今月
1997年11月
1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30
アーカイブ
2021年03月
2021年02月
2021年01月
2020年12月
2020年11月
2020年10月
2020年09月
2020年08月
2020年07月
2020年06月
2020年05月
2020年04月
2020年03月
2020年02月
2020年01月
2019年12月
2019年11月
2019年10月
2019年09月
2019年08月
2019年07月
2019年06月
2019年05月
2019年04月
2019年03月
2019年02月
2019年01月
2018年12月
2018年11月
2018年10月
2018年09月
2018年08月
2018年07月
2018年06月
2018年05月
2018年04月
2018年03月
2018年02月
2018年01月
2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年09月
2017年08月
2017年07月
2017年06月
2017年05月
2017年04月
2017年03月
2017年02月
2017年01月
2016年12月
2016年11月
2016年10月
2016年09月
2016年08月
2016年07月
2016年06月
2016年05月
2016年04月
2016年03月
2016年02月
2016年01月
2015年12月
2015年11月
2015年10月
2015年09月
2015年08月
2015年07月
2015年06月
2015年05月
2015年04月
2015年03月
2015年02月
2015年01月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年09月
2014年08月
2014年07月
2014年06月
2014年05月
2014年04月
2014年03月
2014年02月
2014年01月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年09月
2013年08月
2013年07月
2013年06月
2013年05月
2013年04月
2013年03月
2013年02月
2013年01月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年09月
2012年08月
2012年07月
2012年06月
2012年05月
2012年04月
2012年03月
2012年02月
2012年01月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年09月
2011年08月
2011年07月
2011年06月
2011年05月
2011年04月
2011年03月
2011年02月
2011年01月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年09月
2010年08月
2010年07月
2010年06月
2010年05月
2010年04月
2010年03月
2010年02月
2010年01月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年09月
2009年08月
2009年07月
2009年06月
2009年05月
2009年04月
2009年03月
2009年02月
2009年01月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
ページ内検索

   表示:全て(3473件)
<< [-10]
2020年08月22日(土) | ブロッコリー料理をいただきます!
2020年08月15日(土) | ♯581 富良野市・スイカ編
2020年08月15日(土) | 最新選果場に潜入!
2020年08月15日(土) | 徹底した品質管理!
2020年08月15日(土) | スイカ生産者さんは頭脳派だ!
2020年08月15日(土) | 収穫適期の見極めは?
2020年08月15日(土) | 甘いっ!これが富良野スイカの美味しさだ!
2020年08月08日(土) | ♯580 小平町・ルルロッソ編
2020年08月08日(土) | 知名度も作付面積もUP!
2020年08月08日(土) | スケールのでっかい収穫!
2020年08月08日(土) | ルルロッソが麺になるまで!

[+10] >>

2017年03月04日(土) |  ♯420 大雪山系の名水で育てる豆苗を学ぶ!編

日本の食を支える北海道。
生乳、米、小麦、玉ねぎ…
様々な農作物において、
国内トップの生産量を誇るなか、
これまで本州産のみの流通でしたが、
近年北海道でも栽培がスタートした
野菜があるんです!

しかもその野菜は、
安定した価格

高い栄養価から、
スーパーフードとも呼ばれ、
大注目を集めているんです!

天使大学看護栄養学部 荒川義人教授
「βカロテンがホウレン草に比べて
 1~2割くらい多く含まれているし
 ビタミンCは約2倍含まれています」

今回のあぐり王国ネクストは、
大雪山系の名水で育む、
栄養価抜群の食材に注目します。

憧れ
「旭川市から車で30分のところにある
 東神楽町にやってきました」

森崎
「故郷が隣ですからね~
 自分でも懐かしい場所ですね」

憧れ
「今回は道内で東神楽町だけが栽培している
 ある野菜に注目します!」

森崎「東神楽町だけですか?」

憧れ
私も食べたことない野菜です!」

森崎「えっ??本当に!!」

では6年生のあぐりっこご紹介!

玄米が大好き♪高橋沙季(サキ)ちゃんと、
特技はサッカースポーツ万能な
太田璃花(リリカ)ちゃんです!

