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2012年10月06日(土) | ♯212 JAようていの馬鈴薯品種別リレー 編
>>

2012年10月06日(土) |  ♯212 JAようていの馬鈴薯品種別リレー 編
今回やってきたのは、
羊蹄山のふもと、京極町。
あぐりっこは、畑でお絵かき中。
一体何を書いているのかな?
ユウタロウ君(小4)の絵は
ジャガイモがフライドポテトになる様子。
ユメちゃん(小6)はメークインと
男爵の運動会!
リョウ君(小4)もルルちゃん(小6)も
じゃがいも達が徒競走していますよ…

これらの画、
実は今回のテーマを聞いて
あぐりっこが
イメージを膨らませて書いたもの。

そのテーマとは~
あぐりっこ「ジャガイモリレー!」

この「じゃがいもリレー」って
一体何のことなんでしょうか?

さっそくヒントを探しにジャガイモ畑へ-

ユウタロウ
「これ全部ジャガイモ畑?
 あそこまで、ず~~っと??

森崎「そうだよ~全部だよ。広いだろ」

広大なジャガイモに感動!
しかし、ちょっと進んでみると、
見慣れないものを発見!

ユウタロウ「これ何ですか?」

リュウ「ウメ?」

ユウタロウ「イモにも見えるけど…」

ユメ「トマト??」

ウメのような丸いものが畑に
たくさん落ちています。

リーダーがその1つを割ってみると-
あぐりっこ「トマトだよ」 「ブドウだ!」

森崎「確かにブドウみたいにも見えるね」

森崎「味を確かめてみるかな…」

と一口…!

森崎
「甘酸っぱ苦い…」と渋い顔!

※ベリーは食べる物ではありません!

畑のいたるところに落ちているナゾの実。
この実は一体なんなのだ!?
本当にここはジャガイモ畑なの?
ジャガイモ生産者の粥川一也さんに
お話を聞いてみよう。

2012年10月06日(土) |  泥んこになってジャガイモ収穫!

粥川さん
「これは『ベリー』と呼ばれている
“キタアカリ”にしかならない実です!」

森崎
「キタアカリはジャガイモの品種ですね。
 そのキタアカリの実…ということは
 ジャガイモの実なんですね」

粥川さん
男爵には出来ないんですよ

森崎
「へえ~~違うんだねえ」

粥川さん
「青々しているときは
 こうなっていますよ(写真)」

森崎
「トマトみたいってみんな言ってたね。
 実はトマトとジャガイモは親戚なんだよ」

そうなんです!2つはナス科の作物。
トマトはを食べますが、
ジャガイモは茎が地中で肥大したもの
食べているんです。

森崎
「ここはココはベリー畑みたいだね」

リョウ
「ジャガイモが一切見えない」

森崎
「じゃあジャガイモはドコにあるんだ?」

リョウ
「この中!土の中!

ということ…

みんなでジャガイモ堀りにチャレンジ!

そう今みんながいる下に
キタアカリがたくさんあるんです。

では一斉にいも堀り開始~

「あったぞ~」「でっかいぞ~」
「ちっちゃいのあったぞ~」

掘れば掘るだけ出てくるジャガイモに
みんな大興奮!

ユメ
「大きいのは採れにくくて…
 でも採れたときはすごい嬉しかった!

さてキタアカリの収穫を楽しんだところで
ジャガイモの品種をお勉強!
ココに並んでいるのは、
JAようていで出荷しているジャガイモ。
品種は「とうや」「男爵」
「キタアカリ」「きたかむい」なのですが、
素人には、なかなか見分けがつきません。

森崎
「粥川さんは見ただけで
 品種がわかるんですか?(間髪おかず)
 わかるんですね!」

粥川さん
「えっ!いやっ!そうですね~」

佐々木
ジャガイモ生産歴24年の
 粥川さんですからね~」

森崎「それは分かりますよね!」

ここで品種あてクイズ! 
ジャガイモ栽培のプロ・粥川さんは
見ただけで、4つの品種を当てられるのか?

粥川さん
男爵ときたかむいは生産していますけど
 とうやとキタアカリは作っていないです」

森崎
「そうなんだ!じゃあ男爵ときたかむいは
 絶対に間違えちゃいけないんだ!」

粥川さん
「…そう~です…ね~!!」

では挑戦しましょう!


2012年10月06日(土) |  ジャガイモリレーとは何だ??

粥川さんの予想がこちら!
生産者のプライドにかけて、
絶対に外すわけにはいきません!

さて正解は…

なんと~全問正解!!

それでは品種を見分けたポイントを
聞いてみましょう。

粥川さん
“きたかむい”芽が浅い品種です。
 それにどこに芽があるかわかりずらいです。
 “とうや”は他より少し黄色みがかってます」

その他“キタアカリ”赤い芽が特徴。
“男爵”はとてもゴツゴツしていて
芽が多い
のがポイントなんです。

同じように見えるジャガイモにも、
それぞれ特徴があるんです。

それではいよいよ
「ジャガイモリレー」とは何なのか?
解明していこう!

