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[+10] >>

2015年05月23日(土) |  ハッカから玉ネギへ…
薬などに使うためには葉っぱに含まれる
‘油’を取らなければいけません。
当時は葉っぱから油を取るのも生産者の仕事。
葉っぱからとった油「取卸(とりおろし)油」
ホクレンの工場に出荷。

そこで油を冷やし成分を結晶化させた
「薄荷(はっか)脳(のう)」
その残りの「薄荷油(はっかゆ)」に分けるのです。

佐藤さん
「ハッカは世界中にあるんですが
 日本とヨーロッパでは大きな違いがある。
 それは結晶ができるかできないか。
 ヨーロッパのハッカは日本のに比べて
 (結晶になる成分が)少ないので
 頑張っても結晶が取れないんです。
 それで日本の結晶がどんどん世界に
 買われていったから世界の70%を占めた
 という時代ができたんです」

薬として使えるほどの
成分を含む日本のハッカ。
世界中が注目し需要が増え出します。
しかし1960年ごろから
石油などから作られる合成ハッカと
海外からの安い輸入ハッカに押され
北見のハッカ栽培は厳しくなっていきました。
困った生産者が次に栽培する事にした作物。
それがタマネギだったんです。

佐藤さん
「例えば…田んぼがありました。
 田んぼをつぶして畑に使用とすると
 大変なんですよ。色んな土を入れて
 土壌をかえなきゃいけないでしょ。
 だけど玉ネギの場合は
 ハッカの根っこを全部取ったら
 玉ネギが同じ条件で育った。
 土をいじる必要がなかった」

森崎
「転換がうまくいったんですね」
 
ハッカが衰退の一途をたどる頃、
玉ネギの生産地を拡大する動きが盛んでした。
ハッカを育てていた畑を有効的に使える
‘玉ネギ’はハッカ生産者にとって救世主!
こうして北見市を中心に
タマネギの栽培が増えたのです。

森崎
「運命めいたものを感じますね、
 すごいことがハッカクしましたね」

佐々木「ハッカだけに…」

藤尾
「なんでしょうか。
 今のダジャレでスキッとしましたね」

森崎「ハッカだけにね!」

ここで雰囲気をかえて…

訓子府町とタマネギ
(みなさん弁士のイメージで!)

薄荷の栽培が下火になる中、
生産量を増やしていった作物
それが‘タマネギ’だったのでございます。
北見市の隣町・訓子府町に
タマネギ栽培がもたらされたのは1919年。
後に訓子府町のタマネギ栽培の父と呼ばれる
五十嵐林作(りんさく)がこの地域の土に
着目した事に始まります。

林作(カケル)
「この土なら玉ネギ作れっかなあ」

彼は札幌の丘珠でタマネギ栽培の経験を
積んでいたのであります。

林作
「や~いみんな!この玉ネギっていう
 外国から来た野菜。
みんなで作ってみない?」

農民1(リョウスケ)
玉ネギ?玉ネギなんて初めてみたぞ」

農民2(アヤノ)
「なんか面白そう!作ってみようよ

農民3(エマ)
「よし!作ろう~頑張るぞ~おー

1935年、本格的に始まったタマネギ栽培。
収穫したタマネギは売れに売れ、
大変高価な値がついたのであります。
訓子府町の農民もタマネギ栽培に熱中!

