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2020年10月17日(土) | エサにお米を与える??
2020年10月17日(土) | エサの米から育てている、こわだりぶり!
2020年10月17日(土) | 今金和牛&今金男しゃくいただきま~す!
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2020年10月10日(土) | でんぷん量も測定します!
2020年10月10日(土) | 生産者さんも徹底したこだわりを貫く!
2020年10月10日(土) | 生産者とJAが協力してブランドを守る!
2020年10月10日(土) | 今金男しゃく!いただきま~す♪

[+10] >>

2018年06月16日(土) |  セロリって実はでっかい!


「ハウスがズラッと並んでいますね。
 生産者の佐伯さんです」

佐伯さん「よろしくお願いします」

セロリ生産者の佐伯範彦さん。
おじいさんの代から栽培が続いているという、
洞爺湖町のセロリとは…?

リーダー
「食べやすいセロリが作られていると聞きました」

佐伯さん
「はい!今時期の春のセロリというのは
 あま味が強くて肉厚
 食感も柔らかい!
 そしてえぐ味も少ないのが特徴ですね」

森「佐伯さんはセロリはお好きですか?」

佐伯さん
「そうですね!ぼくも子供の頃から
 スティックや漬物で食べていて
 苦手意識はなかったですね」

佐伯さん
「こちらが収穫中のハウスです!」

リーダー「うわ~なってる!」

あぐりっこ
「すごい!でかい!」

森「これセロリですか?」

リーダー「でっかいしょ!」

リーダー
「1株1株がでっかいんです!」


「セロリってこんな風になってるんですね」

佐伯さん
「実際に1株とってみましょうか」

「ふと~い!!」

リーダー
「独特の香りしてますね。セイジどう?」

セイジ
「や~いいにおいだあ~」
こちらはコーネルという品種で、
繊維質が少なく、
肉厚なのにやわらかいセロリで、
独特のクセやエグミが少ないと言います。
実際に、食べてみると…?

リーダー
「いただきますっ!
(シャリッ)
 うまあ~いっ!みずみずしい!
 佐伯さん!やわらか。
 そしてほのかに甘いよ!

森「甘い?」

リーダー
「これ苦いって言わないんじゃないかな?」

パリッ

セイジ「おいしい!」

セイジ君にっこり♪

セイジ
「苦いのがそんなにない!」

リーダー
「苦味そんなに感じないよね」

森「へえ~」


2018年06月16日(土) |  セロリが苦手でも食べられた!

続いてセロリが苦手な森アナも、
チャレンジしてみます!

パリッ…


「あっ!甘いっ!
 あっ!すごい甘い~」


「私のセロリのイメージだと
 本当に食べた瞬間に香り・クセがくる
 イメージだけど…
 クセが本当に少ないですよね!」

佐伯さん
「いま少しほっとしました」

そして初挑戦のナナミちゃんは、
味噌とマヨネーズを和えた、
味噌マヨをつけて食べてみます!

ナナミ「うんうん…大丈夫!」

リーダー「大丈夫!」

ナナミ
「甘いのかしょっぱいのか分かんないけど
 おいしい!」

リーダー「美味しくなる!(笑)」

セイジ「やっぱり美味しい!」

リーダー「そうだ!セロリ大好き」

じゃじゃん!もんすけです!
みずみずしくてシャキシャキ食感のセロリ。
その栄養について、
札幌保健医療大学の荒川先生に聞いてみたよ。

栄養学科 荒川義人教授
「いろいろなものに効果がある植物として
 使われていたんですよね。
 万能薬の原料として使われていました。
 例えばミネラルで言うとカリウムがあり
 体内の余分なナトリウムを出して
 高血圧の予防に繋がる…とか、
 また食物繊維が含まれていて
 お腹の調子を調える…とか。
 アピインというポリフェノールですが
 これはセロリの風味成分なんですが
 鎮痛作用とか強壮などがあります」

栄養豊富だけど、苦手な人も多いセロリ…。
上手な調理法はあるの?

