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2020年06月20日(土) | 日本初の乳牛とは?
2020年06月20日(土) | 三元交配牛のお世話をしよう!
2020年06月20日(土) | 命を守るための最新システム
2020年06月20日(土) | 帯広のベンチャー企業が働き方を変える!
2020年06月20日(土) | 森アナ!エサ押しマシンを操縦!?
2020年06月20日(土) | ミルクで乾杯!北海道酪農の未来は明るい!
2020年06月13日(土) | ♯573 北海道の米特集!
2020年06月13日(土) | 直播き栽培の特徴とは…
2020年06月13日(土) | 種もみ体験!
2020年06月13日(土) | 田植え機からの景色…気持ちいい!

[+10] >>

2015年06月06日(土) |  酒米とうるち米の違いは?

うるち米と酒米の玄米を並べてみました。

直樹さん「(右側)色が白っぽい

秀典さん「(右側)形が細い…」

ではどちらが酒米かな?

大橋さん
右側が酒米です!
 見た目に粒が大きいのと
 ちょっと白っぽく見えますよね。
 中の心白(しんぱく)が大きいので」

森崎
「手に取ってみると…
 お米の中の心白(しんぱく)の部分が
 透けて見えるね」

あぐりっこ「見える~」

生で食べてみると

森崎
「あま味があるような感じがします」

河野
「うるち米と比べると違いは?」

森崎
「(少し考えて…)どっちも一緒かな?」

河野「その粒では違いまではね…」

佐々木
「違いがわからない男になりましたね…」

みんな大爆笑♪

河野「今日厳しいよ!」

粒の状態ではほとんど見分けがつかない
酒米とうるち米ですが
用途が全く異なるお米ということで、
栽培管理は徹底した配慮がなされているんです。

大橋さん
「普通のうるち米も何種類も植えているんで
 全部分けています」

森崎
「ほ場ごとにお米を変えているんですね」

森崎
「例えば酒米と酒米の収穫の間に
 うるち米の収穫が入ったら?」

大橋さん
「そうなったら掃除。
 コンバインの掃除
 徹底してやっています。
 何回かやることになります…」

森崎「たいへん!手間かかるわ」

ニセコ町の酒米作りは、
収穫後の管理も徹底して行われます。
豪雪地帯の豊富な雪を利用した
冷温貯蔵庫で
酒米・うるち米ともに、
高い品質を維持して出荷しているのです。

河野
「ニセコ町で酒米作りが始まって
 品質はどうなんですか?」

大橋さん
『特等』は毎年出ています」

河野「特等が一番上ってことでしょ!」

大橋さん「そうですね」

大橋さんはニセコの酒米生産者グループ
「蔵人衆(くらびとしゅう)」の会長を務め、
高品質な酒米作りを行っています。
その酒米は主に小樽にある
酒造メーカーで作られる
ニセコで限定販売の地酒「蔵人衆」の原料と
なっています。

大橋さん
「取引しているのは田中酒造さんです」

大人あぐりっこ「知っている~」

森崎「見に行きたい!」

お父さんたち「ぼくらは行きたいです」

ということで小樽市の田中酒造へ!

■特別純米酒「蔵人衆」720ml 1543円
酒米「彗星」を使った蔵人衆のお求めは下記へ―
※ニセコ町内で限定販売

道の駅 ビュープラザ
住所:ニセコ町字元町77-10


2015年06月06日(土) |  酒造りを見学しよう♪

ニセコ町の高品質な酒米生産について
学んだあぐり一行。
続いて、その原料を使ってお酒がどのように
作られるのか小樽の老舗酒造メーカー
「田中酒造」で見学させて頂くことに。
案内をしてくれるのは杜氏(とうじ)と呼ばれる
お酒作りの総責任者、寺尾光司さんです。

■田中酒造 亀甲蔵
住所:小樽市信香町2-2
電話:0134-21-2390
営業時間:AM9:00~PM6:00

工場の中に入っていくと大きな鍋が!

