今月
1998年05月
12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31
アーカイブ
2021年03月
2021年02月
2021年01月
2020年12月
2020年11月
2020年10月
2020年09月
2020年08月
2020年07月
2020年06月
2020年05月
2020年04月
2020年03月
2020年02月
2020年01月
2019年12月
2019年11月
2019年10月
2019年09月
2019年08月
2019年07月
2019年06月
2019年05月
2019年04月
2019年03月
2019年02月
2019年01月
2018年12月
2018年11月
2018年10月
2018年09月
2018年08月
2018年07月
2018年06月
2018年05月
2018年04月
2018年03月
2018年02月
2018年01月
2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年09月
2017年08月
2017年07月
2017年06月
2017年05月
2017年04月
2017年03月
2017年02月
2017年01月
2016年12月
2016年11月
2016年10月
2016年09月
2016年08月
2016年07月
2016年06月
2016年05月
2016年04月
2016年03月
2016年02月
2016年01月
2015年12月
2015年11月
2015年10月
2015年09月
2015年08月
2015年07月
2015年06月
2015年05月
2015年04月
2015年03月
2015年02月
2015年01月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年09月
2014年08月
2014年07月
2014年06月
2014年05月
2014年04月
2014年03月
2014年02月
2014年01月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年09月
2013年08月
2013年07月
2013年06月
2013年05月
2013年04月
2013年03月
2013年02月
2013年01月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年09月
2012年08月
2012年07月
2012年06月
2012年05月
2012年04月
2012年03月
2012年02月
2012年01月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年09月
2011年08月
2011年07月
2011年06月
2011年05月
2011年04月
2011年03月
2011年02月
2011年01月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年09月
2010年08月
2010年07月
2010年06月
2010年05月
2010年04月
2010年03月
2010年02月
2010年01月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年09月
2009年08月
2009年07月
2009年06月
2009年05月
2009年04月
2009年03月
2009年02月
2009年01月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
ページ内検索

   表示:全て(3473件)
<< [-10]
2020年03月07日(土) | ジャングルを切り開く…開墾の苦労
2020年03月07日(土) | 先人の思いを忘れない…
2020年03月07日(土) | 異国で農業技術向上を目指す!
2020年03月07日(土) | パラグアイの農業発展を支える
2020年02月29日(土) | ♯559 北大ワイン・シードル編
2020年02月29日(土) | ワイン生産学の学びとは?
2020年02月29日(土) | ワインは全てを学べる学問!
2020年02月29日(土) | プラチナ触媒とは?
2020年02月29日(土) | 朝採れリンゴのまんまフレッシュ!
2020年02月29日(土) | シードルとセクレトのフロマージュ!
2020年02月22日(土) | ♯558 ヤンマー・農業機械 編

[+10] >>

2011年12月24日(土) |  驚きの大きさ!生乳貯蔵タンク
酪農家が搾乳した生乳は
専用の車が集めに来ます。
その名は「集荷ローリー」。
20トンもの生乳を貯蔵できるタンクを装備。
決められた地域の牛舎を回り、
集荷していくのです。
担当者はタンクに移す前に必ず、
品質の確認と試飲をして異常が無いかをチェック!
生乳の品質に万全を期します。

メリークリスマース! もんすけです。
留萌管内にはおよそ270の酪農家がいて
年間12万トンの生乳を生産しているんだよ。
管内の牧場で生産されたミルクは
道北2か所の工場に出荷されています。

初山別村より南の生乳は
みんなが飲む牛乳にするため旭川の工場へ!

そして遠別町より北の生乳は、
‘あの商品’に生まれ変わるため、
幌延町まで運ばれるんです!

さて何に変わるのかな?
その答えの前に
天塩町の生乳生産の特徴を聞いてみたよ。

JAてしお 佐藤聡さん
「JAてしおでは家畜ふん尿を畑に「肥料」として
 還元するスラリー方式を整備しています。
 酪農を経営する上で基本の
 土づくり・草づくり・牛づくりをさらに構築するため
 関係機関と協力してプロジェクトチームを立ち上げ
 草地の成分分析や牧草栽培の畑を新しくするなど
 栄養価の高い良質な牧草栽培を心がけています」

牛さん、美味しい牧草食べて、
美味しいミルクを出してね!

