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2020年06月06日(土) | 日本の食料自給率を考える!
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2014年11月08日(土) |  地産地消=地元への愛♪
ほかにも“春よ恋”で作られた
特産品の生麺「こはる」を使ったり、
地元食材をふんだんに取り入れた、
生徒たち渾身のアイデア料理が試作されるなか、
あぐり一行が驚きの料理を発見!

佐々木「おっと~~っ」

森崎「すごいモノ作ってるなあ~」


こちらのグループの試作品は…?

生徒さん
「『シャリッとさん』の形をした
 肉まんです」

シャリッとさんとは
斜里町のご当地キャラです!

佐々木「カワイイ~♪」

青い色の天然着色料を使った生地の中には、
焼いたシャケの身をほぐして、
ひき肉や玉ねぎ・干し椎茸などを炒めた
具がたっぷり入っています。

女子生徒ならではの可愛らしい
アイデア料理ですが、
さてその味は…

河野「中を割っていますね…」

モグモグモグ…

河野「おいしい!」

生徒「ヤッタ~」

河野「すごいサケを感じます」

森崎
味はとっても良い!
 この見栄えからは想像できないほど!」

河野「生地がすごいシッカリしてます」

地産地消を考える斜里高校ならではの授業。
地元食材を知り触れるなかで
高校生達が感じたものとは…

生徒
「それぞれ農家さんや漁師さんから
 食材を揃えていけるものが
 いっぱいあったので、
 改めて斜里町の素晴らしさを知ったし
 自分の住んでいる所がとても食材豊かで
 斜里町に改めて愛情を感じた!
 とても良い所に住んでると実感した」

森崎
地産地消地元への愛
 ということじゃないですか。
 素晴らしい授業ですね」

高橋先生
「斜里の素材だったり
 斜里だからできる事だったり…
 自分の育った町を
 何かアピール出来るようなことを
 大人になってやってくれたらいいなと
 私の中で思っています」
 
森崎
「素晴らしいですね。
 普通の勉強と比べて
 この授業はどうでしたか?」

学生A「楽しかったです…」

学生B「楽です!」

学生A「お前~っ」

河野「言い方、変えたほうがいいよ」

森崎「字は一緒だけど、なっ(笑)」

こんにちは週刊あぐりNEWSの時間です。
石狩市の特産品
「長イモ・ゴボウ即売会」のお知らせです。

今月15日(土)16日(日)の2日間、
石狩市にある
JAいしかり地物市場とれのさとで
【長イモ・ゴボウ即売会】が開かれます。

石狩産の「長イモ」は粘りが強く甘味があり、
歯ごたえがいいのが特徴で、
一度食べたらやみつきという逸品!

そして石狩の強い風のなかで育ったゴボウは、
肉質が細かく、こちらも大評判なんです。
会場では贈答用に喜ばれる10キロの箱売りや
4キロの袋売りなどの販売もありますよ。

生産者が愛情を込めて作った長イモとゴボウ。
私も食べてみたいな~
以上、週刊あぐりニュースでした。


【長イモ・ゴボウ即売会】
日時:11月15(土)16(日) 9:30~17:00
場所:JAいしかり地場市場 とれのさと
   石狩市樽川20番地3

問い会わせ:
JAいしかり地場市場とれのさと 
TEL:0133-73-4500


2014年11月01日(土) |  ♯311 タマネギ授業と食育編
10月のある日、札幌市東区にある
栄南(さかえみなみ)小学校の調理室では
3年2組のみんながジャガイモや
玉ネギなどを使って
なにやら料理を作っていました。
森崎
「こんにちは~
 みんな今は何をしているの?」
子供『カレー(作り)』

佐々木
「みんなが使っている野菜は
 みんなが作った野菜なんだよね。
 特に頑張って作った野菜は何ですか?」

子供『タマネギ~!』

藤尾「みんな玉ネギ育てたんだ…」

佐々木
「実は栄南小学校と玉ネギは
深い関わりが
 あるんですよ!」

藤尾
「小学校と玉ネギが深い関わり??」

佐々木
「そうなんです…みんな玉ネギ大好き??」

子供『だいすき♪』

栄南小学校が取り入れている玉ネギの授業とは?
今回は栄南小学校のみんなを追いかけました。

佐々木
「日本で初めて玉ネギが作られた場所は?」

子供たち一斉に『東区!』

そうなんです!
実は日本のタマネギ栽培発祥の地
札幌市東区。

 