「例えば乾燥にして粉末にして
 塩と混ぜて調味料として使うとか
 加熱すると食べやすくなるし
 香り成分の一部は逃げて行きますけど
 栄養成分などは閉じ込められているので
 大きくは損失しません!」
 
洞爺湖町のセロリも、クセや苦味は少ないけど、
栄養成分は変わらないんだって。
食べず嫌いな人はぜひチャレンジしてみてね!

では栽培方法について聞いてみます!

佐伯さん
「種をまいて収穫できるまで
 約半年かかります」

リーダー「かかる!」

佐伯さん
一番早い種まきなんですけど
 実は去年の12月1日にまいてる!」

リーダー
「えええええ~
 一番最初に種をまいたものが
 一番最初に収穫できるのが?」

佐伯さん「5月20日ごろ…」

リーダー「(時間が)かかる~半年だ!」

佐伯さん「時間がかかるんですよね」

リーダー
「最後のハウス収穫が終わるのは11月です」

佐伯さん
「僕も改めてこのグラフを見たら
 こんなにセロリに1年間費やしてる(笑)」

リーダー「見せなきゃ良かったですね」

ちなみに、こちらがセロリの種。
この小さな種をまいてから、
およそ1週間後に芽が出て、
3か月かけて育苗します。

そこから定植し、さらに2カ月半かけて、
ようやく収穫に適したサイズになるんです。
さらに…?


2018年06月16日(土) |  シャキ感は水が重要!

佐伯さん
「セロリにとって一番重要なのが
 水の管理ですよね」

リーダー
「すごく水分を含む野菜ですもんね。
 水はどうしているんですか?」

佐伯さん
「水はこのホースから
 放射線状に散布されます」

佐伯さん
「だいたいこのハウスの面積で
1トン以上!」

リーダー
「えっ!1トン?水1トン?
 洞爺湖干上がっちゃいません?」

乾燥に弱いセロリは、定植直後はほぼ毎日、
根付いてからは3日に1回のペースで、
ハウス1棟につき、
およそ1トンの水を与える必要があります。
ほかにも15℃から25℃の間を保つ温度管理や、
強い日差しによる変色を防ぐための
遮光ネットなど、
11月下旬まで続く収穫のために、
日々の生育管理には、
気を使わなければいけないんです。

佐伯さん
「極端に暑い所だと栽培しにくいんですが
 比較的この洞爺湖町は湖の関係もあって
 昼は温度が上がっても
 夜になると温度がぐっと下がるんですよ。
 そういった寒暖の差で
 昼間にダメージを受けたセロリも
夜になると回復!かつ甘みがのる!」

リーダー&森「へええ~」

「そういった特徴が洞爺湖のセロリにはある」

セイジ
「それだけ時間をかけて育てていると思ったら
 なんかもっと食べたくなってきた!」

大人大爆笑!

もちろん大変なのは、
生育管理だけではありません!
あぐりメンバーも、
いよいよ収穫を体験させていただくことに!

佐伯さん
「株の根元の部分にカマをぐっと入れて、
 その状態で手前側にひきます!」

リーダー「ほおお~ざくっといきますね」


2018年06月16日(土) |  収穫体験!ザクッ!重たい!

あぐりっこも挑戦!まずはナナミちゃん。

佐伯さん「カマを入れるのはここら辺かな」

ナナミ「硬い…」

ジャギッ

両手でカマをもってやっと引っ張ります。

リーダー
「みて下さい!やりました~」
セイジ「重いっ!」

佐伯さん「もう食べたい?」

セイジ「うん!」

リーダー
「この子、収穫に向かないなあ。
 食べたくなっちゃうんだもん」

JAとうや湖では佐伯さんを含めた17人で、
年間およそ220トンを生産。
40年以上も栽培が続く、
北海道を代表するセロリ産地なんです。
佐伯農園では1日およそ300株、
重さにすると、およそ600キロを収穫。
葉がイキイキとした早朝のうちに収穫し、
その日の午後には、
道内の各市場へと出荷されるんです。
佐伯さん
「9月が最盛期になるんですけども
 その時期はだいたい1000株のセロリを…」

佐伯さん「約1.5トンですね」

リーダー&森「あああああ~」

森「1日ですか?」

セイジ君も驚きすぎ!(笑)

ひとつひとつ手作業で収穫される、
洞爺湖町のセロリ。
札幌を中心に、旭川や釧路や北見など、
道内各地に出荷されるんだって!

