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[+10] >>

2015年04月25日(土) |  アレンジに欠かせない枝ものとは?

佐々木
「さて今日取材するものは…!」

森崎「技(わざ)もの??」

佐々木「枝(えだ)ものです!」

観賞用に栽培される植物は
「花き」と呼ばれ、
菊・バラ・枝ものといった「切り花」、
そしてチューリップやユリなどの「球根」、
さらには観葉植物などの
「鉢もの類」など様々な分類があるんです。

森崎
「枝を育てて出荷しているんだ」

藤尾「花と一緒に飾るもの?」

岸さん
「そうなんです。
 テレビ番組とかでもスタジオの後ろとかに
 飾ったりするときに
 ボリュームとかラインをだすのに使う!」

佐々木
「いろんな所で使われていますし
 本州では高い評価を得ているんです」

ここで実際に「枝もの」を使って
フラワーアレンジメントした
サンプルを拝見。

藤尾
「こうやってみると 
 見たことある!ってなる」

藤尾くんのアレンジメントに入っている
くねくねと曲がった枝ものは?

岸さん
雲竜柳(うんりゅうやなぎ)という枝もの。
 それもうちで作っています」

岸さんは現在20品目を超える「枝もの」や
「球根」などを栽培。
この時期の出荷は2種類だけですが、
初夏を迎える頃には、
畑一面色鮮やかな景色が広がります。

藤尾「枝ってそんなに種類あるんですか?」

岸さん
「季節ごとにいろんなものが出ています」

藤尾
「枝にも季節があるんだ。
 青い葉っぱの状態だったり
 一年を通して楽しめる木なんだ」

藤尾
「こんな広い所で枝もの育てていますけど
 もともと育てていたんですか?」

岸さん
「いえ30年前は水田でした。
 ちょうど減反政策が始まって
 普通の草・花を作り始めました。
 その中で北海道らしい花作りがしたい…
 何かいいものないか?って時に
 『これだっ』と思って…
 最終的にはお米を辞めて
 花の生産に移行しました」

ではサンゴミズキの収穫を体験しましょう。

岸さん
「だいたい1m10~20cmの長さにします」

バッチンバッチンと枝を切っていきます。

森崎「収穫というか伐採?」
 
岸さん
「(笑)枝振りとか長さを確認しながら」

(出荷時期は4~5月と10~11月)

あぐりっこも体験です。

身体をサンゴミズキの中にぐいっと入れて
勢いよくハサミで切っていきます。

バチンバチン

ヒナタ「楽しい!」

藤尾
「これは機械での収穫は出来ないですよね」

岸さん
「それは無理ですねえ」

あぐり一行は続いて、
雲竜柳(うんりゅうやなぎ)の収穫も体験。

藤尾
「ちょっとちょっと…
なにココ~~!」

森崎
「枝というか…
 入ったら抜け出してこれないよ」
 
佐々木「とっても不思議な空間ですね」

2015年04月25日(土) |  満開のお花をプッチン!?

さてこちらも収穫できるわけですが…

藤尾
「これの場合はどこをどう収穫していいのか
 全くわからないんですけど…」

ということで岸さんが収穫!

佐々木「ものすごくからまっています!」

枝っぷりを見極めて数本を収穫。
枝を揃えると…

藤尾「かっこいい~!」

佐々木
「この不規則なかんじ!」

藤尾「カッコイイんだけど!」

森崎「見たことない!こんなん」

ということで佐々木アナも…

岸さんについて行きますが
なかなか畑に入れません。

森崎「なんかよく見えませんよ」

枝に佐々木アナ自身もからまりつつ
佐々木
「これはもつれた関係です!」

さて岸さんは枝もの以外にも
いろいろ栽培をされています。

岸さん
「球根の『カラー』や
 『ヒメホオズキ』なども作っています」

藤尾
「美唄自体がお花を作っている方が
 多いんですか?」

岸さん
「そうですね!
 いま咲いた花を出荷準備している
 生産者さんもいます」

ということで一行は、もうすぐ最盛期を迎えるという
花き生産者のもとへ―

やって来たのは「河奥光華園」。
ハウスの中に入ってみると一面花畑♪

あぐり一行「うわ~~♪すごい!」
「美しい~」「キレイ~」

美唄で花きを栽培する生産者の
河奥(かわおく)静子さん。
鉢植えの花、およそ7種類を生産しています。

さて静子さんのお仕事を見せてもらうと
驚きの作業が!