そこで栄南小学校では
「総合的な学習の時間」という授業で
玉ネギ作りに取り組んでいるんです。

玉ネギを通して様々な事を学んでいるという事で
詳しい話を3年2組の担任 
坂本恵美先生に聞いていこう。

森崎
「この学校では総合的な学習の時間で
 玉ネギを選んだということですか?」

坂本先生
「そうですね。食や環境などに対する
 子供たちの意識を高めていくことも
 もちろん狙いではあるんですけど…」

「ここで玉ネギを育てている
 人との関わり愛着とでも
 言うんですかね…
 そういうところに発展していって
 子供たちが(地域に愛着を)
 感じていってくれたらなと言うのが
 1番の願いで取り組んでいます」
 
森崎
「なんか嬉しいです。
 我々が知っている東区の広大な玉ネギ畑。
 その玉ネギがみんな教わって
 愛している野菜になっているんだなあ~って
 とっても嬉しいですねえ」

2014年11月01日(土) |  大先輩の畑はどうなってるの?

ここで栄南小学校の取り組みを
少し振り返ってみましょう。
実は佐々木アナウンサーは
この玉ネギ作りの様子を見学していました。

7月15日。この日、栄南小学校では
玉ねぎの授業が行われていました。

これが3年生79人で管理している畑。
札幌黄(さっぽろき)きたもみじ2000
という品種を育てているんです。

順調に育っているように見えますが、
生徒のみんなには心配事があるようで…

『なんか青虫のオレンジっぽいのがいた…』
『虫がいっぱいいて玉ネギがダメになっちゃいそう』
『玉があまり育っていないから心配…』

確かによ~っく見てみると 
虫に食べられた痕が見つかりました。

そこで3年生のみんなは問題を解決するために
玉ネギの苗を作ってくれた生産者のところへ
相談に行ったんです!

伺ったのは大畑さんの畑。
60年間タマネギを作り続けている名人です。

名人の玉ネギをみた子供たちは…
『でけえ』
『(学校の玉ネギより)すごいでかい!』

佐々木「色は?」

子供『濃い!』『元気よく育ちそう』

『雑草がない』
『キレイ』
『機械を使っているんじゃない?』

『絶対、機械だ!』

子供たちは疑問に思った事を
大畑さんに直接聞きます。

子供
『ここら辺、何で雑草がないんですか?』

大畑さん
「雑草は取っているから」

子供『機械で取っているんですか?』

大畑さん「いや…手で取る!

子供『ええっすげえ』

大畑さんの畑を見て
みんなが一番驚いたのは
「雑草がない」事。
みんなの畑は毎日当番制で
雑草取りをしているんですが、
こんな感じ…

子供
『(雑草を)1個取れば
 出てくるまで1週間ぐらいかかる』

『雑草を抜く本数を増やしたり
 雑草を毎日抜いたりするのも良いと思う』

みんなの観察ノートには
大畑さんの畑で見て聞いた事が
しっかりまとめられていました。

よ~っく見てみると
長い葉っぱの枚数の違い
土の柔らかさなど
いろいろな事を発見したみたい。

大畑さんの畑から学校に戻った
昼休みの雑草取りの時間…

子供
『根っこまで取らないと
 完全にやったとはいえないな』

少しでも大畑さんの畑に近づくようにと
この日の雑草取りには熱が入っていました。
改めてクラスのみんなが
一致団結を誓った日になりました。

森崎
「地域の人とともに、まわりの人が
 子供たちの授業を手伝ってくれる…
 これ素晴らしいことですよね」

坂本先生
「ありがたいことです。
 だんだん自分たちの玉ネギになるにつれて
 目の色が変わってきて
 雨が降ると“玉ネギどうなっただろう”って
 気になったり、子供たちがどんどん
 変わっていくのが私自身すごくうれ嬉しかった!」

森崎
生きた授業って感じがしますね」


2014年11月01日(土) |  たい肥を作ってバトンを渡す!

