
 今から私が呼びますので
 その呼び方がどんな料理のジャンルの方か
 ヒントになります」

リーダー「呼び方で?」

森アナウンサー
「ではお呼びします。親方~~

リーダー「親方???」

男性
「おはようございます。
 浅草の内田と申します。
 よろしくお願いします」

リーダー
「胸に輝く文字…!ぼく知ってますよ!
 最高の名店じゃないですか!!
 オレ、行きたくて行きたくて。
 お店で会いたかったんですけど…」

東京・浅草にお店を構える、
創業151年の知る人ぞ知る江戸前寿司の老舗、
弁天山美家古寿司
(べんてんやま みやこずし)」。

こちらで伝統の寿司を握っているのが、
五代目親方、「内田 正(ただし)」さん、74歳。

煮きり・ヅケ・酢ジメ・昆布ジメなど、
江戸前寿司ならではの仕事を加え、
代々受け継がれる名店の味を守り続けています。

≪弁天山美家古寿司≫
住所:東京都台東区浅草2-1-16
電話:03-3844-0034

内田さん
「私にとって寿司は仲のいい夫婦のような
 感じがするんですよ。
 お互いに寄り添うから仲がいいというのは
 寿司の場合も同じで
 寄り添ってこそ初めて
 おいしい寿司が出来ると思ってます」
ネタとシャリのバランスを大切にした、
内田さんが握る極上の寿司。
そんな五代目に今回は、
北海道の米作りに触れていただきます!

内田さん
「店で使っているのは新潟の黒崎の
 お米ですけども、北海道に行って
 現地のお米に巡り会う事ができるのは
 非常にいい勉強になると同時に
 楽しみにしている…という感じがします」

内田さんにふれていただくのは、
北海道のとある地域で生産される
トップブランド米!
その田植えから収穫までを体感していただきます。

リーダー
「よくお越しいただきました」

内田さん「お招きいただいたもんだから」

リーダー「とっても光栄です。5代目ですか!?」

内田さん
150年経っているんですけど、
 私がずっと150年やっていたら
 ギネス記録なんですけど…」

リーダー
当たり前です。
 分かります、それは(笑)。
 150年お一人でやってないのは分かります。
 あれ待ってください。
 美家古寿司の親方ってこんな感じ?(笑)」

内田さん「そう!(笑)」


2017年06月03日(土) |  日本農業賞大賞を受賞したトップブランド米!

リーダー
「まずは何を見ていただこうか?」


「北海道のトップブランド米です。
 2017年、国内トップの農業賞を受賞した
 北竜町の『北竜ひまわりライス』 に
 触れていただきます」

リーダー
「北竜ひまわりライス!!」

農業経営や技術改革の発展など、
意欲的に取り組んでいる全国の農業者、
そして団体へ表彰される「日本農業賞」。

「北竜ひまわりライス生産組合」
今年、この日本農業賞の大賞を受賞。
彼らが作る「北竜ひまわりライス」はまさに、
北海道が誇るトップブランド米なんです。

リーダー「田んぼとか行った事は?」

内田さん
「一応これでも都会育ちで
 浅草生まれ、浅草育ちなんで
 田んぼに触れ合う機会は全くなかったですから
 楽しみにしています」

リーダー
「もちろんお米は毎日触れているけど
 その源である田んぼはいった事がない!
 北海道が誇る田園地帯にご案内します」

内田さん
「そうですか!ではよろしくお願いします」

ということで一行は、札幌を離れ、
「北竜ひまわりライス」の産地である北竜町へ-
到着までの間、
北海道の米作りに関する情報を少しだけ…


「北海道産米の生産量と主な栽培品種ですが、
 見ていただいて分かるように
 新潟県に次ぐ2位の生産量を誇っています」

リーダー
「これ北海道の誇りですよ。
 特に上、3つね。
 特Aランクっていう“優れたお米だ”という
 おすみつきを頂いているんです」


「道民のおよそ9割
 北海道のお米を食べているんです」

内田さん「そうなんですか」


「それだけ北海道の中では
 北海道米を食べるのはメジャーな事です」

リーダー
「これからどんどん北海道のお米は
 全国的にも注目されていくと思います」


「今回は北竜ひまわりライスで作られている
 “ななつぼし”の品種を学んでいきます」

車で移動すること、およそ1時間半。
一行は、北竜町の生産者のもとに到着です!

