佐々木 「みなさんこんにちは! 今日は幕別町札内にやってきました」
今回参加するあぐりっこは 吉岡桃花ちゃん(小6)、松田空ちゃん(小6) そして地元帯広からは 新谷信仁君(小4)、田中蒼亜(小3)です。
ソウア君 「トウモロコシとか?」
藤尾 「そうか!けどなんか いつも取材している畑とは チョット雰囲気違くない? いっぱい溝が掘ってあるよ!」
佐々木 「一体これは何の野菜なのか? みんなで勉強していきましょう!」
佐々木 「だけど1人いません…」
藤尾 「いませんって… 大黒柱が無いと言っていい!」
佐々木 「一足先にこの畑に行ってるので 我々も向いましょう!」
藤尾 「リーダーを追いかけるぞ!」
あぐりっこ「おお~~~」
十勝の幕別町札内。 こちらには毎年春に出荷する 人気の野菜があるのです。 その野菜とは?
早速リーダーを追いかけ 畑にやってきましたよ。
佐々木 「畑の中にリーダーがいましたよ~」
生産者さんと畑に立つリーダー。 手には何か持っていますよ。 どうやらソレが今回の野菜のようです!
佐々木 「みんなで呼んで見ましょう。 せいのっ リーダー」
森崎 「お~みんな!」
森崎 「札内の越冬春長ねぎ 採れたぞ~~~!」
幕別町札内の春限定の野菜とは…
“越冬春長ねぎ”
森崎 「意味わかるかな?」
ノブヒト君 「冬を越す春のねぎ」
森崎「すごいな~スゴイ!」
さあ越冬春長ねぎをお勉強していきますよ。
大規模農業が盛んな十勝では、 畑作4品と言われる 小麦・じゃがいも・てん菜・豆類の 栽培が盛んですが、 幕別町札内では春のこの時期に出荷する 長ネギの栽培も行なっています。
では生産者さんの横山孝さんから お話を伺っていきましょう。
森崎 「冬を越したほうが おいしいネギになる… みんなど思う?」
あぐりっこ「意外!」
横山さん曰く 「冬を越してすごく美味しくなる」 という越冬春長ねぎ。
では横山さんオススメの炭火焼きで そのお味を確かめてみましょう!
森崎 「なまら良い香りしてきたぞ~」
あぐりっこ「おいしそ~」
森崎 「これは贅沢な食べ方ですね~」
横山さん「そうですね」
こんがり表面が焼けて、 あま~いネギの香りが漂ってきました。
焼きたてをいただきま~す!
モモカちゃん 口の中に入れた途端 「ううっ~ おいしい~!」
ソラちゃん 「%♯☆∞♪~(おいしい)」
あぐりっこもビックリの美味しさ!
大人チームも…
森崎 「うわっウマ~イ!何これ!果物! こんなに甘いんなら 果物とのしてフルーツ盛り合わせの横に このネギがあっていい! めっちゃ甘いね。 冬を越すことによって甘みが増すって 横山さんが言ってましたが まさかここまでとは…」
果物並みの甘さを持つ“越冬春長ねぎ”。 ではどのように育てられているのでしょうか?
森崎 「越冬春長ねぎの畑だ~広いぞ~」
ということで畑にやってきましたよ。
藤尾 「それにしても広いですね~」
横山さん 「奥行きは130メートルぐらいあります」
藤尾 「札幌ドームの両翼より長いですね」
横山さん 「130メートル×23列ありますので 6万本ぐらいあります!」
藤尾「6万本!!」
佐々木「6万長ねぎ…スゴイ」
森崎 「よく見ると…土を盛ってるというか…」
横山さん 「日が当たらないと白くなります。 なので日が当たらないように 土をかけているんです」
藤尾 「ネギの白部分をつくるために デコボコした畑になっているんだ~」
横山さん 「成長するたびに土をかけていくんです。 4~5回は土を盛っていきますよ」
藤尾 「え~メッチャめんどくさい!」
森崎 「伸びれば伸びるほど土を盛っていく… みんなわかった? 太陽に当たっている部分は緑色、 当たっていない部分は白。 この2色はこうやって出来ているんだよ」
モモカちゃん 「大変なことをイッパイやって “おいしくなるんだな”って改めて感じた」
森崎 「そうだよね~」
土の中の部分は本当に白いのか? リーダー体を張って掘っていきます。
森崎 「かなり掘りますよ~」
30cmほど掘っていくと白っぽい部分が 現われてきました。
森崎 「出てきたね。真っ白じゃないけど 明らかに太陽の当たってるのと違うね」
ソラちゃん「全然違う!」
よーく観察すると… モモカちゃん「根っこがたくさんある!」
藤尾 「栄養をいっぱい吸収しているから あんだけ美味しいんですね」
リーダー ネギを掘り起こすと…
ソウア君 「根っこがプチプチ言ってる!」
森崎「よいっしょ~~」
越冬春長ねぎが抜けました~
森崎 「うわ~おめでとう!」
なんだかとっても嬉しくなっちゃいました。
春に出荷する“越冬春長ねぎ”。 では、その栽培スケジュールとは?
