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2020年03月07日(土) | パラグアイの農業発展を支える
2020年02月29日(土) | ♯559 北大ワイン・シードル編
2020年02月29日(土) | ワイン生産学の学びとは?
2020年02月29日(土) | ワインは全てを学べる学問!
2020年02月29日(土) | プラチナ触媒とは?
2020年02月29日(土) | 朝採れリンゴのまんまフレッシュ!
2020年02月29日(土) | シードルとセクレトのフロマージュ!
2020年02月22日(土) | ♯558 ヤンマー・農業機械 編
2020年02月22日(土) | 巨大トラクターに感動!!
2020年02月22日(土) | シミュレーション体験!
2020年02月22日(土) | 農業機械クイズ~♪

[+10] >>

2011年11月12日(土) |  加工用ジャガイモの貯蔵庫に潜入

ここ南富良野ではさまざまな加工製品も
充実しています。

佐々木
「コチラは地元のJAふらので出している
 加工製品の数々です!
 野菜をおいしく食べてもらおうと加工製品にして
 付加価値をアップしているんですね」

佐々木
「この中でも特に最近注目を集めているのが
 コチラなんです」

ジャーン!それはポテトチップス~~!

河野「みんな好き?」

あぐりっこ「すき~~」

佐々木
「2年前から原料になるジャガイモの生産が
 スゴク盛んになっているんです!」

ということで向かったのは
2年前に完成した
こちらの工場「シレラ富良野」。
安全安心な地元のジャガイモを使って
ポテトチップスを製造しています。

まずは原料の貯蔵庫を見学-

シレラ富良野 副工場長
及川真也さん
「ここが今年収穫されたジャガイモが
 保管されている倉庫です」

巨大な扉の前に立つあぐり一行。

では貯蔵庫の扉を開けてみると…

一斉に「うわ~~~」

河野「スゴイ!」

森崎「スゴイ量だあ~」

コウタ君にジャガイモが入った
コンテナの前に立ってもらいました。

森崎
「人が立つと余計にこのスゴさがわかる」

河野
「上にもズラ~~っと並んでいる…」

ジャガイモの量を上から見てみると-

サヤカちゃん「ギッシリ…」

ジャガイモは
“生食用”“デンプンの原料用”“加工用”
用途によって大きく3つに分類されます。

こちらには加工用がドッサリ!
冬の間もポテトチップスを製造するための
大切な貯蔵庫なのです。

河野
「ほな計算させてもらってよろしいでっか?
 イモ…でっけどね、
 全部で何個あるかっちゅう話なんですけどね…
 
 “1つのコンテナに” 10,000個×
 “この部屋にコンテナが”  600基×
 “この部屋と同じものが”    6室…

 ということで…出ました」

河野
3,600万でました!
 36000000個ジャガイモでんがな~~」

2011年11月12日(土) |  たったの40分!ポテトチップス工場へ-

さてさてポテトチップス1袋ですが
製品になるまでには
どのくらいの時間がかかるのでしょうか?

シレラ富良野 及川さん
「このジャガイモが工場の中で
 40分でポテトチップスになります!」

森崎「たった40分で??速っ!」

本日できたてのポテトチップスを
ご用意いただきました…

河野
「ちょっと温かいなって感じる?」

コウタ君「温かい!」

森崎「ウソ~~」

河野「若干、若干あるでしょ?」

河野
「アツアツじゃないけど…ハヤトどう?」

ハヤト君
「若干だけど…(温かさ)ある

ポテトチップスの製造工程。
まずは原料となるジャガイモを洗浄。
機械の中でブラシをかけ
キレイに泥を落としてピカピカに!

