春の訪れを告げる、 北海道が生産量ナンバーワンの農作物 アスパラ! 芳醇な甘味と独特の食感が魅力で、 緑色をしたグリーンアスパラと 真っ白なホワイトアスパラの2種類が主流です。 グリーンアスパラの栽培風景と言えば、 畑を思い浮かべる方も多いはず。 一方のホワイトアスパラは…?
街頭インタビュー 「えー難しくない?」 「遺伝子的に?温度の違い?」 「種の種類が違うんじゃないですか?」 「着色料?」 「日光が当たったり当たらなかったりの差?」 「土の下で育てているから白い?」 「土の中にあるか土の表面にあるかで色が違う」
グリーンアスパラに比べ、 皆さんイマイチ自信が無い様子…。 今回のあぐり王国ネクストは、 道内トップクラスの生産量を誇る、 道北の名産地を訪れ、 グリーンアスパラとは一味違う 美味しさを生む驚きの栽培方法、 そして白い色に育てる秘密など、 今まさに旬を迎えた、 ホワイトアスパラの魅力に迫ります。
憧れ 「今回は音威子府村にやって来ました」
森崎「寒いねえ~こんなに雪があるんだね」
北川「札幌は雪はもうないですよ」
森崎 「やっぱ道北はすごいなあ」
憧れ「わたし史上最北です!」
北川 「この音威子府村にどんな農業があって 何を学べるんですか?」
憧れ 「アスペ~ラガスッ! (※Asparagus)」
北川「うほほ~ねいてぃぶ!」
北川 「確かにアスパラガスと言ってましたね」
森崎 「言いました言いました。 アスペーラガス!」
憧れ 「しかもグリーンではなく ホワイトアスペーラガスッ」
北川「来るね~」
森崎「うわーお!白アスパラ!」
森崎 「あなた発音はいいですけどね ホワイトアスパラはどうやって育てるのか 知っているんですか?」
憧れ 「土の中に生えているんですかね? なんか下に向かって生えているのか… よく分からないです!」
森崎「下に向かって生えている?」
憧れ「根っこみたいに…」
森崎 「土をかけて光合成を避けているのも あるんですが今日はちょっと違います。 面白いと思うよ」
では一緒に勉強してくれるあぐりっこです。 今回は男子5年生チーム。 明るく好奇心旺盛な竹内悠星(ユウセイ)君と、 食べることが何より大好きな 佐藤駿成(シュンセイ)君です。
森崎「アスパラ好きですか?」
あぐりっこ「大好きです!」
森崎「アスパラは何色?」
あぐりっこ「緑!」
森崎 「そうだよな…今日は白いアスパラを 勉強するんだけど食べたことは…?」
あぐりっこ「ない!!」
憧れ 「ホワイトアスパラガスって こういうものなんです(写真)」
シュンセイ「ネギみたい!」
森崎 「アスパラを白く育てるためには これが必要なんです」
北川「宝さがしするみたい」
シュンセイ「工事で使いそう!」
森崎 「このヘッドライトが重要になってくる! では白いアスパラの秘密を探りに行こう!」
長尾さん 「このハウスが2重になっているでしょ? この中にあるよ!すごいよー これが…1・2・3…9棟!」
森崎 「すごい!全部ホワイトアスパラ?」
長尾さん「そうです!」
森崎「どうやったらホワイトになるんですか?」
長尾さん 「(ハウスの中にある)白いビニール! これが全く光を通さないの! これはね、元々はグリーンなんですよね」
アスパラは収穫前に日光を浴びて 光合成を行うことで、 栄養分である糖を地下の根に蓄えます。
グリーンアスパラはその糖を多く使って 緑色に成長しますが、 日光を遮断して育つホワイトアスパラは その糖をほとんど使わずに生長するので、 白い色で甘味が強いアスパラに育つのです。
森崎 「暗い所、大丈夫? すっごい暗いんでしょ?」
長尾さん「全く見えない!」
森崎「どうするんですか?」
すると長尾さん。 おもむろにヘッドライトを出しました!
あぐりっこ「ヘッドライトだあ!」
まずはあぐりっこ達にハウスの中を 覗いてみてもらうことに…
するとー 「うわあああああ」 「見えない!」
さて戻ってきて感想を聞くと…
シュンセイ「湿気がやばい!」
ユウセイ「真っ暗!」
森崎「温度はどうだった?」
ユウセイ「あったかい!」
ということでいよいよ、 ホワイトアスパラの栽培ハウスの中へ!
