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2020年03月28日(土) | ここで森アナにドッキリが…
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[+10] >>

2012年08月18日(土) |  水を入れて温度調整!?

田植えから14日後と40日後では
随分見た目が違います。

森崎
「クキが増えているね~」

佐々木
「これを《分げつ》と言うんですよね」

山田さん
「田植えの時に苗を2~3本ずつ持って
 植えてくださいと言いましたよね。
 それが25~26本ぐらいに分げつするんです

稲が成長するにつれて
根元から次々と新しい茎が出る
イネ科特有の成長過程「分げつ」。
なかでも「ふっくりんこ」は、
23本程度の分げつが最適と言われ、
枝分かれをした茎には、
やがて沢山の穂が出てきます。

田植えから穂が出るまでは、
水田の水の量・温度など
徹底した管理
が行われるんです。

山田さん
「分げつが終わったら
 今度は穂が出る準備をするんです。
 その時が一番危険な時期です。
 なので田んぼの水を20cmぐらいに保つ!」

森崎
「どういう事ですか?」

山田さん
「水で温度を調整するんです。
 そのために夜に水を入れる
 《深水(ふかみず》をして、
 昼真の太陽の光で水を温めます。
 こうして田んぼを15℃以上に保ちます
河野
「水があったら冷えそうなイメージですけど
 そうじゃないんですね。
 昼のうちに、いっぱい水を貯めておいて
 太陽を当てて温かくして
 夜もその温かい水で過ごすんですね」
森崎
「みんな意外じゃない?
 寒くなるな~って時は水を入れる。
 それが《深水》と言うんですって。
 そうしたら温度の低下を
 ある程度防げるんですね」

稲作は古くから
「人の足音を聞いて育つ」とも言われます。
田んぼへ何度も足を運んで稲の成長を見たり、
水の管理をすることが、
美味しいお米を作る秘訣となんだそうです。

森崎
「農業番組では田植えと稲刈りくらいしか
 追いかけませんから…こういうふうに
 毎日の管理が重要なんだというのは
 改めて農家の方に
 感謝申し上げたいですね」

じゃ~ん!もんすけです。
春から秋まで手間ひまをかけて栽培されるお米。
「ふっくりんこ」を含めた
全ての品種の北海道米の種は、
道内7カ所およそ100戸の種子農家で生産!

その種が全道およそ1万5千戸もの農家に
供給されているんです。
中でも「ふっくりんこ」の種は、
道南の北斗市だけで栽培されているんだよ。

北斗市水稲播種組合
白戸 昭司組合長
「年間通して3~4回、田んぼの中に入って
 穂の付け根の《カン》という部分が
 長かったり短かったり、毛が長かったりと
 おかしな稲を取らなければいけない」

白戸さん
「食べるお米を作る農家のみなさんが 
 安心して作れる
 種作りをしていきたいです」

種も道南で作られるお米「ふっくりんこ」。
生産に携わる人たちのこだわりと情熱が、
ぎっしり詰まったお米なんだね。


2012年08月18日(土) |  稲の小さい花…見つけられるかな?

さてみんながいる田んぼの状態は?

山田さん
「今は穂が出て花が咲く状況なんです。
 白い小さな花なんですけど
 朝2時間ぐらいしか咲かないんですけどね」

この花が見れるのかどうか…
まずはあぐりっこが5月に田植えをした
田んぼに行って稲の生長を確認しましょう!

河野「わかるみんな?」

あぐりっこ「あそこだ~」

河野「すごい成長してる!」

森崎「すごいじゃん!」

あぐりっこ
「メチャクチャ大きくなってる」

佐々木
「自分達が植えた稲が
 育っているのを見て、どう思う?」

ハヤト
「なんか…自分の子供みたいに思える!」

森崎
「小学校5年生にして…
 自分の子供みたいに愛着をもっている!」

森崎
「けど2~3本植えたものが
 約10倍近くに“分げつ”で
 株もとが広がっていったんだね」

では貴重な稲の花を探してみましょう!

