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2015年08月22日(土) | ♯350 知る人ぞ知る“幻のメロン”に注目編
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2015年08月22日(土) |  ♯350 知る人ぞ知る“幻のメロン”に注目編

森崎
美しいなあ~素晴らしい景色!
最高の景色。最高の景観!」

佐々木
「北海道を代表する湖“摩周湖”
しかも今日は快晴で遠くの山々まで
見えております」

森崎
「すげーな。摩周湖って言ったら
なかなか全貌を見られないのに」

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佐々木
「今回は素晴らしい場所ということで
 弟子屈町にやってきました」

森崎
「弟子屈町はキレイな所がいっぱいある!
 美味しいものもたくさんあるでしょう」

佐々木
「今日は全国から注目を集めるの作物!」

藤尾
幻のメロン?
 メロン自体、食べる頻度から行くと
 幻に近いですけど…
 そのメロンにさらに“まぼろし”が付く!」

佐々木
「そうなんです…そんなこと言ってると!!
 えええええっっっ!

突然、湧き上がってきた霧。
山の斜面を一気に駆け上がり
辺りを一瞬で覆いました。

藤尾
「こんな一瞬で変わるもんなんですか!」

森崎
「なんだか幻想的になってきたよ」

幻想的な摩周湖を有する、
弟子屈町の「幻のメロン」とは!?
今回のあぐり王国は、
その幻と言われる理由、
そして日本全国にファンを持つ
極上の味わい、
道内有数の観光地で生産される
“幻のメロン”の全貌に迫ります!
今回参加したあぐりっこは男子6年生。
野菜と果物が大好物という小倉真斗(マナト)君、
同じく好き嫌いなく食べることが大好きな
堀田晴斗(ハルト)君です。

森崎「みんな湖みてごらん!」

ハルト「キレイです!」

森崎「初めてみた?」

あぐりっこ「初めて見た!」

森崎
「摩周湖は世界で2番目に透明度が高いんだよ」

佐々木
「今日私達が弟子屈町に来ていますが
 この町は酪農とか畑作が盛んな場所。
 このエリアでは小麦やそば・トウモロコシ、
 色んな作物が盛んに作られていますが…

佐々木
「中でも今回勉強するのはメロン!」

森崎「やったね!」

ハルト「大好き♪」

佐々木
「しかもただのメロンじゃなく幻のメロン!」

藤尾「どんなのイメージする?」

ハルト「眩しいかんじ!?」

マナト「金色??」

藤尾
「めちゃくちゃ高いんだと思う。
 高級!すごい値のつくメロン!」


2015年08月22日(土) |  猛烈な暑さの中、メロンにご対面!

ということで一行は、
摩周湖から車でおよそ30分の屈斜路湖付近で、
幻のメロンを栽培している生産者のもとへ-

小麦やそばなども栽培している生産者の
藤田重太郎さんに幻のメロンについて
詳しく伺います。

森崎
「ハウスがいっぱいですね。
 全部メロン?」

藤田さん
「はい!全部で10棟ぐらいあります」

森崎
「ハウスが縦に長いよ~」

藤田さん
100メートルあるよ」

藤尾「えええ~長い!」

ハウスに入って幻のメロンといよいよ対面…

藤尾「どう?光ってる?」

あぐりっこ「光っていない!」

藤尾
「メロンあったよ。幻って書いてる?」

あぐりっこ「いや…書いてない」

藤尾「これは幻のメロンで良いんですよね」

藤田さん
「これは青果市場に出回らず
 ゆうパック直売所のみの販売なので
 “幻のメロン”と呼ばれています」

藤尾
弟子屈町でしか買えない!
 もしくはゆうパックで
 注文しない限り買えない!」

青果市場には一切出荷されず、
町内での直売と郵便局のふるさと小包でのみ
提供される幻のメロン。
わずか10軒の生産者で栽培され
「摩周レッド」という赤肉と
「ミラノ春Ⅰ(はるいち)」という青肉の
2品種で摩周メロンと呼ばれています。

森崎
「生産戸数が少ないけど
 人気があるんだ!すごいことだね」

藤田さん
「(栽培を始めて)今年で30年ぐらいになる。
 一番寒い地域で栽培されているメロン」

摩周メロンの栽培は、
雪が残る3月下旬の種植えからはじまり、
4月に育苗ポットに移してハウスに定植。
寒暖差の激しいこの地域では、
土の温度を高める為の
マルチシートを張って栽培します。
その後「受粉」をさせて「芽かき」などの
管理を行い、
7月下旬から収穫となるのです。

さてここで撮影を続けようとしたのですが…
あまりの暑さに、あぐり一行は一度外へ避難!

