森崎 「きれいなイルミネーションですねえ」
佐々木 「ロマンチックですね」
森崎 「なまらロマンチックなところに来たね」
佐々木 「みなさん、少し早いですが メリークリスマス! 」
森崎 「 メリークリスマス!! 」
佐々木 「サンタさん??」
ドタドタ階段を下りてくるサンタさん。 少しずつ勢いがついてスピードアップ!
森崎 「サンタさん?? えっ何か怖いな!サンタさん!」
ダダダダダッーーーと駆け寄るサンタ
森崎 「怖いよ!怖いよ!サンタさん怖い」
河野 「メリークリスマス!」
森崎 「サンタさん、ちょっと気持ち悪いなあ~」
佐々木 「河野サンタだあ」
河野 「わがサンタランドへ ようこそ!」
15万球のイルミネーションがきらめく 広尾町の「サンタランド」。 こちらではサンタさんからのメッセージカードを 国内外の子供たちへ送り届けています。 さらに訪れる人を取り囲むサンタクロースグッズ。 ここは一年中クリスマスが楽しめる場所なのです。
■ひろおサンタランド 住所:広尾町西4条7丁目1 電話:01558-2-0177
訪れたのは広尾町。 サンタさんの故郷である 北欧 ノルウェーのオスロ市から 日本で唯一サンタランドとして認められた町です。
さて酪農家のお母さん達から送られる 楽しいプレゼントとは一体何なのか?
早速ヒントを探しに行ってみると-
とある体育館にやって来たリーダー。 すでにあぐりっこも待っていました。 そして何か始まりそうです… 豊栄会 山本和美さん 「私たちは広尾町内で牛のミルクを 絞っている酪農家で 豊栄会というグループのメンバーです」
山本さん 「《子牛のちっちゃな大冒険》の はじまりはじまり~~」
この劇は子牛が「ミルクはどこから来るのか?」 という疑問を解くため、 いたずらカラスと冒険に出かけ 「命の大切さ」を学んでいくというストーリー。
牛乳は牛の「命の営み」の中から から生み出されていることや、 「体の中でミルクが作られる仕組みなど」を ユーモアを交えながら分かりやすく 伝える内容になっています。
大人も子供も思わず見入ってしまう 素晴らしい劇。 どんな人たちが演じていたのか、 セットの裏側にお邪魔しました。
河野 「コレ全部手作りですか?」
山本さん 「全部手づくりです!みんなで作りました」
森崎 「この花がね…ビックリしたの!」
実は手元にヒモがついていて ソレを引っ張ると口が開いて 笑顔のようになるんです!
一斉に「スゴイ~~」
みなさん酪農家ですが この活動を通して どんなことを伝えたいのでしょうか?
山本さん 「私達は酪農家ですから やはり牛乳のコトを知ってもらいたいです。 牛乳がどうやってできるか?とか。 ソレが一番伝えたかったコトです」
森崎 「バンバン伝わってきたよね!」
リョウ君 「伝わった!」
クルミちゃん 「すごい面白かったし分かりやすかった」
ヒカル君 「ビンビンきたもん!」
「命の恵み」を多くの人に伝えたいという 豊栄会の活動は人形劇だけではないんです。
さあ、みなさんが何かを床に ばら撒きはじめましたよ…
森崎 「全部の絵に何か描いてあるよ」
あぐりっこ 「牛だ~!」
山本さん 「実はこれ“らくのうかるた”です。 酪農のコトや自然のコトが 描いてあるんです」
一年半もの試行錯誤の末、 ようやく完成した“らくのうかるた”。 こちらにも酪農家からのメッセージが たっぷりと込められているのです。
それでは“らくのうかるた”で 遊びながら学んでいきましょう! あぐりっこVSひろおっこチームによる ガチンコらくのうカルタ大会スタート!
豊栄会 お母さん 「つの切り つめ切り キレイに ちょっきん!」
ピーッ
「つ」から始まる絵札を探して猛ダッシュ!
河野 「あった~~」
最初にゲットしたのはひろおっこチーム。
森崎 「あぐりっこ残念!」
お次もひろおっこチームがゲット!
森崎 「一目散です!ひろおっこ!」
ちなみに耳標(じひょう)とは、 牛の耳に付ける名札のこと。 カルタを通じて酪農の知識を 得ることも出来ます。
接戦となったカルタバトル。 1点差で勝ったのはひろおっこチームでした!