森崎「何やっているんですか?」

静子さん
「こうやってね。
(咲いた)花を摘んでいるんです」

森崎
「せっかく咲いた花なのに~何で??」

静子さん
「栄養がお花に行かないで株にいくように
 咲いた花を摘んじゃうの。
 古い花もとって病気にならないように
 手間かけて手入れをしているんですよ」
 
森崎
「花を摘むことがキレイな状態で
 出荷するための手入れなんですね」

袋にはいっぱいの花・花・花…

森崎「これどうするの?」

静子さん「捨てちゃうの」

森崎「もったいない!」

ということで髪飾りにしてみましたよ。

このハウスで栽培する鉢植えの数は、
何と8000個!
丈夫な花にするための大切な作業のお手伝いを
あぐりっこもさせていただきました。

ポキッと花を摘んでいきます。

ヒナタ「楽しい~!」

森崎
「なんか悪い事してる気にもなるけどね」

静子さん
「この花は来年まで楽しめます。
 10度以上あれば冬も越せますし、
 次の年も楽しむことが出来ます」

鉢植えするニューギニアインパチェンスは、
およそ20品種。丈夫な株を育てて、
5月から6月ごろに出荷のピークを迎えます。


2015年04月25日(土) |  母の日にリースを贈ろう♪

この他まもなく出荷するという
バラもあるということで、
見せていただきました。

藤尾「まだ“つぼみ”なのかな?」

河奥 堅一さん
「あと一週間ぐらいで出荷になります」

堅一さん
「消費者の所に行ったら満開になるので
 ここでは2分咲きぐらいが理想です」

藤尾
「いまがバラの出荷時期なんですか?」

堅一さん
「そうです。母の日のギフト用として
 栽培しているんです」

森崎
「そうか~間もなく母の日か。
 母の日=カーネーションという
 イメージが強いけど
 バラもプレゼントにはいいですよね」

じゃーん もんすけです!
お米や野菜のほか
「花き栽培」も盛んなJAびばい。
手間暇がかかる苗作りをJAがサポートして、
安定した生産を実現しています。

JAびばい 山下敏弘さん
「JAびばい苗工房は2001年よりスタートして
 切り花のほかに野菜の苗を中心に
 年間約300万本ほど生産しております。
 苗工房の育苗でコストの軽減と
 労働作業力の軽減を目指しています。
 安定した生産出荷体制で栽培面積の拡大を
 可能にしております。
 育苗メーカー数社と提携して
 全国各地に苗を出荷して
 苗の需要を深めていけたらと考えてます」
 
美唄の花きや野菜は生産者だけではなく、
様々な人たちが協力しながら
作っているんだね!

佐々木
「今日は枝もの、鉢植えを学びましたが
 母の日も近いので学んだものを使って
 お母さんへのプレゼント作りをしません?」

藤尾「い~ね」

森崎「サプライズで!」

あぐりっこ「やります!」

ということで生産者の岸さんに
教えていただきながら地元産の「枝もの」と
「ドライフラワー」を使った
「母の日オリジナルリース」を作ります。

あぐりっこが作るリースはこちら!

あぐりっこ「かわいい~」

岸さん
「ベースになっているのが
 雲竜柳(うんりゅうやなぎ)。
 サンゴミズキで写真をとめます」

あぐりっこと一緒に
河野くんへのプレゼントということで、
相方思いの藤尾くんも挑戦します。

まず雲竜柳の枝をくるくる巻きこんで
輪を作ります。

雲龍柳で輪を作ったら、
ドライフラワーなどで飾り付けをします。
ベースとなるコルクボードに
2箇所穴をあけて、
雲竜柳のリースをしっかり固定。
最後に適度な長さにカットした
サンゴミズキを挟めたら完成です。

みんな完成しました~♪

藤尾「楽しかったよ!」


2015年04月25日(土) |  サプライズのプレゼントに母感動♪

ではみんなのリースを見てみましょう。
まずは藤尾君のリース。

藤尾
「テーマは“絶対に離さないよ

ジャーン 雲竜柳がぐるぐる巻きに!

