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2018年04月28日(土) |  名前に隠されたこだわりの製造法とは?

遠田さん
「あっけし極みるく65の数字なんですが…」

リーダー
「その数字が気になっているんですよ!」

遠田さん
「65という数字は
 生乳を殺菌する時の温度です」

リーダー「温度だ~~」

遠田さん
「一般的な牛乳だと120℃の高温
 殺菌するんですが、
 あっけし極みるく65は
 65℃で30分間ゆっくり殺菌しています」

リーダー「低温殺菌乳ということですね」

そして、「あっけし極みるく65」の
こだわり製法がもうひとつ。

ノンホモジナイズ製法を採用していること。

通常は、生乳に含まれる脂肪球を 
砕いて均質化させ、
風味を一定に保つため、
ホモジナイズという処理が行われています。

しかし、「あっけし極みるく65」は、
この均質化の処理がされていないんです。

リーダー
「これはノンホモ牛乳という
 生乳、本来の味を生かした牛乳」

遠田さん
「JA釧路太田の生産者の
 素晴らしい乳質の生乳があっての商品です」

遠田さん
「生乳の風味や味がなるべく壊さないように
 お届けしている商品となっております」
リーダー
「とっても美味しい牛乳だからさ。
 全部が全部…
 この製法で作れば 
 いいんじゃないの…って
 パッと思っちゃいますけど…
 それはどうしてならないんでしょうか?」

遠田さん
「工場があまり大きくないために… 
 牛乳を製造する量が限られてしまうんです」

リーダー「小っちゃいんだ」

遠田さん「小いさいんですよ…」

遠田さん
「ちなみになんですけど…
 この牛乳をビンに詰めているのは私です!」

リーダー「はっ??」

遠田さん「詰めているのは、私です!」

リーダー「そうなんですか??」

手作業で行われる製造とは?


2018年04月28日(土) |  極小工房から作られる絶品牛乳とは?
続いてやって来たのは、
JA釧路太田が運営する「みるく工房」。
これから、ブランド牛乳が
どのように製造されているのか、
見学させていただきます!

森「工房の中に移動してきました」

リーダー
「私これまで10年間あぐり王国で
 色んな加工場を見学してますけど
 最少です!」

森「あははは」


「ここで美味しい極みるくが作られている!」

牛乳の製造はまず、町内の酪農家から
ミルクローリーで運ばれて来た生乳を殺菌する為、
タンクに受け入れます。

そして、およそ65度の温度で30分ほどかけて、
低温殺菌するのです。

殺菌された生乳を見せてもらうと-

あぐり一行「うわああ~」

森「キレイな色ですね」

リーダー
「ほぼ品質に変化はない状態ですもんね。
 牛から搾りたてっていう色と風味ですね」

低温殺菌を終えた後の牛乳は、
専用のボトルに詰めていきます。

遠田さん
「ここで瓶詰め作業を行います」

台に瓶をセットします。

遠田さん
「瓶をセットしてバーを倒すと牛乳が出て
 満杯になると止まります。
 キャップを乗せてバーを倒すと
 フタがしまって牛乳ができます!」

200MLと900ML。
2種類のボトルで販売していますが、
ひとつひとつ手作業で牛乳を詰め、
1日おきに、2種類合わせて300本程度
製造を行なっています。

ココで、あぐりっこにも体験させて
いただけるということで、
ハナネちゃんとカエデちゃんが協力して、
挑戦してみることに!

ハナネ「楽しい!」

カエデ「すごい楽しい!」

リーダー「あんなに出来ました!」

遠田さん「20本くらいできました」

リーダー
「すごいじゃん!
 あぐりっこ置いていきますか?
 こんなに楽しんでやってくれるんなら」

遠田さん「あははは(笑)ぜひ!!」


2018年04月28日(土) |  牛さんと初対面…

「みるく工房」で、
ブランド牛乳の製造を学んだ一行は、
その原料が生産されている牧場のひとつである、
1軒の酪農家のもとへ向かいました!