そしてお次の工程へ-

森崎
「皮をむいたジャガイモがゴロゴロ
 転がっていますが、こちらの工程は?」

及川さん
「ここでは不適合なモノを取り除いたり
 大きさを揃えてカットする作業をしています」

クルクル回転することによって裏も表も
まんべんなく傷みなどがないか
みることができます。

サイズを調整したり
緑になった部分はカットします。

森崎
「キレイでおいしいポテトチップスになれよって
 気持ちになりますね~」

及川さん
「みなさんそういう気持ちで作業しています」

河野
「みなさんスゴイスピードでやっている!
 動きにムダがない!
こうして選定されたジャガイモは、
薄くスライスします。
そして油で揚げるフライヤーへ。
180℃の油で3分たつと…
見慣れたあの姿に!!

森崎
「震えているぞ~チップス!!」

180℃の油からでてきたので
まだ100℃ぐらいのあります。

森崎「まだ冷めてないんだあ~」

あぐりっこ「温か~い!」

河野
「食べちゃいたいぐらいの
 魅力がありますけど…
 ダメですよね?

及川さん
「ダメです!」


2011年11月12日(土) |  厳しいチェックを通って…ポテチ完成!
この後、異物を取り除く専用の機械を通過。
超高速で1枚ずつ測定します。

森崎
「ポテチが飛んでる!」

河野「フライングポテチ!」

佐々木
「スキーのジャンプみたいな感じ!」

機械の後は人間の目。
揚がり具合や傷み、形などを厳しくチェック。

森崎
「こういうモノは製品にならないんだって!」

及川さん
「“コゲ”ですね」

チェックを経たポテトチップスは
エレベーターのような機械に乗って
2階へ運ばれていきます。

及川さん
「2階で味付けの工程をしています」

2階ではポテトチップスを
回転させながら均一に味付け。
その後、1袋分の内容量を計量して、
1階で袋に詰めるのです。

及川さん
「2階にあがったポテトチップスが降りてきて
 袋に入ります!」

河野
「だから味付け2階でやって…
 落としてきた方が楽ですもんね!」

外装のチェックを行いながら、段ボールへ。
こうして日本全国へ製品が送られているのです。

さて出来立てのポテトチップスは温かい?

河野
「これ温かいわ!」

コウタ君
「うん!さっきの“若干”より温かい!

ハヤト君
「ホントだ!
 もう“若干”じゃない!


2011年11月12日(土) |  大地のチカラで美味しくなる!

さあ出来立てのポテトチップスを
いただいてみましょう!

森崎
「(袋を開けて)におい嗅いで!」

ハヤト君
「イイにおい!」

及川さんも-
「最高ですね!」

お皿にもってみましょう!

森崎
「美しい~ね~」

ではいただきま~す!

森崎「たまんね~」

河野「おいしい!」

1日に36万袋もの製品を製造できる
大規模工場があることで、
原料を作る生産者の安全安心への意識も向上。
さらに地元の雇用を創出し
地域経済を活性化するなど、
生産者はもちろん地元の皆さんが工場へ
愛着を持っているのです。

サヤカちゃん
「作っている人の工夫とかみてきたから
 いつも食べているより
 おいしく感じました」

富良野の魅力タップリ、
生産者直伝お料理いただきます!

教えていただくのはJAふらの女性部、
岩永かずえさん、千葉美紀さん、磯野信子さん。

詳しい作り方はレシピコーナーを
ご覧くださいね!

地元食材をふんだんに使ったお料理を堪能!
ニンジンが苦手なあぐりっこも大絶賛でした…

森崎
「全部野菜のチカラよ!
 南富良野の大地のチカラなのよ

河野「なんでオネエになるのよ…

富良野の美味しい農産物と加工食品を提供!
それがフラノ・マルシェ内にある、
JAふらの直売所
“ファーマーズマーケット オガール”。
こちらでは旬の野菜や果物を販売しています。

さらに地元食材を使った加工食品もいっぱい!
なかでも大人気なのが地元ブランドのこちら!
なんとココでしか買えない、
幻のポテトチップスなんだって!