先月、札幌市中央卸売市場で行われた、
シーズン最初の取り引き「初競り」の様子を
見てきたよ。

~音声~
本日からJA洞爺湖さんが初出荷となりますので
宜しくお願いします。
5000円から!41番~!

初競りでは、生産者たちの努力や苦労への、
ねぎらいの意味も込めて、普段よりも高い、
ご祝儀価格で取り引きされるんだって!
この日は1キロ5000円で競り落とされたんだよ。
実際に、洞爺湖町産セロリの市場での評価を、
競り人の山本さんに聞いてみたよ。

札幌みらい中央青果
山本隆之さん
「環境のいい中で生産者の方たちが
 丹精込めて作っているセロリですの
 品質としては市場無いでも評価が高い!
 生産量も多いのでスーパーや
 納品関係のお店などからも
 とても高い評価を受けております。
 独特のクセが少ないセロリなので
 小さいお子さんなどやみなさまにも
 ぜひ食べていただきたいです」

市場やスーパーからも高い評価を得ている、
洞爺湖町のセロリ。
今度見かけたらぜひチェックしてみてね。


2018年06月16日(土) |  セロリ料理をいただこう!


「セロリを使ったお料理を料理研究家の
 大澄さんに教えてもらいます」

ハーブ&クッキングルームKINA 大澄かほるさん
「よろしくお願いします」

リーダー「以前にも…一度」

大澄さん「ハーブの時に!」

リーダー「あの時ね!場所ね!あそこで…」

大澄さん「あそこで(笑)あの場所で…」

ハーブを中心に、
香味野菜を使った料理を提案する大澄さん。
以前は、北区・篠路にある自身のハーブ畑で、
お手軽料理を披露してくれたんです。
果たして、セロリを使ったレシピとは…?

大澄さん
「今日は春セロリの混ぜごはんです!
 ひき肉の油や味噌のうまみで
 セロリの苦味をえぐみを少なくして
 召し上がっていただきたいというレシピです」

※詳しい作り方はレシピコーナーをご覧ください!
http://www4.hbc.co.jp/agri_recipe/list.php?selectdayforcal=20180616&selectmonthforcal=201806

セロリ料理が完成!
生産者の佐伯さんも交えて試食してみます。


まずはセロリの混ぜご飯です。

セイジ「すんごい美味しい!」

リーダー
うまいっ!
 ハウスで食べたシャキシャキ感が残ってる!
 すげー」

佐伯さん
「セロリの香りが鼻にふわっとくる感じが…
 噛めば噛むほどセロリの甘みと
 ひき肉の肉汁が口の中に広まる感じで…」

大澄さん
「すごい…お上手!!」

乙女のように照れる大澄さんに
大爆笑!
ところが-

リーダー
「でも…
 おいしさは伝わらないな…」

あれ?佐伯さんにジェラシー?

森「伝わりましたよ」

続いては、セロリの水餃子を、
もともと苦手だった森アナと、
今回がセロリ初挑戦だったナナミちゃんが
食べてみると…?

ナナミ「おいしい!」

森「苦味はなくなってる?」

ナナミ
「うん。食感も残ってて美味しい!」


「あっ!おいしい。
 旨みがシッカリ感じられますし
 後からほんのり香りがくる…」

そして、実はもうひと品作ってくれていた大澄さん。
なんと茎をすりおろし、細かく刻んだ葉を使った、
セロリのシャーベット!
ヨーグルトとりんごジャム、
レモン汁を一緒に袋に入れてもみ込み、
冷凍庫に入れるだけと、つくり方も簡単!
果たして、その味は…?

