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2014年04月19日(土) |  食味実験に挑戦!

続いて案内して頂いたのは、
農産物や食品の品質維持・貯蔵、
そして加工技術の開発などに
取り組む研究室。
4種類のご飯を食べて、
食味の違いを確かめるという
実験に参加させてもらいました!

教えて下さるのは農学研究院の
川村周三教授です。

森崎
「ただ食べるだけではないですよね」

川村教授
「お皿に色のマークが入ってますね。
 赤から黄→青→緑と食べ進めて下さい。
 固さ・ねばり…いつも食べているごはんと
 少し違うか同じか?」

ツヤや香りなどをじっくり観察したあと
食べてみます。

佐々木
「何か違うかもしれないよ~」

モグモグモグ…

タケシ「ん!!ちょっと固い!」

ミユウ「うん!固さが違う!」

森崎
「固さの違いがよくわかりますね。
 黄色は水分量が多いかなと思います」

この4種類のご飯は『ほしのゆめ』
『ゆめぴりか』2種類を炊いたもので、
品種ごとに水の量を変えています。
これは品種の特性を知り、
それぞれに適した水の量や
食味の違いを確かめる実験なんです。

河野 
「同じ1.4倍でもやわらかさが全然違う!
 1.2倍の方も固さが全然違います」

森崎
「ゆめぴりかは水加減が難しいと聞きます。
 というのは今までのお米の水分量の
 常識と比べて吸水率が良いので
 すごくやわらかく炊けるんですよね」

川村教授
「ですからゆめぴりかの水加減が難しいと
 いうよりも他のお米より水を少な目にする
 おいしく炊ける品種なんです」

河野
「こういう食味実験などを常にやって
 研究をしているんですか?」

川村教授
「そうですね。
 例えば“ゆめぴりか”に対しては
 どういう水加減が一番おいしいかとか
 どの米と水の比率が一番おいしいのかなど
 このような実験で判断しています」

佐々木
「なんか大学のイメージ
 変わったんでない?」

タケシ
「なんか先生がいて
 勉強するんだと思っていたら…

タケシ
「先生もいなくて…」

河野
「先生いるよ!」

みんな一斉に
「(川村教授を指して)
 先生なんだよ!」

森崎
「教えてもらってんだよ」

河野
「えらい教授さんだからね」

川村教授「…(苦笑い)」

※あまりに楽しい実験だったので
 このようなコメントが飛び出しました。
 川村教授申し訳ありません…

このあとも食品加工に関わる
様々なお話を伺ったあぐり一行。

続いて最後の見学場所へ―


2014年04月19日(土) |  ロボットが農作業をかえるかも…

佐々木
「続いては北大農学部の最先端の研究を
 見せてもらいます!
 その名も
 トラクターロボットです!」

森崎
「トラクターロボット!?」

北海道大学農学部で行われている
ロボットを使った最先端の農業研究。
それが一体どんなものなのか、
開発者の農学研究院・野口伸教授に
教えて頂きます。

佐々木
「目の前にトラクターが来ましたが…」

河野「あれがトラクターロボット?」

森崎「人が乗っていないですね」

野口教授
「乗ってないでしょ!
 あれが無人で動き始めるんです

野口教授
「農作業も出来るんですよ
 それもこのタブレットで!」

河野
「それで操作するんですか?」

野口教授がタブレットを操作すると…

なんと無人のトラクターが動き出しました!

あぐり一行「動いた~すごい!」

河野「先生が操作しているんですか?」

野口教授
「いえ、してません!
 (先生はGOの指令を出しただけ!)」

直進してきたトラクターは
みんなの前で切り替えし向きを変えました。

野口教授
「ターンして元の場所に戻っていきます」

森崎
「誰も乗っていないよ~!」

トラクターに搭載されたGPSが
自分の位置を確認して、
あらかじめ設定されたルートに沿って
作業をしてくれる『トラクターロボット』。
もちろん安全性もしっかり考えられています。

野口教授
「安全性を保つシステムになっています。
 みなさんが前を通ると
 自動的にトラクターが止まって、
 またトラクターから離れると
 自動的に動き始めます
 
河野「ホントに??」

ということでその安全性を
リーダーとあぐりっこが試してみることに…

トラクターと距離を保って
誘導する三人。

森崎「オーライオーライ」

近づいてくるトラック。

とそこで少しトラックに近づき
「ストップ!」と声をかけると…

ピタッと止まるトラクター!