憧れ
「今日注目する野菜はコレです!」

サキ「マメナエ??」

憧れ
豆苗(とうみょう)って
  読むんだけど
 道内ではここ東神楽町でしか
 栽培されていないんです」

森崎
「僕は豆苗をよく食べる!
 っていうか、あなた…
 豆苗を食べたことないの?」

憧れ「この字に出会ったのも初めてです」

森崎
「あっそう…やっぱり…
 もう1対3だもん。
 いつもそうだけどあぐりっこ3人だもん」

ということで、あぐり一行は、
北海道で唯一生産する豆苗のほか、
ミツバやカイワレダイコンなども育てている、
「東神楽温室園芸」という施設へ-

憧れ「ハウスがたくさん並んでいますよ」

森崎「すごい立派なハウスだよ~!」

東神楽町で栽培される豆苗について、
担当者の乙崎さんに詳しく教えて頂きます。

森崎
「こんな真冬でも豆苗が??」

乙崎さん「栽培しています!」

真冬はもちろん、
1年中栽培されているという豆苗。
さっそく、その栽培棟にお邪魔させて
いただいたのですが…


2017年03月04日(土) |  真冬にTシャツ?豆苗のハウスとは?

森崎
真夏ですか、これは??」

憧れ「暑いですね」

森崎「ハウスの中、どう??」

あぐりっこ「暑い!!」

乙崎さん
「いまだいたい30度ぐらいです」

リリカ「真夏じゃん!」

サキ「ハワイみたい!!」

森崎
「豆苗はどこにあるんですか?」

乙崎さん
白いハウスの中で栽培しています」

憧れ
「ハウスの中にハウスがあるんですね」

森崎
「たぶんあのハウス…
 さらに暑そうだなあ~!」

室温、およそ30度を超える
ハウスの中で、さらにハウスを設置して
育てているという豆苗。
果たして、白いハウスの中は、
どんな空間が広がっているのか…

乙崎さん「じゃあ、いきますっ」

ハウスの扉を開けると…

憧れ
「うわうわ!アッツイ!
 熱風がぶわ~っときました」

森崎「中にいってらっしゃい」

憧れ「暑いっ!!すごい」

豆苗を育てている
白いハウスの中の温度は30度。
そしてさらに、
その湿度はなんと100%!
1年を通して、高温多湿の環境で
栽培が行われているのです。

森崎
「芽が出てる出てる!」

乙崎さん
「これはエンドウ豆の種ですね」

乙崎さん
「豆苗はエンドウの豆を使って新芽…
 スプラウト野菜といって栽培してます」

豆類や野菜などの種子を人工的に発芽させ、
その新芽を食用とするものを
「スプラウト」、または「新芽野菜」と呼び、
モヤシやカイワレダイコンなども、
その仲間です。

憧れ
「どれくらい豆苗があるんですか?」

乙崎さん「1万パック

森崎・憧れ「1万パック!」

憧れ
「しかもこれ…
 土が入ってないんですけど
 どうやって育つんですか?」

乙崎さん
水耕栽培(すいこう)といって
 土とか全く使わずに水のみです!
 東神楽の地下水を使ってます。
 大雪山系の美味しい地下水ですね」

森崎
遮光していますけど理由は何ですか?」

乙崎さん
土の中を再現しているんですよ。
 光を当てない方が早く伸びるんですね。
 もやしとかもそうですけど
 ひょろひょろ~って伸びていく」

乙崎さん
「十分伸びたら日光を当てます!!」

森崎「なるほどですね~」


2017年03月04日(土) |  豆苗の栽培方法をみていこう
豆苗の栽培は
消毒液で殺菌したエンドウ豆の種を
水に浸して発芽させたものを、
プラスチックの容器に入れる作業から
始まります。

あぐりっこも豆苗の種まきに挑戦です。

機械にエンドウ豆を入れて
パックをセットしたら完了!