山田さん
「これが咲いた後なんです!」

森崎「咲いた後??」

河野「何か白いところありますね」

山田さん
「今日は太陽が照ってませんから…
 太陽が出ていないと花は咲かないです

みんなで花を探してみますが
すべて開花した後のものばかり。

本当に一瞬しか咲かないので
簡単には見ることは出来ないようですね…

山田さん
「米の花って白くてブワ~ってなっているのを
 イメージしているかもしませんが
 実際は小さい花なんです。
 開花して受粉するんじゃなくて
 もみの中で受粉して、
 そしてもみが開いて白いおしべを
 出すんです。
 それが花となるんです。
 この花が無い…ってことは
 もみの中で受粉していないことになるので
 不稔米(ふねんまい)というキチンとお米が
 実らないものになるんです」

森崎
「花はちゃんと実るよっていう証なんですね」

稲は8月上旬に、
穂が出て花が咲く
「出穂(しゅっすい)・開花期」
と言われる時期を迎えます。

開花するのは晴天で気温が高い
午前10時頃から2時間程度だけと言われ、
その開花からおよそ40日で収穫となるのです。


2012年08月18日(土) |  虫取り網登場?病害虫チェック!

佐々木
「ではこの夏場に大切な作業とは?」

山田さん
「米の一番の大敵『いもち病』の予防や
 害虫などに気を使っていますね」

山田さん
「『いもち病』は最初は葉っぱにつく、
 黄色い斑点ですけど枯れちゃうんです。
 しかも広がり方が早いんです」

森崎「感染するんですか?」

山田「ハイ。しかも次の年も菌は残ります」

河野
「それは自分で見て探すんですね」

山田さん
「いもち病だけでなく虫もチェックします。
 小さくて葉やクキに付着していますから、
 害になる虫か良い虫か見て行きます」

佐々木「遠巻きから見ているだけですか?」

山田さん「まさか!入りますよ!入るか?」

あぐりっこ「入りたい!!」

森崎
「この子たち早く田んぼ入りたいんですよ~」

ということであぐりっこ着替え!

佐々木
「みんな大丈夫ですか?
 気合入ってますか?」

あぐりっこ「はい!」

佐々木
「じゃあ田んぼの中にレッツゴー!」

ヌルッと田んぼに入るあぐりっこ。

タクヤ「気持ちいい~!」

森崎「稲踏んずけないでよ~」

河野「なんかいる?」

タクヤ「いる!丸っこいのがついてる!」

山田さん
「どれどれ…虫っぽいねえ~」

よーく見ようとする山田さんですが…

山田さん
「老眼で見えません!」

森崎「ちょっとちょっと…それは問題!」

意外な落とし穴がありましたが、
なんとか病害虫かを確認!

山田さん
「葉を食べていないですよね。
 なのでこれは害になる虫じゃないですよ」
森崎
「確かにね、自然のものですから
 虫はどうしても付くんですよね。
 その被害を最小限に食い止めるというのが
 農家さんも大変なところですよね。
 チェックは怠れないですよね」
各農家では、こうした病害虫チェックのほか、
防除が必要な害虫がいないかどうか
虫網を使って稲に付く虫の数を調べたり、
常に病害虫被害の拡大を最小限に防ぐ努力
行っているんです。

2012年08月18日(土) |  ふっくりんこをいただきま~す!

虫網チェックでは害虫は見つかりませんでした!
ちなみに悪い虫とはどういうのでしょう?

山田さん
「蚊のちょっと大きいような
 緑っぽいヒゲの映えたようなカメムシです」

森崎
「そういう虫が見つからなかったから
 農薬をまかなくてもいいんですか?」

山田さん
「いいですよ。
 今の農薬は自然に優しいものですから
 田んぼにはカエルもいるし
 いろんな虫もいるし…
 昔は虫など全部全滅させるような
 薬しかなかったですけどね…」

厚沢部町を含む道南地域では、
行政機関と連携した水田病害虫に関する
積極的な取り組みが行われています。

渡島総合振興局
渡島農業改良普及センター
深尾 伸一さん
「道南地域の農業改良普及センターでは
 農家のみなさんに様々な技術情報を
 FAXや現地研修会などを通して提供してます。
 『グリーンタイム』などを活用して
 病害虫の情報をいち早く農家のみなさんに
 知らせています。
 また定期的に水田パトロールを行って
 現場を見ていち早く農家のみなさんに
 情報を送っています。
 農家さんのサポートということで
 一緒に仕事をさせてもらっています」

