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2019年11月09日(土) |  葉っぱはボコボコで寝そべってる!?
ということで、続いては、
しばれほうれん草のハウスにおじゃまします。
リーダー
「さあしばれほうれん草のハウスです!」

ユウリ「うわ~太い!」

リラ「なんかモサモサしてる!」

ユウリ「ボコボコしてる」  
ユウリ
「あっちはピンって立ってたけど
 こっちはあんまり立ってない」

リーダー
「上に向かってピンピンって立ってないね」

森アナ
「ではここでも同じように計っていきましょう」
ここでも廣田さんに平均的なものを選んで頂き、
もろもろ測ってみると…
リラ
「しばれほうれん草は
 葉のほうが大きくて茎のほうが小さい!」

リーダー
「そうだね。茎が短いね。角度はどうかな?」

リラ「10°くらい差がある!」
リーダー
「そうだねえ。印象ですけども
 普通のホウレン草は上に向かって伸びてるけど
 寒締めホウレンソウは
 ぱっかりと開いているイメージがあります」

森アナ「何でこんな違いが生まれるんですか?」

廣田さん「品種の違いですね」

リーダー
「品種というのは、
 お米でいうとゆめぴりか・ななつぼしという
 そういうのが品種名なんですけど
 このホウレン草は何というんですか?」
廣田さん「冬霧7(ふゆぎりセブン)です!」

同じホウレン草でも、
品種の違いでこうも見た目が違うんです。
寒締めホウレン草の「冬霧7(ふゆぎりセブン)」は、
寒さに耐えるため日光を浴びようと、
横に伸びる性質があります。
森アナ「さて最後の株の間隔ですね」

リラ
「自分で思ったことなんですけど
 普通のホウレン草は立ってるから幅が狭くて、
 しばれほうれん草は寝ているから
 株の間隔が大きいんだと思う!」

リーダー
「なるほど!そうですよね。
 こうみると株の間隔に2倍近い違いがある。
 その理由っていうのは、
 今のであってますか?」

廣田さん「あってます!」
実はこのホウレン草、
きっちり等間隔に植えられています。
これは、シーダーテープというものが
道具がつかわれています。

2019年11月09日(土) |  これからもっともっと甘くなる?!
シーダーテープをみてみましょう。

森アナ「すごい!」

ユウリ「何か入っている!」

リラ「何だこれ…?」

森アナ「これ種ですか?」

廣田さん「そうですね」

森アナ
「同じ感覚で青い粒がテープの中に入ってますね」
廣田さん
「これを播くための機械があります。
 土の中をくぐらせる…と言いますか
 機械を動かすだけで、
 シーダーテープが埋まっていきます」
森アナ「これは自分でつくる…??」

リーダー「なんでよ!」

廣田さん「苦笑」

リーダー
「なら植えた方が早いわっっ!
 買うんだよっっ!」
しばれほうれん草の種まきは、
8月末か9月の初めに行われます。
リーダー
「だいたいの作物が収穫適期を迎えてる頃に
 ようやく種をまく!
 そして8月9月に種を播いたものは?」

廣田さん
「10月上旬までにある程度伸ばします。
 それから徐々に寒さに当てて、
 糖度を上げていきます!」  
寒くなるとホウレン草は生長が止まり、
寒さから身を守ろうと糖分を蓄えていきます。

その状態になる、
10月下旬から11月下旬にかけて収穫をします。
この時はまだ、
十分に糖度が上がっていない時期でしたが、
もぎたてを1枚いただきました。

リーダー
「うまっ!うわっ!肉厚!!
 噛んでいくと甘くなっていく!
 食べてすぐ甘いんじゃなくて
 噛むことで口の中が甘く幸せになる。大好き」

森アナ「普通のホウレン草と違いますか?」

リーダー「全然!!違う違う!!」
まだ時期的にしばれほうれん草本来の実力を
発揮していないのに驚きの甘さ。

普通のホウレン草の糖度は3.5度くらいですが、
しばれほうれん草の場合、
8度以上という決まりがあります。
試しに、この時点での糖度を測ってみると…

ユウリ「5.8」

リーダー
「糖度は上がってますが
 JAひがしかわの基準には満たないですね」
リーダー「甘かったけどなあ~~」

森アナ「2度以上上がるってことですよね」

森アナ
「今より2度上がったら
 チョコレート盛り合わせの横に
 ホウレン草あってもいいよ!!」
ユウリ
「こんなに今食べても甘かったけど
 まだ満たしてないということは
 もっと甘くなるんだなと思いました」