豆が適量パックに入って
最後に水がかけられます。

森崎
「これが大雪山系の水!飲んでもいいですか?」

乙崎さん「どうぞ!」

ゴクン…

森崎
「うま~~い!!
 ミネラリー~~!」

種まきを終えた豆苗は、暗室の中で5日間、
大雪山系の良質な地下水のみを与えながら
成長させたあと、日光が当たる場所で、
さらに5日間成長させて出荷となります。

お次の場所は出荷直前のハウスを見学。
ハウスのカーテンを開けてみると…

あぐりっこ「うわ~」

森崎「春だああ」

憧れ「すごーい。気持ちいい」

リリカ「すごい!めっちゃ多い!」

森崎「多いね。茂ったわあ~」

憧れ
「どれくらいの長さで出荷できるんですか?」

乙崎さん
「うちでは20センチ前後で出荷してます」

森崎
「種まいて10日で出荷できるなんて…
 すごいスピード野菜だよね」

森崎
「生でも食べれるもんですか?」

あぐりっこ「食べた~い!」

ということで、出荷直前の豆苗を
試食させていただくことに-

リリカ
「苦くもなく甘くもなくて丁度いい!」

憧れ
甘いキャベツを食べてる感じ!美味しい」

森崎
「食べてると青いんだけど、後から
 豆のふくよかなあま味を感じる。
 すごい好きだ」

すると…丸ごとガブリ!

憧れ
「うっそ~っ!こうやって食べる人いる??」

乙崎さん「初めてみました…」

憧れ「さすがにいないですよね~」

じゃじゃん、もんすけです!
大雪山系のおいしい地下水で育てる
東神楽産の豆苗!東神楽温室園芸は、
食の安全や環境保全に取り組む農場に
与えられるJGAP(ジェイギャップ)と呼ばれる
認証を取得して、
安全安心な生産を心がけているんだよ。

東神楽温室園芸 河野和浩さん
「水耕栽培で使う水は
 人が飲める水でなければならない…
 そういった検査や細菌検査も
 ハウス内の色んな箇所でサンプルをとったり
 そういうことをしております。
 本州産がたくさん流通していますが
 北海道で作っているという強みは
 流通に時間がかからない!
 ということで新鮮さが違うことを売りにして
 これからも頑張っていきたいです」

東神楽産の豆苗は、
道内各地のスーパーへ出荷されています。
やっぱり僕たちは、新鮮で安全安心な
北海道産の豆苗が食べたいよね。

■北の豆苗 138円(税込)
 (標準小売価格)


2017年03月04日(土) |  スーパーフードはまさかの、あの野菜!

続いては、豆苗と同じスプラウト野菜の
ひとつであり、スーパーフードと呼ばれる
野菜も栽培しているとのことで、
その栽培棟へ-

憧れ
「その野菜を担当されている
 松木平広行さんです」

森崎
「中にスプラウト野菜があるんですね」

松木平さん「そのとおりです」

スーパーフードと呼ばれるスプラウト野菜とは、
いったい…??

森崎
「さあ、ありました。これですね」

憧れ「ん??」

サキ「かわいい!!」

憧れ
「見ても何か全然分からないんですけど」

松木平さん
「これはブロッコリーのスプラウトです」

ブロッコリースプラウトは、
ブロッコリーのタネを発芽させた
スプラウト野菜で、
近年スーパーなどでも見かけるようになった
新しい食材です。

森崎
「ひとつの双葉がブロッコリーになるんだよ」

苗を触っていると…
ふわっと浮きました。

森崎「波打つ!」

憧れ「おもしろい~」

なんとぷかぷか水の上に浮いています。

裏を見てみると…

森崎
「ブロッコリーの根が伸びているよ~!
 しかも水がきれい。清んでる~」

松木平さん
「豆苗よりも栽培期間は半分の
5日でできます!」
 
憧れ「たった五日だって!」

あぐりっこ「早いっ!」

ブロッコリースプラウトの栽培は、
豆苗と同じく、殺菌した種を発芽させて
栽培ポットに入れ、暗室で2日間、
水を与えながら成長させます。

そして、日光が当たる場所
さらに2日間成長させると出荷となるのです。

森崎
「どういう風に食べることが多いですか?」

松木平さん
「サラダですとか生食になりますね。
 あとは豆腐の上にのせたり!」

ということでブロッコリースプラウトを
試食させていただくことに!

リリカ
「そんなにブロッコリーの味はしない」

サラ「草っぽいというか…味が濃い」

憧れ
「少し辛味があります?でもおいしい」

松木平さん
辛味成分(スルフォラファン)には
 人間の体に有効なものがあると
 言われてます」

最近、スーパーで見かけるようになった
新芽を育てて食べる豆苗や
ブロッコリースプラウトなどの
スプラウト野菜!
いったい、どんな栄養価があるのかな?

