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2015年01月31日(土) | ♯323 日本古来の食文化 鍋で‘こ食’を考える編
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2015年01月31日(土) |  ♯323 日本古来の食文化 鍋で‘こ食’を考える編

寒い季節、食べたくなるのは…  
あったか~い「鍋」。
季節の野菜やキノコ・肉や魚を
たっぷり食べられる鍋料理は
日本を代表する料理の1つ。

街頭インタビュー
「寒い時は鍋が一番温まるし
 何を入れてもおいしい!」
「野菜がいっぱい食べられる」
「味のバリエーションがいっぱいある!」
「雑炊にして汁までしっかり食べられて
 惜しみなく冷蔵庫もきれいになるから良い」
「1つの鍋をつつくのが良い!」

と家庭でも人気の鍋ですが、
実は現代の食卓が抱える様々な問題、
それを打開するためのアイディア
ギュッと詰まった料理でもあるんです。

今回のあぐり王国は美味しいだけじゃない!
「鍋」に注目します!

佐々木
「お鍋にいれる材料をご用意しました。
 野菜もお肉・魚・大豆製品もあります」

河野
「どんな鍋をしても豚バラが入っていたら
 うま味が出てきますから」

森崎
「残ったお出しを雑炊でいただく…
 今すぐやろう!」

と鍋の話が盛り上がっていますが
今日は親子で参加していただきました!
好奇心旺盛な佐伯桜優(みう)ちゃんと
お母さんの樹理さん、
仲良し三人家族の高田青空(そら)ちゃんと
お母さんの美佐子さんです。

あぐりっこのお宅では
どんな鍋を食べているのかな?

ではおうちの鍋には
どんな食材が入っているか
選んでみましょう。

やはり最初に選んだのは…白菜!

森崎
「北海道の冬の白菜最高ですから!」

タマネギやしいたけ・えのき・春菊、
ネギ・豆腐・豚肉…

森崎
「もって帰れるわけじゃないからね」

河野「どんな味付けなの?」

ソラ「キムチ!」

美佐子さん
「(キムチ鍋)は多いですね。
 お餅は必ず入れる!トッポギ風で!
 最後はごま油をいれて…」

佐々木「いいですねえ~」

さてミウちゃんのお宅は?

ミウ
「すき焼きのタレを入れて煮込む!」

樹理さん
「(子供たちが)シラタキがすごい好きで
 400gぐらいは鍋に入れます!」

森崎「400g!ラーメン特盛みたいな!

家庭によって様々な特徴がある「鍋」。
それでは鍋の魅力について、
管理栄養士の上坂真智子さんに
話を伺っていきましょう!

佐々木
「鍋の栄養面のメリットを教えてください」

上坂さん
「いっぱい色んな食べ物が入っているので
 栄養バランスはとても良いです。
 ビタミン・ミネラル・食物繊維、
 良質なタンパク質が摂取できます」

タンパク質には動物性と植物性があり、
その両方を摂取することで
タンパク質の効果が上がり、
免疫力のアップにつながります!
そして野菜に含まれるビタミンや
ミネラルがタンパク質の働きを良くする
ともいわれているんです!

動物性タンパク質(肉や魚)
植物性タンパク質(豆腐・油揚げなど)

森崎
「うま味がでた鍋のお出汁をご飯に吸わして
 最後まで食べきれるのも良いですよね」

上坂さん
「みなさん食べ順ダイエット知ってますか?
 野菜から食べて、次にタンパク質(肉・魚)、
 最後に炭水化物(ごはんなど)を食べると
 太りづらい体質になったり
 イライラを防止してくれたりとか!」
じゃ~ん もんすけです!
日本各地には
地域自慢のご当地鍋がたくさん!

北海道だと鮭を使った石狩鍋。
もともとは漁師さんのまかない料理だったんだ。
他にも東京下町のオツなグルメ・どじょう鍋や、
牛や豚の腸と野菜を煮込んだ福岡県のもつ鍋。
そして瀬戸内海の魚介がたっぷり!
香川県の源平鍋などなど…
ご当地鍋を見れば、
その地域の美味しいものがわかるよね!

2015年01月31日(土) |  「こ」食の問題って何??

森崎
ワイワイつっつき合うのが良いよね!
 家族なんだから取りあいっこしながら
 食べるのも楽しいんだよ~」

そうなんです。
鍋は栄養的なメリットだけではありません。
調理が簡単なので
子供がお手伝いしやすかったり、
みんなで同時に食べる料理なので、
家族のコミニュケーションにも最適なのです。

そんな「鍋」が今、食卓に起こっている
重要な問題のヒントになるかもしれない
メニューだということを皆さんご存知ですか?