■フラノ・マルシェ
 住所:富良野市幸町13-1
 電話:0167-22-1001
 営業時間:午前10時~午後7時まで
 WEBからも一部購入できます!
 (http://shop.furanomarche.jp/)

こんにちは週刊あぐりニュースです。
今日は「農業や田舎暮らしに興味がある」
という人へのお知らせです。

来週の土曜日、札幌市白石区の
「札幌コンベンションセンター」で
「新・農業人フェア2011」が開催されます。

農業に役立つ情報が満載なのはもちろん、
家族で楽しめる農畜産物の直売会や
ステージイベントもあります。
来場者やブースを訪問した方に
「牛乳」や「お米」などの
プレゼントもあるそうです。
入場は無料で入退場も自由ですので、
お気軽にお出かけになってみては
いかがでしょうか?
以上、週刊あぐりNEWSでした。
それでは また来週!

《新・農業人フェア2011》
日時)11月19日(土)10:30~16:00
場所)札幌コンベンションセンター
   (白石区東札幌6条1丁目)

お問い合わせは-
■財団法人北海道農業開発公社
 北海道農業担い手育成センター
 電話)0570-044-055
 ※詳しくは「新・農業人フェア2011」のHPへ!


2011年11月05日(土) |  ♯167 北海道に急増するエゾシカの実態 編

(小声で…)
こんばんは、あぐり王国です。
今回やってきたのは十勝の本別町。
実はある生き物に会いにきたのです。

森崎
「みんな見える?探して!」

佐々木
「いるんじゃない?」

河野
「いるいるいる!」

あぐり一行が闇夜に目を凝らし、
ジッと見ているもの。
それは… 

エゾシカ!

時刻は夜の7時。
町に近いパークゴルフ場や、
ビート畑に出没していたんです。
ほんの30分ほどの撮影で
20頭ものエゾシカに遭遇しました。

森崎
「カエデ…本物のシカだよ」

カエデ
「本物のシカだね」

道民はエゾシカに包囲されている?
過去最高!
65万頭
にも膨れ上がった野生のエゾシカ
多発する事故、そして農業被害。
様々な問題と解決策を今回は勉強します。

森崎
「エゾシカを学ぼう~!!
 みんな気合入ってるなあ~」

河野
「勉強できそうだなあ~」

森崎
「やる気満々だね。
 今日はしっかりノートにとって、
 ちゃんと考えて欲しい事があるんだ。
 しっかり学ぼうね」
今回は先生をお招きしています。
エゾシカの専門家
酪農大学の伊吾田宏正先生。
エゾシカの生態に詳しく、
適正管理の必要性を説いています。
酪農学園大学 環境共生学類
伊吾田 宏正先生
「エゾシカや野生動物を専門に
 調査しています」
まずはエゾシカの基礎知識。
現在は道内ほぼ全域に生息。
オスには立派な角が生え春には自然に落ちます。
大きなものだと体重150キロにもなる
草食動物なんです。

2011年11月05日(土) |  身近なエゾシカ問題を考えよう!

さてココで1つ質問です。
「アーバンディアー」って知ってますか?

森崎
「なんかマンションの名前みたい」

伊吾田先生
アーバンとは都市という意味なので
 都市部に出てくるシカのことを
 《アーバンディアー》と言います。
 最近増えているんですね…」

ここで1枚の写真を見せてくれました。

伊吾田先生
「これは交通事故で大けがをしているシカです。
 場所は札幌市内です!」

一斉に「ええ~札幌??」

この写真が撮影された場所は…
なんと札幌ドームの近くなんです。

森崎
「国道36号線なんですか」

伊吾田先生「そうです」

河野
「あそこってシカいるんですか?」

森崎
「あそこらは“羊が丘”だよね」

伊吾田先生
「今は《シカが丘》って呼ばれています」

去年のアーバンディア―による事故は30件。
今年はもっと増えているんです。
シカの問題はこれだけじゃなく…

伊吾田先生
「エゾシカ問題の1つは-
 シカがたくさんいるので植物を食べて
 森が荒れてしまうことです
伊吾田先生
「冬に食べモノが少なくなって
 木の皮を食べるのですが
 シカの数が多いと食べられる木が増えます」
伊吾田先生
「木の皮を一周食べてしまうと
 その木は枯れてしまいます。
 たくさんのシカがたくさんの木を食べると
 森が荒れてしまうんです」
さらに希少な高山植物が
食い荒らされるという被害も出ています。
増えすぎたエゾシカは、
本来エサではないものも
食べていかなければならないのです。

