今回のオープニングは 自然のイオンたっぷりの場所からスタート。 ここは水がおいしいところのようで リーダーもゴクゴク水を飲んでますよ。
森崎 「う~うまい! ふるさと東川町の水はうまい!」
藤尾 「リーダー。ここメチャクチャ良い場所ですね」
森崎 「今回は東川町にやってきました。 この水はね旭岳っていう 北海道で一番高い山の雪解け水が 50年・100年かかって 流れてきている水なんだ。 この水が町全体にも流れていて 全家庭が地下水なんです。 上水道が無いんです!」
藤尾「え~!!」
森崎 「申し送れました。ワタクシ 東川町ふるさと観光大使館で ございます!」
佐々木 「コチラをご覧下さい。 “チマサンチュ”って知ってるかな?」
あぐりっこ「聞いたコトない!」
佐々木 「“チマ”とは韓国語でスカートという意味」
森崎 「スカートのようなサンチュ! いわゆるレタスっぽい葉野菜ですよね」
夏本番を迎える北海道。 野外で焼き肉、最高ですね! そんなときに欠かせないお野菜と言えば 「チマサンチュ」。
今回は東川町自慢の チマサンチュをお勉強していきますよ。
【オープニングロケーション】 ■大雪旭岳源水公園 住所)東川町ノカナン 電話)0166-82-2111(東川町役場代表)
森崎 「実は本日お訪ねした生産者の牧さん。 私の東川中学校時代の先輩です! どうもごぶさたしております! いや~どうも」
藤尾「腰低っ!!」
森崎 「しかも同じ部活の先輩ということで え~えちょっと非常に怖い!」
藤尾「目を見て話しましょっ」
少し緊張気味のリーダーですが 早速チマサンチュのハウスを見学しましょう。
牧清隆さん 「こちらでサンチュを栽培してますよ」
森崎「大きなハウスですね~」 藤尾「サンチュはハウス栽培なんですね」
さてハウスに入っていくと- 森崎 「炎天下のハウスですから (ロケ時の気温は28度くらい!) どれだけ暑いんだと思ったら… そうでもない!」
藤尾「暑くない!」
牧さん 「涼しいでしょ!横は全部風通しが良いように 換気できるようになってますし、 上は網のような遮光ネットで光をさえぎって 葉野菜なのでしなっとならないようにしてます」
じゃ~ん、もんすけです! 今回紹介する「チマサンチュ」。 「サンチュ」と呼ばれて親しまれているよね。 韓国ではとってもポピュラーな野菜で 焼き肉を巻いて食べるのが人気。 そんなチマサンチュはどんな特徴があるのかな?
天使大学 看護栄養学部 荒川義人教授 「レタスは切ると白い液が出てきます。 それがまるで“乳”のように見えるので “乳草”と呼ばれたりしていますが チマサンチュはそのレタスの仲間です。 特徴的なのはビタミンEです。 体の中の細胞が健康であるように 守ってくれます。 普通の野菜ではビタミンは取りにくいんですが チマサンチュはおよそ2倍の摂取量が期待!」
チマサンチュは「レタス」の仲間。 そのレタスの栽培の起源は およそ2500年前の古代エジプト。 日本には中国から伝来したと言われていて 奈良時代から食べられていたんだって~!
チマサンチュの特徴を教えてもらいましょう。
牧さん 「サンチュの特徴はこのシワなんです! “シワ”があんまりない葉っぱは 商品にならないんです」
森崎 「ボコボコして立体的なものが良いですね」
さてここまで見てきて 「いつも見ているハウスとちょっと違う!」 と感じている方いませんか!? そこで-
森崎 「ハウスの違いを見つけよう!!イエ~ みんな準備はいいかあ~! 分かったらこのスイッチを押して答えよう。 じゃあレッツシンキング!」
突然ですがココで 「クイズ早押し!ハウスの違いをみつけよう」。
森崎 「さあ一般的なハウスとちょっと違いがあるぞ!」
あぐりっこに寄り添う藤尾君がヒント係です。
藤尾 「ここまで来る間に、 いろんな畑を見てきたよね。 そこでいろんな野菜がなってたと思うけど そこと比べて、ここはどうだ?」
藤尾君のヒントでひらめいたあぐりっこ!
向こうから猛ダッシュでやってたのは… タクヤ君です!
佐々木「来た来た~」 森崎「スゴイ勢いで来た~」
と勢いあまって…
テーブルごとひっくりかえる。
そして-
支えようとした佐々木アナも なぜか倒れる…
森崎「うお~ハハハハ」(現場も大爆笑!)