森崎「うわっ!生えてる!」
憧れ 「うわ~ニョキニョキ生えてる~!」
森崎「太い!」
憧れ 「奥の方、何も見えないです!」
北川 「うわ~いっぱいあった!すごい」
憧れ 「ひとつのハウスの中に何本くらい 生えているんですか?」
長尾さん 「何本かは…おじさんもわからん。 ただね1棟から500~600kgくらいとれる!」
あぐりっこ「うわー」
北川 「これサイズで言うと何なんですか? スーパーでこのサイズ見たことない!」
長尾さん「3Lくらい!」
森崎「3Lが一番大きい?」
長尾さん 「JA北あかりでは4Lもやろうとしてます」
北川 「太いのと細いのって味は変わらない?」
長尾さん 「味は変わらないけど(太いほうが) みずみずしさがあるね!」
大きく良質なホワイトアスパラを育てるため、 長尾さんは温度管理と土作りに こだわって栽培しています。
長尾さん 「温度計あるんだけど何度くらいかな?」
シュンセイ「18度ぐらいです」
森崎「体感的には熱い気がしない?」
長尾さん「湿度は100%!」
森崎 「だって太陽の栄養がないわけですよね。 だから土と水が重要になりますよね」
長尾さん 「収穫した後にたい肥を入れたり! 私の特有の大豆粕ととうきび粕… ペレットにしたものをまいて 要は微生物を増やして土を良くするのね」
長尾さん 「毎年こうしている」
憧れ「土の色が全然違う!」
長尾さん 「こういう風になるの。 ここのハウスは9年目。 9年でこのくらいの土になるね」
森崎「それを冬の間は?」
長尾 「そのまんま雪の下に! だってこんなに雪が降るんだもん」
森崎 「豪雪地帯だからハウスのビニールを とらなきゃダメなんだ。 したら根っこは雪の下になります。 そこで春まで養分を蓄えて…」
長尾さん 「蓄えたのが春。いま新芽が伸びてくる!」 森崎 「雪解けと同時にハウスを建てるのね」
長尾さん 「2月20くらいにビニールをかけます。 雪捨てて!」
森崎 「衣替えをしているんですね~ ホワイトアスパラは…」
じゃじゃ~ん!もんすけです。 北海道でホワイトアスパラの 栽培が始まったのは大正時代。
主に缶詰としての加工用に作られて いたんだけど、昭和40年代以降から グリーンアスパラの生産が主流となって、 手間暇がかかるホワイトアスパラは 激減していったんだって… でも最近は、生で食べるための ホワイトアスパラの需要が伸びてきて、 道産のホワイトアスパラは、 全国各地へ届けられているんだよ!
さて続いては収穫作業に挑戦!
カマとカゴを持って作業します。 カマに印がついていています。
森崎 「この緑のラインを越えていればOK!」
1本1本、長さをはかって根元からカットします。
ザクッ…
憧れ「良い音~♪」
さてあぐりっこも挑戦!
シュンセイ 「すごい…しっかりしていて 1回ではスパンと切れない!」
ユウセイ 「最後に切る時がすごい気持ちいい!」
ここでリーダーが収穫したての ホワイトアスパラを割ってみると…
アスパラ汁がポトリ…ポトリ…
「すごーい!」
改めて収穫したてのホワイトアスパラを 生でいただくことに!
ユウセイ「甘い!」
シュンセイ「初めてのアスパラで…」
憧れ「口から溢れている!」
森崎「溺れちゃうぞ!アスパラ汁に!」
北川さんはあまりの美味しさにビックリ顔
森崎「顔だけで…うるさい!」
北川 「ハリがあるから固いかとおもいきや やわらかい!」
憧れ「あふれる~~♪」
憧れ 「やっぱりこれだけ甘いホワイトアスパラガス。 収穫しながら召し上がっているんですか?」
長尾さん 「いや~いや…おじさん… あんまり食べない…」
森崎「なんで?」
長尾さん「…苦手!!」
長尾さんの驚きの発言にあぐり一行、 「えええええええ~」
「どうして~~?」 「食べてごらんよ。絶対うまいから」 「試しに食べて~」
あぐり一行から一斉に食べて食べてとせがまれ…
長尾さん 「遠慮させて…(涙)」
あぐり一行「えええええ(再びの驚き)」
長尾さん「焼いたら食べられるけど…」
北川「生は?」
長尾さん「生は…ダメだね…」
森崎 「シュンセイが生が一番おいしい!って 言ってるよ」
長尾さん「ダメだあ」
ということで長尾さんが大好きな 炭火焼きと茹でたホワイトアスパラを 食べさせていただきます!