リーダー
「やってまいりました。北竜町です」

内田さん「いいところですね」

リーダー
「親方!意外にビビットカラーが似合いますね」

内田さん「ありがとうございます。はは!」


「生産者さんがお待ちしていますよ」

140戸いる、北竜ひまわりライスの生産者のひとり、
永井稔さんに北竜町のトップブランド米について
教えていただきます!

ハウスの中をみてみると苗がビッシリ。

リーダー
「これは田植え時期を迎えた苗ですか?」

永井さん「もう植えられます」

リーダー「ここまでで、どれくらい?」

永井さん
育苗(いくびょう)を始めて
 約30日が経過した苗です」

内田さん
「これは…もとはお米ですか??」

永井さん「はいそうです」

内田さん
「お米1粒がこういう風になる!」

永井さん「そうですね」


2017年06月03日(土) |  ブランド確立の厳しい条件!
ハウス一面に敷き詰められた苗の品種は、
ななつぼし。

その栽培はまず「種もみ」と呼ばれるものを
60℃のお湯で10分間温めて
種を病気などから守る、
温湯消毒と呼ばれる作業を行います。

そして4月頃、専用のポットにタネをまいて、
およそ1ヶ月程度、大切に苗を育てて、
田植えとなるのです。

リーダー
「その1穂が、どのくらいのお米になりますか?」

永井さん
「おおよそですね…
 1穂に100粒くらい…」

内田さん「へ~~」

リーダー
「親方ズバリ。一貫何粒くらいですか?」

内田さん「150…くらいかな」

リーダー
「これだけのお米があれば
 何貫も握れますね」

森「すごい数だ~」

内田さ「うーん。大変ですねえ」


「そもそも“北竜ひまわりライス”の
 ブランドの条件が3つあるんです」

永井さん
「まず農薬使用量を5~8割カット!
 必要最低限の薬しか使ってないです」

永井さん
「一番多く虫が出るタイミングの時に
 そこを狙ってやれば
 農薬を使う回数を減らすことができます」
そのほかコメの食味を決め、
低いほど美味しいと言われる
タンパク値は、7.5%以下に。
そして
が、どの田んぼで、
どんな農薬を使ったのか」がわかる、
生産情報公表農産物JAS規格と呼ばれる
認証を取得。
北竜町にある140戸
すべての生産者が取り組んでいます。

リーダー
「いやすごい。厳しい基準で徹底されている!」


「じゃあ北竜ひまわりライスは
 北竜町でつくられても
 この条件をクリアしないと…??」

永井さん
「北竜ひまわりライスにはなりません!」

リーダー「うわ~」

内田さん
「いまの話を聞いていると
 真剣さが伝わってくるじゃないですか。
 そうするとそのお米を預かって
 寿司米にする時に、
 気持ちが新たになるような気がしますよね」

2017年06月03日(土) |  ハウスから田んぼへ苗のお引越し!

これから田植えを行うということで、
ハウスから苗を運び出す作業を、
体験させていただくことに-

リーダー
苗はがし作業をやってみてください」


「はがせばいいんですか??」

ベリ…ベリベリッ

「いやああああ~」

「気持ちいい~!」

ポット板から地面へと伸びた苗の根っこ。
板を剥がす時に、根が切れる音がするんです。

親方もやってみると…

ベリベリベリベリ…

内田さん
「この音いいですね!」

剥がした苗は、鉄製のラックに入れて、
トラックへ積み込みます。
永井さんと一緒に、あぐり一行も全員でお手伝い!