河野「すごいすごい!」

センサーが人を感知して止まりました。

河野
「他にも安全面の機能はありますか?」

野口教授
「万が一センサーがうまく機能できなくても
 前についているフレームを押さえると
 自動的にエンジンが止まります

特別に安全を確認して実験してみました。

森崎「せ~の!」

みんなでフレームを押してみると
一瞬でエンジンが止まりました。

タケシ「すごい!」

森崎「うお~~」

河野「確かに3人がすごい力あるみたい」

安全性にも優れた『トラクターロボット』。
様々な研究課題は残されていますが、
数年後の実用化に向けて、
着々と研究が進められています。

森崎
「なんでトラクターをロボット化する
 必要があったんですか?」

野口教授
「十勝の農家のアイデアを取り入れて
 開発しているんです。
 若い農家の人が
 こんな技術を使いたいという想いのために
 2年後ぐらいに実用化を目指した技術です」

野口教授
「まず最初にやろうとしているのは
 人間とロボットが協調して作業するシステム。
 人間がそばにいて一緒に作業することで
 ロボットの安全性は人間が見ることが出来る。
 そうして1人で2台3台と動かせる仕組みの
 ロボットシステムを実用化したい」
 
河野「人ありきですよね」

2014年04月19日(土) |  大志を抱く若者たち…

いっぱいお勉強したあとは
大学構内にお店を構える
札幌グランドホテルが運営する
『レストラン エルム』にやって来ました。
ここの名物料理が「クラークカレー」。

森崎「カラフル!北海道の畑みたい」

札幌農学校の初代教頭であった
クラーク博士は学生達の食事の栄養が
偏っていたことを気にかけて
米・野菜・肉、それぞれの栄養を
バランス良く摂取できる
『カレー』を勧めたと言われています。
そんなクラーク博士への敬意を込めて作られた
メニューがこの『クラークカレー』なんです。

ではただきま~す!

タケシ「(ニッコリ)」

森崎
「料理長!カレーうまいね。
 大学のキャンパスで
 このカレーを食べられるのは
 ビックリする!」

佐々木
「結構スパイシーですごく酸味もする」

加藤人司シェフ
「カレーのルーはトマトとブイオンだけを
 煮詰めて仕上げています」
ミユウ
「普段のカレーとは違う味がしておいしい!」

じゃーん、もんすけです!クラーク博士が
学生達に勧めたと言われるカレー。
その栄養価について北海道大学農学部の
卒業生でもある荒川先生に聞いてみました。

天使大学 看護栄養学部 荒川義人教授
「カレーは入れる具材によって違いはありますが
 一般的に使われている豚肉は
 良いタンパク質とビタミンB1を補給。
 ニンジンやタマネギを使うと
 ビタミンやミネラルを補給してくれます。
 ただ足りないのがビタミンCやカルシウム。
 特に成長期のお子さんにはカルシウムが
 必要なので牛乳を少し多めに使って
 マイルドに仕上げると良いかもしれないです」
 
カレーを通して食の大切さも教えてくれた
クラーク博士!偉大だな~

佐々木
「北大農学部の現役の学生さんに
 来てもらいました!」

大阪府出身の窪田遼君と
静岡県出身の渡辺康平君。
それぞれ農学部を卒業して大学院へ進み、
将来は北海道の食や農業に関わる
仕事がしたいと考えています。

森崎
「なんで農業に興味もったの?」

窪田君
「農業も水産業も全部勉強したいと思い
 それが出来るのが(北大の)農学部だった」

渡辺君
「静岡県のデパートで北海道の物産展があると
 すごいたくさんの人が来るんです。
 それで北海道の農産物に憧れがあって
 農業を勉強するなら北海道だと思った!」