佐々木
「実はこの取り組みは3年生だけじゃなくと
 他の学年も関わっていいるんですよね」

坂本先生
「そうなんです。
 玉ネギを植えている畑なんですが
 実はすごい良い“たい肥”
 入っているんです。
 落ち葉を使ったたい肥作りを4年生
 取り組んでいるんです」

4年生が取り組んでいる堆肥づくりは
学校の向かいにある公園で行われていました。
佐々木アナウンサーがお邪魔したのは
2回目の作業日。
落ち葉がどんな具合か聞いてみると…

佐々木「どう葉っぱ?」

子供『あつい!』『柔らかい』

佐々木「この作業たのしい?」

子供『楽しい~』

慣れた手つきで作業を進める四年生
作り方を見てみると…

子供
『長かったり(枝)固いものをよける…』

ビニールの上にまず落ち葉を集め
長い枝や固いものなどを取り除きます。

ビニールごと持って移動して
落ち葉に肥料を混ぜ合わせます。

佐々木「楽しい~」

袋を上下に振ってかき混ぜます。

子供『重い…』

そうして肥料と落ち葉を混ぜたものは
1か所に集め発酵させます。

普段はなかなか出来ない作業とあって
4年生のみんなはとっても楽しげ!

佐々木「この作業楽しい?」

子供
『肥料を入れて揺らして
 混ぜるところが楽しい!』

『投げるのが結構重くて大変だけど楽しい』

佐々木
「これらがちゃんと使われているのは
 知っている?」

子供
『去年は知らなかったけど
 先生から4年生になったら
 たい肥作りをすると聞いてビックリした』

去年玉ネギ栽培を体験した4年生。
たい肥がどれほど重要なのか分かった上で、
たい肥づくりに取り組んでいます。
玉ネギ栽培は3年生と4年生が
タッグを組んでこそ成功するものなんです!

坂本先生
「毎年4年生が作ったたい肥を
 3年生のために畑に入れてあげて、
 3年生は知らない間に使わせてもらって
 後で『4年生が作ったたい肥が入ってる』
 と知るんですね」

森崎
「なにそのバトン~すごく好き♪」

坂本先生「繋がっているんです」

4年生が作ってくれた堆肥のおかげで
玉ネギは順調に成長し、
9月には収穫を行いました。

子供
『うわ~すげえ~』『大きい』
『私は小さい気がする…』

大きいのや小さいの…
サイズは様々ですが無事に収穫完了!
この後、収穫したタマネギは教室に運びます。
なぜかというと…


2014年11月01日(土) |  玉ネギ作りの歴史とは…
子供『ここで乾かす!』
 
乾燥させて食べることも
ちゃんと学んでいるんです。
なんと今年は過去最高の豊作。
454個もの玉ネギが収穫できました。
こうしてできた玉ネギを使って
この日のカレー作りは行われていたんです。

子供『めっちゃ痛い!』

教室では愛情込めて育てた玉ネギに
泣かされている子が続出!
それでも負けずに料理を続けます…

今日のカレー作りには
みんなのお父さんやお母さんも
参加されていました。

森崎
「学校で子どもたちと一緒に
 料理を作るのはどんな気分?」

お父さん
『嬉しいですね~
 でも友達と一緒にやるのが楽しいみたい!』

お父さんお母さんに教えてもらいながら
初めてのカレー作りに取り組むみんな。
美味しく食べるため味付けを工夫する
グループもありました。

子供『隠し味ははちみつ

子供『(うちのこだわりは)バター

とここでリーダー、味見を頼まれました。

ひと口食べてみると…

森崎「まろやかで美味しいよ!」

じゃ~ん、もんすけです。
カレーができるまでの間、
札幌とタマネギの歴史について
ちょっと詳しくなっちゃおう。
ということで「札幌村 郷土記念館」の
玉井晶子さんにお話を聞いていきます。

中に進むと…うわ~古い農具がいっぱい!
馬のはく製もある…

玉井さん
「ここにあるのが昔の玉ネギの農道具です。
 札幌市の有形文化財にもなっています。
 こちらは玉ネギの種まき機になります。
 この中央から入れまして
 サイド2列になって出てきます」

は種(しゅ)した後は…

玉井さん
「次に土をかけた後、
 “踏み下駄”というもので踏んでいく。
 玉ネギ作業の1番最初の作業になります」

当時はもちろん、これらの道具も
手作りだったんだって!
ところで玉ネギ栽培が始まったのはいつ?