JA釧路太田女性部の部長も務める酪農家、
小澤 香里さん。
小澤牧場では、およそ100頭の搾乳牛を飼育して、
生乳を生産しています。

リーダー
「牛がこっちを見ています」

ハナネ「おっきい~!」

小澤さん
「この子たちが良い生乳を出してくれる
 牛さんたちですよ!」

リーダー
「牛さんの大きさ、どうですか?」

ハナネ
「ハナネ2人以上いる!」

小澤さん「そだね~(笑)」

実はあぐりっこの2人、
乳牛を間近で見たことがないんです。
せっかくなので近づいてみますが、
ちょっとおっかなびっくりです。

森「近くでみてお顔どうだった?」

ハナネ「目がクリクリしてた!」


「何か特別なことをされているんですか?」

小澤さん
砂のベットを使っているんです。
 お乳が下についているんで、
 砂のベットに寝ることによって
 お乳の周りがすごくキレイな状態!

牛舎に砂を敷くことで衛生的な飼育環境が整い、
高品質な生乳が生産できるほか、
乳牛の足腰への負担も軽減でき、
生乳量が安定するそうなんです。

さらに飼育環境と同じくらい大切なのが
エサ!です。

リーダー「うん!お漬け物だ!」

小澤さん
「サイレージを乳酸発酵させたものを
 食べさせています。
 毎日品質の変わらない安定したものを
 食べさせています」

リーダー「良い乳酸菌が牛の体に入る」

小澤さん
「そうすることで毎日
 美味しい牛乳を出してくれる!」

JA釧路太田エリアでは、
小澤牧場を含めて85軒の酪農家が、
徹底した衛生管理のもと、
それぞれの飼育方法によって、
高品質な生乳の安定生産を行なっています。

“こだわりの原料”
“こだわりの製法”でつくられる
「あっけし極みるく65」ですが、
実は原料を提供する酪農家たちの、
“ある思い”から誕生した商品だったのです。

小澤さん
「なんとか自分たちの搾ったもの
 お客さんの口に直接届けたい!
 ということから出ました。
 自分たちが搾っているものに近いものが
 お客さんの口に入るってことは
 すごく励みになりますね」

リーダー
「忙しいとは思うけど
 もうちょっと搾ってもらわないとなあ~」

森「誰よりね~」

リーダー
「誰よりね~
 遠田さんに頑張ってもらわないとね~」

小澤さん「大変なんで…彼も…」

じゃじゃん もんすけです!
酪農家の思いから生まれたブランド牛乳
「あっけし極みるく65」!
2013年に商品化へ向けた動きが始まって、
製法や販売方法について試行錯誤を繰り返しながら、
3年後の2016年に、念願の販売が始まりました!
限られた数量での製造にはなっているんだけど、
そこには地域への思いも込められているんだよ。

釧路太田集落委員長
木原晃さん
「JA釧路太田の牛乳は
 どこの牛乳よりも美味しいということを
 まずは地元の人達に味わって頂きたい!
 とにかく地元の人たちに
 味わって頂きたいというのが
 最初の主旨・目的だったので
 施設の拡充や要望に応えられない…
 という現実もありますが
 地元の人たちに飲んで頂けるような
 値段にしているのもあるので、
 みなさんからもっと作って欲しいという
 要望もありますけども
 もう少し今の状況でやらせて頂きたいです」
 
地域への思いから、小規模な製造で始まった
ブランド牛乳の販売だけど、同じ原料を使った、
アイスクリームやソフトクリームの製造も
行っているんだって!
しかも今では販売制限をするほどの人気!
地域に根ざした名産品がある厚岸町!羨ましい♪

【あっけし極みるくあいす 270円(税込)】
販売元)Aコープ釧路太田
    道の駅厚岸グルメパーク
    厚岸漁業協同組合直売所エーウロコ

※2018年5月15日から価格が変わります。


2018年04月28日(土) |  ミルク料理をいただきましょう

JA釧路太田女性部の皆さん
(小澤香里さん、石澤さやかさん、
 佐々木宏美さん)に
厚岸町のブランド牛乳、
「あっけし極みるく65」を使った、
お手軽料理を作っていただきました!