佐々木
「コチラはそれぞれの収穫時期です」

森崎
「それぞれ全然違いますね。
 “とうや”は早い!
 “男爵”はなが~い時期
、収穫できるね」

佐々木
「お次はコチラ。ジャガイモの出荷時期。
 “とうや”は8月いっぱい、
 “男爵”はどうかな?」

あぐりっこ「なが~い」

佐々木「“きたかむい”はどうかな?」

ユメ「春にしか出荷してない!」

佐々木「そうだよね」

とここでルルがある事に気がつきました。

ルル
「“きたかむい”の収穫は10月なのに
 出荷は春!
 その間は何をしているのか?
 サボっているのか?

森崎
「ほ~!きたかむいさんね。
 10月には収穫が終わっているのに
 3月まで何をしているんだ!と。
 サボっているんじゃないか?と」

ルル
「“とうや”は頑張っている!」

森崎
「ホントだ!
 8月に収穫したらスグに出荷してる!
 とうや君、頑張っているね。粥川さん、
 きたかむいはサボっているのでしょうか?」

粥川さん
「“きたかむい”という品種は
 2月下旬までお休みすることで 
 おいしさが倍増するんです。
 なのでJAようていでは
 3月以降に出荷しているんですよ。
 “とうや”は掘ってすぐでも美味しいので
 出荷できるんですよ」

ジャガイモは収穫の時期貯蔵期間
品種によって異なります。
JAようていでは、その特徴を生かし
通年出荷を目指しているんです。

すなわち、あぐりっこが書いた画のように、
4つの品種がバトンを渡し、
リレー
をしているんです。

ルル
「採れない時期や
 やたらと採れちゃう時期があって
 バラついちゃうから
 みんないたほうがいいのかなって…」

続いてあぐり一行は
じゃがいもの収穫を行っている畑に
やってきました。

2012年10月06日(土) |  怪しい光線でジャガイモを守る!

ちょうど男爵の収穫中!
今回は特別にこのハーベスターに
乗せてもらうことになりました。

ハーベスターはどんどんジャガイモを
掘り出していきます。

出荷に適さない小さなジャガイモなどは
マシンに乗っている人によって選別されます。

どんどん掘り起こされるじゃがいも!
目が回るほど忙しいんです!

佐々木
「一瞬で見分けているからスゴイよね~」

じゃ~ん、もんすけです。
北海道ではたくさんのジャガイモを
栽培している事は知ってるよね?
その生産量は全国の
78%を占めているんだよ。

しかし北海道で栽培している
ジャガイモ46%は、
な、な、な、なんと・・・
デンプンに加工されていて
食べる用のじゃがいもは
15%
しか出回ってないんだって!

国内で食べられているジャガイモの
およそ6割は北海道意外
生産されたものなんだよ。

そこで平成9年、
JAようていでは
「ようていブランド」として
ジャガイモのブランド化に取り組みました。
北海道産のおいしいジャガイモを
全国の人に食べてもらえるように
ジャガイモのリレーが始まったんだって~

次にあぐり一行は貯蔵施設に潜入!

ジャガイモの通年出荷を目指している
JAようていでは、収穫したジャガイモを
こちらの大きな貯蔵施設で
ある工夫をしながら保管しているんです。

その秘密をJAようてい多田雅彦さんから
お聞きしましょう。

森崎
「コンテナがたくさんありますが…?」

多田さん
「大体3000基以上はあると思います!」

あぐりっこ
「3,000基???」

森崎
「このコンテナ1つ、
 どれぐらいの重さですか?」

多田さん
1300Kgぐらい入っていますよ」

森崎「13トンだよ」

ユウタロウ「エッ!?」

さらに奥に進むと…驚きの光景が!

多田さん「扉を開けます!」

あぐりっこ
「うわ~」「何だコレ?」

あぐりっこ「なんか怖い!」

森崎「みんなここ何色?

あぐりっこ「みどり~!!」

森崎「なんで緑色なんだろう?」

あぐりっこ「森の中?」

森崎「ファンタジーだね」

ユメ
日光の色と違う色にして
 寝かせているんじゃないかな?」

森崎「何でこんな色なんですか?」

多田さん
「ジャガイモが貯蔵中に
 緑色に変化することを抑えるための
 特殊な照明を使っています!」

ジャガイモは太陽や蛍光灯の光に当たると
緑色に変色
してしまうんです。
そこで何ヶ月もの間貯蔵するこの倉庫では
特殊なライトを使っているんです。

森崎「ユメ正解じゃない!スゴイ」


2012年10月06日(土) |  収穫・貯蔵・出荷の連携でリレーが成り立つ!