さて生乳が生まれ変わる“あの商品”とは何か?

森崎
「雪印メグミルク株式会社
 幌延工場にやってまいりました!」

北海道北部エリアで生産された生乳は
こちらの工場に集められたます。
天塩町の生乳のほぼ100パーセントが
ここで乳製品に加工されるんです。

森崎
「集荷ローリーで生乳が運ばれてきたら
 どうなるんですか?」

工場長 安藤信幸さん
「まず大きな体重計で集荷ローリーごと
 重量を測ります。
 そして生乳の量を測ります」

安藤工場長
「そしてローリーからサンプルを取り検査をします。
 生乳の品質・新鮮であることを調べます。
 
 検査が終わったら、タンクの中に一旦蓄え
 その後加工します」

森崎
「あのタンク巨大ですね?」

安藤工場長
1棟に集荷ローリー10台分ぐらいは入りますね!」

どのくらい大きいか藤尾君にタンクの前に
立ってもらうと…

森崎
「タンクでかいわ!」

安藤工場長
「20mぐらいの高さがありますよ」

森崎
「最大でどれだけの生乳を貯蔵できますか?」

安藤工場長
「130トン×6棟=780トンです」

このタンクに貯蔵する生乳は
たったの2日分!
運ばれた生乳は新鮮なうちに
どんどん加工していきます。
では、その製品があるという場所へ
案内してもらいましょう。


2011年12月24日(土) |  生乳から生まれる加工品の数々…

森崎
「倉庫の中にやってきました」

あぐりっこ「寒いです!」

安藤工場長
-8℃ぐらいあります」

安藤工場長
「ここの工場で作っているのは…
バターです」

森崎
「みんな見たことある?」

あぐりっこ「ある~~!」

安藤工場長
「今ここの倉庫の中に約10万個あります。
 一日でできるバターの量です」

森崎
「毎日10万バター!?」

安藤工場長
「ここから日本全国へ出荷されます」

国産バターのおよそ1割がこの工場で、
天塩町などの生乳を原料に作られているんです。

生乳からできる製品を見てみましょう。

藤尾
「いっぱいありますね」

安藤工場長
「ここの工場ではバター3種類と
 スキムミルクの原料の脱脂粉乳を
 作っています」

生乳は殺菌をして牛乳になったり、
チーズやヨーグルトなど、
いろいろな商品になるんです。

特別に出来立てのバターをいただくことに!

佐々木
「その日に出来たものをいただくなんて…」

安藤工場長
「こんなことはまずないですね!」

さてそのお味は-

ミユちゃん
ミルクの味もするし
 スゴクなめらかでおいしいです」

安藤工場長
「ミルクの味がしますよね。
 これは出来立てだけなんです!
 数日でこの味は消えてしまいます

森崎「そうなんだあ~」

シンノスケ君
「なんかね…ちょっとしょっぱいって言うか
 牛乳の味はしてて…
 うん!うまいわ!」
北海道全体で一年間に生産される生乳は
389万7千トン!
そのおそよ7割が乳製品に加工され
残りが飲む牛乳になるんです。
北海道の生乳は
魔法瓶の様な断熱構造で保冷性能が備わった
ホクレン丸にのって海を渡り、
全国に出荷されているんだよ。
すご~い!

2011年12月24日(土) |  チーズ作りに挑戦!

森崎
「牛乳を使ってチーズ作り~!!」

教えてくれるのは渡辺詩穂さん。
なんと詩穂さんは今年の9月、
留萌管内で第一号となる
チーズ工房を開いたチーズ職人。
天塩町の観光スポットにと
地元の期待を一身に受けて
オープンした「べこちちファクトリー」。
自分の家で生産されるミルクを使って
数種類のチーズを作り販売しています。

今回教えてくれるのは「さいて食べるチーズ」。

渡辺さん
「豆腐にみえるコレはカードです。
 チーズの素になるものですよ」

このカードを細かく切ってお湯を入れ温めます。
お湯の熱でどろっ柔らかくなったカードを
今度は、練ります!