玉井さん
「玉ネギ栽培は明治4年(1871)と言われています」
 
1955年ごろまでは玉ネギを栽培していた
このエリアは札幌村って呼ばれてたんだって!
ここで生活するために当時の人達は
大きな木が生えた森のような場所を
開拓して畑にしたんだってさ~

およそ9年もの間、試行錯誤を続け
やっと出来たタマネギでしたが、
当時はまだまだ新しい野菜。

東京まで販売に行きましたが
全く売れずに捨ててきた…という
悲しい事もありました。
しかし当時の人達はめげませんでした!

玉井さん
「これはロシアに輸出した時のパスポート。
 北海道から一番近いロシアに売った
 ということもお話の中に残っています」

今ではとっても身近な野菜の一つ玉ネギ。
そんな存在になるまでには、
当時の人達の苦労とガッツがあったんだね!

《札幌村郷土記念館》
住所:札幌市東区北13東16
電話:011-782-2294 
※10時~16時 入館無料

みんなが育てたタマネギがたっぷり入った
カレーが出来あがり!
いうことでカレーパーティースタート♪

3年2組のみんなは栽培のコツを伺った
タマネギ生産者の大畑さんを招待していました。

ではみんなで「いただきま~す」


2014年11月01日(土) |  感謝する気持ちが芽生えた…

さてお味は?

森崎「玉ネギおいしいです!甘い」

子供
『給食にでるカレーより美味しい!』

佐々木「点数つけるとしたら?」

子供『860点!』

保護者のお母さん
「玉ネギを切っていると目がしみるのは
 『硫化アリル』のせいだとか…
 調べたことを言ってくれる!」

森崎「お母さんは知っていました?」

お母さん「教えてもらいました」

佐々木「これで何杯目?」

子供『3杯目!』

佐々木
「気になっていた玉ネギの味はどう?」

子供『おいしい!』

自分たちで作ったカレーに大満足!
たくさんの子達がおかわりを急ぎます。

大畑さん
「大変おいしかったですよ。
 子供たちが一生懸命頑張った
 味を味わいました」

みんな大満足のカレーパーティーでした。

実は3年2組のみんなは
玉ネギ栽培を始める前に
《玉ネギってどうやって出来るのか?》の
予想図を書いていました。

まだ玉ネギに興味を持つ前に
想像で描いた玉ネギが実る画。
なかなか独創的な画がたくさんありました…

まずは原田くん!