「けっこう重たいですね」

内田さん「重たいですね…」

リーダー
森アナウンサーっ!
 一番若いんだぞおお」

内田さん「よおっ!」

リーダー
「親方、声出ましたよ~!!」

4人がかりで、あっという
間に苗の積み込み作業が終了。

あぐり一行は、いよいよ田植えを行う田んぼへ-


「ななつぼしの田んぼにやってきました」

リーダー
「やって来ましたね」

内田さん「広いですね~~」

リーダー
「こう見ると植えてる所もありますね」

内田さん
整然と並んでいますね」

内田さん
「植えるのにどれくらい時間かかるんですか?」

永井さん
2~2時間半ぐらいかかります」

リーダー
「早いわ~昔は手植えだったからねえ」

永井さん
「あーボクの時には機械植えになっていたので」

リーダー
「そうですか。あれ?おいくつですか?」

永井さん
「ボク40歳ですね。初老です

リーダー
「そんな事…親方の前で!」

永井さん「あああああ」


2017年06月03日(土) |  親方!田植え機を操る!!

ということで…大量の苗をわずか
2時間程度で植えてしまうという、
機械で行われるスピーディな田植えを、
見せていただくことに!

内田さん「すごいですね~」

リーダー
「これで真っ直ぐいっぺんに
 8列の苗を植える事ができる!」


「苗がどんどん下に植えていってる…
 あっという間ですね」

リーダー「早いですよね」

長さ60メートルの田んぼを、
田植え機で1往復する時間は、わずか5分。

機械に苗を補充しながら、
まっすぐに植えていきます。

ここで内田さんと森アナも、
機械植えを体験させていただけることに!
苗の補充を森アナが、
そして田植え機の運転は内田さんが挑戦です!

リーダー
「さあスタートしました。ゆっくりです。
 さっきとスピードが違います!!」

森「親方どうですか?」

内田さん
「いやけっこうね…
 まっすぐかと思うんですけど、ぶれますね!
 難しい感じですよね」


「でもキレイに植わってますよ~!」

初体験とは思えない見事な運転で、
まっすぐ苗を植えていく内田さん。

表情はまさに、真剣そのものです。

森アナとの連携もスムーズに進み、
1往復を無事に植え終えました。

リーダー「すごい!すごい!親方!」

内田さん
「貴重な経験をさせて頂きました」

永井さん
「親方真っ直ぐに植えるんですよ」

内田さん
「そうですか?
 じゃあ名前を書いておこうと思うんで!」

無事に機械植えが終了して…

森「機械での田植えが終わりました」

リーダー
お見事!びっしりと植えられました」

森「美しいですね」

リーダー「もう十分ですね」

永井さん
「いやっ!植わってない所
 あるんですよ…」

リーダー
「そりゃそうですよね。
 だから僕たち、
 こんな格好してるんですね」

こちらの田んぼは、真四角ではないため、
どうしても機械では植えられない部分が
出てしまうそうなんです。

その部分は、手作業で植えるということで、
手植え未経験の内田さんと、
森アナが体験させていただきました!

リーダー
「今回はここですね。
 これまで(番組で植えた田んぼ)で
 一番小さい面積です。
 これは楽チンですわ~」

なんて余裕発言をしていましたが…


2017年06月03日(土) |  田植えスタート!まさかの…動けない!

機械が植えられない箇所を手植えします!
まずは永井さんに見本を見せてくれます。

永井さん
「線にあわせて…均等にいくように!」

内田さん
プロが簡単そうにやっているのは
 素人がやるとえらい難しいことだと思う」

いよいよ、内田さんと森アナが挑戦!
果たしてうまく手植えできるのでしょうか!?

ズボズボッ

「ああああ~」

内田さん「あっあがらない…」

すると森アナウンサー
ヨタヨタとよろめき…

足がなぜかクロスし…

カメラの方に方向展開しようとして…

バシャーーン

リーダー
「森さーん。何ですか?
いまの捻りは?」

森アナウンサー
「ごめんなさい。どうしよう。やだー」

手植えどころか、
田んぼの中を歩くことすらできない森アナ。
このあとも、全力で足を動かそうとしますが…

リーダー
「何?フラワーロックみたくなってる」

と話している間から…

バシャーーン

リーダー
「歴代パートナーの中でもひどいです!」

リーダー「誰より転んでます」

内田さんと永井さんで森アナウンサーを救助!

