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2013年08月03日(土) |  ♯254 らいでんブランドを守る品質管理とは?編

本日のあぐり王国は
大迫力の施設からリポート!

森崎「すごい迫力だ~スイカの大渋滞!」

藤尾
「こっちもスゴイですよ~
 このスイカたちどこ行くの~~

佐々木
「こちらでは大きなスイカが
 吸盤に吸われて…4個同時に」

あぐりっこ
箱に入った~~!

青空のもとスイカにかぶりつくリーダー

森崎
「いただきま~す!
 (ガブリ!)うまい!

この時期の旬と言えば「スイカ」。
なかでも今回やってきた
共和町のらいでんスイカ
全国的にも有名!
その知名度を街で調査してみると…

『らいでんスイカ?知っていますよ!』
『らいでん…と言えばスイカ!』
『らいでんと言ったらスイカしか出てこない!』

この日インタビューに応じた
34人中23人およそ7割は
「らいでんスイカ」と答えました。

しか~し
らいでんブランドの作物は
スイカ以外にも
たくさんあったんです!

ということで今回のあぐり王国は
共和町の特産品らいでんブランドに注目!

あるわ…あるわ…
「らいでん作物」のオンパレード!

では早速一緒にお勉強してくれる
あぐりっこをご紹介しましょう。

今回のあぐりっこは、
女子は初登場の小学4年生
佐藤希乃亜(ノノア)ちゃん、
嶋田いつみちゃん。
そして食べることが大好きな
長沼航平(コウヘイ)君、
色々なことに興味津々の
佐藤優成(ユウセイ)君の4名です。
佐々木
「今日私たちがやって来たのは共和町です。
 こちらにズラ~ッと並んでいるのが
 共和町自慢の“らいでんブランド”です」
佐々木
「らいでんブランドとは
 JAきょうわが作る
 安全安心な農作物を言うのですが…
 スイカ!これが代表的な作物のひとつ!」

森崎
らいでんスイカっていったら有名ですよ」

らいでんブランド先駆け「らいでんスイカ」は
栽培を始めて今年で50周年!
現在、生産者86名でブランドを守っています。

森崎
「ほかにも“らいでんスイートコーン”とか
 “らいでんアスパラ”“らいでんカボチャ”
 いろいろと種類があるんですね」

藤尾
「スイカだけじゃなかった!らいでんは!」
 
森崎
「この中からひとつ取材に行くんです」

ユウセイ
「夏と言ったらスイカでしょ!」

ノノア「そうだよね~」

とここで大きな声が…

いつみ「メロン!」

森崎「大きな声で言ったね」

いつみ
赤肉が大好きだからメロンにした!」

佐々木
「赤肉メロンどれくらい好きなの?」

いつみ
「世界を2周半するぐらい好き!」

さて何を取材するのかな?


2013年08月03日(土) |  ハウスの中にまさかのネギ出現!?

数ある“らいでん作物”の中で
今日学ぶものとは?
生産者の谷上(たにうえ)保治さんの
ハウスにお邪魔しました!

森崎
「さあ今日取材するものは何かな?」

ユウセイ「メロンだあ~!」

佐々木
「こちらにあるのは
 “らいでんブランド”のメロンです」

共和町では去年、約5700トンもの
らいでんメロンを全国に出荷しています。
実はメロンの作付け面積・
道内ナンバーワン!
TVの前のみんなが食べてるのも
「らいでんメロン」かもよ!

谷上さん
「これは私たちが出している
 クラウンという品種で青肉です」

森崎
「近くで見てごらん。
 こんなに丸ごとメロンがなってるの
 見たことあるかい?」

あぐりっこ「ない!」

森崎
「気が付いたこと言ってごらん」

あぐりっこ
「クキが太い」「トゲトゲしてる」

触ってみると…
ユウセイ「パチパチしてる…」

森崎
「ほら葉っぱも見事!
 もちろん葉っぱの裏も…」

ユウセイ「うわ~(ザラザラして)痛い

谷上さん
「植物の防御本能だと思うんですけどね。
 虫などから身を守るためのね」

とメロンを観察していたのですが
ここでユウセイがあるものを発見!