しかし…


2015年05月23日(土) |  玉ネギ畑を見に行こう♪

しかし…
第二次世界大戦がはじまり
状況が一変したのであります。
さらに追い打ちをかける出来事が…

農民1「なんてひどい虫なんだ」
農民2「玉ネギが全然だめだ」
農民3「もうやっていけない~どうしよう」

戦争と当時流行した虫の被害で
タマネギの作付けが
ほぼなくなってしまったんです。

しかし1960年ごろには良い薬が開発され
虫の被害は減り、食事の西洋化により
タマネギの需要が大幅に増えます。
もちろん生産量も飛躍的に伸び
タマネギブームが訪れるのです。そして…

JAきたみらい 石丸秀人さん
「1963年ごろ生産者が生産組織を作ろう
 という声がありまして、
 昭和38年に訓子府町玉葱振興会が発足され
 その後検査体制が構築され
 貯蔵庫も建てられ玉ネギ生産に
 本腰を入れるようになりました」

こうして何十年もの月日をかけて
日本一のタマネギ産地になった
訓子府町を含むJAきたみらいエリア。
現在は500名の生産者がタマネギ産地を
支えてます。

ということで、そのうちのお一人。
前回もお世話になった
小野洋一さんの畑へ伺いました。

佐々木
「前回来た時は雪で真っ白でしたよね。
 今はどういう状態ですか」

小野さん
畑の渇きも順調に進んで
 玉ネギを定植(ていしょく)しています」

森崎「定植って?」

エマ
「玉ネギの育苗を…移し替える?」

森崎「移し替えることだ」

森崎
「今年の定植の状況はどうでしょうか?」

小野さん
「土の状況は今までにないぐらい良いですね。
 最高だと思います!
 君たちが融雪剤をまいた効果だよっ!」

この畑に植えるタマネギは
9月中旬の収穫を目指しています。
そのためには畑に積もった雪を溶かし、
その雪解け水の量が最適な状態で
苗を定植させたいのです。
その水分量というのが…

小野さん
「みんな泥んこ遊びの条件って分かる?」

アヤノ「水がいっぱい!」

小野さん
「そうだよね。
 だけどね畑はそれだと玉ネギを植えた後に
 根が張れなくなるので逆なんです。
 なので土がサラサラしてる状態(がよい)」

森崎「乾燥してるってことですか?」

小野さん「適度の乾燥ですね」

実際に土に触ってみると-
アヤノ「サラサラしている」
カケル「普通の砂よりやわらかい」

小野さん
「いかに根を下に張らせるかが大事!
 これは去年の春まき小麦のカラなんだけど
 有機物を使いながら
 土の団粒性を作りながら…
 土のサラサラを作りながらって
 総合的な要素が含まれてこういう土になる!」
 
森崎
「定植はここに定めるんだって事。
 土をしっかり準備のできた状態でなきゃ
 いけないですよね」

小野さん
「機械で植えることや耕すことが大事じゃなくて
 その前にどのような条件に整えるかが
 農家の技術のだと思いますよ」
 
藤尾「へ~なるほど!」

とここでリーダーが…

森崎
「ちょっとすごい玉ネギの苗でできた道!
 気持ちがいいねえ~」

ゴロンと横になるリーダー。

森崎
「苗の気持ちでさ…いいなあ」

佐々木「今は苗目線ですね」

森崎「あ~気持ちイイ」

伺った頃は定植作業の真っ最中。
一度に4列植えられるというこの機械を使って
苗を一本一本植えていきます。

藤尾
「畑の奥まで約300メートル。
 往復600メートル。
 どれぐらい時間かけて定植するんですか」

小野さん「20分です!」

藤尾「早いですねえ」

ではいよいよ苗の登場です。


2015年05月23日(土) |  苗植えに挑戦だ!

軽トラックがやってきました。

藤尾「銀色の袋に包まれている?」

小野さん
「光を入れないようです。
 そして温度を遮断するためです」

チャックを開けると…苗がいっぱい!

15センチほどに成長した苗。
前回から比べてぐんと大きくなっています。

裏返すと根っこがビッシリ!

あぐりっこの苗植え体験!
普段は機械を使って植えますが、
今回は特別に手植え体験をさせてもらいます。

小野さん
「まずはお尻に力を入れます。
 あらかじめ(苗を入れる)穴が開いてます。
 ここに苗を入れてぎゅっと押さえます」

森崎「いまお尻に力は?」

小野さん「いれました!ギュッギュッ!」

アヤノ「そんなに力を入れて大丈夫?」

小野さん
「葉っぱを押さえたんじゃなくて
 土のかたまりのところを押さえています。
 入れてギュッと押さえています。
 一人一人の植え方次第で秋に収穫する
 玉ネギの大きさが変わります

藤尾「これは大事だよお~」

では定植にチャレンジ!

