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2021年01月16日(土) | ♯600 農業の働き方の多様化・富良野編①
>>

2021年01月16日(土) |  ♯600 農業の働き方の多様化・富良野編①
森結有花アナウンサー「あぐり王国始まりました!」

森崎博之リーダー「何か雰囲気が違いますね…」

森アナ「HBC新社屋のロビーでございます…」

リーダー
「引っ越しおめでとうございます。
 どこのテレビ局もですね
 引っ越すと必ず新社屋でロケをしたいものなんですね~」

森アナ「完全に浮かれております…申し訳ありません」

そして何やら、さらに浮かれモード満載の
くすだまが用意されていますが…

森アナ「あぐり王国、放送600回を迎えました!」

リーダー
「ここまで続くのはひとえに
 北海道農業従事者のみなさま、
 そして農業を応援してくださる皆様のおかげです!
 ありがとうございます。また並びに
 いつも番組をご覧頂いている、あなたのおかげです!
 ありがとうございます」

あぐり王国は今回、放送600回を迎えました。
放送開始から、およそ13年。
北海道の農畜産物の素晴らしさを皆様にお伝えし、
そして、北海道農業が進化する様を見続けてきました。

その進化は、品種や技術の改良はもちろん、
働き方にも見受けられます。

リーダー
「今って農業だけではなくて自分でしっかり仕事をしながら
 もう1つ副業として農業に勤しむ方がいらっしゃったり
 いろんな形の農業があるんです!
 土日だけ農業とか!
 色々な形で農業を楽しみながら仕事をしてくれる方を
 『パラレルノーカー』と言っています」

森アナ
「そうした進化した働き方について
 600回放送で学んでいきましょう!」
 
リーダー
「農業して下さる方がいらっしゃるから
 我々の番組はあるんです!」
 
森アナ
「その働き方を探るために今回は富良野市に向かいます!」

リーダー
「よっしゃ行こう!!
 電気がなければ暮らせませんよおおおおお」
(北の国からの黒板五郎さん???純???)

今回のあぐり王国ネクストは、放送600回記念!
農業新時代!働き方の多様化を探っていきます。

富良野で農作業ヘルパーを学ぶ!
森アナ
「さあ富良野市に移動してきました!」

リーダー
「キレイだねえ。
 実はこのロケは10月に行っているんですけど
 やっぱり北海道の10月は紅葉!
 山々が色付いて畑も稲作も終わったなあ。
 まだハウスがあるから遅めのハウス栽培が残ってるかな」

森アナ
「進めてもいいですか?
 富良野の景色を楽しみに来てる訳ではありません!
 私たちは農業新時代の働き方について学びに来たんです!」

リーダー「つまり人ですよね!」

森アナ
「ここからはJAふらのグループのアグリプランの
 清水さんにお話しを伺います」
「アグリプラン」は、生産者の手伝いをする
農作業ヘルパーの確保や派遣などをしています。
リーダー
「(農業は)人材が必要なんですよ…
 でも通年は必要な訳ではない。
 ここだけ必要だってスポットスポットなんですよね。
 ここでどのように働き手を確保するのかが
 大きな問題だと思う」

森アナ
「その働き手を確保するために
 JAふらのではこんな取り組みをしています」

アグリプラン 清水さん
「協賛地のJAふらの、愛媛県のJAにしうわ、沖縄県のJAおきなわ、
 それぞれの収穫時期の季節が違う訳なんですけど
 リレーしながら農作業ヘルパーさんを雇い入れることによって
 ヘルパーさんも助かる、産地も助かるといった取り組みが
 とれるようになりました」

森アナ
「農作業ヘルパーの1年の流れの例をみてみましょう」

清水さん
「4月~10月まで当産地については
 この期間で多岐にわたる野菜が生産され作業いただきます。
 うちが終了した後に愛媛県に渡って
 みかんの収穫作業や選別作業に従事していただく。
 その後、今度は沖縄でサトウキビの収穫や製糖作業などに
 従事していただく!」

清水さん
「そして翌年4月から富良野に戻るような流れになります!」

リーダー
「すっごい、やりたいです!!!」

農作業ヘルパーは、JAふらのが管理する寮で暮らすなど、
各地のJAから生活環境をサポートされています。
富良野では、ひとシーズンで
延べ120人くらいの農作業ヘルパーが活動しています。