美味しくて安全・安心なお米「ふっくりんこ」は、
いろんな人達によって支えられているんだね。

田んぼのチェックをしてみた感想は?
アユ
「悪い虫はいなかったから
 これからも安心安全に育ってほしいです」

森崎
「次は稲刈りだね~
 それまでよろしくお願いします!」

「ふっくりんこ」をいただきましょう~

お料理を教えてくれるのは…
4月に温湯種子消毒のご説明をしてくれた
JA新はこだて大野支店の田山光幸さん。

森崎
「アナタは食と言う字は『人』を『良くする』
 教えてくれた金八先生じゃないですか~」

田山さんが教えてくれるのは
地元の食材がたっぷり入った
「やきとり弁当トマト味(仮称)」です。

串に刺した地元産のししとうとアスパラ、
地元産のネギを挟んだ豚串、
そして名産のミニトマト「アイコ」を
それぞれを網の上で焼いていきます。

続いて名産のトマトや野菜でじっくり煮込んだ
特製トマトソースに、
生のトマトを入れて味を整えたら、
「ふっくりんこ」のご飯を容器に盛り付けます。

最後に焼いた串をご飯にのせて、
先程のトマトソースをたっぷりかけます。

佐々木
「もう一品も作ってもらいました」

田山さん
「『春よ恋』の小麦を使っていますよ」

みんなで「いただきま~す」

タクヤ「美味しい!!」
ルリ「いつもトマトより甘くなって美味しい」
 
森崎
「焼き鳥なんだけどイタリアン!うまいわ」

河野「ご飯おいしい!」

佐々木
「美味しいものでお腹いっぱいになりましたけど
 また秋に稲刈りに来ますからね!」

森崎
「また同じの食べたい!
 フルコースでいただきますから!」

最後に厚沢部町からお知らせがありますよ。

JA新はこだて工藤寛生さん
「JA新はこだてファーマーズマーケット
 『あぐりへい屋』は食と農がお互いに
 助け合う場所を目指して
 7月にオープンしました。
 当店では地元の新鮮な野菜やお米、
 地元の野菜を使った惣菜や加工品なども
 豊富に取り揃えております。
 みなさんのご来店をお待ちしております」

■あぐりへい屋
 住所:北斗市東前62
 ℡:0138-77-7779

こんにちは、週刊あぐりニュースです。
こだわりの野菜や果物を使った絶品メニューが
お手頃価格で食べられる
ホテルランチバイキングのお知らせです。

ホテルの一流シェフによって調理された
和洋中の料理やスイーツ!
これらの料理に使われている食材は
全て後志産の農産物なんです。

これは
「後志をもっと知るべし!フェア2012」の催し。
ホテルニューオータニ札幌にあるレストラン、
「フォーシーズン」でランチバイキングとして
食べられるんです。

しかもランチバイキング会場の入り口で配布された
アンケート用紙に回答すると、
馬鈴薯など農産物のプレゼントもあるんですよ!

ランチバイキングは
来週の月曜日20日から22日水曜日の
3日間期間限定で行われます。

『後志をもっと知るべし!フェア2012』
日時:8/20(月)~22(水)3日間限定
場所:ホテルニューオータニ札幌 B1
  「フォーシーズン」
  札幌市中央区北2条西1丁目1  
  電話:011-222-1111

ランチバイキング:
大人1500円
シニア(65歳以上)1260円
小学生以下 840円(全て税込)

問い合わせ 011-232-6445
(JA後志地区青年部協議会事務局)

--------------------------------------------
続いては、石狩管内の採れたて野菜の
直売フェアのお知らせです。

来週の25日(土)と26日(日)、
石狩管内の各青年部が収穫した
農産物の直売があります。
どんな野菜が並ぶのかと言うと…

JA石狩地区青年部連絡協議会のみなさん
「こんにちは!
 JA石青協の藤城です。岡野です。早渕です。
 私達が手にしている野菜は
 石狩で取れた野菜です。
 この野菜を中心にいろんな野菜を
 売りたいと思います。
 特に今が旬なトウキビ・ブロッコリー、
 トマト・キャベツ・ピーマンなどあります。
 売上の一部は東日本大震災の義援金として
 被災された生産者に寄付いたします。
 当日は青年部みんなでお待ちしています!」

 
場所は狸小路5丁目の「道産食彩ハグマート」。
当日は石狩管内の青年部のみなさんが
店頭に立って直接販売されるようです!