ユウセイ「なんかこれ…ネギみたい!」

森崎「なんでだ?」

ユウセイ
「なぜメロンと一緒に
 ネギを植えているんんですか?」

いつみ「気になる~~!」

谷上さん
「ビニルハウスは場所を
 移動できないですよね、畑と違って!
 そうすると同じ所に毎年
 メロンを植えることになるんです。
 毎年続けるとメロンも出来にくくなるん!」

ユウセイ「連作障害?」

森崎「よく知ってるね」

谷上さん
「君は農家やったほうが良いかも!

藤尾「スカウトされちゃった!」

谷上さん
「そう!そこでネギを植えて
 連作障害にならないように努力してるんです」

谷上さん
「ネギから出る菌が
 メロンの連作障害を減らす役割をするんです」

森崎「すげーじゃん!ネギ」

ノノア「初めて知った~!」

藤尾「これは普通のネギですか?」

谷上さん
「そうです!ただ食べる事はあまり
 おススメできないですけど…」

“食べる目的で栽培していないので…”
と止める谷上さん。
しかし藤尾くんは…

パクリ…ムシャムシャムシャ…

藤尾
「ん!けど結構…うわっ…(悶絶)
 辛いっ!

※混植ネギは出荷していません!

佐々木
「他の生産者の方もこの方法で
 育てているんですか?」

谷上さん
「私たちの生産組織は
 この方法を義務付けております」


森崎
「ものすごく自然だし畑にも優しいし!
 私たちの体にも優しくて
 安全安心な栽培方法だよね」


2013年08月03日(土) |  ため息が出るほど…おいひいメロン♪

安全安心ならいでんメロン
特徴を知ったところで
今度はメロンのツルに注目してみよう!

森崎
「これがどこまで繋がっているのか
 みんなで探ってみよう!」

まずツルの先端を探すだけでも大仕事!
谷上さんもあぐりっこも
みんなでツルを持って長さを測ると…

ノノア「3メートル80センチ」

森崎
「わおお~だけど…
 こんなにツルが伸びているのに…
 メロンはたったの2玉??

ユウセイ
「栄養がツルの方に行っちゃったの?」

なんでこんなに立派なツルなのに
メロンが実ってないのかな?

谷上さん
「確かにツルが長くなって葉が大きくなると
 4~5個は実をつけると思います。
 ただ大きくならないんですよね!
 それにメロンは甘さが肝心なのに
 実が多くつくと糖度が上がらないんです
さらに網目の入り方も
よくないものが多くなるということ。
甘くて見た目のよいメロンを
収穫するための「こだわり」なのです!

森崎
「羊蹄山をバックに
 らいでんメロンをいただこ~う!」

イエエエエエ~イ!ヨッシャー
(ハウスが暑かったので
 余計にハイテンション!

さあカットしたらいでんメロン。

いつみ「色がキレイ!」

青肉メロンのクラウンは
皮が薄く食べるところが多いのです。
それでは…いただきま~す。

ユウセイ「うんま~~」
ノノア「みずみずしい」

森崎「メロンが大好きないつみ!」

いつみ「青肉メロンもいいですね!」

まるでメロン評論家のようないつみ!

佐々木
「谷上さんは青肉だけではなくって
 赤肉も作っているんですよね!
 今日はそちらのほうも…」

谷上さん
「ハイ!用意しています!」

『赤肉』と聞いた途端…

大好きなアイドルにも会ったかのように
大興奮のいつみ。

藤尾「ひやーどうしよ~!!」

続いては赤肉のティアラを頂きます。

さてお味は…

いつみ「うん、あま~い!」

森崎「どうだ、いつみ!赤肉!」

いつみ「うん…おいしい…(倒れる)