寺尾さん
「これは米を蒸しているところです」

森崎「蒸しているんだ~」

寺尾さん
「今日は少な目の40キロですが
 最大で500キロまで蒸すことができます。
 今はニセコ町の酒米・彗星です。

田中酒造では原料となる酒米の7割がニセコ町産。
それ以外も全て北海道産にこだわっています。

蒸し上がった酒米を試食してみましょう。

見た目は?
ガクヤ・ミユ「かたい!」

直樹さん「味がない」

森崎「弾力がすごい!ムニムニする」

寺尾さん
「味がないぐらいがちょうど良い。
 味がありすぎるお米を使うと
 ちょっと“くどい味”の酒になってしまう」

佐々木
「酒米を蒸す前に何か作業はありますか?」

寺尾さん
「玄米の状態で入荷してきますので
 精米します。
 お酒の種類によって玄米の表面を
 何%削るか決めます」

酒作りは「精米」
「洗米(せんまい )」、
「蒸米(じょうまい)」の順に行われ、
酒米を削る精米作業では、
玄米の表面を30%~60%ほど削ります。
この精米度合で
吟醸酒・純米酒・本醸造酒などの
種類に分けられるのです。

続いては洗米の作業も見学!

玄米が入った袋の両サイドをしっかり持ち
水の入った桶のなかでゆするようにします。

寺尾さん
「1・2・3…で100往復します」

寺尾さんがやってみると

シャカシャカシャカシャカシャカ…

森崎
「米ぬかで水が濁ってきた。
 つまり中のお米はキレイになっている」

中腰で数を数えながらリズミカルに
シャカシャカします。

非常に大変な作業ですが、
せっかくなので、
あぐりメンバーも体験させてもらいました。

森崎「よーいスタート」

ジャバジャバジャバジャバ…

ミウ「重い…」

河野「どんどん水が白くなってきました」

そうこうしているうちに…

直樹さん「96 97 98 99 100」ゴール
岳也「97 98 99 100」ゴール

そして秀典さんは「89…」

河野「遅いなっ!」

このあと袋に流水をかけてさらに洗い、
酒米に水をたっぷり吸わせて作業終了。
酒米を洗う洗米作業を体験し、
酒作りで最も重要な
酒母(しゅぼ)」と呼ばれる
お酒の素を作る工程へ―

2015年06月06日(土) |  搾りたて原酒のお味は…?
寺尾さん
「一番最初はこんなに小さなタンクから
 仕込んでいきます。
 この中は仕込み水、麹、酵母菌、乳酸が入って
 最後に先ほどの蒸したお米を入れます」
麹は高温多湿の麹室(こうじむろ)で丸二日間、
じっくり菌を培養させて作ったもの。
その麹やアルコール発酵を促してくれる
酵母などと蒸した酒米を合わせて発酵し、
酒母が作られるのです。

親子で蒸した酒米をタンクに入れます。

温度調整をしながら10日間ほど発酵させて
酒母が出来上がったら、
いよいよ「醪(もろみ)」の仕込みです。

酒母に蒸した酒米・麹・水を3回に分けて加え、
発酵させます。
こうして少しずつお酒になって行きます。

発酵段階のものを見せてもらうと…

森崎
「泡がブクブクしているよね。
 だから生きているんだよ」

直樹さん「ここからお酒に変わっていくんですね」

仕込みタンクで温度は10度前後に保ち、
およそ1ヶ月かけてゆっくり発酵。

発酵が終わった醪(もろみ)を
圧搾機と呼ばれる機械で
お酒酒粕に分けます。

そして加熱殺菌をして
その後瓶詰めをして出荷となります。

ここで試飲をさせて頂きます。

寺尾さん
「昨日搾ったばかりの純米酒原酒です」

ということで造り酒屋ならではの貴重な原酒を!
あぐりっこは米と麹とお湯だけで手軽にできる
甘酒をいただきます。

みんなで「カンパーイ」

まずは甘酒のお味は?
ガクヤ「お米のあま味が湧き出ている感じ」

みゆ「普通の米とは違う甘さがすごい出ている」

直樹さん「スーッて飲めますね」

秀典さん「炭酸のような感じがしますね!」

森崎「さわやか~」

寺尾さん
「かなりフレッシュ感があると思います」

森崎
「まろみを感じますね。ふくよかな甘さ」

森崎
「この酒を作った人は
 相当な腕前なんじゃないんですか?」

すると寺尾さん

右見て…

左見て…

寺尾さん
「(あっ俺か?的なポーズとって)はい!