JA石狩地区青年部連絡協議会のみなさん
「札幌近郊にもいろんな農畜産物が
 たくさんあることを知ってほしいです。
 僕たち自慢の野菜を是非食べてみてください」

地場産の野菜が豊富に採れるのは今だけ! 
地場産野菜を楽しみましょう! 
以上、週刊あぐりNEWSでした。 

《札幌近郊の野菜 農産物直売フェア》
日時:8/25(土)・26(日)10:00~
場所:道産食彩HUGマート内 
   札幌市中央区南2条西5丁目(狸小路5丁目)

問い合わせ:011-232-6445
      JA石狩地区青年部連絡協議


2012年08月11日(土) |  ♯205 日本最長の農業用水路を巡る旅編
佐々木
「突然ですが臨時あぐりニュースです。
 先月29日(日)美唄市で農業用水路沿いを歩く
 イベント《北海幹線用水路ウォーキング》が
 開催されました。
 今年で7回目を迎えたこのイベントは、
 空知管内に広がる多くの水田に水を供給する
 日本最長の用水路《北海道幹線用水路》沿いを
 散策して、美しい田園風景を楽しむというもの。
 子供からご年配の方まで数多くの方が
 参加しています。
 来年も7月最後の日曜日に開催予定です。
 以上、臨時あぐりニュースでした」

森崎
「日本最長の農業用水路!
 ぜひ見てみたいです!
 行ってみよう~

一斉に「おお~~」

今回のあぐり王国は、
日本最長の農業用水路
「北海幹線用水路」を散策♪
一行がやって来たのは、
雄大な空知川が流れる赤平市。

佐々木
「我々がいるのは空知川から
 用水路へ水を送り込む
 【北海道頭首工(ホッカイトウシュコウ】
 という設備なんです。
 つまりここがスタート地点なんですよ」

佐々木
「ここの水が使われている田んぼの面積は
 26,000ヘクタール!
 札幌ドームで表現すると…
 4,700個分! 」

森崎「うえ~~」
河野「よく分からないでしょ?」
森崎
「けど4700個の札幌ドームにちゃんと
 水を行き届かせるだけの用水路だよ!!」
河野「す・すごいですね…」

佐々木
「ということで今日は大規模なあぐり王国に
 なりそうですね!あぐりっこもよろしく~」

今回参加してくれたあぐりっこ隊は、
小学5年生のソウイチロウ君、
初参加の小学5年生のヨウジ君。
6年生のモモカちゃん。

みんなで両手を広げて-
森崎
「今日のあぐり王国はダイナミックだ!
 日本サイチョ~~(最長)」

最長といっても、一体どのくらいの長さかな?
モモカ「50キロ?」
ヨウジ「100キロ!」
ソウイチロウ「76キロ!」

佐々木
「ここは用水路のスタート地点です。
 一体ゴールはどこにあるのか?行きましょう」

まずは散策のナビゲーターさんに会いに
スタート地点「北海頭首工管理棟」へ向いました。

森崎
「ここはどんな施設なんですか?」

北海道開発局 岩見沢農業事務所所長
川口清美所長
空知川から用水路に水を取り入れる所の
 水量を調整している所です。
 空知管内、広い水田があるので
 たくさんの水が必要なんです。
 なので用水路でまとめて水を取っているんです」

森崎
「そういったシステムがないと
 これだけの田んぼには水が賄えないですよね」

空知川の水を用水路へ引き込む設備
「北海頭首工(ホッカイトウシュコウ」。
ここでは1秒間におよそ4万4,000リットルもの
空知川の水が用水路へと送り込まれ、
その水量は1年間で3,500億リットル
札幌ドームで換算すると
およそ200杯分にもなるんです。

森崎
「モニターに何か映ってますね」

川口さん
「水を取り入れるところが映ってます。
 ゴミの状況や水がどれぐらい入っているかが
 見られます」

なんとココで川口さんからサプライズ!
特別にあぐりっこたちに管理用カメラの操作を
体験させてくれることに!