森崎 「焼いてるだけで水分がジュワジュワと…」
ユウセイ「いいにおいがする~」
まずは茹でホワイトアスパラをいただきま~す!
森崎「うまーい」
北川「しっかりした甘みになりますよね」
シュンセイ「うまい!」
北川 「さっきの生で食べたのと違うあま味でしょ?」
シュンセイ 「生で食べるよりあま味がある気がする!」
森崎 「アスパラの一番おいしい食べ方は?」
シュンセイ「うーん。生!!」
森崎「まだ生が好きなんだな(笑)」
続いて、こんがり焼いた炭火焼きも!
憧れ「とうもろこし食べてるみたい」
するとユウセイ君
シュンセイ「皮が香ばしい!」
ユウセイ「さっきよりもっと甘い!」
森崎「うーーーん!大当たり!うまーい」
北川 「この歯ごたえとまろやかになったあま味は グリーンアスパラとは違いますよね…」
長尾さん 「オーソドックスな食べ方だけど 焼くのが一番おいしい!」
森崎 「これはうまいね!」
森崎 「北海道のおいしい物、本州に行ってる。 嬉しいよ~!嬉しいけど悔しいよ~ 北海道のおいしいものを 北海道で食べたい!」
長尾さん「そうします!」
北川「あっさり!」
グリーンアスパラとは、 また一味違った甘みと美味しさがある ホワイトアスパラ!どんな栄養価があるのかな?
天使大学看護栄養学部 荒川義人教授 「ホワイトアスパラガスには 一般的な野菜に期待される カリウムやミネラル・食物繊維、 これらは期待できるのですが あま味が強いんですが これはオリゴ糖という成分によります。 オリゴ糖はお腹の中に入ると 良い菌を増やす…お腹の調子を整える、 整腸作用があるんですね。 またアスパラの名前の由来になっている アスパラギンやアスパラギン酸という アミノ酸が含まれています。 これはうま味成分でもあるのですが アスパラギン酸は疲労回復が期待できる という研究も進められています」
グリーンアスパラとホワイトアスパラを 贅沢に食べ比べしながら、 美味しさの違いを確かめてみるのも、 楽しいかもね!
森崎「これは何ですかあ?」
シュンセイ「ホットドックみたい!」
森本さん 「地場産のハルユタカという小麦粉を使って 焼いたパンにホワイトアスパラを挟みました」
※詳しい作り方をレシピコーナーをご覧下さい!
ではいただきま~す!
森崎「みずみずしいアスパラだなあ」
北川 「おいしい!こんなにお料理に活用できるとは 思いませんでした!」
森崎 「普段なら茹でるか焼くか…どっちか…」
憧れ 「2人が箸を置かない!ずっと持ってる! ねえ~どの料理が一番好きだった?」
シュンセイ「うーん…生(ナマ)!」
まさかの…ここまで料理してもらって 「生(ナマ)」発言!
出演者も女性部さんもスタッフも大爆笑!
それくらいホワイトアスパラを生で食べた 衝撃はすごかったんですね…
みなさんもぜひ今しか味わえない JA北はるかのホワイトアスパラを 召し上がってくださいね♪
みなさん、こんにちは! 今日は北海道米を使った「母の日」の提案だよ!
おいしい北海道米をみんなに もっと食べてもらおうと、 ホクレンでは1年を通して 色々なお米の食べ方を発信していくんだって。 その第1弾として、 母の日には「おにぎらず」を提案! 以前あぐり王国でも紹介したことがあったけど、 手軽に作れるのに、なんでも入れられて いろいろな楽しみ方ができるんだよね。
テレビCMや北海道じゃらんでPRされたり、 道内のスーパーで特別商品が発売されて いたりするから、ぜひみんな食べてみてね~ お米を食べるシーンや、 お米の食べ方はきっと無限大! 色々な工夫をして北海道の美味しいお米を みんなにもっともっと食べてもらいたいな。
以上、もんすけの週刊あぐりニュースでした!
正解は「今金男しゃく」でした。
パチン(消灯)
わああああああ~
森崎「あああああああ」
あぐりっこに抱きつくリーダー… シュンセイは棒立ちで苦笑いでした(笑)