カケル
「大きい玉ネギになるように頑張ります!」

ではスタート!

小野さん
「白い部分が見えない程度に植えます」

苗を穴に植えてギュッ。植えてギュッギュッ。

風に倒れないように…
しっかり根が張れるように
みんなで作業しましたよ。

さあ定植完了しました!

「大きくなりますように」

いつも明るく楽しい小野さん。
ご指導ありがとうございました。

さてお次はガラリと場所を替えて…

佐々木
「みなさんご覧ください。
 玉ネギを使った加工品もこんなにある!」

JAきたみらい 山原大祐さん
「どれも自慢の商品です」

森崎
「玉ネギ・玉ネギ・オニオン…」

佐々木「どれが気になるかな?」

エマ「おひさまカレー!」

山原さん
「JAきたみらい第一号の加工商品です」

■おひさまカレー(甘口・辛口200g)324円

こちらにはお醤油も…試食してみると。

森崎
うま味がすごい!
 オニオンペーストのように凝縮感がある」

佐々木
「皆さんはこうした加工品を開発販売だけでなく
 加工品を使った料理の提案もしているんです」

■芳醇 玉葱醤油(356円~2484円)

ということでタマネギの加工品を使って
料理にチャレンジ!
今回はオニオンコンソメを使った
だし巻き卵を作ります!

※詳しい作り方はレシピコーナーへ!

《JAきたみらいの加工品について》
詳しい商品については情報は
JAきたみらいのホームページまで
https://www.jakitamirai.or.jp/


2015年05月23日(土) |  オニオンコンソメでお料理作り♪

オニオンコンソメを使って
だし巻き卵にチャレンジ!

さすが女子!
とっても上手に作っていきます…

完成♪

森崎「小学生こんなに上手に出来るの!」

藤尾「上手だ!」

さてお次は男子の出番。先に作った女子が
アシストしてくれたのですが…

アヤノ
「(油を)もっと入れていいっ!」

ついには
カケルから油を取り上げる(笑
(温厚なアヤノが激変です…)

さてこちらエマちゃんも少々ヒートアップ!

リョウスケ「あっ油入れすぎた…」
エマ「大丈夫だって! 」

おっと強気のエマにスタッフも大笑い。

アヤノ
「もういいよっ!押し込んでっ!
アヤノの指導でカケルの卵焼きは
素晴らしい出来栄え!

さてリョウスケは? 
「残念…」

あらら真っ黒!
しかもまさかのひっくり返し失敗!

リョウスケ
「思っていたより…下手だ…(苦笑)」

だし巻卵できました~♪

なかなかやんちゃな卵焼きもあり
驚く完成度のものもあり、
あぐりっこの個性が出た
ダシ巻き卵が出来あがりました。
さらに他にもお料理を作って頂きました。

ではリョウスケ。
ちょっと焦げただし巻卵のお味は?
「ちょっと苦味があって…
 真ん中が甘くておいしい!

上手にできたアヤノ。

森崎「うまいよ~」
藤尾「アヤノのこと女将って呼んで良い?」

※詳しい作り方はレシピコーナーへ!

森崎
「あまり玉葱の加工品って無かったと思う。
 きたみらいエリアではこんなふうに
 お醤油からドレッシング…
 色々作っていらっしゃる。
 町全体がきたみらいの
 玉ネギをPRしてる。
 もう大プッシュできるくらいの玉ネギに
 なってくれたってことですよね。
 これから世界一の玉ネギ産地に
 なっていくんじゃないですか?」

山原さん「なればいいですね!」

あぐりっこの作文より~

『4月29日
今回は玉ネギシリーズ2回目。
みんなで玉ネギの歴史を全力で演じました。
苗を手で植えました。
キツかったけど終わった後はすがすがしかった!
おおきくな~れ!』

お・ま・け!