河野「ぶっちゃけどうですか?」

窪田君
「机に向かって教科書みて学ぶだけでなくて
 フィールドにでて畑だったり海だったり
 そういう実際に現場を見れる環境が
 素晴らしいなと思います」
 
渡辺君
「車で30分1時間で農村に行くことが出来るので
 たくさんの農家さんや関係者の方々に
 お会いすることも出来ましたし
 先生たちもバックアップしてくれる環境が
 すごくいいなと思います」

森崎
「学んで成果を出してくれることが
 北海道農業をより高めてくれる
 ことと思います。
 応援しますんでがんばりましょう!」

佐々木
「一緒に頑張っていきましょう!」


2014年04月12日(土) |  ♯284 施設資材編

佐々木
「今日は南幌町にやってきました!
 これからあるハウスに向かいます。
 その前にあぐりっこを呼びましょう!」

今回のあぐりっこは、
コメントが個性的!松田一桜(カズサ)くん。
いつもリーダーシップを発揮してくれる
シンクル蓮(レン)くん。
初登場のクールガイ飛田琉冴(リュウゴ)くんに
笑顔がかわいい齊藤彰(アキラ)くんの4名です。

藤尾「男ばっかりやん!」

森崎
「今日は男子ばっかり集めました。
 今日は“力自慢”のみんなに
 集まってもらった!今日は重労働だぞ
 大丈夫か?やれるのか?
 カズサ?やれるのか!?

突然の話にビックリする男子あぐりっこ…

カズサ
(あまりの勢いに固まっちゃう)」

佐々木
「じゃあ今日は男子4人に
 頑張ってもらいましょう!」

まずあぐりっこが向かったのは
「農業法人有限会社 豊夢」。

このハウスでは夏野菜の1つで
独特の苦味がクセになるピーマン
栽培するということなんですが。
収穫は6月頃のはず!
今時期のハウスの中は
どんなことになっているのか…?
生産者の河村将史さんに教えてもらいましょう

森崎「ハウスの中はどうだい?」

アキラ
「外と比べて土がいっぱいある!」

リュウゴ「雪がない?」

森崎
「当たり前のことかもしれないけど
 ハウスの中には雪がないよね。
 あと風もないね。
 ビニールで覆われているから風がない。
 ちょっと外よりは温かく感じるね」

森崎
「さてこの黒~いビニールは
 何っていうか分かるかな?」

レン「マルチ!」

佐々木「お~さすが!」

森崎
「どうしてこういうことするんでしょうか?」

レン「日光を当てないため?」

リュウゴ「風をいれない?」

アキラ「温かくするため?」

カズサ
「(ビニールの中が)暗いから
 土を眠らせる…みたいな?」

森崎
「土を眠らせる…
 この詩人!」

河村さん
「正解はまずひとつは土を温かくする

佐々木「正解!」

河村さん
「あともうひとつは土の乾燥を抑える!

河村さん
「マルチの中に水をまくホースが
 入っているんですけど、
 そのうえにマルチをかぶせることで
 土の乾燥を防ぐんです。
 あと雑草も防ぎます

森崎
「1つのビニールシートで
 それだけお役があるんですね」

佐々木
「ピーマンを育てるには
 このマルチは大切なものですか?」

河村さん
絶対必要ですね!
 温度が低いことで生育が遅かったり…
 ピーマンってあまり上から水をかけない。
 根の方にだけ水をまくようにしている。
 (土が乾燥してしまうと)
 その作業が大変になってしまう。
 あと草もすごく出てしまうので
 草取りも忙しくなってしまう…」

森崎
「農家の方々は野菜を育てることも大変だけど
 その前の下準備をすることもすごく重要!」


2014年04月12日(土) |  マルチな才能!マルチの役割とは…

ピーマンだけではなく様々な作物が
マルチとビニールハウスを使って
栽培されています。
ではそんな農業に欠かすことができない
資材についてちょっと詳しくなっちゃおう~

ということでやって来たのはこちら!
北海道に適した品種の開発・研究を進めている
ホクレン農業総合研究所・長沼研究農場に
今回特別に様々なマルチを張って頂きました!

ではマルチを加工し販売している
北海道農販の大島伸哉社長に
奥深いマルチの世界を教えて頂きましょう。

ではハウスの中に入ってみましょう!