もう大爆笑!

河野「何なんですか?この二人のコンビ」


2015年06月06日(土) |  お楽しみの試飲タイム♪

じゃ~ん、もんすけです!
北海道の酒米で作る美味しいお酒。
本州産のお酒に負けない美味しさを、
道内の消費者へもっともっと伝えるために、
「酒チェン」と呼ばれる地産地消の取り組みが
行われているんだよ!

北海道酒造組合 専務理事 西田 孝雄さん
「道民としては地産地消をもって広めるために
 北海道の米で北海道の酒を造り
 道民のみなさんに北海道のお酒をより多く
 飲んで頂く…ということから酒チェン!
 飲食店にはどんどん北海道の酒が並ぶように
 持って行きたいし、ここ2~3年で
 100%道産酒の店が出てきていますし
 道産酒の先行きは明るいと思っています」

お酒の地産地消「酒チェン」は、
道産地酒の消費拡大としてだけではなく、
北海道を全体を元気にしてくれる…
そんな取り組みかもしれないね!

森崎
「やっぱり酒造会社さんに来たということは
 試飲は付き物ですよね~」

ということでニセコ町産の酒米で作る
特別純米酒「蔵人衆」と田中酒造の
ブランド大吟醸酒
「寶川(たからがわ)」を試飲させて頂きます。

■特別純米酒「蔵人衆」720ml 1543円
※ニセコ町内で限定販売
■大吟醸酒「寶川」720ml  2000円

まずは「蔵人衆」から。

みなさん、ぐいっといかれました。

河野
「(原種と)全然違いますね。
 まろやかになっている」

直樹さん「落ち着いた感じがします」

森崎
「さっきのはフレッシュだし
 パワーがみなぎる感じだったけど
 すこし丸みを帯びたというか 
 こなれてきたというか…」

秀典さん
「あんまりおいしくない酒は次の日に
 残ったりするんですが
 これは明日もバリバリ働けそう」

どうぞどうぞ…

寺尾さん
褒められてお酒をついじゃうついじゃう…

河野「これどういうシステム??」

さて続いて「宝川」。

直樹さん
「全然違いますね。飲みやすい」

秀典さん「フルーツ的な感じがする!」

森崎
「一番違うのは精米歩合?」

寺尾さん「そうです」

直樹さん
「私あまり自分からあまり飲まないんですが
 でも今日は飲めちゃっている!」

森崎「それはなぜですか?」

寺尾さん
「おいしいお酒を造る寺尾さんのおかげ」

はい…また寺尾さん、ついでくれました。

美味しいお酒で盛り上がっている一方で
佐々木アナとあぐりっこは
店舗売店スペースにある
酒作りで出来る“あるもの“を使った
商品の試食をしていますよ。

林明李さん
「酒粕を使ったおまんじゅうやおせんべい
 きな粉ねじりなどもご用意しています」

食べてみると…

ガクヤ
「お酒っぽいかなと思ったけど
 あんこの甘みと酒粕が混ざっていて
 気にならなくて良い!」

ミユ「ツルツルしていて美味しい」

スープに酒粕を使った「生ラーメン」のほか
様々な商品を販売している田中酒造。
北海道の恵みを余すところなく提供しています。

さて大人がお楽しみの所にあぐりっこが
戻ってきましたよ。

なんと直樹さんの顔が…真っ赤!

直樹さん
「北海道にこんなにおいしいお酒
 あることを知って、
 すごく良かったです」

寺尾さん
「北海道のお酒というのが今
 すごくよくなっています」

寺尾さん
酒米についても質が上がっています。
 金賞を取れるレベルにまでなってます。
 若者たちが酒離れをしていますけど
 飲んでもらえる酒を北海道のお米で
 もっともっと良いお酒を突き詰めて
 作っていこうと思います」

■金賞受賞酒 大吟醸原酒「宝川」720ml 5500円

酒チェンにかける男だちのドラマ…
なんだかジーンときました。

色んな食事にもあう日本酒。
特別な日から普段使いまで…
ちょっとした場面に日本酒はいかがですか?


2015年05月30日(土) |  ♯340 和食・中華に欠かせない名脇役‘ネギ’を知ろう編

マチの人に聞きました。
この野菜どのくらいに食べますか?