藤尾
「雲竜柳でがんじがらめにして
 絶対に離さないよって」

藤尾くんの作品はさておき…
あぐりっこの二人が一生懸命作った
「母の日オリジナルリース」。
リンちゃんはお母さんの好きな
オレンジ色をメインに飾り付け。

そしてヒナタちゃんは、
お母さんの好きなピンク色と小物を使って、
可愛らしい飾り付けに!

佐々木
「この後は実際に
 お母さんにへプレゼントしますよ」

藤尾
「今日朝出てくるときさ
 お母さんとそんな話してないもんね」

そうなんです!
本当にお母さんには内緒の企画なんです。

藤尾
「今日は素直にありがとうの気持ち伝えよう
 俺も頑張って河野君に伝えるから!」

「母の日オリジナルリース」を、
サプライズでお母さんへプレゼント!
まずはリンちゃんから。
突然の訪問に快く出迎えてくれた、
リンちゃんのお母さん。
お家の中へお邪魔して、
いよいよ手作りのプレゼントを―

のぞみさん「すご~い。ありがとう」

そしてさらに、
あぐりっこからもう一つのサプライズ。
リンちゃんからのお手紙です。

リン
「ママへ
 いつもおいしいごはんを作ってくれて
 ありがとう。ママといつといつも楽しいよ
 リンは今ダンスを頑張っています。
 これからも応援してね。
 リンはママの子供に生まれて
 本当に良かったよ。今までありがとう」

のぞみさん
「ありがとう~!」

続いてはヒナタちゃん。
両親が営むケーキ屋さんにお邪魔して、
プレゼントを渡します。

ヒナタ「ただいま~」

何もしらないお母さんは…

久美子さん
「えっ?えっ?えっ?」

サプライズのプレゼントにも

久美子さん
「え~くれるの??え~」

母の日のプレゼントを受け取って…
久美子さん
「カワイイ~ありがとう」

驚いちゃって動揺している久美子さん♪

さてヒナタからお手紙が。
「ママへ
 いつもダンスのこととかで
 いろいろ迷惑かけたりしたけど
 いつも一緒にいてくれてありがとう
 ママみたいに元気で
 ほかのママとは違うママで良かったです
 いつもありがとう ヒナタ」

久美子さん
「ありがとう(ウルウル)
 今年一番ビックリしました!」

サプライズ大成功。
想いを届けたステキなリース。
ちょっと照れくさくて
ふだん言葉に出来ないことも
今回はお花や枝もののチカラを借りて
伝える事ができましたよ。

アレンジしだいでモダンにも
可愛らしくもなる枝もの。
みなさんの暮らしの中に取り入れて
みてはいかがですか?


2015年04月18日(土) |  ♯334 JA東旭川が取り組む兵村味噌 編

奥深い風味を楽しむ日本古来の食文化、
味噌汁。
味わいの基本となる味噌は、
1000年以上も前から
日本人の食と健康を支えてきた
発酵食品であり、
「味噌を買う家は蔵が建たぬ」
と言われるほど、
それぞれの家庭で当たり前のように
作られていました。しかし、現状は…

インタビュー
「市販の味噌を使ってます」
「スーパーで安めの味噌を買っています」
「味噌までは自分で作りません」
「大変そうなので作ったことはありません」

現代の味噌事情は手作りではなく
購入する方がほとんど。
その作り方はもちろん、
優れた栄養価を皆さんは知っていますか?