天使大学 看護栄養学部 荒川義人教授
「種はこれから生命を育てていくのに
 必要な成分が凝縮されている。
 強い抗酸化作用を発揮するビタミンCは
 ホウレン草に比べて豆苗は2倍入っており
 老化防止に役立つようなβカロテンは
 1~2割り増し入ってます。
 ブロッコリースプラウトは動物を使って
 ガン予防の研究で成果が出ている
 スルフォラファンという成分を
 特徴的に含んでいます。
 食物繊維も期待でききます。
 様々な成分が詰まっているので
 スプラウト野菜は栄養価が高い!」

豆苗は、食べた終わったあとに
根を水に浸しておくと、
新しい芽が伸びて再収穫ができるんだよ。
栄養価を考えると、
2回くらいまでがオススメなんだって。
おトク感があって、
ヘルシーなスーパーフード。
ぼくも沢山食べよ~っと!


2017年03月04日(土) |  豆苗アイデア料理!
東神楽産のスプラウト野菜を使って、
フードプロデューサーの青ちゃんこと
青山則靖さんがお手軽アイデアレシピを伝授!
今回は、東神楽の名産品も取り入れて
調理してもらいます。

青ちゃん
「こちらのパスタは小麦の香りがしっかりして
 もっちりとした食感のパスタですね。
 お蕎麦はそば粉の香りがしっかりする
 歯ごたえのある良いお蕎麦ですよ」

■キタノカオリスパゲッティ 378円(税込)
■東神楽そば 324円(税込)

森崎
「バリバリ生で食べていいのは分かってます。
 生産者の方がどうやって食べるか聞いたら
『サラダです』って言ったんだよ」

青ちゃん
「美味しいですよねっ!でも…
 火を入れるとまた違った味わいになります。
 ということでまずは、
 豆苗の卵とじそばをやっていきます」

※詳しい作り方はレシピコーナーをご覧下さい。

豆苗の卵とじそばと
豆苗のジェノバ風スパゲッティが完成!

ではいただきま~す♪

サキ
「上にのってるシャキシャキの豆苗と
 卵とじの豆苗の2種類の食感が美味しい」

乙崎さん
「ふだんサラダでしか食べていないので
 こういう食べ方もあるんだなと思いました。
 そばとすごい相性がいいと思います」

青ちゃん
「加熱するとあま味が増すし
 ふわっとした卵にシャキッとした食感が
 おいしいですよね。
 ネギが苦手な人は豆苗を入れると
 シャキシャキして風味もついて美味しい。
 親子丼の薬味としてもいい!」

森崎「万能だね」

続いて、豆苗のジェノバ風スパゲッティも。
その美味しさとは-

松木平さん
「麺がモチモチしているし
 豆苗もブロッコリースプラウトも
 邪魔していないですね」

青ちゃん
「ブロッコリースプラウトは
 苦味があるので味が引き締まる!
 なんで2つ使うと味のバランスがいい!」
青ちゃん
「何に入れても邪魔しないので
 例えばチャーハンや
 炊き立てのご飯にバサッと入れる。
 何に入れてもクセがないので
 邪魔することはない!
 だからラーメンの薬味とか!」

憧れ
「たしかにニンニクと一緒に和えると
 すごくおいしい!」

青ちゃん「そうですね」

憧れ
「もっと豆苗とか入れて欲しかった…」

青ちゃん「もっと入れても大丈夫で…」

憧れ
「もっと豆苗を入れたかった!」

森崎「…文句??」

憧れ「違います…(笑)」

森崎
「お蕎麦屋さんで流行ったら
 需要がガンと増えますよ」

憧れ
「しかも一年中、出会える野菜ですもんね」

乙崎さん
「通年栽培でほぼ毎日出しているので
 もっともっと増やしたいと思います」

森崎「もっと忙しくなるけどいいですか?」

乙崎さん「がんばります!」

森崎
「もっと汗かいて…
 もっと痩せちゃいますけど!」

2月18日のクイズ
「今回訪れた、JA直営のチーズ工房がある
 町は、どこだったかな?」

正解は「足寄町」でした!


2017年02月18日(土) |  ♯419 足寄JA直営ナチュラルチーズ工房に注目編

24kg262kg。
これは、ある食品の日本人とフランス人、
ひとりあたりの年間消費量なんです。
美食の国・フランスでは、
日本の10倍以上も消費され、
ヨーロッパを中心に毎日のように
食べられている食品とは…チーズ!