渡辺さん
「ひとまとめにしていくように!」

藤尾
「なんか粘土みたい!」

と作業をしていると
手際の良い女子チームが男子のお手伝いを!

森崎
「おおっお姉さん!」

佐々木
「なんか良いですね~」

女の子チームはパプリカ、
男の子チームはコショウで味付け。
冷めないように手早く混ぜていきます。

今度は軟らかくなったカードを伸ばしていきます。

渡辺さん
「伸びたら半分に折って、また伸ばしていきます」

伸ばした後は、冷水につけ冷やします。
冷やして固くなったら好きな大きさにカット。

最後にうまみを出し保存効果を出すため
塩水につけます。

こうしてあぐりっこの力作。
さいて食べるチーズが完成しました!

藤尾
「本当にさけるのかな?」

タクヤ君
「さける!さける!さける!」

森崎
「さける~スゴイ!」

ミユちゃん「美味しい!」

ミルクの変化を目の当たりにしたあぐりっこ。
チーズ作りは大成功でした。

渡辺さん
「酪農の魅力は搾乳や牛と付き合うだけじゃなくて
 他にも色んな物があります!
 何かアピールしたいと思って
 チーズ作りを始めたので、
 これからどんどん仲間がふえてくれれば
 いいなと思います」

■渡辺さんお店情報■
チーズ工房べこちちFACTORY
住所:天塩町字タツネウシ3416-34
電話:01632-4-3553
HP:てしおグルメ便 http://teshio-g.com/

最後にJAてしお女性部の皆さんに、
ミルクをたっぷり使ったクリスマスディナーを
用意してもらいました!

あぐり一同大絶賛のお料理でした。
リーダー曰く
「美味しいプレゼントをいただきました。
 天塩にはサンタさんがいました!」

※詳しい内容はレシピコーナーへ!

最後に牛乳や乳製品にはどんな栄養が
含まれているのか教えてもらいました。

天使大学看護栄養学部 荒川義人教授
「栄養価の高いタンパク質と
 カルシウムが特徴的です。
 チーズにするとタンパク質が
 凝縮されて効率よくとれ
 ヨーグルトにするとカルシウムの
 吸収性を高めます」

成長期のみんなには、
積極的に食べてほしい乳製品です。
是非たくさん食べてくださいね!


2011年12月17日(土) |  ♯173 「おやつ」の大切さを再認識!編

「御八つ」「おやつ」

そのルーツは1日2食だった江戸時代、
現在の午後3時に当たる「八つ時」に
農民などが体力を維持するために
食べていた間食に由来しているのだとか-

現代でも「おやつ」は食後のお楽しみや
ストレス解消など色々あります。

でも「おやつ」には大切な働きがあるのです…

天使大学 看護栄養学部 荒川義人教授
「おやつは食事と食事の間に食べる間食
 子供にとっては健全な成長に必要な
 栄養素を補うというコトもあります。
 また勉強や運動で疲れた体を癒してくれます。
 大人にとってもリラックスして
 楽しい雰囲気を作る…そういう事もあります」

ということで、
今回のテーマは「おやつ」!
食べるだけじゃない、
様々な効用をお勉強していきます。

佐々木
「みなさんこんにちは~」

森崎
「さて今回は《おやつ》がテーマ。
 いつものあぐりっこのほかに
 お母さんにも来ていただきました」

宮下親子と塚原親子に
来ていただきました。

あぐり家族「こんにちは~」

森崎
「おやつってどんなイメージかな?」

ヒカリ君「美味しい!」

河野「好き?」

ヒカリ君「好き!」

森崎
「今日は畑ではなく大学で勉強しますよ」

札幌の天使大学。
看護栄養学部では看護や栄養学を学び、
卒業生は看護師・保健師・
助産師・管理栄養士など、
食や健康に関する分野で活躍しています。

こちらで教鞭を執られているのが
栄養の解説でおなじみの荒川教授です。

今回はおやつについてバッチリ
教えていただきます!