ケガ無く元気なタクヤ君。 さっそく答えてもらいましょう! 森崎「さあハウスの違いは何だ?」
タクヤ 「普通は地面にあるのに高台にある!」
この後も女子チームが回答。 ノゾミちゃん 「普通はハウスにネットはかかってないけど このハウスはネットがかかってる!」
森崎 「遮光ネットだね…正解だあ~」
ホノカちゃん 「植えられているところに 白いビニールみたいのがかかってる」
森崎 「よく気がついたね…作物の下に 白いビニールシートが張ってある正解!」
あぐりっこが答えた「ハウスの特徴」 実はとっても重要なことばかりだったんです。
佐々木 「みんなが出してくれた答えを検証しましょう。 まずはタクヤ君が回答した “高い所に植えられている” タクヤ君、これは何でだと思う?」
タクヤ君「う~ん何でだろう」
ノゾミ「低い所より風通しがいいから?」 ヒロト「高い所にあると取りやすいから?」
森崎 「収穫がしやすいから…」
さてその理由は…
牧さん 「このように腰の位置に台があることで 収穫作業や管理作業が効率的にできる! 体に負担をかけないんです」
森崎 「確かに葉物野菜は収穫が全て手作業ですよね」
高設ベッドと呼ばれる台を使い、 生産者の負担を軽減。
また台の上の真っ白いシートは 太陽光を反射して、葉っぱが熱くなって 「日焼けする」のを防止したりしています。
※実はこのシートを裏返すと黒になります。 寒い時期は黒い面にすることで 逆に太陽光を集め保温しています。
次にこのシートをめくってみましょう。 中からは土のようなものが出てきましたが…
牧さん 「これはもみ殻とヤシ殻です。 それらをベットに敷き詰めています。 土を使わないことで 雑草の抑制にも繋がります」
JAひがしかわ 福井陽輔さん 「高設ベッドのために、 かがんで収穫をしないので 腰の負担軽減と労働力の軽減に つながります。 ですので高齢者の女性の方でも 簡単に収穫作業ができることです」
作業が軽減できると高齢者も無理をせず 栽培に取り組むことができるもんね! 「高齢化対策」としてスタートした チマサンチュ栽培。 現在JAひがしかわでは 10軒の生産者さんが栽培していますよ。
お次は「ハウスの屋根が高い理由」は?
牧さん 「実はこれは3重になるんです。 冬場や春先は非常に寒いので ある程度の温度を確保するために!」
屋根が高くないと 3重にするのは難しいですよね…
森崎 「寒い…って、ちなみに いつから栽培しているんですか?」
牧さん「2月から準備していますよ」
森崎「2月!?真冬ですよ~!」
東川町ではこのような立派なハウスを利用して ほぼ通年栽培をおこなっています。 こうして道内ナンバーワンの生産量を 支えているのです!
チマサンチュの栽培方法を学んだあぐりっこ。 どう思ったかな?
ヒロト 「工夫して野菜作りをしているところが スゴイと思いました」
ホノカちゃん 「(生産者さんが)収穫が大変じゃないように しているところがスゴイと思いました」
森崎 「そうだよねえ」
では収穫作業を見てみましょう。
森崎 「1枚1枚とって収穫していますよね」
東川町の水で育ったチマサンチュを いただきま~す!!さてお味は?
ヒロト 「口の中でシャキシャキする音が メッチャ良い!!」
ノゾミ 「ちょっと苦いけど みずみずしさがいいなあって!」
苦さもおいしさの一部! あぐりっこたちの新たな味覚の扉を開いた 東川のチマサンチュ。さてお次は-
あぐりっこ収穫のお手伝い!
下のほうから大きなチマサンチュを 10枚ずつ収穫。 お母さんたちに聞きながらやりました。 さて… 高齢者でも育てやすいということで始まった 「チマサンチュ栽培」ですが、 ハウスの工夫もあり 通年栽培が可能になりました。 その結果、年間の生産量は およそ226トン! 枚数にすると4500万枚にもなるんです。
遠くは沖縄県まで出荷している 東川町産の「チマサンチュ」。 さらに消費者が安心できる「ある事」にも 取り組んでいるんです。
牧さん 「“ひがしかわサラダGAP”というもので 東川で作られる農作物全てにおいて 自己点検・評価を記載するんです!」
森崎 「うわ~自分で通信簿をつけるようになってる!」
これは東川町の生産者が 独自に取り組んでいるもので、 病害虫防除や収穫作業について 細かくチェックするようになっているんです。
森崎(一文を読み上げる) 「未記載・未提出の場合は 出荷取扱・相対販売などができなくなる 場合がありますのご注意願います… これがないと扱ってくれない!」
藤尾「厳しいですねえ」
平成22年から行っている「サラダギャップ」 安全安心を徹底するための取り組みと言えます。
あぐりっこ達の収穫体験も無事終了!
