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2016年07月02日(土) | ♯390 新幹線開通で賑わう北斗市を田んぼアートで盛り上げる編
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2016年07月02日(土) |  ♯390 新幹線開通で賑わう北斗市を田んぼアートで盛り上げる編

今年3月、新青森駅と新函館北斗駅を結ぶ
北海道新幹線が開業。
北海道の陸の玄関口となった
新函館北斗駅がある北斗市など
道南エリアは今、
日本全国から注目を集めています。

そんな北斗市で新幹線開業を農業で
さらに盛り上げようと、
一大プロジェクトが動き始めているんです!

JA新たこだて大野基幹支店
営農センター長 田山光幸さん
「北斗市民を含めた地域全体が
 観光施設の少ない北斗市で
 ●●を通じて
 北斗市を日本一の新名所にしたい」

北斗市で進められている
日本一の観光名所作りとは一体何なのか?
今回のあぐり王国ネクストは、
道南エリアが誇る農産物を使った、
一大プロジェクトに注目します!

憧れアナウンサー
「きもちいいですねえ~
 今日は新函館北斗駅がある
 北斗市にやってきました」

森崎「良い場所!」

森崎
「あれが!新函館北斗駅!」

憧れ
「3月26日に北海道新幹線が開業した日に
 中継をしてたんですが…
 人・人・でものすごい賑わいでした」

森崎
「その時は人・人だったけど
  今はどうですか?
 新緑の季節でさあ。
 山も目の前の田んぼもいいねえ~
 見どころいっぱいですね
 ところで金井さん新幹線に乗ったの?」

憧れ「乗ってないです…」

森崎「いつか乗りたいなあ~」

憧れ
「ではあぐりっこを呼んでみましょう!
 あぐりっこおおおお」

あぐりっこ「はーい!」

今回のあぐりっこは3人
小4の菅原春乃(ハルノ)ちゃんと、
小5年の石崎朋愛(トア)ちゃん

そして頼りになる6年生の男の子。
佐伯世響(セナ)くんです。

憧れ
「今この辺りは日本全国だけではなく
 海外からも観光客が来ています」

森崎「めっちゃ注目されてるよお」

セナ「最高!」

憧れ
「北斗市で新函館北斗駅をより盛り上げようと
 JA青年部と地域の方々
 道南ならではのアートの一大プロジェクト
 進めている!」

森崎
「えー?なんかステキだな…
 人を呼び込めるといったら
 どんなことが考えられるかな?」

トア
「あっ!はいはいはい!
 例えば、
 田んぼの水に空が映っている
 から…??」
森崎
「田んぼの水に空が映っている…詩人!」

憧れ
「実際に新函館北斗駅に
 その一大プロジェクトの代表の方が
 いらっしゃるので聞いてみましょう」

森崎「よし!じゃあ行こう!」

あぐりっこ「いええええい!」


2016年07月02日(土) |  新函館北斗駅から見えたアートとは?

ということで一行は、
開業間も無い新函館北斗駅へ。

森崎「かっこいいなあ~」

セナ「未来感がすごい!」

森崎
「もう君たちの時代の駅だよ」

トア「かっこいい!」

憧れ
「ガラス越しに見える白い柱は
 トラピスト修道院のポプラ並木をイメージ!
 中は道南杉をふんだんに使った
 自然のぬくもりを感じる駅舎なんですよ」

森崎
「入りたい!入りたい!」

さて駅の中に入って来ました。

どこを見てもピカピカ!
ひろーい!
新しい建物のにおいもします…

森崎
「このエスカレーター長い!!」

憧れ「外の景色もいいですね」

森崎「景色が最高じゃん!」

憧れ「遮るものが何もない!」

トア「明るいね」

そして…みんなが期待していた
新幹線もちょうど待機しているところ!

あぐりっこ
「あっ!いた!新幹線!ながーい」

森崎「良かったね。見えたよ」

憧れ「緑色が鮮やかですね」

森崎「動いた!」

あぐり一行「いってらっしゃーい」

タイミングよく北海道新幹線の発車の様子も
見学したところで一行は、
一大プロジェクトの代表者が待つ場所へ―

あぐりっこ「あっ!いたかな…?」

北斗市で進められている一大プロジェクトの
代表を務める斎藤哲也さん。
米農家でありJA新はこだて北斗地区青年部の
部長も務めています。
果たして一大プロジェクトの正体とは?