リーダー
「農作業ヘルパーの方たちは
 道内・道外のどちらが多いんですか?」

清水さん
「うちの120名ほどいる農作業ヘルパーさんは
 約3割が道内、残りの約7割が道外です」

リーダー
「やっぱり…北海道への憧れとかもあるんではないですか?
 富良野ですから…『北の国から』を見て
 黒板さんに憧れて来たワケですよ…!」

森アナ「あはははっ。本当にそうですか?」

清水さん
「本当にそうです。
 あのバカにしないでくださいね」

リーダー「バカにすんなよっ!!」

森アナ「バカにしたつもりないです!!」

リーダー「バカにするなああああ」

森アナ
「バカにしてない!バカにしてない!」

清水さん
「私、ロケ地の麓郷(ろくごう)の出身なんです」

リーダー 「あ~そうなんですね。
 じゃあ電気がなくて暮らせなかったんですか?」

清水さん
「自転車をこいで発電してました」

森アナ「うそ?ほんとですか??」

清水さん「…バカにしないでください」

リーダー「バカにするなよおおおおおお」

森アナ「バカにしてない!バカにしたつもりないです!!!」

では早速農作業ヘルパーさんに会いに行きましょう!

農作業ヘルパーが大きな存在に…!
森アナ
「さあ私達は農作業ヘルパーさんのいる農場に来ました!」

リーダー
「これはほうれん草ですかね。立派になってますね」

森アナ「生産者の奥野さんにお話しを伺います」
 
奥野さんの農場で働く、
農作業ヘルパーの皆さんを紹介してもらいます。

リーダー
「いらっしゃいました。農作業ヘルパーさんですか?」

奥野さん「そうです!」

リーダー&森アナ「こんにちは~」

リーダー
「なかなか一人で…とかご夫婦でとかでやるのは大変ですよ。
 農地はどれくらいあるんですか?」

奥野さん
「農地は全部で約17町(ヘクタール)あります!」

リーダー
「札幌ドーム3つ簡単に入っちゃいます。
 それくらいの広さがあるんです」

奥野さん
「今は機械化はされているんですけど
 結局最後は人の手なんですよね」

奥野さん
「そこに頼らなければ農業は成り立たっていかないので
 そこにヘルパーさんが来てくれるので
 毎年農業を続けていけているのが現状ですね」

奥野さん

「私と嫁さんと父と母もいたんですけど
 家族は高齢化してきたので
 やっぱり若い方が来てくれると
 作業の方もグーッと進みますし!!!」

奥野さん
「それに明るい人たちが来てくれるので
 家族だけでやっているとだんだん話もつまらないので…」

リーダー「あはははは」
 
奥野さん
「やっぱり新しい話題を入れてくれることで
 随分と作業と会話の方も盛り上げてくれます!」

奥野さん大絶賛の農作業ヘルパーさんとは…?


2021年01月16日(土) |  ♯600 農業の働き方の多様化・富良野編②パワフルな女性たち登場
リーダー
「では失礼します!こんにちは~」

田中さん
「こんにちは田中です!埼玉県出身です!」

田中さんは、農作業ヘルパーを始めてから7年目になります。

リーダー「キッカケは?」

田中さん
「家と職場の往復だけの生活に疑問を感じまして…
 もともと北海道が好きで憧れがあったので
 1度北海道に住んで働いてみたいと思いまして、
 そこで色々と仕事を探しているうちに
 富良野の農作業ヘルパーを見つけて
 それで飛び込みました!!!」

リーダー「来てみてどうですか?」

田中さん
「楽しかったです!
 初めは農作業が自分に向いているか?
 分からなかったですけど来てみて
 太陽の下で土をいじって生活するのが
 人間らしくてすごいいいなと思って楽しいです!!」
 
リーダー
「楽しいんですね!!俺も嬉しいぞ!タナカ~!!
 よーく来てくれた。嬉しいなあ」

リーダー
「農業ヘルパーさんがリレー方式に動いているって
 伺ったんですけど田中さん自身はどうですか?」

田中さん
「そうですね11月からは愛媛県に…!」

リーダー
「出たっ!まさに図面通りの人っ!!
 愛媛で何するの?」

田中さん「愛媛県でミカンの作業です!」

リーダー「羨ましいぞ~タナカー!!」

かつては、東京で会社勤めをしていた田中さん。
今は、まさしく畑違いの仕事をしています。
そんな田中さんにとっての喜びとは?