セイジ
おいしいっ!
 ヨーグルトとセロリとリンゴの味がする」

大澄さん「正解です!」

佐伯さん
「リンゴとの相性がすごくいいですね!」

大澄さん「こだわりポイントでした!」

※詳しい作り方はレシピコーナーをご覧ください!
http://www4.hbc.co.jp/agri_recipe/list.php?selectdayforcal=20180616&selectmonthforcal=201806


「あらっ!二人とも完食!」

リーダー
「セイジは分かるけどナナミも全部食べた!」


「苦手だなって子どももいると思うけど
洞爺湖のセロリ是非食べてほしいです。
 変わるかもしれない!」

佐伯さん
「料理の仕方1つで味のレパートリーって
 こんなに広がるんだなって…
 ぜひこういう食べ方を色んな方に知って頂いて
 セロリ好きな人が
 1人でも増えたら嬉しいです」

 

リーダー
「そうですよね~
 みんなが食べて
 1人でもセロリ好きが増えると良いですよね!
 (キラリ♪)」

あれ?佐伯さんに対抗してる?

みなさん、こんにちは!
今日は、来週行われるイベント、
「北海道新規就農フェア」と
「ラワンぶき狩り」のお知らせだよ。


23日(土)に北海道自治労(じちろう)会館で、
「北海道新規就農フェア」が開催されます!
農業を仕事にしたい!という人への相談会や
農業研修の情報提供コーナーがあるよ!
入場無料だから、興味のある人は行ってみてね。


続いては、24日(日)に、
足寄町で開催される「第21回 ラワンぶき狩り」。
足寄町名産のラワンぶきの詰め放題が楽しめる、
人気のイベントだよ!
みんなもおいしいラワンぶきを、
たくさんゲットしに行ってみよう!

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6月9日のクイズ
「ホルスタインクラブがあるのは
 帯広の何という高校だったかな?」

正解は「帯広農業高校」でした。


2018年06月09日(土) |  ♯479 共進会に挑む帯農高の青春!後編

(NA 森結有花アナウンサー)

牛の美人コンテスト「共進会」に、
青春をささげる若者たちがいます。

帯広農業高校ホルスタインクラブ。 
通称ホルクラ。
1年間に7回参加する共進会へ向けて、
牛の手入れや調教を行う、部活動です。

(NA森崎リーダー)
牛が言うことを聞かなくて大変な時も、
よくあるけど…

部員同士でぶつかり合うことも、
たまにあるけれど…

ホルスタインへの愛情と、
仲間との友情が最大の武器!

凄腕の酪農家さんたちと同じ土俵で、
牛の美しさを競い合います!

今回のあぐり王国ネクストは、
前回に引き続きホルクラ奮闘記後編。
十勝最大級の共進会で、
彼らが演じた驚きのドラマとは?!

(森)
4月27日。
ホルスタインクラブは、
今年度1回目の共進会に参加。
結果は振るいませんでしたが、
内容的には大きな手ごたえを得て、
その日を終えました。

ホルスタインクラブ3年
部長 櫻井郁也くん
「惜しかったなあ~」

佐藤柊誠くん「あはは」

櫻井郁也部長
「これは十勝の共進会でも楽しみだよ」

次は5月13日。
十勝最大級の共進会が待っています。

櫻井部長は、5月の共進会へ向けて、
ただならぬ思いを抱いています。

櫻井部長
「普通の共進会は牛がメインなんです。
 リードマンコンテストは
 規模が大きい共進会じゃないとやらない。
 全道とか5月の十勝の大会じゃないとやらない。
 リードマンコンテストは人のひき方を見るので
 1番を狙えるように頑張りたいです!」
リードマンコンテストとは、
牛を誘導する技術の審査会。
出場者は、20歳以下に限られています。
ホルスタインクラブからは、
2年生と3年生全員が出場します。
部長として負けるわけにはいかないのです。

(森崎)
櫻井部長は苫小牧の近くにある厚真町の出身。
高校入学以来、寮で暮らしています。

「いただきま~す」

佐藤柊誠(しゅうせい)君とは、
1年生の時から、酪農科学科、ホルスタインクラブ、
そして寮でも一緒。
同じ時間を長く過ごして、友情を育んできました。

そんな2人は、どうして酪農を学んでいるのかな?

佐藤柊誠君
「実家が酪農家なので!」

櫻井部長
「自分は中学の時の職業体験で
 地元の酪農家さんのもとに行った時に
 惹かれました!」

櫻井部長は、農家の出身ではありませんが、
高校1年から実家を離れて農業を学んでいます。
なかなか大胆な進路選択ですよね。

そんな部長のことを、
ご家族はどう思っているのでしょう。
応援しているのか?心配しているのか…?