実はあぐりっこたちは
小野さんに再会できるのを
ものすご~~く楽しみにしていました。
札幌からの移動のバスの中で
小野さんに手紙を書いたり
似顔を書いたり
折り紙を折ってメッセージを書いたり
していたんですよ(自主的です)。

小野さん
「どうしよう…泣けちゃうなあ

玉ネギの形をした折り紙も…

小野さん「よ~し!ビシビシいきますよ」


2015年05月16日(土) |  ♯338 純農boyグランプリ農業青年の夢編

佐々木
「今回は北見市にやって来ました」

森崎
「今年は玉ネギをシリーズで
  学ばせて頂いてますが
 今日はウキウキしているんだよ、ね!
 佐々木さん。
 オレよりも佐々木さんがウキウキしている」

佐々木
「というのも北見市と言えば
 日本一の収穫量を誇るのは…」

藤尾「玉ネギ!」

佐々木
「なんですが…
 作物のほかにもナンバーワンがあるん!」

佐々木「それがこちら!」

森崎
純農(じゅんのう)Boy(ボーイ)??」

佐々木
「全道の青年部から選ばれた農業に
 熱い情熱を注いでいる若き生産者を選ぶ
 コンテストがあるんですが、
 そこで見事グランプリに輝いた方が
 ここ北見市にいるということなんですうう」

森崎「落ち着け落ちつけ…」

森崎
「北海道のイケメン農家さんのトップが
 北見市にいる!」

佐々木「そうなんですよおお」

藤尾
純農Boyって言葉も初めてですし
 コンテストがあるなんてビックリ!」

佐々木
「ありがたいコンテストですねえ♪」

テンションが上がりっぱなしの佐々木アナ!
 
藤尾「大丈夫?今日仕切れる??」

さて純農boyに会いに畑にやって来ましたが…

森崎
「アレ!佐々木さん。
 なんか付いてますよ頭に!」

可愛らしい(?)おリボンを付けて登場の
佐々木アナウンサー。
「これぐらいしないと…」

すると三人の前にトラクターを運転した男性が…

佐々木
「純農boyグランプリの方じゃないですか?
 もうシルエットがカッコイイ!

藤尾「オシャレな髪型だよ~」

さあ近づいてきましたよ~

もう佐々木アナウンサー
興奮を抑えきれません。

すると…

王子様がトラクターから降りてきました♪

「おはようございます!」
キラキラ輝く王子様のような生産者さん…

佐々木アナ。まさに黄色い声で
「おはようございます~~!!」

彼こそ若きイケメン生産者の
遠藤正人さん34歳。
全道JA青年部大会で行われた
「純農Boy北海道オーディション」
グランプリに輝いた好青年です。

森崎
「いや~ハンサムだと
 思ってんだろ~自分のことっ!」

藤尾「リーダー!」

遠藤さん
森崎さんの次ぐらいだと思っています…」
森崎
「チクショー。返しも完璧だ!」

ここで佐々木アナの第一印象を聞くと…

遠藤さん
「雰囲気をとても明るくしてくれる女性で
 紅一点というイメージがありますが
 徳に今日はリボンがとても…
 かわいいと思います!」

佐々木「ですって~!ですって~!」

藤尾「気を遣ってくれたでしょ!」


2015年05月16日(土) |  農業ほど美しい仕事はない!