森崎
「素晴らしい予想図だね。
 アルファベットののような…」

みんな大爆笑です。

森崎
「でも今はもう分かってるんだよね~」

原田くん「生えてなってる!」

森崎「そうだそうだ!」

河合君は立派な根っこを書いてましたよ。

森崎
「これは日本地図かな?」

河合君
「実際に見たらすごい短かったよ」

森崎
「関原さんは絵がとっても上手!
 トマトのような感じですかね。
 自分の予想図をみてどうかな?」

関原さん
「なんか変だなって…」

予想が当たっていた子も
そうじゃない子も
自分達が学んだ事の大きさを再確認できました。

森崎
「僕たちから質問です!
 玉ネギを育てた中で1番大変だったことは?」

小野寺くん
芋虫みたいな虫が
 玉ネギにくっついて大変だった!
 ピンセットみたいなやつで取って捨てた」

河合くん
「大量に雑草があったときに
 抜くことが大変だった」

岸本くん
「水やりをあまりしなくて良いと言われても
 でもみんなしちゃったから
 ちょっと枯れたのもあった…」

森崎
「逆に面白かったぞってことは?」

櫻井くん「食べるの!」

森崎「それはそうだ!」

中野さん
「何で長ネギのような苗なのか 
 分からなかったけど、
 植えるのは楽しかったです」

佐々木
「玉ネギについて何か月も学びました。
 この場所についてはどう思いますか?」

河合くん
東区に生まれて良かったです。
 玉ネギが最初に作られたところだし
 玉ネギがすごいおいしい所だったからです」

森崎「自慢することが1個ふえたね!」

坂本先生
「今年は大畑さんをはじめ 
 地域の方と繋がって、
 みんながその繋がった人たちに
 感謝をしながら勉強できたことが
 なにより1番だったと思います」

こんにちは週刊あぐりNEWSの時間です。
「エキサイティング イノベーション
 フォトコンテスト」のお知らせです。

このコンテストは、これからの日本の農業を
引き継いでいくために
消費者と生産者が共通の認識を深め、
行動するためのコミュニケーションの
一環として開かれるものです。

今年のテーマは【いただきます】
みなさんそれぞれの【いただきます】を
写真におさめて応募してみてください。

また最優秀賞には賞金3万円分の商品券、
そして副賞としてお米60キロ
入賞作品は来年1月末ごろまでに
「日本農業新聞北海道版」で発表します。

詳しくは、コンテスト事務局まで、
電話011-232-6417までお問い合わせください。

応募〆切りは今月末までとなりますので
どしどし応募してみてください。

以上、週刊あぐりニュースでした!!


《エキサイティングイノベーション
 フォトコンテスト》
詳しくはJA北海道中央会
農業振興部 地域振興課 ℡011-232-6417


2014年10月25日(土) |  ♯310経営継承で生乳を安定生産!新規参入編

森崎「牛(ウシ)!」

佐々木
「山に書かかれた牛の文字がシンボルの
 中標津町計根別(なかしべつちょうけねべつ)
 やってきました」

森崎
「何度か訪れていますよね。
 あの牛の文字のごとく
 人口よりも牛の頭数の方が多い町ですね」

佐々木「およそ4万頭いますから!」

佐々木
「さて計根別地区(けねべつちく)に
 やってきましたが…
 ここは『夢を実現できる場所』として
 多くの人から注目を集めているそうなんです」

藤尾「億万長者になれるとか?」

佐々木
「その夢を実現した人のところに伺って
 いろいろ探りたいのですが、その前に
 その方のプロフィールを明かしますと…」

森崎
42歳男性酪農大好き晴れ男…」

森崎「…???」




森崎「オレ??」

いえいえリーダーではございません(笑)
42歳で夢を実現された方とは?
その熱き思いと成功の秘密に迫ります!

まずは一緒にまなんでくれるあぐりっこを
紹介しましょう「あぐりっこ~」

あぐりっこ「は~~い」

森崎「でかいっ」
佐々木「6年生の2人です」

今回参加してくれたあぐりっこは、
勉強が大好き!何事も全力で頑張る
小学6年生の佐藤優成(ユウセイ)君。
そしてご飯が大好物!スポーツが得意な
小学6年生のシンクル蓮(レン)君です。

佐々木
「この町で夢を実現した人に会いにいきます。
 先月9月に生産者としてデビューしたんです」

森崎
「農家なったばっかり。
 でも小学6年だったら学校とかでも
 将来の夢とかについて発表する場とか
 あるんじゃないですか?」

ユウセイ
「3つあって…
 医者か科学者か音楽の道です」

レン「ラグビーの選手」

森崎
「感慨ひとしおですね。
 レンは2年生から来てるの?」

レン「2年生です」

森崎「でっかくなったなあ」

和やかな雰囲気ですが…

森崎「いや~一番とるか?

えっ相撲??

レン君は6年生ですが
こう見えても170センチ超。
しかもラグビー選手ですよ、リーダーっ!