森崎「ハハハ!クラッときてる

ユウセイも「最高っす!」

佐々木
「ノノアちゃん、どう?」

ノノア
ん??(ムシャムシャ)
 おいひい!
 (カメラ気にせずひたすら食べる)」

森崎
夢中ってこういうことだな!」

霜が降りるのが遅く、
気候が穏やかな共和町では
らいでんメロンの出荷期間が
7月上旬から11月上旬までと
4か月間もあります。地の利を生かし、
その時期にあった品種を選定する事で
長期間の出荷が可能になるのです。

森崎「らいでんメロンの魅力は?」

谷上さん
「4か月間出荷できるということと
 全道一の面積があるから量には自信がある!
 それと日持ちの良さ!」

谷上さん
「最新鋭の選果場がありますので!
 今では日本一の施設だと思っています」

あぐりっこ「うおおっ!」

藤尾「日本一の施設があるんですか?」

ということで、
あぐりメンバーが向かったのは…


2013年08月03日(土) |  美味しさの秘密は日本一の選果施設!

佐々木
「最新鋭の共和町メロン集出荷選果施設に
 やってきました~!」

あぐりっこ「イエエエ~イ」

森崎「最新鋭というのはどんな所ですか?」

JAきょうわ 藤澤明繁さん
「メロンを機械的に選果する
 日本で一番大きな施設になってます。
 そしてメロンの甘みを
 光センサーで測定しているの
 がポイント!」

生産者が持ち込んだメロンが
どの様に選果されるのか見てみよう!

藤澤さん
「“荷受”と言いまして
 今農家さんがメロンを1個ずつ
 黒いトレーに上げてます。
 このトレーに乗せて選果される!」

(各トレーにはICチップがついていて
 1個1個が管理されています)

藤澤さん
「最初の1次検査をします。
 何をみるかというとメロンのお尻!
 お尻は一回トレーに乗せてしまうと
 もう見られる事がないので
 先にお尻を見て良いものだけを流す!」
お尻チェックに合格したメロンは
いよいよ選果場の心臓部へ!

佐々木
「あぐりっこ~こっちこっち!」

選果場全体を見渡せるよう階段を登ると…

あぐりっこ
「うわ~すごい!」
「どこ見てもメロン!」

あぐりっこの下を大量のメロンが
高速で流れていきます。

「すご~~い!」

森崎
「メロンの帰省ラッシュみたいだね」

一面メロンだらけです!

さて選果場の心臓部とは、このエリアの事。

まずはこの箱!
内部品質センサーは光センサーによって
一瞬で甘さを測ることが出来ます。

続いては外側をチェックする外観計測装置。
これも一瞬でキズや変形がないかを
見分けます!
そうして重さを測ったメロンは
規格に分け箱詰め。
このように1つずつ全てのメロンを
厳密にチェックしているのは
全国的にもとっても珍しいんです…

2013年08月03日(土) |  鮮度が命!スイートコーン♪

じゃ~ん もんすけです。
7月下旬の早朝。 
こちらの畑では収穫作業の真っ最中!

もちろん今時期のらいでんブランドを
代表する作物なのですが、
その作物はというと…スイートコーン!

それにしても、なぜこんな早い時間に
収穫しているだろう!?

スイートコーン生産者
出村 勝博さん
「朝早く涼しいうちに収穫すると
 糖度が下がりづらいんですよ。
 あと鮮度が保たれるので
 朝早くから収穫します!」

この日、出村さんが畑に着いたのは
朝の3時半!

スイートコーンが持っている熱が低い
早朝に収穫することで鮮度キープ!
そして甘みもキープ出来るんだって!

一つ一つ手で収穫されたスイートコーン。
この日は2時間半3トン
取ったんだって!
収穫した後には選別作業。
この山のようなスイートコーンは
見事な連携プレーで選別されていました。

まずは長さをそろえます。
硬い芯を電動のこぎりでカット!

長さが揃ったら先っぽまで
しっかり実が入っているか、
大きさはどのぐらいかを一つ一つチェック!

