今年も、北海道の短い夏を彩る、 あのフルーツの季節がやって来ました!
市場から高い評価を受け、 旭川で行われた初セリの値段は、 なんと1個55万円! 贈り物に大人気の最高級フルーツですが、 そのブランドを維持するため、 産地では並々ならぬ努力が行われていたんです!
今回のあぐり王国ネクストは…、 この夏食べたい!北海道が全国に誇る、 最高級フルーツに注目です!
森結有花アナウンサー 「上川エリアにある 当麻町にやってきました!」
森崎リーダー 「この季節に当麻町ということは… アレでしょう…」
森アナウンサー「正解です」
リーダー「よ~し!2玉!」
森「あのブランドフルーツです」
リーダー 「うちの子供も知ってましたもん。 今日はどこに行くの?って聞かれて 当麻だよっていったら、 『あ~っ!アレでしょう!?』って」 森 「今回は地元のあぐりっこ2人です!」
テーブルの上には赤い布を被せたものが…
リーダー 「当麻町の農産物だけど予想ついた?」
アヤノちゃんはもう分かってますよ。
森「何文字?」
アヤノ「7文字!」
ということで赤い布オープン!
リーダー 「ヤッター立派!すごい!でかい!」
大興奮のリーダー。
リーダー「名前を教えて下さい」
アヤノ「でんすけすいかです!」
リーダー「好き?どれくらい好き?」
アヤノ「100%!」
森「ユノは食べたことありますか?」
ユノ「食べたことないです!」
森「アヤノは食べたことあるんだよね?」
アヤノ「昨日の朝、食べた!」
リーダー 「昨日の朝食べたのか!?羨ましいぞ」
森「リッチだなあ」
森 「どうやって皮が黒くなると思う?」
ユノ 「普通のスイカの苗と違うから? だからこういう黒っぽい色になる?」
森「アヤノはどうだろう?」
アヤノ「日焼けをすると思う!」
リーダー 「でた! サンオイルを塗って… 砂浜で…こんがり焼けるイメージ」
森 「そんなチャラい生産はしてない!」
「よろしくお願いします!」
「でんすけすいか」の生産部会長を務める、 伊林和彦さん。 両親の代から栽培が始まり、 今年で35年目を迎えるんです!
リーダー「どうですか?」
伊林さん 「先週は大雨の日もあったんですけど 外のスイカが水に浸かりましたが なんとか育っています」
リーダー 「大丈夫!?良かったなあ~」
伊林さん 「低温の時期もあったんですけど 4・5月が順調な天気だったので 順調に育って出荷されています!」
リーダー 「日照不足と低温…心配されていますけど 今のところは大丈夫!良かった」
伊林さん 「それでは今日収穫するハウスに入ります」
リーダー 「うわ~暑っ!あっつい!」
伊林さん「30℃ほどあります」
森「ゴロゴロなってますね」
伊林さん 「このハウスの中に140玉なっています!」
リーダー 「うわ~すごい!立派!」
森「おっきいですねえ」
ユノ「すごい!」
伊林さん「持ってみるかい?」
ということで持ってみますが…
ユノ「重い…ムリー!!」
大きいもので、 11キロ以上にもなるという、でんすけすいか。 あらゆる果物や野菜の中でも、 最重量級の作物なんです!
…というのも、実はここまで大きく育つのには、 栽培に秘密があるのだとか。
伊林さん 「でんすけすいかは 3本のツルを伸ばしています」
リーダー「もっとあるように見えるよ」
伊林さん 「横は全部葉っぱです。 本来なら3玉、実をつけられるんです」
リーダー 「3玉できるんなら…3玉欲しくない?」
あぐりっこ「うんうん!」
伊林さん 「そうなんですけど…でんすけすいか! 1玉に栄養を集中させて 残りの2玉を小さい時に切っちゃう!」
リーダー「えええええ」
そうなんです!一般的なスイカは、 ひと株から数本のツルが伸び、 複数の実をつけるのに対し、 でんすけすいかは、 ひと玉に栄養を行き渡らせるため、 生育途中で、残りの玉を摘み取ってしまいます。
そうすることで、大きさだけではなく、 甘みも凝縮されるんです。さらに…?