アキラ「緑色!」
レン「グレーもある!」
森崎「なんだこの岩盤浴みたいな!」

大島さん
「これは全部マルチなんです!」

アキラ「9種類ある」

大島さん
「もっとあるんですけど
 マニアックな世界になっちゃうんで
 今回はこの9種類だけ用意しました」

佐々木
「こちらをご覧ください。
 みんながみたマルチと同じ並びです。
 この順番というのは…」

大島さん
地温が上がりやすい順番!」

森崎
「マルチでくるんでいる土の温度が
 透明なマルチだと一番温まる!
 この白黒だと地温は…?」

大島さん
「白黒だと逆に地温を抑えます。
 夏時に使いますね。
 サニーレタスなどに使われます」

森崎
「じゃあマルチっていうのは
 温度を上げる事も下げることもできる
 まさにマルチ!」

大島さん「そうマルチです!」

透明なマルチは光を土に通しやすい反面、
雑草が生えやすい特徴もあります。

つまりこの順番は雑草が生えやすい
順番でもあるんです!
生産者はその特徴を踏まえ
マルチを使い分けているんです

大島さん
「透明・銀ネズは春先の寒さに耐える!
 大根やスイートコーンなどに使います」

あぐりっこも実際にマルチに触ってみると…

カズサ「めちゃくちゃ温かい!」

リュウゴ「めちゃ温かい!」

もう触りたくてウズウズするあぐりっこ。

藤尾
「ひえひえ(白黒)触ってみようよ」

佐々木「表面と土の中の温度が違うんだよ」

みんなで白黒を触ってみると…

アキラ「あっ冷たい!」

マルチの中の土を直接触ると…
レン「冷たいね」
カズサ「ねっ冷たいっ!」

こんなに差が出るなんてあぐりっこビックリ!

続いて大島さんが見せてくれたマルチも
かなり工夫されたものでした!

真ん中にスリット(切れ目)
入ってますよ…

森崎
「どうしてこうアミアミになっているの?
 このシマシマがないと…」

レン「種をまくときに大変?」

森崎「そうだ!そういうことレン!」

レン
「(シマシマあれば)
一気にパーッとまける」

森崎
「苗で植える時は穴が開いてたり
 農家さんが穴をあけて苗を植える。
 でも種で植えたものは
 どっからでも出てこれる!
 その工夫なんだよ。すごい!」

このスリットマルチは‘ごぼう’や‘長芋’に
よく使われるということ。
さらに、ここにミシン目が入っていることで
収穫後のマルチの回収をしやすくしています。

ということでレン君が実際にやってみると…

 

マルチの下に手を入れて
一気に引っ張ると―

ビリビリビリビリ

きれいにマルチが破れます

みんな「うわ~すごい!」
佐々木「今の気持ちは?」

レン「ちょ~気持ちいい!」


2014年04月12日(土) |  オーダーメイドのビニールハウス!

マルチについて詳しくなったあぐりっこ。
続いてやってきたのは「北海道農販」。
早速、中に入ってみると…
巨大なビニールが広がっています。

佐々木
「これは何だと思いますか?」

カズサ「でっかい!」

藤尾
「こんな大きな1枚もののビニールを
 見たことある?
 さっき触ったマルチと違う?」

あぐりっこ「違います!硬い」

森崎
「これは何に使うビニールだと思う?」

あぐりっこ「ビニールハウス!」

大島さん「正解です!」

藤尾
「この時点ではビニールが
 真ん中で(それぞれ)離れています。
 それが見たことなに機械を通ったら
 1枚ものにくっついてる!」
こちらの工場では、
ビニールハウスに使う素材を加工しています。
基本的にビニールハウスはオーダーメード。
1棟1棟それぞれ大きさや長さが違います。
そこで生産者のオーダー通りの
大きさになるように2枚の素材をくっつけて
大きな1枚にしているんです。
大島さん
「この時期は猫の手も借りたいぐらい
 忙しいんですよ
 それともうひとつ忙しくなるのが
 災害とか台風などでビニールハウスが
 飛んでしまうと大変忙しいです。
 24時間機械を動かして
 農家さんに届ける体制をとっています」