森崎
「はっきょ~い のこった!」

いきなりスイッチが入るレン。

ドスッ…

猛烈なタックルでリーダーに向かうレン。

ゴロンゴロン

レンに吹っ飛ばされ
あっという間に撃沈するリーダー…

佐々木「リーダー大丈夫ですかあ?」

藤尾「組ましても、もらえなかったよ」

森崎「うん…そうだな…」

森崎「遊びがないな…」

ちょっとビックリ顔のリーダー(笑)

さてあぐりっこの成長を体で感じたところで
一行は酪農家の夢を実現させた方のもとへ…


2014年10月25日(土) |  知恵と思いを引き継ぐ…

9月に酪農家デビューを果たした
千葉県出身の42歳、岡田好正さん。
家族4人で中標津計根別に移住して、
酪農経営を営んでいます。

佐々木「前は別のお仕事を?」

岡田さん
「車が壊れたときに駆けつける
 ロードサービスの隊員をやっていました」

藤尾
「じゃあ千葉県にいる時に
 酪農家になりたいと思ったんですか?」

岡田さん
「そうです!
 北海道じゃなきゃと思った!」

森崎
「その通りです。
日本には北海道があります!」

20年務めた会社を辞め、
憧れだった北海道
酪農の夢を叶えた岡田さん。
数ある酪農地帯から
計根別地区を選んだのには、
大きな理由がありました。

岡田さん
「前やっていた
 私のことを受け入れてくれた農家さんが
 9月でバトンを渡してくれたんです。
 しかも生産は1日も途切れずに続いている
 という就農の仕方だったんです」

森崎
「ちょっと待って牛舎だけじゃないですよね
 引き継いだのは?」

岡田さん「全てです」

森崎「全てってことは?」

岡田さん
「土地も家も使用する機械も…」

藤尾「全部??」

岡田さん
「ここ計根別地区ですと
 リレーで言うとバトンを渡して
 しかも背中を押してくれる 
 というのが整っている
 場所だったんですよ!」

JAけねべつでは離農者の経営を引き継いで
就農希望者を受け入れる“経営継承”
という取り組みに力を入れています。

離農者が大切に使っていた牛舎や機械を
引き継ぐ安心感のほか、
新たらしく就農する方をサポートする
チームを作ったり、
万全な受け入れ態勢が魅力となっているんです

では9月に引き継いだばかりの
岡田さんの牛舎を見せて頂きましょう。

森崎
「前の方が使っていた牛舎を
 そのまま受け継いだんですね」

岡田さん
「前の方のお気持ちがあって…
 雪が降ろうが雨が降ろうが
 牛舎の中で全ての作業が出来る
 造りになっているんです」

森崎
「シャッターを開ければ車ごと
 牛舎に入ってこられる。
 牧草ロールとかをそのまま持ってこれる。
 こういうことですね先代の想いを
 継承できる…」

岡田さん
「普通の新規ですと
 新しいものを建てる際に
 こういう工夫とかがないですから」

離農者が長年の経験で培った知恵を
そのまま引き継ぐことができるのも
魅力のひとつ。そして…

2014年10月25日(土) |  家族で働くことのできる幸せ♪

さて牛舎の中に入ってみると…

森崎「うわ~キレイな牛だあ」

藤尾
「たぶんこの施設、年月経ってると思うけど
 めいちゃくちゃキレイにしてる」

岡田さん「キレイに使われていたんで!」

レン「毛並がキレイですね」
森崎
「こうしてのんびりした顔をしてるってのは
 (牛にも)受け入れてもらっているって
 思ってもいいんじゃないですかね!」

ここからは奥様の優子さんもご一緒に
お話を伺いましょう。

森崎「奥さん、超若いですね」

優子さん
「(ちょっと照れて…)28歳です」

あぐり一行「ええええ~」

森崎
「やっぱり奥さん最初の出会いのきっかけは
(車の)バッテリーが上がったときですか?」

優子さん
「いえ!同じ職場に勤めていました」

森崎「あっそうなんだ!」

藤尾「社内恋愛で…」

岡田さん
心のカギを開けてしまったんですね♪」

藤尾「うるさいっ」

前の職場で知り合い結婚された岡田さん夫妻。
千葉県出身の優子さんももちろん、
酪農経験はありませんでした。

優子さん
「北海道は旅行ですら
 来たことがなかったんですけど
 でも憧れのところではあって
 いつか行ってみたいとは思っていました」

森崎
「いつか行ってみたいが移住の日になった!」

優子さん
「やってみると大変なんですけど…
 でも家族でいられる時間が増えたのは
 私にとって幸せなことで 
 子供と主人が一緒に食事をしたり
 お風呂に入っているのを見ると
 とてもやって良かったと
 やりがいを感じます」