リーダー 「なんでこんなに黒いのって話してたんです。 ユノは何て言ったっけ?」
ユノ「苗がもともと違う!」
リーダー 「ユノ大正解!おめでとう」
10キロのでんすけすいかをご褒美??
ユノ「うお…重…おもい…」
伊林さん 「3400株の苗を植えたので 3400玉は裏返しました」
リーダー「ええええ~何回やるんですか?」
伊林さん 「1玉に4~5回は手をかけます」
リーダー 「うわ~大変だあ~」
伊林さん 「病気などはないんですけど ブランドとして有名になりましたので 見た目から立派でいなければいけない!」
森「いや~グサッときました…」
更に「でんすけすいか」の種は JA当麻専用に作られ、 他産地では生産できない徹底ぶり。
リーダー 「これを…1日何玉くらい収穫するの?」
伊林さん 「多い時で200玉なんで… 一輪車で30回ほど… ここ45メートルなんですけど それを往復して運びだします」
伊林さん 「重たいんですけどかわいいんです」
リーダー 「愛してるっ…。 多少変態ですやん(笑)」
お次は収穫の前の、 その目安を教えてもらいます!
伊林さん 「スイカを叩いていくんですけど… 高い音だと実が若い!」
ユノも叩いてみますが…
トントントントン…
ユノ「う~~~ん」
ユノ「よく分からない…」
伊林さん「分からないよね~」
ということで伊林さんが音比べしてくれます。
トントントン…
伊林さん「これは音が高いほう」
伊林さん「これもまだ高い」
伊林さん「これもちょっと違うんですけど…」
リーダー「へええええ??何が違うの?」
伊林さん「ほんのちょっと違うんですけど」
リーダー 「ちょっと(頭)叩いてもらっていいですか?」
伊林さん リーダーの頭をトントントン…
伊林さん 「多分入っていると思います(笑)」
ではあぐりっこも収穫お手伝い。
パチン
ツルをカットします。
大事に抱っこして一輪車に乗せます。
ユノ「は~~」
アヤノよっこらしょと持ちますが…
アヤノ 「まだまだ大丈夫。弟より軽い!」
リーダー「弟何年生?」
アヤノ 「1年生! だっこして~って言われる!」
リーダー 「これで出荷ということですか?」
伊林さん 「まだこれから作業があるんです」
リーダー「へ???」
伊林さん「磨く作業があります」
リーダー 「はっ??磨く??」
伊林さん 「まず水拭きです。 外側の泥とか汚れをまず取ります」
リーダー 「水拭きした段階でもキレイですけどもね…」
伊林さん「まだまだです!」
伊林さん 「機械に押しこんであげると スイカが勝手に回ってくれます」
リーダー 「うわ~気持ちよさそうだよ」
リーダー「うわ~~!!!」
伊林さん 「だいたいこんな感じで…終わります。 でも… もうひと手間あります!」
森「まだ!!??」
リーダー「もういって…何するの今度?」
伊林さん「こんな感じで!」
リーダー「ピッカピカだ…」
ユノ 「こっちのほうがすごく光ってて いい感じです!」
アヤノ「なんか宝みたい!」
リーダー「そうだよね~」
リーダー 「じゃあ~よく分かったところで…」
アヤノ「食べ…」
リーダー「食べたいよな!」
伊林さん 「なんですが、この段階ではまだ… でんすけすいかと呼べないんです」
リーダー 「何でですか? でんすけすいかですよ!」でんすけすいかですよ!」
一体なにが?