荒川教授
「おやつ!間食とも言いますけど
 その大切さについて勉強していきます。
 そもそも“おやつ”って
 本当に必要でしょうか?」

森崎
「ええっ!無いと寂しいです」

荒川教授
三度の食事。それが1番大切です。
 だけどお昼食べてから夜ごはんまでって
 けっこうお腹空いたりしないかな?

河野と森崎 声を合わせて…
「空きます~~」

荒川教授
「例えば運動するともっとお腹空くし…」

森崎「空きます」

荒川教授
「そういうときにちょっと
 栄養的に補給する。
 これがおやつの大事な役割ですね」

河野
「ボクのおやつはお菓子じゃなくて
 しっかりカツ丼とか食べてます!」

荒川教授
「食べるぎると良くないですね!
 基本は毎日の食事です。
 足りないものを補うのがおやつですよ」 

森崎「何を食べるかって事にもなりますね」

荒川教授
「そうです。年齢が低いとお腹も大きくないから
 食べられる量も少ないです。
 なかなかキチンと栄養的に取りきれない。
 その足りない栄養を充分に補って
 健全な成長につなげるのがおやつですね」

活動量の多い方や、
一度の食事で必要な栄養を取りきれない
育ちざかりの子供には、
おやつは大事な栄養補給なのです。


2011年12月17日(土) |  甘いおやつは脳のエネルギーになる!
ここで、おやつ事情をチェック!
みなさんは、何を食べていますか?

塚原ファミリーは
ドーナツ・チョコレート・みかん。

宮下ファミリーは
クッキー・ケーキ・チョコレート。

荒川教授
「だいたい定番ですね。
 どうしてもおやつって言うと甘い物で
 逆に甘い物は悪いんじゃないかという
 イメージを持っている子供も
 いるのかなって思うんですけど、
 決して甘い物が悪い訳ではありません」

荒川教授
「例えば脳が疲れているときに
 ガソリンとなってもう1回脳を動かしてくれる、
 そんな働きもあるので甘い物も
 良いと思います。
 ただ甘い物はどんどんどんどん
 取ってしまう可能性があるので
 上手に使っていく必要があると思います」
河野
「確かに…アリさんもそうですけど
 ケーキバイキングなんかでも
 すごい行列できますもんね」

荒川教授
「甘い物をとると安心したりリラックスして…」

河野
「幸せになりませんか?」

荒川教授
「なります!楽しくなります」

森崎
「そういう効果があるんですか?」

荒川教授
「あるんです」

荒川教授
「例えば脳を幸せにする
 セロトニン(神経伝達物質)が増えるとか
 科学的に研究されています」

河野
「科学的に理由があるんですね」

糖分は脳のエネルギーとなる
ブドウ糖を素早く供給し
記憶力の向上注意力や忍耐力の維持などが
期待できるのです。
そして特におススメなのが、
砂糖と小豆で作られる“あんこ”。

荒川教授
「小豆はタンパク質が非常に多いんですね。
 ご飯のタンパク質は栄養的に
 ちょっと弱いんです。
 それを小豆と一緒に食べると、
 ご飯の弱さを見事にフォローしてくれる。
 栄養価の高いタンパク質に変わります。
 お赤飯に小豆が入っているのは
 理にかなっている」

河野
「おはぎも良いですね」

荒川教授
「小豆はタンパク質も良くて、
 食物繊維もあって
 そしてポリフェノールも入っている。
 素晴らしい素材です。 
 食物繊維をお砂糖と一緒に
 食べることによって
 砂糖の吸収を抑えてくれて
 甘く食べながらエネルギーを抑えてくれる…
 という働きもあるんです」

森崎
「いいですね~
 そういうおやついいですね」


2011年12月17日(土) |  手作りおやつが食への関心を引き出す!