田中さん
「例えばミニトマトを作りにしても
 最初の定植から始まり大変だった時期を超えて
 実がなった時の収穫の楽しさもすごく強くて
 収穫が出来た時の喜びはすごい…嬉しいですね!!」
奥野さん
「こちらも同じようにうちでずっとやってもらっているので
 話を聞いてみてください」

リーダー
「すみません…タナカとの話が長くなってしまって(笑)」

やってみて驚くことばかり…
松山さんは、大阪の飲食店に勤めていました。
農作業ヘルパー歴は6年です。

リーダー「やってみてどうですか?」

松山さん
「正直、最初はできると思ってたんですよね。
 なのに出来ると思って来たのに出来なくて
 体も壊したんですよね…
 でも悔しくて何年かやっていくうちに
 体の使い方も分かって
 生産者と接することもあり
 食材も美味しいし北海道自体好きになったんです!
 それでまた来ようとなって今があります」
リーダー
「へえ…何がつらかったんですか?」

松山さん
「この量を人の手でやる事にビックリして…
 ねっ…ちょっとバカにしてたんですかね…?」

一同「あはははは」

今となっては、農作業にもすっかり慣れた松山さん。
貴重な戦力として活躍しています。

森アナ
「そうして農作業ヘルパーを北海道でやろうと思った?」

松山さん
「心身共に疲れていて大阪を出たい…となり、
 食に繋がる仕事は辞めたくなくて
 それで求人を探していたら富良野があったんです」

リーダー
「大阪で見る求人情報に北海道で農業やらないか?
 というのがあったんだ」

松山さん「でかいのがどどーんと!」

リーダー「へーこれだ!と?簡単じゃねーか!と」

松山さん「やれるーっと思ってました…すみません」

森アナ
「慣れない土地で体を壊したら
 大阪に帰ろうって思いませんでしたか?」

松山さん
「なりましたけど、田中さんとは仲がいいんですよね。
 それにここは仲間もできるので心強いです!」
ホウレン草の収穫をみせてもらいました!
そんな松山さんに、収穫の腕前を見せてもらうことに…

松山さん
「(ほうれん草の収穫歴)まだ2日目なんですよ。
 だから田中さんを撮ってもらった方が…」

リーダー「いやスゴイスゴイ」

鎌を土の中にスーッと入れて根切りをしていく松山さん。

森アナ「見ないでやってる!」

リーダー「すごいじゃん!これは森さんはできない…」
松山さん「まだ2日目…」

リーダー「農業センスが上がっているんだ…」

さて森アナもやってみますが…

森アナ
「茎が見つからないんですよね…
 どこに何があるか分からない…」

リーダー
「これが農作業ヘルパーだったら
 全国から拒まれるだろうなあ…」

森アナ
「あっ来ました!行きますよ!はいはい出来ました」
田中さん「はい。うまかったですね」

森アナ「あははは!」

リーダー「ものすごい心のない言葉!」

農作業ヘルパーの存在とは…?

奥野さん
「いろんな作業ができるようになったので
 面積を広げて作ることが出来るようになりました。
 農作業って2人になれば3倍になるし
 3人になれば4倍にもなり仕事量が広がっていくので
 そういう意味では本当に助かっています!」

森アナ
「生産者さんもヘルパーさん自体も
 みんなが笑顔になる仕事なんだな~」
 
リーダー
「なんかいい関係っぽいですね。
 まあわかんないテレビ撮影が帰ったら知りませんけど…」

森アナ「あははは」

富良野での農作業が終わったら、2人とも愛媛へ向かうとのこと。
続いて、そんな2人と仲が良い農作業ヘルパーがいるという、
別の農場へー

自分の夢を追いかけながら農業に勤しむ!
リーダー「こちらは何になりますか?」

生産者 尾花寛昭さん「軟白長ネギです!」

ハウスで栽培する軟白長ネギの収穫は、全て手作業。
その収穫を手伝っている農作業ヘルパー、
伊藤さんがお目当ての方です。

リーダー「どちらからいらしたんですか?」

伊藤緋奈子さん「静岡県です」

リーダー「お若いですよね…」

伊藤さん
「21歳です!高校卒業して北海道にきました。
 4年目です!」

リーダー「みんな仲良くやってるの?」

伊藤さん「すごく仲良く家族みたいに!!」

リーダー「そうか~」

伊藤さん
「美術系の高校に行っていたので
 将来的には絵を描いて仕事ができたらいいなと思ってて
 それで景色のいい所というのもあり富良野に来ました!」

自然豊かな北海道への憧れに加えて、
働きながら画を描く時間も欲しい、というのも、
伊藤さんが農作業ヘルパーになった理由のひとつ。

農作業ヘルパーの皆さんは、
それぞれ違う価値観で農業に携わっていますが、
生産者にとって、貴重な労働力であることに変わりはありません。
農業の働き方は今、新たな時代を迎えているのです。