お手伝いを頑張ったご褒美に 生産者のお母さんたちが 腕によりをかけてチマサンチュ料理の数々を 用意してくれました! またチマサンチュ部会のみなさんにも 集まっていただきましたよ。
※「チマサンチュ」の手巻き寿司やナムルなど… 詳しくはレシピコーアーをご覧ください!
お腹がすいていたあぐりっこ…
チマサンチュに焼肉をのせる定番料理。 あぐりっこたち、もう箸が止まりません!
藤尾「入れ過ぎちゃうか?」 森崎「よ~し、みんなもういい!のせすぎ~」
モリモリほお張るあぐりっこたち! 大人もビックリの食べっぷりです。
タクヤ「うまいです!」 ヒロト「めっちゃうまくて泣きそう!」
お肉とチマサンチュ…おいしそう! 実はこのコンビ一緒に食べると とってもいいことがあるんだって!
天使大学 荒川教授 「お肉の脂分の吸収をチマサンチュが ゆるやかにしてくれるんです。 また苦味成分が肉の脂っこさを抑えて リフレッシュしてくれる効果もありますね」
へ~そうだったんだ~ 僕もこんど試してみよっと!
森崎「子供たちの姿をみてどうですか?」
滝本旭人さん 「若い人からお年寄りまで おいしく食べられると思うので 作っている側としてもうれしいです」
牧美紀さん 「子どもたちがあんなにほお張って 食べてくれたなんて… 作っている側としてはとてもうれしいです」
森崎 「小学生の子供たちが汗をかきながら ご飯をほお張っている姿って 美しいよ!」 今日一日でチマサンチュが 大好きになったはず♪ みなさんも是非食べてみてくださいね!
さてここでJAひがしかわから告知! 8月26日(日)に開催される 【第10回大雪清流てっぺん祭り】では 野菜やお米の直売も行われます。 みなさん行ってみてくださいね!
こんにちは週刊あぐりニュースです。 100歳になっても第一線で活躍している、 あのお医者さんの話題です。
東京の聖路加国際病院の 日野原重明名誉院長は 100歳になった今でも診療を続けている 現役の医師です。90歳の時に出版した 「行き方上手」がベストセラーにもなりました。 その日野原医師の特別講演が、 8月5日札幌で行われます。
またがん予防の専門家、浅香正博医師の講演も。 長きにわたりがん治療に取り組んできた 2人の医師のお話は、がんに対する心構えを 考える機会になるのではないでしょうか。
お問い合わせは市民講座を主催する 「札幌厚生病院」まで。 申し込み用紙は病院のホームページから ダウンロードできます。
【がんの予防と癒し~サイエンスとアート~】 日時:8月5日(日) 13:00~15:00(12時開場) 場所:札幌市民ホール 大ホール 札幌市中央区北1条西1丁目
【問い合わせ】 JA北海道厚生連 北海道厚生病院 市民公開講座事務局 ℡ 011-261-5331
続いては夏休みに広大な北海道を 体験してみたい小学生必見のお知らせ!
根室地区のJA青年部が中心になって 開催される恒例の「酪農体験ツアー」。
今年は今月27日から2泊3日で 行なわれます。 地元の乳製品工場で チーズ製造工程を見学したり、 JA女性部のお母さんたちから 手ほどきを受けてのスイーツ作りなど 内容盛りだくさん。
メインイベントは酪農家のおウチでの ファームステイ!搾乳やえさやりはもちろん、 かわいい子牛にミルクをあげられるかも…
都会ではできない経験がいっぱいですね。 参加条件は小学校4年生から6年生まで。 子供だけで参加可能な方です。
夏休みの思い出になること間違いなしですね!
さて毎年恒例のカルチャーナイト。 今年は13日の夜に110の施設で実施されます。 JAグループ北海道の会場には私もお邪魔します。 ぜひお越しください。
さらに10周年の今年は、 14日(土)にも札幌駅前地下歩行空間で イベントが行なわれますよ。
以上、週刊あぐりNEWSでした。
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【夏休み小学生酪農体験ツアー】 実施日:7/27(金)~29(日) 旅行代金:一人15000円(税込) ※添乗員同行 参加条件:小学校4年生から6年生 (ただし札幌駅発着で対応可能な小学生に限る) 応募締切:7月12日(木) 宿泊先 1日目/湯元マルエー温泉 2日目/根室管内の酪農家でファームステイ 申し込み: 農協観光帯広支店 協力団体 根室地区農協青年部連絡協議会 ℡0155-24-4360(月~金 9:00~17:30)
------------------------------------------ 【JAグループ北海道 カルチャーナイト2012】 ■7月13日(金)午後5時30分~8時 ■JA北農ビル ホクレンビル1階(北4西1)
□7月14日(土)午前11時~午後5時(展示ブース) □札幌駅前地下歩行空間(北3条交差点付近) 午後1時~ コンサートほか