リーダー
「もっと甘くなったホウレン草、
 食べてみたくない??」

ユウリ「食べてみたい!!(笑)」

リーダー「そうだよなあ」
リラ
「こんなに甘いのに、
 なんでもっと甘くなきゃダメなのか?と
 思った!!」

リーダー
「ちょっと町のへ批判が入りました(笑)
 でも間違いなくその糖度まで行くんですね?」

廣田さん「そこまで到達します!」

リーダー「楽しみですねえ」

2019年11月09日(土) |  収穫&袋詰め体験!これは大変だあ
そんなしばれほうれん草の
収穫の仕方を教えて頂きます。

廣田さん「株の根本を鎌で切ります」

リーダー
「鎌を差し込んで簡単にできました」
ユウリ君もやってみます!

ユウリ
「一瞬でポロッと取れた!」
さてリラは?

リラ
「あれれれ…
 土に差し込んで切るのは
 見えないから大変だった!!」

リーダー「そうだねえ」
さてお次は森アナ。

ポキッバキッ

リーダー「変な音してますよ」

森アナ
「本当にすごいんですよ。
 ねっ?握ってる感覚じゃない!ねっ?」

リラ「そっとしたらポキッって!」

森アナ「そうそう!そうなんですよ」

リーダー
「あぐりっこに対して
 そうなんですよ~って敬語(笑)
 混乱してます」
森アナ「…できました…」

リーダー「不格好だな」

森アナ
「ちょっと触っただけでもポキポキって
 いってしまいますし、
 横に広がっているから
 隣の葉っぱとも絡まるんですよね。
 だからそれを避けようとすると
 ポキッていっちゃうし…大変ですね」

茎も葉もパリパリとして折れやすいので、
しばれほうれん草の収穫には、
繊細なチカラ加減が求められます。
森アナ
「収穫の後、出荷までにどんな作業をするのか?
 廣田さん教えてください!」

廣田さん「はい」

森アナ
「目の前にビニールの袋があります」

リーダー
「袋詰めですね。
 まずは重さを計りました」

廣田さん
「出荷基準が200グラム以上。
 200以上ならば1株でも2株でも…」
リーダー
「これだけの幅のあるものを
 袋に入れるのは難しいですよ」

透明のファイルで優しく包んで
このファイルごと袋に入れます。
リーダー
「ホウレン草がパキパキ折れる音がしない!」
リーダー
「このクリアファイルの特性を生かして…」

森アナ「滑らす!」

リーダー「最後フィルムを抜く!」

廣田さん
「まだ糖度が満たなくて水分があるので
 くっついてしまいますね」

リーダー
「今回は特別に早い段階の出荷作業を
 みさせてもらってます!」  
リーダー
「最後にテープを止めて…
 できました!顔写真付き~!!」

森アナ「これ廣田さん…髪切りました?」

廣田さん「少し…若いときの…」
この袋詰め作業は、
より一層の繊細さが必要で森アナはもちろん、
あぐりっこのリラちゃんも大苦戦。

生産者は袋詰めまで済ませてからJAに出荷します。
森アナ
「そもそもどうしてこの時期に
 ホウレン草を作ろうってなったんですか?」

廣田さん
「冬は露地野菜もなくなりますし
 収入がなくなりますので
 冬でもできる野菜ということで
 しばれほうれん草を作っています」

リーダー
「他の作物の収穫が終わってから
 種を播くことができる、
 そこからちゃんと育ってくれるって
 すごい優れものですよね」
本格的な寒さを迎える、
少し前に出荷される、しばれほうれん草。
東川町のシンボル・旭岳が、
北海道で一番早く雪が降ることから、
冬の到来を告げる風物詩となるべく、
そう名付けられています。

2019年11月09日(土) |  いただきます&リーダーの過去が…!
森アナ
「しばれほうれん草のお料理!
 JAひがしかわ女性部のみなさんが
 作ってくださいました。
 代表の吉田さんにお話をうかがいましょう」
吉田久美子さん
「今日はしばれほうれん草のドリアと
 ミモザサラダです」