さてココで手作りおやつについて…

宮下さん
「ロールケーキやクッキーを手作りしてます」

佐々木
「リクエストとかするの?」

コウタ君
「たまに言います。ロールケーキ作ってとか」

荒川教授
「大変ですが出来るだけ手作りすることによって
 子供とのコミュニケーションにもなるし
 食に対する関心も出てきます。
 色んな効果が出てくると思います」
荒川教授
「コミュニケーションの題材として
 おやつを使っていただければなと思います」

森崎
「一緒におやつを作ることによって
 食材への興味にも繋がりますよね?」

荒川教授
「例えば卵は生卵で食べたり卵焼きにしています。
 それが小麦粉と一緒にホットケーキにすると
 ふわあっと膨らんで全く別のモノに変わる。
 この辺が食べ物に対する関心を呼び起こす、
 大きなキッカケになると思います」

森崎
「親子間で伝えられる楽しみですね」

荒川教授
「全部手伝わなくても
 最初か最後だけでも良いですよね。
 『ちょっとこういう風になるから見においで』
 と言って見てもらう。
 そんなので良いと思いますよ」

森崎
「楽しいよね」

河野
「ボクの母親がよくチーズケーキを
 作ってくれまして…
 それボクも作れるんですよね!
 そのとき習っていたことで…」

荒川教授
「河野さんの食に対する関心・ルーツは 
 お母さんの作ってくれたチーズケーキ。
 丈夫な骨!これもチーズケーキにあるかも!」

さてここでおやつにオススメの食材を
教えていただきましょう。

荒川教授
「果物には体の調子を整えるビタミン・ミネラル、
 お腹の調子を整える食物繊維が入ってます」
 野菜もだいたい同じモノが期待できます」

河野
「キャロットケーキとかパンプキンプリンとか…」

荒川教授
「それでも良いですし
 例えばジャガイモ・サツマイモだと《ふかす》。
 すり潰して違うモノに変えるだとか…
 色んな使い方がありますよね」

荒川教授
「なんと言っても1番は乳製品です。
 丈夫な骨や歯を作ってくれるカルシウム
 いっぱい入っているし、その吸収が1番良い。
 これをおやつとして活用していってほしいです」

森崎
「子供にとってカルシウムとは?」

荒川教授
「カルシウムは一生懸命食事をとっても
 なかなかちゃんと摂取できないんです。
 なので意識的におやつで補って頂ければ!」

森崎
「北海道は牛乳の宝庫ですからね。
 野菜も果物も北海道はおいしい物が
 いっぱいあるから、おやつは是非
 北海道のモノを食べてもらいたいね」

荒川教授
地産地消型のおやつ!
 というのはどうでしょうかね」


2011年12月17日(土) |  噛む“おやつ”で頭もスッキリ!

ここからは食べ物を噛む
「咀しゃく(そしゃく)」の大切さについて
教えていただきましょう。

藤川歯科・小児歯科医院院長 歯学博士
藤川 隆義さん
「最近のお子さんは噛む回数が少ないので
 あごの発育が良くないです。
 《そしゃく》することで、
 あごの発育が良くなります」

藤川さん
「それに頭への血流も増えるので
 思考力や記憶力がアップしますよ!」

そしゃく回数が多いということは、
あごの運動量が多いということ。
あごが丈夫
になるうえ、
たくさんの唾液が出るので消化にも良いのです。

藤川さん
「噛む回数が少ないと歯列不正と言って
 噛み合せがよくない状態になります」

森崎
「大事ですね!
 そしゃく 大事!」

藤川さん
「肥満防止ってのもありますよ」


河野
「肥満防止って言うとき
 ボクにしか向いてなかった!」

藤川さん
「噛むことが満腹中枢を刺激するので
 過食にならないんですね

さてココにミカンとミカンジュースが
並んでいます。

荒川教授
「ミカンの方はしっかり噛まなきゃいけない。
 ジュースはそのまま飲んで
 噛む必要がないから大きな違いがありますね。
 
 ビタミンCの差はほとんどないですけど
 ただ搾ったら搾りカスは除かれていますから
 食物繊維は期待できないですよね」

ちなみにこんなデータも…

現在、一度の食事でのそしゃく回数は
620回。

ところが干物や木の実など
硬い物が多かった弥生時代では、
3990回!

