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[+10] >>

2015年07月11日(土) |  ビル・ビル・ビル…畑だあ~!

ということで一行は生産者が待つ畑まで、
歩いて向かうことに-

森崎「なんだこれ?」

河野
町ぶらの番組みたいに
 なっていませんか?」

いつもの姿で街中を闊歩する
あぐり一行。

森崎
「ちょっと恥ずかしい…

南郷通りを歩き続けますよ。

(この目立つ集団です。
 車道からも「頑張って~」と
 声がかかりました…
 ご声援ありがとうございました)

と、ここで信号に引っ掛かって-

森崎
「あぐり王国で信号待つって…」

行きかう車を眺めながら

森崎
「畑とちがうなあ」

と、さらに歩き続けること5分…

なんと突然目の前に!

河野「えっ!」

森崎「おっ!」

佐々木「急に現れましたね!」

森崎
「学校のグラウンド以上に広い」

ちょっと畑に入ってみると…

森崎
「あっ河野くん。画が落ち着いた

河野「やっと畑の前に」

森崎
「ツナギが活きる場所にやってきました」

河野
「でもあります?畑の奥に10階建てとか…」

佐々木
「では農家シェフを呼びましょう」

みやざきさ~ん

札幌・白石区で農業を営む、
農家シェフの宮崎勝吉さん。

農家シェフとはいったいどういうことなのか、
詳しく伺います。

森崎
「これ全部宮崎さんの畑?どれくらい?」

宮崎さん
「この畑で約2ヘクタールありまして、
 他にもありまして
 全部で約2.5ヘクタールあります」

佐々木「どんなものを育てていますか?」

宮崎さん
「主にはトウモロコシなんですけど
 西洋野菜のフェンネルとか
 ズッキーニ、トマトとか…

宮崎さん
「全部で30種類ぐらい野菜を作っています」

2015年07月11日(土) |  こだわりの栽培方法

佐々木
「今回は農家シェフです」

河野
「そうなんですよね。それでね…
 帽子がシェフの帽子じゃない!」

宮崎さん
「そうですね(笑)
 フランスで5年ぐらい
 修行をしてました」

あぐりっこ「えええ~」
 
森崎「おフランス??」

宮崎さんは2003年から5年間、
フランスのレストランなどで、
調理技術を磨いた方。

そして2008年。
もともと農業に興味があった宮崎さんは、
代々札幌で野菜作りを営んでいた
親族の後を継ぎ、
生産者としての道を歩み始めたのです。

森崎
「さっき宮崎さん何してました?」

宮崎さん「雑草とってました!」

森崎
「言葉を選んで言うと…
 雑草だらけですね!」

佐々木「そのまま言っちゃった」

森崎
「なんでこんなに雑草があるの?」

宮崎さん
無農薬農法で栽培しています」

森崎
「自然農法!」

宮崎さん
雑草も作物を育てるにはすごく大事
 学校でもそうだと思うんですけど
 ライバルがいるおかげで
 成長が早くなったり…
 チカラ強い野菜になるんですよ」

宮崎さんは
農薬を一切使わない栽培方法にこだわり、
安全安心な野菜作りを行っているのです。

森崎
「ずごい手間がかかるでしょ?」

宮崎さん「かかりますね」

森崎「この広さだし…」

宮崎さん
「それではちょっと…
 手伝っていただけませんか?」

森崎「どうする?」

あぐりっこ「やります!」

森崎「やりたい?」

アイコ「やりたい!」

全員で宮崎さんのお手伝い!
スイートコーン畑の雑草を、
一人一畝ずつ取り除きます。

2015年07月11日(土) |  都会で必要とされている農家さん

佐々木
「おうちで雑草抜きやりますか?」

絵梨菜さん
「昨日ちょっとやりました」

森崎「今日もですね!」

佐々木「地味ですけど大変ですね」