森アナの様子を見て不安になった内田さんは、
植える場所に手が届く、
ギリギリのところで挑戦することに…

しかし…

親方も…動けない~!

内田さん
「人間って不思議なもので
 自分でやろうと思っても
 やれない事があるんですね~!!」

みんな大爆笑。

このあと森アナも、できる範囲で手植えをして、
無事に体験が終了!

内田さん
「本当に難しいですね…」

リーダー
「真剣にやろうとすればするほど
 見てる人が面白くなっちゃいますね…」


「でも…お米を食べるのが楽しみになります!」

リーダー
「おなか空いたでしょうね。あなたね」


2017年06月03日(土) |  巻き寿司をいただこう!

ここからは親方にお料理を披露して頂きます。

ということで今回は、
東京・浅草の「弁天山 美家古寿司」で
提供している巻き寿司を披露!

内田さんがお店から持参した「かんぴょう」、
そして「漬けマグロ」を、
「北竜ひまわりライス・ななつぼし」の酢飯で
巻いていただきます!


「店で出している
漬けマグロを持ってきて下さった!」

内田さん
「“さく”と言われる羊羹型に切って
 その両面を軽く湯引きして
 うちの煮切りしょう油の中に入れるというもの」

永井美保子さん
「はやく食べたいですね」

※ご家庭でもできる酢飯の作り方を
 教えてもらいました。
 詳しくはレシピコーナーをご覧ください。

まずは、ひと品目の「かんぴょう巻き」から。

内田さん
「これが寿司玉という状態なんです」

巻きすの上に半分にカットしたのりを敷きます。

内田さん
「巻きすの上から3つ目ぐらいを目標にして
 シャリを置いていきます。
 そして伸ばしていくわけですね」

のりの上部を約1cmあけて酢飯をのせ、
シャリを広げていきます。 

内田さん
「酢飯の溝にかんぴょうを丁寧に並べていきます」

かんぴょうを適量のせて、
あとは巻きすで巻いていくのですが、
ココで、ワンポイント!

内田さん
「手前を奥に持っていけばいいんですけど
 なんで奥を開けたのか?
(奥のあけた部分が)のりしろになる訳です」

手前からのりしろ部分目指して、
くるんと持っていきます。

内田さん
「ちょっとご飯が残りますよね。
 この部分がのりしろになるわけですね。
 
 これを一度開けて…
 いっぺん返して、しめる!」

内田さん
「これで完成です」

「漬けマグロ巻き」も同じように
巻いていただきました。

リーダー「奥様みていてどうでした?」

美保子さん
「ほんとうにキレイだなあと思って…
 食べたいです!!」

「かんぴょう巻き」と「漬けマグロ」のほか、
「きゅうり巻き」と、煮たイカのゲソや
かんぴょうなどを酢飯と合わせた、
お店の名物「まかないいなり寿司」も、
ご用意していただきました!

ではいただきま~す。

永井さん
「ん!やわらかい!しっとして
 味付けも濃くておいしいです」

美保子さん
「ご飯が口の中でほどけて
 味もしっかり染み込んでて美味しいです!」

リーダー
「いま口の中で無くなる時が
 まぐろもご飯も同時でした。
 しっかりと考えられた事なんですね」

お次はまかないいなり寿司。

美保子さん「具沢山でぜいたく!!」

リーダー
「ボリューミー。イカに当たった時、嬉しい」

永井さん「普通に20個くらいいけちゃう!」

さて今日一日米作りのスタートに触れてみて…

内田さん
「自分の人生の中で知識としても
 良い経験をさせていただいて
 ただただ感謝いたします。
 ありがとうございます」

リーダー
「今日植えて終わり…じゃなくね。
 これからの成長も見て頂きたいですし
 新米もみていただきたい。
 今年1年、お世話になります。
 私達は口を開けて待っています(笑)」

-----------------------------------
5月27日のクイズ
「伊達市で栽培される、
 中国野菜の名前は何だったかな?」

正解は「チンゲン菜」でした!


