河野 「すごいキレイな場所ですねえ、ドコでしょう?」
佐々木 「今回やってきたのは道東の浜中町ですよ。 浜中町は人口が6000人なんですが… ここでチョット問題です!」
突然ですがクイズを出題! 【23,000】 これは浜中町のあるものの数ですが、 何だか分かりますか? ヒントは牧草が大好物!
さあ、あぐりっこと一緒に考えて見ましょう!
モモカちゃん 「ウシの数だ!」
森崎 「ウシの数、どうだろう」
佐々木 「正解~~!」
河野 「人口が6000人で 牛が23000!?」
佐々木 「浜中町では人口の数より 多い牛さんたちがいるんですよ」
15000ヘクタールの広大なエリアに 乳牛23000頭! 年間9万トンを超えるミルクを供給する浜中町。
全国的に深刻な後継者不足の中、 浜中町では15%が 新規就農者だというのです。 全国からルーキーが集う浜中町。 その先進的な取り組みに今回は注目です!
河野 「さあ牧場にやってきました」
佐々木 「私達が移動してきたのは 【浜中町就農者研修牧場】です」
JA浜中町 営農コンサルテーション室長 長岡 茂美さん 「ここは今まで全然農業の経験がない方が トレーニングする施設ですよ」
森崎 「まったく経験がいらない?」
長岡さん 「今来ている人はほとんど経験がないですよ」
こちらは酪農の町を活性化しよう と平成3年に誕生。 19年間で13組の方が酪農家として巣立ちました。 人気の研修牧場ですが、 ここで学ぶには条件があります。 それは・・・「夫婦で頑張れること」
森崎 「夫婦であれば条件は問わない?」
長岡さん 「そうです!あとは健康とヤル気です!」
現在は4組の研修生が酪農修行中とのこと。
早速、研修中のご夫婦を直撃取材! まず1組目は兵庫県からやってきた 森田浩二さん・史(ふみ)さんご夫婦です。 研修3年目の森田さんご夫婦にとって酪農とは?
佐々木 「結婚してどれくらいですか?」
森田さん 「8年かな?」
河野 「奥さまも元々、牛のお世話はしていたんですか?」
史さん 「いや してないです!」
河野 「まったくゼロですか?」
史さん 「ハイ・・・ゼロです!」
河野 「実際やってみてどうですか?」
森田さん 「朝起きるのがツライんじゃない?」
史さん 「そう!そうです…」
森崎 「これはから酪農家を目指すというコトですか?」
森田さん 「そうですね!浜中町で!」
森崎 「あらっ!ようこそ!ウェルカム!」
河野 「あなた浜中町在住ではないですよね!」
ゴゴゴゴゴゴ~~
突然、トラクターの音!
河野 「わあ~すごい迫力ですね~ 何をしているトコロなんですか?」
JA浜中町 長岡さん 「搾乳している牛に食べさせる エサをつくっているんです」
ここではエサづくりも学びます。
もちろんこのエサを作っているのも- 研修生のご夫婦なんです!
河野 「エサを作っていたのが 新(しん)さんご夫婦です」
来年独立予定、研修5年目の 新 一郎さん・郁子さんご夫婦。 以前は神奈川で建築関係のお仕事を していたのですが…
森崎 「北海道で酪農の勉強をするなんて 思っていなかった?」
新さん 「ないですね」
河野 「ここの研修施設があったということは ありがたいコトだったですか?」
郁子さん 「こういうトコロがなかったら、 酪農家を目指す道っていうのが 自分では見つけられなかったので、 JA浜中町の方には感謝しています!」
じゃーん、もんすけです。 地元の酪農を活性化! 古くから新規就農者を受け入れてきたJA浜中町。 一体どのような活動をしているのでしょうか?