宮崎さん
「大変ですよ。
 ほとんどの仕事が雑草取りです!」

森崎
「地味だけど大変。そして重要ですね」

河野
「これが大変で無農薬をやめようと
 思ったことはないんですか?」

宮崎さん
「ないですね!」

河野
「都会で農業をする意義は?」

宮崎さん
「やっぱりみんなが必要としてくれるから!
 赤ちゃんができたから安全安心なものを
 食べたいとか、
 おばあちゃんとかも昔農家やってたんだけど
 手伝わせてほしいって言われることも…
宮崎さん
「やっぱり農家っていうのは
 我々の遺伝子の中に必要なものとして
 残っています」
このあと、みんなで協力して
雑草取りを進めること20分。
ようやく、作業が終了。

宮崎さん
「このあと除草機をかけたら
 キレイになりますよ」

佐々木
「20メートルくらいやりました」

森崎「どうだった?」

アン「楽しかった」

育子さん
テントウ虫がたくさんいた。
 久しぶりにこんなにテントウ虫を
 見たかな~って」

草取りのあとはスイートコーンの
種植えもお手伝い!
収穫した野菜は、すべてこの畑で
直売するという宮崎農園。
「美味しく育つように…」と願いを込めて
植えるあぐりっこ親子の姿を見て、
宮崎さんからご提案が-

宮崎さん
「みなさんのまいた所に棒を立てて
 名前を書いておきます。
 また観察しに来てください!
 収穫の時期になったら少し
 お渡しも出来ますよ」
 
河野「収穫も?」

宮崎さん「いいですよ!」

宮崎さんとってもとっても優しいお方です。

佐々木
「さあ畑のお手伝いもさせて頂きました。
 宮崎さんは農家シェフということで
 この後はフレンチ料理をみんなで
 教わりたいと思います」

嬉しくてそわそわしだすあぐり親子。

森崎「フレンチだ!フレンチだ!」


2015年07月11日(土) |  お手軽フレンチを楽しもう♪

では「お手軽フレンチ料理を作ろう♪」

いえ~い

佐々木
「宮崎さんにはお着替えもして頂きました」

森崎「この人だれ?」

佐々木「さっき畑にいましたよ」

森崎「宮崎さ~~ん!」

宮崎シェフ…こんどはステキです!

今回は、あぐりっこ親子それぞれ1品ずつ、
農家シェフ直伝のお手軽フレンチに挑戦!
詳しい作り方は
レシピコーナーをご覧くださいね!!

完成したお料理はコチラ♪

《パリ風ガスパチョ》
《キャビアドーベルジーヌ》
《ブレス風 鶏のクリーム煮》
です。

どんな味かな?

アイコ「すごい美味しいです」

育子さん「おいしいです!」

ナイフで器をカットすると
ガスパチョが溢れ出します。

宮崎さん
「まずはトマトを食べて
 そのあとスープは食べやすくなりますよ」

絵梨菜さん
おいしい…
 スープのうま味とかがトマトに
 染み込んでいて美味しいです!」

森崎
「これは簡単に作れて涼しげでいいね!」

佐々木
「野菜の味が引き立っていますね」

佐々木「将来の夢とかは?」

宮崎さん
「できれば自分の店
 持てたらいいなあって頑張っています!」

森崎
「美味しいお料理をありがとうございました。
 メルシー♪」

あぐり一行「メー」

宮崎さん
ジュ ヴ ゾン プリ!
 (どういたしまして!)」

森崎
定山渓行きたくなったね」

河野
ジュ ヴ ゾン プリ!
 定山渓とは言っていないから!」

皆さん こんにちは。
9月に新ひだか町で行われる
婚活イベントのお知らせだよ!

「和牛DE婚活in新ひだか」は、
農業や農村に興味がある独身の女性と、
新ひだか町の農業後継者が出会うための
1泊2日の婚活イベント。

野菜の収穫や乗馬体験、
大自然の中でバーベキューなど、
新ひだか町の魅力を満喫しながら
交流を深められるんだって!