他にも列車や自動車との事故も
増加の一途をたどっています。
さらに農産物の被害も多く、
なんと驚きの被害額なんです。

伊吾田先生
「なんと全道で被害が年間50億円

森崎
「年間50億円??
 せっかく出来かがった作物が
 ほんとは意図していないモノに
 食べられてしまうっていうのは…
 かなり深刻な問題ですよね

ここで先生からクイズです。

伊吾田先生
「北海道の東部には何頭のシカがいるでしょうか」

モエリちゃん
「100頭?」

トキオ君「3000頭」
ユウマ君「5000頭」
カエデちゃん「6000頭」
モエリちゃん「やっぱり7000頭」

さて実際の数は-


2011年11月05日(土) |  エゾシカ被害を実際に見てみる…

伊吾田先生
「北海道東半分で25万頭!

あぐりっこ「ええ~~(とメモ取る)」

伊吾田先生
「残りの西半分にもソレと同じか…
 もっといるかもしれないと…」

森崎
「ということはまだ調査できていない?」

伊吾田先生
「そうなんですね」 

赤い点はエゾシカの生息が確認された地域。
道東に多くいたエゾシカは2002年には、
ほぼ北海道全域で確認できるまでに増えました。

なんと今では全道に65万頭もいると
言われています。

なぜこんなにエゾシカが増えてしまったのか?
いくつか理由が考えられます。

伊吾田先生
「1つはハンターが
 絶滅危惧種と言われてます。
 ボクの年齢(39歳)だと超若手!
 一般的なハンターの世界の若手は50・60代。
 もともとは(天敵の)オオカミが
 北海道にいましたが
 絶滅してしまったのも理由です」

森崎
「ハンターもシカには天敵ですもんね。
 このハンターとオオカミ両方が
 少なくなったから
 エゾシカが減らない!」

さらに近年は大雪が減っているため、
冬でも餌に困らなくなりました。
エゾシカにとってはとても住みやすいのです。

伊吾田先生
「しかも増えるもう1つの背景として
 繁殖力が非常に高い!
 シカは2歳になると毎年1頭産み続けます。
 妊娠率が100%です。
 増加率を考えると4~5年で倍増する!
 という恐るべき繁殖力です」

さてここまで話を真剣に聞いてきたあぐりっこ。
どうしたらこの問題、解決できるかな?

ユウマ君
「もうちょっと減らす工夫をしたほうが良いと思う。
 外国とかからハンターを呼んで…」

佐々木
「日本人の力だけじゃなくてね…」

伊吾田先生
「いい視点だと思います!
 いいアイデアです

森崎
「“ゴルゴ13”的な人をよんでね!」

ほかのあぐりっこからも
『このままでは大変』
『何とかしないと』という意見が出てきました。

実は今回訪れている十勝の本別町は
エゾシカによる被害が深刻な町。
シカ対策に手を焼いているという
山田さんの畑にお邪魔しました。

河野
「シカはどの辺に住んでいるのですか?」

山田裕実さん
「コノ山の中に住んでますよたくさん!
 今朝もいましたよ」

山田さん
「ココにはシカがいっぱいいます。
 (人がいなくなると)出てきて悪さをします。
 小麦を食べたり… 
 春の収穫時期になると(小麦の)穂を食べる!」

森崎
「大変ですね…
 ちなみにネットがあるんですが…」

山田さん
「シカが入らないようにネットを張ってるんです。
 2メートルの高さがあるんですよ。
 しかしこのネットをシカは
 飛び越えます!

森崎
「はっ?うそでしょ?