「週に2~3回は食べますね」
「ほぼ毎日!」
「冬は鍋に入れるとおいしい」
「シャキシャキしている繊維質なところと
 火を通すとあま味があるのが好き!」
「納豆やそばにいれたりします」
「味噌につけてそのまま食べる!」

と、私たちの食卓にとっても身近な野菜。
その野菜は…ネギ!

ということで、
今回は料理の名わき役ネギ。
意外と知らないあんなことから、
知って得する意外な事実を紹介します。

森崎「ついにできたな…」

あぐりっこ「新幹線!」

佐々木「“はやぶさ”もう大好きです」

佐々木
「私たちが来たのは道南の北斗市。
 今回このエリアで学ぶものがネギ。
 ほぼ通年このエリアで出荷してます。
 まずあぐりっこにネギがどういう風に
 植えられているか書いてもらいました」

さて今回のあぐりっこは初参加、
小学5年の女の子。
石栗奏美(カナミ)ちゃんと
高橋沙季(サキ)ちゃんです。

カナミ
「白い部分とちょっと黄緑の部分が
 土の中に入っていて、
 あとの緑色の部分は外に出ている!」

サキ
「根っこの近くまでは土に入っていて
 そこから上は全部出ている!」

森崎
「どこまでが土なのかな?」

それではネギについて学んでいこう!
まずは外山正彦さんのネギハウスに
お邪魔しました。

あぐりっこ
「うわ~立派!」「背が高い!」「真っ直ぐ」

森崎
「太陽を目指して背筋ピンと伸ばして
 スクスク育っているね」

ハウスの中には5000本のネギがビッシリ!

さてネギの横に並んでみると
「腰くらい来ている!」

自分の書いた絵と比べてみると

カナミ「けっこう長い」

サキ
「白い部分が出てるって書いたけど
 緑の部分しか出てないから違った!」

森崎
「その白い部分がどうなっているのか
 感じてほしいね」

土からスクッと伸びたネギですが
今はどんな状態でしょうか?

森崎「ネギの成長具合は?」

外山さん「だいたい40%

あぐりっこ「え~完成だと思っていた」

森崎
突き破るくらい成長するんじゃない」

外山さん、急に声を大にして
「それはないです!
 ちょっとそれはオーバーですよ!」

外山さんのツッコミにみんな大爆笑♪


2015年05月30日(土) |  白根はどうやって作りのかな?

佐々木
「この後には大切な作業があるんですね?」

外山さん
「これから白根を作るために
 “培土(ばいど)”という機械で
 畝の高さを上げながら
 白根を作っていきます」

森崎
「この白い部分…
 実はまだ出来ていないんです」

あぐりっこ「えっ!?」「えっ??」

ということで土の中のネギは
一体どうなっているのか
特別に抜いて確認してみると-


スポッ

カナミ
「白い部分が全然ない!」

まわりの緑の葉を数枚はぎ取ると
ほんのちょっと白い部分が出てきました。

森崎「短いネギだなあ」

3月に定植し、ここまで立派に育ったネギ。
出荷は6月上旬を目指しています。
それまでの間にネギの白い部分を作るのですが、
その方法というのが…

外山さん
「機械を使って白根を作ります。
 これは培土機といいます」

サキ「除雪機みたい」

ネギの間を培土機が入っていくと
畝に土をかけながら前進していきます。

森崎
「間の土をおこしてネギにかけている」

サキ「盛ってる!」
カナミ
「さっきより土が高くなってる

森崎「土を盛って高くなってるね」

このように土をかけ遮光をし、
白い部分を作るのです。

ちなみにこうした作り方で栽培した
ネギのことを“長ネギ”と言います。

外山さん
「これをだいたい(収穫まで)
 3回に分けてやります」

森崎
「このネギの間っていうのは
 培土機が入って両側に
 しっかりと土がかけられる
 ちょうど良い距離なんですね」

外山さん「67センチなんですよ」

森崎
「白い部分というのはわざわざ農家さんが
 土をよせて培土して育てている」

あぐりっこ「へえ~~」

森崎
「現段階でのネギの生育はどうですか?」

外山さん「順調です」

ということでネギをよく触ってみると…

「やわらかい」「ぷにぷにしているっ」

するとリーダー。河野君の足をさわって
「うーんぷにぷにしてる…って
 河野君の足じゃん」(一人ノリツッコミ)

すると外山さん
「ちょっとヤバイね!それヤバイよ

さすが外山さん!
ツッコミがピリッとしてます♪


2015年05月30日(土) |  甘い…いやっ辛い!