そして4つの大きさ(特・M・L・2L)
に分けます。

こうして選果されたスイートコーンは
休む暇なく出荷場にある「真空予冷庫」へ!

スイートコーンが発する熱を下げるために
芯まで冷やすのです。

そうすることで鮮度と甘みをキープしたまま
出荷出来るんだって!

「らいでんブランド」って
生産者さんの一人ひとりの毎日の努力と、
最新マシンを使っての丁寧な品質チェック、
そして鮮度保持への工夫が
形になったものなんだね!
みんなにたっくさんの
「らいでん作物」を知ってもらいたいな♪

2013年08月03日(土) |  らいでんブランドいただきま~す♪

JAきょうわ女性部さんから
らいでんブランドの
スイートコーンを使った
レシピを教えてもらいましたよ。

※詳しい作り方はレシピコーナーを
 ご覧くださいね!

教えてくれたのは國本まゆみさん、
木村弘子さん、新田宏后さん、
富永 友美さんです。

まずは朝もぎのとうもろこし!

國本さん
「ゆめのコーンを茹でたものです」

あぐりっこ「匂いがすごい!」

森崎「ではいただきま~す」

ユウセイ「うんまっ!」

いつみ「シャキシャキしてる!」

黙々と食べるノノア!

森崎「ノノア。どう?」

ノノア
待って!歯に挟まっている!」

大爆笑!

朝もぎのスイートコーンを使ったスープ。
生産者ならではの驚きの工夫が効いた
一品なんですよ。

コウヘイ
「さっきの茹でたトウモロコシの
 シャキシャキとは違って
 滑らかで美味しい!」

森崎「甘いっ!」

國本さん
「お砂糖一切使ってませんから!」

森崎「少し入れたでしょ?」

國本さん「愛情だけです!」

お次は夏野菜を使ったキーマカレー。

森崎
「うまそ~たまんね~」

ユウセイ「あつっうまっ

森崎「ユウセイ似合うよ」

いつみ
「暑い中食べるカレーって
 意外と美味しい!」

森崎「そうなの!」

佐々木「コーンの食感がいい!」

らいでんスイートコーンを使ったメニューに
大満足のあぐりっこですが
ココで…佐々木アナプレゼンツ!
フレッシュフルーツを使った
スムージーをご紹介!
カットしたメロンとスイカ。
そして凍らせたミルクです!

※詳しい作り方はレシピコーナーを
 ご覧ください!

さてお味はどうかな?
いつみ
「牛乳のシャリシャリ感が
 メロンと合ってます!」

國本さん
「初めてスイカをこういう形で食べて…
 おいしいです!」

ノノア
おいひぃかった!ズズズズズ」

森崎「好き?」

ノノア「(首を振って)うんうんうん!」

佐々木「どうですか?」

ここで佐々木アナ、
ちょっと緊張気味にリーダーに
感想を伺いますが…

ズズズ… ズッ…
             ズズズッ…   ズズズ
(いつみのスムージーを飲む音)

音に気付いてリーダー・藤尾君とも
一気にいつみに視線が集中!

森崎
「うるさいな!」

女性部からスタッフから大爆笑♪

美味しくって美味しくって
なくなっても
まだ飲みたくなるスムージー。

藤尾
「いつみ!メロン好きなのはわかるけど!」

夏の定番メロンにスイカ。
みなさんもらいでんブランドで
暑い夏を乗り切ってくださいね!
---------------------------------------
最後にJAきょうわさんからお知らせです。
「後志アグリフェスティバル」が
今年も開催決定です。
9月7日(土)10時~16時
真狩村・道の駅フラワーセンター特設会場で
らいでんスイカ・らいでんメロンの
販売も行います。
みなさまのお越しを心よりお待ちしてます。

週刊あぐりNEWSの時間です。
おいしい北海道の牛肉に乾杯!
焼肉ガーデンフェスタのお知らせです。

来週の5日~8日までの間、
札幌パークホテルの駐車場で
「2013焼肉ガーデンフェスタ」が開かれます。

これは北海道の牛肉をバーベキューで
もっと身近に味わってもらおうと
開かれるイベントです。
北海道産の味付牛肉230グラムに
ビール2杯がついたお得券1700円を
明日4日まで1500円で
下記の場所で販売しています。
ご家族やお友達を誘って会場に
足を運んでみてはいかがでしょうか?