※詳しいレシピはこちら
この美味しそうな料理を早く食べたい! 
ところですが、
話はリーダーのふるさとならではの展開に…

リーダー
「どっかでお会いして…ます?
 なんかすみません。
 ナンパみたいに声かけてしまって…」

吉田さん
「森崎さんは家に来たことがあるんです」

リーダー
「えええええっ
 それはご主人がいない時とか…?」
吉田さん
「学生の時に
 どこかでバイトしてませんでしたか?」

リーダー
「大学生の時にどこかでバイト…??
 なんか…いやな話だな。
 学生の時にバイト?」
吉田さん「東川町でおもちゃ屋さんがあって…」

リーダー「はいはいはいはい」

吉田さん
「そこでクリスマスプレゼントを
 子供たちに買った時に、
 そのお店はサンタクロースが配達していて
 サンタクロースとして
 家に来ていただいたことがあって!」  
リーダー
「そう!そう!そうなの」

吉田さん「写真もあるんです」

リーダー
「本当?そう!僕そうなの。
 夢のあるお仕事してたの。
 町のおもちゃ屋さんで
 プレゼントを届けるっていう」

森アナ
「おうちまでサンタクロースの恰好?」

吉田さん
「おもちゃを持って来てくれたの!」
リーダー
「いやあ恐ろしい過去を暴露されましたね…
 私東川町のサンタクロースでしたから」

といったところで、気を取り直しまして…
「いただきま~す」

リラ
「ほうれん草と具があってて美味しい♪」

ユウリ
「家のお浸しとかお味噌汁に入ってるの違って
 このしばれほうれん草も美味しい!」
 
リーダー
「こうやって食べてことないよね。
 ホウレン草レシピとしても楽しい♪」
吉田さん
「しばれほうれん草は
 糖度が8°以上じゃないとダメなので 
 すごく甘いので私個人としては
 軸を残したまま縦割りにして
 しゃぶしゃぶで食べたりします」
リーダー
「うまそうだなあ。
 まだサンタの恰好でお家行ってもいい?」

吉田さん「いいですねえ」
今日一日を振り返ってみて…

リラ
「取るのも袋に入れるのも大変で
 そういう苦労があるから
 美味しいホウレン草ができるんだなと思った!」
ユウリ
「いつも何気なく食べてるホウレン草が
 農家さんがちゃんと作ってくれて
 いるんだなって分かりました。
 農家さんに感謝して食べようと思います」

リーダー
「たくさんごちそうさまでした。
 ありがとうございました」
※11月16日は特別番組放送のためお休みとなります。  次回の放送は11月23日です。  お間違いなく~~♪  
みなさん、こんにちは!
今日は家族みんなで楽しめるお祭りのお知らせだよ!

JAめむろ
「あぐり王国をご覧のみなさんこんにちは。
 11月23日(土)午前9時40分~午後2時まで
 【収穫感謝祭】をJAめむろで行います。
 豚汁1000食無料配布や、
 馬鈴薯・マチルダの詰め放題、
 美味しい屋台や楽しいアトラクション、
 大抽選会と盛りだくさんです。
 みなさんのお越しをお待ちしております」

【第38回 めむろ収穫感謝祭】
日時:11月23日(土・祝)9:40~14:00
場所:JAめむろ本部事務所敷地内
   芽室町西4条南1丁目1-9

---------------------------------- 
11月2日のクイズ
「今回取材したシソ油の産地は
 何て町だったかな?」

正解は「滝上町」でした。

2019年11月02日(土) |  ♯545 滝上町しそ油作り!編
(森崎博之リーダーNa)
これはドレッシング。これはお菓子。これはお漬物。
今ご覧いただいている食品すべてに、
ある共通の農作物が使われています。
それはいったい何でしょうか?

答えはシソ。

でも、シソといっても、どこにも見当たりませんね。
実はこれ、シソの香りが使われているんです。
ここは、オホーツク地方の滝上町。
シソの香りの原料となる、
「シソ油」の生産が盛んに行われています。

シソ油に使われる品種は、
滝上町周辺のオホーツク地方と、
他にごくわずかな地域だけで栽培されているんです。

しかも輸入モノはなくて、100%国産。
シソ油っていうのは、とても珍しくて
とても貴重な産品なんです。
今回、この滝上町で森アナウンサーが、
シソの収穫から油の蒸留までを追いかけました!