※パスタやグラタンスープなど絶品料理!
詳しい作り方はレシピコーナーをご覧下さい。

http://www4.hbc.co.jp/agri_recipe/list.php?selectdayforcal=20180428&selectmonthforcal=201804

佐々木さん
「パスタは厚岸さんのカキと
 極みるくをたっぷり使った
 クリーミーなパスタです!」

リーダー「牡蠣!やっと会えました」

ではいただきま~す。

ハナネ「おいしい~~♪」

石澤さん
「こちらが極みるく白玉です」

白玉にも極みるくが
たっぷり使われていますよ。

カエデ
美味しい~!本当に美味しい♪」

リーダー
「極みるくならではの、
 後味スッキリな感じが
料理になっても生きている!」

オニオンスープグラタンは…


おいしい!
 タマネギのあま味とベーコンの香りがすごい!
 極みるくはクセがあまり強くないから
 素材のうま味がしっかり溶け出ている!」

リーダー
「牛乳から出る
素晴らしいダシのうまさがある!」


「いつも給食とかで飲んでる牛乳と
 違ったかな?」

カエデ
「(給食で)いつも極みるくが飲みたい!」

小澤さん
「月に1回厚岸町の小学校では
給食で極みるくが出るんです」
ハナネ「い~な~」

小澤さんが説明を続けますが…

ハナネ「い~な~」

ハナネは羨ましい限りです(笑)

リーダー
「厚岸町民が地元の牛乳を
 飲めていなかったということですよね」

小澤さん
「そういうことですね。
 これだけ酪農家がたくさん町内に
 あるにも関わらず
 町民の口に入っていなかったというのが
 私たちも絞ってる側も
 なんとしても町民に飲んで欲しかった!」

森「これからは?」

小澤さん
極みるくもおいしいですけども
 他の牛乳もたくさん飲んでもらえると
 とっても絞ってる側としては有り難いです

リーダー
「北海道の牛乳の良さ、
 そして良さの上にある、極の良さ。
 これを実感させて頂きました。
 どういただいても美味しかったです」

みなさん、こんにちは!
今日は、くるるの杜から、
ゴールデンウィークのイベント情報の
お知らせだよ~!!

5月3~6日までの4日間、直売所では日替わりで、
様々な地域の農畜産物や加工品の対面販売が
あるんだよ!

収穫したいちごを使った、
クレープやパフェ作り体験もあって、
レストランでは、旬の野菜を使った料理も
食べられるんだって。
体験は事前の予約が必要だよー!
ゴールデンウィークは、
家族でくるるの杜へレッツゴ~♪

以上、もんすけの週刊あぐりニュースでした!

【ゴールデンウイークはくるるの杜へ】
日程:5月3日(祝木)~6日(日)
問い合わせ:011-377-8700

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4月21日のクイズ
「真狩村で春に収穫されるニンジンの名前は、
 何だったかな?」

正解は「雪下ニンジン」でした。


2018年04月21日(土) |  ♯472 野菜パティシエ×羊蹄山麓の越冬ニンジン編

北海道にも、まもなく桜前線が上陸!
春の到来まであとわずかです。
そんな春の畑から、いち早く収穫されるのが…
越冬野菜。
和寒町のキャベツ、美瑛町のジャガイモ、
洞爺湖町の長イモ、幕別町の長ネギなど…
厳しい冬を越すために蓄えた養分が、
春ならではの甘みに変わる越冬野菜。
そして、羊蹄山の麓にも、
収穫を待ちわびる野菜が…

今回のあぐり王国ネクストは…、
一風変わったスイーツをつくる
パティシエをゲストに迎え、
ある越冬野菜の産地へ!!