上坂さん
「『こ』の問題って
 聞いたことありますか?」

森崎「『こ』?」

上坂さん
「『か』ではありません…
 食事に繋がる問題です」

河野
「『古(こ)』いにしえの問題!」

森崎「何かイイネ!解きたい!」

樹理さん
「一人でごはんを食べるとか?」

上坂さん「素晴らしいです」

上坂さん
「『こ』の問題は実は色々あります。
 一人で食事をする『孤独』の孤(こ)食。
 今はそれぞれライフスタイルが違っているので
 家族と一緒に暮らしていても
 一人で召し上がるというのもあると思います」

森崎
「しょうがない…という事情は分かります。
 お父さんが単身赴任とか…
 けどそのしょうがないとはまた別にですよ
 一人で食べたほうがオレは楽なんだ!
 というのがあったら可哀そうだな…」

この他にも
上坂さん
「『個人』の個(こ)食。
 これは同じ食卓についていても
 食事の内容がバラバラ。
 家族のみんなが食べる物が違うこと」
さらに同じものばかり食べる事や、
濃い味付けのものばかり食べる事など、
「食事」にまつわるこれらのことを 
ひとまとめに平仮名の『こ』でくくり、
『こ食』と読んでいます。
今これらの‘こ食’が
社会的な問題になっているんです。

あぐりっこも当てはまるかな?
ソラちゃんは粉食と個食が当たっているそう。

ソラ
パンが大好きで朝も夜も食べたり…
 お父さんはスープ!」

森崎
「じゃあ家族で食べるものがバラバラ…」

美佐子さん
「朝はみんな揃わないので
 それぞれ一人で食べることが多い。
 なので食べたいものを
 その時に作って出すって感じです」

ミウ
「私は濃食が当てはまる…
 私は濃い目の味付けが好きだから。
 だいたい、濃い味付けで食べちゃう…」

現代の食卓で問題視されている「こ食」。
実際に街の皆さんは
どのぐらい当てはまるか、
インタビューしてみました。  

街頭インタビュー
濃食「味付けを濃くしてしまう…」

孤食「部活で帰りが遅くなってしまうんで
   お母さんたちは先に食べていて
   自分は帰ったら一人で食べています」

固食・孤食
「コンビニで買ってきて食べる事が多いので
 どうしても同じものになってしまう」

個食
「子どもが野菜嫌いで好みが激しい
 旦那も好みが激しいのでバラバラに…」

ライフスタイルによって、
当てはまる「こ食」は違えど、
皆さん、身に覚えのあるものが多かったよう。
それでは、それぞれの ‘こ食’について
なぜいけないのかを知っていきましょう!


2015年01月31日(土) |  食事はコミュニケーションの場
まず「こ」食にはこんな問題があります…
上坂さん
「一人の食事・孤食は
 一人暮らしは仕方がないんですけど
 家族と一緒に暮らしていても
 一人で食べる機会
 あることが問題なんです。
 まず食事が楽しくない。
 さみしい…
 安心感がないということがあります」

楽しく食事を取った方が栄養の消化吸収も
よくなると言われているので、
食事の時間を楽しくすることは大切。

さらに注意してくれる人がいないので
食べ過ぎてしまったり、
その逆で食べられなかったりなど、
様々な問題に発展します。他を見てみると、
家族がそれぞれ好みのもの
ばかり食べる環境では
協調性が養われにくかったり、
同じものばかり食べる事で栄養が偏ったり、
好き嫌いが治りにくいなどが
「問題」としてあるようです。他にも…

上坂さん
「粉食の個食は柔らかいものばかり食べるので
 噛む力が弱くなるということと
 パンや麺だけで済ませてしまうことがあるので
 他の野菜やタンパク質などの栄養素が
 不足しやすいことが挙げられます」

先程それぞれに当てはまる‘こ食’があった
あぐりっこの家庭ですが
食卓で気をつけている事を聞いてみると…

美佐子さん
「夕飯はなるべく3人で家族そろって
 食べたいと思っています」

ソラ
「2人で食べるとさみしいし
 お父さんがいあないと、ちょっとこわい

樹理さん
「お腹空いたって子供たちは騒ぐので
 じゃあ先に食べてていいよって
 温かいのを出していたんでけど
 それを最近はみんなで
 『いただきます』するように変えました」

ミウ
「食べ終わるタイミングがみんな同じだから
 だから食べ終わったら『何する?』みたいな
 そういう会話が自然に出るようになった」

森崎「いいじゃん。ハッピー家族だね」

上坂さん
「やっぱり『孤食』から全てが
 始まるんじゃないかと…。
 家族は一番小さな集団じゃないですか。
 (子供)が一番最初に触れ合う集団で
 ここでコミュニケーション
 養われることで
 将来に繋がってくると思います」
森崎
「食事の中心がお母さんだったら
 食卓の中心はお父さんであるべきだと思う。
 まあ正直、この子たちの世代だったらだよ
 『お父さん、チョーうざい』って
 思われるかもしれない。
 けどそこを怖がってほしくないですね。
 今しゃべっておかないと
 中学校高校行ったら、もっと離れるかも」
森崎
「まあお父さん頑張れ!
 お父さん頑張れ!お父さん頑張ろう」

もんすけです。
家族みんなで食卓を囲むって大切なんだね。
ある資料をみてみると、
一週間のうちに家族そろって
一緒にご飯を食べる日数は減ってきています。

食卓って子供の心身の成長をみれたり、
食事のマナーを教える事が出来たり大切な時間。
家族がそろう事が難しくなっている
現代だからこそ
意識することも大切なのかもしれないよね!