今回のあぐり王国はドキュメンタリー企画。
「香り」という分野も支えている、
北海道農業の知られざる一面を、
ちょっと覗いてみませんか?
9月上旬の滝上町。
シソの収穫期を迎えています。
こちらは生産部会の部会長、瀬川博さん。

瀬川さん
「“大葉”で売ってるやつと
 品種としては正式に違うんですよね。
 油用に葉っぱの厚みがありますよね」
瀬川さん
「葉っぱの後ろが紫になるんですよね。
 油が溜まってきたらね!
 乾いてもね、パリパリにならないで
 ネトッ~~て感じなんですよね」
普通の食べるシソは葉っぱを1枚1枚摘み取って
収穫するんですけど、油用のシソは、
こうして茎の根元から刈り取るんですね。
刈り取ったシソは、束にして、
その束同士を使って、立てた状態にします。
この作業を島立て(しまだて)といいます。

瀬川さん
「“島立て”ってオレが生まれる前から言ってる言葉。
 島をいっぱい作るっていう…
 畑を“海”とみなしてるんじゃないですか」
瀬川さん
「これ地面に置いといちゃうと腐っちゃうんで
 乾燥しないと採油率が悪いんで
 乾燥させるんですよね。
 自然乾燥なんでパリパリにはならないですけど
 腐らない程度には乾きますんで…
 まあ重労働っていうより精神的な問題ですよね。
 これ全部やるのか…と思うと
 心が折れるかな…(笑)」
収穫も島立ても大規模な機械での
作業が出来ないので大変です。

そんなシソ油の生産において、
滝上町が占める役割は全国的に見ても、
とても大きいんです。
瀬川さん
「珍しいというか貴重ですよね。
 国内で作っている量がホントに限られている。
 網走管内と一部の富良野地方の一部しか
 作ってないんで。それが全てなんで…」
瀬川さん
「それを各香料会社が契約などして
 結構需要があるみたいで、
 『天井知らずに作ってもらってもいい』って
 言われているんですけど
 農家の作れる面積はしれてますんで…
 手間がかかるんでね…」  
瀬川さん
「『これ以上は無理だ』っていう限度まで
 みんなつくってもらっているんです」

2019年11月02日(土) |  圧巻!背丈ほどのシソ畑!
さあシソの収穫真っ盛りの瀬川さんの畑に、
やってきましたよ!
出た!我らが森アナウンサー。

貴重なシソ油の生産を
余すところなく伝えてくれます!…はずです。

森アナ
「うわ~いい香りしてきた!」
(森結有花アナウンサーNa)
はいっ、ということで、ワタクシ森結有花、
シソ畑に行って参りました!
まずは収穫について余すところなくお伝えします!
瀬川さん
「機械は稲刈り機なんですけど…
 こんな風に束ねていきますね」

森アナ
「刈り取りながら、束ねてるってことですか?」

瀬川さん
「バインダーって言って
 麻ヒモで一定の太さになったらガチャンと束ねる!」
森アナ「はあああ。これ稲刈り機!」

瀬川さん
「本当はシソはもっと丈夫な機械がいいんですけど
 稲刈り機しかないんで…みんな使ってます」

森アナ「それだけ茎がしっかりしてる?」

瀬川さん
「稲に比べるとごつい茎なんで…
 ちょっと刈ってみてください!!鎌で!」
(リーダーNa)
あれあれ?瀬川さん? 
うちの森アナウンサーにそんなこと
やらせて大丈夫ですか?
しかも茎が、硬いんですよね? 
これは心配だぞ…

森アナ「じゃあ刈って…」

瀬川さん
「1本だけやってみてください。
 なかなか刈れませんから」

森アナ
「1本だけ?
 稲だとシャーってやるじゃないですか?」
森アナ
「確かに!これ太い!太いし強い!!」

ん?森さん今、稲刈りが上手な人の感じで、
しゃべってますよね?
あなた稲刈りひどいですからね?森さん。

シソは果たして刈れるのかな?
森アナ「うーんうーん…」

なぜか鎌をひかず茎をぐいぐい引っ張る森アナ。
瀬川さん
「刃物なんで…
 (瀬川さんが引っ張るとシャッと切れる)
 これで切れるんですけど…」
瀬川さん、その気持ち…すっごく解ります。
結局ね…ご自分で刈ってしまうんですよね。
ホントにご迷惑おかけしました…。
まあその森さんはね、
茎の硬さを鎌を使って表現してくれたんだって事で
完璧な仕事をしてくれたと思いましょう。

2019年11月02日(土) |  初めての島立て体験!
(森アナNa)
この茎が硬いシソを小さな稲刈り機で収穫します。
機械での作業とはいえ、これが大変なんです。

ガガガガッガ…

森アナ「きゃああああ~うわああああ」
瀬川さん「見えないでしょ?」

森アナ
「うわああ全然前が見えない!うわっはっは」
瀬川さんがしっかりサポートしてくれていましたが
瀬川さんが離れた途端に
暴走しだす森アナ!!