開催は9月12日(土)13日(日)。
詳しくは下記電話番号までお問い合わせください。
以上もんすけの週刊あぐりニュースでした。

《和牛DE婚活in新ひだか》
日時:9月12(土)13(日)
集合場所:札幌駅北口及び新千歳空港
問い合わせ:
JTB北海道コミュニケーション営業部
℡011-271-7024

お・ま・
佐々木
「宮崎さんはどんな風に見えましたか?」

絵梨菜さん
「最初は農家のおっ
 おじさんに見えた…」

河野「今は?いまは??」

絵梨菜さん
「フレンチのステキなシェフです♪」

森崎
素敵♪がつきました!」


2015年07月04日(土) |  ♯334 21世紀の北海道農業を守る地域のリーダー育成編

佐々木
「今日は本別町にお邪魔していますが
 ここは北海道立農業大学校(の敷地)」

河野
「これが学校の景色ですか??」

佐々木「緑がキレイですよね」

河野
「なんか白衣着たりとか…
 なんかリーダーがいないとか…」

佐々木
「そうなんです!
 リーダーを呼んでみましょう」

佐々木・河野
「リーダー!!!!」


森崎「おおおおお~~い!」

森崎「待たせたな!」

リーダーが乗って登場したのは「運搬車」。
肥料を運んだり、
広い敷地を移動するのにとっても便利な乗り物。
240ヘクタールもの敷地を有する
農業大学校を移動するには
欠かせない乗りものなんです。

ところでリーダーが仰々しく登場したのには
ある理由があるんです。

佐々木
「実はここではリーダーを育成
 しているんです!」

森崎
「私、ちっとも育成された覚えがないです」

佐々木
「森崎リーダーではなく
 21世紀の農業を担う未来のリーダー
 ここで育てているんです!」

農業の未来を担うリーダーとは?
今回は驚きのカリキュラムを実践する
「北海道立農業大学校」を探ります。

今回お邪魔しているのは北海道立農業大学校。
農業を志す人のための学校で
69年の歴史があります。

稲作について学ぶ「稲作経営専攻コース」
乳牛や肉牛について学ぶ「畜産経営学科」
そして畑作コース・野菜コースがある
「畑作園芸経営学科」です。

それぞれ2年間、
専門的な知識はもちろん実習授業に大変
力を入れている学校なのです。

森崎
「農業大学校ならではの学ばせ方って?」

増子優子主任講師
「ここに来ている学生の8割は農業後継者として
 将来自分の家の酪農なり畑作なり野菜農家なり
 継ぐわけです!
 だから将来社長になる学生たち!」

森崎
「農家が勉強するのは社長学なんだ!」

増子さん「未来の経営者ですから」

河野
「それが未来のリーダーという事なんですね」

増子さん
「240ヘクタールの中の約80ヘクタールは
 畑やこうした草地なんです。
 そこの管理を学生たち自らしているんです」
佐々木
「実際にどんなことをしているのか
 学生さん達に会いに行きましょう」

2015年07月04日(土) |  学生が主体の大学校

ということで校舎にお邪魔してみると
真剣な議論を交わしていましたよ。

学生
「人も余るんで露地除草も入れたいと思った」
「あああ~いいんじゃないかな」

なんか専門用語が飛び交っていますよ。

河野「これどんな状況???」

ここで行われているのは‘運営会議’。
学生の代表が集まり、
それぞれ設けている研究テーマをまとめ
その作物の成長具合の報告や
作業に必要な人手の確保、
そして使う機械の調整などを行っています。 
毎週開かれる、とっても重要な会議なんです。

森崎
「学校側から渡されてやるもの?」

畑作園芸経営学科 野菜コース2年
農場長 荒川雄史さん
「そうではないですね。
 あくまで学校の主体は学生たちなので
 農場を動かしているのは、あくまで学生。
 その補助に先生方がいる」