尾花さん
「伊藤さんは作業に慣れているというのもあるし
 いないとちょっと困っちゃう…」

森アナ
「伊藤さんは富良野の後はどこへ行くんですか?」

伊藤さん「愛媛県です」

リーダー「あなたも行くのか!みんな行くなあ」

森アナ
「田中さんも松山さんも行くとおっしゃってました」

リーダー
「森崎さんも行きたいですううう!!!」

リーダーの願いを叶えるためではありませんが、
記念すべき放送600回ということもありまして…

森アナ
「農作業ヘルパーさんの皆さんを追いかけて
 この後は愛媛県へ行きます!!」

リーダー「うわすごいすごい!」

リーダー「愛媛では何するの?」

伊藤さん
「愛媛では選果場でミカンの選別をします!」

森アナ「それを見せてもらいましょう」

リーダー「うおおおおおお嬉しいいいいい」

森アナ「愛媛でも宜しくお願いします」


2021年01月16日(土) |  ♯600 農業の働き方の多様化・富良野編③愛媛上陸!
去年の11月下旬。
あぐり一行は、10月に富良野で出会った
農作業ヘルパーが仕事をしている愛媛県に降り立ちました。

森アナ
「さあ富良野の農作業ヘルパーを追いかけて
 愛媛県にやってきました~!!」

リーダー「やってきました~」

森アナ「ミカンジュースタワーがあります!」

リーダー
「これ何?愛媛県のイメージアップキャラクター
 みきゃんちゃんって言うんだ」

リーダー
「見渡すとこの空港ミカンだらけ!
 ステンドガラスがミカンです!!」

森アナ「ミカンの模様になってますね」 

愛媛県は、国内有数のかんきつ類の産地。
玄関口の松山空港からして、
かんきつ王国の雰囲気に溢れています。

森アナ
「あちらにはオレンジ・ミカンのお店がありますね」

リーダー
「あの伝説の蛇口からみかんジュース!!」

森アナ
「愛媛と言えば都市伝説なんですけど
 蛇口をひねればミカンジュースが出てくるという
 そのくらいミカンジュースが飲まれているということ!」

ということで、みかんジュースを、1杯いただくことに…

リーダー
「では行きます…うそでしょおおおお。本当だあ」

リーダー
「美味しい~!気のせいですけど
 北海道で飲むみかんジュースよりも美味しい気がする…」

リーダー
「この蛇口ジュースだけじゃなく品揃えがスゴイよ!
 これはミカンゼリー!!」

森アナ「店頭にはミカンもありますし…」

リーダー
「これは行っとけ!みたいなのあります?」

OrangeBar 稲井恒香さん
「手搾りジュースですかね!」

リーダー「お願いします」
リーダー「フレッシュなミカンですね」

稲井さん「早生ミカンです!」

リーダー
「目の前で絞ってくれるんだ!何個絞ってくれるの?
 10個ちかくいったんじゃない?」

リーダー
「これ飲んでいいの…」

ゴクゴクゴク

リーダー「うおおおっ!完璧!完璧にミカンです」
リーダー
「やっぱり北海道民は柑橘系への憧れ強いじゃないですか?
 最高だね!めっちゃうまいわ!」

リーダー
「ほっんとに美味しいですね。
 なんでこんなに美味しんだろう?」

稲井さん「愛媛のミカンだからです!!」

リーダー
「でました…悔しいですけど間違いなくそうですね。
 産地ですもんね」

森アナ
「やはり愛媛と言えばミカンですよね!」

リーダー
「愛媛について一口目からノックアウトされてます」

森アナ
「なので愛媛県ではみかんについて学んでいきます!
 でも忘れちゃいけませんよ…。
 富良野で出会った農作業ヘルパーさん達に
 この後、会いに行きますから」

リーダー「もう来てるんだもんね」

森アナ
「なので農作業ヘルパー、
 新しい農業の働き方についてもしっかりと学んでいきましょう!
 ミカンジュースを飲んでいきますよ」

リーダー「はいっ!!」

初めて見るミカン畑に選果場、
農作業ヘルパーとの再会は、次週放送!

週刊あぐりニュース!
みなさん、こんにちは!
今日はJA青年部からのお知らせだよ~!

北海道の若手農業者で構成されるJA青年部は、
農業や農村の魅力を発信するために、
色々な活動を行っているんだって~!
今回は、その一環として各地域で作っている農業PR動画の中から、
HBCラジオの番組内のリスナー投票で選ばれた、
HBCラジオ賞の作品を紹介するよ~!
JA道央青年部江別ブロックの作品より

♪「 江別の野菜を…喰え!!! 」

迫力ある映像で、とってもかっこよかったね~
なんと! 最優秀賞の作品は次週からCMで放送されるんだって!

以上、もんすけの週刊あぐりニュースでした!

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1月9日のクイズ
「今回のゲストはナニナニグループ北海道の人たちだったかな」

正解は「JA」でした。

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