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2015年07月18日(土) | ♯346 オールJAで夏メニュー提案編
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2015年07月18日(土) |  ♯346 オールJAで夏メニュー提案編

真夏目前のこの時期、
ツルっと美味しく食べられる麺。
皆さんお好きですよね?

インタビュー
「ラーメンのコッテリした感じが好きです」
「冷やし中華が良いですね」
「ザルうどん!」「そーめんですね」

と、様々な好みがある中でも
ヘルシーで栄養価が高く、
年中人気の‘麺’といえば…そば!

天使大学 看護栄養学部 荒川義人教授
「タンパク室の栄養価が高くて
 カリウムも多く含んでいてヘルシーですが
 それ以外にも…
 高血圧を抑えてくれる成分や
 血糖値が上がるのを防ぐ成分など
 こういうものが見つかって
 生活習慣病の予防につながるんじゃないかと
 ヘルシーな食材であることが分かってきた」

栄養価も高くへルシーで老若男女が好きなそば!
そのそばの美味しい時期と言えば…

インタビュー
「やっぱり秋じゃないですか?」
「新そばが出る時期の9~10月」
「秋だと思うんだけど」

それが変わるかもしれません!

今時期、夏だからこそ美味しい
そばづくりが進んでるんです!  
ということで、
今回はJAあさひかわの新たな挑戦を探ります。

ホーホケキョ…ケキョケキョ…

森崎「鳥の鳴き声が聞こえているよ」

河野「良い所ですね」

今回のあぐりっこは小学校4年生初参加の
桑山心ちゃんと鶴田茉夕(マユ)ちゃん。

佐々木
「今日は旭川市江丹別町にやって来ました」

森崎
「もう江丹別の農産物と言えば…あれでしょ」

佐々木
「ある作物の産地なんですけども
 実はもう目の前に見えているの」

河野
「この作物をこの状態で見る事はあまりない!」

森崎
「この状態でわかったらスゴイ!」

佐々木
「その作物とは…そばです!」

あぐりっこ
「えええ~~」

森崎「絶対わかんないよね」

マユ「わかんなかった」

森崎
「江丹別産のそばは大人になったら常識」

河野
「江丹別超はものすごく寒いところなんだよ」

佐々木「最低気温で有名!」

森崎「でもそばは最高ですから」

江丹別を含めた旭川市は豊かなそばの産地。
作付面積は430ヘクタール。
札幌ドームで78個分です。
では収穫までの流れを
JAあさひかわの村上達也さんに聞いてみましょう。
村上さん
「こちらが6月上旬ごろの写真。
 大きいトラクターを使って
 タネをまいている写真ですね」

村上さん
「こちらは7月中旬。
 白く見えるそばの花が咲いている写真」

森崎「きれいなんだよね~」

マユ「キレイ~」

ココロ
「おそばが取れる前に白い花が咲くなんて
 初めて知った!」

佐々木「この後は…」

村上さん
「9月上旬の写真です。
 白い花の部分にそばの実を付けて
 コンバインで収穫していきます」


2015年07月18日(土) |  そば粉ってどうやって出来るの?

森崎
「収穫したけどそばはどの部分を食べるか?」

佐々木「それが…コレです」

ココロ「ざらざらしている!三角みたい」

河野
「これはそばの実。
 三角錐みたいな形ですよね。
 これは土の中に入りやすいようになっていて
 子孫が繁栄されるようになってるんですって」

森崎
「お花の真ん中が実をつけるんだよ。
 これからみんなが食べるおそばが出来る!
 じゃあ、どうすればこのカチカチから
 柔らかいそばになるか?」

このそばの実をみんなが知っている
蕎麦にするために必要な道具がこれ!

佐々木「これ知っている?」

ココロ「テレビとかで見たことある」

マユ「見たことない!」

村上さん
「これは石臼と言って
そばの実を粉にする道具です」

この石臼を使ってひくそばの実がコチラ。

森崎「さっきと違う?」

ココロ
「さっきより小さいし色も違う!」

森崎
「黒いのが白くなったのは…
 そばの実の殻をむいたんですって!」

そばは外側の殻を取り
出てきた薄緑色の実を使います。

石臼の上に置き少しずつ穴に落として
粉にしていくんです。

あぐりっこ
「うわ~出てきた!出てきた」

「小さい…」「粉?」「砂みたい!」

お味は?