森崎
「やること多いぞ…
 月曜のAMなんて、いくつやるんだよ。
 これ出来るんの??」

河野「畑作部!」

森崎「畑作部。大丈夫なの?」

畑作園芸経営学科 畑作コース2年
多田 和樹さん
「けっこうこういうは多いんですけど
 人数配置が多くない作業もあるんで
 けっこう回せます!」

荒川さん
「毎朝みんな各部で集まって
 ほ場を見に行ったら
 まだトラクター入れないわとか
 うまいことづらしながらやってます」

将来的に農場主として働くためには、
具体的な作業の計画を建てたり、
それに基づいた人手・機械の手配がマスト!
学生のうちにそういった経験を積み
将来に役立つ能力を養っているのです

畑作園芸経営学科 畑作コース2年
東海 翔也さん
「人の動かし方なども学ぶので
 実践的ですごい良いと思います」

畑作園芸経営学科 野菜コース2年
吉田 皓貴さん
「一週間単位でやっていくと
 明日これあるから今日これやろうとか
 早めに準備できたり…」

畑作園芸経営学科 野菜コース2年
櫻井 慶さん
「ぼくは元酪農家です」

森崎「…?というのは?」

櫻井さん
「ボクが高校1年の時に離農しました」

河野
「それでも農家になるのを辞めなかった?」

森崎「ズバリ今のあなたの夢って?」

櫻井さん
「ボクは新規就農をしたい!」

森崎「新規就農になるのか」

佐々木「継ぐということではないんですね」

森崎
「なんてシッカリしているんだ!!」

農業大学校では学生それぞれが主体となって
様々な作物の育成管理を行っています。

さっそく荒川くんの実習の様子を
見せてもらいましょう。


2015年07月04日(土) |  自分の学びたいことを追求する!

実家は酪農・畑作を営んでいるという
荒川雄史くんが研究している
「ベビーリーフ」について
どのようなことを行っているのか
教えていただきましょう!

荒川さん
「5種類作っています。
 これをミックスさせて売る!」

河野「売るってどういうこと?」

荒川さん
「道の駅で販売しているんです」

三角形のパックに入ったベビーリーフ♪

荒川さん
「パック詰めまで自分でやっているんで
 全部自分でやっています」

森崎「商品にして売るところまで…」

荒川さん「自分はそこまでしたい!」

河野
「5種類は育つスピードは同じなんですか?」

荒川さん
「全部バラバラなものを選んでいるんです」

河野
「こうやって一緒に売るのは難しい?」

荒川さん
「それをうまい具合に一緒に
 収穫できるようにしている!
 腕の見せどころですよね」

荒川君が研究している「ベビーリーフ」
実はちょっとした問題が…

荒川さん
「いま育苗培土を使っていて
 良い土ですね。土が良いので…
 土代がすごくかさんでしまって
 なかなか利益に繋がっていない問題がある。
 今後は土のコストを
 どう下げるか?が1番の課題」

森崎
「そういったことも大学で学べたら…
 将来有利だよねえ」

荒川さん「有利ですね!」

小さいころから家のお手伝いをし、
将来は跡を継ぐ事を決めていた荒川君。
卒業した後は実家に戻り
研究しているベビーリーフを
取り入れたいと思っています。

荒川さん
「先生方に頼るんでなくて
 自分が学びたいことを自分で学ぶ、
 そして学ぶために何をするか?
 それがこの農業大学校の良い所だと
 思っています。
 すごく楽しいですし。
 自分の考えで自分で行動して
 それが結果に繋がれば楽しいです!」