あぐりっこ「うわ~動いた~」
森崎「ナイスズーム!」

ついつい楽しくなりましたが…

川口さん
「常にここで状態を確認しなくてはいけない!」

森崎
「管理がしっかりなされているんですね」


2012年08月11日(土) |  大地を潤せ!先人の想い…

とココで意外な事実が-

川口さん
「ここは歴史もありますので
 “北海道遺産”
 指定されているんです!」

森崎「へえ~~」

じゃ~ん もんすけです。
空知川の水を大量に取り込む「北海頭首工」。
この施設や北海幹線用水路の全ての管理を
行っているのが《北海土地改良区》
その歴史は90年以上もさかのぼるんだって!
北海土地改良区理事長
眞野 弘さん
「北海幹線用水路を語るときには
 やっぱり100年前の先人の想い
 よみがえるんです」
眞野さん
「不毛の石狩平野…
 母なる石狩川の左岸地域一帯を
 穀倉地帯にしたいという思いがあったんです。
 工事が着工したのは大正13年(1924年)。
 そして4年たらずで出来たんです。
 当時はもちろん機械技術もないし、
 たくさんの作業員が必要だったんです。
 そういう想いが実のって水田が出来ていった…」
眞野さん
「この北海幹線用水路によって
 空知の広大な米どころが、
 しっかりと作られ・守られてきている…
 ということがで
 北海道遺産にも認定されたんです。
 我々も北海幹線用水路をシンボルとして
 改良区の運営もやらせてもらっています」

さてあぐり一行はどうなったかな?

川口さん
「水を取り入れている“入り口”まで
 行ってみましょう!」

森崎
「実際に見れるのかなあ~」

ということで用水路のスタート地点に行くと…

ヨウジ「あった!」

河野「結構な速さで入っていますよ!」

森崎「引き込んでるね!」

あぐり一行が立っている、
その下から水を取り込んでいます。

川口さん
「この水が反対側に流れ出ています」

森崎
「コッチだって!行こう」

取り入れ口の反対側に行ってみると…

あぐりっこ「波がスゴイ!」

森崎「これじゃん?」

川口さん「じゃなくて用水路です!」

佐々木「水の量がすごいですよね」

川口さん
「深さは2m30cmぐらいありますよ」

森崎
「こういうふうにたくさんの水が
 用水路を通って田んぼに行っているんだ!
 どういう風に流れているか…
 見に行きましょう!」  

いよいよ用水路散策スタート!


2012年08月11日(土) |  水が水の上を通る??ビックリ水の橋?

スタート地点の北海頭首工がある
赤平市を出発した一行は、
北海幹線用水路を辿りながら、
赤平市のお隣「砂川市」へやって来ました。

森崎
「いや~田んぼがいたる所にあるねえ~
 あれ?田んぼの奥に見えるのは
 “鉄橋”ですか?」

川口さん
「いいえ…用水路なんです!」

森崎
「あれも?川の上を通っているんですか?」

川口さん
「はい!道路みたいなんですけど
 あれも用水路なんです」

森崎
水の上(川)“水の橋(用水路)”
 横断する!!」

河野
「普通“橋”っていったら人を通すものですが
 これは“水”を渡すための橋なんですね」

ということで特別に用水路の橋を
見せてもらうことに!

用水路を見てみると…
森崎「(水が)いっぱいじゃん!」
あぐりっこ「速い!」

川口
「こちらがさきほど見ていた“水の橋”です。
 この下に川が流れているんです」

これはもともとある川を避けるための
用水路の橋なんです!

佐々木
「専用の“水の道”なんですよね」

森崎
「よく出来ましたね…」

森崎
「いつくらいからあるんですか?」

川口さん
昭和4年(1929)に出来てます。
 もう85年ぐらいになりますね。
 水をこうやって運ぶことで
 空知で水田が開拓できた…
 ということもありますね!」

モモカ
「下に川があって…
 用水路が高速道路みたいでスゴイと思った!」

河野
「作った時って重機とか無い時代ですよね… 
 すごいですよね」

川口さん
「人の手で作ったんですよね…」

「北海幹線用水路」は、
できるだけ水が自然に流れるように
いろんな工夫や仕掛けが施されています。

長い用水路の途中には、
いくつもの川や線路があるんだけど、
それを横切るための用水路専用の橋が
15カ所も作られていたり、

大きな川のように、
橋を上に通せない場所では、
川の底に用水路を通した
『サイフォン』と言われる設備もあるんだよ!