2018年06月09日(土) |  離れて暮らす家族と再会

(森)
5月2日。
櫻井部長は、ゴールデンウィークを使って
里帰りをしました。

裕司さん(父)「宜しくお願いします」

裕司さん「おかえり」

櫻井部長
ういっす…
 言ったっけ?(1年生)何人入部したか?」

裕司さん「10何人?」

櫻井部長「17人!!」

裕司さん
「そんなにみんな牛好きなんだ」

厚真町の実家に到着。

「ただいま~」

「おかえりなさ~い」
櫻井部長の家族は、お父さんとお母さんの裕子さん
妹の南実(みなみ)ちゃんと李樺(ももか)さんとの
5人家族。看護師を目指す李樺さんも、
この春から実家を離れ、寮で暮らしているため、
久しぶりの一家団欒です。
櫻井部長「やっぱ うめえや!」

裕子さん
「この間のホルクラの大会どうだった?」

櫻井部長
「良かったよ…4頭中だったけど3位!」

櫻井部長
「最近さあ分解のプロジェクト鶏やってるから
 授業中、卵メッチャ食える!」

裕子さん「良かったね」

親元を離れて、はや3年目。
ご両親は、櫻井部長をどのような目で
見守っているのでしょう。

裕子さん
「私は子供に早いうちに親許を離れて
 厳しい状況の中で成長してほしいなって
 思いはあったので大賛成で!
 なおかつ、やりたいことの為に
 少しでも早く夢に近づくような
 勉強ができるんだったら
 なおさらいいじゃないかなって
 本当に応援する気持ちで送り出しました」

裕司さん
命の大事さとか
 そういうのを一番教えてもらえる学校だと
 思うんですよね。農業高校って…。
 今の息子を観てて、良かったんだろうなと。
 何かあったら…助けようとは思いますけど
 特に出る幕はないかな?

裕子さん「そうですね」

(森崎リーダー)
家族に応援されながら、
大好きな酪農を学ぶ櫻井部長。
今度の共進会で良い成績を出して、
みんなを喜ばせてあげたいね!

2018年06月09日(土) |  いざ共進会へ―そこに学びがある

(森)
5月11日。
共進会を2日後に控え、
ホルスタインクラブが活気づいています。

櫻井部長
「今日小さいバリカン充電しておかないと…」
「頭絡(とうらく)は今日の夜確認して
 明日忘れないように…」

明後日の共進会は、十勝最大級の規模。
ホルクラは明日から泊まり込みで参加します。

ホームグラウンドで調教できるのは、
この日が最後。

「これからリードマンコンテストを始めます。
 エントリーナンバー1。
 キムラ・ヨシヒロさん!」

2年生と3年生全員が出場する
リードマンコンテストに向けて、
調教に熱が入ります。

(森崎リーダー)
これまでの実績では櫻井部長と柊誠君が、
他の部員より一歩リードしているそうです。
そんな二人に意気込みを聞いてみると…

柊誠君
打倒!部長っすかね!?えへへ」

櫻井部長
「部長として…負けたくないなっていうのは
 いつもありますね。リードマンやる時は!」

おっと…
お互いをライバル視しているようですね。
これはこれで盛り上がりそう!
本番が楽しみです!

(森)
5月12日、共進会前日。
帯広の隣・音更町にある共進会場、
アグリアリーナ。ホルスタインクラブは、
この日から泊まり込みで
共進会の準備にかかります。

牛舎の中に、牛の世話をする用意はもちろん、
部員が過ごせるスペースも作り、
これから始まる長丁場に備えます。

ホルクラがエントリーしているのは、
牛の品評会では、
子牛と出産経験のある2才の牛の2頭。
そして、リードマンコンテストに6名。

明日の本番まで一丸となって、
牛の世話と手入れの最終仕上げなどを
行うのですが、部員達には
他に楽しみにしていることがあります。

「こんにちは~」

編田(あみた)尚弘 (酪農家-陸別町)
「今から毛刈りの勉強をします。
 牛の良いところをより美しく見せる!
 そして牛の欠点を隠す!
 という大事なことがあります。
 これは1日で出来ることではなくて
 普段からバリカンを持って
 バリカンを自分のものにしなければ
 すごく練習しなければ上手になりません。
 これから毛刈りの勉強会しますが、
 見るだけでなくてですね、
 今日やったことを高校に帰って牧場で
 とにかく練習する!
 ということをしてください。
 それでは今からやりますんで
 枠の周りにみなさん来てください」