山田さん
「2~3日前にも飛び越えるのを見てます!」

河野
「しかも畑を全部囲っていませんか?」

山田さん
「ぐるっと囲っています。全部で500m

森崎
「え~500m!!」


2011年11月05日(土) |  被害の深刻さを目の当たりに…どうする!

山田さん
「今回は国の補助事業で支給されたモノを
 自分達で張ったんです」

森崎
「国から支給されたけど…
 設置するのは自分でやってくださいってコト?
 設置するのだってお金かかりますよね」

山田さん
「重いし…設置するお金は自分でもちます。
 自腹です!」

ガックリ肩を落とす森崎と河野
ええ~(ガックリ)ゆるくないですね」

山田さん
これを毎年やっているんです

金属で出来た頑丈な網のほか、
ナイロン製のネットや電気を流し
シカが近づかないようにするものなど
数種類の防護柵を駆使して、
作物を守っているんです。

しかし設置したネットで侵入を防げても
破れたネットは使えなくなってしまい、
また買って張り直さなければなりません。

その経費はほとんどが自己負担です。

こちらは春先、畑に落ちていたオスのツノ。

河野シカよりも体格のよい
150キロのオスシカが走ってきたら…

あぐりっこ「こわいこわい!」

また牛用コーンは芯ごと食べています。

森崎
「どれくらいの被害があったんですか?」

山田さん
「去年は予想収穫量の半分以下ですね。
 キレイに無いです」

森崎
「半分も持っていかれたら
 牛さんの食べるの無くなったんじゃないですか」

山田さん
「だからデントコーンの実を買って
 牛に食べさせています」

森崎
「作っているのにヨソから買ったの…」

山田さん
「いやあ~憎らしいねえ

涼子さん
「ホントどうしたらイイんでしょうね?」

エゾシカによる農業被害を
目の当たりにしたあぐりっこ。
まずはノートにまとめて、伊吾田先生に報告。

モエリちゃん
「シカは2mくらいの柵を
 ジャンプして越えるって聞いてビックリした」

先ほど伺った奥仙美里(オクセンピリ)地区では
ほとんどの畑に「シカよけの柵」が
張られていましたが、実は今、
東部の山沿いを中心に、
この防護柵が張り巡らされているんです。

伊吾田先生
「シカに包囲されていると思っていいです」

森崎
「ちょっと普通じゃないですね」

ユウマ君
「柵とかもらうけど農家さんが自腹で
 設置しなければいけないから
 お金もイッパイかかるからシカは困るな~」

伊吾田先生
「シカの数が少なければ被害が小さくなるので
 少なくすることが1番大事なんです。
 そこでみんなが出来るコトとして
 《シカ肉》をおいしく食べるコトも 
 僕達が協力できるコトだと思います。
 海外では高級な食材としておいしく食べてます。
 なので新しい食材としてもっともっと食べる」

ちょっと意外かもしれませんが
エゾシカを「森の幸」としていただくことが
問題解決の最大のポイント。
ヨーロッパでは「ジビエ」といって、
野生生物の肉を食べる文化があるんです。
北海道でもその食文化を盛り上げて行くことが重要。

伊吾田先生
「シカ肉を食べられるようになるには
 流通の体制をシッカリ取るのが重要で、
 シカ肉の処理施設が増えればイイと思います」


2011年11月05日(土) |  解決策の1つ…シカ肉を食べること!

道では安心安全な野生のシカ肉を
流通させるため、
食肉処理のマニュアルを制定。
それに則って処理されたお肉には
「推奨」が与えられ、
それを十勝で初めて取得した処理場に
佐々木アナが行って来ました。