牛肉をモリモリ食べて、
暑いこの時期を乗り切りましょう。
以上、週刊あぐりニュースでした。

販売所)
大丸プレイガイド ℡011-221-3900
道新プレイガイド ℡011-241-3871

------------------------------------
来週8月10日の放送は
お休みさせていただきます。
 
次回の放送は8月17日
17:00からです。
お間違いなく~!


2013年07月27日(土) |  ♯253 十勝の畑作が支える日本の食・更別編

日本の食料自給率39%。
それに対して北海道は173%!
日本の食料基地とも言われる我らが北海道。
中でも1000%を超える
驚異的な食料自給率を誇っているのが…
十勝エリア!

番組では日本の食を支える
十勝の農業をシリーズで学ぶため、
今年4月、幕別町を訪れました。

畑作に大切な農業技術である
『輪作』とその重要性。
さらには十勝の代表的な輪作作物、
「馬鈴薯」の種芋切りを学んだ一行。

シリーズ第2弾となる今回は…

食料自給率6000%以上!
農家1戸当たりの農地面積、
札幌ドーム8個分!
十勝エリアトップクラスのある村にお邪魔して
現代農業の進化の形を体感します!!

森崎
「さあやってきました!十勝です!
 うわ~これ~ハハハハ

あまりに広大な畑に興奮気味のリーダー!

河野「すごいですよね」

佐々木
「今回は更別村にやって来ました」

河野
「この朝もやの中の畑がまたキレイ!」

佐々木
「更別村は農家1戸あたりの農地面積が
 札幌ドーム8個分!」

森崎
「十勝どこもでっかいですよ。
 更別村はその中でも大きい方だね」

佐々木
「では十勝畑作第2弾ということで
 いつものあぐりっこを呼んでみましょう」

あぐりっこは全員小学6年生!
幕別町から参加の久保穂ノ花(ホノカ)ちゃん
音更町から参加の加藤あまねちゃん。
そして札幌から参加の白石拓也君と、
大澤結唄君の以上の4名です。

森崎
「前回は“輪作”を学んだね。
 この十勝地方、特に幕別では
 何種類の野菜でまわしていた?」

タクヤ
小麦ビート豆類馬鈴薯

森崎「すごいなっ!」

佐々木「覚えてますねえ」

森崎
「僕たちの目の前に広がっているこの作物。
 畑作4品のうちのひとつ!せ~のっ!」

あぐりっこ「ビート!」

森崎「そうですビートです」

佐々木
「更別村には全国トップクラスを誇るものが
 あるんですが、それは…
 一農家さんが持っている
  トラクターの台数!
 トラクターの平均所有台数は…
 4台以上なんです」

森崎「一家庭で?トラクター!」

大規模農業が展開される「更別村」は、
農家1戸当たりの耕地面積が
およそ45ヘクタール。

北海道の平均農地面積の
およそ2倍もあります。
広大な畑で農作業を行う為にも、
トラクターは必要不可欠なんです。

佐々木
「それだけ大規模に農業をやっている場所。
 ということで十勝のトラクターが
 一堂に会する
『国際トラクターBAMBA』という
 大会にお邪魔したいと思います」

森崎
「国際…トラクタ…ばんば
 トラクターでばん馬するの?」

佐々木「ハイ!」

ということで早速会場へ―


2013年07月27日(土) |  圧巻!トラクターのパレード♪

森崎
「賑わってますなあ~こんにちは!
 みなさん“あぐり王国を
 見に来た人たちですか?”」

佐々木
「いえいえ…トラクターBAMBAの会場です」

河野「すごい人ですね」

森崎「露店とかもあるしフェスティバルだ」

2003年に開催がスタートした
「国際トラクターBAMBA」。
1万5千人を超える来場者が
道内各地から訪れるという、
更別村のビッグイベントなんです。

森崎
「あっ早速トラクターがならんでる。
 チョ~かっこいい!」

あぐりっこ
「でかい!」「かっこいい~♪」
 
「国際トラクターBAMBA」の
実行委員長であり畑作農家でもある
木山卓也さんにイベントについて、
色々と教えて頂きましょう!