(森崎リーダー)
共進会は、たくさんの酪農家が集まるので、
大切な情報交換の場となっているほか、
若い世代を育てる場でもあるんですね。

編田さん
ドライヤーの使い方!
 まずトップライン立てるんで
 まずドライヤーを全開にして…」

現役バリバリの酪農家が指導してくれる、
貴重な機会です。
ホルクラのみんな存分に学んでいってください!

筥嵜幸さん
「自分これから明日に向けて
 仕上げてがあるんですけど
 ドライヤーの使い方とか
 毛刈りも楽しみながら頑張りたいと思います」


2018年06月09日(土) |  デモンストレーションで力試し!

日も暮れてきました。

ホルクラの夕ご飯は、わあ~バーベキュー。
美味しそうだし楽しそう!

ただ、ホルクラの長い夜は、
まだ始まったばかりです。

場内アナウンス
「みなさんこんばんは。
 今からリードマンコンテストの練習を
 始めたいと思います」
櫻井部長
「忙しい合間を縫って僕たちのために
 こうした指導する時間を作っていただき
 ありがとうございます。
 今日はたくさんのことを学んで
 明日のリードマンコンテストに
 活かしたいと思いますので、
 宜しくお願いします」

アナウンス
「牛の歩幅に合わせて
 人間の歩幅も合わせる」

(森)
夜7時。今度はリードマンコンテストの講習が
始まりました。
牛を引くコツや、コンテストの手順などが
説明されていきます。

アナウンス
「牛の鼻と肩・人間の立っている位置が
 必ず二等辺三角形になるようにリードする」

講習が一通り終わった時、
ある発表がありました。

編田さん
「今から明日のデモストレーションを…
 明日と同じような順位をつけます」

明日に先駆けて、
本番さながらの模擬審査が
行われました。
リードマンコンテストは、
出場者が20歳以下に限られていますが、
大学生など、ホルクラより年上の人も多く
参加しています。

1位を目指し、
部員には絶対に負けたくない
語る櫻井部長。
そして、
その部長に勝つことを目標としている
柊誠(しゅうせい)くん。

デモンストレーションながらも、
緊張感が伝わってきます。

(森崎リーダー)
結果は、部長も柊誠くんも、
順位のつかない下位グループに入りました。
ただ、これはあくまでデモンストレーション。
明日の本番、期待してるよ!

筥嵜さん「よし行こう女子!」

男子「ご就寝だ!ご就寝!!」

(森)
夜9時。
これから交代制で、
夜を通して牛の世話をします。
牛舎に残るグループと、
仮眠をとるグループとに分かれました。


2018年06月09日(土) |  夜も更けて…って夜中から準備が!

(森崎リーダー)

寝床は共進会場の会議室だそうですが…

う~ん…
寝心地はちょっとだけ良く無いかも知れないね。
でもね…。

柊誠君「いいって!いいって!」

他の生徒
「近い近い…」
「起きたら柊誠に抱きついてるかも!」
「先輩死んでるかもしれない!朝起きたら」

ほらほら…
なんだか楽しそうで安心しました。

一方こちらは、夜の牛舎。
牛の寝床がフンなどで汚れないように、
ずっと見張っているんです。
深夜12時に交代するそうですが、
大変そうだなあ
牛舎の外では、
酪農家の皆さんが親睦を深め合っています。
こうして共進会前夜は更けていったのでした。
と、思ったのもつかの間!
深夜というか早朝と言うか、
日が変わって5月13日の午前2時30分!

(森)
ホルクラの闘いは、
すでに始まっていました。

これから本番に向けて、
最後の仕上げ作業に入ります。




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