森結有花アナウンサー 「瀬戸内海のうず潮で有名な 徳島県鳴門市にやってきました」
森崎博之リーダー 「良い景色だね~ 北海道の次に良い景色だな!」
森 「なぞ北海道を離れて徳島まで来たかと 言いますと…ジャジャジャジャー」
森崎リーダー「果たし状ですか?」
森「いやいや、これ開いてみて!」
2008年7月の番組スタートから、 今回の放送で、めでたく500回を迎えたんです!
森 「実は北海道の農業生産において とっても必要不可欠な ある存在に注目してこなかったんです」
森崎リーダー 「そんな大事な存在をですか?」
森 「すっごく大切ですよ。 私たちがいつもお世話になっているJA! 農業協同組合(JA)」
現代では必要不可欠であり、 当たり前に存在している協同組合について、 改めて注目しよう!ということなんです!
ということで 今週のあぐり王国ネクストは、 2週にわたってお送りする、 500回スペシャル・前編! 助け合いの精神を世に広めた世界的偉人と、 そのルーツをたどるります!
リーダー「では行こう!」
森 「リーダー!2人だけじゃないんです。 あぐり王国放送500回を労いたいという ビッグなゲストにお越しいただいています」
森「あちらにいらっしゃる方なんです…」
リーダー 「えっ…うわああああああ。 あの姿は!」
リーダー 「いやウソでしょ!? なになに?なんかいるの? 渦が渦が巻いてる。 あれがうず潮~♪しゃべりなさい!」
森「あははは」
リーダー 「あの人ゲストなの?やりにくい…」
リーダー「どうも…」
鈴井さん 「こんちはっ!あぐりっこです♪ 」
リーダー 「からみにくやつだ!」
リーダー 「鈴井貴之です… よろしくお願いいたします」
鈴井さん 「放送500回おめでとうございます。 花…花かなんかね。 本当ならばね。ごめんなさい」
リーダー「私としましてはね…」
鈴井さん「はい!」
リーダー「鈴井会長が…」
リーダー 「いや大きいな声が」
鈴井さん 「あなたいつもこんな感じ! あなはがゲストの場合はこんな感じなの!」
リーダー「こわいわあ~」
森 「リーダーがここまでたじたじになってるの 全然ないですもんね」
500回スペシャルにふさわしい 大物ゲストの勢いに、 圧倒されるリーダーですが、、 気を取り直して、 森アナから今回のスペシャル企画の本題へ-
森 「どうして徳島県鳴門市に来たかというと 協同組合の父と呼ばれる方のゆかりの地が 徳島県鳴門市だからなんですけども…」
森 「この方! 世界三大偉人の一人ともいわれる 有名な方なんです!」
リーダー「世界三大偉人!」
森 「この方が誰なのか?何をしたのか? 協同組合とどういった関わりがあるのか? まずは調べに行きましょう!」
ということで一行は、協同組合の父と呼ばれ、 世界三大偉人の1人とも呼ばれた ある人物を探るため、 徳島県鳴門市のとある施設へ向かうことに…
森「宜しくお願いします!」
館長 岡田健一さん 「遠路はるばる来て頂きまして ありがとうございます」
リーダー 「この建物はどういった記念館ですか?」
岡田館長 「賀川豊彦記念館と申します」
訪れたのは、徳島県鳴門市にある 賀川豊彦(かがわ・とよひこ)記念館。
彼の功績は世界的に評価され、 日本初となるノーベル文学賞や ノーベル平和賞の候補にもあがり、 「ガンジー、シュバイツァー」と並ぶ、 世界三大偉人の1人と言われた人物なんです。
さっそく一行は、 館長に記念館を案内してもらうことに…
リーダー「うわ~美少年!めっちゃ美少年」
1888年、神戸市で生まれた賀川豊彦は、 4歳の時に両親を亡くし、 父親の故郷である徳島県鳴門市へ移り住みます。
救うだけじゃなくて防ぐ… 救貧から防貧へ という考えに展開していく訳です」
リーダー「救貧から防貧へ…」
リーダー「これは何ですか?」
岡田館長 「賀川が開いた神戸購買組合 というものがあって…」
森 「今はなしにでました コープこうべが北海道の産地と ある連携した取り組みを行っているんです」
リーダー「神戸と北海道が!?」
賀川豊彦が設立に関わったとされる、 生活協同組合の先駆けとなった “コープこうべ”で行われている、 北海道と連携した取り組みとは…
森「こんにちは~」
コープこうべ 横山浩昭さん 「宜しくお願いいたします!」
さっそく、横山さんの案内で、 店内を歩いて行くと…
横山さん 「こちらになります! 北海道産の人参・タマネギ・馬鈴薯です」
リーダー「これ全部北海道産?」
横山さん「そうです!」
リーダー 「すごいすごい。根菜類を中心に…」
鈴井さん 「北海道産って書いてます」
リーダー 「ホントだ。でも僕らが北海道で見るのとは パッケージがちょっと違ってますね」
横山さん 「そうなんです!このパッケージは コープこうべオリジナルブランド フードプランと言いまして、 安全安心な食べ物が欲しいとの願いを 形にしたオリジナルブランドです」
コープこうべの オリジナルブランド「フードプラン」は、 1988年にスタートした 野菜・果物・肉・魚など、 幅広い安全安心な食品を 消費者に届けるための取り組み。
栽培方法や農薬の使い方など、 全国の生産者と定めた独自基準により 品質はもちろん、安定した価格で 長期販売を実現しているのです。
リーダー「地域の方々の反応は?」
横山さん 「やはりフードプランの商品はいい! という組合員さんは選ばれて買われてます。 とても人気の商品になっています」
リーダー 「これは北海道の我々には嬉しいですね」 実際に、消費者の声を聞いてみると…
インタビュー 「味が良いのと新鮮なのが多い!」 「化学肥料とかをあまり使っていないので 選んでます」 「こればっかりです。 値段より美味しい方がいい!」
リーダー 「やはり北海道のものをいいですか?」
横山さん 「いいですね! タマネギは北みらいの訓子府町」
リーダー「日本一の産地です」
横山さん 「非常においしい!甘いというお声を 頂いておりますので うちでもしっかり売らさせて頂いてます」
森 「賀川豊彦さんって知ってるんですか?」
横山さん 「僕らも生協に入ったら賀川豊彦さんの精神を 勉強させていただくんです!」
森 「そういった活動もされているんですけど ここで500回記念クイズ~♪」
森 「コープこうべの組合員が助け合いの精神で行う ボランティア活動とは?」
テレビをご覧の皆さんも、 一緒に考えてみてくださいね! 正解は、どれだと思いますか?