佐々木
「ビニールハウスの素材には2種類あります。
 1つは農業用ビニールフィルム、通称【農ビ】
 もうひとつは農業用ポリオレフィンフィルム
 通称【農PO(ノウピーオー】です。
 さきほど機械で作成していたのは農PO」

カズサ「書いてある~」

この2つの素材にはそれぞれ特徴があります。
まずは農業用ビニールフィルム【農ビ】
穴を開け広げてみると…

スルスルスル…

カズサ「簡単に破ける!」

大島さん
「ビニールハウスで小さな穴が開いてしまうと
 風にあおられてどんどん破けていきます。
 ところが【農PO】だと
 穴が開いても広がっていきません」

【農PO】に穴をあけて引っ張ってみると…

藤尾
「裂けない。穴が大きくなるかんじ」

リーダーも引っ張ってみますが
全然破れません!

森崎
「破こう!と思わないと破けない!
 さっきの農ビみたいに
 風の力とか自然現象でこうはいかない」

森崎
「【農ビ】のメリットは何ですか?」

大島さん
透明度が農ビのほうがいいんですよ。
 その分、気温が上がりやすいんです!」

透明度を比較してみると…

【農ビ】は藤尾君の表情がよく分かります。
【農PO】はちょっとくもる…

森崎
「やっぱり透明度は農ビが有利!」

藤尾「全然ちがうわ」

およそ6割のビニールハウスでは
農POを使っているとのこと。
生産者はそれぞれの特徴を比較し、
作物に合ったものを選んでいるのです。

2014年04月12日(土) |  北海道農業に欠かせない存在!

じゃ~ん もんすけです!
これは1960年代、今からおよそ50年前の
北海道の農作業風景を撮影したもの。
ハッピを着て畑を耕したり、
なんか紙を苗に被せてる!
これは今のマルチの役割なのかな?

こっちはハウスだ!
形はそんなに変わらないね!
中では野菜がすくすく育ってるみたい。

よ~っく見てみると、
ハウスの枠が木で出来ている~!
北海道農業には昔からビニールハウスは
欠かせなかったんだね!

続いてリーダーがやってきたのは
越浦(こしうら)パイプ
こちらではビニールハウスのパイプを
加工しています。今や欠かすことのできない
マルチやビニールハウスと北海道農業の関係に
ついてお話を伺ってみましょう。

森崎
「すごい数のパイプですね」

越浦パイプ 社長越浦政俊さん
「こちらには約700トン
 在庫があります」

森崎「すごい数だ」

越浦さん
「ビニールハウスの役割と言うのは
 (作物を)病気から守る、
 ビニールハウスの中の温かさを保つ、
 必要な時に水をまける…など
 いろんなメリットがあります。
 それによって色んな露地物
 (ハウス以外の作物)の野菜とは
 違う作物の作り方ができますね」

森崎
「より強く!倒れない!
 雪が降っても潰れないハウスを作ることで
 農家さんは安心して野菜を育てることが
 出来てるわけですね」

ビニールハウスやマルチの
バリエーションが増えたことで
安定した収量が見込めるようになりました。
そして北海道の寒さや雪を味方にした農業が
今後さらに盛んになるかもしれないのです。

越浦さん
「植物工場的なハウスがこれから北海道に
 どんどん進出してくる、
 建てられる可能性が高いですね。
 我々も従来のハウスではなく
 大型のハウスに取り組む勉強をしています」
 
森崎
「農業と共にハウスも進歩していく…
 いや~楽しみになってきました!」

一日マルチやビニールハウスについて
学んだあぐりっこ。
河村さんのハウスに戻ってきました。

森崎
「勉強してきました!成果をみせようぜ!
 このビニールハウスは何だ?」

レン
農POの方だ!外側からだと
 ちゃんと読めるようになっている!」

佐々木「農POってどんな特徴あるの?」

カズサ・アキラ
「硬くて丈夫で破れにくい!」

河村さん
「ぼくより詳しいかもしれない…」

森崎
「河村さんは今は何をしていたんですか?」

河村さん
「最後のマルチをかけていたところです」

森崎
「まだまだ長さがありますね」

ということで…

一列の長さは50メートル!
マルチ張りにチャレンジしよう!