佐々木
「いつの日か我々もお邪魔できることを
 願っています」

森崎
「小学生を連れて行くんで!
 憧れの農家さんになってください!」

さて続いては畑にやってきました。

佐々木
「畑にやって来ました。
 実はプロジェクト実習という
 実習事業にお邪魔しようと思います」

河野
「まさに作業してらっしゃいますかね」

森崎「またあれも学生なんだろ?」

河野
「あの様子だけ見れば
 プロの農家さんだよね」

森崎「もう農家さんですよ」

農業大学校で畑作を学んでいる2人。
小野颯君は音更町出身、実家は畑作農家です。
表(おもて)隼人君は江別市出身。 
実家は小麦・小豆・大豆などを栽培しています。
2人とも将来は実家を継ぐ事を決めています。

2015年07月04日(土) |  親父やおじいさんのすごさを知った…

森崎
「いまはどんな作業をしていたの?」

小野さん「金時豆の種植えです」

森崎
「今日は播種だから大イベントじゃない?」

小野さん
「機械トラブルがあったらまけないで…
 ちょっと緊張しています」

この日の作業はトラクターを使っての
種まきでしたが
前日にはその準備をしていました―

【前日の様子】
種をまく前に行う「種子消毒」。
強い薬を使って種をコーティングします。
もちろんこの作業も2人が主体となって
行うのです。

表さん
「これが金時豆です。
 これに(薬を)いれて
 シャカシャカ~ってします」

種の準備が整ったら、やっと播種作業。
もちろんトラクターを動かすのも自分達です。
ある程度のトラブルは自分たちで
解決できるように学んでいます。
手際良く進める2人。

トラクターを乗りこなす様子は
まさにプロそのもの!

小野さん
「まだ自分の年齢だと
 おじいちゃんから教えてもらって
 手伝いしかやっていないんで
 この農業大学校なら自分で仕切って
 やりたいことも出来るんで!」
表さん
「自分たちで計画を立てて
 作業を行っているので
 すごい大変なんですけど
 自分が分からないことが分かったら
 とても嬉しいので
 そういう面ではすごい楽しい!」

河野
「どうしてこの学校に入ろうと思った?」

小野さん
自分の家の経営データを持ってきて
 (授業の中で)
 直接当てはめたりできるんです。
 そういうところがいいなあと思って」

河野
「“うちの経営甘いわ~”ってことあるの?」

小野さん
「いやもう~
 父親とおじいちゃんは越えられない…」

河野「すごさが分かる?」

小野さん「わかりますね」

佐々木
「生産者が来て話を聞く機会がある?」

小野さん
「十勝中の良い農家が来たり
 機械のメーカーに勤めている方が来たりして
 直接、先人の話が聞ける」

講演会では指導農業士の資格を持つ生産者が
経営の心構えや信念を伝えてくれます。
さらに農場主としての素養を身につけるため
この学校は全寮制なんです。

実は小野さんは寮長さんでした!

小野さん
「今は1年生と同室です。
 最初の三か月くらいは1年生に生活を
 覚えさせるために一緒の部屋です」

森崎
「どんな農家さんになりたいですか?」

表さん
「農業大学校で学んだ栽培技術を活かして
 実家に帰っても色んな作物を作って
 規模を拡大してやっていきたいと思います」

小野さん
「(農業の)知識や農作業の機械など
 【小野颯】に聞けば 
 どんなことでもわかるよ…というような
 農家のおじいちゃんになりたいですね」

じゃ~んもんすけです! 
農業大学校では生産者を対象に
トラクターの知識や機能を学ぶ
「農業機械高度利用研修」も行っているんだって。

北海道農業大学校 主査 須田耕さん
「初級・中級・上級とランクアップする研修で
 中級・上級を履修すると北海道知事から
 『農業機械士』『指導農業機械士』の資格が
 与えられる研修です」

若手農業者や新規就農を目指す人を中心として、
毎年300人の方が受講しているんだってさ!


2015年07月04日(土) |  夢に向かって挑戦続ける学生たち
日本一の豆の産地である本別町。
地元でとれた大豆を使った加工品キレイマメが
特産品として有名ですが
なかでも夏に人気の商品が
‘黒豆きなこアイスクリーム’
実は素材から製造まで北海道立農業大学校が
担当しているんです!
なぜなら当時在籍していた学生のレシピが
採用されているから!
そんなアイスに欠かせない、
牛乳について学んでいるのが
畜産経営学科ということで
お話しを聞いてみましょう!