緑の葉がピンと生えているネギ。
白い部分はまだ出来ていませんでした。
しかし立派に育つ長ネギを見て
我慢できないリーダーは…

ガブリ!ムシャムシャ

森崎
「ん!!!甘いっ!甘い」

ところが…

森崎「????ふうああああ」

まわりのみんなも
「リーダー匂いすごい!」

森崎「うわ~強い強いどんどん来た!」

ネギの辛さにやられていきました!

お次は河野くんもチャレンジ。

ガブリ。

河野「はじめ甘いです」

森崎
「そう爽やかな食感で美味しいよね」

河野
てええ~い!
 (訳:辛さがきたああ~)」

あぐりっこも果敢に挑戦!
カナミ「甘い…うわっ!辛いです

サキ「辛い…!」

ネギの辛さと甘さを体験した後は、
体を張ってお手伝い!の
はずだったのですが…

森崎
「さて場所が変わって畑に来ましたよ。
 広い畑だなあ」

外山さん
「ここ一面がネギ畑になるんです!」

森崎「全部?すごいなあ」

佐々木
「あぐりっこがお手伝いをさせて頂けるって…」

外山さん
今日はできません!
 畑の状態が悪いのです」

外山さん
「昨夜、雨が降ってですね…
 畑に湿気があるんで…」

撮影当日は見事な快晴だったのですが、
前日に降った雨の影響で
畑に入る事が出来ないという事なんです。

外山さん
「機械も入られないし
 ネギも植えられない」

森崎「定植ってデリケートなんですね」

苗植えを予定していた日にできないと、
それ以降の作業がずれ込み、
作物の成長にも影響が出てしまいます。
農業は天気に大きく左右されるという事を
改めて実感したあぐりっこでした。

続いてやって来たのもネギ農家さんのハウス。
先ほどのネギとは違った作り方を
しているということでお邪魔したんですが、
歩いても歩いても、
なかなか待ち合わせのハウスに到着しません。
河野君も疲れちゃうほど着きません。
そうしてようやく…

「こんにちは~ハウス何棟あるんですか?」

生産者さん「40棟ぐらい!」

40棟ものハウスでネギを栽培している
坂本幸治さん。
どんなネギを栽培しているのでしょうか。


2015年05月30日(土) |  黒いビニールの正体は??

坂本さんのハウスに入っていると-

森崎「なんか違わないか?」

カナミ「背が高い!」

サキ
「何かついている…下に何かついてる!」

森崎「何だそれは?」

サキ「ビニール??」

佐々木
「さっきは土だったけど…」

カナミ「ビニールが、かぶさっている」

森崎「収穫時期としては?」

坂本さん「適期です」

森崎
「これぐらい大きくなるんだけど
 さっきは土を寄せていた。
 ここは土はどうなっていますか?」

サキ
「土がなくてビニールを被せている」

坂本さん
「これは遮光フィルム。
 これが太陽を遮断して白根を作ります」

森崎
「日光を通さず土と同じ役割をしている」

坂本さんが作っているネギは
この黒いフィルムがポイント。

めくってみると…

あぐりっこ「しろ~~い!」

森崎「白くなっていますね」

坂本さん
「皮をむくと(もっと)白くなります」

収穫してみると…

スポッ…

サキ「あれ??」

森崎「あまりにも簡単!

土の時はけっこう大変でしたが
こちらは全くチカラがいりません。

さてこのネギの大きさは
あぐりっこの胸あたりまであります。

坂本さん
「1m10くらいはありますよ」

まわりの皮をはいでいくと…

カナミ「どんどん白くなっていく」

森崎「うわ~キレイ!ピカピカだね」

坂本さん
「土耕栽培と違って柔らかくて
 あま味もあります!」

ということで恒例の生食!