「緑色の光」以外にも秘密があります。
ソレは足元から出てくる風!

多田さん
「掘ったばかりのジャガイモは
 ほんの少しだけ熱を持っているんです。
 それを風を当てて少しずつ冷ましてあげて
 外側の皮を乾かしてから、選果するんです」

入ってくる風は自然のもの。
冬の間は扉を開け、外の冷気を利用し
貯蔵しているんです。

森崎
「ほとんど1年を通じて
 あまり電気代がかからずに
 エコなかたちで保存ができるんですね。
 大変優れものな施設だと思います!」
しっかり貯蔵されたジャガイモは、
時期を見て出荷されます。
この選果場では1日およそ100トンもの
ジャガイモを出荷しているんです。

出荷に適しているかは人間の目で
一つ一つチェックしていきます。

ジャガイモらしい形や、
程よい大きさのものは生食用。

ちょっと形が悪いものなどは
加工用に分けていきます。

人間の目で見て分からない
中身をチェックするのが、この空洞判定装置。
このマシンではねられたジャガイモは
御覧のように空洞!

大きめのジャガイモに出来やすい空洞を
このマシンはしっかりチェックしているんです。

4種類のジャガイモを扱っている
JAようていには
このような貯蔵・出荷施設が3つあり、
それぞれ取り扱う品種が決められています。
このように貯蔵・出荷施設が
バッチリ完備されているので
ジャガイモリレーが可能なのです!

それではお楽しみタイム!
佐々木
「JAようていのジャガイモをいただきましょう」

JAようてい女性部京極支部のみなさんに
4種類のジャガイモ別の料理を
用意していただきました。

まずは、それぞれの特徴について!

「“キタアカリ”は煮えやすいので
 手早く調理できるのが特徴です。
 お味噌汁でもチャチャッとすぐできちゃう。
 “男爵”は熱を通すのに時間がかかりますが
 煮くずれしにくいです

その他“きたかむい”は変色しにくいので
ポテトサラダなどがおススメ!
“とうや”なめらかな肉質。
ホクホク感はメークインと男爵の間ぐらい!

詳しいお料理の内容は
レシピコーナーに掲載されています。

番組冒頭でユウタロウ君が描いたように
JAようていのジャガイモは
リレーのように最後は美味しく調理されて
みんなのお腹の中に入ってきましたよ。

収穫・貯蔵・出荷をつなぐジャガイモリレー。
いろんな人たちの努力と知恵、
そして最新技術があって
成り立っていることが分かりましたよ~

こんにちは週刊あぐりニュースの時間です。

空知地方のおいしいものを紹介する
フェアが開催されています。
今月3日から開催されている
イベント「空知フェア」。
空知の生産者や加工業者が
空知産のこだわりの農産物や
加工品を販売するほか、
毎日空知管内の2つの団体がコメや野菜、
加工品を日替わりで対面販売しているんです。

しかもこのフェアを行っている場所は
JR札幌駅西コンコース1階にある
北海道どさんこプラザ札幌店。
お店の営業は夜の8時なので、
会社帰りにも寄れて便利ですね。

期間は今月30日まで!
この機会に空知の秋の味覚を
堪能しちゃいましょう!

《空知フェア》
日時)10/3(水)~10/30(火)まで 
   午前8:30~20:00
場所)北海道どさんこプラザ札幌店
   (JR札幌駅1階 西コンコース)
問い合わせ)北海道どさんこプラザ札幌店
          TEL 011-213-5053
-------------------------------------------
続いては「農村の魅力」「農業の大切さ」を
楽しく体験できるイベントのお知らせです。

《2012 農業・農村フェスタ in 赤れんが》
今年で11回目を迎えるこのイベントは
子供たちに
「農業・農村の素晴らしさや楽しさを
もっと知ってもらおう!」を
合言葉に実施されています。

農村は農作物を作る場所としてだけでなく、
小動物の生息地であり、
雨水を蓄える防災の役割など、
大切な働きがあるところ。
そんな農村について楽しく学べるメニューが
たくさん用意されているんです。

例えば、おにぎり作り体験やバター作り体験、
ハロウィンのかぼちゃを工作したり、
砂糖の原料「てん菜」を食べる事も
出来ちゃうんです!
各メニューによって定員が決められていますが、
全て無料!もちろん全道各地から集まった
農産物の販売もあります。

14日・日曜日はあのフワフワした
かわいいアルパカもやってくるという事!
ご家族で足を運んでみてはいかかでしょうか。
以上、週刊あぐりニュースでした。

《2012 農業・農村フェスタ in 赤れんが》
日時)10/13(土)・14(日) 
   午前11時~午後4時(雨天決行)
場所)北海道庁・赤レンガ庁舎前  
問い合わせ)  
2012農業・農村フェスタin赤レンガ
実行連会事務局 (株)朝日あぐり内
TEL 011-221-1551




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