酪農関係の仕事に就くために
この学校で学んでいる2人。
音田(おとだ)まどかさんは江別出身。
遠藤奈未さんはなんと、
山形県からやってきました。

遠藤さん
「昔から農業をやりたいと思っていて
 その中でも牛が好きで…
 酪農にどんどん興味がわいてきて
 酪農を勉強するんだったら北海道が
 酪農が盛んなので勉強しに来ました」

森崎「すごい思い切ったなあ」

森崎「将来どうするの?」

遠藤さん
「将来は北海道で就農したいと思います」

森崎「北海道は大喜びだ」

音田さん
「将来的にはご縁があればお嫁さんになって
 農家になりたいって夢がありますが
 私も最初は雇用就農でいろんな農家を見て
 勉強したいと思っています」

森崎
「やっぱり農家さんのお嫁さんがいい?」

音田さん
「女ひとりで新規就農は難しいので…
 いい人がいたら…(笑)」

森崎
「たとえば選択肢があって
 政治家の妻と農家の妻があったら…」

音田さん
農家の妻ですね!」
 

河野「即答!!」

69年の歴史がある北海道農業大学校ですが
卒業生の75%は就農し、
北海道農業を引っ張る力になっています。
家族と本別町で農業を営んでいる
今野大吾さんもその一人。
学生時代に培ったものの大きさを
今まさに実感していると言います。
今野さん
「一年を通して管理に携われたことが
 大きいことと、
 同じ志を持つ仲間と出会えたことだと思います

今野さん
「ボクは我が家の5代目ですし
 地元の農業をもっと盛り上げていくのは
 私たちだと思っています」

同じ志を持つ仲間が道内各地にいるのは
心強いという今野さん。
大学校での貴重な2年間が
今の今野さんを支えています。

そして将来農業者になるべく
その時間を有意義に使おうとしているのが
こちらの2人。
学生だからこそ出来る研究をしていました。

2人は‘牛のエサにハーブを加え、
牛乳の味がどう変わるか’を研究しているんです。

音田さん
「私たち普通の牛乳はあまり得意ではない…」

森崎「そうなの?よくそれで酪農するね」
 
音田
「それでもやりたいので 
 私たちでも飲める牛乳を作りたいねって…」

佐々木
「ではハーブ牛乳を飲んでみましょう」

およそ2週間、
通常のエサにハーブを加えた牛のミルク。
実際に飲んでみると…

森崎
「ハーブを感じますね…
 ハーブが残る反面モタッとするね」

河野
「ハーブを入れたら
 爽やかになるんかと思ってた…」

音田さん
想像と違っていて…
 もうちょっと試行錯誤して
 良い結果に持って行きたいなって!」

ハーブ牛乳はまだ研究途中!
今後は自分達で育てたハーブ使ってみたい!と
ヤル気は満々です。酪農家を志す2人にとって
この学校での時間はどの様なものなのでしょうか。

音田さん
「ここじゃないとここまで学生に任せて
 やらせてもらうことは出来ないと思うので
 それも農業大学校の良さだと思う」


遠藤さん
「どんどんやりたいことが見つかって
 挑戦していこうという気持ちがあって
 毎日充実していますね」

さてここで農業大学校からお知らせです♪

遠藤さん
「オープンキャンパスが
 7月31日(金)と8月22日(土)10時から
 行います。
 子牛の哺乳体験、作物の栄養診断、
 農作業機械のデモンストレーションなど
 体験コーナーもあります」

音田さん
「また学食でボリューム満点のランチも
 準備をして待っています!
 たくさんの実習授業やたくさんの仲間たちとの
 農場運営が見られるので農業大学校に入校を
 考えられているみなさんは
 ぜひお越しください。農大サイコ~!」
 
<2015オープンキャンパス>
日時:7/31(金)、8/22(土)10:00~15:00
場所:本別町西仙美里25-1
問い合わせ:北海道立農業大学校
      0156-24-2122 


2015年06月20日(土) |  ♯343 Aコープの売上全道一を誇る地域密着店編

突然ですが、皆さんは食品を買うとき、
どんな基準でお店を選びをしていますか?