佐々木 「まずは5月に “種まき”“育苗”という作業があります」
森崎 「みんな長ねぎの種、見たことある?」
あぐりっこ「な~い!」
森崎「どんなんなんだろう」
佐々木「お願いします!」
とここで横山さんが出してのは ヒモのようなもの。
横山さん「これなんです」
森崎「えっどういうこと??」
横山さん 「これシーダーテープと言って 種をまきやすくする物です。 テープの中に種が入っているんです!」
森崎 「あ~なるほど。 このヒモを一列ビヤーって埋めていけば 種まきになるんだ~」
藤尾 「だけど…5月って収穫もやってませんか?」
横山さん 「ハイ!やってます。 収穫しながら来年の種まきも やってるんです」
森崎 「卒業式しながら入学式やっちゃうみたいだ」
5月に撒いた種をビニルハウスで育苗したあと、 畑に植え替えます。 その後7月からは成長に合わせて 土をかぶせる作業。
そして12月、寒さ厳しい冬を迎えるのです。
佐々木 「成長した状態で雪が降り、積もっていきます。 その雪の中で我慢して我慢して…やっと4月。 冬を越して収穫を迎えるのです」
森崎 「うわ~1年だ!大変だ~このネギは」
藤尾 「雪が降る前に食べられるんだけど わざわざやってるんですね」
畑をよく見てみると-
森崎 「2列だけビニールがかぶった トンネルがあるんですが」
横山さん 「春と言えども北海道はまだ寒いので 3月末からこのトンネルをかけ始めます。 こうすると温度が上がるので 早く伸びるんです」
横山さん 「なおかつ… 出荷はいっぺんに出来ないので 時期をずらすためもあるんです」
森崎 「6万本もあるから 一度に収穫は出来ないもんね」
トンネル状のハウスで ぐんぐん成長した越冬春長ねぎ。
収穫時期になるとトンネルを外します。
越冬春長ねぎの収穫体験! 上手に収穫できたノブヒト君が ソウア君を応援します。
ノブヒト君 「上にあげて、上にあげて…」
上手にソウア君も収穫できました。
森崎「カメラに向って~」
ノブヒト君も一緒にVサイン!
森崎 「なんでノブ入ったの! なんかオイシイなあ、ノブヒト」
藤尾 「全部、自分の手柄にしたがるな~」
さて女子チームの収穫。 モモカちゃんも上手に取れました。
森崎 「モモカ~カメラに向って…」と言いつつ、 ノブヒト君のマネをして カメラに映ろうとするリーダー!
みんな大笑い! 楽しい収穫体験になりました。
収穫した越冬春春長ねぎの選果作業を お手伝いしましょう! 実はすべて丁寧に手作業で行われているんです。
まずは根っこと上の枯れた葉を切ります。
ソラちゃんがお手伝い。
横山さん 「上手ですね~」
森崎 「もうココの人みたいになってきたよ」
次の工程へいくと泥のついた皮部分をむき 真っ白になっています。
藤尾 「うわ~キレイ」
森崎 「何で皮を剥いているのかな?」
佐々木 「タオルかな?」
横山さん 「汚れたりもするので拭きながらやります」
ここは男子チームがお手伝いします。
汚れた皮をスーっとむいていくと、 真っ白な部分が出てきました。。
ソウア君 「むきやすかった」
ノブヒト君 「これで焼いて食べたいくらい!」
その後、ひと袋200gで袋詰めして完成です。
森崎 「アレ?200gより多いですね…」
横山さん 「まあサービスして… みなさんに喜んでもらおうと思って…」
森崎 「結構なサービスですよ。 244gはやり過ぎじゃないですか!」
じゃーん もんすけです。 40年以上の歴史がある札内の長ねぎ栽培。 実は供給が追い付かないほどの人気なんだって。
JAさつない 佐藤文彦さん 「1年間のもの歳月をかけて育てた 札内産の越冬春長ねぎは市場での需要も高く 比較的“高値”で取引されています。 出荷は5月中旬までで、主な出荷先は 地元の帯広市場・札幌市場、 さらに一部宅配などにもでます。 最盛期にはJAさつないが管理する 選果施設から出荷するなど 生産者の負担を軽減し、より高品質な状態の 出荷体制を整えています。 春の息吹を感じる風味豊かな“越冬春長ねぎ”。 今年度は作付面積を拡大し、 さらなる増産体制をひいております」
期間限定のおいしさ越冬春長ねぎは 生産者の春先の収入源としても大切なんだって!
この手間のかかる越冬春長ねぎを 作り続ける横山さんの想いとは?
横山さん 「私が農家を継ぐ前からやってまして、 その伝統を消すわけにもいかない。 それに柔らかくて美味しくて… 自分だけが思ってるかもしれないんだけど 他にはない!と思って作ってるんです。 なので、なくさない! それに楽しみに待ってくださる方もいるので 作業は大変ですけど作ってます」
森崎 「ファンのみんながいるから 作り続けてるんだって。 みんな今日まるまんま食べて ファンになったよね?」
あぐりっこ「なった!!」
森崎 「僕らもこのネギが春に毎年食べられるって ありがたいです!」
大好評の越冬春長ねぎ。 実は栄養パワーもバッチリなんです。
天使大学看護栄養学部 荒川義人教授 「長ねぎは成分的にカリウム・食物繊維が 含まれていますが、なんと言っても特徴は 辛味・香りに関係する硫黄化合物。 この硫黄化合物は辛味があって 食欲を促進させて消化を助けたりします。 またウィルスをやっつけたりして 病原菌から体を守ってくれたりします。
それに越冬すると前の年に作った 養分をかなり蓄えていて、 それをベースに成長します。 なので成分がかなり濃い状態が期待できます!」
なるほど~越冬することで、 イイことがいっぱいあるんだね!
最後に越冬春長ねぎの料理をいただきました。 教えてくださったのはJAさつない女性部の 小竹さん・池野さん・松浦さん。 天ぷらに肉巻き・ポタージュなどなど。
もうあぐりっこも大興奮の美味しさ! 詳しい内容はレシピコーナーをご覧ください。
一日越冬春長ねぎを勉強して… 森崎 「まだまだ知らないものがあるんだな~」
佐々木 「今日は新発見しましたよね~。 改めてネギの魅力を勉強させてもらいました」
これからも北海道の魅力ある農産物を みなさんにお届けしますよ~!