黒いマルチを張っていきます。
マルチはくるくる巻きになっていて
それを両サイドで一人ずつもって
マルチを張ります。

藤尾「中腰で引っ張るのは大変そう!」

森崎「あれは重たそうだな…」

河村さん
「だいたい真ん中を合わせながら…」

中心を合わせながらマルチを張り
その端っこを土で覆っていきます。

河村さん
「このぐらい土かけて…」

藤尾
「土をかけるだけでもコツがいるんですね」

手際よく土をかぶせるレン君。

河村さん
「レン君すごいね!
 ポテンシャルが高いね
 あとを片づけていくのがスゴイ!」


2014年04月12日(土) |  マルチ張り体験♪

あぐりっこだけの作業が続きます。

カズサ
「下すときにズッシリする!」

藤尾
「ずっと中腰だな~大丈夫か?」

アキラ
「大丈夫です!」

2人1組になって
「マルチを引っ張る」「土をかぶせる」を
交互にやっていきます。

マルチ張りはコンビで
息を合わせるのがポイント!
掛け声をかけて両脇から同時に土を盛ります。
そうすることでマルチのセンターを
ずらさないよう固定することができるのです。

あぐりっこからは自然と声が出てきます
「いちにい!」「いちにい!」
「よいしょっ」「よいしょっ」

時間が経つにつれ作業のコツを掴んできた4人。
不慣れだけれど、
あぐりっこなりに真剣に作業しました。

あまりの力作業にあぐりっこもフラフラ…

藤尾
アキラのスコップが上がらなくなってきた。
 アキラ大丈夫か~~?ガンバレ」

アキラ「ふあ~疲れました…」

佐々木「息が切れてます(笑)」

さていよいよゴールが近づいてきました!

藤尾
「マルチはゴールまで行きました」

最後はマルチに土をかけて…

佐々木「完成しました~」

お疲れ様でした!

さて自分たちが貼ったマルチを
振り返ってみてみると…

レン「結構いいんじゃない?」

佐々木「キレイに張れてるんじゃない!」

河村さん「バッチリだと思います」

カズサ「あっつい!」

佐々木「汗かいてる!」

カズサ
「疲れるけど2人で息を合わせていい感じ!」

佐々木「リズムにのっていい感じ!」

リュウゴ「楽しかった!」

あぐりっこ男子チーム頑張りました!
いえ~~い!

頑張ったあぐりっこにご褒美!

豊夢社長の奥様お手製の
≪南幌キャベツキムチのホットサンド≫
ごちそうになりましたよ。

アキラ「うまいっ!」

リュウゴ
「今まで食べた中でも特に美味しい」

藤尾「キャベツがシャッキシャキ!」

河村さん
「4月10日前後には定植を始めようと思います」

森崎
2週間前ぐらいに土台作りをするんですね」

河村さん
「そうですね!マルチをかけておくことで
 土の中の地温が上がりますので
 (苗を)植えたときの根の張りが良くなる!」

カズサ
「種や苗を植える前にこういうこと
(マルチを張る)をするのが大切で
 マルチを張らないと収穫もできないから
 ≪マルチを張ること≫は一番大事
 なんだなと思いました」

森崎「素晴らしい!」

この時期、北海道に欠かせないマルチ。
マルチの重要性を勉強し力仕事も頑張った
あぐりっこに大島さんからマルチの
プレゼントがありました♪
マルチをもらって大喜びのあぐりっこ。
こんな小学生なかなかいません…(笑)
ギャラリーコーナーに
そんな大喜びのあぐりっこの写真が
掲載されてますのでご覧くださいね!


2014年04月12日(土) |  あぐり王国が香港で放送開始!

こんにちは週刊あぐりニュースです。
この番組「森崎博之のあぐり王国北海道」は
今年から香港でも放送が始まりました。
私、佐々木佑花と“ミスターあぐり王国”こと
アノ人が香港での放送の様子と
その反響を取材してきました!

佐々木
「香港にやって来ました!
 今日は世界中のメディアが注目を集める
 映像コンテンツの見本市に
 あぐり王国が出品されるということで
 その様子を取材したいと思います。
 その場所というのが…あちらです!」

するとアノ人が!