森アナ「うわあああ。ちょっと!ちょっと!!」

つかさず助けに入る瀬川さん!

森アナ「うわあああ」
瀬川さん
「まったく見えないでしょ?
 どこにいるか分からないでしょ?」

森アナ
「シソがワアアアアて倒れてきて
 シソに襲われているような感じですよね!!
 ずっと襲ってきて、だからどこ刈ってるかが…」

瀬川さん「本当はもっと早いんだよ」
さてそういって瀬川さんが作業すると…

あっという間に刈られて行きます!!

森アナ「すごいすごい!!!」
瀬川さんの作業は、もちろん早いのですが、
何せこの広さ。1.2ヘクタールもあります。

1列ずつしか刈り取れないので、
途方もない作業量です。
これでも滝上では
瀬川さんの畑が一番小さな畑だそうです。
何日にも分けて収穫をして、
その都度、島立て(しまだて)をしていきます。
瀬川さん
「まず2つ取って茎が絡み合う様に立てます。
 これで自立するんで、あと2個も横から…!」

森アナ
「分かりました。
 見てると立てるだけなのかなって思いますけど…」

※なぜかまた余裕の発言をする森アナ  
さっそく束をもってみますが…

瀬川さん「重いしょ?」

森アナ
「重たい!あっ重たい!!重たい!大きいですね」

瀬川さん
「もう一方持たないと倒れちゃうよ。
 こっちからやらんと」

森アナ「そっか2個同時にやらないと倒れちゃう」

瀬川さん
「あんまり理屈考えてたら仕事終わんないんだわ」

森アナ
「そうですよね。こんなペースでやってたら
 日が暮れちゃいますもんね」

瀬川さん「まじで日が暮れちゃいますね」
さあ森さん、よいしょっと!
ちゃんと立てかけていくんですよ!!

瀬川さん「大丈夫??」

ちょっとお股に刺さってますけど…
やっ森さん、何したいんですか?
一気にそんなに持てるはずないんですよ!
何してんのっ!!

森さん!全くできてない!!

あ~あ…やっぱりこうなっちゃうんですね
(森アナNa)
この島立て作業、本当に大変です。
これだけのシソを全部手作業で組み立てるんです。
しかも、強い風が吹いて倒れたら、
その度に立て直すそうです。
それだけの手間をかけて、
しっかり乾かすことが重要なんです。

森アナ「どのくらい島立てするんですか?」

瀬川さん
「全体で1万5000束。
 4で割れば約3000ヤマか!
 で3000ヤマを一夜にして風に倒されるんだよ!」

森アナ「うわああああ」
森アナ「いやになりますね…」

瀬川さん
「考えただけでおぞましいでしょ(笑)」

森アナ
「ほんとに…考えたことなかったけど
 ドレッシングかける時とかにも感謝が募りますね」

2019年11月02日(土) |  収穫から一か月…乾燥したシソだ!
(森アナNa)
シソの収穫から、ひと月ちょっと経った10月中旬。
私は再び滝上町におじゃましました。

瀬川さん
「9月に収穫を手伝っていただいて
 それがどうにか風にも負けず、
 ずっと立って乾きまして…」
森アナ「うわああ~」
瀬川さん
「島立てで4つずつ立てましたよね。
 それを2ヤマ、8束縛りまして
 このハウスに運んできています」

森アナ「全然色が違いますもんね」
瀬川さん「緑色だったのが乾いて…」

森アナ
「茶色になってますし
 葉っぱが小っちゃくなってる!!
 ここまで乾燥させないとダメなんですね」

瀬川さん「乾いた方がたくさん油がでます!」

森アナ
「だからこんなにチリチリカラカラになるまで
 乾燥させるんですね」
森アナ
「この乾燥させたシソをどうするんですか?」

瀬川さん
「トラックに積んでシソの釜に運んで…
 みんなで共同でやってる釜なんですけど
 今、うちの釜を蒸してるんですけど
 それが上がったところに
 このシソを刻んでまたいっぱいにします」
この時期、滝上町ではシソ油の蒸留が
始まっていました。
生産者がローテーションを組んで蒸留釜を使います。
この日は、瀬川さんが蒸留する日で4回蒸留します。
1回の蒸留をしている間に、
次の回のシソを釜に運ぶ…という段取りです。
森アナ
「思ったより重たくない!
 この前より軽いです…
 とはゆえ…とはゆえだ!
 背が高いから!!」
シソは水分が抜けて軽くなってはいるのですが、
トラックに積み終える頃には、すっかりクタクタです。
森アナ
「顔がすごいですよね…
 1個持った時は軽いなって思ったんですけど
 3個目くらいから…疲労!
 すごい疲れました」
瀬川さん
「120束くらい積んだかね…長い束をね。
 このままだと釜に入りきらないから刻むんです。
 釜にビッシリ隙間なく入れるために…」