2017年05月27日(土) |  ♯431 野菜のテーマパーク!伊達市の葉物野菜に注目編

こちらのグラフをご覧ください!
これは札幌市民の台所「中央卸売市場」で、
キャベツやネギなど、葉や茎を食べる野菜の
取り扱い量を示しています。

去年は道内産のピークが10月
道外産が12月と、
本格的に出回る時期はまだまだ先…。
そんな中、6月を間近に控えたこの時期から、
出荷がピークを迎える、あるエリアがあります。

そして今回注目する野菜には、
ピーマンの数倍もあるベータカロテン。
骨や歯を丈夫にするカルシウムなど、
意外な栄養が野菜の中でもトップクラス!

果たして、その食材とは??

森結明花アナウンサー
「胆振エリアにある伊達市にやってきました」

森崎リーダー
「伊達市というのはですね。
 比較的北海道の中でも温暖な気候でね…
 北の湘南なんて呼ばれています」

森アナウンサー
「確かに聞いてはいたんですけど…」

リーダー
「寒いっすねえ」


「これ伊達市ですよね~」

リーダー
「伊達市はすごく豊富に多品種の野菜
 出荷している場所として知られております」


「北海道はこれから農作業が
 本格的になる季節ですが…
 伊達市を含む胆振エリアは
 この時期に葉物野菜を多く出荷してるんです」

リーダー
「じゃあ、もう出来ているんですね!
 ほかの地域よりも、ひと足はやく
 農作業を始めて、
 すでに出荷が…出荷が…」

リーダー
「寒いねえええええ」

では寒さに負けずあぐりっこを呼びましょう!
あぐりっこおおお

今回のあぐりっこは…
北海道の食べ物をもっと知りたい!
小学4年生の北條貴亜徠(キアラ)ちゃんと
とれたての野菜を食べてみたい!
小学3年生・石崎豪(ゴウ)くんの2人です。


「今回勉強する野菜はコチラです」

あぐりっこ
「あお…あお…」
「アオバンクサ?」「アオバンサイ?」

リーダー
アオバンサイ!
 アオバンサイかもしれない」

森「アオバンサイ食べた事ある?」

ゴウ「ない!」

皆さんはこの野菜が何か、わかりますか?
その答えを探すために、生産者のもとへ-

森「いらっしゃいました佐藤さんです」

佐藤さん
「ようこそ、いらっしゃい!」

ゴウ「あっ。どうもおお~」

優しい笑顔で迎えてくれたのは、
伊達で50年以上も農業に携わる佐藤英明さん。
たくさんのハウスで、
様々な野菜を育てています!

2017年05月27日(土) |  今が旬のチンゲン菜に出会った!

森「ハウスは何棟あるんですか?」

佐藤さん
「苗を育てるハウスも合わせて…
 19棟あります!」

森「何種類の野菜を育てているんですか?」

佐藤さん「全部でね…20種類かな~」

リーダー「多いですねえ」

では早速「青梗菜」を栽培しているハウスへ―

佐藤さん「どうぞ~」

リーダー「うわ~いっぱいあるうう」

「みどり~!」

リーダー「グリーン」

あぐりっこ「アオバンサイ~」

リーダー
「みんながアオバンサイと言ってるものです。
 見たら何かわかったかな?」

ゴウ「アオバンサイ!」

リーダー「見てもアオバンサイ…」

複数の品目を栽培する佐藤さんの中でも、
1番多いのがこの野菜!現物を見ても
わからなかったあぐりっこに正解を発表!