豪雪地帯の雪の下で育つ!
甘みとみずみずしさを備えた、
その野菜とは!?

森結有花アナウンサー
「羊蹄山の南側に位置する真狩村にやってきました」

森崎リーダー「4月だよ?」

森「羊蹄山も見えないし真っ白です」

森崎リーダー「この中での農業ですね」

森「今日はゲスト企画です」

リーダー
「真狩村でゲストと言えば
 すごい大御所じゃないですか?
 あの最近は歌よりも髪型で有名な…」

様々なゲストが、北海道農業と食に触れる
「ゲスト企画」。今回お越しいただいたのは?

森「こちらへどうぞ!」

森崎リーダー
「コック帽かぶってるから髪型わからない!」


「髪型忘れて下さい!
 東京の野菜スイーツ専門店
 パティスリー・ポタジエの柿沢さんです
                           
1-5
野菜が主役のスイーツをつくる
パティシエ柿沢安耶(アヤ)さん。

野菜が主役のスイーツをつくる
パティシエ柿沢安耶(アヤ)さん。

東京に店舗を構えて13年目になる
洋菓子店「パティスリー・ポタジエ」で、
ミニトマトのショートケーキや、
ゴボウのショコラなど、
「ベジスイーツ」と呼ばれるジャンルを確立。

おいしくて、健康的に食べられるスイーツとして、
女性を中心に確かな支持を得ているんです!

柿沢さん
「甘さも油分もあるんですけど
 野菜と一緒に摂ることで
 消化の仕方が変わってくるので、
 それにプラスして野菜の栄養も摂れるのが
 大きな魅力だと思うんです。
 食べていただいた方が軽やかな気持ちで
 ケーキを食べられて、 
 体の負担になりにくいっていうのは
 実感していますね」
 
気兼ねなく食べられるスイーツを目指す柿沢さん。
早速、お店でも提供している、
野菜の焼き菓子を食べてみると…?

リーダー
枝豆!これ枝豆だ!
 甘い風合いと青々しいお豆の生きた食感が
 素晴らしいですね」

森「でもスイーツなんですか?」

リーダー
「間違いなくスイーツです。
 お紅茶飲みたいです!」

さらにトマトを煮詰めたジャムが入った、
マドレーヌも…。

リーダー
すごい!甘いよ~
 トマトの味がすごい濃縮されている!」

柿沢さん
「野菜の味がしすぎても
 スイーツっぽく、なくなってしまうので…」

柿沢さん
「あま味のある野菜を使いたいので
 それが野菜スイーツ自体の美味しさに繋がるので
 全国各地探しています!」

リーダー
「北海道の野菜を使われたりありますか?」

柿沢さん
「お店でも使っています。
カボチャは絶対北海道です!
 ジャガイモも玉ねぎも
 北海道のものを使っていますね」

リーダー「ありがとうございます」


「この時期に収穫できる野菜って
 想像できますか?」

柿沢さん
「色々車で来ましたけど何もない…」

お店でも道産野菜を使う機会は多いものの、
まだ雪が残る春先の野菜は
想像がつかない様子です。


2018年04月21日(土) |  色鮮やかなニンジン登場!

パティシエ姿から農作業スタイルに着替え、
いよいよ、その野菜が眠る畑へ…。

リーダー「雪がよけられてる」

森「土が見えてますよ」

森「生産者の田村さんです」

リーダー「よろしくお願いします」

田村さん
「どうもリーダー!お久しぶりです」

リーダー「お久しぶりです!」

田村さん「10年ぶりぐらいです」

リーダー
「10年ぶりですか!
 いや~懐かしいな田村さん!」

森「本当に覚えてますか?」

リーダー
「はい。真狩の田村さんだよっ」

実は、10年前にも番組に出演いただいた、
田村豊和さん。
当時は、真狩村の特産品「ユリ根」について、
詳しく教えてもらったんです!