2つの水路にある程度の水位差を持たせる事で、
高い方にある管の入り口から水が吸い込まれて
低い方にある管の出口からは
水が自然に吹き上がる…
という科学の原理を利用したものなんだ。
「北海幹線用水路」は
こうした人間の知恵と最先端技術が結集した
画期的な水路なんだね。

森崎
「先人たちの知恵と文化を結集させてね、
 我々の生活を豊かにしてくれたって
 ことですもんね~」

北海幹線用水路の重要さを改めて感じた一行は、
用水路を辿り砂川市から美唄市へと向かいます。


2012年08月11日(土) |  茶碗一杯のご飯に必要な水は?

佐々木
「我々美唄市にやって来ました。
 スタート地点から36Km!
 ここで…終わりじゃないんですよね?」

川口さん
「ハイ!まだまだ続きます」


佐々木
「じゃあココは何なのか?と言いますと…」

川口さん
「《美唄市親水公園》です。
 実は地面の中に水路が流れているんです」

川口さん
「水路の上を公園にして
 景観づくりの利用しているんです」

この美唄市親水公園は、
地中に用水路が通った珍しい公園で、
市民の憩いの場として活用されているんです。
ココで用水路の役割を改めて感じてもらいたいと、
川口所長があるモノを見せてくれました!

川口さん
「あぐりっこにコレを数えてもらいたい!」

テーブルの上にはナゾのペットボトルが…

あぐりっこ
「イチニイサンシイゴウ…100本

森崎
「1本が2リットルだから」

あぐりっこ
「200リットル!」

川口さん
「実はですね…
 お茶碗1杯のご飯に必要な水の量なんです」

森崎
「みんなは広い用水路を見てきたよね。
 それを使ってお米になるまでを
 お茶碗1杯分で割り算をしていくと
 200リットルの水が必要になるんだって!」

ヨウジ
「たった1杯だけなのに
 この水の量はかなり多いと思います!」

森崎「水に感謝ですなあ~」

佐々木「こうやって目で見るとビックリ!」

ここで空知管内でとれたお米のおにぎりを
みんなでいただきました~!

みんなで「いただきま~す!」

ヨウジ「かなり美味しい!」
ソウイチロウ「●□△※●□△※…」
森崎「そうだよねえ~!」

美味しいおにぎりで
お腹も心も満たされた一行は、
美唄市を離れ三笠市を抜けて
岩見沢市栗沢町へ…

森崎「いよいよゴールですか?」

川口さん「まだです!」

森崎
「まだですか~
 けどみんな見てごらん!
 水田がきれい!
 色がはっきりしていて!」

川口さん
「ここはちょっと変わった農法が
 行われている場所なんです」

一行が訪れたのは、
栗沢町由良(ゆら)地区にある
春木和昭さんの農園。
昔ながらのある自然農法が
行われているんです。

森崎「ちょっと見えた?」
あぐりっこ「鴨?」
森崎「カワイイね!」

春木さん
合鴨農法と言って無農薬
 お米を作ってます!」

春木さん
「田んぼ一面に合鴨を離して
 雑草を食べさせたり、
 泳いで水を濁らせて、
 新たな雑草を生えなくさせるんですよ

森崎「へえ~そんな効果があるんだ」


2012年08月11日(土) |  用水路の旅路に見つけたものは…感謝!

愛らしい姿に似合わず
雑草や害虫を食べてくれる
力強く頼もしいパートナーの合鴨。
特別に触らせてもらいました。

森崎
「貴重な体験したね。なかなか出来ないよ!」

赤平市をスタートして、
砂川市、奈井江町、美唄市、岩見沢市を通り、
続いてのまち「南幌町」へ。

森崎
「いろんな町を渡ってきましたね!」

川口さん
「みなさんお疲れ様でした。
 南幌町がゴールです!