なんと6倍以上もの違いがあるのです。

森崎
「じゃあスルメを食べてみよう」

河野
「スゴイ硬いですよ。
 ただメッチャ味出ています」

森崎
「これは噛むわあ~」

宮下さん
「率先して使っていこうと思います」

森崎
「確かにココまで硬くなくても
 野菜とかも歯ごたえを楽しむ!と考えれば
 良いですよね」

藤川さん
「そうです。できたら地元の新鮮な野菜を
 あまり手を加えないでおいしくいただく!」

2011年12月17日(土) |  栄養を補うおやつを食べよう!

じゃーん もんすけです。
健全な発育に大切な“そしゃく”。
札幌の保育園ではどんなことをしているのかな?

西区保育・子育て支援センター
園長 鈴木明美さん
「当保育園では楽しく食べる事を第一にして
 栄養士や保育士などの職員が連携を取りながら
 栄養バランスを考慮したおやつや食事の
 提供につとめております」

鈴木さん
「そしゃくという意味ではお子さんの身体の発育や
 月齢・年齢に応じた噛み方を
 離乳食の時期から意識してお知らせしています。
 食材の切り方を工夫したり、煮干や昆布などの 
 噛みごたえ・歯ごたえのある食材なども
 おやつに取り入れて、
 色々な食材にふれる機会をつくっています」

鈴木さん
「また食育の一環としては
 北海道の食材を積極的に使用し
 保護者の方にも食材の産地名などを
 お知らせしています。みんなと一緒に
 食事やおやつの時間を楽しく過ごす中で
 「よく噛むこと」や「よく食べること」などを学び
 心も体も健全に成長してほしいと願っています」

発育に合わせた地産地消のメニューで
そしゃくもバッチリ!
これなら子供達の成長も安心だね。

さてコチラはスルメをまだ噛んでおりますが-

森崎
「噛むっつうか、ホント歯でね…
 グリグリ押し潰しているって感じです」

藤川さん
「子供たちの成長には非常に良いです。
 逆に我々年をとって
 好きになっちゃう頃にはね
 歯がグラグラしてきちゃっているんで…
 あんまり食べない方がいいですね!

河野
「そうなんですか~~!」

栄養バランスバッチリの
おやつを教えてもらいました!
教えてくれたのは
天使大学 看護栄養学部 栄養学科2年の
八島菜々美さんと小笠原有沙さん。
塩味のケーキ「ケークサレ」にチャレンジです。

おやつですが野菜もタップリ!
栄養満点のおやつです。

※詳しい内容はレシピコーナーへ!

さてお味はいかがでしょうか?

イツキちゃん
「甘いようなしょっぱいような…
 美味しいです!」

森崎
「お味どうですか?」

ヒカリ君
「モグモグモグモグ…」

河野
「よく“そしゃく”しているんじゃないですか?」

森崎
「そうか!」

佐々木
「今日学んだからね!」

イツキちゃん
「家でもやってみたいな」

宮下さん
「中身を一緒に知ることで
 食べる楽しみにもなるので良いなと思いました」

荒川教授
「おやつも栄養的に大事な役割を果たすってことは
 学んでいただけたかなと思います。
 ただ基本は食事です!
 これがおろそかにならないようにしながら、
 良いおやつを子供達にあげてくださいね」

こんにちは!週刊あぐりNEWSの時間です。
もうすぐクリスマスですね。
今日はクリスマスコンサートの話題です。

クリスマス気分を病院でも味わってもらおうと、
ホクレンの男声合唱団「グリーンコール」が
恒例のクリスマスコンサートをひらきます。

今年は特別ゲストにソプラノの平野則子さん、
ピアノは鎌倉亮太さんをお迎えしての
豪華なコンサート。
夕方のひとときに素敵なハーモニーが
楽しめそうですね。

以上、週刊あぐりNEWSでした。

【2011年厚生病院クリスマスコンサート】
日時:12月20日(火)夕方6時30分~
場所:札幌厚生病院 1階ロビー


2011年12月10日(土) |  ♯172 北海道産のもち米 きたゆきもちに注目編
もち~
餅とは“もち米”を蒸し、
臼や杵を使ってついたもの。
餅を食べる習慣は縄文時代、
稲作文化と共に東南アジアから伝来。
神の力が宿る神聖な物として
お祝いの日などに食べられてきました。

森崎
「みなさんはお餅…好きですか?
 ボクは…大好きです・・・
 ではみなさん、
 どちらのお米がお餅の原料の
 “もち米”かわかりますか?