勝敗はともかく大いに盛り上がったカルタ大会。
リョウ君 「普通のカルタよりワクワク感があって スゴク楽しかった!」
素朴で温かな豊栄会の劇やカルタ。 子供たちがイキイキした表情になるのは ある思いが込められているからなんです。
山本さん 「今メンバーは11人ぐらいです。 道外から来た人が8割~9割いるんです。 北海道への憧れとか、酪農に対する熱い想いを 持ってきているモノだから、 牧場の楽しさとか農村生活の素晴らしさを 伝えたい!という想いがイッパイあるんです」
森崎 「北海道の酪農の魅力を 道外出身のみなさんから 改めて教えていただけました」
佐々木 「(カルタを通じて) ひろおっことあぐりっこが すっかり仲良くなっちゃって!」
河野 「いいですね~~」
森崎 「オレも入れろ~!」
河野 「イヤちょっと!」
佐々木 「リーダー待って~~!」
佐々木 「牛さんに会う前に大切なコトは?」
ゼンキュウファーム 久保 悦子さん 「イチバン大事なコトは 牛は体はスゴク大きいのですが、 気持ちはみんなよりも気弱です! まずビックリしないように そーっと牛舎に入るコトと、 牛に触るときには“今から触りますよ”って 合図をすることです」
牛は意外と臆病! そ~っと牛舎にお邪魔しま~す…
まずは搾乳する際の手順を教えてもらいました。
久保さん 「まず牛の体に軽く触って合図します。 お隣さんの牛にも一応合図をしますよ。 そしていきなりオッパイに触れるのでなく 背中やお腹など順番に触っていきます。 そうすると牛も “これからオッパイさわられるんだな”って 気持ちの準備ができます」
牛がミルクを絞らせてくれる気分に なったところで搾乳開始。 まずはミルクが問題なく出るかどうか、 手で絞って確認していきます。 その後、搾乳機(ミルカー)をつけるんです。
準備も整い搾乳機もセット完了です。
久保さん 「さあスイッチを入れました。 みなさん、この音聞こえますか?」
♪カッコン カッコン カッコン~
森崎 「なんかカコカコ言ってる」
久保さん 「これが子牛が牛乳の飲むリズムなんです」
河野 「そのペースで子牛は牛乳を 飲んでいるんですか?」
久保さん 「そうなんです」
では搾乳にチャレンジです。 まじかで牛の見るのは初めてのあぐりっこ。 おっかなびっくりながらも、まずはご挨拶です。
ヒカル君 「搾るよ~」
ペシペシペシペシ…ペシペシペシペシ… (両手で牛に触れるヒカル君)
森崎 「イッパイさわってる! メッチャさわってる!」
手で搾ってみると…
河野 「出た出た出た~~」
ヒカル君 「うお~すごーい!」
森崎 「どんな気分だった?」
ヒカル君 「子牛になった気分!」
1日二回の搾乳は牛と交流する大切な時間。 声を掛け、触れながら、 牛の健康状態などを観察します。 それがおいしい牛乳を生み出す秘訣です。
搾乳を終えた後は自由時間!
牧草地に呼んで誘導してあげると 寝ちゃう牛もいれば 草を食べる牛もいて 自由気ままな時を過ごします。
というコトで… 森崎リーダー、牛を牧草地へ誘導することに。
久保さん 「べ~!って呼んで 人間が先導してみてください!」
果たして牛さんに反応はあるのでしょうか?
森崎 「べぇ~~」
あぐりっこ 「べべべべべぇ~~~」
久保さん 「べぇ~~こっちだよ~」
と突然歩き出す牛さんたち。
河野 「動き出した!感動的!」
森崎 「久保さんの呼び声に反応している! 集団で行きましたよ!」
牛からの信頼ばっちりの久保さんは愛知県出身。 酪農業に憧れ18歳で北海道にやってきました。 その後、同じく酪農志望のご主人と結婚し、 夫婦で牧場をスタート。 今では60頭の乳牛を育て、 手作りチーズを作って販売するなど 酪農生活を満喫しています。
久保さん 「動物とか人とが繋がりあえる 牧場になったらイイなと思っています」
人と酪農がやさしくつながる広尾町。 さらに、この町には 心をあったかくしてくれる人たちが…
とある調理室に入って行くと…
あぐりっこ 「うお~~すごいパン!」
こちらに集まっているお母さん達は 広尾町の酪農家。 月に一度、牛乳を使ったメニューを 創作している「ミルキーズ」です。
ミルキーズのモットーは 「自分たちが搾ったミルクを 無駄なく美味しく味わう事!」 お手製のチーズにはプレーンの他、 コショウや唐辛子を加えたものもあり 創意工夫が凝らされています。
森崎 「おいしいー!」
この後、ミルキーズ自慢の料理を 教えてもらいました! (詳しい内容はレシピコーナーへ)
さて最後に、広尾町の食育体験の成果を カルタの読み札にしてもらいました!
ヒカル君 「“いただきます 命をいただく 合い言葉” いただきますって大切だと思って」
河野 「ビックリしたわ~」
森崎 「あぐり王国の後継者が見つかりました!」
リョウ君 「たいせつだ 食べ物みんな 生きている」
佐々木 「スゴイ!」
リョウ君 「生きているものをボクたちは食べているから 感謝しなきゃいけないんだと思いました」
森崎 「もう来週からでも 受け渡してイイ!」
河野 「リョウのあぐり王国北海道!」
河野真也の週刊あぐりニュース。
今日は地元の子供達に 地元の牛乳を飲ませたい!という お母さんたちの願いを実現するお話です。
こちらはJA中標津の乳業工場。 工場面積を2倍に広げる拡張工事が終わり、 今月3日、落成式が行われました。 実は、この工事によって、 酪農家のお母さんたちの集まりである JA中標津女性部の長年の願いが 適うことになりそうなんです。
今回、導入されたのが、 新しい充填機、牛乳をパックに入れる機械です。
これを使えば、 学校の給食用牛乳を造れるようになり 地元の子供たちに地元の牛乳を 提供できるようになるんです。 いい牛乳の生産には、 酪農の現場で働く女性の力量が 反映されるといいます。
自分たちの生産したおいしいミルクを 子供たちに飲んでもらえるよう、 JA中標津のお母さんたちは、 ますます張り切っているようです。 お父さんお母さんが搾った牛乳、 子供達もうれしいでしょうね。 早ければ、来年4月には、 お母さんたちの夢が実現するそうです。
それでは、また来週。