斎藤さん
「会場はこちらになりますので…どうぞ!」

森崎「会場って?」

憧れ「ステージがあるのかな?」

あぐりっこ
あーーーー!
 すごーーーい!」

何かを発見して走り出すあぐりっこ。

森崎「みんな何が見えてるの?」

あぐりっこ
「ずーしーほっきー!!」
「すごーーーい」

森崎
「ずーしーほっきー。よく知ってるね。
 これは田んぼですか?」

斎藤さん
「これは観賞用の苗を使って描く
 田んぼアートです!
 JA新はこだて北斗地区青年部が
 中心となって進めております」

憧れ
「一大アートプロジェクトとは
 田んぼアートだったんですね!」

森崎「田んぼアート!」

新函館北斗駅北口の2階部分にある
展望スペースから外を眺めると―

北斗市公認キャラクターである
“ずーしーほっきー”や、
“ようこそ北斗市へ“という文字。

そして道南エリア名産米の「ふっくりんこ」の
文字とイラストが田んぼに描かれています。

これが北斗市で行なわれている
一大プロジェクト「田んぼアート」なんです。


2016年07月02日(土) |  米どころをPR!田んぼアート!

憧れ
「改めて田んぼアートとはこういうものです」

セナ「すごい」
トア「きれい」
ハルノ「めちゃ色がハッキリしてる!」

森崎
「色の組み合わせで見せてるんだね」

ハルノ「田んぼだとは思えない!」

森崎
「こちらの旭川の田んぼアートは
 あぐり王国ではヘリコプターに乗って
 見に行ったんだよ」

色の異なる複数の鑑賞用の稲を植えて、
田んぼに絵や文字を描く「田んぼアート」。

1993年に青森県の田舎館(いなかだて)村で
村おこしの一環としてスタートしたのを機に
道内でも旭川の東鷹栖(ひがしたかす)地区が
10年前から田んぼアートに取り組むなど、
現在、全国20箇所以上で行なわれています。

憧れ
「田んぼアートをやろうと思った理由は?」

斎藤さん
「北海道の水田発祥の地であり
 道内有数の米どころ 
 ということを
 PRするために取り組みました」

森崎
「へ~でも大変ですよね?」

斎藤さん
「GPSを使ってピン刺し…
 函館高専の協力を得てGPS測定器で
 ピンを刺して糸を引っ張って、
 ここに何植える…という目安をする。
 委員みんなで2日間かけてやりました」

森崎
「うわ~大変だったね…
 辞めてもいいと思いませんでしたか?」

斎藤さん
「辞めても良かったかなあ…(笑)」

森崎「正直!」

では田んぼをまじかで見てみましょう。

セナ「広い!広すぎる!」

ハルノ
「上から見るとちょっと狭くみえたけど…」

トア
「下から実際に見ると大きさが全然違う」

セナ
「こう見ると気が遠くなる…」

森崎
「こんな細かい絵だと機械が入らない?」

斎藤さん
「田植え機は広い部分です。 
 あとは手植えです!」

森崎
「さっきは上から見た絵だったけど
 もともとどういう設計図?」

斎藤さん「こちらが原画です」

あぐりっこ
「伸びてる!?」「縦に長い!」

森崎
「さっき上から見たときより
 原画で見たほうが
 デッサンおかしいよね??」

じつはすごい仕掛けがあるんです。

憧れ
「正面からみると伸びてるけど
 こうして傾けるとどうでしょう?」

立てていた原画を寝かしてみると…

あぐりっこ「うわ~直ってる!」

憧れ「どうなった?」

あぐりっこ
「さっき(上から)見たのと同じ!」

森崎「全然変わった!」

斎藤さん
「これは遠近法を使っています!」

斎藤さん
「上から見るとキレイなデザインに
 なるように植えています」

田んぼアートの技法は大きく2種類に分かれ、
絵に奥行き感を出す“遠近法”と、
奥行き感を出さない“均等法”があります。

斎藤さんたちは原画のデザインが
縦長であること、
そして絵に立体感を出したいということから、
遠近法を取り入れました。


2016年07月02日(土) |  どうやって色をつけるのかな?