 正解はこのアトのあぐり王国を
 見るがいい~~!!
 
というコトで今日のあぐり王国は
北海道の“もち米”を大解剖しちゃいます。

すでにあぐりっこも勢ぞろい。

森崎
「1年かけて“くるるの杜”で
 野菜やお米を勉強してくれたメンバーです」

では“もち米”についてお勉強していきましょう。

教えてくださるのは
上川農業試験場の高宮泰宏さんです。
もち米研究のエキスパートなんですよ。

ではまず基本を確認です。
目の前に“もち米”と“うるち米”が
並んでいますが…

森崎
「みんな“うるち米”って聞いたコトある?」

あぐりっこ「ないです!」

高宮さん
「普通にみんながお家で食べている
 お米が“うるち米”です」

基本を確認したところで
もう1度“もち米”と“うるち米”を
見比べてみると…

ケイちゃん「もち米のほうが白い」
カズト君「うるち米のほうが大きい」

高宮さん
「実は…中身が違うんです!」

見た目は似ているけど中身は違う二つのお米。
同じ条件で炊いてみると…!?

森崎
「“うるち米”の方が白い!」

さて食べ比べてみると-

うるち米は普通に甘みと粘りがあるお米でした。

では“もち米”は?

森崎
「ちょっとつまもうと思っても
 全部ついてくる!」

コウノスケ君
「普通のお米よりもモチモチしていて
 とろうとしても離れない」

ユリカちゃん
「粘りがすごい強い!」

藤尾
「口の中でもちつき始まりますよね」

森崎
「全然違う食べ物ですよね」

食べて分かったのは、
もち米は「粘り」がスゴイ!という事。

ではこの「粘り」の秘密とは?


2011年12月10日(土) |  のび~るもち米!デンプンが決め手
高宮さん
「デンプンには2つの成分があるんです。
 《アミロース》と《アミロペクチン》。
 お餅には《アミロース》が全然無い!
 この《アミロース》が低いと
 粘りが強くなるんです」

森崎
「というコトは“もち米”に
 《アミロース》が0%ということは…
 なまら粘る!ということなんだ~」

「粘り」はでんぷん質の違いで出るもの。
では本当に《アミロース》が
含まれていないのか実験!

ヨウ素液に反応すると
青黒く色が変わるアミロース。
変色したら、それは“うるち米”というコトです。
では実験スタート。

シャーレに水とヨウ素液を入れて
“うるち米”“もち米”の変化を見てましょう。

あぐりっこ「あっ変わってきた!」

森崎
「おお~違うね~変わってきた」

ユリカちゃん
“うるち米”の方が黒くなっている」

藤尾
「うるち米がゴマみたくなった」

あぐりっこ
「だけど“もち米”のほうは変わってない!」

高宮さん
「“うるち米”にあるアミロースがヨウ素と反応して
 このように色が付きました。
 “もち米”にはアミロースが無いので
 色が付きませんね」

森崎
「アミロースというデンプンがもち米に
 含まれてないことが分かったね」

じゃ~ん もんすけです! 
これは“うるち米”と“もち米”の収穫量の比較。
“うるち米”に比べると収穫量は
少ない“もち米”だけど、
実はとても身近な食品に使われています。
例えば「おかき」や「おはぎ」
そして調味料の「ミリン」。
他にもお祝いに食べる赤飯など。
日本の文化や風習と密接な結びつきがあるもち米、
僕ももっと食べよ~っと!

高宮さん
「北海道は全国でも
 トップクラスもち米産地です」

北海道はもち米の作付け面積が
断トツのナンバーワンなんです。
実は涼しい気候の北海道で
栽培される“もち米”には、
大きな特徴があるというのです。




TOP(全件表示)