天使大学看護栄養学部 荒川義人教授
「大豆は畑の肉と言われています。
 それはタンパク質という成分が豊富で
 栄養面でも優れているから。
 しかも最近の研究で大豆のタンパク質は
 ■△を下げてくれることが分かってきた!」
 
今回のあぐり王国は無添加の手作り味噌に触れ、
発酵食品ならではの美味しさや栄養価など、
日本伝統の調味料味噌の魅力に迫ります。

佐々木「今日は味噌です!」

森崎「基本じゃないですか」

佐々木
「おばあちゃんが家で味噌を作っていたので
 ずっと手作り味噌を食べて育ちました」

森崎
「実はボクも今年やろうと思っています!
 味噌を習って個人的に帰ります!」

では一緒に学んでくれるあぐりっこです。
今回の初参加の6年生ふたり。
みんなを楽しませることが大好き! 
好奇心旺盛な堀田晴斗(ハルト)君と、
目標は農業高校への進学!
北海道農業についてたくさん知りたい
半澤拓武(タクム)君です。

森崎「味噌汁、好き?」

あぐりっこ「はい!」

森崎「何の味噌汁?」

ハルト「なめこです!」

タクム「豆腐です!」

佐々木
「今日は旭川市の東旭川
 やってきました。
 こちらには旭川市街からも
 わざわざ買いにくる人がいるという
 大人気の味噌があるそうなんです」

あぐり一行「へええ~~」

早速あぐり一行は大人気の味噌を
販売しているAコープ東旭川店
やってきました。

ここで味噌についての詳しいお話を、
JA東旭川の加藤麻衣子さんに
教えていただきます。

加藤さん
「こちらが兵村味噌(へいそんみそ)と
 呼ばれる人気の味噌です」

佐々木「兵村ってどういう意味?」

加藤さん
「上兵村・下兵村と言った地域名があり
 “兵村”と名付けました」

加藤さん
「昔ながらの製法で作られていまして
 無添加で体に優しい味噌に
 なっています。
 ほのかに甘くクセのない
 まろやかな味になっています」

兵村(へいそん)味噌は、
地元産の大豆とお米
こだわって作られた商品。
独特の風味と食感が特徴ということで、
試食をさせていただきました。

ハルト「ポロポロしている」

タクム
「食べた後に甘みが出ている気がする」

藤尾
「大豆の粒以外にやわらかい食感が別にある」

佐々木
「まろみのある甘みのある味!」

森崎
「このツブ感ですよね。
 麹(こうじ)…というかですね!
 米をものすごく感じる味噌です」

藤尾
「ここまで米の感じが残っているのは
 珍しいかもしれないですよね」


2015年04月18日(土) |  解散の危機を乗り越え、今に繋がる味噌
JA東旭川の職員8名で運営する
兵村味工房(へいそんあじこうぼう)。
その味は地元の伝統を受け継いだ
美味しさなんです。
加藤さん
「完全手作りです。
 元々はJA女性部の16名の方が
 兵村味工房を12年前に立ち上げまして
 地元の農産物を使って
 味噌や麹、漬物などを
 加工・販売していました」

加藤さん
「ところが高齢化などで惜しまれつつ
 解散することになってしまったんです」

森崎「え~解散しっちゃったの?」

加藤さん
「ええ。ですが味噌のお問い合わせが
 農協にいっぱいきまして…」

加藤さん
「そこで“こんなに愛されている味噌
 絶やしてはいけないな…”
 と思いまして、JAの加工事業として
 引き継いでいます

森崎「素晴らしいじゃないですか!」

女性部の方々は現在、
豊富な経験と様々な知識
JA職員へ伝えながら、
工房をサポートしています。

森崎
「その人達じゃなきゃ出来ないこともあるけど
 それを次の世代がちゃんと引き継ぐ!
 そして受け継いだものを出す…
 スバラシイ(ガッチリ握手!)
 作っているところを見られます?」