森崎「ゴールということは?」
川口さん「用水路が無くなるということです」

森崎
「日本最長の農業用水路。
 何Kmぐらい移動したと思う?」

モモカが50Km、ヨウジが100Km
ソウイチロウが76Kmと予測していましたが…

佐々木「約80Kmです!」

森崎
「ソウイチロウ!すごい近いよ~!」

佐々木
「今日は用水路を巡る旅をしてきました…
 ついにゴールに着いたということで
 ある体験をさせてもらえるんです!」

川口さん
田んぼに水を入れてもらおうと思います」

河野「スゴイごほうびに聞こえます!」

では用水路から田んぼへ給水します。
蛇口を右にひねると水が田んぼに流れます。

森崎
「じゃあ行くぞ~ようすいろお~

モモカ
「わあ~どんどん流れている!」

森崎
「なんかお疲れさんって感じだね。
 なんだろう…用水路LOVE♪

河野
「分かります!
 さっきから用水路を見たらトキメクんです。
 移動してても『あれ用水路じゃない?』」

最後に南幌名物の「キャベツ天丼」を
いただきました~!

モモカ
「この水で育ったから美味しいし
 北海道って広いから、
 やっぱり水は大切なんだって思った

さて用水路を巡る旅にでてみて
どう感じたでしょうか?

ヨウジ
「今日は用水路LOVEになっちゃいました!」

川口さん
「ふだん用水路を造ったり直したりしてますが
 なかなかこういうことを聞くことが無くて
 本当に嬉しいなと思いました!」

北海道の食を陰で支えてきた農業用水路。

先人たちの想いや驚くような工夫や技術…
そこには日本最長というだけではない
ダイナミックな物語がありました。

そして今も続いている大地を命で潤す
水たちの旅路…

見慣れた田んぼにも「ありがとう!」って
伝えたくなる1日でした…


2012年08月04日(土) |  ♯204 ひまわりの里・北竜の環境に優しい農業生産

森崎「いや~ステキだなあ~」

河野「一面、黄色ですね~」

森崎「美しい!どうだ?あぐりっこ?」

さて今回のオープニングは
ニコニコマークのような
ヒマワリ畑からスタート!
…と思いきや…

あぐりっこ
「…キレイ!…???(苦笑)」

河野
「あぐりっこに気を使わせましたね」

森崎
「まだ咲いていない!」

佐々木
「まだ時期が早かったようで…」

今回やって来たのは北竜町の「ひまわりの里」。
およそ23ヘクタークの広さに
130万本ものひまわりが作付けされていて、
毎年夏になると「ひまわりまつり」が行われます。

■第26回 ひまわりまつり
日付:7/21(土)~8/25(土)
場所:北竜町 ひまわりの里
問合せ:℡0164-34-2111
    北竜町役場商工ひまわり観光林務係
※現在5分咲き。満開は11(土)頃の予定。

佐々木
「もともとはJA女性部が植え初めたもので
 現在は観光協会の方が管理していて
 観光スポットとして人気がありますよね」

森崎
「じゃあ今日はひまわりの取材?」

佐々木
“ひまわり”という名前のつく
 スイカメロンを取材します」

森崎・河野
スイカメロンだ!
 夏のフルーツだあ」

森崎「ヤッター!オレだけ?」

夏・ひまわり・北竜町!
今が旬の絶品フルーツ! 
その名も
「ひまわりスイカ」「ひまわりメロン」。

夏を代表するフルーツを勉強していきます!

佐々木
「さてみんな、スイカとメロン
 どちらがスキかな?
 スイカシールとメロンシール、
 どちらかを胸に貼ってもらおうと思います」

ユキハはメロン派。
カオリもメロンの方が好き!
タケシはメロンがちょっと苦手で
スイカに一票。そしてタカトは…
タカト「どっちもスキ!!」
では中立です!

ということで、
あぐりっこはシールを貼り終えました。

ちなみに河野君はメロン派。
佐々木アナはスイカ派。
そしてリーダーは中立を宣言しました!

佐々木
「さあ取材していくと
 今貼っているシールと違う方が
 好きになるかも…」

今回紹介するのは北竜町自慢の
「ひまわりすいか」と「ひまわりメロン」。
まずは“ひまわりすいか”を栽培して9年の
渡辺俊成さんのハウスへ…。
ひまわりすいかって一体どんなスイカかな!?

森崎「葉っぱがスゴイ!」
あぐりっこ「長い!」

ハウスは全長100m。
夏の昼間の気温は30℃にもなります。

スイカの実を発見しました!
森崎「かわいいね~大きさどうだい?」

タカトとタケシ
「ちっちゃい!ミニサイズみたい!

森崎
「これはまだ成長していない?」

北竜ひまわりすいか生産組合 組合長
渡辺さん
「小玉スイカなんです!」




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