憧れ
「色んな色がありますが
 色の違う稲を植えるんですか?」

斎藤さん
「そうです!5種類の稲を使って
 描いてきます」

コチラが田んぼアートに使う苗、5種類。
道南エリア名産米のふっくりんこ以外は、
全て観賞用の品種となります。

あぐりっこ
「想像つかない!」「不思議…」

セナ
「この観賞用の米は食べられるんですか?」

斎藤さん
「残念ながら…食べられません!」

森崎「観賞用は食用ではないんだ」

トア
「じゃあこのふっくりんこの普通の緑も
 食べられないんですか?」

斎藤さん
「観賞用と一緒に植えるので
 今回は食べられません」

セナ
「おいしいアートではないんだ…」

食べられないという事実に、
寂しそうな表情を見せるあぐりっこでしたが、
斎藤さんからあぐりメンバーへ
重要なミッションが…

斎藤さん
「今回みなさんには
 『ふっくりんこ』という文字
 植えていただこうかなと思ってます」

森崎
「これはかなり大事なところですよ!!」

森崎
「ふっくりんこというのは
 生産者にとって誇りのブランド!
 その名前を植えさせてもらうって…
 重大なことだよ」

セナ「プレッシャー感じる」

森崎
「間違ったら大変だよ
 ふっくりんて!なったら大変だよ」
 
何とふっくりんこの文字をあぐりメンバーで
植えさせていただくことに!
駅の2階から眺めた時は、
小さく見えていた文字ですが…

あぐりっこ
「『こ』が分かる!」
「『ん』が分かる!」
「『り』が分かる!」
「『く』が分かる!」

もうもう大興奮のあぐりっこ!

森崎
「正直この中に植えるって大変だよ…」

憧れ
「田植えって四角い田んぼに植えるイメージ。
 これは丸みを帯びていると難しそう…」

森崎
「相当難しいと思うぞ、今年は」

トア
「ちょっとレベルが高いけど…がんばる!」

セナ・ハルノ「がんばる!」
 
憧れ「できそう?」

セナ「やるしかないから!」
ハルノ「頑張れば出来るから!」
トア「頑張ったら出来る!」

森崎「すごいなあ~」

ということで…

森崎
「あぐり王国ネクスト初の
 田植えを執り行います!」

あぐりっこ「いええええ~い」

もう大興奮でございます…

北斗市の一大プロジェクト田んぼアートを
あぐりメンバーがお手伝い!
ふっくりんこの文字を手植えで
完成させるという責任重大な作業。
植える苗は“べにむらさき”と呼ばれる
観賞用品種を使います。

森崎
「あぐりっこ!
 田植えしたことあるか?」

あぐりっこ「ない!!」

森崎「初めての田植え?」

あぐりっこ「はい!」

森崎
「そうか…
やる気はあるかーっ?」

あぐりっこ「ありまーすっ!」

森崎
「あははは!金井さん。あなたは?」

憧れ「初めてです…」

森崎
「そんなので
農業アナウンサーとは言えない!」

さあ頑張りましょう♪


2016年07月02日(土) |  田植えスタート!

森崎
「手植えのコツはありますか?」

斎藤さん
「縦横の幅を15cm間隔で植えます。
 このように苗を少し刺して
 少し土を寄せる感じで…」

森崎
「まわりの土をぎゅっと集めてあげる!」
 
あぐりっこ&憧れ
「へえ~なるほど!」

斎藤さん
「最初に目印の縁取りを2列。
 それが終ったら内側に植えます」

植え方を教わったところで、
まずはあぐりっこから田んぼの中へ。

あぐりっこ「せ~のっ!」

ぎゃはははは~

「気持ちいい!」
「いいーね。面白い」
「(土が)やわらかい。動けない!」
「すべる!」「ぬるぬる!」

森崎
「それでは金井アナウンサー
 これが農業アナウンサーへの第一歩です」

勢いよく田んぼに入った憧れアナでしたが…

憧れ「(足が)抜けない!」

すぐにあぐりっこが助けに行きますが
逆にバランスを崩して長靴が脱げちゃった!

憧れ「進めないです~~!」

スイスイ歩くあぐりっことは対照的に、
全く動くことができない金井アナ。
このあと何とか自力で歩いてみますが…

こんどは両手をついてしまいました(笑)

森崎「ベチャベチャだ…」

あっという間に顔にはどろんこに!

森崎「いい顔になりました~!」

なぜかみんなから拍手が!

農業アナウンサーにようこそ♪

金井アナが無事、
田んぼと友達になれたところで
いよいよ田植えスタート!
まずはあぐりっこから―

セナ「土めっちゃ柔らかい」
トア「難しい…」

森崎「田植えどうですか?」

トア「楽しいです!」

セナ「腰が痛くなってきた…」

憧れ「もう早?」

田植え初体験とは思えないほど、
上手に手植えをするあぐりっこ達。
リーダーと金井アナも加わって、
さらに作業を進めていきます。

森崎
「文字をキレイに見せるのは
 なかなかデリケートですね。難しいよね」

1列の直線で植える一般的な植え方とは違い、
より慎重な作業が求められる、
田んぼアートの手植え作業。
しかもリーダー以外の全員が田植え初体験。

このままでは日が暮れてしまう…

ということでJA新はこだて北斗地区青年部の
方々にも手伝っていただくことに…

森崎
「人数増えたなあ~」

するとみんなも…
トア「けっこう慣れてきたよ」

JA青年部の方々の協力もありつつ、
作業開始からおよそ1時間半。
何とか「ふっくりんこ」の文字の手植えが終了。
果たして全員泥だらけになりながら、
一生懸命完成させた文字の出来栄えは…?