森崎「ほのかにあま味がありますね」

さてあぐりっこにも挽いてもらうと…
途中まではいいのですが

森崎「手が届かない!」

マユ自身がぐるぐる歩いて挽きますよ~

この石臼どういう仕組みかというと―

森崎
「石に溝があるんですよ。
 このギザギザの間にそばの実が入って
 粉々になるんだよ」

村上さん
「(石臼は)20キロぐらいあると思いますよ」

そばの実を収穫するまで、およそ3ヶ月―

硬い殻を取り除き、粉にし、
その粉に水を加えて練って…
やっと麺になります。
そばを食べるためには
とっても時間と手間がかかるのです。

森崎
「そばってさ大変な思いをして
 いただくだけのものがあるんですよ。
 新そばの時、つるっと頂いたとき
 ポワーンとした香り!最高だ!
 9月になんないかな~早く~」

佐々木
「新そばが楽しみな人も多いと思いますが
 でも!
 秋まで待たなくても…いや
 今だからこそ美味しい
 そばがあるんです!」


2015年07月18日(土) |  夏に美味しいそばの秘密は?

じゃ~ん、もんすけです。
美味しいそばの産地JAあさひかわエリア。
収穫量は360トン!
そんなにたくさんのそばを収穫するために
JAあさひかわでは「ある取り組み」を
行っているんです。

JAあさひかわ 白崎 仁浩さん
「JAあさひかわでは高齢化・後継者不足により
 年々農家戸数は減少しております。
 地域農業の労働力の補完をするために
 作業効率の高い大型機械を導入した
 コントラクターという農作業を受託した
 組織を立ち上げ、
 地域農業を支える活動をしています。
 江丹別地区のそばは
 は種(種まき)から収穫までの9割が
 コントラクター組織で作業を行っており
 良質なそばの生産を支えております」

地域の人がつながって
そばの収穫を行っているんだね!
そうして収穫されたそばは、
JAあさひかわと需要者が提携した
製粉工場へ―
こちらでは挽き方が2つ。
1つはそばの実の外側・内側を分けて
挽くことができるロール挽き。

2つめは味や香りがそのままの石臼挽き。
このように製粉されたそば粉は
全国に出荷されています!

さてあぐり一行はある場所へ移動してきました。

森崎「良い景色だねえ~」

河野「すごいですね、ここ!」

あぐりっこ「すごいキレイ!」

美味しいソバと言えば「新そば」!
収穫が始まる9月を楽しみにしている人が
多いと思いますが、
なんとJAあさひがわでは
今だからこそ美味しい‘そば’への
取り組みを始めているというのです。

そこで、やってきたのがこちら…
「そば生産実験農場」。

するとみんなの目の前に現れたのは…

森崎「コンテナ?」

村上さん「貨物コンテナですね」

さてコンテナの扉を開いてみると-

マユ
「あ~何も入っていない!」

森崎
「何もないんですが!」

村上さん
「この中にそばがたくさん入っていました!」

村上さん
「江丹別町は雪が非常に多い地域でして
 その雪を利用して
 収穫したそばをコンテナに入れて
 雪蔵を作ったんです」


森崎「ここ雪の中だったんですか?」

村上さん「そうなんです」

では写真をみながら説明頂きましょう。

村上さん
「袋の中に黒いそばの実が入っています」

森崎
「青い入れ物の中は雪ですか!
 雪・雪・雪・雪…」

そばの実と雪をコンテナに詰めて
貯蔵しているということなのですが
ここからがとっても大胆なんです!

森崎
「重機が雪をかけてる!
 埋まっちゃった!」

マユ「見えなくなっちゃった…」

河野「雪捨て場に見えます」

村上さん「いやいや雪蔵です!」

森崎
「ここに貯蔵しているんだ。 
 すごいことをしているな江丹別は!」

コンテナごと雪で覆い
そばの実を貯蔵するこの方法は
去年の冬から始めた試み。

雪蔵で貯蔵することで
室温や湿度などが一定に保たれます。
こうして貯蔵されたそばの実は
甘みが増しスッキリした味わいに―
夏にピッタリの味わいのそばになるというのです…


2015年07月18日(土) |  夏野菜を収穫しよう♪

森崎
「どう信じられる?」

あぐりっこ
「信じられない!」

森崎「食べてみたくない?」

あぐりっこ「食べてみたい!」

村上さん
「JA直営のおそば屋さんで食べられます」

雪蔵で5か月間貯蔵した
このそばの実は「自然雪蔵熟成そば」という
名前で今年から試験的に販売しています。

JAあさひかわ直営の店で
味わえるということなので
食べ比べをしてみる事に―

■江丹別そば処 穂の香 神楽店
住所:旭川市神楽5条8丁目1-16
電話:0166-63-5725

佐々木
「1つは自然雪蔵熟成そばです。
 まずは一般的なそばを頂きましょう」

森崎
「しっかり歯ごたえがあって
 夏に食べるそばだよね」

佐々木
「それでは自然雪蔵熟成そばです…」

河野
「香りが違う?芳醇な感じがする」

森崎「熟成感があるんです」

マユ
「こっちの方が柔らかいかんじする」

森崎
「噛み終わった後の
 余韻と言うんでしょうか…
 ほのかなあま味と
 自然豊かな風味が広がります」

村上さん
「あま味と風味が増して
 アクが抜けたような味になります」

森崎「クリアな味になりますね」

河野
「育つときは昼夜の寒暖差がおいしくさせる…
 でも収穫して保管するときは
 一定がいいってことですかね」

村上さん
「それで熟成されると考えております」

マユ
「味つけなくても美味しい!」

JAあさひかわでは、
自然雪蔵熟成そばをPRするために
市内の直営店で食べられる
オリジナルメニューを開発したというなんです。
そこで、そのオリジナルメニューに欠かせない
‘野菜’を調達するために
市内の生産者を訪ねました。