佐々木「ステキな話…」

ではここで岡田さんのお手伝い!
エサをあげるのを手伝いましょう。

佐々木「なんだかヘルパーさんみたい」

藤尾
「このエサを積んだ車もスコップも
 前の人から受け継いだものなんですよね。
 もちろん飼料の配合ぐあいとかも…」

岡田さん「まんまです!」

森崎「エサやりは大変かい?」

ユウセイ「けっこう大変ですね」

藤尾
「岡田さんも数カ月前までは
 同じ新人だったんですよね」

エサやりが終わったら
牛舎から放牧場へ牛を出します。
その放牧場は岡田さんが
最も自慢できる場所なんだとか…

岡田さん
「山むこうまで牧場です。
 60ヘクタールです」

牛舎のすぐそばに広がる広大な放牧場。
岡田さん離農者から引き継いだ
豊かな飼育環境のもと、
美味しい生乳を生産しているのです。

ゆったり山道を歩く牛たち。

藤尾
「こんなに自由に過ごしたら
 美味しい牛乳を出してくれるでしょう」


2014年10月25日(土) |  新規参入は地域を活性化させる!
森崎
「岡田さんが搾ってくれた牛乳です。
 カンパーイ!」

レン「おいしい~」

森崎「まろやかだねえ」

佐々木
やわらかい感じがしました」

森崎
「何でしょう。
 お話を伺ったからでしょうか。
 受け継いだ味なんだっていうのも
 きますねええ」

じゃ~ん、もんすけです!
JAけねべつでは岡田さんのような
酪農経営を引き継ぐ
新規参入の取り組みを、
去年から本格的にスタートさせました。

この取り組みは就農希望者の夢が実現できたり、
生乳の安定生産が可能になったり、
多くのメリットがあるんだって!

JAけねべつ 金野智樹さん
「新規参入の方が来て頂けるということは
 ご家族の方も一緒にこの地域に住んで
 頂けるということですから
 子どもも増える!
 あるいは当地域で子どもが生まれる。
 そして地域が活性化していることに
 つながると思いますので
 積極的にこの事業を展開させて
 いきたいと考えております」

新規参入は酪農の未来だけではなく
地域の未来も考えた取り組みなんだね~

9月に経営がスタートした岡田牧場。
その牧場を託した深瀬さんにも
お話を伺いました。

森崎
「深瀬さんはもともと何代目ですか?」

深瀬行雄さん(元牧場経営者)「3代目です」

森崎
「岡田さんがいろいろ説明頂きましたが
 前の方が大事にしてて…
 前の方の工夫で…前の方が…って
 全て深瀬さんの話でしたよ」

深瀬さん
いい人に巡り会えました!
 本当に助かります」

森崎「本当ですねえ」

深瀬さん
「今までずっと開拓して築いたところを
 たたんでしまうのは勿体ないと
 おもったんですよね」

岡田さん
「あいつにやって失敗したなって
 思われないように…
 その分の責任もすごく感じてます!」

現在、牛舎の改修工事を進めている岡田さん。
深瀬牧場が歩んできた歴史を守りながら、
新たな工夫を織り交ぜた牛舎が
完成する予定です。そしてさらに…

岡田さん
「看板が深瀬牧場になっているので…」

岡田さん
「みなさんが来て頂いているので
 お父さん(深瀬さん)もいらっしゃってますし
 ここで…岡田牧場に切り替えを
 みんなでやりたいんですけど…
 そして来て頂いた記念に
 みなさんに一言入れていただきたい!」

ということで岡田さんのご好意に甘えて、
新たな看板にメッセージを書かせて頂くことに…
岡田さんと深瀬さん、それぞれが抱く思いを
踏まえてメッセージを考えます。

希望に満ちた岡田牧場の未来。
そのスタートにふさわしい言葉を
真剣に選ぶあぐりメンバー。
いったい、どんな看板に仕上がるのでしょうか。



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