リーダーと鈴井さんの回答は…
森 「リーダーがA。鈴井さんがB。 では正解を」
横山さん「正解はBです!」
まさかのリーダー外れた(笑)。
リーダー 「買い物補助ってどういうこと?」
横山さん 「ご高齢な方やお体が不自由な組合員さんの お買いものを補助します。 高い所の商品をとってあげたり 重いものを持ってレジにいったり 袋詰め作業のお手伝いとか… 組合員さん同士で行うことになります」
鈴井さん 「そこにも賀川さんの考え方 協力し合うという精神が反映されて 生かされてるってことですね」
リーダー 「賀川さんの教えの通り…」
じゃじゃん、もんすけです! 日本では、JAや生協など、 3万6000以上の組織があって、 延べ8000万人もの組合員が加入していると 言われる協同組合!
世界的には、いったいどんな歴史が あるものなのか、 協同組合について研究している 北海道大学農学部の小林准教授に 聞いてみたよ!
北海道大学農学部 小林国之准教授 「世界の協同組合の源流の1つは イギリスで作られた ロッチデール公正先駆者組合というものです。 イギリスのマンチェスター地方で 1844年に労働者が生活を改善しようと 作った組織です」
当時、イギリスは産業革命の真っ只中で、 労働者は、長時間にわたって働いても、 安い賃金しかもらえず、 食料品や生活用品など、 良いものが買えない時代だったんだってー!
そこで、労働者同士が 少ないお金を出し合って組合を作り、 確かな商品を仕入れて仲間達に販売する… という仕組みを考えたんだよ。 これが協同組合の始まりを言われているんだ。
鈴井さん「えっ!?」
リーダー「すごい移動ですね」
リーダー 「神戸から北海道にやってきました」
森 「こちらは道北の下川町です」
森 「こちらでは協同組合といっても 生活協同組合ではなく 森林組合について学びます」
リーダー 「森林ですか。 あぐり王国の長い歴史の中で 林業は触れてませんからね。 ちょっと私弱いですけど そこをいくと会長は 林業は強いんじゃないですか?」
鈴井さん「何で?」
リーダー&森「ぶふふふ」
鈴井さん 「べつにオレ林業の人じゃないよ」
リーダー 「でもこの人。森を開拓してるから」
鈴井さん 「それは個人的なワークであって プロの方々と話を比較するのと 全然違いますから!」
と言っていましたが…
鈴井さん 「オレの森行くかい?」
リーダー 「いやいやいや…」
森 「そもそも何をやってる組合なんですか?」
板橋さん 「木を植えるところから 木を育てて木材として 収穫をして加工して… という所までを行っています」
リーダー 「国有林を扱ってる人もいますが そことは違うんですよね」
板橋さん 「私達はこの下川町に山を持っている方が 出資をして作った組合なので 基本的に出資してくれた組合員さんの 山をやるってことが本分ですね」
リーダー「農家さんもいるんですか?」
板橋さん 「はい。農家さんで山を持っている方も いらっしゃるんで」
板橋さん 「組合員さんの山を管理していく。 それと同時に地域の環境を守っていくのが 使命だと思います」
リーダー 「みんなでちゃんとそれぞれのものを 守っていこうという考え方って まさに協同組合の礎となった理念!」
森「ちなみに見学してりできますか?」
板橋さん 「いくつかやってますのでできます!」
リーダー 「じゃあいよいよオレたち… 森に行く?」
鈴井さん「うわ~嬉しい~!!」
ということで一行は、下川町の市街地から、 車で40分の場所で行われている作業現場へ。
迫力の仕事現場に、一同、大興奮! その全貌は、また次週! ---------------------------------- 11月17日のクイズ 「モミ殻をとったあと、白いお米になる前、 何マイっていったかな~?」 正解は「玄米」でした。