森崎「そもそもどういうお祭りなの?」

木山さん
「今回で11回目のイベントなんですが…
 馬のばん馬ありますよね。
 あれを馬じゃなくて
 トラクターでソリを引っ張る競技ですが
 全国探しても他には無いイベント!」

森崎「なんで思いついたの?」

木山さん
更別村といえばトラクター!
 トラクターで何かできないか…と。
 したら後ろに何か引っ張って走れば
 協議になるのでは?と思って!」

森崎「誰考えたんですか?」

木山さん無言で自分を指さして…

森崎「やりましたねえ~」

木山さん
「まずトラクターが並んで走ってくるパレード、
 ロードパレードです!」

森崎
「沿道の皆さんず~っと待ってるんでしょ!」
 …何か入ってきたぞ~~

河野「なんか見えてきた…」

すると遠く視線の先に巨大なロボットのような
トラクターが現れました!

森崎「かっこいい~~!」

ユウタ「でかい!長い」
河野「何これ!
こんな景色みたこと無い!
木山さん
「メッチャ感動するんですよ。
 何回見てもたまらない!」

イベントに参加するトラクターを
大勢のギャラリーの前で
披露するロードパレード。

いつもは農作業で活躍している
大型のトラクターが
次々に入場する様はまさに圧巻です!

河野
「けどこんなに農家さんが集まることって
 あるんですか?」

木山さん「ないですね~」

河野
「このお祭りのために集まるんですか?」

木山さん「そうです!」

森崎「すごいなあ」


2013年07月27日(土) |  迫力のBAMBAスタート!
森崎
「こんなふうに注目されることが
 本来ないんです!トラクターは!
 もちろん我々の番組では
 収穫時期とか田おこしで
 トラクターを見ることはありますが
 これはトラクターにとっても
 晴れ舞台ですよね!」

電飾をつけたり
面白い音を出したり…
それぞれ個性あるトラクターが続々と
登場していきますが-

河野「なんか…すごいの来ましたよ!」

佐々木「うわあああ~」

森崎「ランボルギーニだあ~」

河野
「ええ~トラクターにランボルギーニ
 あるんですかあ」

木山さん「はい!ありますね」

森崎「スーパーカーじゃん!」

※ランボルギーニとは
 イタリアの自動車メーカー。

河野「これでいくらするの?」

木山さん「2200万円くらい!」

森崎
「タクヤ、ランボルギーニだぞ。
 知ってるよな?」

タクヤ「はい!もちろん」

タクヤは鉄道・車が大大大好きなんです。

森崎「どうだ。目の前にいるぜ」

タクヤ「迫力があってスゴイ!」

さてロードパレードも大興奮のうちに終了。
いよいよレースがスタートです。

佐々木
「レース会場の目の前にやってきました。
 どういう形で走るんでしょうか?」

木山さん
「長さ150メートル、幅12メートル、
 スラロームになっています。
 トラクターが重りを引きながら
 スラロームしてゴールする競技です」

競技は1レース3台のトラクターによる
トーナメント形式で行われます。
レースはトラクターの馬力別で
3つのグループに分けられ、
馬力の低いグループで1.5トン、
高いクラスでは3トンという、
コンクリート製の重りを引いて
その速さを競います。

さていよいよスタートです。

プワアア~~
スタート合図のラッパが鳴ります。

一気に走り出すトラクター。

畑では力仕事がメインのトラクター。
俊敏そうには見えませんが…

河野「速い!速い!」

森崎「うわうわっカッコイイ~

河野「結構狭いところを行くんだ」

佐々木「すごいコーナリング!」

森崎「すごい!すごい!」

プワアア~~
ゴールのラッパが鳴ります。

このレースは3台ほぼ同時にゴール!