JA浜中町 木村 雅年さん 「JA浜中町では新しく酪農を始めたい! という方のために、様々なサポートを行ってます。 新規就農相談の窓口として 札幌・東京・大阪・九州などで開かれる-
新・農業人フェアに参加! 農業に興味のある方に浜中町に来ていただくため お手伝いを行っています。 また研修牧場の斡旋や卒業後の就農先の紹介、 運営資金の相談など、 初めての方で酪農にチャレンジできるよう 全面的にサポートしています」
なるほど~~~ こうしたJA浜中町の活動が、 多くの新規就農を実現させているんだね。 もっとたくさんの方が来てくれたら嬉しいよね。
新規就農のお問い合わせ・ご相談は- ■JA浜中町 営農コンサルテーション室 TEL)0153-65-2141 HP) http://www6.marimo.or.jp/hmnk-new-farmer/
お次は牛舎に移動しました-
河野 「さっき作ったエサが入ってきた! 車で入ってくるんですね」
トラクターからどんどんエサが 押し出されていきます。
佐々木 「みんな喜んで足出してる!」
河野 「首だすの早いから顔にかかってる!」
河野 「来年からいよいよ独立されるんですよね? 意気込みとかどうですか?」
新さん 「夢なんですけど… いずれは浜中町を代表するような、 そういう牧場にしたいなと思います」
郁子さん 「牛を大事に飼っていきたいです。 そういう風な牛からとった牛乳を 消費者の人に渡したいなと思います」
河野 「頑張ってください。 しばらくは《新・新牧場》と 呼ばれるでしょうけど…」
ここであぐりっこと河野は すこ~し寄り道!
リーダーと佐々木アナは一足先に 浜中町研修牧場を卒業し、 3年前にご家族で酪農業をスタートさせた 黒木ファミリーに会いに来ました。
新規就農、その実情を教えていただきましょう。
森崎 「どちらから浜中町にいらっしゃたんでしょうか」
黒木 圭太さん 「大阪ですね、5年間に来ました」
バイクでの旅がキッカケで北海道に魅せられ、 移住を決意した黒木さん。 大阪で建築関係の仕事をしていましたが、 当時、酪農の知識は全く無かったのだとか。
森崎 「奥さん、どう思いました?」
智子さん 「夢があってイイなって思いました」
森崎 「ちなみにココの場所はどうされたんですか?」
黒木さん 「元々酪農経営していた人が高齢で リタイアされるということで、 JAの方から ココの土地が空くという話を頂きました」
森崎 「最高の場所でしたね!」
黒木さん 「やっぱり日ごろの行い… なんですかね!」
森崎 「日ごろの行い関係ないです!
なんで、そうちょこちょこ…」
黒木さん 「いや~~すみません! 大阪人なもんで!」
地元を活性化! JA浜中町では新規就農のお手伝いだけでなく、 かつて酪農を支えた大先輩たちなどへの サポート活動もおこなっているんです。
さて寄り道をしている 河野とあぐりっこがやって来たのは-
あぐりっこ 「すご~い!キレイ!」
河野 「これ全部… ビッチャビチャやで! 湿原だから!」
浜中町の自然を満喫し、 あぐりっこと河野も黒木ファームで合流。
河野 「せっかくなので あぐりっこに何かお手伝いさせてもらえますか」
と言うことで- あぐりっこ初のエサやりにチャレンジ!
でっかい牛に少々腰が引けてしまうあぐりっこ…
河野 「牛の迫力に負けてるな…」
お次は酪農生産者直伝、 ミルクたっぷり、あったかレシピ!
教えていただいたのはJA浜中町女性部の 日向(しゅうが)よしみさんです。
絶品メニューにあぐりっこも-
カズト君 「まいうううう~~」
ハヤテ君 「野菜と肉がおいしい!」
カエデちゃん 「白菜トロトロしておいしい!」
※詳しい内容はレシピコーナーへ!
佐々木佑花の週刊あぐりニュース。
今日は去年番組でもご紹介した、 こちらの野菜の続編です。
上川・和寒町のキャベツ畑で 収穫体験をしているのは、 地元の和寒小学校の児童33人です。 和寒町といえば… そう!越冬キャベツですよね。 番組でも、去年1月、 地元の小学生と一緒に、 雪の中からキャベツを 掘り出す体験をしました。 そして今年も収穫を迎えた畑に 子供たちがやってきました。 JA北ひびき青年部和寒支部では、 地元の農業を知ってもらおうと 7年前から 「子ども農業体験事業」を行っています。 子供たちは、使い慣れない包丁を使って キャベツの芯を根元から切り離す 作業にチャレンジ!
実はこのキャベツ、 6月に自分たちで種まきをして 育てたものなんです。
子供たちは、自分で育てた 大きなキャベツを抱えて満足そうでした。
地元の畑で、地元の特産品を収穫体験なんて、 本当にうらやましいです。 この日は越冬用に収穫したキャベツを ビニールの上に並べたそうです、 あとは雪が降るのを待つばかり…。 来年1月末には、 掘り取り体験をするそうです。
以上あぐりニュースでした。