森崎
「純農boyってどんなものか教えてください」

遠藤さん
農業に対する情熱
 人一倍強くもっていて…

 パフォーマンスや面接を経て、
 全道のJA青年部の中から一人
 グランプリに選ばれます。
 そしてグランプリに選ばれた方は
 北海道農業のPRをする大役を務めます」
森崎
「そうか…北海道農業をPR
するのが純農boy!するのが純農boy!
 だとしたらオレでいいんじゃない?」

森崎
オレでしょう?
 北海道の農業応援団長のオレでしょ?」

遠藤さん
そういうことですね!
 そういうことなんですけど…」

森崎
「何だ!その余裕はっ!」

一同大爆笑。

純農boyを決めるコンテストは2013年にスタート。
未来を担う全道の若き生産者の中で、
農業に対する熱い思い、
そして個性豊かな考えを持って
仕事に取り組む男性が選考され、
選ばれた純農ボーイは、
ポスターモデルやメディア出演など、
様々な形で北海道農業をPRするという
大役が与えられるのです。

今は何の作業中でしょうか?

遠藤さん
「今はてん菜(ビート)の植え付け作業中。
 この畑んで約6ヘクタールぐらい。
 ビートだけで13ヘクタール、
 馬鈴薯・秋まき小麦も合わせて
 全部で約34ヘクタールです」

佐々木「規模が大きいです!」

藤尾「ずっと農業されていた?」

遠藤さん
「ボクはUターン就農なんですよ。
 今年で3年目になります」

東京で10年間働いた正人さんは、
3年前に家業である農業を継ぐために
北見へ戻ってきたのです。

森崎「なんで戻ってきたの?」

遠藤さん
「ひたむきな両親の姿を子供のころから 
 ずっと見ていて、
 かっこいいなと感じていました。
 それが大きなきっかけです」

佐々木
「今はそうかもしれませんが
 昔はどうだったんですか?」

遠藤さん
古臭いなって印象がありましたが
 大人になって社会に出たときに
 それがとても魅力的だな…
 こんなに健康的でやりがいのある
 仲間の絆も強い
 美しい仕事はなかなかないと思いました」

農業の1年がスタートするこの時期は、
ビートやジャガイモを畑に植える作業で
大忙しという正人さん。
生産者としての自覚と誇りを持ちながら、
充実した毎日を送っています。

ところが遠藤さん。
実は前の職業異色ということで
早速あぐり一行は遠藤さんのご自宅へ
うかがうことになりました。


2015年05月16日(土) |  実は…ミュージシャンだった♪

おじゃましま~す!

すると…

森崎「ギターいっぱいあるけど??」

藤尾「カッコイイ~」

森崎「何このギター?」

遠藤さん
「実はもともと東京で
 アコースティックギターリストそして
 ギター教室の経営など音楽家として
 仕事をしておりました」

正人さんは2008年に
メジャーデビューを果たした
アコースティックギターリスト。
さらにアーティスト活動をする傍ら、
音楽教室も営んでいた方なんです。

現在ご自宅の2階は音も出せて
レコーディングもできるようになっています。

とここで「北海道の恵みの雨」をイメージして
演奏していただくと…

ジャンジャンジャン♪♪
(爽やかなでなおかつ、疾走感あふれる曲を
 演奏して下さいました)

パチパチパチ

佐々木「すごい~!」
藤尾「何なにスゴイ!」

月に1~2回程度のライブ活動も行っている
という正人さん。
アーティストとして音楽を届けるのはもちろん
生産者ならではのトークを交えながら、
農業の魅力を発信しています。