優れた栄養価を持つチーズですが、
日々の食卓にはなかなかのぼらない…。
そんな中、チーズの消費拡大へ一翼を担う
新たなスタイルのチーズ工房誕生しました。

ということで今週のあぐり王国ネクストは、
チーズ王国・十勝に誕生した、
新たなチーズ工房に注目します!

憧れ
「今日は十勝の北東部にある足寄町です」

森崎
「足寄町と言えば松山千春さんですよね。
 あとラワンブキと言って、でっかいのだと
 4メートルくらいにまで育つフキ!
 何度もあぐり王国ではお邪魔してます」

憧れ
「今日注目するものは…チーズ!
 私たちの後ろにあるオシャレな建物は
 ちょっと珍しいチーズ工房なんですよ」

森崎
「あれチーズ工房なんですか?へえー」

今回のあぐりっこは
番組で様々な体験をしたい!という、
小学4年の中川理筑(リツ)くんと、
料理をつくってみたいという、
しっかり者の5年・松田桜和(サヨリ)ちゃんです!

森崎
「チーズが何からできているかな?」

サヨリ「牛乳!」

森崎
「そうです!
 ではどうやって作られるかな?」

リツ「腐らせる!」

森崎・憧れ「腐らせる(大笑)」

森崎
「うーん…腐ってはいないね(笑) 
 発酵って言うかな!
 ではどうやったチーズになるのか
 しっかり勉強しましょう!」

やって来たのは、
2014年からチーズづくりを行なっている
『あしょろチーズ工房』。

地元・足寄産の生乳を使い、
カマンベールタイプや、チェダータイプなど、
10種類ほどのナチュラルチーズを製造しています。
早速、その工房の中へ!

「おじゃましま~す」

本日お世話になる工場長であり
チーズ職人である鈴永寛さん。

去年、フランスの世界的なチーズ協会から、
製造や普及への功績を表彰された、
世界も認めるチーズ職人なんです。


2017年02月18日(土) |  JAあしょろ直営のチーズ工房!

憧れ
「ここは珍しいチーズ工房とお聞きしました」

鈴永さん
「そうですね。
 ここはJA直営のチーズ工房で
 全国的に珍しいですね」

森崎
「JAはチーズを作るための生乳を
 酪農家から集めていますよね。
 それを買って、
 普通のチーズ工房は作るけど
 JA直営だと直接やりとりができる!」
鈴永さん
「どういう人が生乳を生産しているか分かり
 たくさん生乳をいただけるので
 多岐にわたって種類が作れて
 手軽にチーズが食べてもらえる
 環境作りができると思っています」
そうなんです、生乳を届ける側のJAが、
自ら運営する「あしょろチーズ工房」。
町内84軒の酪農家のうち、
5軒から1日およそ1800kgもの、
新鮮な生乳を受け入れています。
安定して多くの生乳が手に入る環境の中、
毎日80kgほどのチーズを製造。
小規模工房よりも生産性が高く、
大手では難しい手作りのこだわりが、
JA直営ならではの魅力なんです。

鈴永さん
「小規模の工房も行きましたし
 乳業会社でもチーズを作ってきました」

森崎
両方のいいとこどり!なんですね」

鈴永さん
チーズらしいチーズを作っていますね」

森崎「あまりにもざっくりした…」

鈴永さん
空気を感じるというか…
 風を感じるというか…」

森崎
「いよいよきましたよ。
 表現が詩的になってきた」

憧れ「ポエマーですね!」

じゃじゃん もんすけです。
チーズづくりに適した酪農地帯・足寄町。
本来なら、「生乳の橋渡し役」となるJAが、
チーズづくりまで行なうようになったのは、
ある理由があったんだって。

JAあしょろ 小笹 末広さん
「もともと第3セクターで運営していた
“あしょろ農産公社”の閉鎖に伴い、
 足寄町の農業活性化を図る上でも
 地元の新鮮な牛乳を使用してきた乳製品の
 販売をなんとか引き継ぎたいという思いで
 当JAが展開することとなりました。
 道内の方々に知ってもらいたい!
 食べていただきたいという思いでやってます」

チーズはどこで買えるの?