森崎
「うわ~~香港!!
 やって来たぞ~!」

先月アジアの国際エンターテイメント
総合見本市『香港フィルマート』が
開催されました。
世界のメディア関係者が注目する、
映画や映像コンテンツの
アジア最大級のイベントです。

森崎
「ちょっと見覚えのあるポスターが!」

ここになんと!あぐり王国北海道が出展され
北海道の農産物のPRも行われていました。

今年から放送を開始した
地元テレビ局(RTHK)の方に、
その思いを伺ってみました。
プロデューサー マシューさん
「現代の親は子どもに過保護に
 なりがちですが
 あぐり王国に出演している子どもは
奔放的で(作物の)世話をしたり
 野菜を生のまま食べたりしていて
 (他の番組と違って)
 とてもいいと思います!
 あぐり王国は解放感があって好きです」

続いて香港の視聴者は番組を
どのように感じているのか、
佐々木アナが陳さんファミリーを
取材しました。

佐々木「ナイスチューミーチュー!」

香港では広東語の吹き替えで放送。
ファミリーで楽しく見てくれているようです。
パープルちゃん(11歳)
「見終わった後に
 自分も参加したくなる番組で
 自分もその場に行って
 野菜を植えたり作ったり
 料理をしてみたいと思いました」

佐々木「それは嬉しい!」

香港を訪れて改めて思ったのですが
香港の方々は食への意識が高い!
ということが分かりました。
以上、あぐりニュースでした。


※今年春あぐりっこ隊を卒業した
あぐりっこの作文を掲載しています。
「エンタメ情報」からご覧くださいね!


2014年04月05日(土) |  ♯283 本格栽培前の大事なひと仕事 編

本日のオープニングは雪遊びを楽しむ
あぐりメンバーからスタート!

森崎
「雪ではしゃいでいる子供たちをみると
 心が洗われるようですね」

ズルズルと雪山から滑り降りてくる河野君。

森崎
「UFOキャッチャーで
 こんなのとれたら怖い!」

今回のあぐりっこは6年生の
仮屋風雅(フウガくんと
好奇心旺盛!行部匠哉(タクヤ)くん、
いつも元気な5年生!佐藤乃衣(ノイ)ちゃん
初登場の4年!若林瞳子(トウコ)ちゃんです。

 

佐々木
「今日みんながやって来たところは
 赤井川村。
 雪が多いの!」

森崎「雪おおいわ~」

佐々木
「この雪の多い場所でも
 確実に春の足音は近づいているんです」

森崎
「そのこころはね…
 なんと農業がすでに始まっている
 こんな雪の中で!
 どうやったらここで農業が始められる?」

タクヤ「除雪して畑をおこす!」

河野「これを除雪するのは大変でしょ…」

一体どんな農作業が始まっているのか?
ハウスの中にやってきました。

するとJA新おたるの新見孝男さんが
何かを抱えて待っていました。

森崎「これは何だと思う?」

ノイ「緑の葉っぱ!」

トウコ「ちょっと育つ前」

森崎「それを一文字で言うと何だ?」

タクヤ「苗!」

森崎
「そう苗!ということは
 ここでは苗を育てている?」

新見さん
「そうです!野菜と花の苗を育てて います」

既に始まってる農作業とは種を育て苗にし、
その苗を育てる作業「育苗(いくびょう)」の事。

今回伺った
JA新おたる赤井川村農業振興センターでは
10品目100種類以上
野菜や花の苗を作っています。

森崎「特に苗は大事なんですよね?」

新見さん
「“苗半作(なえはんさく)”と言いまして
 苗の良し悪しが物の良さに直結します」

“苗半作”とは、昔からの言い習わしで
‘苗の出来によってその物の育ち方の
 半分が決まる’
という意味。
そのぐらい作物を育てることにおいて
苗作りは重要なのです!

森崎
「もうこの時点で50%すごく大変だった!
 作物を育てるだけではなく、
 その“手前”の苗を育てる人
 すごく重要になるんです

新見さん
「赤井川村は雪がすごく深いところなので
 自分で除雪はかなり労力的に負担になる…」

森崎
「少しでも農家さんの負担を軽減してあげて
 野菜作りなどに集中してもらえるように
 することが可能なんですね!」




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