ガブリッ…

森崎「甘い!でもそのうち…」

あらら辛みもそんなに強くありません。

ということであぐりっこもガブリッ。

あぐりっこ「甘い!」

カナミ「そんなに辛くない」

さらに緑色の部分は
「こっちの方がずっと甘いっ!」


2015年05月30日(土) |  ほぼ一年中たのしめるネギ♪

一口にネギと言っても、
栽培方法で呼び名が違います。

土を寄せて遮光したネギを「長ネギ」。

黒いフィルムで遮光して、
白い部分をつくるネギを
「軟白ネギ」と呼ぶんです。

甘みが強く軟らかい軟白ネギですが
栽培期間に驚きます。

佐々木「栽培で大変なことって?」

坂本さん
冬季の栽培が一番大変だな。
 去年の9月1日に種をまいて
 定植が11月15日

森崎
「冬本番ってときに定植をするんだ」

坂本さん
「そこにビニールカーテンをして
 ネギにもトンネルをかける。
 そして冬を越します。
 その他にボイラーを使います」
坂本さん
「朝晩のカーテン開けトンネル開け。
 毎日の仕事です。
 少しお日様が出たり温度が高いなあ~って
 時は必ず開けます」
 
佐々木
「1棟だけではなくて何棟もあって
 毎日それをみなければならない…」

9か月もの間管理をしなければいけない
軟白ネギをはじめ、
北斗市を含むJA新はこだてエリアでは
ほぼ通年でネギの出荷を行っています。

あぐりっこ
「11月の中旬までだ~」

佐々木
軟白ネギ寒い季節から春先まで。
 ハウスで見た長ネギ夏前から、
 露地栽培の長ネギ夏すぎから冬前まで。
 つまり一年中JA新はこだての長ネギは
 スーパーに並ぶ」

森崎
「こういうふうに長い期間
 北海道産のネギが楽しめるってことを
 この地域は担っているのかもしれないね」

坂本さん
春いちばん!
 道南から野菜を届けることを心がけて
 作っています」

森崎
「春の便りっていうのはここから
 札幌のほうに届いているように感じます」

じゃ~んもんすけです! 
北斗市は「北海道水田発祥の地」
として知られ、
以前は稲作中心の地域でしたが、
30年ほど前から稲作の変わりに
ネギの作付けを進めてきたんだって。

北斗市で栽培された‘ネギ’は
「函館育ち」というブランドで
全国に出荷されているんだよ。

JA新はこだて 蛯名慶徳さん
「“函館育ち”とは野菜や花きなどの
 ブランド力を全国に発信するために
 平成8年に当時の8JAから誕生した
 道南エリアのブランドです。
 トップダウンではなく
 生産者の皆さま、JA、関係機関の皆さまと
 話し合い形式の中で始まり
 品目ごとに出荷規格等を統一して
 全国に出荷してます。
 現在では“函館育ち”のマークは
 ブランド力に加えて
 安全安心のマークとして
 野菜・お米・花き・果樹に広がり
 生産者自らもブランドを守るために
 厳しく取り組んでおります」

へ~!スゴイ!
僕もお店で見つけよ~っと!

さてここからはネギを美味しく
楽しく頂きましょう♪
教えてくださるのは
JA新はこだて大野女性部部長
山上千鶴子さんです。

このレシピのキーワードは
しん・かんせん!?
切り方や食べる場所によって
味や食感が違うネギということで、
3種類の切り方でネギの天ぷらを
作って行きます。

詳しい作り方はレシピコーナーへ!

森崎
「こういう風に切り方や調理方法を知ると
 今日はネギをどうしようかな?と
 使い道が選べるじゃないですか!
 このネギを選べるってことが
 新・感・せんの「選」じゃないですか!」

山上さん「そうですね♪宜しくお願いします」

こんにちは
もんすけがお伝えする週刊あぐりニュース。
きょうはあさってオープンする
札幌の直売所のお知らせだよ。

あさって6月1日にオープンするのは
札幌・南区石山2条9丁目の直売所
「とれたてっこ南生産者直売所」だよ。

「とれたてっこ南」には札幌・南区の
農家の皆さんが作ったアスパラガスや
レタスなど新鮮な旬の農産物が販売!
また、お花や野菜の苗も売っているので、
苗を自宅の庭や畑に植えて楽しんで
みるのもいいよねー。