この日の気温は29度。ハウスの中は30度を越え
蒸し風呂状態。みんな汗ダラダラです。

十分にクールダウンします。

(出演者もスタッフも水分補給や
 氷で体を冷やしました…)

クールダウン完了!!

再びハウスに戻って、
摩周メロンの収穫をさせていただくことに…


2015年08月22日(土) |  メロンの収穫体験だ♪

森崎
「収穫の仕方を教えてください」

藤田さん
「いらないの(ツル)を切っていきます」

藤尾「2本ツルを残すんですね」

森崎「こんなに長く残すんですね」

藤田
「傷んだら困るから長めに残す」

あぐりっこも収穫しますよ。

チョキンチョキン

まんまるの摩周メロンをゲットです!

顔と同じくらいの大きさですよ。

このあと摩周メロンの青肉も収穫したあぐりっこ。
炎天下での大変な作業ですが、
藤田さんは摩周メロンを育てながら
様々な作物の管理も行っています。
藤田さん
「うちは畑作の作物も栽培している。
 麦・ビート(てん菜)・イモ・そば…」

藤田さん
「畑は50ヘクタールぐらいやってる」

藤尾「えええ~大変」

森崎
「夏メロンがめっちゃ忙しいじゃないですか?
 さらに50ヘクタールの畑もやっているの?」

藤田
「メロンの収穫は朝4時頃に起きてするの」

150ヘクタールを超える作付面積を持つ
農家もいるというJA摩周湖エリアでは、
生産者の収入安定を目的に1985年頃から
摩周メロンの栽培がスタートしました。

ほかの産地に比べ2万玉程度という
少量生産ですが、
摩周メロンは安全安心の証である
「Yes Clean!」も取得。
その品質の高さ、独特の美味しさ、
そして希少なことから、
幻のメロンとして注目を集めているのです。

※「Yes Clean!」とは-
化学肥料・化学農薬の使用をおさえた
安全安心な野菜を生産している証拠

佐々木
「摩周レッドの味の特徴は?」

藤田さん
あっさりしている!
 わりと日持ちもする」

藤田さん
「メロンってさ。
 なんぼたくさん食べても
 腹を壊したって人はいない
藤尾
「まっ!腹を壊すほど
 食べられないけどね。
 そもそも!」

2015年08月22日(土) |  熟すともっと美味しくなるうう~♪

森崎「さあ~切ってみよう!」

佐々木
「まず摩周レッドから切っていきましょう」

ザクッ!

森崎「オープン!」

あぐりっこ「うわ~~」

ピカピカの赤肉が現れました。

藤尾「光っているやん!」

幻のメロンと言われる「摩周メロン」は、
いったいどんな美味しさなのか?

一同「いただきま~す」

ハルト「みずみずしいです!」

森崎
「うまいっ!あっさりしてるけど
 メロンの濃厚さがすごいよ!」

佐々木「食べ応えがある!甘い♪」

藤田さん
「4~5日置いて熟したらまだ美味しくなる」

佐々木「ちなみにメロンの糖度は?」

藤田さん
「16度以上はある」

藤田さん
「追熟すると1%以上あがる」

ということで、
完熟させたメロンもいただくことに!

すると…

ハルト
「こっちのほうが甘くなりました!」

リーダーも一口食べてビックリ!

藤尾君も「この5日間に何があったんだ…」
というほどの甘さ♪

森崎
「芳醇!すごいフルーティー♪
 すごくあっさりした高貴なメロンという感じ」

森崎
「摩周レッドはどんな味かわかったよな」

マナト「春Ⅰ(ハルイチ)が…」

森崎「マナト。何だって??

マナト「まだミラノ春Ⅰが残っている…」

森崎
「こら?ダメだぞそんな。
 子供が言ったことなんでねえ」

藤田さん
「そっちも切って味みてみな」

森崎「いいんですかあああ」

続いて、摩周メロンの青肉も実食。
赤肉と同じく、
まずは収穫したてからいただくことに-

マナト
「赤肉より味が濃いというか…
 結構味が長続きします」

藤尾「のどの奥まで全部甘くなる!」

佐々木
「舌にまとわりつくような甘さ♪」

森崎
「まったりとした甘みですね。
 舌の上のジュースがたまんないね」

赤肉に増して、濃厚な甘みが特徴の青肉。
それが収穫したあと完熟させると…

森崎
「いやうんまい!
 あんなに濃厚なメロンを食したのに
 口の中がさっぱりしている!」

熟すとさらに美味しさアップです。

森崎
「メロンは甘みを増すためには
 大事な寒暖差があると思います。
 ここは気象条件は良いのでしょうか?」

藤田さん
「あまり良くないほうなの。
 はじめは適してなかったけど
 技術の発達生産者の努力によって
 メロンが出来るようになったんです。
 初めはこんなに出来なかった」