森「ユリ根の収穫ですか?」

田村さん
「ユリ根は10~11月に収穫するので
 今の時期ではありません」

リーダー
「ユリ根じゃない!
 細川たかしさんでもない…」


「細川たかしさんは収穫できないですよ!」

果たして、真狩村で生産される越冬野菜とは…。
柿沢さんにスコップで掘り起こしてもらうと…
柿沢さん
「キャー出てきたっ!
 ニンジンですね~」

柿沢さん
「よだれが出ちゃった…」

リーダー
「野菜を見ると、すぐよだれが…
 あなた…馬??(笑)」

思わずヨダレが出るほど、
鮮やかなオレンジ色の、
「雪下(ゆきした)にんじん」。
真狩村では、秋に収穫するニンジンと
春に収穫する「雪下にんじん」の2種類を
生産しているんです。

柿沢さん
「美味しそうですね。美しいです!」


2018年04月21日(土) |  雪下ニンジンとは?

田村さんにニンジンの栽培について伺うと-

田村さん
「秋ニンジンは8月~11月まで収穫しますが
 雪下にんじんは種を植える時期を遅らせて
 11月頃には収穫できるサイズになってますが
 そこで収穫せずに雪の下で眠らせて
 3~4月に収穫しています」

柿沢さん
「なんで12月に雪をかけるんですか?」

田村さん「雪は自然に…」

リーダー
「かけるっているか…雪は降ってくる…
 お布団じゃないんですから」

柿沢さん「そうか(笑)」

雪下にんじんは、3月下旬からの収穫に合わせ、
畑の雪を除雪するところから始まりますが
これは雪が降る北海道なら、
どこでもできるわけではありません。
真狩村に積もる大量の雪
断熱材の役割を果たし、
土や野菜が凍らずに、そのまま生育を続けるという
豪雪地帯ならではの生産方法なんです。
さらに…?

柿沢さん「雪のおかげで美味しくなるんですか?」

田村さん
「美味しくなるんです!
 寒さに耐えようとして糖度が増すんです!」

田村さん
「また雪解け水も含んでいるので
 水分が多く、あま味がある
 とても美味しいニンジンになっています」

田村さん
「スコップだけでは大変なので
 一部トラクターを使って収穫します」

柿沢さん&リーダー
「おおおお~

森「ははは!息ぴったりですね」

2018年04月21日(土) |  手間暇かけて掘り起こす!

いよいよ収穫作業を見せていただきます!

リーダー「後ろが…」

柿沢さん「すごい!いっぱいある」

リーダー
「畑をカットするように…
 通り過ぎた後は
 人参がポコポコポコポコ!」

リーダー
「掘りやすくなってるよ!
 大収穫だああああ!
 大漁だあああ~!!」

みんな大興奮です。

土から掘り起こした後は、人の手で抜き取り、
包丁で1本ずつ葉を切っていきます。
ちなみに、秋に収穫されるニンジンの場合、
葉ごと抜き取り、機械がカットしてくれます。
越冬し、葉が萎れている雪下にんじんは、
機械収穫ができず
大変な労力が必要なんです。

柿沢さんも手で抜き取ると-

柿沢さん
「でか~い!ちょっとした大根ですね」

葉っぱを切ってみると-
リーダー「上手っ!」

森「パティシエですからね…」

リーダー
「真狩のニンジン農家さん全てやってる?」

田村さん
「そうです。雪下ニンジンの場合はやってます」

柿沢さん「切る作業が手間がかかりますね」

柿沢さん
「畑はやっぱり楽しいですね!
 野菜スイーツの原点な感じしますね」

森「手が止まらない!」

もともと秋に収穫し忘れたニンジンが冬を越し、
春に掘り起こしてみると、
甘みが増していたことから、
30年以上前から生産が始まったという
「雪下にんじん」。
今では、春の貴重な道産ニンジンとして、
真狩村を代表する作物になったんです。