小笹さん
「地元ですと… JAあしょろ直売所の
“寄(よ)って美菜(みな)”
 並びにAコープで販売。その他は
 札幌駅にある“北海道どさんこプラザ”
 北広島市にある“くるるの杜”でも
 販売しております」

地元のチーズを途絶えさせないという、
JAあしょろの熱い思い!
酪農への誇りと愛情を感じるよね!

■直売所「寄(よ)って美菜(みな)」
 住所:足寄町北1条1丁目3-1
  TEL:0156-28-0303


2017年02月18日(土) |  チーズの食べ比べ♪

憧れ
「チーズの種類について教えてもらいましょう」

鈴永さん
「2つに分かれます。ナチュラルチーズ
 軟質のカマンベールタイプだったり
 モッツァレラタイプがありまして、
 半硬質のゴーダタイプ、硬質のチェダーなど…」

森崎
「それぞれ味だけじゃなく
 作り方も出来上がりの期間も違う!」

森崎
「1番長いものでどれくらいの熟成期間?」

鈴永さん
「ここのチーズは約6か月くらいあります」

リツ
「作っている途中で食べちゃいそう!」

憧れ「そうだね。我慢できないよね」

ナチュラルチーズは、硬さによって分類され、
その硬さはチーズの水分量によって変わります。
熟成期間によって、
味わいが変わっていくのも特徴的。

一方のプロセスチーズは、
ナチュラルチーズを溶かして加工したもの。
保存性を高くし風味が変わらない特徴があります。

では実際に、
工房のナチュラルチーズを食べ比べてみることに!

森崎
「まず軟質タイプからいただきましょう」

軟質白カビタイプ「天」をいただきました。

森崎
「うーんクリーミー。柔らか食べやすい。
 牛さんが目の前を横切りました」

リツ
「おいしい!とろける!」

■天(TEN)648円(内税)

続いて半硬質の「ゴーダ」と、
チェダータイプの「結(ゆい)」。
それぞれ、熟成期間は1ヵ月と3ヶ月です。
まずは、ゴーダから…

森崎
「プリプリ!おせちのかまぼこみたい!
 すごい弾力ありますね」

サヨリ「かまぼこの食感!」

■ゴーダ1296円(内税)

チェダータイプ「結(ゆい)」の味は?

リツ
「おいしい!
 色もこれまで食べた中で一番濃いのに
 そんな味は濃すぎないので丁度いい!」

森崎
「『結』の方がよりうま味が出ている感じ!」

■結(YUI)648円(内税)

最後に、あしょろチーズ工房で最も硬い、
硬質タイプのチーズ「大(だい)」。
その熟成期間は…?

鈴永さん「こちらが6か月です」

食べてみると-
憧れ
「硬い!噛むのが大変なくらい硬い!
 深みのある味ですね。でも美味しい」

リツ「硬い…」

■大(DAI)756円(内税)

同じ生乳からできているのに、
食感も味も違う「チーズ」。
その栄養価について荒川先生に聞いてみたよ。

天使大学看護栄養学部 荒川義人教授
「チーズは乳酸菌や酵素などを使って
 牛乳の成分を固めたものです。
 従って牛乳に含まれているタンパク質や
 カルシウム・脂肪分・ビタミンAなども
 しっかり含まれていますね。
 カルシウムは成長期のお子さんにとって
 丈夫な骨を作る成分ですし、
 また高齢者になっても特に女性の方が
 骨粗しょう症に罹ったりしますので
 そういったことを予防するにも
 毎日食べてほしいのですが、
 脂肪分・塩分の取り過ぎに注意しながら
 チーズを積極的に食べることが大事!」

そのまま食べても、加熱して食べても、
効果は変わらないんだって。
おいしくて栄養もあるなんて嬉しいよね!


2017年02月18日(土) |  チーズ作りをみてみよう!

ここまでチーズの種類や味の違いを
学んだあぐりメンバー。
続いて、あしょろチーズ工房のチーズづくりを
見せていただくことに!