森崎
「憧れの地・東京でミュージシャンという
 道もあった訳じゃないですか?」

遠藤さん
「農業をすることで音楽農業の良さ
 伝えられるメリットがあるんじゃないかな
 という考えに変わったんですよね」

森崎「そうか~」 

コンテストでもギターの技を披露。

藤尾
「農業ってチカラ仕事じゃないですか? 
 そういうのは大丈夫でした?」

遠藤さん
「逆にいい運動になって
 農家健康法みたいな…あるように感じる!」

藤尾
全て前向きな答えが返ってくる!」

藤尾
「話していて農家さんになりたいって
 気持ちになってくるもん」

遠藤さん
農家さんは絶対良いです!
 憧れられる職業だと思います」

森崎
「こういう風に自分のやっていることを
 良いですよ!おススメしますよって
 言える人を求めていました」

遠藤さん
「農業は1番かっこいい仕事だと思っています」

藤尾
「うわ~ちょっとマイルドにした
 リーダーに見えてきた」

佐々木「熱い想いがね!」

藤尾
「リーダーと言ってること一緒だ」

さてここで、あぐり王国をイメージして
即興で曲を作ってもらうことになりました。

曲のイメージは
森崎
「土にまみれてはしゃぐ子供の姿とか…」
藤尾「緑も頑張っているぞ…」

するとジャララ~ン♪
ンジャッンジャッ…ポロロローン♪
(素晴らしい壮大な曲でございます…)

曲を聞いて…

森崎「うわお!爽やかな曲だなね」

藤尾「すごい~カッコイイ

佐々木
「最初は柔らかく入ったのですが
 途中からテンポアップして
 明るいイメージになって」

森崎「もう応援してるよね!」

あぐり一行も大感激でした。


2015年05月16日(土) |  パワフルな奥様登場!

とここで気になるのは…

藤尾
「僕思うんですけど
 めちゃくちゃモテると思うんですよ」

佐々木「ステキ過ぎますよね」

藤尾
「彼女さんとかいるんですか?」

遠藤さん
「あの~農業をやっていく上で 
 女性のパートナーは
 必要だと思うんですよね。
 僕もすごく大事にしておりまして…
 ボクの奥さんが…」

佐々木「えっえっ!?ちょっと…??」

森崎「結婚しているんだ…」

すると突然、乱れる佐々木アナ

佐々木
「ちょっと待って下さいよ」

あ~ら!可愛らしいリボンを投げ捨てて
しまいましたよ~(笑)

佐々木
「え~でもどんな方なんだろう?」

遠藤さん
「小柄なのにパワフルで
 ボクが好きになった魅力的な女性です」

佐々木「感服…」

みんな大爆笑です

ビートな苗をトラックに積む作業をされている
ということで早速伺いました。

藤尾「結構体力のいる仕事じゃないですか?」

「こんにちは~」

奥様の遠藤幸枝(さちえ)さん。

藤尾
「小柄な体で想いケースを運んでましたが
 大変じゃないですか?」

幸枝さん
「最初は大変でした!今は大丈夫ですよ」

ここで藤尾君も持ってみると…
「重いっ!!」

佐々木
「奥様軽々と持っていましたけど…」

藤尾「1日何個くらい?」

幸枝さん「100~200個くらい?」

森崎
「ハウスで苗が育って、
 畑に植え替える作業ですから
 こうして搬出する作業が大切ですよね」

奥様の幸枝さんは伊達市出身。
東京で5年間看護師として働き、
正人さんの就農を期に退職、そして結婚。
農家の嫁として正人さんをサポートしています。

森崎
「実際やってみてどうですか?」

幸枝さん
「看護師より楽しいです。
 自然と触れ合えますし
 地域の方々との関わりが密なので
 そこが楽しいです」


2015年05月16日(土) |  農業ほどやりがいのある仕事はない!

佐々木
「農家さんのお嫁さんというのは
 旦那さんの仕事を影で支えたり
 縁の下の力持ちというイメージがありますが
 一緒に頑張っているように思います」

遠藤さん
「女性が縁の下というイメージだと思うが
 今は農業に関わらず男性とか女性とか
 並列だと思うんですけど、
 それをもっと根付かせていきたいな…
 というのは2人で話すことです。
 農協青年部は男性しか行かない!という
 イメージがありますけども
 今回初めてJAきたみらいの青年部
 所属することを目指してみたり…
 これからの農業を女性がもっと活躍できる
 機会を作るよう先進としてやっています」