2018年04月21日(土) |  感動の甘さ!パティシエもビックリ♪

柿沢さん
「色がきれいですね」

リーダー
「めっちゃきれいだよ。
 オレンジってこうだよね!」

さて一口食べてみると-

ポリッ

リーダー「いい音です~」

森「いい顔ですねえ」

柿沢さん
あま~い!みずみずしい!」

田村さん「果物のカキに似ている」

柿沢さん「カキかあ」

リーダー「えぐみもないし…」

柿沢さん「こういう品種なんですか?」

田村さん
「越冬することによって
 えぐみとかなくなるんですよね」

田村さん
「真狩の子供たちは給食で
 この雪下ニンジンからスタートするので…」

リーダー「そうか4月に食べるニンジンだから」

田村さん
「ニンジン嫌いの子は少ないです!」

森「贅沢だあ~」

さらに、ジューサーでつくった、
雪下にんじん100%のジュースも!

森「これ天然の色ですか?」

田村さん「100%雪下にんじんです」

柿沢さん「色がより濃くなった!」

一口飲んでみると…

柿沢さん
甘い!なんですかコレ!
 南国のフルーツのような…
 マンゴーとか…果物の濃い甘さ!」

雪下にんじんの収穫を終えた一行は
続いて、隣の京極町にある、
ニンジンの選別場
「JAようていニンジン集出荷選別施設」へ-

リーダー「広いのね…」

JAようてい京極支所 山内良太さん
「よろしくお願いします!」

リーダー「すごい広い施設なんですけど…」

山内さん
全長200mあります!
 効率化を図るために
 ラインを真っすぐ流すというため!」

森「どれくらいのニンジンが集まる?」

山内さん
「雪下ニンジンにつきましては約2千トン! 」

柿沢さん「ちょっと…何本?(笑)」

山内さん「わからないです(笑)」

ちなみに、2千トンはおよそ1000万本!

さらに、一般的な秋ニンジンになると、
真狩村を含む、JAようていエリアで
およそ2万トン!
1億本ものニンジンが集められるんです!


2018年04月21日(土) |  日本一の選果場はスピード勝負!

2016年に完成したばかりの、こちらの施設。
パティシエの柿沢さんも、選別場初体験です!

「すごい!ニンジンが魚みたい」

山内さん
「まずプールに入れて
 ニンジンの土を落とします」

リーダー
「すると…上がってる!
 ニンジンが遡上しました!」
巨大プールで土を落とした後、
さらに5段階に分けて水洗いするのですが、
この洗浄水には、JAようていだからこそできる、
ある秘密が…

山内さん
羊蹄山の伏流水を使用しております」

リーダー
「すご~い!高額なお金を出して買う訳でなく
 町にあるものですもんね!」

ミネラル豊富な羊蹄山の湧き水で洗ったニンジン。
次は、手作業でいびつな形の規格外品を
取り除きます。
品質には問題ないので、
カット野菜やジュースなどの加工会社へ渡り、
無駄なく活用されているんです。そして…?


「ニンジンが1本ずつ
 線になって流れていってますね」

リーダー「なんかでも…」

柿沢さん「途中で落ちてる??」

山内さん
「この後ろの機械で
 流れくてくるニンジンを1本1本
 カメラで撮影して、大きさ・品質(7種類)の
 規格に選別してます」

柿沢さん「ええええ~」

リーダー
「このスピードで瞬時に判断してる!」

柿沢さん「ハイテク!」

高品質を維持するために、
人の目と最新鋭の機械によって、
厳しく選別される雪下にんじん。

札幌の市場を中心に、関東へも出荷され、
JAようていエリアのAコープや、
札幌市内の一部スーパーで、
春の道産ニンジンとして販売されているんです。


「ここ選別場に運ばれてから
 出荷される状態になるまでにどれくらい?」

山内さん「約10分ほどで!」

みんなあまりの早さに笑ってしまいます。

柿沢さん「早い!!」

リーダー
「さすが最新鋭の選果場ですね」

山内さん
「ありがとうございます!
日本一の選果場です!」

山内さん!ばっちりカメラ目線で決まったぜ!




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