加藤さん「はい!」

さっそく兵村味工房にやってきました。

白衣と帽子、そしてマスク…
味噌作りの繊細な作業とはいったい何なのか。

森崎「完全武装ですよ」

加藤さん
「そうですね。
 これからやる作業は本当に繊細なので…」

森崎「これはなに?」

あぐりっこ「おコメ?」

加藤さん
「こちらは麹の出来上がりになります。
 蒸し上がったお米に麹菌を混ぜ合わせて
 繁殖させたものです」

佐々木
「私達この取材にむけて
 “あるモノ”を食べないでくださいって
 言われたんですよ」

森崎
納豆ヨーグルトを昨日は
 食べないでと言われました」

加藤さん
「この麹菌は他の菌に弱いので
 マスクをしても多少は漏れる場合もあるので」

藤尾「なるほどね~」

佐々木
「お米はどんなものを使っているのですか?」

加藤さん
「地元の東旭川でとれた
 『ななつぼし』を使っております」

森崎「特Aランクじゃないですか~!」

藤尾「(麹)菌も幸せですね!」


2015年04月18日(土) |  まずは麹を仕込んでいこう♪

昔ながらの味噌作りは、
大豆だけで作るのが基本。

兵村味工房では添加物を
一切加えないのはもちろん、
原料の麹からすべて手作りしているのです。

まずは麹作りを学びましょう。

加藤さん
「蒸し上がったお米です。
 こちらに麹菌を加えて混ぜます」

サラサラと麹菌を振りかけ
ほぐしながら冷ましていきます。

加藤さん
「麹菌は60度以上になると死滅してしまうので」

お米を混ぜるにもポイントがあります。

兵村味工房 西島さん
米にキズを付けるようにして 
 麹菌をなじませるんです。
 うわっつらでやるんじゃなくて
 シッカリやります」

森崎「わざとなんだ~」

あぐりっこもゴシゴシやってみました。

西島さん「いい感じですよ」

森崎「これだけでいいの?」

西島さん
「明日の午前、午後に反転させます」

藤尾
「麹を作りのに何日かかるんですか?」

西島さん
「米とぎからいれるから4日です」

藤尾「うわ~大変だ」

麹作りを学んだあとは、
いよいよ味噌作りへ

加藤さん
「大豆が煮上がったところです」

森崎
「うわ~ホクホクだなああ」

加藤さん
「地元産のトヨコマチと言う品種で
 とても甘みが強い大豆です」

森崎「煮汁どうするの?」

加藤さん「味噌を練るときに使いますよ」

甘みが特徴のトヨコマチを頂くと…

ハルト
甘い風味が出ています!
 食感はやわらかくて…
 すぐに溶けるっていうか壊れちゃう!」

森崎
「優しい~ほのかな甘みも感じるね」

兵村味噌は“煮た大豆”と“蒸した大豆”を
合わせて作るのが特徴とのことで…

加藤さん
「蒸した大豆は味が違いますよ」

ハルト君、食べ比べをすると―
「こっちは実がしっかりしていて
 かんでもポロポロ崩れないで
 ギュッとしている」

藤尾
「同じ大豆を使っていても
 手の加え方で若干味が変わってくる。  
 さっき味噌をいただいたときの
 バラエティな味わいは多分この違い?」

加藤さん
「大豆の食感と麹の食感ですね」

大豆を煮る作業と蒸す作業のあとは、
ミンチ状にして粗熱をとり麹を加えます。
こちらがミンチ状の大豆を広げたところ。
ここに麹を入れていきます。

2015年04月18日(土) |  味噌作りは体力いるぞ~

広げた大豆に大量の麹が投入!

ザバ―

藤尾「麹ってこんなに入れるんだ」

加藤さん
「大豆と麹は1:1ですが
 少し麹が多めに入っています」
 
藤尾「半分はお米なんだ」

あぐりっこ「知らなかった!」

このあと塩も加えて
しっかり混ぜ合わせます。

底からしっかりと撹拌。

あぐりっこもなかなかですよ。

次に煮汁を入れます。

加藤さん「煮汁がつなぎの役割をします」

煮汁が入るとズッシリと重くなります。

みんなで力を合わせてコネコネコネ…

森崎
「味噌、重っ!
 味噌作りって団結しますね。
 もう豆にむかって真剣勝負!」

このように滑らかになるまで
味噌を練ったら樽に詰めていきます。

加藤さん
「空気を抜きながらボールを作って下さい」

森崎「ハンバーグ作るみたいだ」

ペチペチペチペチ…
味噌ボールを作ります。

藤尾「なぜ空気を抜くんですか?」

加藤さん
「樽に入れる時に空気を抜かないと
 腐食してしまったりするんです」

ボールが出来たら樽へ叩くように
詰めていき、さらに空気を抜きます。

身体全体を使って味噌をまぜ
最後は力いっぱい樽に向かって
味噌ボールを叩きつける!
思っていた以上に体力勝負の味噌作りに…

タクム「疲れました…」

森崎「疲れた顔してるもん(笑)」

味噌を樽に敷き詰めたら、
およそ1年間、
熟成発酵させて出来上がります。
地元産食材で手作りする
無添加の兵村味噌。
これが東旭川で受け継がれる
伝統の味噌作りなんです。