JAきたみらいでは青年部が農業に関わる
様々な勉強会やレクリエーションなどを行って、
部員同士の交流や連携を深めたり、
生産者の女性グループ「フレッシュミズ」でも、
料理講習会や加工品の企画を行うなど、
農業の未来を担う若者たち
積極的に活動しています。

さてここからは幸枝さんの自慢の手料理を
いただくことに…
小麦畑をバックに頂くメニューは
地元産ジャガイモ「男爵」を使った
カレー風味のインド料理「サブジ」。
そしてパンにマッシュポテトと
生ハムなどをのせて味わう「タルティーヌ」。
さらに生でも食べられる
地元名産サラダほうれん草の「サラダ」と
男爵の「ジャガイモプリン」です。

※詳しい作り方はレシピコーナーをご覧下さい!

森崎「おいしい~」

藤尾「甘いなあ」

佐々木
「サラダホウレン草はシャキシャキした
 食感も良いですねえ」

ジャガイモのプリンは
リーダ―も佐々木アナウンサーも
感動の味わい!

森崎
これうめ~
 ジャガイモが粗い感じだけど食感がうめえ」

佐々木「おいしい~」

森崎「カフェのデザートクラスです!」

さて今回取材してみて…

佐々木
「お二人の農業の考え方って
 みんながステキ・オシャレって観点を
 どんどん取り入れてる」

藤尾
「若い子にも興味を持ってもらいやすいよね
 若い子が興味を持てばブームにもなりますから
 農業のイメージが変わっていくと思います」

森崎
「もう農業ブームは来ているんですよ」

遠藤さん
「農業は3Kという印象は
 随分前に終わったと思うんです」
遠藤さん
「仲間の絆もすごく強くて、
 こんなにやりがいのある仕事は無いと思います。
 それをボクは音楽を通して純農boyとして
 北海道農業・日本の農業をPRしていきたい」
幸枝さん
「嫁ぐのを迷う方もいらっしゃると思いますが
 実際に嫁いだら真逆で普通のビジネスマンとか
 OLさんよりオシャレも出来るし
 家族経営なので人間関係のストレスもないし
 すごいおいしいものを食べられるし
 お嫁さんにどんどん来てほしいし
 嫁いだらたくさん良いことがあることを
 知っていただきたいと思いますし
 そのために活動していきたいです!」

森崎
婚活イベントがあったら
 司会で呼んでくださいよ」

幸枝さん
「いいですか?嬉しい!」

佐々木「私は参加しますけど…」

皆さんこんにちは。
来月美唄市で行われる婚活イベントの紹介です。

「美唄で婚活!ビバコン」は、
美唄市内で農業を営む独身の男性が
花嫁さん候補の女性と出会うために
毎年夏と冬にJAびばいが行っている
婚活イベント!

今年夏のビバコンはお店で美唄名物を食べながら
親交を深めるよ~!落ち着いた雰囲気で
気軽にお話できる時間を大事にしているんだって。

この夏のビバコンは来月21日(日)。
詳しくはJAびばいのホームページか
ご覧の電話番号までお問い合わせください。
前回の「ビバコン」では3組のカップルが
誕生したんだって!
次に出会うのはあなたかもしれないよ~
以上もんすけの週刊あぐりニュースでした。

-------------------------------------------
《ビバコン2015爽風会》
日時:6月21日(日)16:00~
開催場所:美唄市内

《女性の参加者募集》
・30~40代の独身の女性15名ほど
・参加費は無料(交通費は自己負担)

■問い合わせ
 JAびばい 0126-63-2165
 ホームページ http://www.ja-bibai.or.jp/


2015年05月09日(土) |  ♯337 道総研畜産試験場で自給飼料を探る編

森崎「うお~立派だなあ」

佐々木
「今回はなかなか
 立ち入る事が出来ない
 施設にやってきました」

やって来たのは新得町のとある施設。
さあどんな施設なんでしょうか?
一緒にお勉強してくれるあぐりっこを
ご紹介!今回のあぐりっこは
元気いっぱい男の子コンビ!
特技は陸上、
6年生の今井大賀(タイガ)君に
動物が大好きでいつも笑っている
4年生の毛利公耀(タカアキ)君です。