佐藤さん「チンゲン菜です!」

キアラ
「あっチンゲン菜だった~♪

リーダー
「見てください、このゴウの顔…
 チンゲン菜だって」

ゴウ「うんうん!」

リーダー「聞いた事ある?」

ゴウ「ない!!」

伊達で栽培されていたのはチンゲン菜。
1970年代に広まった中国野菜で、
中華料理などに使われる、
日本にも定着した野菜です。

リーダー
「青をチンと読むのは中国の読み方ですよね」


「青椒肉絲(チンジャオロース)とかだ」

佐藤さん
「これは“艶帝(えんてい)”という品種で
 寒い時期でもグングン成長します。
 ほかにもニイハオという品種もあります」

チンゲン菜の品種のひとつ「艶帝」は、
寒さに強いほかにも、
新鮮さが際立つ濃い葉の色や、
病気にも強い特徴があり、
栽培しやすいと言います。

季節ごとに数品種を栽培するという
佐藤さんですが、
そこには、驚きの栽培サイクルが!


「寒さに強いという話がでましたが
 こちらが栽培スケジュールです」

リーダー
1月中旬からずーっと8か月
 種まき・育苗するんですか」

佐藤さん
一週間に1回ずつまいてます!
 だいたい40日くらい」

リーダー
40日で育つ!!
 でも1週間おきに種をどんどんまいていく。
 収穫・出荷も8ヶ月!」

リーダー
「まいた傍から次から次…
 ポンポンと出てくるわけだ」

森「忙しいですねえ」

道内では比較的暖かく、
降雪量も少ない伊達は、ほぼ1年中、
ハウス栽培を行っています。

中でも徐々に気温が上がり始める
この時期から、道内に先駆けて
葉物野菜の出荷がピークを迎えます。

道内産と道外産が少ない時期を埋めるように、
消費者の需要に応えているんです。

リーダー
「夏から秋にかけて一気に色々な野菜ができて
 スーパーがほぼ北海道産野菜で
 埋まるんです!とても嬉しいんですが
 その他の時期は
 なかなか道産野菜に出会えない…
 特に葉物野菜は出回らない!
 その葉物野菜が一年中安定して
 出荷してくれるの本当に嬉しい!
 北海道に伊達があって良かった!

2017年05月27日(土) |  チンゲン菜の収穫体験!丁寧にね…

では収穫をお手伝いさせていただくことに!

あぐりっこ「お願いしま~す」

すると包丁で一気に茎をカット。

リーダー「早い!何がおこった!」

リーダー
「これだけプックプクのチンゲン菜なんだけど
 切ったところってどれくらい?」

あぐりっこ「ちょっと!」

リーダー
「そのちょっとの1本の茎…
 これだけを佐藤さんは切っているんだ。
 で、これの周りの葉を落とすんですね?
 どれくらい落とすんでしょうか?」

カリッカリッ

包丁を使って何枚かを落としていきます。
 
森崎「うわ~キレイ!」

チンゲン菜の収穫は、すべて手作業!
包丁で根元を切り、外側の古い葉を数枚
切り離します。傷が付きやすいので、
丁寧さが求められるこの作業。
あぐりっこには、できるかな?

ザクザクッ!

キアラ
「なんかシュッ!となって気持ち良かった!」

ゴウ「切れた!」

佐藤さん「大丈夫だ」

続いて、森アナも!

リーダー
「すごい握力で葉がキシキシなっているよ」

ゴキゴキゴキ…

リーダー「ノコギリですか?」

森「あっ!とれました」

佐藤さん
「あんまりギッチリ握り過ぎてね…」

リーダー
「あ~~ちぎれたああ」

佐藤さん
「こっち側も傷んでいる…」

リーダー
「おねえさーーーん」

リーダー「これは商品としては?」

佐藤さん
「品質としては落ちますね

佐藤さん
「これ(葉)もとらなきゃダメ。
 これ(葉)もとらなきゃダメ…」

「ちっちゃくなった…」

リーダー
「お姉さんのチンゲン菜。
 小さくなっちゃいました!」

「ごめんなさ~い…」

収穫の繊細さを痛感したあぐりメンバー。
せっかくなので、
チンゲン菜を丸かじりしてみます!




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