インタビュー
「安さです!」「新鮮さとか値段です」
「近くて安いところ」
「安かろう悪かろうじゃいやだから
 そこそこ品質が良くて安いところ」
「値段と鮮度の良さで使い分ける」
「鮮度とかオーガニック食材で選びたいと
 思っていますが、
 それでは家計が破産しますので
 品物によっては使い分けたり
 商品によってスーパーは選び分けしてます」

やはり多かったのは価格。
消費者にとってもちろん重要な要素ですが、
食品の安全が求められる現代では、
品質を重視する声も少なくありませんでした。

ということで今回は、
そんな私たち消費者を第一
考えた店舗作りと、
安全安心な品揃えにこだわり、
多くのファンに支持されている、
地域密着型の店舗に注目!
その人気の秘密を探ります!

佐々木
音更町木野地区にあります
 ハピオの前にやってきました」

藤尾「スーパーの前からって久しぶり…」

佐々木
「実はAコープチェーン北海道の中で
 こちらのハピオは売上No1!

森崎「すごいなああ~」

佐々木
「Aコープチェーン北海道というのは
 Aコープやホクレンショップなどあり
 全道に約190店舗あるんです」

佐々木
「どうしてこんなにハピオは人気があるのか」

森崎「NO.1になる理由があるわけでしょ」

藤尾
「よく言いますよ。No.1を見ておけと。
 No.1になる理由があるから勉強になるぞと」

するとリーダー、1歩前に出て
森崎「見とけよ!」

藤尾「なんのNo.1やろ?」

森崎「見とけ…」

藤尾「骨格の作りが違うな…」

森崎「この大きさじゃなく!」

さてさて今回も一緒に学んでくれる
あぐりっこを呼びましょう。あぐりっこ~

札幌から参加の小学4年生
佐藤駿成(シュンセイ)くんと、
同じく札幌から参加の小学5年生
吉村摩耶(マヤ)ちゃん。
そして帯広から参加の小学5年生
河原敏穣(トシアキ)くんと、
豊頃町から参加の小学6年生
島崎愛彩(マナサ)ちゃんです!

佐々木
「ハピオは2つの店舗に分かれています。
 まずはこちらに行ってみましょう」

ハピオの人気の秘密について、
店長の石田晴久さんに教えていただきます。

一行はさっそく野菜直売所がある
一つ目の店舗へ…

森崎「うわ~野菜がいっぱい」

石田さん
「こちらがハピオの直売所で
 “きのっ子ファーマーズ”です」

佐々木「木野だから“きのっこ”」

森崎
「地物がこんなに出ているの?」

石田さん
「こちらでは50~60種類を販売しています。
 収穫したての野菜を生産者さんに運んで 
 いただいて販売しております」

森崎
「つまり…あの方!
 お客さんだと思ったら、そうじゃないの?」

石田さん「生産者さんですね」

生産者の林真佐子さんです。

林さん
「当番制なんですが、
 できるだけお客さんと繋がりを作って
 お客さんの要望にも応えて
 私達もどんな野菜を
 どう売っていけばいいか…
 考えながらやっていますよ」
 
森崎
「作った人とコミュニケーションしながら
 商品が買えるわけ?」

石田さん「そうです!」

生産者による対面販売は、
10年ほど前から行われ、
常に新鮮で品質の高い野菜を提供。

また野菜の生育状況やオススメの調理法などを
お知らせするメッセージボードで、
消費者へ様々な情報を伝えているのです。



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