森 「でんすけすいかの試食をおあずけされまして やってきたのは… JA当麻のでんすけすいか専用の選別施設です」
JA当麻 池田渉さん 「こんにちは!よろしくお願いします」
リーダー「すごい並んでる~」
池田さん 「収穫した全てのスイカが この施設で選果されます」
リーダー 「必ずでんすけすいかは ここを経由するんですか?」
池田さん 「ここを通らなければ… ただの黒いスイカで終わりです」
みんな大爆笑
池田さん 「基準が糖度11度以上、 そこから空洞が基準値内で収まっているか、 あとはキズや虫食い、それらを選別してます」
リーダー 「キズは分かります。 でも空洞とか割らないと 分からないじゃないですか!!」
池田さん 「その秘密はクリーンルームの中にあります」
池田さん 「1玉1玉流れてくるんですけど 生産者が箱詰めしたスイカを 取り出していきます」
リーダー 「せっかく箱に入れたものを なんで出すんですか??」
池田さん 「こちらが空洞がどれだけあるかを 割り出す機械です」
森 「機械の中に入っていきましたね」
アヤノ 「楽器叩くみたいにポンッて!」
ユノ 「そしてもう1回動いて、 またポンッって叩いて!!!」
アヤノ「中で2回叩かれた!」
池田さん 「この時点で空洞が多い物は 生産者が持ち帰ることになります」
森「ここまで磨いたりしているのに?」
池田さん 「もったいないんですけど それはブランドのためなので…」
リーダー 「いや~分かってから磨きたかったねえ」
池田さん 「これが最終関門なんですけど…」
森「いよいよ最後ですね」
池田さん 「さきほど流したスイカの糖度が11.7度。 なので基準値以上の糖度があった…」
リーダー 「でんすけすいかの糖度の基準は11度以上」
再び生産者・伊林さんの畑へ戻り、 いよいよお待ちかねの試食タイム!
森「キレイ~」
リーダー「眩しい!美味しそう」
では「いただきま~す」
ガブリ♪
ユノ「シャキシャキしてて美味しい」
アヤノ「200%甘い!」
リーダー「甘いっ!さわやかです」
ちなみにスイカは、 収穫直後が一番の食べごろなので、 買ったらすぐに食べるのがオススメ!
道の駅「とうま」に隣接する、 JA当麻の直売所では、 どこよりも新鮮なでんすけすいかを販売。 比較的手ごろな価格で購入できるんです!
【JA当麻直営農産物直売所】 住所:当麻町宇園別2区 TEL:0166-84-3131 営業時間:10:00~16:00 休:水曜日 ※訂正※ 先週の放送内で 住所を誤って「当別町園別」と表示してしまいました。 正しくは「当別町宇園別」です。 大変申し訳ございませんでした。
森 「自分の町にでんすけすいかがあるって どう思う?」
アヤノ 「ほかの町ではあんまり見られないから 当麻町に住んでて良かったと思う」
リーダー 「カメラの前のみなさんに 当麻町のスイカをPRしてください!」
アヤノ 「でんすけすいかを見つけたら 買ってみてください♪」
リーダー「買っちゃうな!」
みなさんこんにちは! 今日はおいしい牛肉が食べられるイベントの お知らせだよ。
29日(日)から、8月1日(水)までの4日間 札幌パークホテル特設会場で開かれる 「北海道牛肉まつり」! 道産牛のバーベキューが楽しめて、 プレゼントが当たる抽選会や 大食い対決のイベントもあるんだって。 みんなも家族やお友達と行ってみてね!
【北海道牛肉まつり in さっぽろ】 日時:7月29日(日)~8月1日(水) 15:00~20:30(29日のみ11:00~16:00) 場所:札幌パークホテル駐車場特設会場 問い合わせ:011-241-6526
お・ま・け
森「すごいことになっているんですけど…」
リーダー 「衝撃的だね。アヤノ見せて!」
リーダー 「あ~あ~あ~。 最初なんだったのか分かんない!」
森「スイカだったのかも分からなくなってる」
リーダー 「皮まで美味しいってことですよ」
伊林さん 「ぼくんちの犬も そこまでは食べなかったですけど…」
リーダー「犬?(大爆笑)」
伊林さん 「食べてもらうと嬉しいですね」 ---------------------------------- 7月7日のクイズ 「 番組10周年に訪れた米どころは、 どこだったかな?」
正解は「新篠津村」でした。