2015年01月31日(土) |  みんなで楽しいお鍋クッキング♪
上坂さん
「家族の時間が合うとき、
 休日などに鍋を!
 調理も簡単なので
 お子さんも手伝うことが出来るし
 家族の会話も増えますよ」
それでは鍋の長所を生かした
簡単で美味しい鍋作りにチャレンジしよう!

佐々木
「今日は2種類の鍋を教えて頂きます」

白菜の簡単重ね鍋とゴボウの香り塩鍋を
教えていただきました。
詳しい作り方はレシピコーナーをご覧下さいね!

まずは高田家からクッキングスタート。

河野「家でもお手伝いをするの?」

ソラ「します!」

まずは白菜をざく切り!

佐々木
「ソラちゃんと一緒にお料理するんですか?」

美佐子さん
「すごく料理をすることに興味がありまして
 自ら進んでやってくれるので助かっています」

それでは材料を鍋に入れていきます。
一番下には白菜、それから豚肉をのせます。

河野
「間違えてオレの手を持っていかないでよ」

森崎
「やって!って言ってるよ」

そらちゃん、どうしましょう!

森崎
「ほら1回やってって…」

優しいソラちゃん。

河野くんの指をお肉と
間違えちゃった…

という演技をしてくれましたよ。

河野「コラコラコラ!」

河野
「それボクの手でしょ!」


なんだこれ(大爆笑)?

会話が弾みます♪


2015年01月31日(土) |  鍋なら楽しく美味しく食べられるね♪

さてお次はゴボウの香り塩鍋。
ミユ家族のクッキングです。
こちらはとにかくピーラーで
野菜をスライスしていきますよ~

※詳しい作り方はレシピコーナーをご覧下さい

 

さて料理をしながら、こんなお話に…

佐々木
「こうやって作るところから家族一緒に
 コミュニケーションが取れるのが良いですね」

森崎
「ここにお父さんも入って欲しいだよね!
 そしてちょっとボケてほしい! 
 もうお父さんたら~っみたいなね。
 それで笑いになるわけです」

河野
「本当にイラッとされる前に
 やめればいいですからね」

森崎「そうなんです」

ということで…森崎お父さん登場か??

お鍋のフタをオープンする
普通の場面ですが、森崎父さんは…

森崎
「うおっっ!いやっっ」
(蓋が重くて開けられないという設定で
 かなりオーバー気味で演じてますよ)

すると見兼ねたミウちゃん
「そんな力いらんしょっ!」

素晴らしいツッコミ♪

森崎「いや、そうだね(テヘヘ)」

はい!笑い誕生!

河野「上手上手~(パチパチパチ)」

お料理もツッコミも上手なミウでした。

さてお料理完成しましたよ!

ミウ
「素材の味が活かされて美味しい!」

ソラ「うま味が出てて美味しい」

美佐子さん
「ショウガが効いてて体も温まりそうだし
 野菜が全部トロトロになっていて
 いっぱい野菜が食べられそうです」

ゴボウの香り塩鍋も完成です。

森崎「ゴボウうまいぜ」

樹理さん「歯ごたえも残っていて美味しい」

ミウ「はあ~なんだコレ!すごいよ~!」

河野「すごい出汁だ!塩分が少なくすみますね」

ミウ「おかわり~」

白菜鍋もいれるとサラッと4杯は食べてます!

森崎
「負けてらんない!おかわり~」

河野
「楽しいですね!みんなで鍋。
 おいしいなあ~」

佐々木「ススムね」

森崎
「『こ』食の問題、
 どうすれば家族団らんになるか?
 難しい問題があるのかもしれません。
 でも楽しく・美味しく食べるんだ!
 これなら出来るはずですね!」

皆さんこんにちは。
ボク「もんすけ」がお伝えする
週刊あぐりニュースの時間です。
今回は「北海道産牛肉グルメランチフェア」の
お知らせだよ~!

今年で4回目をむかえるこのイベント、
明日からの1か月間、
札幌市内のレストランやホテル、
スープカレー店など合計30店舗で、
北海道産牛肉を使ったオリジナルの
ランチメニューが食べられるんです。

例えば
肉汁がジュワ~と溢れ出すハンバーグや、
これはボリューミー!
ステーキがのったスープカレーなど、
おいしさがギュッとつまったメニューが
たっくさん!

さらに、ランチを食べた人には抽選で
3000円相当の北海道産牛肉
「すき焼き詰合せ」が当たるチャンスも
あるんだって!

おいしい北海道の牛肉、
ボクも食べたいな~
以上、ボクもんすけがお伝えしました。

《北海道産牛肉グルメランチフェア》
日時:2月1日(日)~2月28日(土)

問い合わせ:
北海道産牛肉グルメランチフェア事務局
℡011-241-6526




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