森崎
「どれくらい生乳入っているんですか?」

鈴永さん「約740kgですね」

森崎
「牛乳のパックが740本!
 こんなにたくさんの牛乳見たことある?」

リツ「見たことない!」

鈴永さん
「今は乳酸菌を入れ、発酵させています。
 目には見えないけど乳酸菌が
 いっぱいいるはずです!」

森崎
「あ~いますね~!
 随分といます。増えてますね。
 どんどん増えてます」

憧れ「どうして見えるんですか!」

チーズづくりはまず、
殺菌した生乳に乳酸菌を入れ、
発酵を促すことから始まります。

次に、レンネットと呼ばれる、
生乳を凝固させる酵素を入れ、
固めていくんです。

30分もすると、サラサラだった生乳に変化が…

リツ「固まっているっぽい」

サヨリ「プリンみたい」

森崎
「そうだねお豆腐だとか!」

鈴永さんがヘラで表面をなでると
固まっていますよ。

森崎「うわ~」

憧れ「気持ち良さそう!」

森崎
「うわっ!たまんない…
 オレこういうの大好きなの!」

憧れ「入りたい!!?」

森崎「入りたい??」

そこまでできませんよね…

森崎
「もうこれ牛乳寒天だ」

鈴永さん。ヘラで表面をずっと触っています。

森崎
「いつまでやっているんですか?」

つい感触を確かめたくなるほど、
プルプルの状態になった生乳。
ここからチーズにするため、
釣り糸が張られたカッターで、
さいの目状にカットし、
固体と液体に分離させます。

その後、ヘラで撹拌し粒をさらに細かくします。
水分の少ない硬質チーズほど
細かくする必要があり、
なんと1時間も混ぜ続けるんです!

鈴永さん「8の字にかき混ぜます」

憧れ「それを1時間しているんですか?」

森崎「これは大変だぞ~」

憧れ「ずっと手作業ですか?」

鈴永さん「そうです。回し続けます」

憧れ「ひとりで?」

鈴永さん「はい!」

憧れ「寂しくないですか?」

森崎「それはお仕事だからね!」

憧れ
「何を考えながら回しているんですか?」

鈴永さん「“無”ですね」

するとリツ君
「ちょっとやってみたい!」


2017年02月18日(土) |  じっくり…丁寧に育てていくチーズ

ということでリツ君もかき混ぜに挑戦!

やってみると…

リツ「うううううう…重たい…」

憧れ
「頑張って頑張って!
 でも全然8の字になってないけど、
 リツどうした?」

リツ「重たい…」

森崎
「こっちもあっちも浮いてないぞ」

リツ「ああああ~これ大変…」

憧れ
「リツ、これ1時間だって。どうする?」

リツ「もう嫌だ」

森崎「早いよ~(笑)」

1時間後、分離した水分を抜き、
残った固体を成型していきます。

こうして、使う生乳からチーズが出来る量は、
わずか10分の1。
栄養が凝縮された貴重なチーズは、
乾燥させた後に熟成庫へ-

あぐりっこ「うわ~すご~い」

憧れ「こんなにたくさん!」

森崎「うわっ!いい香り♪」

鈴永さん「150個くらいあります」

森崎
「うわ~すごい。50個欲しい」

熟成庫には熟成期間別に様々なチーズが並び、
日々、風味やうま味を蓄えていきます。
しかし、ただ何もせずに放っておくワケではなく、
ここでも大事な作業があるんです!
鈴永さん
「ブラシでチーズを磨いて いきます。
 チーズの表面に白い酵母が生えていますので
 ブラシで削り落すことで
 風味づけしている状態です。
 酵母が生えてきて、また削り落とすことで
 どんどん風味をつけていきます」

ゴシゴシゴシ…

憧れ「かなりしっかりしたブラシですね」

鈴永さん
塩水で洗います。
 傷をつけることで表面を硬くして
 じっくり熟成できる環境を作っています」

森崎
「いやキレイだねえ~♪
 洗って磨いてピカピカになってる」

チーズづくりに欠かせない、
ブラッシングの作業。
1個8kgほどのホールチーズとあって、
こちらもなかなかの重労働なんです!
サヨリちゃんもやってみますが
「重い…」

森崎
「どれくらいの頻度で磨くんですか?」

鈴永さん「2日に1回ぐらいですね」

森崎「まさか…全部ですか?」

鈴永さん「全部です!」

森崎「ひええええ~」

そうこう話しているうちに
やっと1つの磨きが終りました。

サヨリ「はあ~」

森崎「これを150個だって!」

サヨリ「絶対無理…」

憧れ
「まさかこんなに手間がかかるとは
 知りませんでした…!」

森崎
「手を使うし力も使う。
 美味しいモノって時間がかかるんだわ。




TOP(全件表示)