とれたてっこ南は
6月1日から11月7日までの期間中、
月曜から土曜までの
午前10時~午後3時まで営業しています。
なお日曜日と祝日はお休みです。
国道230号線沿いにお店の看板があるので、
チェックしてみてください。
以上もんすけの週刊あぐりニュースでした。

■とれたてっこ南 生産者直売所
期間:6/1~11/7
時間:10時~15時(定休日:日曜・祝日)
場所:札幌市南区石山2条9丁目
問い合わせ:011-592-6141


2015年05月23日(土) |  ♯339 シリーズ企画‘タマネギ’の1年を学ぼう②編

シリーズ企画
日本一のタマネギ産地でタマネギを学ぼう!
2回目の今回。
あぐりっこがお邪魔しているのは北見市。
まずは前回のおさらいから!

森崎「覚えていることは?」

アヤノ
「1個のコンテナに入っている玉ネギが
 全部で約6000個

そう!貯蔵庫にあるコンテナには
6000個ものタマネギが入っていて、
前回伺った3月には貯蔵庫内に
900万個もの
タマネギが貯蔵されていました!

エマ
「1日の箱詰めが約1万1500箱

またまた正解!
ほぼ全国へ出荷されているタマネギ。
選果場は大忙しでした。

森崎
「JAきたみらいエリアで生産される
 玉ネギを1個1個並べていくと…」

あぐりっこ声を揃えて
「地球2周分!」

森崎「そう地球2周分!」

佐々木
「今は玉ネギの産地として有名だけど
 その前に世界一のシェア
 誇っていた作物があるんですが
 そのヒントというのが…」

藤尾さんの手の中に隠されたものが
その世界一の作物。無色透明の液体で
匂いがヒントなんですが…

「薬みたい」「うがい薬みたい」
「鼻にツーンってくる」
「ミント?」「ハッカ?」

藤尾
「答えはハッカ!エマ正解!」

佐々木
「JAきたみらいの北見市は
 玉ネギの前はハッカの一大生産地だった」

1939年頃ハッカの生産量世界一を誇っていた
北見エリア。世界中で消費される70%もの量を
このエリアで生産していたんです。
実は日本一のタマネギ産地になったのには、
ハッカを生産していた事が関係していました。
という事で今回はJAきたみらいエリアの
農業の歴史を学びます

前回に引き続き玉ネギについて学ぶのは
小学校5年生の4人のあぐりっこ。
ハキハキ山崎瑛万(エマ)ちゃん、
創意工夫が得意な南翔琉(カケル)君に、
しっかりものの登坂亮祐(リョウスケ)君、
そして料理が上手!
常通綾乃(アヤノ)ちゃんです。

およそ80年前、今の北見市周辺では
ハッカを栽培し生活をしている生産者が
たくさんいました。
1934年にはホクレン北見ハッカ工場が開業。
ハッカから油を作り世界中に出荷し
世界の70%ものシェアを
確立していたんです。
北見の礎を形成する重要な産業だったのですが
今ではハッカ畑が広がっていたところが
タマネギに畑に変わっています。

ということで、そのナゾを探りにやってきたのは
ハッカ記念館。施設長の佐藤敏秋さんに
お話しを伺っていきます。
まずはハッカとはどんな作物なのか?

佐藤さん
「ハッカはどこが農作物になるかというと…
 葉っぱなんです。
 ハッカは匂いがしますが、
 その正体は“油”です。
 その油が葉っぱにたまります。
 だからこの葉っぱを大事にしないと
 農家さんはお金にならないんです」 

葉っぱをすり潰して匂いを嗅ぐと…

リョウスケ
「なんかスーッて鼻を通すようなにおい!」

森崎「目がさえるね」

佐藤さん
「おぎゃーって生まれてから今まで
 ハッカにお世話にならない人はいない!」

佐藤さん
「まず熱をとるでしょう。
 腫れた所に塗ると腫れがひきやすい。
 気持ちが落ち着くでしょう。
 目薬や胃薬に湿布薬、歯磨きに入っている。
 お菓子にも入っているよね」
森崎
「食べられるし薬にも使えるし
 人間にとって大変役に立つものですね」



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