佐々木
「今日私たちが来ているのは…
 北海道総合研究機構
   畜産試験場」

森崎「ということは?」

タカアキ
ちくさんだから~に関係あること?
 牛乳とか??」

森崎「牛とか牛乳の他は?」

タイガ「う~ん難しくなるなあ…」

実はこちらの施設、
北海道の畜産の未来の姿を
見ることができるというのです!

佐々木
「ちなみにですが…
 みなさんペットは飼ってないですよね?」

タカアキ「いない」

タイガ「ザリガニ」

佐々木
「今日のある施設は…
 テレビに映るのが初めてかもしれません」

藤尾「何何なに?それスゴくない?」

森崎
「今日はいつもと違うぞ!緊張感がある!」

ということで今回は
私たちの食卓の未来が見える
畜産試験場を探ります。

お話をうかがうのは
家畜研究部技術支援グループ 
宝寄山(ほうきやま)裕直さま
「ここ畜産試験場では豚や牛の品種改良
 エサや飼い方の研究をしたり
 病気の予防法に関する研究をしています」

こちらの施設では様々なグループに分かれ
専門的な研究を行い、
科学技術という側面から 
畜産王国北海道を支えているのです。

森崎「これが敷地全体図?」

宝寄山さん「一部なんですか…」

森崎「すごい大きさだ」

宝寄山さん
「敷地全体では1600ヘクタール弱!」

研究のために育てている家畜の
畜舎が色々あります。

宝寄山さん
黒毛和牛を中心に肉牛を
 約600頭飼って研究をしています。
 離れた所にあるのは豚の施設。
 衛生的に非常にシビアで離れていて
 実は私も入ったことはありません!
 豚を管理する人以外は入らない」

森崎「へええ~」

宝寄山さん
「羊もいますしニワトリもいます」

佐々木「ニワトリも!」

宝寄山さん
「乳牛は家畜の病気のための研究で
 飼っています」

宝寄山さん
「こちらは畜産試験場の全景を表したもの」

森崎「模型の部分はどの辺り?」

宝寄山さん「(赤い囲)ここです」

森崎「えええ~広い!」

宝寄山さん
「端から端で約10キロ。東西で5キロ」

森崎「忘れ物したら大変だなあ」
 
広大な敷地で研究を行っている
こちらの畜産試験場ですが
まずは豚の研究について学んで行きましょう!

教えていただくのは
家畜研究部 中小家畜グループ
岩上 弦太郎さんです。
どのような研究をしているのかというと…

岩上さん
「ここでは豚の品種改良をしています。
 いっぱい子供が生まれるように!
 早く育つように!
 そういうエリート達を選びをしてます。
 またブタたちがどうやったら
 いっぱい産んで大きくなるのか?
 そしてどうやったらお肉がおいしくなるか
 そういう研究をしています」

森崎
「ブタの飼い方の面で言えば…
 あなた長けてる!」

藤尾
「ぼくはもう豚の飼い方に関しては…
 約16年の付き合いなので!
 ポイントはほどよいストレスを 
 与えてやる」

ところで皆さんよくスーパーで
「SPF豚(とん)」という文字を
目にしたことはありませんか?

SPF豚とは豚の生産性を高めるために、
豚の発育を低下させたり、
死亡させたりする‘特定の病気’を
排除する環境で育てた豚のこと。

柔らかい肉質が人気なのですが、
このSPF豚の品質に関わる
豚の品種改良をこちらで行っているんです。

まずその豚の名前はというと…

岩上さん
「ハマナスW2(ダブルツー)」

藤尾
「なんだか線路の上を走っていそう!」




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