あぐり一行「こんにちは~」

生産者の下谷卓博裕子さん。
それでは早速、ハウスになっている
オリジナルメニューに欠かせない野菜を
見せて頂きましょう!

あぐり一行「すごい!うわ~~」

森崎「なってる~」

マユ「奥まで実ってる」

森崎「どんな気持ち?」

マユ「全部食べたい気持ちです!」

さっそく収穫してみます。

森崎「でっか~い!」

そうしてパクリ…

マユ「あまいっ!」

大好きなトマトですが
とっても甘くて大感激です。


2015年07月18日(土) |  夏限定そばサラダ!
美味しさが分かったところで、
収穫させて頂きましょう!!!
このハウスにある三種類のミニトマトは
どれも完熟!!

河野
「あれちょっと待って…
 おじさん!何しているんですか?」

森崎「えっトマトの収穫!」

河野
「つまみ食いしているのだと
 思いましたよ」

森崎
「まさか!そんなことしないよ」

とリーダーの手を見てみると
トマトのヘタがいっぱい…

河野
何個食べてるのっ!
 10個ぐらいあるな…」

つまみ食いが止まらなくなるくらい
美味しいんですよ…

下谷さん
「今年は気温差があって雨も少なくて
 あま味がのって美味しくなっている!」

収穫そっちのけで完熟トマトを堪能したあとは
痛いぐらいにトゲが生えている「キュウリ」。
雪蔵で貯蔵したそばを使ったオリジナルメニュー。

それに欠かせない野菜を調達しに
来たはずですが、
いつしか食べ放題状態に!

こうして収穫されてもらった野菜が…

あぐりっこ「野菜収穫できました~」

森崎
「北海道も良い季節になったね。
 さてこれがおそばとどう関係あるの?」

佐々木
「実はオリジナルメニューになるんです!」

森崎「楽しみだ」

河野「では持っていかせて頂きます」

ということで、お店に戻ってきたあぐり一同。
収穫したての野菜をお店の方に渡し、
あとは、オリジナルメニューを待つだけです!

さあ出てきましたよ~

森崎「涼しげ~」
河野「彩りが良いですねえ」

みんなが収穫した野菜は?
マユ「トマトとレタスとキュウリ!」
森崎「入っているね!」

JAあさひかわ 朝倉道人さん
「夏限定で出します“そばサラダ”です。
 JAあさひかわは野菜の栽培も
 盛んになっておりまして
 JAあさひかわ産の農産物で
 お客さまに提案できないかと考えまして
 そばサラダを考案いたしました」

ではみんなでいただきま~す!

マユちゃん豪快な食べっぷり!
「野菜が混じっていて美味しい!」

森崎
「熟成したことによって馴染んでいる!
 おいしいの作っちゃいましたね」

森崎
「秋の新そばを待ちながら
 この熟成そばサラダを食べるなんて
 粋じゃない」

朝倉さん
「江丹別産そばを幅広くみなさんに
 知って頂きたい!
 新しいメニューをどんどん提案して
 みなさんに提供していきたいと考えてます」

《そばサラダ》販売情報
■穂の香 神楽店 ℡0166-63-5725
■穂の香 永山店 ℡0166-48-7530

森崎
「このドレッシングも美味しい」

ココロ
「ドレッシング美味しい!」

河野「おそばと合う?」

ココロ「合う(↑)

あら?イントネーションが変…

河野
「まさか急に関西弁で返してくるとは…」

夏にも楽しめるそば!
みなさんも一度お試しくださいね♪

もんすけがお伝えする週刊あぐりニュース!
今日は明日行われる
「くるるの杜 るもいフェア」のお知らせだよ♪

あす午前10時から北広島市の
「ホクレンくるるの杜」で
「くるるの杜 るもいフェア」が開かれます。

今年で4回目となるこのイベントは
「うまいぞ るもい」をキャッチフレーズに
留萌地方のミニトマトやピーマン、
さくらんぼといった農産物のほか
海の幸も大集合するんだって!

この日は初山別村産の
甘~いトウモロコシ「ポロピリカ」を
農家さん自らが販売するほか
留萌の海で摂れた殻つき活ホタテや
甘海老も並ぶよ!

またくるるの杜にある「農村レストラン」では
留萌のお米やミニトマトが味わえるよ。
楽しみだなあ~




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