2015年04月18日(土) |  お味噌って色んな料理にあうんだね♪

現在、JA職員へ技術指導などをしている
兵村味工房の元代表、西島八重子さん。
兵村味噌という伝統のバトンを渡した方です。

森崎
「若い世代が引き継いだっていうのを
 どういう想いで見ていますか?」

西島さん
「ものすごく心強いし
 今後も続けてもらえることに期待してます。
 世代が代わっても続け頂きたいですし
 私達もできる事は協力させて頂けたら…」

森崎「改めてやってみてどうですか?」

加藤さん
「本当に大変な作業だなって思いました。
 今まで続けてこられたみなさんは
 本当にすごいなと思いました」

森崎
「こんなに素晴らしいものが
 消えずにすみました…
 ありがとうございます」

じゃーん もんすけです!
味噌作りや麹作りなどを積極的に
行っているJA東旭川。
JA職員による加工品販売のほか、
農業経営にも取り組んでいるんだよ。

JA東旭川 広田拓也さん
「JA東旭川では2011年より
 農地の維持や生産基盤の構築、
 担い手の育成などを目的とし
 遊休農地を利用した
 農業経営を行っています。
 当初の見よう見まねだった作業から
 今では技術も向上し、
 兵村味工房で使用している
 大豆「トヨコマチ」をはじめ
 水稲・春小麦・秋小麦・ソバの
 5品目を作付けから収穫まで
 JA職員で行っています。
 JAが農業経営を行うことで
 高齢農業者の農地が維持され、
 将来的に新規就農希望者が
 現れた際に
 円滑な経営移譲が実現できると
 期待されています」

北海道ではJA東旭川を含めて
2つの例だけと言われる、
JAが自ら農業経営を進めています。
地域農業の活性化や地産地消を進めるために
様々な取り組みを行っているんだね!

その昔「みそは医者いらず」と言われるほど、
健康な生活には欠かせない存在だった味噌!
いったい、どんな栄養があるのかな?

天使大学 看護栄養学部 荒川義人教授
「大豆は畑の肉と言われています。
 それはタンパク質という栄養分が豊富で
 栄養面で優れているんです。
 また最近の研究でこのタンパク質が
 コレステロール値を下げるということが
 分かってきました。
 それとイソフラボンという成分は
 女性ホルモンの働きをします。
 高齢の女性がかかりやすい骨粗しょう症には
 しっかりイソフラボンをとっていれば
 かかりにくいことが分かっています。
 また出来上がった味噌は褐色です。
 発酵・熟成の段階で反応がおきて
 メラノイジンという色素ができます。
 この成分が体の中で酸化を抑えてくれます」
 
 味噌ってスゴイな!
 でも塩分の取り過ぎには注意しようね!

では兵村味噌を使った3品をいただきます。

地元産大豆“トヨコマチ”の豆腐と
千本ネギの「味噌汁」。
そして東旭川ブランド米に兵村味噌を塗った
「焼きおにぎり」と、
ニンニク練り味噌で味わうポークステーキです。

※詳しい作り方はレシピコーナーへ!

ではみんなでいただきま~す!

タクム
「すごく美味しくて…
 すぱっぱっぱっぱっぱっ
 いけます!」

美味しくってぽんぽんいけちゃう!
ってことですよ~

ハルト「うん…うまいです」

森崎
「しっかりした食感!
 味噌のチカラすごい

藤尾「これビンでください」

では味噌汁にいきましょう。

ハルト「いやあ~うまいです」

タクム「はあ~落ち着く…」

森崎
「なんで味噌ってこんなに
 落ち着くんでしょう。
 また身体に間違いなくいいものですよね」

西島さん
味噌汁の一杯が一日を力づけて
 仕事できるなって感じがします」

森崎
「でもさこれさ、もしかしたら
 食べられなかったかもしれないんでよ。
 加藤さんたちが立ち上がって
 受け継がれたから
 今、僕たちは食べられてるんだ。
 今度加藤さんが私辞めるって言ったら 
 どうする?」