森崎
「それじゃあみんなが植えた
 ふっくりんこの文字をみてみよう!」

トア「すごい!」
セナ「予想よりキレイにできてる」

圧巻です!


2016年07月02日(土) |  ふっくりんこ!元気に育て~!

森崎「どうだった?」

セナ
「腰が痛いけど…
 これを見たら疲れが抜けました!」

トア「足が痛い…」

ハルノ「腕が疲れた…」

森崎
「やりきったね…
 みなさんお疲れ様でした!」

さて田植えが終わったあとは…

憧れ
「斎藤さんからふっくりんこを使った
 おにぎりの差し入れをして頂きました」

道南の名産米“ふっくりんこ”のおにぎりと、
ふっくりんこの玄米を使った
JA新はこだてオリジナル緑茶を頂きます。

セナ
「もちもち!ふっくりしている!」

ハルノ「もちもちしていておいしい!」


■玄米緑茶(120円)
販売先/
JA新はこだてファーマーズマーケット
あぐりへい屋
住所/北斗市東前62
問い合わせ/0138-77-7779

森崎
「フワフワ!弾力がすごいわ」

斎藤さん
「ふっくりんこは冷めても美味しいので
 お弁当に持って冷めても美味しいです」

憧れ「具が入ってなくてもおいしい」

森崎
「お茶もいただきました!」

斎藤さん
「玄米と緑茶を混ぜた玄米緑茶」

森崎「香ばしい!すっきり」

憧れ「疲れが一気に取れますね」

森崎
「これからが楽しみだなあ~
 いつぐらいから見ごろですかね?」

斎藤さん
「この後は地元の小学生40人、
 中学生100人、函館の高校生…
 他にも地元の市民のみなさんに
 協力を得て植えていきます。
 見ごろは7月中旬!
 あとは9月中旬も黄金に実って見ごろです」

斎藤さん
「それとプロジェクトの協力の証しに
 田んぼの周りに旗を立てています」

森崎
「あの旗ですか?畑を囲むんだ!素敵」

じゃじゃん!もんすけです。
新函館北斗駅を日本一の名所にする
一大プロジェクト、田んぼアート。
地域一丸となったこの取り組みには
道内有数のお米産地としてのある思いも
込められているんだよ。

JA新たこだて大野基幹支店
営農センター長 田山光幸さん
「現在は全国的に米の消費が減退している…
 この田んぼアートでご飯を表現して
 もっともっとご飯を食べてほしい!
 というメッセージも含まれてます。
 そのためには地域をまとめてやっていこう
 という体制でやってます。
 末永くやっていきたいと思っております」

森崎
「たくさんの人が植えていくんだ…
(旗を見ると…)みんな違うよ。
 北斗市立大野小学校とか…色々だ」

森崎
「それでいま…あれ?」

あぐりっこ「あ~あぐり王国だ!」

森崎
「あぐり王国北海道NEXTって
 書いてあるね!作ってくれたんだ」

何と協力の証となるあぐり王国の応援旗まで
作って頂いちゃいました!

さっそく見頃までの順調な生育を願って
田んぼへ…

憧れ
「これからどんな色に変化して
 どんな風に完成するのか…
 定期的に見にきちゃう?」

セナ「見に来るしかない!」

あぐり一行「わははは」

ではみんなでエールを送ります

あぐり一行
「ふっくりんこ~」

お・ま・け~♪

あぐりっこに支えられ
長靴に入った泥を出そうとする憧れアナ!

しかーし再びバランス崩し

憧れ「ぎゃあああああ」

万事休す!

田んぼにジャポーン!





と思ったら…

憧れアナウンサーみごとな開脚!

リーダーもあぐりっこも大爆笑。

さすが運動神経バツグンの憧れアナ!

さてこの後はどうなったのか?
みなさんのご想像にお任せします…(笑)

6月25日のクイズ
「ニラと行者ニンニクをかけ合わせた、
 網走市の新しい野菜は何だったかな?」

正解は「行者菜」




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