藤田さん
電熱線を土の中に入れて寒さを防いで…」

森崎
「土の中に電熱線を入れたんだ。
 定植してもハウスの中は温度が上がらない。
 で電気で温度をプラスして地温を上げる」
 
佐々木
「ブランドにするのは大変だと思うんですけど」

藤田さん
「大変だったけど楽しみもあって…
 消費者の方が待っていてくれて
 食べて『おいしい』と言って
 もらえることが楽しみです♪」

注目を集める摩周メロンは、
生産者の情熱が注がれた
極上の甘みと奥深さが味わえるメロンなんです。


2015年08月22日(土) |  弟子屈は美味しいものいっぱいだ♪

じゃ~ん。もんすけです。
毎年、弟子屈町内の直売所や
ふるさと小包で全国から注文を受ける幻のメロン。
今年もおいしい摩周メロンの販売が始まったよ

JA摩周湖 高橋和茂さん
「毎年初出荷に行われる
『摩周メロン豊穣祭』では
その年のメロンの出来を町のみなさまや
各関係機関のみなさまへ
1番に披露しております。
摩周メロンは2万玉出荷を目標に生産しており
町内でのみの販売となっております。
今年の摩周メロンも糖度が上がり
おいしいメロンになりましたので
消費者のみなさまに喜んで頂けるかと思います。
栽培から収穫まで手間暇かけて作られた
JA摩周湖のブランドメロンを生産者一同、
自信を持ってお届けいたします」

既に大人気の摩周メロンの販売は
ピークを迎えているので、
購入の際はJA摩周湖に問い合わせてみてね。
僕も幻のメロン食べてみたいな!

《摩周メロンの販売情報》
■弟子屈町農産物集出荷センター直売所
■Aコープてしかが店
問い合わせ:JA摩周湖 ℡015-482-2104

佐々木
「それではJA摩周湖の名産を
 いただきましょう~!」

森崎
「以前取材もしました!
 嬉しいなあ~摩周そば

佐々木
「藤田さんが作ったそばなんです」

森崎
「藤田さんが育てたそばで、打ったのは?」

藤田さん「ボクです!」

森崎「made in 藤田じゃん!すごい」

佐々木
「そして藤田さんの素晴らしい畑。 
 バレイショ畑ですけど
 このロケーションの中で
 摩周そばをいただきましょう」

ではいただきま~す。

マナト「うまいです!」

ハルト
ツルツルしていてモチモチしてます」

森崎「いいね、甘いな」

佐々木
「柔らかいのど越しですよね」

藤田さんの手打ち摩周そばを堪能したところで、
さらにもう1品。

JA摩周湖 佐藤閑さん
「摩周メロン(青肉)のシャーベットです」

※詳しい作り方はレシピコーナーへ!

ハルト
「今の時期にピッタリですね」

希少な青肉の摩周メロンを凍らせたものに、
根釧牛乳を合わせて作った贅沢なデザート。
暑い夏にピッタリの逸品です。

マナト
「お口の中さっぱりです!」

佐々木
「やっぱり色んな方に食べて欲しいですか?」

藤田さん
「みなさんに食べてもらいたいですね」

藤尾
「みんなが食べるようになったら
 作る方も増えて札幌のスーパーに並ぶかも」

藤田さん
「若い人にももう少し作って欲しい」

森崎
「引き継いでいく、受け継いでいく。
 そういう課題はありますよね。
 こんな美味しいものだからなあ。
 想いのある人には作ってもらいたいね…」

8月29日の放送は
  特別番組放送のためお休みとなります。
  次回の放送は9月5日です。
  お間違えなく~~!

週刊あぐりNEWSの時間です。
新鮮な農産物が盛り沢山な
直売会のお知らせです。

これは胆振・日高の各JAで生産した農産物を
一同に集めてみんなに知ってもらうための
イベント!
平取産のトマトや新冠産のピーマンなど
各地自慢の農産物が格安で買えちゃうんだって~

さらに会場では買い物をした人の中から
抽選で100名に地元の農産物などが当たる
イベントも開かれるよ~
まさに胆振・日高地区の旬の味が
堪能できそうだね~

日胆(にったん)地区農協青年部協議会の
農産物直売会は来週の8月30日(日)、
苫小牧市の道の駅「ウトナイ湖」で開かれます。
詳しくはご覧の電話番号までお問い合わせ下さい。

以上、週刊あぐりニュースでした!!

《農産物直売会》
日時:8月30日(日)10:00~
場所:道の駅「ウトナイ湖」
   苫小牧市植苗156-30
問い合わせ先:
日胆地区農協青年部協議会事務局
℡011-232-6445




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