ハルト
「身体を張って引き止めます!」

出演者もスタッフも大爆笑~♪

藤尾「頼んだぞハルト!」

佐々木「頼もしい」

藤尾「何がなんでも引き止めてな」

最後に…お母さんたちの息ピッタリ♪
全く無駄のない動きの
味噌作りの様子を見て―

タクム「息があってる!」
森崎「すごい早いっ!」

佐々木「お姉さま方はカッコイイです♪」

《兵村味噌情報》
■兵村味噌 800g 575円
■兵村味噌 450g 380円

お買い求めは-
Aコープ東旭川店、ホクレンショップ北部店、
ホクレンショップ豊岡店まで!

お問い合わせは東旭川農業協同組合
Aコープ東旭川店 TEL0166-36-1144
生産部営農販売課 TEL0166-36-2115

また番組の中でもご紹介した
焼きおにぎりとポークステーキですが
それぞれ専用のお味噌が
5月頃に商品化される予定です!

手軽に美味しい一品がこのお味噌で
あっという間にできちゃいますよ。
ぜひお試しくださいね。

■味みそ
兵村味噌を使いほどよい甘みと
しょっぱさが絶妙に美味しい
焼きおにぎりに最適な味噌です。
ご飯だけでなくお豆腐や野菜につけても
美味しくいただけること間違いなし!

■ニンニク味噌
兵村味噌を使い、
ニンニクと生姜が食欲を誘う
お肉に合う味噌です。
兵村こうじで作った醤油糀も入っており、
味噌に深みを増します。
調味料としてラーメンや野菜炒め等
いろいろご使用いただけます。


2015年04月11日(土) |  ♯333 シリーズ企画 北海道の基幹作物‘タマネギ’の1年を学ぼう編
番組が始まってから毎年お届けしているのが
生産量・面積・販売額など北海道農業の
中心となっている作物を一年間追い、
その作物が出来るまでの特徴や、
生産者・関係者の工夫など伝えるシリーズ企画
今年で8年目を迎える
「森崎博之のあぐり王国北海道」が
満を持して注目する作物とは…

みんなで「開けゴマ!!」

森崎
「うわっ中なんですか?」

あぐりっこ「玉ネギ!」

森崎「すごい量だなあ~」

佐々木
「こんなにたくさんの玉ネギ、見た事ある?」

あぐりっこ「な~い」

ということで今年は料理に欠かせない
身近な野菜‘玉ネギ’
日本一の生産量を誇る
JAきたみらいエリアで学びます! 
実は玉ネギ、知れば知るほど
奥が深い野菜なんです…

森崎
「箱にギッシリ玉ネギが埋まっていて…
 いったい何個あるんだろうね」

あぐりっこ
「100個ぐらい?」
「100個?」「300個ぐらい?」

1年間、玉ネギについて学ぶのは
好奇心が旺盛!山崎瑛万(エマ)ちゃん
料理がしたい!南翔琉(カケル)君に
人を笑わせるのが得意!
登坂亮佑(りょうすけ)君。
しっかり者の常通綾乃(アヤノ)ちゃん。
全員5年生です。
日本一の生産量を誇る
JAきたみらいエリア。
果たして‘日本一’とは
どれほどのものなのか?
JAきたみらいの小澤克也さんに
お話を聞いてみましょう。

森崎
「すごい量ですね。圧巻です」

小澤さん
「この倉庫には1500基のコンテナがあります」

佐々木
「みんなが言っていた以上の数だよ」

小澤さん
「1つのコンテナに1300キロ位入っているので
 かける1500基で約2000トン弱ですね」

リョウスケ
「1つのコンテナに何個くらい入ってるの?」

小澤さん
約6000個ぐらい!」

リョウスケ「えっ…(絶句)」

森崎
「いつまでかかって食べるんですか?」

小澤さん
4月下旬ぐらいまでに
 全国に出荷してます」

森崎
「あとひと月ぐらいじゃないですか。
 食べ尽くせますか?」

小澤さん
「全国のみなさんに食べていただいています」

森崎「すげえ~なくなるんだ!」

エマ
2000トンもなくなるってスゴイ!」




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