森アナ
「持って行って釜に入れて終わり!じゃなくて
 まだ刻んだりとか…」

2019年11月02日(土) |  これは日本遺産レベル!シソ油作り
瀬川さんのビニールハウスから、
JAの蒸留施設へ移動。
この時期は早朝から夕方までフル稼働しているそうです。
森アナ「これは終わった釜?」

瀬川さん
「そうさっき入れたうちの釜が上がります」

森アナ
「鎖で持ち上げるんだ!
 うわ~すごい!こげたような香りがする。
 香ばしいですね!」
森アナ「すごい…シソの量!!」

瀬川さん「トラック1台分がこの量」

深さおよそ2.5mの釜には
シソがギッシリ!
1時間くらいかけて蒸し、
その蒸気が機械を通して油になります。
油の抽出の様子を見せて頂きました。

森アナ
「すごいシソの香り!すごいする」
スタッフ「上が油で下が水です」

分離した水と油の「油だけ」を、
バケツに流し込む仕組みになっています。
森アナ
「できてる!シソ油ですか」

スタッフ
「刺激物なので(香りが)ヤバいですよ。
 直接かぐと結構…」
嗅いでみると…

森アナ「うおん!」

スタッフ「原液だと刺激が強すぎる!」

森アナ
「これすごいですね。
 シソの香り嗅ぐよりもシソですね!すごい!
 でもすごいキレイでサラサラっとしてました。
 へえ~こういう風にできるんだ!」
さて油を抽出したら空になった釜に、
持ってきたシソを再び詰めます。
森アナ「うおおおおおおお」
森アナ
「すごい!粉々!!」

カッターで粉々にしたシソを
風圧で釜の中に詰めていきます。
一度スコップにぶつけて
釜の中に入れていきます。
シソが良く乾いているので、
とにかく埃がすごいんです。
森アナ
「すごい舞ってるシソが!!
 ゴホンゴホン
 全然下が見えない!!」

と、言っていると、まさかのまさかが!!

2019年11月02日(土) |  森アナ遭難寸前!シソ釜の中へ!
釜を遠くから眺めていた森アナ。
すると突然瀬川さんが釜の中に飛び込みました。

森アナ「瀬川さん!何やってるんですか?」

瀬川さん
「何やってるって遊んでないよ!!
 中に入って踏まないと均等に入らないので!
 吹き付けるんで一か所にしか入らないんで
 散らして均等に上げていきます!」

森アナ「均等に慣らしていくってことですか?」

瀬川さん「そうです。踏みながら…」
(リーダーNa)
森さん。実はね他人ごとではないんですよ。
さあ!ということで、
あなたも釜に入りましょう!

マスクやゴーグルは、
滝上の皆さんがご用意してくださいました。
ありがとうございます!
そうフードも被って!
さあ森さん、気をつけていってらっしゃい!
ガガガガ~
粉砕されたシソが吹き付けられます。

森アナ
「うわああああああ。きゃあああ」
森さん!何を言ってるのか解りません!
これは凄まじいですね!
シソで森さんの姿を見失ってしまいそうです。
(森アナNa)
リーダー、私もこの時、
何を叫んでいたかは覚えておりません!
何かを考える余裕もありません!

シソが溜まるまで脱出するスベもありません!

ただひたすらシソを踏み散らすのみです!
こうしてシソに打たれ続けること、およそ15分。
何とか無事に地上へ戻って参りました。
森アナ
「もう…修行!!!
 全然前見えないし、汗びっしょり!
 終わったっていうより生還しました!!」
森アナ
「ずっとシソを浴びてて
 滝に打たれてるみたいな感じでした。
 すっごい!戻ってこられてホッとしました!
 いつまで続くんだろうって
 終わりが見えなかったので!はああ」
こうして釜の蓋が閉じられました。

森アナ
「閉まった瞬間、なんか嬉しいですね」
瀬川さん
「一番はね…終わった後、
 油がいっぱい出てくれれば一番うれしい!」

森アナ「これであとは油が出るのを待つだけ!」

瀬川さん「やることは全部やりました!」



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