河野「どうなのどうなの?」

佐々木「接戦でしたね!」

木山さん「こんなレースも珍しい!」

出場者たちによる見事な
ドライビングテクニックで
大迫力のレースが繰り広げられる
「国際トラクターBAMBA」。

観客からの大声援が会場に響いてました!

またレース会場のすぐそばには、
多くの子ども達で賑わいをみせる
トラクターの試乗コーナーがあります。
アマネとユウタも体験させてもらい
大満足の様子。

あまね「かっこよかった!」

ユウタ「高さがあって見晴らしがよかった!」

さてここでジャンケンに負けて
トラクターに乗れなかった
大の鉄道・車好きのタクヤから一言を!

タクヤ
「一言いうとしたなら…ええ~~
 乗れて…うらやましいな!

大爆笑のユウタ!

タクヤ、いつかきっと乗れるさあ~


2013年07月27日(土) |  馬耕体験♪ハプニングの予感が…

じゃ~ん、もんすけです!
近代農業に欠かすことのできないトラクター。
十勝におけるその歴史は、
今から50年以上前にさかのぼります。

昭和30年代以降から
トラクターの普及がはじまり、
農業の規模拡大が進められました。

食料自給率1000%を超える
十勝の大規模農業は
機械化と共に進んでいったんだね~

佐々木
「続いては馬耕(ばこう)体験です」

森崎「ばこう体験?」

木山さん
馬で畑を耕す農作業の事。
 それを体験してもらおうと思って」

森崎「それってつまり昔ながらの方法?」

木山さん
昔はこうやって畑を起こしていたんです

森崎
「昔はこれだったんだ。
 これで北海道は開拓されたんでしょ!」

木山さん「そうです」

佐々木
「今日は数少ない
 “馬耕オペレーター”の森浦政明さんに
 お越しいただきました」

森浦さんがオペレートするのは
優しい目をしたリッキー号。

森崎「実際にみてみましょう!」

森浦さん「わかりましたハイハイ! 」

森浦さんが「ハイハイ」と合図すると
リッキー号は前に進み出しました。

森崎「速い!こんなに速いの!」

リッキー号がけん引しているのは
『プラウ』という農耕具。
プラウの両脇にはハンドルがあり
これを握ってプラウの刃を操作します。

森浦さんがリッキーに指示をだし
力強く前進することで
刃が深く土に入り
固い土も耕すことが出来るのです。

リッキーと森浦さんが進んだ後には
ほっこり土が盛り上がっています。

森崎
「こうやって耕していたんだ。スゴイね。
 この広大な十勝平野を馬で…」

木山さん「切り開いてきたんです」

まさに人馬一体となった農法、
「馬耕」を見学したところで、
あぐり一同も体験させて頂くことに!

まず最初は河野くん。

河野「ハイハイ」

合図とともに引きずられる河野君。

スタートとともに危険な香りがプンプン…

河野「ちょっと待って!待って」

森崎「引っ張られてるだけだ~」

森浦さん
「オイオイオイ(止まれの合図)」

河野
「おいおいおいおい…
 これは危ない!これは危ない!
 腰もっていかれます!」

初体験の馬耕に悪戦苦闘しながらも、
少しずつコツをつかんで来た様子。
すると河野が無謀な挑戦に!

河野
「森浦さん、
 一人で行かせてもらえませんか?」

森浦さん「いいよ」
 
ということで河野君、一人で挑戦!

河野「ハイハ~イ!」

リッキー君、
河野くんの合図に素直に従い前進します。

河野
もう僕の言うこと聞くわ!森浦さんどう?」

森浦さん「いい感じだね」

張り切る河野君
河野「ハイハ~イ!ハイハ~イ!(余裕)

と褒められたのも、つかの間…

再び危険な香りが周囲に漂い始めました。




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