佐々木アナ
「豊頃町大津にやってきました。
 海が近くにあるんですが
 ココにもエゾシカがいるそうです」

肉の鮮度や衛生面に細心の注意を払い、
近隣の獲物しか扱わないというこちらの会社、
エゾシカの処理からハムなどへの食品加工、
さらに販売までを行っています。

■ELEZO(エレゾ)
 住所:豊頃町大津125
 電話:0155-75-2211

ELEZO(エレゾ)
佐々木 章太社長
「なかなか手に入らない食材なんですが
 今は非常に数も増えて少しずつ
 認知されて皆様に食べられていると思います。
 (これからどんな風にしていきたいですか?)
 知れば知るほど社会的にやる意義がありますし
 肉としても確立されていない魅力的な食材なので
 しっかりと産業として確立したいと思います」
じゃ~ん もんすけです!
北海道では毎月第四火曜日を
シカの日に制定して、
エゾシカ肉の普及にも努めているんです。
詳しくはコチラのホームページを見てね!
http://www.yezodeer.com/shikanohi/index.html

さてエゾシカのお肉をいただきます~

シェフはエレゾ社の佐々木社長。
今回は会社自慢の加工品と、
家庭で作れちゃう簡単エゾシカ料理を
教えていただきます!

一品目はエゾシカ100%の
ソーセージとサラミ。

モエリちゃん
「おいしいです!」

ユウマ君
「ものスゴク肉々しくて美味しい!」 

森崎
「美味い!臭みが全く無い!
 しかも肉本来の味は濃い味で…おいしい!」

シカ肉をスパイスなどで煮込んだリエットも
あぐりっこに好評。
みんな完食のおいしさでした!

お次は野菜タップリのエゾシカスープ。

河野
「セロリとか強い野菜に全く負けない
 スープの強さみたいなのがスゴイ!」

カエデちゃん
「シカの風味もするし
 そんなに臭いイメージもないから
 スゴイ食べやすい!」

みんなおいしそうに食べてるシカ肉。
一体どんな栄養が含まれてるのかな!?

天使大学 荒川義人教授
「シカの特徴として脂肪分が少ないんです。
 ヘルシーな高タンパクの肉ですね。
 それと赤い色が非常に強いです。
 これはミオグロビンという色素ですが
 この成分に含まれる《鉄》は非常に吸収性がよく
 鉄を供給するのに良いです。
 貧血気味の人にシカ肉は役立つと思います」

そ~だったんだ~
これからは僕も食べてみよっと。


2011年11月05日(土) |  シカっておいしいんです!

お次はエゾシカのカツレツです。

佐々木「エゾシカのモモ肉です」

あぐりっこにとっては
初めて見る生のエゾシカ肉。
さてその感想は?

モエリちゃん
「赤いね…」

カエデちゃん
「柔らかそうだよね!」

河野
「良い会話ですよね~~」

さてこちらのお二人も-

河野「赤いね!」
森崎「柔らかそうだね!」

では早速いただいてみましょう!

★詳しい作り方はレシピコーナーへ

お味はいかが?

河野
「白い脂身はないじゃないですか。
 でもジューシーさと肉の柔らかさと旨さ」
 
カエデちゃん
「噛んだときに口の中で肉汁が広がって
 150点!」

ユウマ君
「パクパクいけちゃう!」

森崎
「今日一日勉強したあぐりっこに
 感想を聞きます」

モエリちゃん
「シカは作物を食べたり人に迷惑をかけてたけど
 それを減らすためにも
 自分達がおいしくいただきながらも、
 シカを減らしたいと思います」

カエデちゃん
「エゾシカの問題で大切なのは
 作物なので被害を減らすためにシカ肉を
 おいしくいただくことで、
 シカ肉は臭みがあるらしいけれど、
 とてもおいしかったです」
ユウマ君
「今日1日シカの勉強をしていろいろ学べたし
 エゾシカのカツレツが1番おいしかったです」
カズト君
「今回食べたエゾシカ肉はとてもおいしかったので
 これからの北海道の食生活に
 エゾシカ肉が入ればいいなと思いました」
森崎
「ぼくらあぐり王国北海道としては
 この一言です…
 シカっておいしい!
 我々北海道民が声高く言い続けて
 北海道に観光にきたらジンギスカンもいいけど
 シカもいいってしょって言えるように
 まずは我々がおいしくいただいて
 色んな人に勧めていければイイなと思いました」



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